2013年10エロパロ79: ◆女性に捕食されるスレ◆ 三口目 (610) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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◆女性に捕食されるスレ◆ 三口目


1 :2010/03/12 〜 最終レス :2013/10/03
前スレ
◆女性に捕食されるされるスレ◆ 二口目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257596973/

男性が女性に捕食される・丸呑みされる・消化される内容のスレです。
食い千切りや丸呑み、同化など内容はそれぞれ。
食べる側も人間の女性、モンスターの女性、雌妖怪雌魔物など、
女性別であれば自由です。 女性が捕食される展開も許容ですが、
別に専用スレがあるので、あくまで男性メインでお願いします。
ニッチなジャンルなのでお互いを許容し仲良くやっていきましょう。
画像支援等も歓迎です。

(確定)創作物用ロダ
ttp://girlfriend.is-a-chef.org/
※グロスカ猟奇的など極端に人を選ぶ内容を投下するときは、 頭に注意文を付けることを推奨いたします。

関連、過去スレは>>2参照

2 :
過去スレ

◆女性に捕食されるスレ◆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213114446/

関連スレ

少女・女性が化け物に捕食されちゃうスレ 復活の5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1263460373/

夢魔・淫魔・サキュバスのエロ画像part3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1198656185/
精液を搾り取られたい方はこちら

フェチ板
たとえ胃の中水の中−被食系妄想・16(一路)胃へ
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1267622530/
こちらは消化系と探索系のみの語らいとなっております

オリキャラ板
捕食されたい
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1160149790/l50
なりきりをされたい方はこちら

3 :
関連スレに追加

淫魔・サキュバスとHなことをする小説 4体目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1261078969/

くわー前スレ>>12見逃してたー。
後足りないとこあったら補足よろしくお願いします。

4 :
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか分からないけど、
一応の覚悟はしてなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!

5 :
みんなもう知ってるかもしれないけど
ekaの喫茶Gさんの「ヘビさん」がかなり良い感じですよ。
等身大丸呑み。

6 :
1乙
あとどうでもいいけど、>>4のスレが面白いことになってて最近覗くのが楽しみだ

7 :
>>5
ギャラリーに纏めたらいいのにねー
英語コメ分からないと上げづらいのかな

8 :
>>5
場所と名前と絵柄は分かったのに検索しても出てこない
その人の作品非公開とかになってる?

9 :
>>8
HNはgotisousamaで、↓の日本語フォーラムってところで活躍してるよ
ttp://aryion.com/forum/viewforum.php?f=97&sid=7d3dc7c3fdaed7cc95ddcf3d9ec35685

10 :
>>9
おお、見れた
ありがとう

11 :
スレまたいですみません。腐肉さんの作品終了記念に描きました
pixivにのせたものをこちらのろだにも上げました。良かったら見てやってください
ttp://girlfriend.is-a-chef.org/up/No_0017.jpg

12 :
>>11
GJ!
悲しい雰囲気が素敵です

13 :
>>11
GJ!!
一気に人減ったなあ…

14 :
実習船を襲うスキュラ娘さんでひとつ

15 :
スキュラとくれば、カリブディスも。

16 :
私は今、千絵嬢の正体が悪魔が新たに作り出した新種のブルンガ(女性体だからブルンゴか?)なのか、
ウルトラ戦士たちに追われて次元を越え怪獣のいない地球にまで逃げてきたボガール族の生き残りなのか
悩んでいる。

17 :
九怨ってゲームの内容と設定が結構素敵だった
それで見たんだがお前ら的に女性が体内に侵入して体を融合させられていくってシチュはどうよ
説明が難しいけど自分の体が徐々に女性の体になっていく感じの

18 :
tsとか憑依変身モノとは違うん?
エイリアンみたいに内側から食い破るのもあるかもしらんが

19 :
>>17
オッキした
俺は自分がスライムみたいなものになって女の子に飲まれるシチュが好きだな〜

20 :
俺は↓こんな感じで頭から無理やり丸呑みされるのが好きだな。
ttp://mon110.sakura.ne.jp/main/009b.html#2
といっても、大事なのは他人の嗜好にも耳を傾けて
いろんな捕食シチュに萌えられるようになるのが一番だよな。

21 :
丸呑み良いよな丸呑み
快楽なんか入ったら何発でもいける
腐肉さんの作品に出会って食い千切りも好物になったけどな

22 :
丸呑み、触手、げっぷ、化け物は半年も続けてもらったので
正直お腹いっぱいです

23 :
何を偉そうに

24 :
>>22パエレ

25 :
またアンチか

26 :
ワロタ何故そうなる
別にアンチじゃねえよ

27 :
何を偉そうに

28 :
>>26パエレ

29 :
またアンチか

30 :
ハンターγ娘

31 :
春休みで暇な奴がいるだけだろ。アンチ扱いされてもキニスンナ。

32 :
だからアンチじゃねえっつーの
おまえらバカ?バカなの?
ねウンチ

33 :
ウンチになってねるなら本望

34 :
pixivのあいざわれっドM氏のセル娘が最高にエロい

35 :
読み手に対して書き手が圧倒的に少ないワケだ

36 :
少ない理由はともかく、このスレの煽り耐性の無さは異常

37 :
自分に対する煽りならともかく
作者さんに対する煽りには言い返したくなる
まあ、そこは我慢するべきなんだろうけど

38 :
まぁ、”○○はもう飽きた”みたいな書き込みはポジティブには働かないからな

39 :
みんな食べられちゃえ

40 :
そんだけ腐肉さんの作品が愛されてたって事だろう
帰ってきてくんないかな…

41 :
魔物娘との生活の第2弾がもうすぐ出るみたいだが、
今回は丸呑みイベントあるのかな。
今、公式サイト見てたら、一応丸呑みする能力はあるみたいだ。

42 :
このスレの住人てピクは見てない人多いんだっけ?
見てないんだったら過去絵晒してみようと思うんだけど

43 :
半々位?適度に報告は上がるけど見てない人もそれなりに居るっぽい

44 :
じゃあピク見てない人用に貼らせてもらいます
2ちゃんのアク禁解除されたのが久しぶりなもんで結構古い絵もありますけどね
新しいネタへの繋ぎって事でここは一つ 見れるかな?
ttp://blog-imgs-15.fc2.com/m/o/e/moerusinigamiinside/200911010041230f6.jpg
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/m/o/e/moerusinigamiinside/20091115015401bd1.jpg
ttp://blog-imgs-37.fc2.com/m/o/e/moerusinigamiinside/201002110201239df.jpg

45 :
エロス

46 :
ちょっと、あんたたち!!
こんなスレッドを立てて非人間的だと思わないの!?
削除依頼を出して消してもらうかどうか分からないけど、
一応の覚悟はしてなさいよね!!
さあ、潰れるざます!
逝くでがんす!
フンガ〜!!
まともに潰れなさいよ〜!!

47 :
うんこしてぇな

48 :
潰さなくても潰れかけだから安心しろ、なんて言ってて悲しくなってきた

49 :
向こうで話題流れちゃったけど捕食されちゃうスレとの統合も考えないか

50 :
一年前の今以上にアレな時期でも必要無しとされた話題出されても・・・
大作来て半年大盛況だったから過疎に思えるがこのスレ大抵こんな感じだぜ

51 :
てs

52 :
統合するかは別として、フェチとしては本質的に近いところがあるかもな。
どっちも女の子と一体化するってところは一緒だし。
俺も、こっちを90%だとしたら向こうのネタも10%くらいは萌えられる。

53 :
投稿してるものの内容は大して差が無いからねー。
共倒れするよりはいいんじゃないの

54 :
てs

55 :
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268023373/
このスレにも多少内容が合いそう

56 :
規制解除ktkr
去勢は肉体を食べられる意味では似ているはずなのに、読んでたら股がきゅっとした不思議

57 :
最初去勢スレに投下しようかと思ってた内容なんだけど
こちらのほうが合いそうだったので。食いちぎり系でケモノ。
残業続きで今月はバイトの給料も多く、何かひとつ贅沢でもしようと
考え、俺は街娼を求め夜の街をぶらぶらしていた。
せっかくの奮発だからとなるべく好みにあう娘を見つけようと
長い時間彷徨っていると、裏路地でその娘と会った。
くせのついた灰色のロングヘアー、大きな胸が零れそうな際どい赤い服、真っ赤な唇。
そして何よりも、なにか物欲しげというか…ほかの娼婦とも違う、
幼さを残す顔つきに不釣合いなその妖艶な目つきに引かれ、
俺は今日はこの娘にしようと決めたのであった。

58 :
「本当は1万5千円なんだけれど、お兄さん素敵だから1万円でどうかな」
これはいい。容姿を考えても相場より安いぐらいだ。
ホテルも彼女がいいところを紹介してくれるらしい。
あまりこの土地に詳しくない俺は素直に付いていくことにした。
始めて利用するその街はずれのホテルは確かに安かった。部屋も
広いぐらいで、昔はソープランドだったのだろうか、部屋の半分は
タイル張りのお風呂になっている。
「さっ早く服を脱いで!」
なんとなくそのホテルに違和感を感じるところがあった。うまくは言えない。
何か異世界にいるような…?
だが第一、普段から頻繁にホテル自体利用する
ものでもなし。気のせいだろうと思い、俺は服を脱ぎ始める。
ふと、すでに全裸になっていた彼女と目が合う。
彼女は半裸に俺をじっくりと見つめていた。さっきの目だ。
それも今度は上から下まで嘗め回すような、どこか嬉しそうな…
さては本物の淫乱というやつだろうか。なんて。
彼女は唾をごくんと飲み込むと、「ねえほらほら早く下も脱ごうよ」
と嬉しそうに急かしてくる。もちろん悪い気はしない。
むしろ積極的な良い娘にあたったものだ。長く探した甲斐があったなとも思った。
「わあやっぱり素敵!おにいさん私の好みだよ〜」
裸を見た彼女のセリフだ。なんとなくの勘だが、
彼女の言葉は営業トークのようなものとも感じない。
…なんて勿論そんなことはないだろうが。

59 :
全裸になった俺はさっそく風呂場のマットに寝かされてしまった。
「あ、あれ?シャワーは浴びなくていいの」
「いいの。私、いっぱいお兄さんのこと味見したいから」
巷で即尺といわれるサービスだろうか。
俺は脚を広げられなんとも恥ずかしい格好にさせられてしまった。
広げた股の間に座った彼女が俺の両足首を掴み、ぴちゃという音を上げながらキスをする。
そのまま脹脛も舐めながらその顔はだんだん上がっていく。
俺の太ももを指でいとおしそうに撫でると、内腿を甘噛みする。
直前で焦らしているのだろう、特に彼女は俺の腿に執拗に舌を這わせ、
撫でたりを繰り返す。
彼女の裸を見たときからすでにギンギンになっていたペニスは
彼女の焦らしに我慢できなくなり先が湿っていた。
とうとう彼女の顔がペニスの前まで来る。
洗っても居ないペニスに鼻を近づけると、犬のようにすんすんと匂いをかぐ。
「香ばしくて美味しそう…わたしおちんちん大好きなんだ」
淫らな言葉を浴びせかけながら、上目遣いで見せ付けるように舌なめずりをする。
口元からまるで犬のようにぽたぽたと涎をたらす彼女。
おいそこまで…?と思った瞬間俺は違和感に気づいた。
彼女の顔が本当に犬のようになっているような…?
そう思った瞬間、彼女は俺の肛門に指を入れると、前立腺を直接刺激してきたのだ。
突然の刺激に驚く俺。戸惑う間もなく、あっというまに射精させられてしまった。

60 :
絶頂から気づくと回りの風景は一変していた。
寝そべっていたマットはまるでテーブルのような板になっており、手足が動かないように
固定されていた。
部屋は先ほどまであったベットはどこへ行ったのか、一面がタイルになっている。
そして一番変わっていたのは彼女であった。
ウェアウルフというのだろう。全身を薄い毛皮に覆われたその体は
3メートルはありそうだ。口には鋭い牙が生え揃い灰色の髪からは狼の耳が生えている。
少し突き出した鼻の先にはマズルが付いていた。
なんとか手かせを外そうと暴れたが体は動かず、叫び声をあげようにも声は出なかった。
「無駄だよ。私、うるさいの嫌いだから声は出ないようにしたんだ。どちらにしろ、
 誰も助けに来ないけれどね」
「ここはね、私たちのレストランなんだ。美味しそうな人を見つけたらつれて来るの。
 この床も血を洗い流しやすくしてあるんだよ」
そうか…最初から何か違和感があった。俺のことを、性的な魅力としてではなく、
この狼女は俺を肉餌として魅力的に見ていたのだ。
「どの人にしようか迷ってたんだけどね、お兄さんを連れてきてよかった。
 太ももとかとっても美味しそうだもん。このおちんちんもね」
先ほど出したばかりのペニスはまだ硬く完全に上を向いたままであった。
まだ俺の術の中に居るのだろうか、こんな状況だというのに、
不思議と恐怖を感じず、俺はまだ強い性的な興奮の中にいた。
そしてなんということだろうか、
俺はこの目の前の美しい獣人に食べられたいとまで
考えてしまっていることに気づいたのだ。
そんなのは駄目だ。早くここから何とかして逃れないと。
だが、どうしても我慢ができない。彼女の求めるままでいたい。

61 :
「それじゃあ、さっきの続きからいこうか。」
彼女は大きい手で完全に勃起した俺のペニスを掴むと、
先ほど出た大量の精液をソースのように塗りたくった。
「香ばしいおちんちんの香りと…ザーメンの匂いが混ざってとっても良い匂い♪
 どんな高級のウインナーよりもこれが一番美味しんだよね」
うれしそうに尻尾をパタパタさせながらじゅるりと音を立てて舌なめずりをする。
まさに餌を前にした飢えた獣だ。
しかしこの期に及んでまだ焦らすというのか。早く味わって欲しい。
「それじゃあ、いただきまーす」
あーんと大きく口を開けた彼女は、俺のペニスを奥までくわえ込み…
そしてそのまま顎の力で難無く食い千切った。
目を細め、ぐちゃぐちゃと下品な音を立てながら、じっくりと咀嚼する彼女。
俺は痛みを感じなかった。むしろもう無いはずのペニスから、
彼女が咀嚼するたびに電撃のような途方もない快感が脳髄を走った。
表面を刺激されるのとは違う、ペニスの細胞のひとつひとつが愛撫されているような、
絶頂が永遠に続くような快感。
ごくり、と音を立てて飲み込むと、先ほどまで俺の体についていたものが
飲み込まれ喉を通っていった。
口元を地に染めながらも、とても嬉しそうに微笑む。どうやら俺の大事なペニスの味は
お気に召したらしい。
「お兄さんのおちんちん、とっても美味しかった」
その言葉を聞くと、何とも嬉しい気分になってしまう。
「次はこっちだね」

62 :
彼女はすぐ下に付いていた皮袋を爪で破くと、その中の白い玉を取り出し、
口に入れる。精子を送り込む管なのか、細いものが股間から彼女の口につながったままだが、
気にせず咀嚼する。
「うん、とってもクリーミーで濃厚な味わい…」
これで俺はもう子孫すら残せなくなってしまったな。だが後戻りもするまい。
「それじゃあ、次はこの肉がいっぱい詰まった足を食べさせてもらおうかな」
俺の右脚を掴むと、内腿を数回ぺろぺろと舐める。
「ここがやわらかくて美味しそうだね」
そしてゆっくり肉の厚いところを
くわえ込むと、がぶりと噛み付き、強靭なあごの力で食い千切った。
俺の肉はあんなにも柔らかいものだったのか。
先ほどの小さい肉と違い、ステーキを貪るかのように豪快に肉を食う彼女。
まるでいつか動物番組で見たライオンの食事のシーンを見ているかのようであった。
肉が無くなり、どんどん細くなっていく俺の腿。
だが、喪失感はない。食われているのは俺のほうだというのに、まるで満腹に
なっていくかのような気持ち。
しかし、血を流し過ぎたからだろう。だんだん意識が薄れてきた。
俺はぬのか。だけど、何とも幸せだ。一つ心残りとしては最後まで食べられたかった…
「ん?もうんじゃったんだ…残念。お尻の肉の味とかも伝えて
 あげたかったのにな」
「ま、いいか。お兄さんのことは残さず食べてあげるからね」
事切れた青年を、そのまま黙々と食べ続ける獣。残った骨や毛髪も
片付けられ、痕跡も残らない。
都会の隅にたたずむその怪物たちのレストランは今日も盛況である。
また新しい餌が一人つれられて…

63 :
このスレ1発目だったか。
哺乳類型の化け物が好きだったので。最後は尻切れだったかも

64 :
はぁ・・・

65 :
GJやでぇ!

66 :
擬人化するとこんな感じか
http://pics.dmm.co.jp/digital/video/snyd00067/snyd00067jp-5.jpg

67 :
うわー何か嫌なもの見た…

68 :
腐肉さんはここ見ているのだろうか
千絵のつづき、読みたいな…

69 :
腐肉厨帰れし

70 :
なんか久々に帰ってきたら寂しくなってんなぁ
ここいらで捕食方法の定義なんか決めてみるのはどうだろうか?
ジャンル分けもしやすくなるしいいと思うんだけど

71 :
職人さんがssせっかく投下してくれたんだから…

>>62GJ 食われる側からの視点のものも読みたかったからありがたい
    肉として見られるってのがとてもマゾくていいな
>>70  そんなもので分けたら住人同士が仲違いするだけだからやめなさい


72 :
>>71
そうか、あいまいな方が良いこともあるんだな
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _- 反省にちょっと食われてくる
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////



73 :
ニッチなジャンルである事を自覚して寛容になるべきなんだよ

74 :
もう10日以上書き込みがないな。
つか、以前、腐肉さんの作品が飽きたとか言ってた奴がいたが、
結局自分からは何も提供しないのな

75 :
>>74
最後の一行は自分自身よく考えてみよう
まぁ俺も提供少数しかしてないから人のこと言えないがな
あらすじはサクッと書けるんだがねぇ・・・こんなのとか
宇宙人が美人のお姉さんに擬態化してて
道端で男と遭遇してお姉さんが「食べてあげる」とか言って路地連れ込んで
男は食べるを別の意味で捉えていて宇宙人はそのままの意味
そしてこの宇宙人擬態を間違ったのか消化器官が殆ど逆転してて
事が始まって男は気付いたら胃袋の中
誰か文を膨らましてくれー><

76 :
そんなに暇なら、またリレーやったら?
隕石等の行為は禁止で

77 :
G-F○rk のリレーみたくコアな設定だけ決めて後丸投げするから頼むってパターンに。

78 :
転載
http://livedoor.2.blogimg.jp/netamichelin/imgs/c/7/c7178845.jpg
これなんてゲーム?
実際に食われたりはしないよね?

79 :
あたりめーだろ

80 :
千絵の絵描きました。
特にグロい訳でもないです。
よろしければ見てくださいな。
http://www.pixiv.net/member.pop?id=1890641

81 :
みれない・・・

82 :
http://www.pixiv.net/member.php?id=1890641
の間違い?

83 :
何が違うんだろうかと思ったらphpがpopになってたのか
それにしても可愛い絵柄で良いなぁ

84 :
可愛い!!是非また見たいです。

85 :
腐肉さんじゃあありませんか!?
カワイイって言ってもらえてうれしいですw
土曜あたりに新しいの上げるので、よろしければまた見てください。

86 :
>>82
間違いなおしてくれてありがとうございました。
皆様にもご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。

87 :
>>84
本物・・・?

88 :
>>86
次回は下げてね

89 :
>>86
GJ!!
カワエエ(*゚∀゚)=3ハァハァ
さあ早く続きを描く作業に戻るんだ!!
てか戻ってくださいorz

90 :
>>86
新しいの見たよ!良いよとても良いよ!

91 :
昨日の深イイ話で
森泉が食べ物に困ったら可愛がっているペットの豚を
食べる的なことを言っていた。
そういや俺、最初のころは森泉キモイと思っていたけれど、
どっかのサイトで人食いそうな顔しているって言われているのみて
好きになったっけ。

92 :
 ルーマニアとウクライナの国境付近。
かつてはトランシルヴァニアと呼ばれ、18世紀の小説家ブラム・ストッカーの手なる『ドラキュラ』の舞台となった地である。
高く天へ突き出した槍のような森の中に、小さな村がある。
長い冬が終わりに近づき、ようやく雲間から日の光が拝める時期が近づいているのに、村は陰気なムードに包まれていた。
まさに、ヴァンパイアにはお似合いの、暗く不景気な集落。唯一の救いは、ドラキュラ伯爵が籠もっていそうな古城が無い事だった。
代わりに、二階建て以上の建物は無く、一番新しい家でも建てられて30年は経つ。
人口は50にも満たず、泥だらけの未舗装の道をじゃぶじゃぶと歩く人々の顔にも、何となく陰鬱な陰が落ちていた。
自動車は無く、主な移動手段は馬という、時代に取り残されたような村は、一番近い都市からも馬で3日はかかった。
その日の夕方、一頭の馬が村へ現れた。
馬にはくすんだ茶色のコートに身を包んだ小柄な人物が跨っている。目深に被ったトラベラーズハットで顔はよく見えない。
こんな辺鄙な場所に用事のある者なんて滅多に居ないから、カッポカッポと泥を跳ね上げて歩く見知らぬ馬と旅人を、村人たちは訝しげに眺めた。
「良かったね、ロンズデイル。」
旅人は馬に声をかけた。
「何とか到着できた。ここなら食料が手に入るよ。」
それから、疲れ切った馬の首筋をぽんぽんと軽く撫でて付け足す。
「お前を喰わずに済む。」
この旅人の噂はものの数分で村中に伝わり、村でただ一軒の宿屋の主人が歓迎しようと道へ現れた。
いや、彼なりに歓迎しようとしたつもりだった。端から見ればただの無愛想な親父だが。
「あんた、どこへ行くんだ。」
主人が馬の前に立ちはだかり尋ねる。
「ここいらに用があってね。」
旅人は馬から泥の上に降り立つと、ぶっきら棒な物言いにもめげず答えた。
「しばらく滞在したいんだけど、おじさん、宿屋とお見受けする。」
宿屋の主人は眉を吊り上げ、旅人を睨み付ける。旅人は彼よりも頭1つ分ほど背が低い。
「外国人か?」
「まぁね。」
主人は暫く、値踏みするように旅人を帽子のてっぺんからブーツのつま先まで眺めると、唸るように言った。
「一晩1000フリヴニャ。レウは受付けねぇ。」
「おぉ、随分とお高いんだね。何か特別なサービスでも付くのかな?」
旅人が笑った。店に戻りかけた主人は真面目そのものの表情で振り返って言う。
「最近はちと物騒なんでな。身を守って寝る場所があるってだけで十分なサービスだ。あんたが、危険を持ち込まない限りはな。」
「気をつけるよ。」
旅人は全く動じた様子無く言って、主人に付いて歩いた。
「厩はあっちだ。」
主人が、いかつい石造りの建物の裏手を指差して言った。
「ありがとう。」と旅人。
「良かったね、ロンズデイル。お前も休め。」

93 :
旅人が愛馬を厩につないで宿屋に入ると、せっかちな親父はもう宿帳に何か記入を始めていた。
暖炉に火が焚いてあり、中はとても暖かい。
旅人は帽子を取って、頭を振るようにして長い髪を解き放った。
宿屋の主人は顔を上げ、客が思ったよりも若い女で、しかもかなりの美人である事に多少驚いた様子だったが、すぐに再び宿帳に目を落として尋ねた。
「あんた、名前は?」
旅人は答えた。
「チエ。蓮杖、千絵。」
親父は一瞬ペンを走らせ、それからふと手を止めると、千絵の方にそのペンを放って寄越した。
「自分で綴ってくれ。」
「うん。」
千絵はペンを拾い上げると、ペン先をちょっと舐めるとごわごわした紙にアルファベットで名前を書き始めた。
その間親父は、千絵の艶やかな舌が尖ったペン先に触れる様を横目でちらちら見ていた。
「こんな田舎に何しに来た?」
親父は尋ねた。ようやくこの客人に個人的興味が沸いてきたようだ。
「ちょっと、噂を耳にしたんだけど…。」
ペンのインクの出が恐ろしく悪いので、千絵は何度も先っちょをぺろりと舐めては宿帳にこすり付けるようにして書きながら言った。
「去年の暮れから、この辺りで妙な事件が起きてた、って。」
「ああ…。」
宿屋の主人は眉間に皺を寄せて呟いた。
「忌々しい。」
「私が聞いたところによると、」千絵は続ける。
「近隣の村を含め、10人の村人が謎のを遂げた。被害者は全員、全身の血液が抜き取られてたとか?一滴残らず。」
「11人だ。」主人が唸る。
「昨日また1人やられた。」
「マラムレシュの方じゃ“ヴァイパイア”って呼ばれてる。」
千絵はさも面白そうに顔を輝かせた。主人はそんな少女を不謹慎と諌めるでもなく、睨み付けたまま尋ねた。
「で、あんたはそれについて調べに来たのか?」
「うん。」
「小娘が、何のために?」
嘲るように笑う主人に向かって、千絵は身に纏った重たそうなコートを、まるでファッションショウのモデルのようにひらりと翻して見せた。
それから楽しそうに笑って言う。
「ヴァンパイアハンターだよ。」

[つづく]

94 :
おお!
わくわくしますなぁw

95 :
ヴァンパイアハンターktkr
どうなるんだ・・・・ゴクリ

96 :
これは…!!
期待せざるをえない

97 :
みんなこんなラノベかエロゲのノリの展開好きなのか・・・

98 :
ヴァンパイアハンター(笑)

99 :
いやいや、ヴァンパイアハンターをハントするのかもよ?

100 :
>>93
腐肉さん…?

101 :
程度の低い煽りには負けずに頑張って欲しいな。

102 :
村全滅フラグ来たな
子供もぱっくんちょ

103 :
腐肉さん本人ですか?
違うなら、勝手にキャラ使うのはマズイんじゃ?

104 :
>>103
マズイって何がだおwww

105 :
>>104
てめえの肉のことでねえか? w

106 :
久しぶりに描きました。
よろしければご覧ください。
http://www.pixiv.net/member.php?id=1890641

107 :
>>106
GJ!
…なんだけど、なんだが紙面の文字が透けてみえてるっすよ

108 :
昨日の仮面ライダーW(第37話)に
人間相手に「私が食べてあげる」とか「いただきます」などと言う
女が出てた。実際食べるシーンはなかったけれど。
すことを食べると表現しているのかもしれない。
次回も出るみたいだから本当に食べてくれたりしないかな〜。
しかしWはこういうの結構あるね。

109 :
でも実際のセリフは怪人形態で言うけどな!
Wは女性が怪人になること結構多いのに
怪人のデザインにまっっっっったく女性っぽさが無くて泣ける。
それさえあればパーフェクトなのに。

110 :
変な虫食べてたよ

111 :
イナゴの佃煮は普通に美味しいのに。

112 :
頭から丸呑みで足じたばたが良い

113 :
マジレンジャー40話は良い

114 :
蛇女の台詞が良いな

115 :
おまいらが好きそうな映画だぞ
http://www.jennifers-body.jp/
http://img822.imageshack.us/img822/8669/58171744.jpg
やっぱり美女に食われたいってのは万国共通なのかなw

116 :
面白そうな映画をありがとう
見に行こう…

117 :
>>115
この人喰い女の役の人は
監督に喧嘩売ってトランスフォーマーの次回作降ろされたんだよなw

118 :
>>115
千絵が映画化されたのか

119 :
>>115
ちょ…まんま千絵www

120 :
住人の中に映画監督がいたとは…

121 :
パニックものはやっぱりいいよなぁ

122 :
狩猟民族の女の子に狩られて少しずつ食べられたい。小さな口でかじられてむしゃむしゃ
初めての狩りだったら初体験させて人生を諭しながら食われて逝きたい

123 :
それは人間なの?

124 :
たぶん、締められてから調理されるから
喰われる感覚は味わえないだろ?

125 :
>122
そこまで構想が練ってあるなら自分で書いてみればいいじゃない
あ、泣き言は聞きたくないよ

126 :
頭をガツンとやられて昏倒したところを逆さに吊るされて頸動脈きられて血抜きして活〆
こいつを刺身で出したら海原雄子さんも満足するんじゃないかな
オレはごめんだがな

127 :
めだかボックスの銃弾食った女、今週で退場なのかな……?
人間も食ってくれるのでは、と期待していたのだが。

128 :
>>127
あー、あれ。俺も期待してたんだけどね。
リタイアの空気だねぇ

129 :
コミックフラッパー今月号(7月号)に載っている
アーサー・ピューティーは夜の魔女 第三夜で
ヒロインっぽい女の子の体が真っ二つに開いて男を喰っていたけれど
(食べている途中で次のシーン行っってしまったが)
この漫画って以前にもそういうシーンあったの?
初めて読んだもんでわからない。

130 :
千絵増殖中だな

131 :
ほしゅく

132 :
>>93の続き

 千絵は暖炉の前で夕食を取った。普通の、“人間らしい食事”だ。
「ワインは?」
オヤジが問うた。
「アルコールはちょっと。お水、もらえる?」
と千絵。
「ここにはこれだけだ。」
そう言ってオヤジは、カップにワインをなみなみと注いだ。千絵は汚物でも見るような目で波打つ血の色の液体を見つめた。
「事件の話、もう少し聞かせてもらえないか。」
千絵は言った。
「最初の犠牲者が出たのが去年の12月28日だ。忘れもしねぇ…。」
「女性?」
オヤジが唸った。
「おれの姪っ子だった。」
「それは…お気の毒に。」
千絵はさも同情するような口調で呟く。
「何かその頃に、いつもと変わった事は?」
「クリスマスの頃には旅回りの連中や、マーケットが来る。厄介事はいつも決まって、“余所者”が原因だ。
それからほぼ一週間に1人、やられた。多い時で2人。」
「犠牲者に共通点は?全員、女性とか?」
「いや、ねぇな。だが小さい村だ。誰もがどこかで繋がってる。」
オヤジは「ふぅ」と臭い息を吐き出した。
「あんたの話が聞きてえな、ヴァンパイア・ハンターだって?」
オヤジの目が、分厚いマントと鎧のような服に覆われた千絵の胸の辺りを探る。
「Dだよ。」
千絵は得意げに衣装を見せる。
「何のこった?」
オヤジは眉を吊り上げる。
「別に。」
千絵はちょっとがっかりしたように呟く。
「マラムレシュじゃ何て言われてるか知らねぇが、お前さん、本当に信じてるのか?“ヴァンパイア”だなんて。」
「不思議な事が起こる場所には、大抵不思議なものが居るもんだよ?」
オヤジは鼻で笑った。頭のいかれた小娘だ、と。
「まぁ、こっちは宿代納めてくれりゃあそれで良いがな。」
-----------------------------------------------------------------------------
 食事が終わると千絵は部屋に通された。
「あれ?他の部屋の違うみたいだけど…?」
千絵は隣の部屋のドアと自分の部屋を見比べて言った。
「姪の部屋だったんだ。」
オヤジが言う。
「そう…いいの?」
「いいんだ、どうせ使っちゃいねぇしな。うちで一番上等な部屋だ。じゃ、ゆっくり休め。」
オヤジはそう言って部屋を去った。
その後姿は、子熊を失った親熊のようだ、と千絵は思った。

133 :
その夜遅く、村が寝静まった頃、宿屋のオヤジはランタンを手に、軋む廊下を例の旅の少女の部屋へと向かった。
オヤジが入ったのは少女の部屋ではなく、その隣の部屋だ。
宿屋には他には客は居ないので、もちろん空き部屋だ。家具は粗末なベッドと小さな机、壁には小さな額だけの質素な部屋。
この部屋に入るのは、姪がんでからというもの久々の事だった。
ランタンの炎を指でもみ消すと、オヤジはまっすぐ壁に向かいその額に手を掛けた。お互いをつつき合う2羽のコマドリが描かれている。
額の向こうは、節くれ立ったむき出しの木の壁だ。オヤジが親指の太さほどの1つの節を軽く叩くと、ぽんと小さな音を立てて節が外れた。
かくして、壁に立派な覗き穴が誕生した。
オヤジは息を荒げて覗き穴に目を近づける。
久々の客が、あんな“上玉”だとは。
姪がんでからと言うもの、溜まって溜まって仕方なかったのだ。
あの少女はまだ起きているだろうか?眠っているだろうか?彼女はどんなネグリジェだろう?
裸かもしれない。変わった女だが、それは悪くない。
だがオヤジの目に飛び込んで来たのは、少女が長旅に疲れた身体を解き放ち髪を結う姿でも、ベッドに横たわる悩ましい肢体でもなかった。
穴の向こうから、ぱっちりとした目が、覗き返したのである。
「ハロー?」
次の瞬間、覗き穴から何かが飛び出してきた。オヤジは植物のツタかと思った。
だが実際は、それは桃色に濡れた少女の舌であると気付く前に、それはオヤジの目玉を貫いた。
「ぎああああああ!!!!!」
オヤジの悲鳴が部屋に響く。
オヤジが暴れるので、恐怖の舌は彼の目の穴からすぽりと抜けた。眼球ごと。
「うぐううううう…」
オヤジは苦痛にのた打ち回った。あまりの痛さのためか、神経をやられたのかは定かでないが、もう片方の目も見えなくなっていた。
その間に舌は壁の穴からするりと消え、小さな穴につっかえた目玉はぽろりと落ちて部屋の中をころころと転がった。
コロコロコロコロ…
その微かな音を聞きつけたオヤジは必で床を手でさぐった。
「目…おれの…目ン玉…」と呟きながら。
目玉を取り返したところで、その後どうするかなど、パニックに陥った男には考える余裕が無い。
その時、ドアが軋む音がした。
オヤジは動きを止める。
ひたひたと、裸足の足が床を踏む音がする。
それから侵入者ははたと足を止め、床から何かを拾い上げた。
「あ…」
オヤジは思わず声を漏らす。それはきっと彼の目玉だからだ。
だがオヤジの耳に聞こえてきたのは、チュル、ゴクンという何かを呑み込む下品な音だけだった。
「さてと、おっさん。」
少女は言った。
「なるほどね。姪御さんもこうして覗いて“オカズ”にしてたのかぁ。もしかして、それだけじゃないかにゃ?
血の繋がった姪っ子を…“食べちゃった”事もあるのかにゃ?」
久々に食べた“ヒト”の味に、千絵は恍惚の表情を浮かべ、床に這い蹲るオヤジを残忍な目で見下ろす。

134 :
「古典的だけど、好きだよ、そういう真直ぐな性欲。一晩くらい腹が減っても我慢するつもりだったけど…」
「た、頼む!もう客に悪さしねぇ…!た、助けて…」
オヤジは闇に向かって命乞いした。
穴の空いた眼窩からどくどくと血が流れ出るのが分かる。頭がくらくらして、意識が遠のく。
「悪いけど…」
千絵は「くっく」と笑い意地悪く言い捨てた。
「良いか悪いかはどうでも良いんだ。」
それから、オヤジの脚に激痛が走った。
「ぎあああああ!!!!!」
次の瞬間、オヤジの身体はまるで映画に出てくる巨大ザメに引き摺られるかのように
物凄い力で乱暴に振り回され、床に叩きつけられた。
「ぐふぅっ…!」
背中に激痛が走る。
「ね、おじさんが“ヴァンパイア”?」
千絵が囁いた。
「ひいいいい…!」
「…じゃ、無いよね。」
千絵は残念そうに言うと、オヤジの醜く太った身体の上にまたがった。
「おじさんは赤頭巾を狙うだけしか脳の無いただの飢えた“オオカミ”だ。どう?知りたい?赤頭巾の気持ち。」
少女の息遣いが荒くなり、オヤジの耳に、聞き慣れない音が聞こえてきた。
まるで何かの肉がメキメキと膨張するようなぞっとする音に加え、液体の滴る音。
「な、何の音だ…?」
オヤジは自分の身体に何かされているのかと、手を振り回したが、どうやら何も異変は無い。
そう思った瞬間、巨大で鋼のように硬い棒状の何かが、オヤジの尻の辺りにあてがわれた。
「な、何だ…?」
尻に擦り付けられた“それ”は更に強くズボンの上から尻を突く。オヤジのイチモツが無意識に硬くなった。
恐らく、恐怖から。
少女の声が耳元で呟く。
「ブチ犯してやんよ。」
「ま、まさか…待て、やめろ…!!」
オヤジがそういいかけた瞬間、強靭な筋肉の束と化した千絵の触手が
オヤジのズボンを突き破り、尻の穴に突き刺さった。

135 :
「ぎやあああああああ!!!!!」
あまりの激痛にオヤジは悲鳴を上げた。
触手は汚物を掻き分け腸の内壁を破壊しながら更に奥深くへと突き進む。
「や、や、やめてくれえええええ!!!!」
オヤジの口から悲鳴とともにゴボゴボとどす黒い血が溢れる。
オヤジの悲鳴を愉しげに聞きながら、千絵は妖艶に腰を動かす。その度に触手はより大きくなってオヤジの無様な肉体を壊していく。
その時、オヤジが射精した。
それが肛門から得る性的な快楽からか、恐怖による興奮状態からかは定かではないが、オヤジの醜いペニスは白濁した粘液をどくどくと吐き続けた。
やがて、千絵の膣をにゅるりと開いて現れた小さな触手が、床に毀れたそれをぺろぺろと丁寧に舐め取った。
その触手は床を嘗め尽くすと、濃厚な精液の源泉であるオヤジの股間に貪りついた。ぐちゃぐちゃと不気味な湿った音が下半身から聞こえてきた。
だがオヤジには不思議と、痛みはもう無かった。温かなものに包み込まれて、気持ちが良い。
実際にはその小さな触手が凶暴な正体を現し、チューブ状に変形したかと思うと、バキュームカーのように
彼の太った下半身を千絵の胃の中へ吸い込んでいたのだが、目の見えないオヤジはそうとは知らない。
「怖い?気持ち良い?」
千絵が優しく囁いた。
「苦痛と快楽は紙一重でね、おもしろいんだ?
ある人は、視覚とか嗅覚とか、そういう感覚を失うと、他の感覚が強くなるって説を唱えた。
だからおじさんは今ヒトを超えた感覚を味わってるんだ、分かる?」
それから、ゴリッ、ブシュッ、ゴキュッという音が部屋に響き、尻から挿入された触手がオヤジの喉を顎を砕き、口から外へと飛び出した。
「まぁいいや、私も気持ち良いよ。」
千絵は触手に貫かれたオヤジの残骸を、物干し竿に引っかかった襤褸切れのように乱暴に揺さぶりながら、胃の中に引きずり込み始めた。
視覚、嗅覚、聴覚を全て奪われたオヤジは、やがて怪物の胃の中に納まった。
そこで彼を待っていたのは、痛覚や触覚、ホモ・サピエンスの経験しうるあらゆる感覚を超越した、圧倒的な快楽だった。
全身が解かされ、少女と一つになっていくのが分かる。
それこそが人類の到達すべき至高の幸せだ、とオヤジは、ちっぽけな脳みそが溶かされるまでの間に考えた。

136 :
>>132
GJである

137 :
ちょっとテスト

138 :
てす

139 :
このssの題名とか考えたらどうだろ?

140 :
>>139
それは腐肉さんが書いた千絵?
それとも今の?

141 :
>>140
多分違うと思う

142 :
HOSHU

143 :
>>141
違うってどういう意味だ?
文脈的に分からん。
今バンパイアハンター書いてる人と腐肉さんが違う人物って意味?

144 :
エロ小説とラノベの違い

145 :
保守的な

146 :
保守

147 :
今俺が小説を投稿したとして
見てくれる人はいるんだろうか…

148 :
ここにいるよ!
てか、専ブラの人はタグ開いてるだろうし
投下されたら読むでしょ

149 :
口を開けて待ってるよ!

150 :
ttp://nashire.sakura.ne.jp/novel/other06.html
ガチ食われ物みつけたので転載

151 :
ジェニファーズボディを観たが
全身喰い尽くさないし、喰われた人数も少なかったのでイマイチだった・・・
やっぱり、腹の口がガバっと開いて丸呑みとかが好きだ。

152 :


153 :
この沈黙・・・皆食われてしまったのか

154 :
ヴ〜…

155 :
暇ならミリア戦記の体験版をやってみれ
脳内変換を駆使すればきっと悪い思いはしないはずだ

156 :
捕食シーンがエロく書けん
エロとグロを両立させんの難しいわ

157 :
エロだけでいいじゃない

158 :
どういうの描いてるの?丸呑み?

159 :
>>158
丸呑み

160 :
保守

161 :
こういう妖怪変化娘にもぐもぐされるのも良い

162 :
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=13200056
おわぁ、こんなの

163 :
ほす

164 :
 翌日早く、宿屋の主人の遺体が発見された。
村の医者イヴァノフは頭を抱えた。この数ヶ月、もはや体は見慣れていたが、それは全身の血液を抜かれて干乾びた体に限ってだった。
この体は違う。
運び込まれた際、彼は吐き気をもよおした。宿屋の主人が知人だったというだけではない。それを言うなら、この小さな村では全員が知り合いだ。
肉の殆どが削げ落とされたかのように消え、残った肉も不気味なピンク色のゼラチン質に変質しひどい臭いを発していたからだ。
まるで強力な酸に溶かされたようだ、と医者は思った。とすると、人。
だが、その晩宿屋に泊まっていたのは10代半ばくらいの少女だけだと言うし、そもそも彼は一晩のうちに人体を
全て溶かしきるほど強力な酸がこの世に存在するなどとは考えられなかった。
そこで彼は、早くも噂を聞きつけた村人たちの強い勧めもあって、その日のうちに埋葬を許可した。
悪臭を放つ体を、長いこと診療所に置きたくない、という気持ちもあった。
葬儀の後、帰宅してウォッカの瓶を空けた彼は、数十年来の知人のに際しそんな感情を抱いた事を嫌悪し涙する事になる。
例の吸血鬼事件のせいで、村人はに対して鈍感に、不気味な出来事に対して敏感になっていた。
不可解なものには、早めに蓋をしてしまえ、と言う訳だ。
そういう事で、オヤジの骨だけが納められた軽い棺にも午後には蓋が釘打たれ、夕方には村はずれの墓地に埋葬された。
葬儀の間中、暗く冷たい墓穴に粗い造りの木製の棺が沈められるのを見守っていた参列者たちは、
葬儀の場から少し離れた場所に立つ、長いコートに鍔の広いテンガロンハットといった奇妙な井出達の少女の様子をちらちらと落ち着かなげに覗っていた。
彼らはひそひそと噂し合った。葬儀の間にも「よそもの」という言葉が幾度か、千絵の耳に入ってきた。
「あんた、何者なんだ?」
しゃがれた声が千絵に尋ねた。
彼女が振り返ると、そこには老医者イヴァノフが立っていた。
「アニメ、見ないの?」
少女はどことなく不満げに尋ね返す。
「何の話だ?」
「別に。私はただのさすらいのヴァンパイアハンターですよ。」
「よしてくれ。また一人されたんだ、世にもおぞましい遣り方でな。あんたが来たその日にだ。はっきり言って村の連中はあんたを疑ってる。
冗談言ってる時じゃあないんだよ、嬢ちゃん。」
イヴァノフは苛立たしげに一息にまくしたてると、ぜいぜいと息を付いた。

165 :
千絵はそんな老人の様子を冷ややかに見つめながら徐に口を開く。
「あなたはどうなんです?私がったと思っていますか?」
「ふん。」
イヴァノフは鼻を鳴らした。
「あんたみたいな小娘にあんな芸当は無理だ。というか、人間業じゃない。」
「人間じゃ無いかもよ?」
千絵はにやりと笑って、意地悪な眼差しを老医者に向けた。だがイヴァノフはまた「ふん」と鼻を鳴らしただけだった。
「それでは、私を信用してくれるという事で、一つ先生にうかがおう。」
千絵はゴシック小説の探偵さながらの気取った口調で言ってみせた。
「最初の犠牲者、宿屋の姪御さんの遺体を診たのは先生ですか?」
「そうだ。全部おれが診た。」
「彼女が、他の犠牲者と比べて何か変わった点はありませんでしたか?例えば…歯形とか。」
医師の表情が変わった。
「何で知ってる?」
千絵は肩を竦めてみせる。
「ヴァンパイアハンターだもの。それで、違ったんだね?」
医師はベールのように垂れたふさふさした眉毛の向こうから、千絵を見つめた。ただし、先ほどのような懐疑よりも、純粋な疑念の眼差しだ。
この娘は何者なのか?
だがやがて彼は埒の明かない問題を考えるのを止め、語り出した。
「アナの遺体は、首のところがズタズタにされていた。最初は、けものかと思った。だが…歯形はどう見ても、人間のだった。
アナの体には血が一滴も残って無かった。その上…そのおぞましい奴は、アナの血を一滴残らず吸い尽くしてもまだ足りなかったようだ。
あんまり強く吸われたもんだから傷の周りの肉が裂け、首の骨と、鎖骨と頚椎が粉々になってた。」
「でも、事件が進むにつれて…?」
千絵が先を促した。
「今日んだクルトは例外として、そうだな…こう言っちゃ何だが、奴は腕を上げて行った。傷口はどんどん小さく綺麗になってった。
終いには、でっかい2本の犬歯だけで動脈に穴を空け、そっから血を抜き取るようになった。
だが…どうも腑に落ちないのは、歯形そのものが、変容しているように見える。」
「つまり犯人は、犯行を重ねるに連れて“進化した”、と。」
少女はそう言って、なぜかにっこりと微笑んだ。うまい冗談でも言ったつもりなのだろうか。
だが枯れ果てた老人の目から見ても、その様子はとても可愛らしかった。

166 :
「クリスマス前、村にマーケットがやって来た直後から体調を崩した人はいませんか?」
千絵が尋ねた。少女の笑顔に見惚れていた老人はふと我に返る。
「あ、ああ。ただし大勢だ、手掛かりにならん。その頃は風邪が流行ったからな。」
「じゃあ、その中で宿屋のアンさんと親しかった人…特にその後あまり外出しなくなった人とかは?」
イヴァノフは少し考えて首を振った。
「分からん。アンは皆に好かれてたし、事件のせいで、皆極力外出は避けとる。」
「村を出た人なんかは?」
「おらん。」
イヴァノフはまた首を振る。だがその直後、何かを思い出したように手を叩いた。
「そう言えば、一人気になるのが…いや、お前さんの話を聞いて思い出したんだが。」
医師は重大な情報に勿体付けるように咳払いして告げた。
「村の外れにイエネフスキーという屋敷がある。そこの子供が…アンが名付け親だ。その子が熱を出したと、クリスマスに往診したんだが、
それ以降様子を見に行こうとすると両親は“もう治ったから”と面会を断るようになった。」
「それから、姿を見ていないんですか?」
「いや、一度…あれは…そう、ちょうど5番目の被害者がされた夜だ。遅い時間、往診を終えて帰る途中、母親に連れられて屋敷に入っていくのを見た。」
「何時頃ですか?」
「10時は回ってたな。」
「そんな時間に、子供を連れて何をしてたんでしょうかね。」
そう呟くと、千絵はまた一人にこりと笑った。
彼女が笑顔を見せるタイミングというのは全く以って謎だが、医師にはまだあどけなさの残る少女の微笑みに見えた。
だが千絵を知るものならば、彼女の別の面を見て取っただろう。邪悪に歪んだ残忍な笑みを。

イエネフスキー家は成る程村医者をして“屋敷”と言わしめるほどの一際大きな建物ではあったが、
豪邸という雰囲気は無く、巨大な丸太小屋といった趣だ。
千絵が屋敷の門をくぐった頃にはもう3時を回っており、日は傾きかけていた。
墓地から真直ぐ村をつき切れば、千絵の足なら30分もかからないのだが、その前に千絵は村を歩いてあちこち見て回った。
建物の配置等、村の立地を把握しておきたかったのだ。無論、散策の間に村人と出くわせば必ず怪訝な目で見られたが。

167 :
 千絵はガラス戸の填められた重そうな木の扉を3回ノックして返事を待った。ガラス戸にはワイン色のカーテンが掛けられており、中の様子は全く見えない。
やがて扉の向こうでパタパタと足音がし、カーテンの端が少し動いたかと思うと、陰から神経質そうなグレーの瞳が現れ、千絵を凝視した。
「誰?」
瞳は上ずった女性の声で言った。
「通りすがりの旅人ですが、ご子息、ヴラド君のことでちょっと…」
「帰って。」
千絵が言い終らない内に、グレーの瞳はそう言い放ちカーテンの向こうに消えた。
「ご子息には、悪魔が憑いておられる!」
千絵は声を張り上げた。
暫くは応答は無かったが、ややあってカーテンが再び恐る恐る持ち上がり、グレーの瞳と、今度は骨ばった鼻までがガラス戸の向こうに現れた。
「どういう事…?」
「今、悪しきものがご子息を支配しようとしている。
お母上はご子息が変わってしまったとお思いでしょうが…そうではない、全ては悪魔が、ご子息に“やらせた”事なのだ。」
「あああ…!!」
カーテンの向こうで悲痛な叫びが上がり、瞳から一気に涙が溢れた。
「でも、今ならまだ間に合います。」
千絵は吐息でガラス戸が曇るほど近づいて囁きかけた。
次の瞬間、がちゃがちゃと低い金属の音がしたかと思うと、ぱっと扉が開かれた。
扉の向こうに居たのは、冷たい石の床に膝を付いて涙を流す、見るも哀れな一人の女性だった。声の感じから高齢に思えたが、まだ30代半ばと言ったところだろう。
痩せているというよりやつれて肌もぼろぼろになっているが、千絵にはその下の肉はまだ健康である事が臭いで分かる。
千絵は思わず舌なめずりしないよう堪えるので精一杯だった。これからが芝居の見せ所だ。
千絵は思い切り尊大に、同時に精一杯の憐憫を込めて跪く女性を見下ろした。
「あ、あな…あなた様は…どういった方で…?」
女性は千絵にすがるように手を延ばし尋ねた。
家庭、特に子供に関する悩みを抱えた女ほど、心に付け入りやすいものは無い。千絵は食欲と共に笑いが込上げるのを抑えて威厳たっぷりに言った。
「私はヴァチカンよりご子息をお救いするために遣わされた祓魔師…エクソシストですよ。」

168 :
もういいよ

169 :
まあだだよ

170 :
細切れ投下ホントやめてくれ。見辛い。
投下すんなら完結させて一気に投下がマナーだろ。

171 :
>>170
言ってる事は分かるけどそれは書いてる人の都合にもよるだろ・・・
話の設定だから要ると分かっててもエロ無しか・・・と思うのは俺だけでいい

172 :
つか、作品書く人のモチベーション下げるようなこと言うなよ…マジで
ただでさえ書き手が少ないのにこんな調子じゃ廃れる一方だ

173 :
10月だ、保守

174 :
静かだな
皆喰われてしまったか・・・

175 :
へ、へへ・・・
ここに隠れていれば大丈

176 :
ちょっと聞くが、GTSってこのスレの住人的にはアリなん?

177 :
自分は有りですよー?

178 :
Katelyn Brooksとか好きだお

179 :
人生がまるで変わってしまうような経験がある。
僕の場合、それは世界をも変えてしまうような、ビッグな出来事だった。
それはとある静かな農村で始まった。
夏休みで叔父さん夫婦の営む牛牧場へ遊びに来ていた僕は、退屈で退屈でしょうがなかった。
朝の6時に起されたのもあって、気が立っていたんだろう。
いつもならあんな事はしない。
牧場の近くの山道脇に、小さな祠が立っている。
あまりに古くていつ経ったかも分からない、文字も崩れて何が書いてあるかも読めない石版が立っている。
もしかしたら日本語ではないのかも。
村の人たちも、それを拝んだりお参りしたりせず忘れ去っているようだった。
だがちょっと立ち止まってみれば、それが異様な妖気を放っているのが分かったはずだ。
いつもならそんな事はしない。
気が立っていた。
でもさすがに、それを倒したのがまずかった。
最初に、山道が震えた。僕はダンプカーか何かが近づいているのかと思った。
だがすぐに、山全体が大きく揺れているのに気付いた。
地面の下で、何かが動いている。何か大きくて強いものが。
木々が根を張った地面もろとも吹き飛ばされ、ごろごろと巨大な岩の塊がまるで容器からこぼれる飴玉のように斜面を転げ落ちた。
次の瞬間、中で巨大な爆竹が破裂したかのように、大きな山は粉微塵に吹き飛んだ。
僕は自分の身を守るために祠の中に逃げ込んだのだが、降り注ぐ山の破片で近くにあった民家が数棟押し潰されるのが見えた。
やがて揺れが収まって外へ出ると、山は跡形も無く平坦な荒地と化していて、その隅っこにぽつんと祠が立っていた。
その時、ズンッ!という大きな音と振動と共に、何か巨大なものが祠のすぐ隣りに振り下ろされた。
その衝撃で、ボロ祠は完全に倒壊した。
僕は自分の目が信じられなかった。
そこにあったのは、車よりも巨大な人間の足だったのだ!
僕の目は、足につながったふくらはぎを追って遥か上へと移る。
すると飛行船ほども巨大なひざが、頭上へと迫ってくるところで、僕は思わず悲鳴を上げた。
だが膝は2階建て家屋よりも少し高いくらいの位置で静止した。
僕は恐る恐る後ずさった。
すると突如現れた巨大な人間が、僕の前にしゃがんでいるのが判った。
僕は唖然として言葉も出なかった。
目の前に巨人がいる事自体ももちろんだが、最も僕を驚かせたのは、それが女の子だった事だ。
齢は僕より少しお姉さん(大き過ぎて身体つきから判断できないので分からないが)で、古代の戦士が着る甲冑のようなものを着ていた。
髪の毛の色は薄く、ほとんど白に近い。
顔立ちも明らかに日本人とは違うし、おまけに遊園地のアトラクションのように大きいが、それでも絶世の美少女である事は否定できない。

180 :
少女がぐぐっと屈み込み、その巨大で美しい顔を僕に近づけた。
僕の居るあたり一面が日陰になった。
「おまえ、小さいな。」
それが巨大娘の開口一番だった。
怪獣のような声を想像していたけれど、案外とあどけない声だった。
ただし、彼女が喋ると耳がキーンと鳴り、台風のような突風が巻き起こるが。
「なぜそんなに小さいのだ?」
「な、なぜって…」
僕は途方に暮れて呟いた。
巨大娘と会話している!
「ふ、普通サイズ…だと思うけど。」
「おまえの部族はみんなそんなに小さいのか。変わってるな。」
少女は自転車のタイヤほどもあるそのくりっとしたかわいい瞳で僕をまじまじと見つめ、巨大な腕をのばし、巨大な指で僕を突いた。
軽くちょん、と疲れただけだが、あまりの力に僕は後ろに突き飛ばされた。
「や、やめて…!」
「脆いな。これくらいで倒れるとは。」
少女は小さな僕を見下ろし、意地悪くほくそ笑み、丸太のような巨大な指で僕をひょいとつまみ上げた。
「うわっ!!」
あっと言う間に僕は目も眩むような高さまで持ち上げられ、彼女と真正面から対面した。
「おまえの部族を制圧するのは簡単そうだな。おまえは捕虜だ。命が惜しくばおまえの部族の元へ案内せよ。」
「ちょ、ちょっと待ってよ…!」
僕はパニック。
「そもそもキミは何者なんだ!?」
「妾に向かってキミとは何だ。妾はメルト。誇り高きウラノスの子にして、ティタンの姫だ。」
「ひ、姫!?」
「様を付けろ。」
「話が見えない…。」
「この世を統べるべき種族の末裔だ。」
そう言ってメルトは僕を高々と掲げた。
「周りを見ろ、征服すべき土地がこんなにある!
現支配部族を根絶やした後にティタンは再興し、再び世に残虐と暴虐の限りをもたらすのだ!」
「あのぅメルト…」
「何だ?」
「恐らくその…キミのようなその、大きな人たちの一族がもし存在していたとしても、今の世の中には…その…。」
「何だおまえ、さっきから、まるで生まれてから今までティタンを一人も見たことが無いような口ぶりだな?」
「…。」
「そんな訳は無かろう?」
「いやぁ…。」

181 :
「だって…我らはこの世の支配者だぞ?
おまえのようなちっぽけで軟弱な部族など、我らの足元で震え暮らす日々だろう?
百歩譲って…百歩譲って、おまえらのような下等部族に我ら高貴にして強大なるティタンが何らかの情けを掛け生存することを許したとしても…
だって、我らこんなに大きいんだぞ!?一回くらい見たことあるだろ!?」
「ごめん…今は僕ら…人間が世界の支配者なんだ。」
メルトと名乗る巨大な少女は愕然と膝を付いた。
その衝撃で僕は朝食を戻しそうになり、地上では大地震が起こった。
「絶滅…だと?」
「お気の毒だけど…そのようだよ。」
「ふっ…それほど…長い月日が経っていようとは…。」
メルトは力なくうな垂れた。
「ふはははははは!!!!!」
かと思ったら、邪悪な笑みを浮かべ高笑いを始めた。
「まだここに一人残って居るわ!妾を誰だと心得る。邪知暴虐にして残酷礼賛至上の王女メルトであるぞ!絶滅がなんぼのもんじゃい!!
こんなゴミクズのような下等生物(と言って僕をぶんぶん振り回す)、何匹束になろうと妾一人で踏み潰してくれる!!」
彼女は再び立ち上がった。
立ち上がると、もはや下を見ただけで心臓が縮み上がるような高さになる。
「手始めにおまえ、食ってやる!」
「えぇっ!?」
「高貴にして偉大なるメルト姫の胃袋で消化される事をありがたき幸せと心得よ!」
メルトは小さな池ほどもある巨大な口をあんぐり開けて、僕を放り込もうと掲げ持った。
大きな本ほどもある真っ白な尖った歯がびっしりと並んでいる。
彼女は肉食なんだ!
僕の身体など一噛みで一たまりも無いだろう。
「ちょ、ちょっと待って…!」
「何だ?命乞いなら聞くぞ。」
「えっ、聞いてくれるの?」
「聞いた後に、妾に命乞いする愚かさを嘲り一蹴してから食う。」
「で、でも…そんな事をしてもキミの…」
「ひ・め・サ・マ。」
「ひ…姫様の一族は帰って来ない…です…よ?」

182 :
そんな事を言っても無視されると思ったが、意外な事にメルトはちょっと考えるように首をかしげた。
「つまりおまえが言いたいのは、オスが一人でも残らないと子孫を残せない、という事だな?」
「へっ!?い、いやっ…ちがっ…」
「なるほど一理あるな。だがおまえのような小さいものが妾の…その…」
メルトは言いよどみ、頬をぽっと赤らめ、目をちらと僕から反らして言う。
「え、えっちな事…出来るのか?」
「や、やってみないと分からないだろう!?」
…何を言っているんだ僕は。
「おまえ、まだ子供だろう。出来るのか!?」
「そっ…そういう…姫様だって…」
「わっ、妾は出来るぞっ!?ぜ、ぜぜ全然、問題ない!!」
「ほんとに?」
「も、もうやりまくりだっつうの!は、はは…」
メルトは力なくうな垂れた。
彼女の一挙手一投足が一々僕をジェットコースターのように振り回しなぶりものにする。
お陰ですっかり吐きそうだ。
「わ、分かったよ…おまえは生かしておいてやる。」
「ほ、本当!?」
ゲロだけでなく、涙も出そうだ。
「試してみるまでの間は、な。」
メルトはもじもじと恥ずかしそうに呟いた。
「だが他のニンゲンは別だ。」
「えっ…」
「嬲って、弄んで、皆しにしてやる。」
メルトはくっくっと残酷に笑う。
「そうと決まれば、早速腹ごしらえだ。」
そう言って、メルトは僕をひょいと頭の上に乗せズシンズシンと地球を揺らして歩き出した。
僕は振り落とされないように白いワイヤーのような彼女の髪の毛にしがみ付いた。
「ひ、姫…様っ!」
「何だ?ニンゲン。」
「ひ、姫様は…何を召し上がるのですか!?」
「それはもちろん…」
メルトはぺろりと巨大な舌で唇を触れ、何千年もの間何も口にしていない飢えた腹を巨大な手で撫でた。
「妾より小さな生き物、全てだ!」


つづく!!

183 :
ズシン!ズシン!という地鳴りを立てながら、彼女は歩いた。
アスファルトの舗装道路を踏み抜き、森を踏み潰し、草原を踏み躙った。
「あの小さな木でできた箱が、おまえたちの住みかなのか?」
「そ、そうだけど…ニンゲンを食べるのは駄目!!」
「妾が助けると言ったのはおまえだけだ。それも使えぬか使えても用が済めば、おまえも胃袋へ直行だ。」
「そんな…」
でも僕は今は自分の事よりも他が気掛かりだった。
なぜなら彼女が向かうその先には、叔父さん夫婦の牧場が見えているからだ!
「ひ、姫様…そっちの家より、こっちの牛舎の方が良いですよ!」
「なぜだ?」
「そりゃ…こっちの方が大きいでしょ?」
「それもそうか。」
そう言うと彼女は立ち止まり、屈み込むと牛舎の屋根にその巨大な手を掛けてベキベキッといっぺんに引き剥がしてしまった。
牛たちはパニックを起しブモーと鳴きながら逃げようとするが、鎖で繋がれているので逃げられない。
僕は心の中で彼女らに「ごめん」と呟いた。
「何だ、ニンゲンではないではないか…まぁ良い。」
そう言って彼女は、何百キロもある牛を一度に何頭も捕まえると軽々と持ち上げ、口の中に押し込んだ。
僕のいる頭のすぐ下で牛たちの断末魔が聞こえ、その体をバリバリと噛み砕く振動が頭蓋骨を伝って響いてくる。
悪夢のようだった。
僕はただひたすら、彼女のお食事タイムが早く終わる事を祈った。
「げふっ。」
やがて耳をつんざくようなゲップをして、彼女はどっかりと牛舎脇の牧草地に腰を下ろした。
やっと満腹か?
恐る恐る遥か眼下の牛舎を覗き込むと、何十頭もいた牛は一頭も居なくなっており、
たべかすが所々に飛び散っていて、僕は吐きそうになった。
「おい、ニンゲン。」
彼女が不満げに僕を呼ぶ。
「全然足りない。」
「えぇっ、あんなに食べたのに…!!」
「体の大きさ考えてみろ。」
その時、下の方から耳慣れた声がした。
「牛をどこへやったこの化物!!」
僕ははっとして下を見ると、猟銃を手にした叔父さんが憤怒と恐怖の顔でこちらに向かって来るところだった。
「おじさ…駄目だ!!」
僕はそう叫んだが、時既に遅し。

184 :
巨大な少女の手が叔父さんを引っ掴むと、悲鳴を上げさせる間もなく、ぽいと口の中に放り込み、バキッと一噛みにしてしまった。
「やめろおおお!!!!」
「ああ?どうしたニンゲン?」
彼女はゴキュッと音を立てて口の中のものを飲み下し、あっけらかんとして尋ねた。
「ぎゃああああああ!!!!!!」
その時また下から声がした。
「あんた、あんたあああ!!!!!」
今度は叔母さんだ!
「やめるんだメルト!!」
僕が叫んだときには、目の前で夫を噛み砕かれた哀れな叔母さんは巨大な少女の手中に納まり、恐怖に顔を引きつらせがたがたと震えていた。
「もしかして身内か?」
「叔母さんだ…さっきメルトが食べちゃったのが叔父さんだよ…。」
「ふぅん、残念だな。」
メルトはそう言ってくぱぁと口を開け、叔母さんに迫った。
「お願い…やめて…!」
「約束じゃないだろ?」
「メルトには心が無いの!?」
メルトは意地悪く笑う。
「妾は全ての生き物が妾という強大にして絶大なる存在に苛まれ泣き叫んでいれば幸せだぞ?」
僕は泣き出した。
女の子に泣いているところを見られて屈辱とか、そんな事はどうでも良かった。
メルトは僕の啜り声を聞き、ぽりぽりと頬を掻いて言った。
「分かったよ、仕方あるまい。こいつだけだぞ?」
僕は顔を上げた。
「あ…あ…」
「ありがとう。」そう喉まで出かかった時、メルトが言った。
「あれ、すまないニンゲン。力の加減が出来なくてな…おまえの叔母とやら、握り潰してしもうた。」
僕は声も出なかった。
絶望のどん底に叩きつけられたように感じた。
「悪かった。」
メルトが言った。
心の籠もった言い方ではないが、一応本気で気を遣っているのか、いつものような悪意の籠もった言い方ではない。
彼女は手の平でぐちゃぐちゃになった叔母の残骸を見下ろし言った。
「代わりと言っては何だが、これはおまえの叔母な訳だ。なら、もし今後世界を蹂躙していく上でお前の両親に出会ったら、その時は…」
「無駄だよそんなの!!!」
僕は叫んだ。
「僕には…両親はいないんだ。」

185 :
「何と!」
メルトは心底驚いたような声を上げた。
「まさかの無性生殖か!」
「違う。両親は離婚して…父さんは僕らを捨てた。母さんも先月、んだんだ。事故で。」
「それは…残念だが…ああ、でも良かった、本気で驚いた。」
「来学期から、叔父さん夫婦の家に住んでこの近くの学校に通う予定だった。」
僕は、牧草地の向こうにある叔父夫婦の小さな家を見つめた。
「いいよ、もう…何もかも。」
「許してくれるのか?」
「キミは姫様だろ、僕みたいなちっぽけなやつの許しを請うのかい?」
「それは…まあな、許してもらわないと、その…まずいだろう?
わ、妾としては力ずくでやってしまうのもや、やぶさかではないが…その、え…えっちな事する時。」
その話をする度に、メルトは恥らう。
不覚にも、身長数十メートルの女の子でも、ちょっと可愛いと思ってしまった。
「じゃあ、そこにあるその小さな家、ぶっ壊してしまってよ。
そうしたら許すよ。」
「…いいのか?叔母さんの家だろ?」
「やって。」
メルトは車ほどもある巨大な足を振り上げ、サッカーボールを蹴るようにして大草原の小さな家めがけて振り下ろした。
一瞬、家はサッカーボールのようにポーンと遠くへ飛んでいってしまうかと思ったが、実際にはあまりの威力にその場で粉々に砕け散った。
家の破片はここからでは塵のように見えるが、実際にはあれは木片や瓦礫だ。
それらは空高々に舞い上がり、スローモーションで落ちていった。
「満足か?」
「まぁ…ね。」
僕は眼下の瓦礫の山から、前方へ目を移した。
この小さな山村だけでもまだ数十件の家がある。その向こうには街が。
その向こうにはもっと大きな都市が。
今僕が虜となっているこの巨大な少女は、本当に世界を変えるだろうか?
いや、彼女の存在自体が、すでに世界を変えてしまった。
ならば僕は、世界を変える少女と運命を共にしてやろう。
「行こう、姫様。」
僕は子供用ビニールプールほどの大きさの彼女の耳元で囁いた。
「世界を、ぶっ壊そう。」
僕には見えなかったが、きっとメルトはにやりと笑った。
邪悪に、冷酷に。
それから彼女は尋ねた。
「ならばニンゲン、手の上で潰れているお前の叔母、食ってしまって良いか?」
「…好きにしなよ。」
彼女は糸を引く巨大な舌でぺろりと手の平を舐めた。
ぴちゃ。
ごくっ。
げふぅ。
「まだまだ、全然足らないな。」

つづく!?

186 :
新作シリーズ始まったのか
GTS残虐系ってやつなのだろうか
こんなジャンルの小説を読めるところなどそうそうない
楽しみにしてるからがんばってほしい

187 :
おお!新たな流れがきたぜ!
よろしくお願いします

188 :
わー、新作来てる!
人類なんて滅ぼしてしまえー

189 :
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm10223325
正直ときめいた

190 :
ごめん誤爆した

191 :
なんかサンダ対ガイラを見たくなった

192 :
一年前の調度今頃か…千絵が生まれたのは。

193 :
もう一年が経過してしまったのか!?

194 :
    |┃三 ガラッ
    |┃  ____
    |┃/⌒  ⌒\
    |┃(●)  (●) \
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\   えへへっ
    |┃  |r┬-|     |⌒)  遊びに来たお!
    |┃   `ー'ォ     //
    (⌒ヽ・    ・ ̄ /
    |┃ノ       /
    |┃   つ   <
    |┃  (::)(::)   ヽ
    |┃/    >  )
    |┃     (__)
    |┃
    |┃  ____
    |┃/⌒  ⌒\
    |┃ (―)  (―)\
――‐.|┃:⌒(__人__)⌒:::::\
    |┃           |
    |┃          /
    |┃ヽ・    ・ ̄ /
    |┃ \    ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ ,
    |┃ヽ_)つ‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴
    |┃  (::)(::)  ヽ    ・゜゜・∴~゜
    |┃/    >  )    ゜゜・∴:,゜・~
    |┃     (__)    :,゜・~:,゜・゜゜・~

195 :
てす

196 :
GTSといえば、midnight goddessって既出?
ttp://www.dailymotion.com/video/xeri08_midnight-goddess-part-1_sexy
開始2分後くらいから本番

197 :
ところで、キレイな文章を推敲するより、
多少下手でもテンポよく投稿したほうがいいよね?

198 :
読みにくいのは勘弁

199 :
把握

200 :
ま、一番良いのは早くて読みやすいに越したことはない
このスレの住人は腐肉さんのお陰で目が肥えてしまっているからな

201 :
むかし読んだアトラク・ナクアの小説が良かった記憶がある
ピクニックに来た子供達が全滅するんだけどね

202 :
>>201
詳しく

203 :
>>197
大事なのは書こうって意思だって知り合いのオマワリが言ってた

204 :
触発されて女郎蜘蛛のお話を書いちょる
やっぱりモンスターパニックは聖典だぁね

205 :
超期待

206 :
江川達也の「ラストマン」って漫画が捕食シーンの宝庫な件。
あの作者は絶対俺たちと同じ性癖持ってるよ。

207 :
江川達也って言ってることが一々ムカつく
マンガ読んでても作者がちらつくもんだから嫌いになっちまった

208 :
>>206
あぁ、クモ女の最初の捕食シーンで
当時大学生だった俺は不覚にもボッキしちまった。
あ、あとバラのマンコに食われるシーンもあったな。

209 :
警官の父親を持つ男の子、お父さんをされちゃうんだよなあ
泣いてるのを見ると辛かった

210 :
テスト投稿:初投稿です。
とりあえずなんか書いてみよう、ということで勢いで書いちゃった支離滅裂な文章です。
特にこれといって特徴は無いです。胃中描写・スカも無いです。
それでは。

211 :
…あれ?ここ、どこだろ。なんか森の中みたいだけど…不思議な感じがする。
なんだか…こころが、ふわふわ浮いてるみたい。
そうか、ここはわたしの夢の中なんだ。…でも、なんだか眠たいの。
わたしは今眠ってるはずなのに、おかしな感じ。

…あれ、なんだろ、これ。わたしの周りを、何かが飛んでる…
そうか、こびとさんだ。よおし、つかまえなきゃ…
ふふっ、こびとさん、飛ぶのゆっくりなんだもん。すぐにつかまえちゃった。
…あれ、なんだろ、この気持ち…わたし今、このこびとさんを、すっごく、食べたいの。
食べなくちゃいけない気がするの…何でかわからないけど。
いいよね、食べちゃって…だってわたしの夢の中なんだもん。
何か言ってる…ふふっ、食べられるのがこわいのかな?
でも、食べちゃう。ああ、もう、ガマンできない…
アーン…
ぱくっ
んっ…フフ、おいしい…口の中で、動いてるのが分かるの…
ああ、もっと、味わいたい…
れろっ…にちゅ…ぺちゃっ
うふふ、やっぱりおいしいな…こびとさん、きっとわたしの口の中で、わたしの唾液まみれ…ふふっ
そろそろ、飲み込んじゃお…こびとさん、まだ暴れてるの…
でも、もうすぐ、わたしの胃の中に入れてあげるからね…
…ごくっ
…ふう。うふふ…とっても、おいしかったの…
…あれ、こびとさん、まだうごいてる…おなかの中で、抵抗してるの…
……でも、すぐに動かなくなっちゃうよね…わたしのおなかの中で、トロトロにとけちゃうんだからぁ…
ほら、もう、動かなくなっちゃった。うふふ、わたしのおなかの中で、こびとさん、とけちゃったぁ…

…なんだか、眠くなってきちゃった……わたしは今眠ってるはずなのに、おかしな感じ…
でも……だめ。だんだん、意識が………もう……

…目が覚めたら、学校の教室にいた。そうか、今は数学の授業中だったのか…
…さっきの夢、何だったんだろ…不思議な感じ…夢なのに、こびとさんの感触が、はっきり残ってるの。
………また、食べたいの。

212 :
以上です。何かアドバイスでも下されば幸いです。
改めて自分の文章能力の無さに乾杯・
でも書かなきゃ上手くならないよねってことで
こんなヘタクソでもよければ誰かネタも下さりませんか…。

213 :
これ見ておもしろいかっていわれればおもしろくないし
起つかっていわれれば起たない
以上です

214 :
舞台設定があんまりよく分からない。
妄想で補完すれば使える感じ。
なんだろってくらい小さいなら
もう少し大量に食べてほしい。

215 :
>>212
自分は小説家でもないし偉そうな事言うつもりはないが
投下する以上誰かに読んでもらうの前提なんだから
もうちょっと読む人の事考えた方がいいよ
妄想を垂れ流してもそれだけじゃ人に伝わらない
>>213が言ってるようにこのスレの主目的であるエロって感覚も伝わってこないし
>>214が言ってるように語り手の性別とか年齢とか状況すらわからない
書かなきゃ上手くならないっていうのは事実だけど
その前にもうちょっと上手い人のSSなり小説なりを読んで勉強した方がいい
それをやらずに妄想を文字に起し続けても上手くはならんと思う

216 :
身も蓋も無いけどエロってやっぱり必要なんかな
ホラー系は得意だけどエロは今一苦手

217 :
個人的な意見としては、
なぜ>>212が上手くいっていないか(失礼な言い方で申し訳ない)、というと、
心理描写を書こうとしているからじゃないかな、と思う。
心を説明するのは、実際に起こっている情景を説明するのに比べて、はるかに難しい。
>>211を書く際に、何らかの情景を思い浮かべていたんじゃないか、
そして、その情景こそがとてもエロくて心地よいものだったんじゃないかと思うので、
まず思い浮かべた情景そのものを正確に文章にすることを考えた方が良いんじゃないかな。
偉そうなことを言って申し訳ないし、
自分がここに投下したことが無いのに言うのもおこがましいけれど、
個人的にはそう思います。

218 :
>>216われわれはピンキーであるぞよ

219 :
>>216
エロい文が書けないなら好きなシチュを書けばいいじゃない
好きなシチュ≒細かく書ける
細かく書けばそれだけ情景を浮かべやすくなる
基本的にプロが書いてる訳でも無い
文自体がエロくなかろうと上手くなかろうと脳内補完すればいい

ラミアさん書こうとしてるけど中々書く暇が無いから困る
腐肉さんの作品終わったら書こうと思ってたけどスレ覗くぐらいしか出来てないや

220 :
だが待って欲しい。投稿者がいない今こそ新しい芽を育てるということも必要なのではないだろうか?

221 :
育てるほどの技量が我々にない以上
感想を書いてそれを参考にして貰うほか無い。

222 :
文章上達したいんならここじゃなく創作文芸にでも行けば?
作家になりたいならネットを出なよ。
ここに書くなら「女性に捕食される」「エロパロ」以外無意味だろ。

223 :
どうせ
みんな
食べら

224 :
今日発売の別冊マガジン12月号巻頭の諌山先生Q&Aに
女の巨人が人を食べている絵がありました

225 :
ラブプラスのラブプラスモードで
寧々さんが「大好き、食べちゃいたいくらい」と独り言をおっしゃる。

226 :
昨日発売の月刊ヤングマガジンNo.12のミニマム第10話で
女が女の頭を食べちゃうゲームが出ていた
かなりデフォルメされていたけど
>>225
マジか
寧々さん攻略してくる

227 :
先日『ジェニファーズ・ボディ』を観ました。
捕食モノとして…というかホラーとしては落第だと思いますが青春モノとしては好きでした。
連続猟奇人の最中のハイスクールの描写とか、安っぽい感傷を小馬鹿にした感じとかよくできてるなぁと思いました。
しかしもっとちゃんと捕食して欲しかった…。

228 :
捕食回数が少ないし、
一部分だけかじって、喰い尽くさないのも駄目だな

229 :
>>221
俺はまぁまぁ好きだけど、
意見言うとしたら、自己満な文章に見えるからもうちょっと読んでもらう相手の立場に立って書くといいかも

230 :
ここも久しぶりだで…
今回のパワポケになかなか良い娘が出てきたようだな

231 :
詳しく

232 :
女性に捕食されるとはちょっと違うかも知れないが今6チャンでやってる「スリザー」って映画えぐくてイイ感じ

233 :
なりきりチャット見てると、捕食されに行くのも楽しそうな気がしてくるが……あーいう所で上手く会話つなげられる自信がない俺チキン

234 :
なりきりチャット見てきたけど捕食関係が見当たらないのだが?
アニメや漫画ばっかりだった。

235 :
ややこしくてスマン
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1290855771/311
2010年12月11日 04時55分 〜 2010年12月12日 14時49分 のログでラミアに捕食されてる人がいる

236 :
>>235
現在までに、そこに来てる魔物娘をリストアップ
↑出現率:高
サユキ(スライム娘) 人間も食べるらしい
ヨーコ(妖狐) 人間は食べなさそう(性的な意味でなら食べる)
クーネ(アラクネ) 人間も食べるらしい
シロ(ラミア) 人間も食べるらしい
ドラクル(ドラゴン娘) 人間は食べないらしい、スカトロ好き(?)
マイ(マーメイド) 人間は食べなさそう
ゾンビ(ゾンビ娘) 人間も食べるらしい
アンジェリーナ(ラミア) 人間も食べるらしい、スカトロ好き(?)
↓出現率:低

一応、自己申告しなければ無理やり捕食されたりはしない模様(性的な意味ではガンガン襲われるが)

237 :
ありがとうございます。
見つかりました。

238 :
捨てキャラで突撃する有志はおらんのかー

239 :
そこのなりチャ今すげぇ展開な件

240 :
なりちゃ捕食情報:12/18 10:12:47辺りの過去ログからラミアが人間捕食

241 :
誰か突撃してきてくれ一人二役は無理なんだよ

242 :
Fatalな捕食は今のところ1回しか出てないんだな。スライムが案外人間に優しい。
人間を捕食するのが好きな魔物娘じゃないと上手くいかんのかもね
先に入って入室待ちするより、目的の魔物娘がいる時に突撃するのが良さそう

243 :
やっぱり頭から丸呑み+足じたばたがいいでや
ヨーンは偉大だった

244 :
オリキャラ板のスレにでも行けばいいじゃない

245 :
なりちゃhttp://yomi.bbspink.com/eroparo/の話ばっかり続いてるな。
まぁ少しスレ違いかもしれんが、他にネタなさそうだからいいんじゃない。過疎過疎

246 :
まえに誰かが書いてた千絵の続編っぽいヤツ
もしもう書かないようなら続き書いてみたいんだが
いま書いたところで需要あるんだろうか

247 :
需要はめっちゃあるよ!

248 :
続編期待wktk

249 :
なりチャ過去ログ12/20 18:29:58からスライムが人間を丸呑み消化吸収

250 :
 ルーマニアとウクライナの国境付近。
かつてトランシルヴァニアと呼ばれ、ブラム・ストーカーによる18世紀の小説『ドラキュラ』の舞台となった地。
高く天へ突き出した槍のような森の中に、小さな村があった。
2009年の冬、その村では奇怪な人事件が多発していた。
被害者は皆全身の血を抜かれてんでいたのだ。
冬の間、村は孤立無援で、月に一度マーケットが訪れる以外、外へ出るものも無ければ中へ入るものも無かった。
そのため、村との連絡が途絶えても、近隣都市マラムレシュの警察は然程不審に思わなかったし、当局が本格的に事件の捜査に乗り出したのは2010年の春になってからだった。
村へ入った警察官らは、そこで地獄を目撃した。
村の住人41名の体である。
うち一人は、宿屋を営んでいた男性で、事件の直前に亡記録が村医者によってつけられていた。
だが奇妙な事に、彼の遺体は体中の肉が削げ落とされたかのように一夜にして白骨化していたという。
残り40名は全員、全身の血液を抜き取られていた。
この事件は「マラムレシュのヴァンパイア事件」として、現代社会にあるまじき不可思議な恐怖と、俗物的関心をもって報じられた。
ほとんど知られていない事だが、村の住所録に名前のある人物で1人だけ、遺体が見つかっていない者がいた。
ヴラド・イエネフスキーという10歳の少年で、村医者は、何かの病気だったと記している。
そのため警察は森の中でのたれんだのだろうと、一週間で山狩りを打ち切ったのだが、当時の調査記録をよく読めば、片隅にあるこんな記述に気付くだろう。
事件の発覚より数日前、惨劇の舞台となった村から少し離れた、これまた小さな山村で奇妙な2人組みが目撃されている。
一人は10歳くらいの少年で、髪の毛が真っ白であるという点を除けば、ヴラド少年の特徴とよく似ている。
もう一人は、外国人風のアクセントで喋るどうやら女性で、ゴシック文学から抜け出たような奇妙な格好をしていたという。
目撃者の話によると、妙な事にその白髪の少年は、その異国の女性の子や兄弟という風ではなく、強いて言うならまるで犬のように付き従っていたと言う。
それから一年。マラムレシュのヴァンパイア事件は数多の都市伝説の一つとしてのみ人の記憶に名前を留めるだけとなった。

251 :
2010年3月、内山佳明はさいたま市立浮動高校の門をくぐった。
彼は4月からこの学校で教鞭を執る事になっていた。
彼が高校教諭という職業に就くのは、この数年間彼を苛んだあの忌まわしい過去から、自ら抜け出すことを決意した証だった。
彼の胸にはまだ不安もあったが、その分期待でいっぱいだった。
 それから2ヶ月。
佳明は毎朝目覚めと共に訪れる胃痛と戦っていた。
浮動高校は埼玉県内でも悪名高い不良高校だった。
21世紀のこの頃、1980年代を地で行くような、絵、いや、マンガに描いたような問題児を多く抱えていたのである。
その朝も彼は胃痛薬を飲んで登校した。
眩しい朝日の中、ボンタンや長ランに混じって、自分の生徒に服装の乱れを注意する勇気も出せず肩身の狭い思いで登校するリクルートスーツの男。
それが内山佳明先生だ。
もっとも、浮動高校で彼を「内山先生」と呼ぶのは同僚くらいで、生徒たちからはあるあだ名で知られていた。
それは彼の身内が起した「ちょっとした」事件のせいだった。
それこそが彼がこの数年苦しめられた過去であり、彼自身忘れようと試みた記憶であったのだが、その朝彼はその過去と対面する事になる。
 その日は、彼のクラスに転校生がやって来る事になっていた。
彼はクラスへ行く前に、職員室で彼女と落ち合う事になっていた。
名前は村雨千絵。
資料には写真が無く、6月のこんな時期に転校とは、よほど特殊な事情があるのだろう、と佳明は思っていた。
「失礼します。」
職員室のドアが開き、件の転校生がやって来た。
資料から顔を上げた瞬間、佳明は椅子から転げ落ちそうになった。
ある人に、あまりにも似ていたからだ。
「内山先生ですね。」
村雨千絵はそう言って彼に手を差し出した。
佳明は彼女の手を凝視した。
それから、視線を徐々に上へと移す。
黒く艶やかな髪は、彼の記憶とは違い肩くらいで切り揃えられているが、陶器のような肌と美しい顔立ちは彼の記憶をあまりにも鮮明にえぐり起す。
彼の脳裏に、一つの名前が浮かんだ。
蓮杖・・・蓮杖千絵・・・。
「先生、以前どこかでお会いしました?」
彼女はきょとんとして尋ねた。
「あ・・・いや・・・。」
「すみません、何だか懐かしいような気がして。」
千絵は照れ臭そうに笑う。
他人の空似・・・だろうか。
佳明は呆然としたまま目の前の少女を凝視した。
「ごめんなさい、外国暮らしが長かったもので・・・。」
千絵はそう言うと申し訳無さそうに差し出した手を引っ込めた。
「え?ああ、いや・・・申し訳ない。よろしく。」
佳明は慌てて彼女の手を握った。
その手は冬の日のように冷たく、また16歳の少女にしては異様に力が強かった。
彼女を伴いクラスへ向かう途中も、佳明は彼女をちらちらと見ながらずっと、記憶の中にある蓮杖千絵なる少女の像と彼女とを比べていた。
教壇に立って暫くすると、胸騒ぎは次第に収まっていった。
そんなわけ・・・無いか。
彼女はんだはずだ。
他人の空似・・・そうに違いない。
佳明はそう納得し、村雨千絵という少女を、他の生徒と同じように受け入れようとした。
だが、転校生の美少女を「受け入れようと」していたのは彼だけではなかった。
 放課後、彼は村雨千絵が、クラスの男子たち数名に体育館の方へ連れて行かれるのを見た。
あれは彼のクラス一の問題児、鈴本玄一と取り巻きたちだ。
中学時代から「西中の何とか」と言う異名を取るほどのワルだったという噂だ。
そんな連中が転校生(しかも美少女)を連れ回す理由が、良いものである可能性は低い。
佳明はこっそり後を付けることにした。

252 :
 鈴本らは千絵を体育館裏の倉庫へと連れ込んだ。
「へーえ、こんな所があるんだあ。」
千絵はさも感心したという風に薄暗く埃っぽい倉庫の中を見回した。
「まるでいじめっ子がいじめられっ子を呼び出す場所みたいだね。」
千絵はくすりと笑う。
「もしくは集団レイプとか。ねっ?」
そう言って千絵は鈴本に微笑みかける。
鈴本玄一はネアンデルタール人の生き残りのような顔つきの巨漢だ。
女にもてるタイプでは無いから、微笑みかけられただけで有頂天になってしまう。
だが彼の場合、そんな初心なものでもない。
「女にもてない」からと言って、「女をものにできない」という訳ではない。
「お前、美人だな。」
鈴本が言った。
ネアンデルタール人が喋ったらきっとこんな声だろう。
「あら、ありがとう。」
千絵はまるで挨拶されただけのようにさらりと流した。
「お前らもそう思うだろう?なぁ?」
鈴本が取り巻きに問いかける。
倉庫の入り口を塞いだでくの坊たちが口々に愚鈍な同意の言葉を述べる。
「かわいい系ってよりかは美人系だ。なぁ?」
「ふうん。それじゃあ、ここはアレか、告白スポットって事か。何て言うんだっけそういうの、コクリ場?」
千絵は面白そうに笑う。
だがその態度が鈴本の癇に障ったようだ。
鈴本は千絵の腕を掴むとその体を跳び箱に押し付けた。
「調子に乗るんじゃねぇぞ、このアマ。」
鈴本は凄んだ。
「俺が褒めてやったからって手前の機嫌取ろうってんじゃねぇんだ。この学校にはな、ルールがある。」
「知ってるよ。」
千絵は押さえつけられた腕をまるで気にしていないように、薄ら笑いを浮かべて言った。
「北京原人も入学できるんだ。」
それを聞いた鈴本は怒り狂い、千絵を体操マットの上に押し倒した。
「おい、ジュン、見張ってろ!」
鈴本が戸口にいる手下に怒鳴った。
「ええっ、また俺っすか…!?」
ジュンと呼ばれた木偶は不満げな声を漏らす。
「後で交代で犯らせてやっからよ。」
ジュンは恨めしそうに鈴本と、マットの上に横たえられた千絵の白く輝く太ももに目を遣ると、ぶつぶつ言いながら倉庫を出た。
鈴本は下品に笑い、千絵のスカートの中に手をのばした。
千絵の目がもう笑っていない事に気付きもしないで。
次の瞬間・・・
「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!」
鈴本の悲鳴がむさくるしい倉庫に響いた。
鈴本が千絵から飛び退くと、彼の動いた後にぽたぽたと血が垂れた。
残った2人の手下が、埃っぽい床に倒れたボスを助け起そうと腕を掴んだ。
その時彼らは、鈴本の、少女のアソコを犯そうとしていた方の手がくるぶしのところで千切れている事に気付いた。
「うおっ!!?」
「な、何だあっ・・・!!?」
間抜けな声を上げる男たちの前で、千絵はすくと立ち上がった。
彼女からバキバキゴリゴリと、骨の砕けるような音がした。
千絵の澄んだ瞳がすっと細くなり、意地悪く笑う。
「な、何しやがったこの・・・この、バケモノ!!」
鈴本が涙を流しながら絶叫した。
千絵は返事の代わりに、黙ってスカートのホックを外した。
さっきまで泣き叫んでいたというのに、鈴本は喚くのをやめぽかんと口を開けてその淫靡な仕草に見蕩れた。
スカートが、千絵のすらりと長く逞しい脚をスルスルと落ちた。
「あ・・・あ・・・っ」
男3人は、彼女のスカートの下に隠していた「それ」を見るや、言葉を失い溺れかけのコイのようにパクパクと口を動かした。
彼女の秘所の、本来人間ならば襞のあるはずの部分に、映画に出てくるサメのような鋭い歯の並んだ口があった。
彼女の下腹部は、その口の噛み千切ったものを咀嚼するかのようにくちゃくちゃと震え、「ゲプッ」と下品な音を立てた。

253 :
 不満たらたらに倉庫の扉を閉めたジュンは、扉のすぐ外で国語教師の内山佳明と鉢合わせた。
「おい、テメエ!何してんだよこんな所でよう!?」
ジュンはヒステリックにがなりたてる。
「い、いや、あの、その・・・」
佳明はまごついた。
こいつ、ビビってやがる。
普段鈴本組では使い走りにされているジュンは、教師が自分に脅える様子に気を良くした。
「おいサイコ、テメエ何も見てないよな?」
「サイコ」というあだ名で呼ばれて佳明は一瞬ぴくりと反応したが、それよりも現状をどう打開すべきか分らずにしどろもどろに返事をした。
「転校生なんか見てないよな?」
佳明より背の低いジュンが凄んでみせる。
やはり村雨君はここへ連れ込まれて・・・。
「あ・・・あの・・・」
佳明は何とかしなくてはという一心で口を開いたが、何と言って説き伏せれば良いのか分らない。
おそらくこいつはナイフを持っている。
ナイフの事を考えただけで、彼の記憶の奥深くに封印した過去が、ズクンと脈打つ気がした。
佳明にとって、自分が刺されるのが怖いというより、子供が学校で刃物を出すという事だけは何としても避けたいことだったのだ。
情けない、自分の生徒を叱ることも出来ず、何が教師だ・・・。
ジュンはポケットの中(恐らくナイフが入っている)を弄りながら佳明ににじり寄る。
「見てねぇなら、このまま黙って職員室にもど・・・」
その時、倉庫の中から鈴本の声と思われる大絶叫が聞こえてきた。
「な、なっ・・・!?」
ジュンはパニックに陥り、助けを求めるように倉庫の扉と佳明の顔を交互に見た。
次に、数名の罵声と、なにやら獣の咆哮のような音がした。
佳明にはそれがゲップの音に聞こえた。
「お、おい、サイコ、何とかしろよ・・・!」
ジュンが甲高い声で叫び、佳明に道を譲るように扉の前から退いた。
佳明は震える手で恐る恐る倉庫の扉に手を掛けた。
次の瞬間、今度は3人分の悲鳴が扉の向こうから聞こえてきて、佳明とジュンは飛びあがった。
悲鳴は尚も続き、何かから必に逃れようと地面を爪で引っ掻くような音まで聞こえてきた。
彼らだって自分の生徒だ。
その生徒の身に何かあったら、教師である私が何とかせねば!
佳明は足が竦むのを堪え、倉庫の扉を大きく開け放った。
その時彼とジュンが見たのは、彼らよりも一回り図体のでかい不良少年3人が、目の前で消える瞬間だった。
あっと言う間だった。
彼らの体に、巨大な毒々しい色の蛇のようなものが巻きつき、彼らを倉庫の奥に引きずり込んだ。
倉庫の中に残ったのは、体操マットの上で仁王立ちになる裸の少女一人だった。
彼女の腹部は異様に膨れ上がり、すぐ近くに収納されている大玉転がしの玉と見紛うほどだった。
その腹をか細い指がすうっと撫で、美しい瞳がこちらを見た。
「ゲフッ。」
千絵は戸口で震える教師一人と生徒一人を見据え、見せ付けるようにおくびを吐いた。
「きゃああああああああああああ!!!!!!!」
ジュンがまるで女の子のような悲鳴を上げて、佳明一人をその場に残して駆け出した。
だがすぐに呆然とする佳明のすぐそばを、丸太ほどもある何か長いものが物凄い速さで駆け抜け、ジュンの足に絡み付いた。
「あうっ!!」
足を取られたジュンは無様に転倒した。
巨大なタコの足のような触手が彼の体を締め上げ、宙吊りにした。
「いやだぁっ!!!!」
悲鳴を上げるジュンの口に、別の触手が押し入った。
その様を呆然と見つめていた佳明は、恐る恐る触手の「付け根」、倉庫の中の少女に視線を戻した。
悪夢を見ているようだった。
少女の腹に、真っ二つに裂けたように亀裂が走り、そこから、一体あのほっそりとした体のどこに収まっていたのかという程太く強靭そうな触手が数本のびている。
亀裂の周りには鋭い牙がびっしりと並び、先ほど「飲み込まれた」3人の腕がちょこんとはみ出してピクピクと震えていた。
再びジュンに目を戻すと、彼は白目を剥いてビクンビクンと痙攣していた。
丸太のような触手が彼の顎を砕き、食堂や胃をぶち破って彼の体を串刺しにしたせいだろう。

254 :
その時、何かがものすごい力で佳明の腹を押さえ付けた。
見ると、触手が一本彼の体に巻きつき、ゆっくりと倉庫の中に引きずり込もうとしていた。
「ひぃっ・・・!!」
それまで唖然としていた佳明は、この時初めて恐怖を覚えた。
食われる!
触手を振り解こうと悶える彼の隣りを、物言わなくなったジュンの肉体が触手に貫かれたまますぅっと滑るように通り過ぎ、残忍に微笑む少女の「口」の中に吸い込まれて行った。
次は彼の番だ。
抵抗しようにも触手が彼の体を引きずる力に抗うべくもなく、彼の体はふわりと宙に持ち上げられた。
「や、やめっ・・・!!」
佳明は命乞いしようとしたが、触手はあばらを圧し折らんばかりに強く彼を締め付けていたために声が出なかった。
気が付くと、目の前に転校生の顔があった。
「げふうううっ。」
彼女は教師の顔にゲップを吐きかけた。
腐った肉と血のにおいがしたが、佳明はなぜかそれを甘美に感じて恍惚となった。
「転校初日からこれじゃあ、先が思い遣られるなあ・・・。」
千絵はぼやいた。
「さて、内山先生?どうして欲しい?」
千絵はまっすぐに彼の瞳を見つめた。
その時彼ははっきりと気付いた。
間違いない。
これは、彼女だ!
「痛くしないで欲しいなら、それもできるよ。その代わり、ちょっと時間がかかる。痛くしてもいいんだったら一瞬で終わるよ?どっちがいい?」
千絵は佳明の顔に浮かんだ驚愕と確信に気付いていない。
「まあ、もう先客もいるし、私としては痛いけど一瞬の方がありがたいかなぁ・・・。」
ふと、千絵は口をつぐんだ。
触手を擡げ、ぐぐっと佳明の体を自分の方へ寄せる。
それから鼻を近付け、くんかくんかと、佳明の口元や耳の辺りのにおいをかいだ。
命の危機だろうと相手が化け物だろうと、女の子に顔を近づけられ、佳明は一瞬たじろいだ。
「このにおい・・・やっぱり前に・・・」
千絵が呟いた。
「蓮杖、千絵・・・だろ?」
佳明は掠れる声で言った。
千絵ははっとしたように息を呑んだ。
佳明は心なしか、締め付ける触手が少し緩んだような気がした。
「・・・何でその名を知ってる?」
いぶかしむように、口調が鋭くなる。
「覚えてないか・・・小さい頃よく遊んでやったろう?最後に会ったのは・・・7年・・・」
「お前、誰だ?」
「あの日、妹の部屋に来ただろう?」
千絵の中で何かが甦った。
最初は胃の中で。
だが次の瞬間にはそれは名前を持って彼女の脳へ、それから口へと伝わった。
「佳奈・・・」
「お前が生きてるって事は、お前が佳奈を・・・!」
するすると触手が解け、佳明の体はどさりと床に落ちた。
一気に肺に空気がなだれ込んだせいで佳明はしばらく噎せこんだ。
千絵は一歩後じさる。
咳が収まると、佳明は這い蹲ったまま、千絵を見上げて言った。
彼の目には憎しみが宿り、彼の声は怒りに震えていた。
「僕は佳奈の兄、小山内佳明だ。」


続く

255 :
小説としては面白いけど、捕食として楽しめないのが残念だなあ

256 :
そうかぁ?俺は良かったと思うぞよ
続きも頑張って書いてくれい

257 :
>>255ならどういうシチュがいいかリクエストがあったら教えてくれ

258 :
>>256そう言ってくれるとありがたい。いろいろと拙いけど本家に恥じないものにできるようがんばるお

259 :
>257
捕食シーンをもっとじっくり描写してもらえるといいや

260 :
キメェ

261 :
ごめん誤爆

262 :
>>食堂や胃をぶち破って
でかい触手吹いた

263 :
>>262
すっげえなもはや怪獣じゃん

264 :
たまには誤字くらいあるだろうさ

265 :
あけましていただきます

266 :
このスレの住人ならばバニラスパイダーを読んでいような

267 :
「僕は佳奈の兄、小山内佳明だ。」
その言葉が退魔の呪文であったかのように、それを聞いた途端、千絵の顔からさっと血の気が引くのが見えた。
「誰かいるのか!?」
その時、体育館の方からそんな声が聞こえてきた。どうやら用務員が物音に気付いてやって来たようだ。
千絵の体がびくんと震える。その隙を狙って、佳明は逃がすまいと千絵の足首を掴み叫んだ。
「こっちだ、来てくれ!!」
次の瞬間、ガッという衝撃が佳明の全身を襲った。頭が割れそうに痛い。
「ううっ…」
佳明は呻きながら顔を上げた。気付くと彼は、倉庫の反対側の壁にもたれるように倒れていた。
千絵の姿はそこには無かった。かわりに倉庫の戸口には初老の用務員が無精ひげの生えた顔に戸惑いを浮かべ立ち尽くしていた。
「内山先生…?そんな所で何してるんです?」
佳明は体を起そうとしたが、口から出るのは全身打撲のせいで苦痛の呻き声だけだった。

「予想外だよ…どうして教えてくれなかったのさ?」
千絵はグラウンド脇の物陰に隠れ、電話に向かって抗議した。
「知らなかったって…調査がずさんなんだよう。」
電話の相手が千絵に何か問いかける。
「始末すれば良かったって意味!?」
千絵が不機嫌に声を上げる。
「だって…。」
千絵は言いよどんだ。はた、と考える。何だろうこの気持は。この数年間、忘れていた何かが、呼び起こされる気がした。
くん。
と、鼻を鳴らしてみる。鼻の奥で佳奈のにおいがする気がした。
いやもしかしたら、用務員に保健室に運ばれている佳明のにおいかもしれない。
「と、ともかく、こうなったら逃がす訳には行かないってのは確か。」
この時彼女の陶器のような白い頬がぽうっと桃色に染まっていた事を、千絵は気付いていない。
「あわよくば…利用できるかも。」

268 :
数時間後、辺りが暗くなってから佳明は一人家路に就いた。頭部から出血していたため、保健室で包帯を巻かれたままだった。
「床の染み、ありゃあ何です?」
用務員は佳明に尋ねた。
「鈴本玄一やその仲間の血です。」とは、到底答えられなかった。
「わ、私もこれを見つけて…滑ってしまったんです。」
苦しい言い訳だ。だが用務員は肩を竦めただけで、黙って血溜りを掃除してしまった。
数日すれば、学校でも有名なチンピラ連中が消えたと話題になるだろう。
どうせ彼の目の前で起きたことを説明しても、信じてはもらえなそうだ。それはそうだ。自分でも信じられないのだから。
おまけに彼らの身体は華奢な少女がぱくりと一呑みにしまってこの世にはもう無い、なんて。
つり革に掴まりながら、彼は千絵の足首を掴んだ時の手の感触を思い出していた。
温かく、柔らかで、それでいて地面を踏み抜いてしまいそうな強さが、手の平を伝ってくるような感じ。
その体温は、彼女が到底人ではありえない事を物語っていた。だがかと言って、人間とも思えなかった。
一蹴して小柄とは言え成人男性を数メートルも蹴り飛ばす女子高生なんて、ムエタイの世界チャンプでも無理だろう。
佳明は胸の奥で何かがすうっと呼吸をするのを感じた。
いつの事だったか、幼い頃、千絵と始めて出会ったのは。恐らく佳明は小学校高学年か中学へ入学したばかり、千絵は中学年だっただろうか。
佳奈が他の友達と一緒に千絵を小山内家へ呼んだのだ。千絵は歳の割には背が高く、大人びた印象の小学生だった。
玄関から妹の部屋に通される僅かな間に、ちらりと目が合った程度だったが、佳明はその女の子が忘れられなくなる。
中学へ上がって佳奈の友達も若干の入れ代わりがあったようだが、千絵はその後も何度か彼の家を訪れ、佳明とも気兼ねなく会話できる仲になった。
その頃には千絵は佳明と同じくらいの身長になり(佳明や彼の父も含め、小山内家は全員小柄だった。)、
妹と同い年とは思えないほどスタイルが良くなっていた。
胸の方は若干残念ではあったが。
明るく朗らかで、凛々しい少女。それが蓮杖千絵、妹の親友だった。
だが彼女も佳奈も、佳明が夜な夜な彼女の身体や眩しい笑顔を思い浮かべてはオナニーに耽っているなどとは知る由も無かったろう。
そんな時期もあった。
 佳明が大学へ入った年の秋、あの事件が起こった。最初に彼の耳に入ったのは、妹のクラスで起きたという事件だった。
当初は、一クラス丸ごとが“行方不明”、と報じられた。
その時点で佳明は実家に電話を掛けた。だがつながらない。
どうして誰も出ない?少なくとも、母さんは家に居るはずだろう?
不安が胸を過ぎった。もしかしたら、自分の家族が巻き込まれたのかも知れない、と。
それにもしや、蓮杖千絵は妹と同じクラスだと言っていなかったか?
時間が経つに連れ、予想だにしないほど残虐非道な事件の全容が明らかになりつつあった。
一人の女子生徒の自宅で、母親の遺体が発見された。
佳奈の、佳明の、母だった。
警察からの電話の前に、佳明はニュースでそれを知った。いつだって、警察は遅い。
彼らは佳明に、佳奈が行方不明である事、彼女が何らかの形で生徒の集団失踪と母のに関与している可能性が高いことを告げた。
それから彼に、妹から連絡があったら知らせるようにと言った。
佳明には何が何だか分からなかった。自分の周りで世界がぐるぐる回転し、闇の中に吸い込まれるようだった。トイレのように。
数週間、妹からも警察からも音沙汰は無かった。だが時折、アパートや学校の外で、誰かに見張られているような感じがした。

269 :
10月30日、原宿で爆発事件が起きた。
例によって佳明はそのニュースをテレビで見て知ったのだが、数日後、警察から佳奈がその事件に巻き込まれ亡したと聞かされた。
あまりに突然の事で、佳明の脳は麻痺した。
例の失踪事件や爆発事件が何ら進展も無いままニュースから消えた事、そして佳奈の遺体が無い事へ不信感こそ抱いたが、葬儀でも涙は出なかった。
気が付くと冬が訪れ、母親と妹のいない生活が始まっていた。
最初は、一人になりひきこもりがちになった父のためにと大学を休学ししばらく実家にいるだけのつもりだった。
それがいつの間にか、ひきこもるのは彼の方になっていた。
父は彼を心配した。だが彼は父と何をどう話せばいいのか分からなかった。
全てがうやむやのまま、時が癒してくれるなんて事は無く、時は記憶と疑惑を風化させ思考を怠らせる害悪でしかなかった。
 その冬、彼は妹の部屋で千絵の姿を見た気がした。物音がして二階に上がると、窓の向こうに一瞬、千絵がいた気がした。
だがあれは幻だったのだろうと思った。なぜなら、彼が見た千絵は宙に浮いているかのように飛び去ったのだから。
それに千絵は、3年C組の他の生徒と一緒にんだ事になっていた。
あの事件の後、どんなに荒んでも妹の姿を幻覚として見る事は無かったと言うのに、千絵の姿を脳裏に見るなんて…。
その事は佳明に罪悪感のようなものを植え付け、一層彼を苦しめた。

 佳明はとぼとぼと足を引きずるように、駅からの夜道を歩いた。この辺りになると9時頃になると真っ暗でひっそりと静まり返る。
彼は、初めてこの道を通って現在の職場である学校へ向かったときの、揚々とした意気を思い起こそうとした。
 やっと立ち直り、教師として新たな人生をスタートさせると決めたというのに、彼は今の学校で「サイコ」というあだ名をつけられていた。
もちろん、からかわれてだ。
事件の後彼と彼の父は苗字を変え、住まいも移したというのに、生徒の誰かが彼こそは、7年前の猟奇事件の犯人、小山内佳奈の実兄であると突き止めたのだ。
世間一般には、クラス失踪と爆発事件は未だに謎のままだったが、母親しとその後の逃避行、そして壮絶なが神格化され、
当時未成年だったにも関わらず小山内佳奈の名は流出し、一時期アイドルのような異様な盛り上がりを見せた。
その時、ネットを中心についたニックネームが“サイコたん”だった。
彼の住まいは電車で3駅のところにあるアパートメントの一室だった。当然一人暮らし。
部屋の前まで来たとき、佳明は何者かに鍵が壊されている事に気付いた。
こんな静かな住宅街に、泥棒だろうか?
佳明はごくりと唾を呑んだ。
どうしよう?武器になりそうなものはない。もっているのは鞄だけだ。佳明は鞄を縦のように前に構え、恐る恐るドアを開けた。
こういう時に限って、ドアはギギィィィと大きな軋みを立てる。
その時、暗い部屋の中から細い腕が飛び出してきて物凄い力で佳明のシャツの胸倉を捕まえると、部屋の中に引きずり込んだ。
「うわぁっ!!」
背後でバタンとドアが閉まるのと同時に、佳明はフローリングの上に叩きつけられた。
「うぎゃっ!!!」
先ほどの全身打撲と相俟って、佳明の体を呼吸も出来ないほどの鈍い痛みが駆けた。
「がはっ…」
佳明は目だけ動かして奇襲者の正体を見た。

270 :
彼は蓮杖千絵がそこにいるものと思っていたのだが、そこに居たのは彼が見たことも、考えた事すらない人物だった。
真っ白な髪をした、10歳程度の外国人の子供だった。恐らく少年だが、少女と見紛うような線の細い綺麗な顔立ちをしている。
「なっ、き、君は…」
が、次の瞬間、少年が「ぐあっ」と口を開けた瞬間、一瞬安堵しかけた佳明は再びおののく事になる。
そこにはタバコほどもある巨大な鍵詰めのような牙が2本、上顎から彼の首筋を狙って剥かれていた。
「ぐるる…」
少年が唸り声を上げた。その声はまるで獣だった。
「ひ、ひええええ!!!!」
佳明が悲鳴を上げた。
「こらっ。」
その時暗がりからもう一つの手が出てきて、獣少年の柔らかそうな髪をポンッと叩いた。
「うぐ…」
少年は牙からよだれをたらしたまま、罰の悪そうな顔を、叱責者に向けた。
「この人は食べる用じゃないの。」
それは紛う事無く蓮杖千絵の声だった。
「ち、千絵!な、なんなんだこいつは…!!」
獣少年に取り押さえられたまま佳明がわめいた。
「佳兄も、ちょっと静かにしてよ。近所迷惑じゃん。」
“佳兄”…何年かぶりにそう呼ばれ、嬉しくなかったと言ったら嘘になる。
だがそれよりも、今彼の部屋には“人間じゃないもの”が2人(2体、か?)もいるという事の方が問題だった。
それも“人食い”だ。
「あああの事ならまだ誰にも言ってない。」
「まだ?」
「だっだっ誰にも言わないっ…!」
「そりゃそうでしょうとも。言ったって信じてもらえないさ。」
次第に暗闇に目が慣れてきた。
どうやら千絵は、奥の部屋の彼のベッドの上に座っている。そして何かを掲げるように手に持っている。
「安心してよ、佳兄を食べに来たんじゃないから。でも動かないで聞いて。その子はまだお腹空いてるって事、忘れないでね。」
千絵は少年の方を示して言った。
「こ、こいつは何なんだ!?」
「ルーマニアで拾ったんだ。名前はヴラドって言うの。まぁ、犬って言っても反応するよ。俗に言う吸血鬼…みたいなもん。
色々あってね、今は一緒にいるんだ。何かと便利だよ。私の事信用してない人に話を聞いてもらいたい時とか。」
佳明は暗闇を睨んだ。
「いいよ。話って何だ?」
「そうね、まず…」
千絵は考えるように、言葉を選ぶように間を置いた。
「謝らなきゃならない。」
「お前の謝罪なんか…」
「だからっ!!」
千絵は声を張り上げた。その気迫に佳明は黙る。
「聞いてってば…。」
その声はどこか、寂しそうに聞こえた。
「佳奈の事、謝らないといけない。私のせいで、んじゃったんだ。」
「知ってる。」
「でも私がしたって意味じゃ無い事は分かっておいて。」

271 :
佳明は頬を張られたようなショックを受けた。
「どういう意味だ…?」
「きっかけは…そう、あの年の6月くらいかな。私は…ある場所で、怪物に襲われた。それで私自身、怪物に変えられたんだ。人の肉を食う化け物に。」
「つっこみは…」おずおずと佳明。
「却下。」きっぱりと千絵。
「佳奈だけは私の正体を知ってた。知って尚、私を受け入れてくれた。私が目立たずに人を食う手伝いをしてくれた。」
千絵は7年前に起きた事の真相をかいつまんで話して聞かせた。佳明は唖然として彼女の話を聞いた。
信じられないと思う反面、目の前に証拠本人がいるのも事実だった。
「私の中には、佳奈の血が流れてる。と言うより、佳奈は私の血になった。それから肉に。」
千絵はそう言って締めくくった。
佳明はしばらく考えて、尋ねる。
「仮にそれが全部本当だとして、お前はあれからずっとどうしてた?7年間も。それに7年間全く年を取ったように見えない。」
「だって、ヒトじゃないもん。私みたいなのが、この世には他にもいるの。いぬ…ヴラドみたいな。
今の私は、そいつらを狩るハンターみたいなもん。放っておけば、やつらはヒトを食い尽くす。そうなったら…困るでしょ?お互いに。」
千絵は笑った。だが佳明には、笑えた話じゃない。
「私はまだここでする事があるんだ。だから佳兄に邪魔されると困る。本当は食っちまえって言われたんだから。
でももし今日見た事、これから見る事、全部忘れて何事も無かったかのように過ごしてくれるなら、食わないしさない。オーケイ?」
佳明は千絵を睨んだ。それから自分の上に圧し掛かる少年を一瞥し吐くように言った。
「…人に何か頼む、って姿勢じゃ無いけど。」
「頼んでるんじゃない。私の話を信じるかどうか、私を許すかもどうでもいいの。佳兄はただ選べばいい。黙って生きるか、“夜食”になるか。」
佳明は歯を食い縛るように俯いた。
「選択肢なんて無いじゃないか。」
「それイエスって事?」
佳明は小さく呟いた。
「…畜生。」
千絵は聞こえなかった振りをして言った。
「ありがとう。」
ふと、千絵が手にした何かをぱらりと捲るのが見えた。まだ何か隠し玉があるのだろうか。
「手に何を持ってる?」
「これ私のじゃ無いよ。佳兄の箪笥の奥にあったんだ。」
そう言って千絵はひらひらと手に持った“それ”を暗がりで捲って見せた。
「まさか…っ!!」
「ああっ、この娘いいなぁ…わき腹が“うまそう”。」
じゅるり、とよだれを啜る音がする。
「やめっ…!!」
佳明は立ち上がろうとしたが、少年の化け物じみた力で床の上に押さえつけられた。
「佳兄って…乳、好き?」
「…。」
「こういう本持ってたんだぁ。花の一人暮らしだもんねぇ?」
薄闇の中にも、千絵の意地悪く笑う顔が見えるようで佳明は唇を噛み締めた。
「それもこうしてわざわざ訪ねて来た理由なんだよね。」
千絵はエロ本を投げ捨て、ベッドから立ち上がると電灯の紐を引っ張った。
「さて、我々は今しがた“不食協定”を結んだ訳だけど。」
カチリという音にワンテンポ遅れて眩い光が佳明の顔を照らした。
「んっ…」
佳明はあまりの眩しさに思わず顔を背けた。だが視線を部屋の方に戻した時、とんでもないものが目に入った。
年期の入ったスーツケースが2つに、蓮杖千絵。彼女の髪はしっとりと濡れ、生乾きの身体に佳明のシャツを羽織り佳明のトランクスを履いていた。
トランクスは少々大きいようで、若干ずり落ちている。
「あ、シャワー借りたよ。」
「な…なっ…!!」
「今日からしばらく私とい…ヴラド、ここに住む事になった。」
“決定事項”というような口調で、千絵は告げた。
「何だったらい…ヴラドはベランダにでもつないどけば良いし、実質私一人と思って。このい…子、牙のせいで喋れないからうるさくもしないし。」
ペットか何かのようにヴラドの頭をぐりぐりと撫で回し、千絵が言う。ヴラド少年は甘えた猫のように千絵の方に擦りより、お陰で佳明は解放された。
「あ…え…っ?」
だが彼は余りの事に呆然自失となり、床にうつ伏したまま動けなかった。そんな彼に、千絵は意地悪く笑いかけた。
「何て呼べば良い?佳兄?先生?お兄ちゃん?」

272 :
 佳明は自分の置かれた状況が全く理解できていなかった。
なぜ自分は、んだはずの妹の親友(しかも人間じゃない)と訳の分からない外人のガキ(こちらに到っては吸血鬼)と食卓に就いているのだろうか。
性格には、ヴラドは床に胡坐をかいて座っており、テーブルについているのは2人だった。
「食欲ないの?」
千絵が心配そうに佳明に尋ねた。
「あ、いや…」
佳明は慌ててナイフとフォークを手に取った。
目の前の皿にはスーパー中の肉を買い占めたのではないかと思われるほどの肉料理が並んでいる。
半分は生で、“男の料理”と呼ぶにしても世辞が過ぎる。だがこれらを作ったシェフは、料理が気に食わない客を食ってしまいそうなやつだ。
佳明はまだ火が通っていそうな肉塊にナイフを立てた。
硬い。
恐ろしく硬い。
のこぎりでも無ければ切れ無そうだ。
「どれどれ、切ってあげよう。」
千絵がテーブルの向こうから身を乗り出した。佳明は思わずびくっと身を竦める。
「…傷付いた。」
千絵は佳明を睨んだ。
「いや…ごめん。」
千絵は黙々と肉を削げ取ると、フォークに突き刺し佳明の方へぐいと突き出した。
佳明は恐る恐る口を開け、千絵の様子をうかがいながら餌付けられた肉を噛んだ。
やっぱり硬い。
だが千絵は満足したようにちょっと微笑むと、肉の無くなった骨をゴトリと床に落とした。
ヴラドが骨に飛びつき、おもちゃにじゃれる猫のように格闘を始めた。
「んくっ。」
千絵は笑う。
「こいつ牙が邪魔で大きなもの食べられないくせに、こうして頑張るのがかわいくて。」
「はあ…」
佳明は恍惚の表情を浮かべる千絵を眺めながら硬い肉をもそもそと噛み続けた。
どうやら千絵には口に物を入れながら喋るという状態が無いらしい。口に入れたものは片っ端から胃に流すように呑み込むからだ。
だが彼女のゲップは佳明をイラつかせた。
「あの…さ。」
とうとう佳明は声を上げた。
「お、女の子が食事中にそう何度もゲップするの、良くない…と思うよ…。」
「そう?」
千絵はきょとんとした。
「でもその代わり、私は大も小もしなくて良いんだよ?」
「そういう話食事中にするのもやめろ。」
千絵は叱られて罰悪そうにフォークを噛んだ。
「何かお母さんみたい。」
「お前な…」
「先生っぽくもあるよ。」
千絵は慌てて付け加えた。佳明は溜息を吐いた。
「大丈夫だよ、学校に行く時は別々に出よう。何だったら私は窓から出る。別々に登校すれば一緒に住んでるなんてばれないよ。」
「それは助かる。」
皮肉のつもりだったが、千絵は無視した。
「ね、佳兄のクラスに池上って女の子いるじゃん。」
「あ、ああ?」
「良い身体してるよねっ。」
「ぶっ!!」
ビールで硬い肉を流し込もうとしていた佳明は思わず噴出した。
「お、おま…っ!」
佳明は少なからずショックを受けていた。中高生時代のセックスシンボルが久々に会ってみたらおっさんのような性格になっていたのだ。
いや、むしろ中二男子かも知れない。実際中2の時、同じクラスの佐伯とこんな会話をした気がする。
「あの娘、美味そうだよね…。」
千絵が目を輝かせた。
佳明はまた溜息を吐いた。忘れかけていたが、しかも“人間じゃない”と来た。
「…ちょっと待て、これ何の肉だ?」
佳明は脳裏を過ぎった悪い予感が外れでありますようにと祈った。千絵は一瞬きょとんとしてから、佳明の最も恐れていた表情をして言った。
「あ…ごめん。」

273 :
小1時間、佳明はトイレから出てこなかった。
「ねえ、佳兄…」
千絵はトイレのドアに向かって話しかけた。
「ごめんね。私、人間と離れて一人であちこち旅してた時期が長くて、そういう常識とか、つい忘れてしまって…」
千絵は床に座り込むと、ドアに寄りかかった。
「こういうの、マンガとかで見るような生活、ちょっとやってみたかったんだ。迷惑かけて、ごめん。」
返事の変わりに、トイレを流す音が聞こえてきた。
「ごめん、でも出てく事は出来ないんだ。ここに居ろって指示だったしそれが何かと便利だから…。
佳兄のにおい、佳奈とそっくりなんだよ?知ってた?
だから佳兄のにおいを嗅ぐとすごく安心して、何だかつい、わがまま言いたくなってしまう…。背中さすったげよっか?」
「いや、大丈夫…。」
げっそりした声がドアの向こうから答えた。千絵はうなだれた。
「もう少し、佳兄に迷惑かけないように考えるよ。好きになってくれとは言わないけど、少なくともこれ以上佳兄に嫌われたくないもん…。」
やはり返事は無かった。
「佳兄?大丈夫?」

佳明はひとしきり胃の中のものを吐き出すと、便座に腰を下ろしてゆっくりと今の状況を考えようとした。
だが相変わらず頭は廻らず、すぐにまた呆然と座り込んでいる自分に気付いた。
思えば佳奈の事件以降、壁に行き当たると思考を止めることが癖になった気がする。
あの時は、あまりに理不尽で訳の分からない出来事に対処する方法はそれしか知らなかったからだ。
その時、ドアの向こうから千絵の声がした。
その声はドアに張り付いているかのようにすぐ近くで聞こえた。
「佳兄のにおいを嗅ぐとすごく安心して、何だかつい、わがまま言いたくなってしまう…。背中さすったげよっか?」
佳明は勃起した。
「いや、大丈夫…。」
佳明は荒くなる息遣いを悟られないように声を押しして返事をした。
「もう少し、佳兄に迷惑かけないように考えるよ。好きになってくれとは言わないけど、少なくともこれ以上佳兄に嫌われたくないもん…。」
佳明は徐にズボンを下ろし、いきり立った摩羅をしごき始めた。

佳明が数年ぶりのオナニーから帰還すると、千絵はベッドに倒れこむようにして眠っていた。
ただ一人、ヴラドだけが青い大きな目をぱちりと開けたまま部屋の隅で膝を抱え体育座りをしてじっとこちらを見つめていた。
「お、お前は寝ないのか…?」
佳明は話しかけた。ヴラドは鳥のように首を傾げたが、答えない。
「ああ、そうか…お前は喋らないんだったな。」
佳明はそう言いながらベッドの空きスペースに腰を下ろした。
「もしかして“喋れない”のか?」
ヴラドはじっと彼を見つめたまま黙っている。佳明はたじろいだ。
何だか、自分が今何をしていたのか見透かされているような気がして、思わず目を背けた。
すると、ベッドに惜しげなく肢体を広げた千絵のあられもない姿が目に入る。
男物のトランクスを腰に引っ掛け、ワイシャツは大きく開いてもう少しで胸元が見えそうだ。
胸…。
佳明は先ほど5回も抜いたにも関わらず再び股間が疼くのを感じた。

274 :
気まずくなって立ち上がると、ベランダの戸を開け外の風に当たって頭を冷やす事にした。
学生じゃあるまいし・・・。
するといつの間にか、ヴラドが隣りに立っていた。
「お前も涼みたいのか?」
ヴラドは佳明の方をちらと見て、一歩外へと踏み出した。
「お前もおれも…捕らわれの身、って所か…普通それお姫様の役割だけどな。」
ヴラドはきょとんとした顔で佳明を見上げた。
「冷えるな。もう閉めるぞ。」
佳明はヴラドに部屋に入れと促した。だがヴラドはベランダから動こうとしない。
「じゃあ…もう少しそこにいるか?」
返事が無いが、恐らくイエスだ。
「それじゃあ寒いから閉めるけど、入りたくなったら自分で開けろよ。それかノックしろ。」
そう言って、佳明はベランダを閉めるとベッドに戻った。
「お姫様が風邪引いちまうからな…。」
そう一人ごちて、千絵に背を向けベッドに腰を下ろすと、背後から声がした。
「まだ気分悪い?」
「うひゃぅっ!?」
佳明は驚いて飛び退いた。千絵が目を覚ましていた。シャツが大きくはだけ、胸が露わになっていた。
「ち、ちちち千絵、前…」
そう言って床に尻餅をついた佳明の腰に、千絵はすらりと長く筋肉質な脚を回して言った。
「私が助けてあげる。」
千絵はそう言うと、佳明の膝の上に腰を下ろした。
「ちょ、千絵!寝惚けてるのか?俺は佳明だ、佳奈じゃない!」
「知ってる。」
千絵が悪戯っぽく笑い、佳明の胸に指を這わせた。その可憐な指から延びた凶暴な鋭い爪がワイシャツのボタンを器用に切り落とした。
「さっきトイレでがんばってたもんね?私の声だけでいっちゃったんだあ。」
千絵の指が、佳明の股間をきゅっと握った。バキバキに勃起したペニスがひくんと震えた。
「なっ、あっ…」
佳明は思わず声を漏らした。
「んくっ、私の身体で起つの?嬉しい。人間じゃないのに。」
千絵の爪がトランクスごとズボンのチャックも切り裂き、いきり立つ摩羅が露わになった。
「ちょ、ちょっと待て…!」
「別に良いじゃん。生徒と先生なんて、よくある…」
「そうじゃなくて…いや、それもそうなんだけど…」
佳明は哀願するような声で言った。
「その…おれ…は、はじめてで」
「知ってるよ?においで分かる。」
「ええっ?え、いや、そ、そのそれで…心の準備が…」
「んくっ。」
千絵が喉で笑って言う。
「分かった。じゃあ童貞卒業はまた次の機会にね。」
「あ、ああ…。」
佳明は助かったような、残念なような気持でいっぱいになった。だがそうが問屋が、いや怪物が卸さなかった。
突然佳明は床に腹這いにさせられると、ズボンをパンツもろとも引っぺがされた。
「な、千絵何を…!!」
「今日はもう一つの方の卒業式だよ?」
佳明は首を捻って振り返り自分に圧し掛かろうとする千絵を仰ぎ見た。
「なっ!?!?」
調度千絵の陰唇があるはずの辺りが縦に裂け、そこから洗濯ホースほどもある巨大な触手が突き出していた。
唾液を被ってぬらぬらと美しいピンクに光るそれは、勃起したイチモツにそっくりだった。佳明の体からさっと血の気が引いた。
「や、やめっ…っ!!」
佳明は逃げようとした。だが時既に遅し、千絵は彼の上に覆いかぶさると、まるで赤子を抱くように彼を抱き寄せた。
「大丈夫、痛いのは最初だけだって佳奈も言ってたから。」
千絵は佳明の耳元に息を吹きかけるように囁いた。
「佳奈ともこうしてたんだよ?佳奈の悲鳴はすごく綺麗で…」
ズクン!!
と佳明の下半身に衝撃が走り、千絵の言葉が聞こえなくなった。
「かっ…はっ。」
最初佳明は、急に呼吸が苦しくなった以外何も感じなかった。だが次第にじわじわと鈍い痛みが尻の方から背筋を這い登ってきた。

275 :
「うぐううううっ!!」
千絵の巨大な触手は佳明の肛門をみっちりと塞いだだけでは飽き足らず、みしみしと肉の穴を圧し広げて彼の体内を侵した。
「胃の中まで全部綺麗にしてあげよう。」
千絵が満足げに呟いた。
「や、やめ…さっき全部…戻し・・・ぐあああ!!」
触手が物凄い勢いで腸の中を圧し進んでいくのが分かった。体の中でボールが跳ねるか、無数の小人が踊り狂っているかのような感覚。
ビチッ。
という音と共に肛門が裂けた。それでも尚、彼自身のイチモツの何倍も太い肉の筒がめりめりと彼の体の中に入り込み続けるのが分かる。
「ごふうっ…!!」
突然、腹の辺りに強烈な違和感を覚えた。
佳明が恐る恐る自分の腹部に目を遣ると、胃の辺りがまるで妊婦のようにボッコリと膨れ、もぞもぞと蠢いていた。
その光景はまさしくホラーだ。
佳明は急に、尻から口までを貫通されてんだ生徒の姿を思い出した。
「う、うわっ!うわああ!!!」
佳明は千絵の魔手(触手、もしくは摩羅)を逃れようと必にもがき始めた。だが到底、抜け出せるはずが無い。
「んくく、佳兄、悲鳴とは裏腹に随分元気だよ?」
そう言って千絵は佳明の陰茎に手を這わせた。彼の息子は相変わらず直立不動で血脈に合わせてビクンビクンと震えている。
「佳兄の…胃液…っ」
千絵が喘いだ。
「この味…懐かしいっ…」
佳明の腹の肉壁の中からジュルジュルという下品な音が聞こえてきた。千絵の摩羅が彼の胃液をすすっているのだ。
「いやああああ!!!!!」
佳明は少女のように叫んだ。だが千絵は止まらない。止めてくれない。
「じゅる…」
千絵は自分の唇を滴る唾液をすすりあげた。
彼女は触手で味わったものの味を口で感じるのだ。なんという恐ろしい…。
その時、部屋のドアを叩く音がした。
「うるさいぞ!!何時だと思ってるんだバカヤロウ!!」
隣の部屋の住人が悲鳴を聞きつけ苦情を言いに来たようだ。佳明は返事をしようとして、言葉にならない声を上げた。
「あっあふっあああうっ…!」
その口に、千絵はよだれまみれの自分の口を押し当てて黙らせた。
「んぐっ…」
千絵のキスに口を塞がれた佳明は一瞬抵抗したが、すぐに骨抜きにされたかのように全身の力が抜けるのを感じた。
千絵の口から流れ込む、中和された唾液は無害で、甘く粘り気があり佳明の舌に犯すように絡みついた。
びゅるっ。
佳明は射精した。
女の子に、しかも妹の親友に尻の穴を犯されていくなんて…。
その恥辱と背徳に身もだえ、佳明はもう一度射精した。
一方千絵はと言うと、親友の兄を、それも神と自然の摂理に反する方法で犯しのた打ち回らせた事への背徳と恍惚に身もだえ、
妖艶に腰を動かしながら佳明の中に挿入した摩羅状触手から止め処なく蜜を溢れさせた。
やがて佳明の腹は千絵の蜜でぱんぱんに膨れ上がった。佳明はそれを快感だと思い始めていた。
「う…げうっ。」
佳明は込上げるゲップを抑えられなかった。
「んくっ、ほら、佳兄も出ちゃうものは出ちゃうんだよ。」
千絵はそう言って佳明の口元に顔を寄せる。
「ん…佳兄のにおい…佳兄の“中の”におい…。」
そう言って佳明のゲップを吸い込むと、千絵もゲップした。佳明よりも大きく。それがドアの向こうの隣人の逆鱗に触れたようだ。
「おいこら、ふざけてんのか!?うるせえって言ってるんだよ!!」
ドンドンドンと立て続けにドアを叩く音が聞こえたかと思うと、続けて「うがっ!!」という短い悲鳴が聞こえた。
「?」
千絵は腰を動かすのを止めた。続けてゴンッと何かが鉄のドアにぶつかる音と、ドサリと何かが倒れる音。

276 :
ずちゅるっ、と音を立てて千絵の摩羅が佳明の体内から這い出て来た。
摩羅触手はまだ黄金に輝く蜜を垂れ流しながら、暴れるホースのようにそれを床に横たわりひくひくと短く息をする佳明の上にぶちまけると、
するすると千絵の中へと戻って行った。
千絵は立ち上がると佳明を残し、玄関へ向かった。
童貞より先に“処女”を奪われ絶望の中に打ち捨てられた佳明の位置からは、千絵がかがんで覗き穴から外を見るや、慌ててドアを開ける様が見えた。
「もう、何で外出したの!?」
千絵は佳明に向かって非難がましく言うと、ドアの向こうの人物を部屋へ引きずり込んだ。
2人いた。
一人はビクビクと痙攣している隣人、もう一人は白髪の小さな人物。ただし老婆ではない。
「こいつ一人で外に出すと勝手にどっか言っちゃうんだから…。何人“吸った”の?」
千絵はヴラドに向かって厳しい口調で尋ねた。ヴラドは心底脅えたように小さな肩をすくめカタカタと震えながら恐る恐る指を出して見せた。
「本当?」
ヴラドはこくりと頷く。
次の瞬間、千絵の腹に縦の亀裂が入り、ヴラド少年を2〜3人は一呑みに出来そうな巨大な“口”が現れた。
まるで少女の体全体が口になったかのようだ。口は猛獣のような唸りを上げ、脅える少年に嵐のように唾液を撒き散らし迫った。
そのあまりの恐ろしさに、端で見ていた佳明のナニも縮み上がった。
ヴラド少年は泣きながら首を横に振った。すると千絵は元の可憐な少女の姿に戻り、よだれまみれになった少年の頭にぽんと手を置いた。
「信じてやろう。さて…」
千絵は痙攣するのを止めた隣人に目を遣った。
「もう手遅れっぽい。どう始末しようか?」
千絵はヴラドを睨んだ。
「全部飲んじゃって良いよ。」
ヴラドは“本当?”と言うように千絵を見上げた。
「ただし…」
千絵は意地悪くにやりと笑う。
「罰としてその後私がお前を“吸って”やる。」
それを聞いたヴラドは再びがたがたと震え出した。だが千絵は容赦ない。足で少年の頭を隣人の体に圧し当てると「吸え」と一言命令した。
佳明は身の毛がよだつのを感じた。
ヴラドが牙を剥くと愛らしい顔は一変してけだものの顔になった。捕食者の顔だ。彼は鋭い牙を隣人の首筋に深々と突き刺すと、血を吸った。
“すすった”ではなく文字通り“吸った”というに相応しかった。
ヴラドが口を付けると中年太りででっぷりしていた隣人の体は、あっと言う間に風船のように萎み、数千年前のミイラのようになってしまった。
ヴラドが牙を抜くと、その衝撃だけでミイラの首がもげ、しなびた頭がころころと床を転がった。
「けふっ。」
ヴラドはゲップをすると立ち上がった。血の気の失せて青白かった肌が、紅を差したように血色が良くなっている。
「んくくっ。」
満足げに立ち尽くすヴラドの前に、千絵が立ちはだかった。
「こいつの場合は突然変異、ミューテーションって言うんだと思う。肉を喰らうんじゃなくて、血だけで生きる。」
恐らく佳明に向けてであろう、千絵は説明しながらヴラドの前にひざまずいた。まるで王に許しを乞う下僕のように。
「こいつの心臓を介して精製された血液はえもいわれぬ美味と快楽をもたらす。」
千絵はそう言うと、小刻みに震える少年の耳元で何か呟いた。外国の言葉だ。
何となく佳明にはその意味が分かったような気がした。自分に言ったのと同じ…“痛くないよ”と。
「私ね、佳兄…」
千絵がちらりと佳明を見た。その顔はそれこそ“えもいわれぬ”ほど美しく艶かしかった。
「“共食い”が好きなの。」
そう言って千絵は唇を寄せ、ヴラドの首にキスするように唇を這わせた。ヴラドはエクスタシーに溺れるように「はっ」と息を漏らす。
次の瞬間、千絵は少年の首に牙を立てた。ヴラドの牙よりも何倍も太く、何倍も鋭い、隠し持っていた残忍な牙で少年の頚動脈を切り裂いた。
「な…っ!?」
佳明が唖然とする前で、千絵はごきゅっごきゅっと音を立ててヴァイパイアから血を奪って行く。
ヴラドは苦痛に悶えるような、快楽に悶えるような表情で首を反って天を仰いだ。

277 :
その時佳明は我が目を疑うものを見た。この期に及んで、まだ驚くものがある事に驚いた。
年端もいかない、身長も佳明の腰ほどしかない幼い男の子の股座がびくびくと震え、瞬く間に30センチはあろうかと言う巨大なイチモツが出現したのだ。
言うまでも無く、成人した佳明よりも遥かに巨大だ。
たった今“処女”を強奪されたばかりの佳明には、あのチンポに犯されたらどんな気がするかと考えずにはいられなかった。
その摩羅は、持ち主が血を吸われるたびに欲情して震えている。一方少年の顔の方はまた血の気が引き、やつれ始めていた。
「ぷはあっ…」
その時千絵が少年の首筋から口を離した。
「ゲプっ…うう。」
千絵はゲップをすると、ずたずたになったヴラドの傷口を舐め始めた。ヴラドはふるふると震えながらその行為を甘んじて受け入れた。
どうやら彼女の唾液には治癒能力があるようだ。だがあまりに傷の状態がひどく、すぐには治らない。
彼女が舐めている途中にも、何度がブシュッと血が噴出し、千絵の体を赤く染めた。
血しぶきを浴びた蓮杖千絵。血に濡れた唇、頬、血の滴る胸、血筋の這う脚…。
その光景は佳明の全ての性感を刺激し、尽き果てたと思われた精液が尿道を駆け上がった。
次の瞬間佳明は射精した。放たれた精は少し先の床を汚した。
だがそれだけでは無かった。
嬲られ、愛撫され、千絵の温かな舌の洗礼を受けたヴラド少年もほぼ同時に絶頂に達していたのだ。
佳明のモノに比べるとバズーカほどもある少年のペニスから、すさまじい量の精液がぶちまけられた。
悪い事に、そのバズーカは調度佳明の方を向いていた。ホースで水を撒くような音を立て、バケツ一杯ほどもある白濁した粘液が佳明を襲った。
「うぶふっ!!」
糊のようにぬめりもの凄い臭いを放つ精液が口の中に入り込み、佳明はむせ返った。
「大丈夫?」
千絵がくすくす笑っている。佳明は答えず、千絵の唾液とヴラドの精液で全身べとべとの状態で、虫の息で床に横たわっていた。
その上を千絵が跨いで行く。
「エッチもしたしお腹いっぱいになったし、私そろそろ寝るね。」
千絵は血まみれのまま佳明のベッドに横たわった。
ついでに足の裏には自分の唾液と2人の男の精液も付いている。千絵はその足を佳明の布団で拭った。
「おやすみ、佳兄。」
千絵はベッドの上から床の上の佳明を見下ろして言った。
「愛してるよ、佳兄。」
それからすぐに彼女はすやすやと可愛い寝息を立て始めた。
佳明はその言葉に呆気に取られ、しばらく床の上に横たわったまま天井を眺めていた。噴出した際に飛び散ったヴラドの血液が斑模様を作っている。
ヴラドは再び部屋の隅で待機のポーズを取ったまま、こちらをじっと見つめるばかりで動かなくなった。
…ちょっと待て、明日平日だぞ。
佳明は血の気が引くのを感じた。
結局、部屋は数時間後に復活した佳明が自分で4時間かけて掃除する羽目になる。
それからシャワーを浴び、千絵の「愛してる」を思い返してこっそりもう一度だけ自慰をしたところで、朝になった。

 尻の痛みは何もしなければ引いたが、それから数日間彼は椅子に座れなくなった。

つづく

278 :
凄い。前のも面白かったけど超絶レベルアップしてる…
これは応援するしか

279 :
G・J!支援するぜ

280 :
ここはいつからフタナリスレになったんだ?

281 :
さすがに男掘るんなら注意書きとか欲しかった

282 :
これはひどい

283 :
「佳兄。」
ある日の昼休み、佳明が屋上で一人弁当を食べていると、背後から声を掛けられた。その名で呼ぶのはもはやこの世に一人である。
「学校じゃそう呼ぶなって言っただろ。」
佳明は振り向き様に言う。千絵が昇降口の日陰に立ってこちらを見下ろしていた。
6月だと言うのにその日は真夏のように暑く、屋上には生徒は一人も居なかった。
「探したんだよ。なんでこんな所にいるの?」
千絵は日向に歩み出た。黒い髪と白い肌が陽光に照られて輝いた。
「職員室の椅子に座れないからだ、その…君のせいで。」
佳明がむっとして答えると千絵は声を上げて笑った。
「君こそ、昼飯食べないのか?」
「“保護者”がお弁当作ってくれなかったんだもん。」
「あ…」
佳明は“しまった”というように口をぽかんと開けて固まった。
ていうか、それもおれの仕事なの?
「…半分やるよ。」
佳明は溜息交じりに弁当箱を差し出した。当然、ものの数分で半分どころか全部食われた。

 学内随一の不良集団の失踪は、時たま話題に上っては、黒い噂となって囁かれもしたが、すぐに諦めとともに生徒や教師たちの脳裏から姿を消した。
蓮杖千絵こと村雨千絵も学校に馴染み、心なしか佳明にとって浮動高校は以前よりも過ごしやすい職場となった。
千絵は陸上部に仮入部し、すぐさまその美貌と人間離れした運動能力を以ってスターになった。
「そんなに目立って良いのかい?」
と尋ねる佳明に、千絵はけろっとしてこう答えた。
「転入生は半年は外部の大会に出られないんだよ。佳兄、教師なんだから知っておきなよ。
私がどんなに羽目を外しても校外には洩れない。男の子にはちやほやされるし、女の子からは羨望の眼差しを向けられる。
ストレス発散にはもってこいだよ。」
「ふぅん…。」
佳明は、部活帰りで汗ばんだ千絵の体をちらりと見遣って思った。
彼女も、年頃の女子相応に、他人から注目されたいとか異性にもてたいとか、そんな願望があるのだろうか。
本来そういう想いに体力を費やすべき時期は、彼女にはほとんど無かったのだから。

284 :
1.内山佳明の日常
 放課後、佳明は渡り廊下の窓に寄りかかり、呆然とグラウンドの方を眺めていた。
夕日に染まった埃っぽいトラックでは、村雨千絵のすらりと長く筋肉質な四肢が宙を舞い、高飛びの世界新と思われる記録を叩き出していた。
「あの、内山先生…」
突如、背後から誰かが自分の名前を呼んでいるのに気付き、我に返る。この苗字にはまだ慣れない。
振り向くと、彼のクラスの女生徒が立っていた。
武佐香苗。小柄で大人しく、クラスでもあまり発言しない。ちょっと妹に似ているタイプの女の子だった。
「ああ、ごめん…何ですか?」
「えっと…今日の数学のことで、質問が…。」
「ああ…じゃあ、自習室へ行きましょうか。」
「はい…。」
武佐香苗は少し身じろいだように見えた。廊下を歩きながら、佳明は小さく溜息を吐いた。
大人しそうな彼女も「サイコ」の件を知らないはずは無かろうし、内心彼を恐れているのだろう。
「あの…先生?」
「え、何?」
「あの…ネットで知ったんですけど…先生の、その…妹さんの事…。」
ほら、来た。
「武佐さんが何を読んだか、知らないけど…」
佳明はこういう時に答える事にしているテンプレートの返事をした。
「僕は、事件の事をよく知りません。それに僕にとっては、妹は妹です。
難しい事かも知れないけど、その事件の事とは関係なく、僕と言う一人の人間として接して欲しいです。」
「あの…あ、はい、ごめんなさい…。」
武佐香苗は申し訳無さそうに頭を垂れた。
「私、怖くないです…。」
「え?」
「すみません、先生。数学、もう少し自分で考えます。質問、また今度にします。ありがとうございました。」
そう言って、香苗はぺこりと頭を下げ、廊下を走り去って行った。
佳明は、止めるべきなのか何か声をかけるべきなのか迷いぽりぽりと頭を掻いたが、結局何も言わなかった。
自習室がある棟は放課後は滅多に生徒が来ない。
佳明は職員室へ戻る前に、そちらの棟のトイレに入ると、先ほど渡り廊下から見た躍動する千絵の体を思い描きながら自慰に耽った。
それが学校であるという事、自分が教師であるという背徳感が彼を高揚させた。
だがその日はなぜか、千絵の顔に混じって、武佐香苗の顔が頭を過ぎった。
 家に帰ると、ヴラドが一人、暗い部屋で彼のポータブルゲーム機をいじっていた。
液晶パネルの明かりに照られた少年の顔は美しいがなんとも不気味だ。
「ただいま。」
佳明が声をかけると、ヴラドは顔を上げた。これでも進歩した方だ。最初は顔も上げなかったから。
「もしかして、一日中ずっとそれやってたのか?」
ヴラドは返事をしない。
千絵はまだ帰っていないようだった。部活だろう。
佳明は部屋の電気を付けると買い物した荷物を冷蔵庫に入れた。
ヴラドは蛍光灯の光りが嫌いらしく、電気を付けるといつも部屋の隅に行く。
佳明はしゃがんでヴラドの目線に合わせると尋ねた。
「対戦、するか?」
ヴラドはきょとんとした顔を佳明に向けた。
「ただいま。」
千絵が帰って来た時、ヴラドにボロ負けした佳明はベッドに横たわって不貞腐れている所だった。
バスルームのドアが閉まるバタンという音に続いて、シャワーの音が聞こえた。
佳明は天井を見上げたままぼうっと考え事をしていた。
本人の話によると、千絵は佳奈を失ってからしばらく外国で暮らしていたらしいが、日本に戻って来た理由をまだ彼に言っていない。
本人曰く、彼女の仕事は同族のモンスターを狩る事で、今の雇い主は環境省との事だ。
胡散臭いが、それが本当だとしたら、もしや彼の周囲に千絵と同じような怪物が潜んでいるのだろうか?
部屋の隅でヴラド少年の続けるゲームから電子音が洩れる。モンスターを狩るゲームだった。

285 :
その時、バスルームのドアが開き、千絵が出てきた。
「ふぅー。」
千絵は髪を拭きながら、佳明の寝転がるベッドの端に腰を下ろした。
「佳兄、晩ご飯はハンバーグがいい。」
「ああ…」
と呟きながら何となく目をやった佳明は、思わずベッドから跳び上がった。
「ん?」
と無邪気な顔を向ける蓮杖千絵は、真っ裸だった。タオルも髪に巻かれていて、体を覆うものは何一つ無い。
「ふ、ふふふ…」
「ちょっと、人の体見て笑うなんて失礼じゃない?」
「服着ろ!!!」
千絵は何のことだかさっぱりと言った顔で自分の姿を見て言った。
「ああ…。」
それから、例の意地悪な笑みを浮かべるとベッドを這うように佳明に自分の体を摺り寄せた。
「何だぁ、佳兄恥ずかしいの?」
「く、来るな!」
「いいじゃない、小さい頃一緒にお風呂入った仲じゃん?」
「そ、そんな事…」
「それとも妹の友達の体見て欲情しちゃったかな?」
それから付け加える。
「しかも生徒の。」
「うわっ!!」
佳明はベッドから落ちた。
「今日、渡り廊下から私の事見てたよね。」
「み、見えたのか…!?」
佳明は床に仰向けになりながら千絵を見上げた。
「目が良いの。」
そう言って千絵はするすると蛇のようにベッドから滑り降り、佳明の体をその逞しい太ももでがっちりと押さえつけた。
「鼻も良いんだよ?」
そう言って、佳明の股間に鼻を近付けくんくんと臭いをかいだ。
「佳兄はどんなオナニーをするの?」
千絵が無邪気な顔で尋ねた。
「ね、何考えてするの?」
佳明は顔から火が出そうになって千絵から目を背けた。
「私の事…だったら良いな。」
千絵はそう言うと佳明の体にぴったりと寄り添うように自分の体を押し付けた。
千絵の豊かな唇からポタポタと透き通る唾液が落ちる。
「いいにおい…わたし、このにおい…んっ、だめ…」
ミチミチと音を立てて千絵の腹が割れた。
亀裂からもぬらぬらと輝く唾液が落ち、佳明のシャツをぐっしょり濡らした。
「昨日の続き、しても良い?」
「や、やめ…」
言いかけた佳明の口を千絵の手が塞ぐ。
「今度は私に入れて良いよ。」
佳明はごくりと唾を呑む。それをイエスと取ったように、千絵は佳明のズボンのベルトをまさぐった。
あまりに乱暴にベルトを引っ張られ、佳明は思わず言った。
「こ、壊すなよ…」
次の瞬間、ビリッという音と共にベルトもろともズボンが引き裂かれた。
「…まあ、いい。」
千絵は佳明に見せ付けるように体を反らした。
腹の中央に走る亀裂がジッパーを閉めるように徐々に閉じていき、見事に割れた腹筋が重なるようにして口を隠した。
残ったのは、薄っすらと毛の生えた秘所の裂け目だけだ。
「痛かったらごめんね。」
千絵はそう言うと、佳明の上に腰を下ろした。
ぬぷっという音を立てて、佳明のチンコが彼女に呑まれる。
「んぐぐっ…」

286 :
人間の女性の場合、膣の筋肉の収縮は自分の意思では出来ないと聞いた覚えがある。だが千絵の場合は違う。
千絵の割れ目は口だった。千絵の全身は筋肉で、人間を吸い込む巨大なポンプだった。
千絵の中に入った途端、蠢く巨大な筋肉の渦が佳明のペニスをなぶりものにした。
うねうねと撫ぜ回り、中のものをよこせと吸い上げた。
千絵が腰も振らないうちに、佳明は早くも絶頂に達そうとしていた。
「ち、千絵…まずいよ…」
佳明は乞うように言った。
「ゴムも無しで…」
「あはっ。」
千絵が腰を浮かして笑った。
「大丈夫だよ。中に出しても、みんな中で“食われる”だけだから。」
そう言って千絵は腰を振り下ろした。
ずんっ。
「あああっ…!!」
佳明は射精した。
それでも千絵にとってはまだ始まってすらいない。物凄い力で佳明のペニスを圧迫したまま、ぐりぐりと腰を揺らして行く。
「あっ、ま、待って千絵…うぐっ!!」
あまりの膣圧に佳明の体ごと持ち上がりそうになりながら佳明は懇願したが千絵は止めるはずもない。
千絵の体内には男を麻痺させる何かがあるのかもしれない。
佳明は射精を止められなかった。
一度達したら、その潮は引く事無く、常に絶頂を維持した。
いきすぎてがくがくと足が痺れるように痙攣しだした。
「佳兄の…んっ…おいひい…」
千絵は下の口で佳明の精液をごくごくと飲み込みながらよだれを垂らし、彼女の唾液は佳明の顔に落ちた。
千絵が腰を動かすたびに、襞の奥に隠された歯が佳明のチンコに当った。
普段は鋭い牙は内側に向けられ、チンコが傷つくことは無いが、その恐怖が佳明の興奮を一層煽り立てた。
ぎち、ぎち。
一人の男と怪物の肉体の繋がった部分が音を立てる。
射精する傍から放たれた精は怪物に呑まれて行き、美しい怪物は胃の中で精子を射しては気持良さそうに声を上げた。
「はぁっ…はぁっ…」
佳明は10分もしない内に息も絶え絶えになってきた。
「もう終わりなの?」
「ふっ…ふっ…」
「残念…。」
千絵は呟くと、佳明の体から立ち上がろうとした。
ぬぽっと音を立て、佳明のペニスが肉のポンプから解放される。外の空気がひんやりとチンコを責めた。
佳明が目を上げると、千絵の秘裂からペロリと舌が出てきて、じゅるりと割れ目の周りを一舐めするのが見えた。
「佳兄、大好き。」
千絵が佳明を見下ろして言った。
「食べちゃいたい。」
それを聞いて、萎えかけていた佳明のペニスが再びむくりと起き上がった。
千絵はそれを見逃さなかった。
「まだ出るでしょ?」
千絵はにたりと笑うと、佳明に覆いかぶさるようにして言った。
「今度は体全部で愛してあげる。」
腹筋の割れ目に沿ってピシピシと亀裂が入った。
次の瞬間、千絵の体は全身が巨大な口と化したかのように真っ二つに裂けると、佳明の体を呑み込んだ。
「もがぁっ…!!」

287 :
佳明は、自分の体が千絵の肉に包まれていくのを感じた。
温かく、柔らかで、それでいて強靭な肉のゆりかご。
千絵の体の奥深くからわらわらと触手が群がり、佳明の体を弄った。
全身の性感を触手が優しく強く愛撫し、ペニスに絡みついたチューブが精を搾り取った。
親が子をこちょこちょとくすぐって遊ぶかのように。
佳明はこのままぬかも知れない、と思った。
あまりの壮絶さに声が出なかった。出るのはただ、凄まじい快楽の証である白濁した精だけだった。
だが暫くすると、彼の体は「ぺっ」と外に吐き出された。
全身唾液まみれで、がくがくと震えていたが、まだ五体満足で生きていた。
唾液が目に入りかすむ視界に、千絵が見えた。
満足げに舌なめずりをしてベッドに腰を下ろすと、“食べかす”となった佳明を見下ろして言った。
「ねえ佳兄、晩ご飯はハンバーグがいいな。」

つづく

288 :
頑張って読んだのに捕食ないじゃないか…

289 :
すごくいい

290 :
これからの捕食に期待ザマス

291 :
>>287G・J!

292 :
てか>>288態度悪すぎだろ、何様だおまえ?
そんなもん感想でもなんでもねえただの文句だろが
頑張らんでええから黙っといてくれんか?
ただでさえ人少ない時に偉そうに何ぬかしとるん?

293 :
※フタナリあり
とか
※捕食なし
とか明記してあれば興味ない人も文句言わずにスルーできるとは思うが
投稿者の配慮次第だな

294 :
そもそも捕喰シーンを毎回入れる必要もないだろう。
長編なんだからさ。

295 :
全くもって同意。
書き手の責任て発想が出てくるのが謎。
これだからくれくれ厨は・・・ゆとりか?

296 :
まぁ配慮不足は今の所ふたなりくらい。

297 :
>>292もちょっと頭冷やして、言い方考えよう。

298 :
「何様だ」という言葉を使いたがるやつはブーメランが好きなのよ

299 :
このスレ
作品が投下されると
荒れるのね

300 :
>>299
以前からよく分からないのが一人住んでるだけだよ

301 :
ビジネスジャンプにここの住人に受けそうな漫画が載ってた。
SFファンタジーな世界で貴族達が飼っている女性型モンスター同士を戦わせると言う内容。
その飼われてる雌モンスターは普段頭に着けられた装置で獰猛さを抑えてられているが、
野生の状態では人間にも容赦なく襲い掛かり、相手が女性だとそのまま喉笛を裂いてし、
男性の場合『生かしたまま睾丸を貪り食って』からす(睾丸と精液が大好物だとかw)。
主人公の男は共に年月を過ごして来た女性型モンスターとの間に愛が芽生えたと確信し、
その証明として野生を抑える装置を外し、女性型モンスターの口腔奉仕に身を委ねるが・・・。
ちなみに描いてるのは昔BφYとか描いてた人なんだけど実はこっち系の趣味あるんかな?w

302 :
>>301
漫画のタイトルと何号かくらい書けよ。

303 :
調べてみた。これかな?
ttp://a-draw.com/contents/uploader2/src/a-draw1_2127.jpg

304 :
>>302
ああすまない。
今売られてる号で合ってる。

305 :
傷だらけの仁清ってやつ?

306 :
>>305
それはそれでグッとくる話よ

307 :
面白そうだからコンビニ行ってくるわ

308 :
てs

309 :
閑古鳥

310 :
鳴いてるね

311 :
千絵の続き書いてくれた人はもう書いてくれないのだろうか・・・
好きだったのに・・・

312 :
千絵は東京に空が無いという

313 :
今月のミニマム良かったと思う

314 :
てs

315 :
ljig

316 :
ほしゅ

317 :
ここのスレの住民なら、もんむすくえすとはもうとっくにチェック済みなのかな。

318 :
チェックはしてるんじゃないかな
合う合わないはともかく

319 :
もんむす・くえすと買ってみた
このクオリティで2625円は高い気がする・・・
キャラによってHシーンが立ち絵1枚なんてこともある・・・
あと捕食してくれるキャラが少ないから捕食メインで買うとがっかりする
RPGと書いてあるが、ザコキャラ(ランダムスポーンのキャラ)はいない

320 :
自分はやってみて2625円はすごく安いと思ったよ
逆転なしのせめられもさることながら
自分から捕食をねだれるなんていう点もいい。
捕食シチュは12/68
正直作ってるサークルから考えると絵よりも
文字がメインなのでそっちで補完できる人の方が楽しめると思う。
まぁ、ここエロパロ板だし問題ないと思うけど・・・

321 :
おいらも満足じゃった
でもハードな感じを期待してたら肩透かしかも知んない
マイルドっぽいから苦手な人も安心してプレイ出来るみたいだしね

322 :
あそこのは淫語が単調なフェラ音がずーっと流れるだけだから飽きるわ

323 :
今更ながらもんむすやってみたけどなかなか良かった
捕食のCGがもう少しあるとよかったな
ラミアたん・・・・

324 :
作品投稿です、、、。
スカ無しで。主人公は20歳くらいの男です。それでは


目の前には、巨大な女が居る。
血で染めたかのような緋色の着物を身に纏っている。
髪は長く、腰の辺りまであり、頭には花簪を挿している。
見た目はかなりの美人…切れ長の瞳が知的な印象を与えている。
年齢は、人間でいえば大学生くらいだろうが…しかし噂が本当なら、この女は鬼の眷属だろう。
地獄に棲む鬼の貴族で、家来に人を攫わせては色々な方法で弄ぶのだという…
この鬼娘の噂も人々の間で広まりつつあったが、本当に存在していたのか、と改めて実感する。

「…お主、落ち着いておるな。わらわが怖くないのか?」
不意に、鬼娘が声をかけてきた。
「…ん、騒いだって何も状況は変わらないだろ。取り乱して命乞いして欲しいのか?」
「ああ。人間が恐怖に慄き、醜く助けを乞う様はわらわにとって最高の前菜であるからな」
そういって鬼娘は恍惚とした表情を浮かべる。今までに攫った人間の顔でも思い浮かべているのだろうか…
「お主は怖がってくれぬな…残念じゃ」
鬼娘はそういって、残念そうな表情をうかべる。
「それから…お主は今…何も服を着ていない…ハダカ…なのにもかかわらず、ちっとも動揺しておらぬが…恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしくないことはないが、それどころでもないだろう…」
「淡白なヤツじゃな…もっと面白い反応が見たいのに…」
「つまりだ、俺はお前が望むような反応は見せてやれないと思うんだ、だからここから逃がしてくれないかなー」
「ふふふ…おかしなヤツじゃな、お主…じゃが逃がしてやる訳がなかろう」
…そりゃ残念だ。何とかここから逃げられないものか…
「ふふ…わらわは今腹が減っておる。何かよいおやつはないかのう…」
そう言うと鬼娘はこちらを見て、その唇に舌を這わせた。
(おいおい…こいつまさか…)
「口の中で人間が暴れるのもわらわの楽しみなのじゃが、お主はどうかな…」
「俺は暴れないと思うぜ、だから…」
俺がその言葉を言い終えないうちに、鬼娘が手をこちらに伸ばしてきた。俺は逃げる間もなく、その手に握られてしまった…
首から下は全て握り拳に納まってしまって、顔だけが何とか出ている状態だ。
「どうせならこのまま握り潰して、血を啜るのもよいかの…」
それを聞いて、俺は一瞬怯えて身を縮こまらせてしまった。
「っ…!」
「ふふふ、何だ、お主も怯えるではないか…そのカオ、わらわの好みじゃぞ…では、いただくとしようかの」

325 :
…俺をビビらせるために言ったのか?というかどうやって俺を食うつもりなんだ?
すると鬼娘は、俺を掴んだままのその手を顔の上へと移動させ、徐々に口へと近づけていった。
「あーん…」
ゆっくりと口が開かれていく。薄い桃色の柔らかそうな唇の間から、唾液にまみれていて柔らかそうな舌や糸を引く唾液が姿を覗かせる。
鬼娘の口に近づいくにつれて、段々とその甘くむわっとした口臭を感じるようになってくる…。
そして、段々と視界が彼女の口に染まってゆく。
そして―――
あむっ
肩の辺りを、柔らかく湿った何か――鬼娘の唇が、挟む。
(…!)
と同時に、今まで俺を握り締めていた鬼娘の手が離れる。そのため、俺は鬼娘の口に咥えられている格好となった。
ぴちゃ…
妖しい音と共に、巨大な舌が俺の顔を舐る。光が無いため俺は何も見えず、俺をしゃぶる口の生々しい感触と音、臭いだけが
俺の五感を支配していった。
れろ、れろ、ぴちゃ、ぴちゃ…
突然、鬼娘が俺を舐めるのをやめた。と、次の瞬間、俺の体が上下逆さまになった。
「おうわっ!?」
突然のことで驚いたが、そうか、鬼娘が上を向いたのか。俺を食うために…
ゆっくりと、体が下降してゆく。飲み込まれてゆく最中にも体中を舐め回される。
れろ、れろ…
こんな状況だというのに、少し感じてきてしまった。鬼娘のほうはそれに気付いていないようだ…。
とうとう足だけが口の外へ出ているのみとなった。…そして鬼娘は、口を窄めて一気に俺を啜った。
ちゅぽんっ
「ふふふ…」
鬼娘の、くぐもった笑い声が聞こえる。
口の中は暗く、暖かく、湿っている。巨大な舌がまるでアメをしゃぶるかのように俺を舐めまわす。
れろれろ、むぐむぐ…
執拗に舐めまわされ、俺は口の中でかき回された。
不意に舌の動きが止まり、口内が狭くなった。
いよいよ飲み込まれるのだろう…その通りだった。
体が一気に舌に持ち上げられたかと思うと、そのまま喉の奥のほうへと転がされた。
そして…
んー…ごくっ
大きな音と共に鬼娘の喉が動き、俺は飲み込まれた。
食道を下っていく感覚は何とも奇妙だった…。
…暫くすると、不意に体が食道の締め付けから開放され、そして柔らかい床へと落とされた。
「ここが鬼娘の胃袋か…」
恐らく脱出は無理、俺はそう考えて、まだ胃酸の無い胃へ腰を下ろした。
消化されるのは痛いのか、どのように消化されるのか、考えることにした。

326 :
気がつくと胃壁から胃酸が湧き出していた。足と尻は既に胃酸に浸かっており、ヒリヒリしている…。
段々と、侵食されていくみたいだ。
そのままボーっとしていると、今度は、胃袋全体が動き始めた。俺という食物を感知して、消化するために動き始めたのだ。
ここで、ようやく、実感する。ああ、俺は、食物として食べられたのだと…
いつの間にか、全身に、胃酸が、かかっていた。足先は、もう溶けて、原型をなしていなかった…
俺は…鬼娘の胃の中で、もみくちゃにされて、段々と溶かされている…ハズなのに、あれ、なんだか気持ちいい…
…ああ、トロトロに…なって………あ…


「…よお、お目覚め?」
「…ああ」
…俺はベッドの上で目を覚ました。辺りを見渡すと狭い風景な部屋で、一人の男が俺に話しかけていた。
「どうだった?ウワサの鬼娘は」
「…想像以上だった」
「ははっ、そりゃ快感のことを言っているのかい?」
「勿論。胃で溶かされる快感は…癖になる」
俺達は、女の子に食われることに快感を感じる、特殊な嗜好を持った仲間…ふとしたきっかけで知り合った。
技術の進歩で、人工知能が闊歩する時代…
俺は自分そっくりの有機アンドロイドを作り、そこへ意識を移して、そしてわざと例の鬼に攫われて…あとはこの通り。
「いやー、あの鬼娘の噂を聞いたときは心が打ち震えたね、俺達を食べてくれる生身の生き物がいたなんて」
「ホントだな。…さて、じゃあさっそく俺も攫われてくるよ、例の鬼娘に食べられるために…」


327 :
以上です。
何か感想などあれば、お聞かせください…。

328 :
GJ
面白かったよ
ぬ構成あんまり好きじゃないから意識を移した生体アンドロイドというのがいいアイディアだなぁ
少し欲を出して言うけど読み取る限りこの鬼娘は踊り食いしたい訳だから
胃に納めた後動きが無い云々とか文句なんかを喋らせると俺得

329 :
ちょっと気になってるんだけど
http://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ075214.htmlってどうなの?
買った人感想教えてくれ

330 :
>>329
かかりにくい人が居るからまずはフリーの催眠音声を探して
聞いてみて上手くかかるか試した方がいいんじゃないかな
とりあえず催眠系はかかれなかった時の感想は悲惨としか言えない

331 :
作品投稿です。エロありスカなしで。
ある朝、木が生い茂る山の中を、一人の男の子が歩いていました。
彼は友川優也 小学5年生です。
「〜♪」
鼻歌とか歌ってます。
彼は、散歩だったり、サイクリングだったり、とにかく外で動くことが楽しいのです。趣味なのです。
自然の多い山や海でも、人の多い街中でも、色々な場所を「見る」ことが彼の楽しみなのです。
自由に活動したいのと、同じ趣味を持つ友達がいないのとで、彼は一人で行動することが多いのです。
友達に誘われて野球とかすることもありますが、休日は大体こういったことをしています。
そんな訳で、今日も彼はハイキング用の荷物を背負って、山の中を歩いていました。

お昼頃になったので、彼は自分で作ったお弁当を食べることにしました。
座るのにちょうどよい岩があったので、そこに腰掛けて。
「いただきま〜す」
ウィンナーやら唐揚げやら入ってて、美味しそうです。
10分ほどで弁当を完食し、彼は立ち上がり、また歩き出そうと…しました。
「…?」
ふと。背後に気配を感じ、彼がゆっくり振り返ってみると、一見誰もいませんでした。
しかし…彼は得も知れない不安感を感じ、急いでその場から立ち去ろうと決め、一歩足を踏み出そうとすると…
「…うわっ!」
何かに足を絡めとられ、転んでしまいました。彼が、何だ!?と戸惑っていると
「うっ!」
…今度は彼の肩に激痛が。そして激痛とともに、彼の意識は薄れていきました。
「うう…」
意識が切れる直前、朦朧とした意識の中で彼は、自分が抱きかかえられ、どこかに運ばれていくのを感じました…。

332 :
「…きて、起きて」
「…う…ん…?」
自分を呼ぶ声で、彼は目を覚ましました。
まだ意識が朦朧としていて、何が起こったのか理解できていない様子です。
「やっと起きたね…おはよ」
どうやら自分に語りかけているらしい声のするほうへ首を向けると、そこには一人の…人間ではない者がいました。
「…!!!?」
彼が見たのは、長い黒髪を持った可愛らしい美少女の顔――16歳くらいでしょうか――と、まったく服を着ていない
裸のままの体――貧乳ゆえ幼さが残ります――そして…上半身の5倍はあろうかという、鱗に覆われた長い下半身。
彼は段々と意識と記憶を取り戻してきました…自分が何者かに襲われ、どこかへ連れ去られたことを思い出しました。
「あ…あなたは!?だ、誰ですか?僕をさらったのはあなたですか?」
「キミをさらったのは私だけど…人のことを聞くのならまず自分から名乗らないと」
「…」
彼は、こんな状況で何を!?と思いましたが、この人外の危険度が分からず、また単純に怖かったため素直に答えることにしました。
「えっと…僕は友川優也、11歳です、あなたは?」
「私はローグレット・ティファンス!長いからローでいいよ!としは…人間で言うと、16歳くらいかな…
で、見てのとおりラミアです!よろしく〜♪」
何がよろしくなのか分かりませんでしたが、彼はとりあえず今思ってる疑問をぶつけることにしました。
「え、えっと…ボクをさらってどうするつもり…ですか?」
「ん〜?決まってるじゃん、食べるためだよ〜」
「!?」
え…何か、恐ろしいことをさらっと言いませんでしたか?
彼の体が一瞬、硬直しました。そして、すぐに飛び起きて、逃げ出そうと…しましたが、いつのまにか自分の背後まで迫ってきていた
長い蛇の尻尾に巻きつかれてしまいました。
「は、放して!おねがい、はなして!」
「やだよ〜、せっかく捕まえたのに〜」
そう、獲物を捕まえた捕食者が、その獲物を逃がす筈はないのです。
「あ、ちなみに私がキミを食べ終わるまで、この辺には人が来ないようになってるんだ〜。だから叫んでも無駄だよ〜。」
「そ、そんな…」
恐らく彼女の言っていることはホントなんだろう…と思い、優也くんは青ざめました。
「逃げないでくれたら、食べる前に気持ちいいことしてあげるよ〜?」
「き、気持ちいいこと…?」
「うん、キミはまだオナニーとかもしたことなさそうだから知らないかもしれないけど…オチンチンを、私の長いベロで舐めてあげるの。
人間に舐めてもらったことも無いだろうから、気持ちよさを比べてもらえないのが残念だけどね」
そういってローは、舌をべーっと出しました。その長さは、ゆうに20センチはあるでしょう…胸の辺りまで届いていました。
一方、優也くんはというと…
「…?」
オチンチンを…舐める?彼はそれが何を意味するのかまったく分かりませんでした。
一人でいることが多く、またネットも殆ど利用しない故に彼はその手の知識が全くありませんでした…勿論オナニーもしたことありません。
ですから、オチンチンを舐めるなんて、汚いんじゃないかなあ…としか思っていませんでした。
「…うーん、やっぱり分かってないみたいだね…残念。でも、何も知らない子にこの気持ちよさを教えてあげるってのもいいかも…
よし!そうと決まったら優也君!早く服を脱いで!ほら、早く!」
「えっ!?…そ、そんなの恥ずかしいです…」
「だめ、脱ぐの!…イヤなんだったら、もう食べちゃうよ…?」
一瞬、ローの目の光がとても冷たく、恐ろしいものへと変化しました。
「ひっ!…わ、わかりました、脱ぎますよ…」
彼は恥ずかしかったけど、その目があまりに怖かったのでおとなしく服を脱ぐことにしました。

333 :
「………///」
彼はあまりの恥ずかしさに、俯いて泣きそうになっていました。
「わあ…とーーってもみずみずしい…うふふ、美味しそう…」
「えっ…食べないって、言ったじゃないですか…」
「そんなこといってないよ〜、脱がないなら食べるって言っただけだよ〜」
「そんな…」
「まあまあ、これから気持ちいいことしてあげるんだからさ…」
そういってローは、その顔を優也くんの股間に近づけました。
「ふふ、美味しそう…それじゃあ、いただきま〜す」
「えっ!?」
彼は、やっぱり食べられるの?と思って、身を縮こまらせました。
「ふふ…あ〜ん…」
ローはそんな優也くんの様子を気にせずに、その小さな肉棒に口を近づけ…
ぱくっ♪ …と咥えました。
「ひうっ!?」
「ふふ…おいひ〜い♪」
ローは肉棒を口に含んで、口の中で舐め回しました。その長い舌を巻きつけたり、思いっきり吸ったり…
一方優也くんは、オチンチンを噛み千切られる!という不安から、未知の快感に酔いしれて…陶酔していきました。
「むぐむぐ…ぷはあっ!うん、やっぱり美味しい!早く食べたくなってきちゃったよ…」
「あ…あ…」
ローが口を離すと、ローの口と優也くんのオチンチンとの間で唾液が糸を引いていました。彼には、その様子がとても淫靡に見えて…
そして彼は未知の快感に声も出せず、体をガクガクと震えさせていました。
「ふふ、すっかり感じちゃってるね…そんなに気持ちよかったのかな?嬉しいな♪じゃあ、今度は…」
そういってローは、その長い舌をべろーっと出し、すっかり立ち上がったそのオチンチン…ペニスに近づけ…
れろーーっ! と、根元から先っちょまで舐めあげました。
「…!!!」
優也くんはその小さな体をビクッ!と震わせました。
「ふふふ…」
ローは一度ペロッと舌なめずりをし、もう一度舌を伸ばしてペニスを舐めまわしました。
ぺろっ…れろれろっ! ペロペロ…れろれろ
「あ…あっ…あああっ!」
優也くんは、その激しさに嬌声をあげて、ただ陶酔しているばかりでした。
そして…
「ふふ…そろそろかな、よーし…」
ローはそう言うと、また優也くんのペニスを咥え込み…
じゅるっ…じゅるじゅるじゅるじゅる! …と思いっきり吸い込み始めました。
「あっあっああっ…あああああああっ!」
優也くんは、今まででいちばん強い快感に、ただ嬌声を出し体をガクガクと震えさせることしかできませんでした。
ローは吸い込みながら、彼のペニスを舐め回しました。
じゅるじゅるっ!れろ…れろれろっ!じゅるじゅるじゅる!
そして…
「ああっあああっ…あああああああああああああ!」
ぴゅっ…ぴゅううっ …と、優也くんは…大きな声を出して、ローの口の中に、大量の精子を放ってしまったのでした。
ローは満足げに目を細めて、しばらく口の中の精子を堪能した後…
「むー…ん、ごっくん」
優也くんの精子を、飲み込んでしまいました。
「あ……あ…」
優也くんは目が虚ろで、涙を流しながらガクガクと体を震わせていました。
「あらら…そんなに気持ちよかったのかな?嬉しいけど…やりすぎちゃったかな」
ローはそう言って、そっと優也くんを自らの尻尾にもたれさせるのでした。

334 :
それから10分くらい経ったでしょうか。優也くんがあまりにぼーっとしているので、ローはそっと声をかけてみることに。
「あの、優也くん?おーい…大丈夫?」
「…ん…はっ!?え、えっと…うん、大丈夫です…。」
彼は自分がされたことが恥ずかしかったので、俯きがちに、小さな声で、そう答えました。
「それじゃあ、そろそろ…おなかもすいたから、食べても、いい?」
「…!」
それを聞いて彼はまた逃げ出そうと…しましたが、今度は力が入らず、立ち上がることもできませんでした。
「や…やめて!おねがい…やめてよ…」
「うふふ…残念だけど、もう私おなかペコペコなんだ…だから…」
そういってローは蛇の尻尾を彼に巻きつけ、そのまま持ち上げた。
「うわっ…!」
「うふふ、やっぱりおいしそう…」
そしてローの…人間ならば女性器に当たる部分が、くぱぁっ…と、人間を丸呑みできるくらいに大きく開いた。
「ひっ…」
「もう、食べちゃうね…いただきまーすっ」
優也くんの足の先をその大きな穴とくっつけると、そのままずぷずぷっ!っと一気に腰まで呑み込んでしまいました。
「あああっ!イヤだ、やめてよお!」
「うふふ、ゾクゾクする…いいよお、もっと叫んで…」
恐怖で泣き叫ぶ優也君くんに対して、ローの顔はすっかり恍惚として、上気したものとなっていました。
「ああっ、やっぱり、おいしい…」
「やめて、やめてえ!」
ずぷ、ずぷ、ずぷぷぷ… と、優也くんはどんどんとローの中に沈んでいきます。
もう、優也くんは肩から上と、手しか出ていません。
「お願い、おねがい…出してえ!」
「だーめ♪…うふふ、ホントはもっとキミの声を聞きたいんだけど…おなかペコペコだから…ね?」
「いやだああああ!」
しかしそんな優也くんの哀願も空しく…
「あ…あ…」
ずぷ♪ …と、彼の頭まで呑み込まれてしまいました。
「うふふ…動いてる動いてる…うん、それじゃあ一気にいただいちゃおう♪」
そして、彼の腕も、指先までも、すべてがローの中に消えて…
ごくん…という大きな音と共に、ローの下半身の膨らみ――優也くん――が、さらにローの奥深くへと呑み込まれていきました。
そして、ローはその優也くんを包み込んで大きくなったおなかをさすりながら、さっきよりももっと満足げな笑みを浮かべていました。
「ごちそうさま、優也くん…とっても美味しかったよ。…これから、私の中でトロトロに溶かしてあげるからね…。」
そういってローは、おなかを膨らませたまま、どこかへ行ってしまいました。

335 :
……ん…
体中が、熱い…それになんだか、ヌルヌルして…
ああ、僕は食べられちゃったのか…息はできるみたい…
でも、だんだん、いしきが、なくなって…
あ…とけ…て…る……のか…
あ…きもち…い…

ローグレット・ティファンスさんのおなかの中で、友川優也くんはトロトロに溶けてしまいました。
後には脱ぎ捨てられた男の子の服と、ハイキング用の荷物が入ったリュックサック、そして
満足げな表情を浮かべて眠る一匹のラミアが残るばかりです。


以上です。感想などあれば…。

336 :
http://img.booru.org/size//images/10/2e1048fe619775c6e3bce33037cd4d276c2b7aa9.gif?9210

337 :
俺は口から丸呑み派

338 :
gj!
自分は下の口派

339 :
「上のおクチで呑まれたい?」僕の耳もとで魔子さんがつぶやいた
僕は魔子さんの瘴気にあてられ全身がしびれてただうつろな目を向けることしかできない
「それとも・・・下かな?」僕の反応を楽しみながら性器を開いて見せる
性器はとろとろに濡れて光っていて獲物を待ち構えている
自分が被捕食者であると思い知らされて僕の股間はガチガチになっていた
「決めた・・・真ん中で食べてあげる」
そう言うと魔子さんはオッパイの間に指を入れて肉を左右に開いた
がぱあっ・・・と開いたクチの中でヨダレが糸を引いている
おヘソのあたりまで伸びた縦長のクチは巨大な性器にも見える
大きく違うのは中に鋭いキバが乱雑に並んでいることだ
こんなので食べられたら僕はバラバラになってしまうだろう
そう思うと僕の体はガクガク震え性器が爆発せんばかりに勃起した
「いくわよ・・・覚悟はいい・・・?」真っ赤なクチの中に魔子さんの心臓が見えている
僕はこれから魔子さんと一緒になる
僕の細胞のすべてをかけて魔子さんを生かすエネルギーとなるのだ
それはとてつもないよろこびで、クチの中の熱くやわらかい肉と触れた瞬間に僕は射精した・・・

340 :
テスト

341 :
保守

342 :
sage

343 :
バーチャルコンソールでクロノトリガーやっているんだけど、
ミアンヌっていうラミアみたいなモンスターが
人を食べたことをにおわせるセリフがあるんだね。
メジャーな作品だから知っている人多いだろうけれど。

344 :
教会でシスターに化けてるアイツらか
あの台詞は子供ながらにドキッとしたもんだ

345 :
保守

346 :
飛び降り名所になっている崖に行くも、ぬのが怖くて帰ろうとするが、うっかり落ちてしまい
そこを餌場にしているアラクネさんの巣にキャッチされてもぐもぐされる話はまだですか?

347 :
アラクネってどういうのだっけ

348 :
蜘蛛の頭の部分から女の上半身つけた感じのがアラクネ
陰部は蜘蛛の糸出す穴だったり接合部だったり両方だったりと色々

349 :
蜘蛛と言えば姉様であった
すごい食欲で喰いまくるので軽くモンスターパニックという

350 :
ラストマンに出てたやつか

351 :
>>349
詳しく。姉様って何ですか?

352 :
アトラク=ナクア

353 :
>>352
ありがとうございます!

354 :
フィリップは今頃シレーナの胃袋の中だな

355 :
>>354
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉で食いあったんですか?

356 :
大量の人魚が、男共を海に落として噛みついていた。
海底にお持ち帰りされた犠牲者もいた。
フィリップは連れて行かれたが、
喰われたのか、一緒に暮らしているのか・・・・

357 :
355です。
>>356
マジですか、すごいですね。
自分住んでいるとこド田舎で近所に映画館ないので
地上波放送されたら見てみようと思います。
有難うございました。

358 :
>>356
フィリップはにかけでどうせぬならお持ち帰り→って流れから察するに胃袋の中かと
人魚に見つめられて惚れた男を襲うのがまたイイネ
ディズニーにも捕食フェチ居たかw
誰か溺れた後に喰われるか溺れる前に胃袋の中へとか言ってたような・・・

359 :
保守

360 :
SS投下になります。
某所にも投稿するつもりですが、
需要次第ではこちらでも並行してうpしていこうと思います。
宜しくお願いします。

361 :
そこは、日本のとある山の奥。
森だらけのその山は真っ暗闇に包まれ、不気味さを醸し出している。
その山の道中には1台の怪しげなバンが停まっていた。
ガチャッ…

ドアの開閉音がして二人の怪しげな男がそのバンから出てくる。
男二人はアイコンタクトを取ると、トランクから女性の遺体を運び出す。
そして、森の奥へと二人がかりでその遺体を運び始めた。

二人が奥へ進む事1時間。
二人は協同作業で大きな穴を掘ると、女性の遺体をその穴に放り投げ、手早く埋めてしまう。
秋だからか、辺り一面は木の葉で覆われており、
その掘った場所も木の葉で覆ってしまえばそう簡単には見つからないだろう。
二人はそれが分かっているのか、掘った場所を木の葉で手早く覆って行く。
作業が終わると二人はそそくさと退散した。

362 :
女性の遺体は地中奥に埋まっている。
その女性は生前は大食いクイーンであり、『須玉 そら』と言う芸名でTVなどで活躍していた。
お尻まである黒髪とくりくりした愛らしい目が印象的の正統派美少女な上、
どんな男選手よりも遥かに沢山食べるので、人気は鰻登りであった。
その遺体にある異変が起こり始めていた。
彼女の胃袋は何故かしても別の生き物の様に生きており、今も尚、獲物を欲していた。
その胃袋が少しずつ変化し始めたのだ。
始めは普通の大食いクイーン胃袋の形をしていたが、その形は少しずつ形を変え、
小さな7歳位の少女の身体へと変わり始めたのだ。
小さいとはいえど7歳の少女の身体。変態の途中で女性の遺体の腹は裂け始め、
中からはドロドロとした固形の胃液に包まれた何かが出てくる。
その何かは時間と共に人間の少女の身体へと変わって行き…
そして…それに『須玉 そら』の魂が宿り、
今では完全な7歳位の肢体をした人間の少女へと変態を遂げていた。

363 :
その少女は生まれながらにして言葉が話せるのか、土に埋もれながらも独り文句を言う。
「もう!目が見えるようになったと思ったら目の前が真っ暗ってどういう事なの?
というかここは何処?何で私はこんな圧迫感ある空間に居る訳?」
その少女は今、自分が土の中に埋まって居ると言う事を自覚できていない様だ。
「何だかよく分からないけど、私を邪魔する物はぜーんぶ溶かしちゃうんだから♪」
彼女はそう一言発すると、彼女の身体全体は大量の黄色い液体で覆われる。
そして、地上へ向けて大量のその黄色い液体を噴水の様に放つ。
その液体は地面をドロッとあっという間に溶かし、
『須玉 そら』の遺体が埋められた地面はポッカリと穴があき、そこからは黄色い噴水が噴き出していた。
その噴水の頂上には先程の少女が腕を組んで飄々と立っていた。
「ふぅ…やっと外に出れたっと♪」
「でもここどこだろう…真っ暗で何も見えないなぁ。」
「とりあえず、私をしたあの二人を探しましょう。あいつらを消化してやらないと気が済まないわ。」

こうして、『須玉 そら』は胃袋としてこの世に再び蘇ったのである。
しかも外見は普通の人間の美少女と何ら変わりがない。
これならば人間社会にも普通に溶け込んで行けるだろう。

364 :
*

俺の名は須藤 信也。22歳。フリーター。
彼女居ない歴 = 年齢で童貞。
身長は175cm位で顔は普通で頭も普通。
性格も…自称普通だ。
俺の特技と言えば絵を描く事と少しばかり喧嘩が強いと言う事くらいだろうか。

そんな俺は、秋も深まった深夜の裏道をコンビニ袋をぶら下げながら歩く。
「あーあー… かったりぃ。何か良い事でもねぇかな。仕事はつまらねーし最近絵も調子が悪くてスランプ気味だ。
あーかったりぃ…やってられねーよ。」
俺は一人そう文句を垂れながら呟く。
俺の仕事はいたって簡単。倉庫内作業の力仕事。
あまりのつまらなさに俺はまた仕事をやめそうだった。
「今の仕事もつまらねぇな…また違う仕事でも探すかな…っと。」
俺はそんな事を一人呟きながらめんどくさそうにゆっくりと住宅街の裏道を闊歩する。
すると…

ガサッ…

365 :
ぶったぎってすみません…
ちょっとこのまま連続投稿を続けると連続投稿規制の関係で、
書き込みに何時間もかかりそうなんで
ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/65214
pass:ibukuro
こちらにSSのファイルをうpしました。
まだ途中までしか出来てませんが、
消化描写は一度だけでてきます。
口から丸呑みするタイプですね。
もし興味ありましたら、上記URLからDLして生温かい目で見てやってください。
それでは失礼致します。

366 :
>>365
おお
落として読んでみたけど普通に良かった
女の子のサド描写増やしてホスィな
続き期待

367 :
>>365
GJ!
丸呑みいいじゃんね
連投規制の仕組みがよくわからんけど連載とかしてもらいたいわ
まとめて読めるのも良いけど連載だと生きる気力が湧くし

368 :
なんつーか・・・
すげえ千絵思い出したのは俺だけか?

369 :
>>365
読んでみたけど面白い設定でこれからに期待
>>368
舌が長い位しか目立った共通点無いだろw

370 :
>>369
どっちも女の体食い破って出てくるとか?
ま、似てるからどうってこともないが

371 :
保守

372 :
携帯で見れるようにしてもらえませんか?

373 :
>>372
誰に対して言ってるんだ?
「2ちゃんねる」なら携帯で見れるだろうに。

374 :
>>372日本語でおk

375 :
携帯だとDLできないってことだろ
PC買えと

376 :
>>365
続きに期待。そらかわいくてSなの最高です

377 :
>>365
面白い!続きマダー?w

378 :
>>377
某所で続きを書いてるのをみたぞ?
シチュなんかはいいし好きな作品だったけど
オリジナルの世界観だったのがいきなり東方の世界観になっちゃうのが残念
主役がチート級の性能持ってるお陰で東方の二次創作にオナニーキャラ入れちゃった状態
東方キャラに思い入れのある人なら出てきても嬉しくないであろう出し方だからな
東方キャラの特徴、個性である能力がオリキャラに負けてる状態で使い道がない
メインキャラとして取り扱ってないからただ居るだけで主要キャラがチートすぎるため完全にギャラリー
オリキャラに食われてにましたとか言うのがメインキャラでない版権キャラにとってとても扱いづらい
東方が嫌いって訳じゃないけどコレなら同じような性能のオリキャラ出した方が建設的
版権キャラは元から顧客ついてるからギャラリーにするキャラじゃない
かといってメインにすると同じ役割のキャラが居るためオリキャラが基本的に要らなくなる
まぁ簡単に言えばオリジナルと二次創作は別々にしましょうねーって所か
一応言っておくけど嫌いだから叩いてる訳じゃなく面白いのでもっと腕磨いていい作品作ってねって話ね

379 :
>>378
いや、つづきを見る限りもともとオリジナルじゃなったっぽい。
主人公の名字も須藤だし某百覧のあの世界観を拝借してきていたように思える。
だから、主人公がチートなのは必然だなーって感じ。

380 :
>>379
なんだもともとオリジナルじゃなかったのか
だとしても他の作品と混ぜてまで活躍する要素の無いキャラを突っ込むのはどうかと思う
別に出すなら出せばいいし作者の自由だからいいんだけど
これだったらまだ作品混ぜずに作った方が印象がいいと思うんだよな
混ぜる時は混ぜてどう面白くするかが問われると思うのよね
何故このキャラを出さないと駄目だったかというのが読み取れない
まぁ東方とかの設定を俺は把握してる訳じゃないから一概にそうも言えないけど

381 :
某所ってどこですか?

382 :
作者じゃないけど、人に意見するなら
せめて要点まとめて句読点つけて書けよ

383 :
保守

384 :
誰かおらんのかー!

385 :
漫画できたらうpしてみてもいいですか?

386 :
>>385
もちろん、大歓迎

387 :
超弩級少女は完結してしまったが、
肝心の丸呑みシーンがあっさりしていて
惜しかった・・・

388 :
保守

389 :
ある日の夜中。誰もいない公園に一つの人影があった。
黒いコートを来ている。コートからは何も履いてない足がはみ出ている。
と、向こうからコツコツとハイヒールで歩く音が近づいてくる。
仕事帰りのOLか?
黒いコートの人影は、背後からその女に近づく…
人影「ハァハァ……ハァハァ……」
女「………!」
ぺたぺたぺたぺた!
女の後ろから変な足音が近づいくる…!
女「えっ!?ちょっと…なに!?いや…!」
人影「ハァハァ…ハァハァ…ハァハァハァハァ!」
人影「こっち、向いて…」女「ひっ……!!!」
肩をガシッと掴まれた女は恐怖で腰が抜け、その場にへたり込んだ。
そして、恐る恐る後ろを振り向く…
女「…な、なんなんですか…?」
人影「こ、これを見てくれ!!」
人影は黒いコートを脱ぎ捨てる!
コートの中から全裸の身体が現れる!
胸毛ボーボー、腹は太鼓腹、腕は太く毛深い、そして股間は激しく隆起している!
男「どうだい?俺の身体は?もっと見てくれ」
女「き、、、、」
男「き?」
女「ぎゃーーーーー!!!」
女は物凄い悲鳴を上げ、気を失ってしまった…
男「おいおい、大丈夫か?」
心配そうに駆け寄る露出狂の男。
男「起きろ!風邪ひくぞ!」
女の胸を掴み、必に揺さぶる!
この男、心配するフリをしているが、本心は胸を揉みたいだけらしい。
そんな男の背後に白い人影が…

390 :
必で胸を揉んでいる男の肩に、青白い手を乗せる。
「………もし」
男「うひっ!!?」
その手は凍る程冷たく、男は情けない声を出してしまった。
慌てて振り返る男。
男「だ、だれだ!?」
そこには、白い着物を来た美しい女が立っていた。
男と目が合うと、ニコリと微笑みかけてくる。
男「………あ」
そういえば、変な話を聞いたことがある。
この公園………出るらしい。
夜中になると白い着物の女が。
男「てことは、幽霊か」
1人でボソボソ1人言をいう男。
女「………???」
その様子に女は首を傾げている。
男「なぁ?」
女「…はい?」
男「幽霊を犯したって証拠残らないよなぁ?」
女「えっ?」
全裸の男はいきなり跳躍し、白い着物の女に飛びかかる。
女「きゃっ!」
男「う〜〜〜〜ん」
口を素干め、男の顔が近づいてくる。
ぶちゅーーー………ペロペロ
女「うんぐぅ………!!!!」
散々女の口を吸ったあと、やっと唇を剥がす。
女「…ぷはっ!な、何をするんですか!」

391 :
男「別にいいじゃねーかよー?減るもんじゃあるまえし。お前幽霊なんだしーww」
女「…………。そこに倒れている女性も貴方がやったのですか?」
いや、これは勝手に気を失っただけだが。
まぁ面倒臭いんで適当に答えておく。
男「ああ、そうだぜ?」
女の目が妖しく光る。
女「私を、どうしたいんです?」
男「犯す!」
と言うと、意外に女は自分から男の前に膝ま付き、男の物を両手で包んだ。
男の物は、手の感触に一瞬反応する。
女「私でよければ」
下から美しい顔で見上げてくる。
もう我慢できない!
男「……うっ」
どひゅどひゅ!
女「あっ!」
女の美しい顔に白い精液が振りかかる。
女は上を向き、それを正面から受け止める。
男「ハァハァ!」
女「手で包んだだけなのに…」
女「今度は口で…」
男「あぁ……最高…」
精液まみれの顔がニヤリと笑う。
男の物をゆっくりと口に含む…
男「うぅ…!!」
また男が精射しかけた…その時!痛みを感じた
チンチンが痛い…!これは痛い…痛い!!
見ると、女は思い切りそれに噛みついている。
男「まて!やめろ!やめてくれ!」

392 :
女はニヤリと笑い、噛む力を強める。
そして、思い切り首を横に振る。
ブチブチブチブチ!!
男「おぁあ゙ぁあ゙!?」
女は血まみれな口で、クチャクチャと俺の物を咀嚼している。…ゴクと飲み込む。
女「もっと、もっと頂戴?」
男「ま、待て!待て下さい!!!」
女は俺の首を絞めながら、手の指に噛みついてくる!
喰われる!それがはっきりとわかった…
女の口の中に俺の指が含まれる…
ヌルヌルした感触が気持ちいい。
あ、歯が当たった。噛みついてくる…
ベキベキと、指の骨が潰れる感触が…
男「やめて…くれ…」
女「…いやです」
と、ピーポーピーポーとパトカーか救急車のサイレンが近づいてくる
俺に襲われたOLの女が、携帯片手にこちらを見て震えている。
俺はゆっくりと目を閉じた。

次に目を覚ました時、俺は病室にいた。
右手を見ると指が無くなっている。
あれは夢ではなかったようだ。
男「しかし、堪らんかったなぁ…あの公園には二度と行かん。露出狂もやめる……」
性器を食い千切られたことにより、そちらの趣味も無くなった。
ガチャ…
白い服を着た看護婦が部屋に入ってきて、俺の枕元に立つ。
男「酷い目にあったよまったく〜」
俺は起きたことを看護婦に話す。
看護婦「それは、大変でしたねぇ…」
そういうと、俺の左手を持ち口に含んだ。
あれ、こいつ、看護婦じゃない。白い服だから、看護婦かと思ったんだが
…オワタ

393 :
最後の締めにネット用語を持ってきたところ以外は良かったよ

394 :
保守

395 :
前スレ辺りで描いていた尻尾マンガの続きが出来たので投稿してみます
1話と2話あります
良かったら読んで見てください
pass:hosyoku
ttp://www1.axfc.net/uploader/Li/so/110440

396 :
>>395
最高です。次はタッグで男を責めるとかに期待ですw

397 :
>>395
とり逃しました
お手数ですが再うpお願い申し上げます

398 :
>>397
うp者のホムペで見れますよ
きょうこさん最高

399 :
なんて言う名前のサイトですか

400 :
それゆけ!神
でググれば出ます

401 :
漫画の方のハンターハンターに
十二支をモチーフにしたキャラ達が出ていて
蛇が女だったけれど、」
人間丸呑みにしてくれたりしないかなぁ。

402 :
おまいら的にこのマンガはどう?
ttp://sokuyomi.jp/product/monsutahga_001/CO/1/

403 :
返事がない
ただの屍のようだ

404 :
保守

405 :


406 :
>>402
なかなか(・∀・)イイ!!

407 :
ほす

408 :
丸呑みヘビ女

409 :
ハンコックに呑まれたい

410 :
じゃあオレはサンダーソニアに

411 :
オレもサンダーソニアで!!

412 :
もんむすくえすとが楽しみでしょうがない

413 :
男口調の女戦士に丸飲みにされたい

414 :
>>365
の続きってどこで見れるか分かる方教えてください。

415 :
お前ら、調理してから食われるのと、生きたまま食い荒らされるのとどっちが好き?
俺は後者

416 :
俺は丸呑み派かな
後、融合捕食派やら色々あるな
狭い界隈だけどグロとかの関係なんかで住み分け大変だな

417 :
自分も丸飲み派ですね

418 :
生きたまま喰われるのがいい
あとコミュニケーションを取りながら味とか聞きたい

419 :
丸飲みは、胃に入ってからも抵抗が続くのがいいね
胃酸で苦しみながら溶かされて、腹がボコボコ動いてるのがだんだん弱くなっていく描写が好き

420 :
サキュバスに飲み込まれて、胃の中で飼われたい・・・と思ってるのは俺だけじゃないはず

421 :
俺はやっぱり胃の中で無駄な抵抗しながら消化されていくのが好きかな

422 :
特撮の琉神マブヤーに出てくるヒメハブデービルってキャラが
食べる時は丸呑みするって聞いたんだけれど
どういうもの食べているんですか?

423 :
こんにちは(さようなら)! 私はゾセンジング!
韓国には vore サイトがなくて 3年間日本サイトをうかがった.
勇気を出して初めて文を使って見る!

424 :
>>423
日本へようこそ どんなvoreシチュエーションが好みですかな
あとお恥ずかしいことですが韓国というだけで過剰反応する
人たちもいるのでそういう人達を私たちも見たくないから
国籍は書かないほうがいいかも

425 :
韓国とか犯罪かよw

426 :
HyoSungのノドチンコはよかった

427 :
>>424
丸呑みを始まりに voreに入門したが, 今は unbirthが好きです.
後で日本語がお上手になったら, ssを書いて見ます.
voreに比べた時 unbirthが好きな人々は日本を含んで世界的に少しだと思います.


428 :
>>427
vore自体がマイナーだとは思いますが、
unbirthはここでもなかなか見ないですね。
今でも相当お上手なようですが日本語の勉強頑張ってください。

429 :
むっしゃむっしゃ

430 :
なにこの心温まる交流は
ちょっと泣いたw

431 :
丸呑みに国家と人種は構わないです.

432 :
丸呑み愛に国家と人種は構わないです.
例えばラミアがあると仮定しましょう.
ラミアが韓国人を食べるとか, 中国人を食べるとか, 日本人を食べるとかあまり重要ではないです.

433 :
そうだな
消化されてしまえば、みんな等しくラミアさんの栄養だもんなw

434 :
韓国とか犯罪かよw

435 :
子「○○人やだー」
母「だめよ好き嫌いは」
 なにこれ和む

436 :
もんむす中章は買った?

437 :
至極当然

438 :
食べられたいアニメのキャラとかいますか??
少し描いてみようかな(´・ω・`)

439 :
肉質が美味しければいい派の俺が通りますよっと
どんな物でもないよりはあった方がいいし欲望のまま描けばいいと思うよ
もちろん書いてみてもいい

440 :
夢布団が閉鎖しちゃったかーあのサイトの小説保存してないのに;;
とりあえずほす

441 :
関係ないけど、ラミアの尻穴は
どこにあるんだろう。

442 :
俺がモンハンで男キャラを使うのはギギネブラに食べられるためである

443 :
>438
よければあずにゃん
アニメ以外でもいいならミクかな

444 :
なるほど

445 :
自分はゼルダの伝説のミドナとかにたべられたいですね!!

446 :
ほす

447 :
返事が無い…さてはみんな食われたか

448 :
>>365
これどうなった?

449 :
>>443
できました(´・ω・`)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=24519198

450 :
>>449
よくやった!

451 :
おお!あの千絵描いてた人か。

452 :
>>449
続き希望

453 :
ほっしゅ

454 :
ところで縮小学園はプレイした?

455 :
縮小学園初期の頃からやってるけど踏み多めで食われるパターンが少なめなんだよなぁ
話の展開上踏みシチュが多くなるのは分かるからしょうがないんだけどね

456 :
もんむすくえすとが良い感じ

457 :


458 :
すまんこ
もんむすくえすと 中編
のウィッチサキュバスのミニマムうんたらで
イカされたHシーンが良いね♪
小さくされて、サキュバスのマンコに丸呑みされるEND

459 :
英語で言う unbirth だな。

460 :
ほしゅ

461 :
ほす

462 :
あんまりにも投稿ないから小説でも投稿してみようかな・・・

463 :
>>462
期待o(^▽^)o

464 :
>>462
まってるぜ!

465 :
HOSHU

466 :
>>462さんではないですが、保守がわりに投稿します
・長文、前置き長し
・小説風。エロは最後の方にちょっとだけ
・女性が男性を胃袋に入れて溶かして食べる話
・合意ではなく無理やりなので注意
・出産描写が少しだけ(説明文のみ)

大丈夫そうな方のみどうぞ

467 :
前の職場で色々あって、沖縄に逃げ帰って来てから半年が経つ。
空は青く、海も緑色で、おおむね平和だった。俺の再就職が決まらないこと以外は。

「駄目か……」
ハロワの壁に貼られている求人票を見て、溜め息をつく。
前の職業は、スーパーの精肉主任。とある事情から肉を見るのが心底嫌になり転職を決意したのだが、今日も何の収穫もない。
「比嘉くん?もしかして比嘉くんじゃない?」
海沿いの道をぶらぶらしていると、背後から女の声がかかった。
振り向くと、申し訳ないが全く見覚えのない、小奇麗な三十そこそこの女が立っている。
「久しぶり。こっちに帰って来てたのね」
俺が戸惑っているのに気付いたか、女は苦笑する。
「あたし、覚えてない?高校の時同級生だった伊藤美衣。結婚して今は名字違うけど」
「伊藤……」
ようやく思い出した。俺は高校の頃、親父の仕事の都合で東京にいて、そのまま大学も就職も東京で済ませた。
高校時代の俺は今と同様、何の取り柄もない平凡な男だったが、伊藤は当時から可愛くてクラスでも目立っていた。
垢抜けていていかにも東京の女子高生と言った感じだった伊藤が、まさか沖縄に嫁いで来ていたとは。
「そうか、久しぶりだな。結婚してたのか」
美人と話せて嬉しいが、彼女は旦那持ちだし、連絡先を教えるほど仲良くもなかったし、俺がニートだと知れたらいろいろ気まずい。
「悪いけど、俺、急ぐからまたな。同じ市内ならまた会うこともあるだろう」
「そうね、呼び止めてごめんね。あたしも買い出しの途中だし」
そう言えば彼女の両手には何やら食材が入ったエコバックがある。近くの駐車場まで歩いて行くところだったらしい。
「うちの店、いま厨房に人手が足りなくて困ってるのよ。妻のあたしも店に駆り出されて」
「店?」
「レストランよ。ちょっとメニューが特殊だけど、結構有名でこっちのグルメ誌に載ったりしてる」
身体が半分家の方角を向きかけていた俺の足が、ぴたりと止まる。
しばし考えた後、恥を忍んで聞いてみた。
「人手って、元スーパーの店員でもいいのか?」

468 :
「比嘉石矢さん、二十九歳。へえ、以前は東京のFC(フード・チェイン)にお勤めで」
「はい」
「普通免許、大型免許、販売士、食肉販売技術管理士、調理師免許取得。ご実家がここから近いのですね。車で二十分くらいか」
伊藤(旧姓)の旦那の名字は恩納といった。温厚そうな人物で、料理人らしく清潔な服装をしていた。
俺より十は年上に見えるが、彼女とは見合い結婚だったのだろうか。
「ランチメニューです。どうぞ」
伊藤、もとい恩納氏の妻が、気取った口調で言いながら食事を運んできた。
あれから、俺は恩納に頼みこんで車で店舗まで連れて行ってもらった。
店長である旦那に事情を話すと、「とりあえずランチでも食べながらじっくりお話を」と言い、食事まで出してくれることになった。
物を食いながら面接なんて初めての経験だったが、昼時で腹が減っていたのでありがたく頂いた。
ブロッコリとインゲンのソテーと、枝豆のスープ、ほうれん草らしきものを練りこんだパン、飲み物は抹茶オレ。
何を目指しているのかわからない上に緑尽くしだが、味は悪くなかった。
「FCと言えば、今やアメリカにも店舗を構える大型スーパーですよね。社長がやり手で有名な」
書き置きしておいた履歴書に目を通し、旦那はじっと俺の目を見る。故郷に逃げ帰ってきた負け犬を検分する目だ。
「失礼ですが、退職理由をお聞かせ願えますか?」
きた。
俺は背筋を伸ばし、予め用意しておいた言い訳を口にする。
「父母も高齢ですし、地元に戻ってこいと言われまして……やむなく退職した次第です」
「こちらにもスーパーはありますが、そちらは受けられなかったのですか?」
「……ええ」
突っ込まれるとは思っていた。まさか、肉が嫌で辞めたなんて本当の事は言えない。
俺が黙っていると、旦那は優しい声で言った。
「肉が嫌いになったのですね?」
ぎくりとして背筋をこわばらせる俺に、旦那は続けて言った。
「菜食専門のレストランだと話したら、あなたの目が輝いた、と妻が言っていましたよ。当店には、何らかの事情でベジタリアンに転向したお客様が、大勢いらっしゃいます。ですから、態度を見ていればわかります」
「はあ……」
それは有り難い。
「採用となれば、調理補助に回ってもらうことになりますが、うちでは肉を扱いませんからその点は安心ですよ」
「あ、ありがとうございます!」
いい感触だ。家から近いから通勤も楽だし、店の雰囲気も店長の人柄もいい。俺は心の底からこの出会いに感謝した。
「よろしければ、菜食主義になった理由をお聞きしても?決して口外しませんから」
旦那の親しみやすそうな口調に、俺の口もついつい緩んだ。
「でも奥さんには話すのでしょう」
「はは。それはご勘弁下さい、妻には店も手伝ってもらっているし、隠し事のないようにしているので」
いい雰囲気だ。俺はもう、てっきり採用が決まったものだと思って、気を抜いた。
「突発性液状化症候群……ってご存知ですか?」
俺がそう言うと、旦那が面くらったような顔をした。
この時点で、俺はやめておくべきだった。人に話したところで、信じてもらえるはずがないからだ。
しかし、再就職が決まりそうな気の緩みと、いい人そうなこの旦那のせいで、もう限界だった。本当は、あの忌まわしい事件を、誰かに話したくて堪らなかったのかも知れない。
「んだ人間が一定の条件下で液状化するんです」
旦那はまじまじと俺を見つめた。それでも俺は喋り続けた。
「その、液状化した女に、俺は会ってしまったんです。年は十六、七で……。人の形をしてるのに人じゃなかった。俺は怖くて」
胸につかえていたものを一気に吐き出すみたいに、俺は身を乗り出した。
「ちょ、ちょっと比嘉さん。落ち着いてください。まずは水でも飲んで──」
旦那の制止も聞かず、俺は喋り続けた。
「俺はあいつに会ってされかかって、それで肉が駄目になったんです」

469 :
半年前のことだ。
当時、大型スーパーマーケット『フード・チェイン』の精肉部で働いていた俺は、数日前から店に見慣れない客が来るのに気付いた。
年齢は、女子高生くらいに見える。だが、雰囲気がどうにも少女らしくない。
あまり洗っていないと思われる、真っ黒で脂ぎった髪を三つ編みのお下げにして、服装はと言えば水玉模様のだっさいポロシャツ、膝下あたりまでのスカート、素足にスニーカー。
おまけに服のサイズが合っていないのかぶかぶかだ。ここ数日、手ぶらで店にやって来ては売り場を彷徨って、結局何も買わずに帰る。
「店長、あの女の子、ここ数日ずっといますよね……」
肉を陳列しながら、俺は当時の店長に小声で話しかけた。
「若いけれど、浮浪者か何かでしょうか。それとも少しおかしい子でしょうかね。警察に連絡した方が……」
「滅多な事を言うんじゃない」
厳格な店長は俺の失言に眉を潜めてそう言ったものの、しばらくして不意に俺の腕を掴み、事務所に引っ張って行った。
「ど、どうしたんですか」
お客様の目のつかないところまで来てから、店長は真面目な顔で俺に尋ねる。
「比嘉の知り合いじゃないのか、あの子?」
思ってもいないことを言われ、俺は目を剥いた。
「まさか!どうしてそう思われたのか、心外ですよ」
俺は独身だし彼女もいないし、友達だって多い方じゃない。仕事は真面目にやるが、店の人間とも最低限の付き合いだ。だからって、あんな薄汚い娘と同類に思われるなど我慢ならなかった。
それとも、店長の目には俺がああいう風に映っているのだろうか?
「いや、すまん。俺もあの子をしばらく見ていたんだが、何だかお前の方を凝視しているように見えたんでな」
「ええ!?確かに、たまに目が合うことはありましたが……」
しかし言われてみれば、少女はお菓子コーナーには目もくれず、精肉や鮮魚コーナーあたりをずっとうろついていた。
品出し中の俺が「いらっしゃいませ!」と元気に声をかけたら、逃げるように去る。
最初は万引きを疑ったものの、少女はカゴもバッグも持っていないし、俺の見た限りでは、商品に触ろうとすらしていなかった。
「まあ、関係ないならいいんだ。それじゃあ、レジのバイトの子たちに、気をつけるように声をかけておくよ」
そう言って店長はレジ主任を内線で呼び出した。俺は事務所を出て売り場に戻り、品出しを再開した。
俺目当て……?確かに、こういう職業柄おばちゃんには好かれるし、たまに「お兄さん独身?うちの娘も独りなんだけど」と全く有り難くない話を持ちかけられたりするが、冗談じゃない。
美少女ならともかく、小汚い浮浪者崩れに意識を向けられても嬉しくもなんともない。店長の勘違いだったらいいのだが。
「あの、比嘉主任。ちょっといいですか」
特売品の補充を終えた頃、バックヤードから部下が飛んできた。
「おいおい、店内は走るな。どうした?」
「はい、あの……実は、例の女の子が主任に聞きたいことがあると」
俺はぎくりとして店を見回した。店長と話している間に、いつの間にか売り場から少女の姿は消えていた。
まさか、勝手にバックヤードに入ったのか?一体何が目的なんだ。
「ここは従業員の作業場だから、入って来られちゃ困るよと言ったんですが、聞かなくて……対応願えますでしょうか」
「わかった、すぐ行くよ」
うんざりした気持ちで、部下に引っ張られるままバックヤードに向かう。
梱包材の箱に寄りかかるようにして、黒髪の少女が立っていた。俺の事をじっと見ている。
部下はさっさと肉を捌く作業に戻り、その場には俺と不審な少女だけが残された。

470 :
「こんにちは。今村スミレと申します」
深々と頭を下げる。思っていたよりも知的で落ち着いた態度に、俺は驚いて少女を見つめた。もっとぼそぼそとした、陰気な喋り方をするものだと思っていた。
「あ、ああ……いらっしゃい。精肉部主任、比嘉石矢です」
俺もつられて自己紹介をする。なんだ、この茶番は。
「お仕事中に申し訳ありません。何度も話しかけようとしたのですが、勇気が出なくて」
心底申し訳なさそうに言う少女に、俺は戸惑った。態度だけ見ていれば、躾のいいお嬢さんだ。どうしてこんな不潔な恰好で、店内に入ってきたのか不思議なほどに。
「……俺に何の用かな?」
話が通じる相手ではあるようなので、慎重に尋ねる。
勝手に侵入したのは困るが、俺に用があるのなら聞いてやってもいいと思えるくらい、少女の態度はきちんとしている。とても今時の女子高生とは思えない。
「はい、単刀直入に申し上げます。実は私、あなたを食したいと思っているのです」
「はっ?」
目が点になった。
少女は真剣な顔をして、辺りを伺いながら早口で告げる。
「驚かずに聞いてください。私は一度んで生まれ変わった液状人間なんです。生きるために、あなたの養分を必要とするんです」
本日の特売は牛乳おひとり様1本限り99円、黒毛和牛1パック333円………
店内放送が遠くで響く中、少女のシリアスな声が妙に浮いていた。
「あ、はは……」
俺は乾いた笑いを浮かべると、少女に近づいた。
「うん、わかった。わかったからそういう楽しいお話は、学校のお友達同士でやろうな。さ、今日はもう帰りなさい」
少女の腕を掴んでバックヤードから連れ出そうとする。と、足が動かない。
俺は自分の足元を見た。足の裏が、まるで接着剤を張り付けたように床に固定されている。
肌色と白と赤が混ざった、得体の知れない液体が、少女の足から俺の足にかけて糸を引くように繋がっていた。
「ひ……!」
異様な状況に声を漏らす。
一瞬、少女が失禁でもしたのかと思った。だが落ち着いて考えれば、人間の尿はこんな色ではないし、粘性もない。
この色は……そうだ。子供の頃親に連れられて行った、鍾乳洞を思い出した。暗い所で垂れ下がった氷柱上の物体に、俺は何故か神秘と同時に恐怖を覚えたのだ。
「帰るところなんて私にはありません。私は一度んで液状化したのですから」
何を言っているのか意味不明だったが、辛うじて液状化、という単語だけは理解できた。
「え、液……?」
足を捕らわれたまま、俺は少女の言葉をオウム返しにする。
人はねば火葬される。埋葬方法は地域によってさまざまだが、少なくとも日本の多くの地域はそうだ。
焼かれれば、骨もわずかしか残らない。液体になるなど聞いたこともなかった。それとも事故か何かで、血液が噴き出したと言う話か?
少女の話をいつしか真剣に聞いている自分に気付いた。それほどに少女の声には感情がこもっていた。
「ええ。突発性液状化症候群、と言うらしいです。見て下さい、このように」
見れば少女の足は溶けていた。血液などではない、卵と小麦粉を水で溶いて、食紅を落としたような色だ。
少女の履いていたスニーカーは脱げて、ぬめりつく液体の中でぷかぷか浮かんでいる。
その液体はまるでバケツの水をひっくり返したように床に広がり、俺の足を縫い付けて離さない。
「あなたが私の拠り所になって下されば、私は救われる。どうかあなたの中に入らせて下さい」
低い声で少女は告げ、何故か悲しそうな瞳で俺を見た。
「な、何を……」
少女はすいと腕を伸ばし、俺の頬を優しく撫でた。暗闇に閉じ込められた子供が、無意識に親を求めて手を伸ばすように。
「落ち着いて。あなたにとって悪い話ではないはずです。例えば……」
食われる、と俺は判断した。
理性ではなく動物的本能に近い。少女が俺の頬に触れた瞬間、それはまるで警告のように心に響いてきた。
俺は悲鳴を上げて、少女の体を突き飛ばした。足は床に固定されたままだから、反動で後ろに倒れ、頭を強く打った。
この目ではっきりと見た。夢なんかじゃない。少女の体は溶けて、俺を束縛して食おうとしていた……それは確かだ。

471 :

「比嘉さん……」
「比嘉くん……」
二人の声で、俺は我に返る。
目の前に、茫然としている恩納夫妻の顔があった。
「あ……」
その時になってようやく、俺は自分の失敗を悟った。
青い顔をしている夫婦を前に、次の言葉が出てこなかった。
「え。と、その……」
過去の記憶を振りほどき、現状を把握する。
俺は失業中で、取りあえずバイトでもなんでもいいから食いつなぎたくて。
たまたま再会した女の同級生が、旦那と一緒にレストランを経営していると知り。
厨房の隅っこででも働かせてもらえればと、面接の真っ最中だったのだ。
俺は己の失敗を悟った。とんでもないことを口走ってしまったと思ったが、今更取り返しは付かない。
どう弁解してもこの二人の目には、俺の頭がおかしくなったとしか映っていないだろう。
「いや、いいんですよ」
ひきつった顔をしながら、旦那は目を逸らす。
既に俺を見ていなかった。とんでもない奴を連れて来たなと言いたげに、隣にいる妻を見ていた。
もはや食べ物の味も分からず、冷えた食事を前に恐縮している俺に、旦那は当然と言えば当然の結果を告げる。
「だいぶお疲れのようですね。すみませんが、今回の話はなかったことに」

無駄な時間を費やしたといった顔の旦那に見送られ、俺はとぼとぼと店舗を後にした。
「待って、比嘉くん」
サンダルの音がして、伊藤……いや、恩納が駆け寄ってくる。
「これ、店のチラシと、サービスで配ってる野菜ふりかけ。もらってって」
二つ折りにした紙にふりかけ一袋をホッチキスで止めたものを、俺に押し付けてくる。
「ありがとう。ごめんな、せっかく紹介してくれたのに何だかテンパって迷惑かけちまって」
元同級生に、元社会人として、謝っておく。これが原因で、彼女が旦那と気まずくなったりしたら申し訳ない。
まあ今後、二度と会うこともないだろうけどな。同窓会とか行かないし。
「それはいいんだけど……」
しかし、恩納の態度は俺が予想していたのとは少し違った。
「さっきの話、もう少し聞かせてくれる?ここじゃなんだから車に乗って」
結婚すると女は図々しくなると言うのは本当らしい。正直一人にして欲しかったので、俺は鬱陶しそうに首をひねった。
「旦那はいいのかよ」
さっきので頭がおかしい奴だと思われたはずだ。そんな奴と一緒にいるのは、既婚者である彼女のために良くないのではないか。
「家まで送ってあげなさい、って言ってくれたわ。面接で断った相手も、今後お客さんとして店に来てくれるかも知れないんだから、丁重に扱えって」
やっぱりいい女にはいい男がつくんだな。俺には一生関係ない話だ。
「へいへい、理解のある旦那で結構だな。どうせからかうつもりなんだろ、遠慮しておくよ」
「大事な話なのよ!」
恩納は声を荒らげた。彼女らしからぬ迫力に俺は息をのむ。
彼女の白い手が、俺の腕を強く掴んでいた。料理人の妻だけあって爪は短く清潔に整えてあったが、握力が半端ない。
「液状化した人間を見たって言ったわよね。詳しく教えて」

472 :
「あたしの妹……伊藤由布って言うんだけど。高校を卒業してすぐ、交通事故でんだの」
不採用のショックに打ちひしがれる俺に、追い打ちをかけるように陰気な話を振る恩納の神経を、俺は激しく疑っていた。
まあ落とされたのは彼女のせいではないし、そもそも彼女に懇願して無理に面接をしてもらったのは俺だし、彼女は何も悪くない。
「それはご愁傷さまで」
俺はいいかげんに相槌を打つ。彼女に双子の妹がいたのは知っているが、クラスが違ったから話したことなどないし、心の底からどうでもいい。
ハンドルを握る彼女の横で、窓ガラス越しに青い海を眺める。家に帰るのが憂鬱だった。俺の気持ちを察してか、彼女の運転する速度は緩やかだ。次々に他の車に追い抜かれている。
恩納の話はまだ続いていた。
「その由布が先日、ふっとあたしの前に現れたの。東京じゃなくて、この沖縄によ?」
俺は窓から視線を離し、恩納を見た。彼女の横顔は真剣だった。
彼女がどうしてそんな話をするのかわかった。「頭のおかしい」俺なら信じてくれると思ったからだろう。
俺だって、このもやもやした気持ちを誰かに話したい気持ちでいっぱいだった。でも彼女の見た「それ」が同じものだとは限らない。
「言っておくけど、俺が見たのは液状化した人間だ。幽霊じゃない」
「もちろん、そうよ!」
恩納は強い語調で言う。
「ちゃんと聞いて。幽霊とかじゃなくて、足もちゃんと付いた、んだ時のままの若い姿で現れたのよ」
「……服装は?」
「裸だった」
それじゃやっぱり俺の見たのとは違うな、と思いかけてふと気付く。
そう言えばあの娘は、ボロいとは言えちゃんと服を着ていた。んだ人間だと言うのなら、あの服はどこで手に入れたんだ?
「確かなのか?他人の空似とかじゃなくて」
「見間違えるわけないでしょう。あたしと同じ顔なんだから」
きっぱりと恩納は言い切り、ハンドルを切って右折する。
「おい、どこへ……そっちは俺の家の方角じゃ」
シャッターの降りたタバコ屋の自販機の横に、車は急停止する。こいつ運転下手糞だな、と俺は旦那に同情した。
「降りて」
「なんだよもう。送ってくれるんじゃなかったのかよ」
俺が口をとがらせると、恩納は先にさっさと降りてしまった。
車のキーは差したままだ。そんなに時間はとらせないと言うアピールだろう。
「ここよ、由布に会った場所」
自販機の下は川が流れていて、排水溝の下で涼しげな音を響かせている。
「この排水溝に呑みこまれて消えたのよ。一瞬でドロドロに溶けて」
「……会話はしなかったのか?」
「怖くて、とても……でも、あたしの方を見たわ。間違いなく由布だった」
噛み合わないな、と俺は苦笑する。
こっちは、知らない娘にされかかって恐怖を感じた、という話をしているのに、一方の恩納は、んだはずの妹に会って怖かった、と主張してくる。
んだ肉親に会えたのはむしろ光栄で、怖がるべきことではないように思えた。命の危険を感じた俺にしてみれば非常に贅沢で、その程度で騒ぐのは大袈裟だ。
彼女は否定しているが、多分幽霊か見間違いだろう。
「妹に会えたんだから、いいじゃないか。襲いかかってきたわけではないんだろう?」
彼女の言うのはただの怪談で、俺の実体験とは違う。もしかしたら俺を励ますために、作り話をでっちあげているのかも知れなかった。
「でも、実際に目の前で溶けて消えたのよ。それって比嘉くんの言う液状人間になったんじゃないかって思ったの」
恩納はなおも食い下がってくる。
まあ考えてみたら、こいつが俺に気を遣って話を創作する義理なんて一切ないわけだし、妹の事がそれだけ大事だったのかも知れない。
「だとしたら、妹はまだどこかで生きているのかも。それを考えたらいても経ってもいられなくて、その後、ネットでいろいろ調べたのよ」
俺も、実はあの娘の言っていた言葉を検索したことがある。『突発性液状化症候群』。
まさか本当にそのキーワードでヒットするとは思わなかったので、その時は驚いた。火葬の多い日本では聞かないが、実際に、海外ではいくつか症例があるらしい。
んだ人間に症例と言うのも妙な話だが、海外派生の現象を無理に日本語に訳すとそうなるのだろう。
土葬した後に墓を掘り起こしたら、棺の中が蛋白質を主成分とする液体で満たされていたとか。人犯が体を放置していたら、腐ることもなくいつの間にか溶けて消えたとか。
ただ、それは本当に「液化する」だけで、その後生前の姿に戻って徘徊し、言葉を持って人を襲うなど聞いたこともない。あまりにも非科学的で、まるでファンタジーの世界だ。

473 :
「食べさせて欲しい、って言われたのよね。その液状化人間に。あたしの場合は、たまたま肉親だったから、何もなかったのかも知れないけど」
「……ああ」
もうひとつ疑問に思ったことがある。
恩納の見たのが液状化人間だったとして、食われなかったのは肉親だったからか?それとも別に理由があるのだろうか。
そもそも、人間なら誰でもいいのなら、俺じゃなくても良かったはずだ。世の中にはこれだけ人がいるのに、ピンポイントで襲われる心当たりなど俺にはない。
「どうやって逃げられたか、覚えてる……?」
恩納は不安そうに尋ねてくる。
俺はようやく、彼女の不安の意味が判った。もしも、恩納や俺が連中に襲われる「条件」のようなものを満たしているのだとしたら、再び狙われる可能性があるのだ。
俺は迷った。実は、夫妻には話していなかった結末がある。
全て話していいものか、本当に迷った。下手をしたら罪人扱いされる。
「比嘉くん?」
恩納の目は不安に揺れている。俺は観念して口を開いた。
「あくまで俺の場合だけど……凍らせたんだ。冷凍庫に閉じ込めて逃げて来た」
絞り出すような俺の声に、恩納は目を大きく見開く。
驚くのも無理はない。だからこそ、面接の時だって全てを話さなかった。



あの時。
「大丈夫ですか?」
仰向けに倒れて頭を打った俺に、今村スミレは心配そうに話しかけて来た。
「信じてもらえないのも無理はありません。ですが、話は最後まで……」
聞き終えた後が俺の最期だと思った俺は、ふらつく頭を抱えながら必で言葉を紡いだ。
「お、落ち着いて話そう。まずは足を放してくれ」
「落ち着いてないのはあなたですが」
ツッコミを入れつつも少女は俺の足を開放した。下半身が完全に床と同化しており、やはりこいつは人ではないと思った。
誰か、と助けを求めれば良かったかもしれない。あいにくバックヤードには今人がいなかった。俺は腰が抜けたまま、這うようにして冷凍庫へ向かった。
「比嘉さん、どこへ行くんです」
図々しく名前を呼ばれた。
「に、肉の在庫の確認……」
人は極限状態に陥ると、普段と同じ行動を取ってしまうものなのかも知れない。大声を出せば人は来てくれるだろうが、何故か俺の足が向かうのはそっちだった。
「私も行きます。まだお話が終わってませんから」
ひたひたと少女が近づいてくる。
「け、けど、冷凍庫は寒いぞ、女の子は冷えると良くない……」
女の子扱いされて嬉しかったのか、少女は微笑む。
「じゃあやっぱりここでお話ししましょう。私は本当に寒さに弱くて、凍ってしまうと動けなくなるんです」
ぽろりと洩らされた発言に、俺は耳を疑った。
よく考えてみれば、俺を襲うつもりの奴が、弱点を明かしたりするはずがない。だが、その時の俺は、一刻も早くこの異様な状況から逃れることで頭が一杯だった。
「き、今日は忙しいんだ!俺は君と違って働いてるんだから……ら、来週なら時間が空くから、その時に来てくれ」
苦し紛れの説得だったが、相手は意外にもあっさり引き下がった。
「わかりました。来週になれば聞いて下さるんですね」
「あ、ああ、約束する!」

474 :
そして一週間後、少女は何食わぬ顔で再び俺の目の前に現れた。
出来れば夢であって欲しいと願っていた俺の希望は、あっさり粉砕される。
「私と一つになる決心はつきました?」
嬉々としてそんなことを言い出しやがる。食われる決心なんてつくわけないだろ、アホかこいつ。
色々悩んだが、警察に連絡してもとりあってくれるはずがないし、店長たちに迷惑はかけられない。俺は一人でこいつを撃退することにした。
「今村スミレ……だったな。おばけなんてないさ、って歌は知ってるか」
被っていた猫を外して俺は言う。もはやこいつはお客様ではなく外敵なのだから、丁寧に話す必要はなかった。
「いえ、知りません。どんな歌なんですか?」
ふうん、と俺は呟く。結構有名な歌なんだが、幼稚園か小学校で習わなかったのだろうか。まあ、知らないなら好都合だ。
「おばけなんて嘘さ、寝ぼけた人が見間違えたのさ、って歌だよ」
言いたいことを察したのか、今村スミレは顔を顰めた。
「私はお化けではありませんし、見間違いでもありません。ここに実体となって存在します」
俺は背中に液体窒素の容器を隠しながら、緊張のあまりごくりと生唾を飲み込んだ。
「それなら、もう一度溶けて見せてくれないか。この間みたいに一部だけじゃなくて、完全な液状になってくれ」
挑発に、彼女はあっさり乗った。
「お安いご用です」
妙に時代がかった台詞とともに、今村スミレは瞼を伏せる。そしてすぐにその輪郭はぐにゃりと変化し、人の形は崩れる。
「よ、よし。俺がいいって言うまで、そのままで……」
実際に目にすると震えが止まらない。この場から逃げ出したいくらいだった。
液状人間から、返事はない。全身ドロドロに溶けた状態になると、口はきけないようだ。顔も溶けるのだから、聞こえているのかも不明だ。
「その歌には続きがあるんだ」
震える声で言いながら、液体窒素の蓋を開ける。
「冷蔵庫に入れて、かちかちにしちゃおう、ってな!」
告げた瞬間に、液体がわずかに隆起した気がした。再生されたらやばい。俺は素早く液体窒素をぶっかけた。
少量だが、液状化して小さくなった奴にはこれで十分だった。怪しい液体はみるみるうちに凍りつき、さながら冷凍肉の塊のようになった。
俺の足は、ガタガタと震えていた。とんでもないことをしてしまったという罪悪感と、これで食われずに済んだという開放感で。
そのままハンマーか何かで砕けば、完全にんだかも知れない。けれど、被害が拡散する恐れがあったし、未知のものにそれ以上手を出す勇気はなかった。
万が一、砕けた状態から常温に戻した後、再生したら……その時数が増えていたら?想像したくもない。
そうして、塊のようになったあいつを、他の肉と一緒に、それでも区別はつくように、現場に残された服でぐるぐる巻きに包んだ。
冷凍庫の奥に押し込め、そのまま逃げるように退職したのだ。
その後、それがどうなったか知る由もない。隠しておいても、棚卸しの際に発見されるだろう。俺は精神的に病んでしまい、三日寝込んだ。当分は、肉を見るのも嫌になった。

「人し」
冷たい声に、俺は顔を上げる。
見れば、恩納が冷やかな眼差しでで俺を見ていた。
「な……」
目の前にあるのは、俺が知っている恩納の表情とは明らかに違った。
心底軽蔑したような口調で、恩納は軽く腕を組んだ。
「人し。何もそこまですることないじゃない」
先程まで比較的穏やかに話をしていたのが、信じられないほど冷たい恩納の表情に、俺の全身の血がすっと冷えた。
俺だって、最初は誰にも話すつもりなどなかった。
だからこうして沖縄に逃げて来て、新しい人生を歩み出そうとしているのに、この仕打ちはあんまりだった。
だいたい、きっかけは俺だけど、その後追いかけて来て、わざわざ話を振ってきたのは恩納じゃないか!
「ち、違う!俺は人しじゃない、相手は化け物だったんだ!!」
俺は自分の行いを正当化したかった。正当防衛だったのだと、恩納に慰めを期待していたのだ。
こんな風に一方的に罵られるいわれはない。
「証拠はあるの?全部あなたの妄想で、普通の女の子だったのかも知れないじゃない」
恩納の追及はやまない。
何なんだ、今日は。面接は断られるわ女に言いがかりをつけられるわ、踏んだり蹴ったりだ。
こんな女の店で働こうなんて思ったのが間違いだった。俺は顔を真っ赤にして反論した。
「普通の女の子が溶けたりするか!じゃあお前、東京の本店に行って確認して来いよ!もし、まだ肉の塊があったら──」

475 :
「ええ、そうするわ」
告げられた言葉の真意が掴めず、俺は固まる。
恩納はさらりと髪をかきあげた。次の瞬間、彼女の姿は視界から忽然と消えた。
本当に何の前触れもなく、忽然と消えたのだ。
「お、恩納……?」
うろたえて周囲を見回す俺の足元から、小さな声が聞こえた。
「ここよ、ここ」
じっとりと背中に汗が滲む。
あの時と同じ状況だった。見てはいけない、と思いつつも、俺はのろのろと視線を下に向ける。

そこには、肌色の液体があった。水溜りのような液の上に、恩納の顔だけが乗っかっている。
異様な光景に、俺は口元を覆った。その場に嘔吐しそうになったが、辛うじてこらえた。
「恩納……お前は、旧姓、伊藤美衣、だよな……?」
何だこれ。
俺は悪い夢でも見ているのか?
本当はまだ東京のスーパーの精肉部で働いていて、今までのことは全て疲労で見た夢なのか?そうだったら、どんなにいいだろう。
「違うわよ」
俺の絶望をよそに、液体女はくすくす笑う。
地面にこぼれた液体が、間欠泉のようにバシャッと噴き上がり、たちまちその姿は元の人間状へと戻る。
服だけは、元には戻らない。当たり前だが、脱ぎ散らかした状態で液体に浸かっている。
「あたしの名前は、伊藤由布。双子の姉の方が、伊藤美衣。あなたは最初から由布と話してたのよ」
溶けて再生した後の恩納は、全裸だった。ふっくらとした三十路女の乳房が、俺の目の前にある。喜ぶべき状況では全くなかった。
「それじゃ……」
俺はぺたりとその場に尻餅をついた。
途中までが本当の話だとしたら、今目の前にいるのはまさに、あの時と同じ溶解人間なのか。
全身が震え、歯の根が合わない。俺たち二人の姿は閉まっているタバコ屋と車の間に挟まれて、通行人からは見えにくい。
こいつは最初から、俺をここに誘いこむのが狙いだったのか?
どうして、どうして俺だけがこんな目に遭わないといけないんだ!
「あたしは数年前、この辺りで車に跳ねられてんだわ。でも火葬された後に、どういうわけかこんな身体になって復活した」
聞いてもいない身の上話を、恩納の妹は延々と語り始める。
「蘇ってみたら便利なものよね。どんな隙間にも入っていけるし、警察に侵入して、あたしを轢き逃げした奴の所在をつきとめることも簡単だった」
そいつがどうなったのか、この女の顔を見ていれば聞かずともわかる。
「ただ難点は、人を食わずにはいられないところね。しばらく食べないと、にはしないけど元気はなくなるの」
なないという言葉が、俺を激しく憤らせた。
それなら我慢しろ。元気がなくなるだけなら、人を襲って溶かす必要はないじゃないか。叫びたいが、声が出ない。
ふと、伊藤美衣のことを思った。妹が姉になりすまして生活しているのだとしたら、俺が知っている姉の方はどうした?
「お前、まさか姉をし……」
「人聞きが悪いわね、姉はショックよ。あたしが人を食べるところを見たら、泡を吹いて倒れて動かなくなっちゃっただけ」
「当たり前だ!」
今度はどうやら声が出た。
何てことだ。俺が知っている伊藤は既にんでいた。よりにもよって、この溶解人間にされたようなものだ。
「せっかくだから体は食べたけど……女はまずいからあまり好きじゃないの」
女は食べない、だって?
だから俺は狙われたのか?しかし、俺の職場には俺より若いバイトの男だっていたぞ。
「ただ、食べることで対象の記憶を取り込めるからそうしたってわけ。双子だもの。入れ替わるのはそれほど難しくなかったわ」
「相手の記憶を……」
ぞっとする。んだ相手の身体を溶かして記憶ごと取り込んで、なぜ平然としていられる。
肉親に対して血も涙もない行動だ。人であった頃の価値観は、んだ時点で手放してしまうのだろうか。
「旦那は知ってるのか。あんたが妹の方だってこと」
この二人の夫婦生活を想像したら、気持ちが悪くて仕方ない。
妻がんだのも気づかず、その双子の妹とセックスする夫。姉の記憶を奪い、何食わぬ顔で妻を演じる妹。
「知らないし、知らせないわ。これからも彼と一緒に暮らしていくつもり」
ただ、と言いながら女は俺を肉食獣の目で見つめる。
「あなたはあたしたちの弱点を知ってるし、あたしの正体も話しちゃった。このまま帰すわけにはいかないの」
「お前が勝手に話したんだろう!」
俺はポケットに突っこんでいたふりかけ付きチラシを、女の顔面めがけて投げつけた。
その隙に相手の脇をすり抜け、道路に走って出た。

476 :
「誰か、助け──」
ずん、と背中に衝撃を感じた。肋骨の上あたりが熱くなり、それで貫かれたのだとわかった。
膝から力が抜けて行く。地面にくず折れた俺に、ひたひたと相手が近づいてくる。
視界が白くかすんでいく。目の前にいるのは人間ではない、んで液状化を済ませた溶解人間だった。
「そう怖がらないで。優しくしてあげるから」
こんな真似をしておいてよく言う。俺は力なく笑った。
思えばつまらない人生だった。学生時代はひたすら地味に過ごし、学校を出てからは毎日仕事して寝るだけ。そしてここで食われてぬのか。
「何で、俺なんだ。俺なんてガリガリだし、もうすぐ三十だし、他にもっと美味そうな奴いるだろ!」
「うーん」
伊藤由布は困ったように首をかしげた。
「はっきりした理由があるんだけど、言ったらあなたが傷つくから言わない」
引っかかる台詞だったが、傷つくと聞いて俺は追求するのをやめた。きっとろくな理由じゃないんだろう。
「化け物に、人を気遣う心があったとは驚きだ」
精一杯の皮肉にも、女は動じず、転職活動に疲れてやつれた俺の頬を撫でる。
「あたしたち姉妹は本州出身だけど、昔から南の島には憧れてたの。姉がこっちに嫁いできたのもそのせいね」
どうでもいい昔話がまた始まった。
「やっぱり沖縄の男はいいわ。この独特の濃い顔立ち、日に焼けた滑らかな肌……汗のにおい。たまらない」
扇情的な紅い舌が俺の頬を舐め、滲んだ汗を口に含む。
「触る……な」
ぬめる液体に包み込まれて、再び車の陰に引きずり込まれる。
「助けてくれ!誰か──」
伊藤由布の顔が近づき、唇をふさがれる。いや、食われる。
「それで、さっきの話の続きだけど、酷いことするのね」
その声は薄い膜を通して聞こえた。女の舌が口だけでなく鼓膜まで侵入したのがわかった。
痛みは感じないが、気持ちが悪くてたまらなかった。口から食道にまで粘液が入り込み、息苦しくなって空気を吸えば、女の唾液が粘膜にしみ込んでくる。
「あなたが退治したのは恐らく、いいスライムだったのに」
苦痛の中、女の声は俺を責めるように響く。
「う……ぐ……」
いいスライム?
言葉を頭の中で反芻する。思考が霞みがかってぼんやりしてくる。
「スライムなんて言い方は俗っぽくて嫌いだけど、液状人間も言いにくいから、便宜上そう呼びましょう」
伊藤由布は俺の服を溶かしながら、口や鼻から徐々に胃袋にまで入り込んでくる。まるで胃カメラを入れられているような不快感だ。
「人を食べる種だけじゃないわ。寄生するだけで無害だったり、身体の中に入って腫瘍を食べたり、排泄物を処理してくれる子だっている」
「そ、んな……知らない……」
苦しくなって身を捩っても、開放はされなかった。こいつは本気で俺を溶かして食べる気だ。
「知らないなら今、知っておきなさい。あなたが凍らせたのは多分そのタイプよ」
「なん……だって……」
俺は必で記憶を探る。
そうだ、礼儀正しいあの娘は俺に言ったのだ。「あなたの中に入らせて下さい」と。
言葉の意味を深く考えようとはしなかった。溶かされ、食べられると思い込んでしまった。
俺はとにかく怖くてたまらなくて、あの子を騙して凍らせたのだ。
「馬鹿よね、あなた」
憐れむように女は言って、触手のような肌色の先端であらわになった俺の乳首をつつき、男にとって一番大事な部分を、きゅっきゅっと扱きあげた。
生理現象で出てくる白い先走り汁を、女は上手そうに舐めた。化け物でさえなければ、俺は感動したかも知れない。
そう俺は童貞だよ、悪いか?初めての、そして最初で最後の相手が人外だなんて、悲し過ぎて涙も出ない。
「大人しくその子の言うことを聞いていたら、他の子に食べられないように、一生守ってくれただろうに」
女の言葉のひとつひとつが、俺の胸に突き刺さってくる。
「わかる?比嘉石矢。被害者ぶるのもいい加減にしなさい。この世は弱肉強食……あなたは自分から、助かる道を放棄したのよ」
俺は愕然とした。
あいつ──いや、あの子がその後、どうなったか知らない。
店の誰かに、恐らく発見されるだろう。その後、不審な肉塊としてどこぞの大学の研究室に運ばれて、それで謎が解明されることを俺は祈っていた。
しかしもし、あの子が誰にも捕まらずに復活したら。いや捕まったとしても、温かいところで解凍されれば逃げることなど簡単だ。
もし、俺があんなことをしたせいで、人間不信が植え付けられて、善良なスライムから凶悪なスライムに変わってしまったとしたら。
それで復活した時に人を襲い始めたら、完全に俺の責任だ。

477 :
責任……?
俺はふっと自嘲する。
いや、そんなことはどうでもいい。俺はこれからぬのだから。
あの子、今村スミレには詫びても詫び切れない。
彼女はただ、俺と共生関係にありたかっただけなのだ。
俺の中に入って、俺の排泄物を食べて一緒に生きていけたらと、そう願っていただけなのだ。
その気になれば、俺の許可なく侵入することだってできた。しかし彼女は人間だった頃の良心を保っていて、わざわざ俺の目の前に現れ、許可を求めたのだ。
そんな善良なスライムを、俺は凍らせて封印した。冷凍庫の奥深くに。
彼女の話を最後まで聞いてれば、今俺を食おうとしているこの悪型スライムから、守ってくれたかも知れないのに。
『あなたが私の拠り所になって下されば、私は救われる。どうかあなたの中に入らせて下さい』
あの時の彼女の眼は、寂しそうだった。少女に見えていたが、それはんだ当時の年齢だ。服装も態度も、とても今時の子ではなかった。
人間であった頃の『今村スミレ』がんでから何十年も経っていたのだとしたら、恐らく彼女の親はんでしまっている。
彼女は人との触れ合いを求め、敢えて俺に話しかけてきた。その手を、俺は振り払って凍結したのだ。
「後悔してる?」
俺を取り込んだまま、伊藤由布は笑う。
ああそうだ、後悔しているよ。でも今更どうしようもない。
「比嘉さんに会ったおかげで、いい話が聞けたわ。日本には、あとどのくらいのお仲間がいるのかしら」
お仲間……んで液状と化した人間が、他にも本州に生息するのか。
一人で生きて行くのはつらい。仲間で群れて生きたがる。それは、人間もスライムも同じらしかった。
この女は俺を食った後、今村スミレに会いに行く気だ。居場所は既に教えてしまった。彼女はどうなるのだろうか。
こいつらの世界に、共食い、などあるのだろうか。
「ないわよ。ただ、餌を巡ってしあうことはあるけどね?」
思考が読まれた。頭がじわりと熱くなった。俺の脳が食われる。記憶が、浸食される。
「……っ……か……」
熱くて舌が回らない。俺の首から上は既に女の液体に溶かされていた。
そのまま、持ち上げられる。液体の中に全身がすっぽり覆われるのが判った。
視界が肌色に染まる。女の内部に取り込まれたのだ。
とくん、とくんと、女の心臓の音が聞こえる。母親の胎内にいるように俺は感じた。
抵抗する力が失せていく。虚しく片腕を上げれば、既に手の皮膚は溶け、むき出しの骨が見えていて箒のようになっていた。
顔も、自分では見えないが恐らく酷い状態だろう。曲がりなりにも二十九年生きて来た俺と言う存在が消え、女の一部と化していく。
「ねえ比嘉さん、あたしならあなたを産み直してあげられるかも」
「産み、なおす……?」
「可能性は低いけど、ないわけじゃないわ。養分になって、もう一度赤子からやり直させてあげる」
もう目が見えない。溶けかかった指先にざらついたものが触れる、これは俺の抜け落ちた髪の毛だとわかった。
俺の心臓の鼓動はこの女と一体になって、永遠に一緒に生き続けるのだろう。
女の胃袋の中で生きながら消化され、柔らかくなっていく俺の身体を、女がさわさわと愛撫する。腹の中の子供を、守るように。
それもいいか、と俺は思う。女の鼓動に反比例して、俺の鼓動は次第に弱くなっていく。
彼女もない、仕事もない、親は未だに俺が東京で就職したことを根に持って冷たい。俺が生きていても喜ぶ奴なんていない。
「どうでも、いい……」
それは、まさに俺の人生を象徴するような遺言だった。
俺の意識はそこで本当に途切れ、『比嘉石矢』としての人生は終了を迎えた。

478 :

二年後、沖縄でも有名な菜食レストランの若夫婦の間に、子供が生まれた。
元気な男の子で、泰司と名づけられた。
妻の方は、妹のや、同級生の謎の失踪を乗り越えての出産だった。
優しい夫は、妻の心労を察し、心から妻を労った。
「良く頑張ってくれたな」
「ええ。……たっぷり栄養つけたもの」
その言葉の真意を、夫は知る由もない。

終わり

479 :
>>467‐478
GJ!良かったぜ!
今村スミレのその後もきになっちゃったんですよね(チラッ

480 :
保守

481 :
>>467-478の続編です。
興味ない人はスルーでよろしくハック
・女性の一人称
・前回と同じキャラ出てますがこれだけ読んでも大丈夫です
・捕食シーン(少し流血、グロ)と寄生シーン(体内の排泄物を吸う)あり

482 :
初めまして。今村スミレと申します。
本日は皆さまに、私の半生をお話ししたいと思います。
目覚めた時には、暗闇の中でした。
壺のようなものに閉じ込められているのが判り、幾度か体を揺すると、上の方に開いていた隙間から這い出ることが出来ました。
それがいわゆる骨壷だとわかったのは、ずっと後になってからです。
私は火葬された後、どういうわけかお寺の墓地の中で、奇跡的に息を吹き返したのでした。
周囲は相変わらず暗かったけれど、私は少しも怖くはありませんでした。自分の身体に起こった変化を、はっきりと感じていました。
──お父さん、お母さん、どこですか?スミレはここです。
声にならない声を発し、真っ先に目指した先は、かつて住んでいた家でした。私がの眠りについている間、東京の街はすっかり様変わりしていました。
舗装された道路にきらびやかなネオン。通りを行き交うお洒落な人々は皆モデルさんのようにスタイルが良く、外国に紛れ込んだのかと思うほどでした。
液状と化したこの身体は、移動には便利でした。舗装された道の中央に蹲っていても、人々は私を吐瀉物と思い、踏まずに避けていきます。車道でタイヤに轢かれても、痛みを感じません。
父や母に一目会いたい。学校の友達や先生に会いたい。
辿り着いた家は既に取り壊されて、大きなビルが建っていました。通っていた学校も、友達の家もなくなっていました。
私は途方に暮れて、街を彷徨い歩きました。酷くお腹が空いていました。下町には食べ物の屋台も沢山出ていたけれど、お金を持っていないので何も買えません。
人のものを盗むのは良くないことだと、私は父母に教わりました。人でなくなった今も、その志は変わっておらず、山になら何か食べる物があるかも知れないと思い立ちました。
しかし、山の恵みは私の空腹を満たすことはありませんでした。子供の頃大好きだったアケビの実や蓮華の蜜を口に含んだものの、異物感がありすぐに吐き出してしまいました。
人間の食べ物は、体が受け付けなくなっていたのです。
こんな醜い身体に生まれ変わっても、再びこの世に生を受けた以上は、生きていかねばなりません。私には、餌の取り方を教えてくれる人がいませんでした。
道路の隅に蹲って、人々に見過ごされ、どれほどの時間が経ったでしょう。
不意に、甘い匂いを感じました。鼻などないのに、確かに匂うのです。食べられるものが近くにあるとわかりました。私は匂いのする方角に這って行きました。

483 :
電柱に寄りかかって、スーツ姿の若い男性が眠っていました。身体からアルコールの匂いがふんわり立ち上っています。
男性の僅かに開いた唇から洩れる吐息を感じた時、私の中で眠っていた本能が呼び起こされました。そう、私は、この見知らぬ男性に対して、猛烈な食欲を覚えたのです。
これまでにない経験でした。自分の体がどうなってしまったのかを考える暇もなく、とにかく一刻も早くこの人が食べたくて、身体を紙縒りのように細く小さくし、寝ている彼の鼻の穴に夢中で飛び込みました。
誰に教わったでもなく、本能にそのように刷り込まれていたのでしょう。私の体は男性の体の中に入りやすいように、自在に変形が可能でした。
鼻孔から喉を通り、食道を通り、中に満たされている体液を夢中で啜ります。お酒を頻繁に飲む人なのか、胃の中はだいぶ傷んでいて、潰瘍らしきものがあったのでそれも舐めて治しておきました。
そして腸に詰まった糞の、何と美味しいこと。全て吸い上げて、膀胱に入り、塩辛い尿をゴクゴクと飲み干し、私の心は歓喜で満たされました。
身体の中を綺麗にすると、今度は外です。肌の表面に着いた汗や埃や垢、細菌、かさぶた……それらを全て綺麗に舐め取って、ようやく私は満足しました。
力が戻ってくるのがわかりました。生前の、幸せだった頃の姿を頭の中に呼び起こしていると、少しずつ体が形作られていきました。
初めて人の姿を形成できた時の喜びは、忘れられません。肩まで届く、黒いお下げ髪に白い肌、貧相に痩せた手足も前のままです。私は裸のまま、意識のない男性にお礼を言いました。
「ありが、とう、ございました。ごちそうさまでした」
初めて、声まで出るようになりました。まだ意識の戻らぬ男性の前で、深くお辞儀をしたのち、その場を離れました。
無事に人の姿を取り戻したとは言え、往来を裸のままうろつくわけにはいきません。
身につけるものは、ゴミ捨て場や、廃墟の建物等を探索して手に入れました。くれぐれも断っておきますが、私は生まれてから一度も盗みを働いたことはありません。
まだ着られる服を捨てる人が多いのは嘆かわしいですが、おかげで私の着られそうな服はどんどん増えて行きました。手に入れた服は、川で洗って木に干しておきます。
活動拠点を決めておくと便利だと気付き、山奥に自分の居を構えました。何だかアジトみたいでわくわくしました。
昼間は人間の姿で街に出て、現代で生きるのに必要な知識を身につけ、夜になったら民家に侵入し、寝ている男性の排泄物を啜る生活が続きました。
そのうちに、私が身体の中に入れる男性と、入れない男性がいることに気付きました。誰でも良いと言うわけではなく、一定の『条件』が必要なのです。
それゆえに餌不足には悩まされましたが、じっとしていればさほど体力は消耗しません。車の荷台や電車の裏側に貼りつけば、全国どこへでも行けました。
ただ、気を抜いている状態だと、すぐに液状化してしまいます。服は持ち運ぶことはできません。今の私に必要なのは、その場で人の姿に戻った際、自動的に服を身に纏う技術でした。

484 :
ある日の事です。人目に付かない山奥で、服を脱ぎ着する練習をしていた私は、これまでとは少し違う匂いを感じました。
人間の男性の美味しそうな気配に交じって、私と同じ匂いを感じるのです。
それまでの私はずっと一人で、私と同じ境遇の仲間がいる可能性など、考えもしませんでした。初めて感じる同属の気配に、心が湧き立つのは当然でした。
「あら、お仲間?」
駆けつけた私の姿を見てそう言ったのは、派手な顔立ちの女性でした。
私のように服は着ておらず、豊かな乳房が丸見えになっています。恥じらいを捨ててしまったのか、壁に寄りかかって胡坐をかいて、とてもお行儀が悪いです。
彼女の足の下で、人間の男性が苦しそうに呻いていました。まだ息がありますが、目には既に光がありませんでした。
「こんにちは。あの、何をなさっているのですか?」
男性にではなく、お仲間と呼ばれた彼女の方に、私はそう尋ねました。
食事中にお邪魔したのは申し訳ないですが、彼女がなぜ、そんな乱暴なことをするのか、どうしても判らなかったのです。
肉を切り裂き、骨を砕いて、血肉を啜る。私はそんなことをしなくても生きていけます。彼女がなぜ、無闇に男性を苦しめるような真似をするのか、理解が追いつきませんでした。
「た……たす、け……」
押し潰されている男性の顔の辺りから、低くかすれた声が聞き取れました。気の毒だとは思っても、助けようとする感情が湧いてこない自分が信じられませんでした。
男性を甚振る彼女の仕草はとても自然で、それが彼女にとっての本能、いわば常識だと悟ったので、それ以上何も言えませんでした。
「お馬鹿さん、逃がすわけないでしょう。こんな極上の餌は久しぶりなんだから、たっぷり楽しまないと」
長い髪の毛が伸びて、先端がナイフのように鋭く尖ります。への字の形に反り返っている男性の背中に、鋭利な先端で×印をつけました。
ブシュッと赤い血が噴き出し、女性の体液と混ざって桃色に染まっていきます。男性はもはや声を上げる気力もないのか、口の端から泡を出して手足をばたつかせています。
「ほほほ、もっと苦しみなさい。男の踊り食いよ。捕まったら最後、息絶えるまで私を楽しませるの」
女性は自らの二本の足を器用に使って男性の肢体を切り刻み、自分の体液と混ぜて口に運びました。クチュクチュと言う咀嚼音が、私の耳にまで届いてきます。
「んみ、くちゅ……ふ、んぐ、もぐっ……」
自分の肉が目の前で食べられると言うのはどんな気持ちなのでしょうか。暴れていた男性の体から、抵抗の力が抜けていきます。
こくんと女性の白い喉が上下しました。呑みこまれた肉の塊が、唾液と混ざって、体内の深いところに落ちていく音まで聞こえるようでした。
「美味しい、美味しいわ。やっぱり男は太らせてから食べるのが最高ね。この不健康な真っ白い脂肪の塊の、喉越しがたまらない。あぁ、舌に纏わりついて、うぅん……」
ぺろりと舌を出し、口の中に残った脂分の名残を味わうように口の端を舐めます。陶酔したように眼を細め、男性の肉をじっくりゆっくりと切り分けていきます。
組んだ足を皿に、手をナイフとフォークに見立てて。切っては食べ切っては食べ、その動作をひたすら繰り返します。
人間だった頃の食事方法を再現しているかのように、私の目には見えました。頭から被りついて食べることをしないのは、彼女なりの捕食美学でしょうか。
かつては高級な店で、座って楽しく食事をした記憶が忘れられないのでしょう。こんな身体になっても、人間の名残はどうしても残っています。

485 :
「何を立ち往生しているのよ。ひょっとして、餌の獲り方がわからない?」
その場に棒立ちする私を気遣ってか、女性は朗らかに笑って言いました。
「見てなさい。これと絡めながら、少しずつ切って食べるのが通なの」
女性の下半身は溶けていて、肌色に近い乳白色が地面に広がっていました。私の体液の色とは、少し違うようです。
言われた通り見ていると、女性は少しずつ切り取った肉片を、広がった体液と混ぜ合わせ、それから口に入れました。まるで、クリームのかかったオムライスを、フォークで口に運ぶように。
「体液と混ぜると消化が速いのよ。唾液も出るけど、そっちは透明で成分が違うの、わかる?」
男性一人分の肉を呑みこんだ女性のお腹は、ぽっこりと膨れていました。骨まで砕いて細かくして食べたようです。
そして、残り滓のようになった肉の破片をひとかけら、長い爪に刺し、私の顔の前に持ってきました。
「ほら、あんたにも一口あげるわ。その代わり、今度はあんたが私のために餌を探すのよ」
親切心から言ってくださっているのは伝わりましたが、違和感が拭えないのは相変わらずでした。
この人は、同属であって同属ではない。私が男性の体の中に入るのに対して、この女性は男性を外側から切り裂くのです。
せっかく見つけた貴重な仲間なのに、同調できるとは到底思えない。私が尻ごみすると、何かを理解したのか、女性の顔色が一瞬でさっと変わりました。
「……あんた、寄生系(パラサイト)ね!?」
甲高い声が彼女の口から飛び出しました。聞き慣れない単語に戸惑う間もなく、女性が腕を振り上げます。
「あたしは捕食系(プレデター)よ!!しっしっ!」
怒鳴られ、犬を追い払うように追われました。
今にして思えば、彼女は捕食系にしては、親切で気のいい方でした。
食べ物を分けてくれると言い、拒否を示しても、追い払われるだけで済んだのですから。

その足で図書館に行き、色々と調べてみました。貸出カードを持っていないので借りることはできませんが、もともと勉強は好きです。
周囲の人々が、私に奇異の目を向けるのは、もう慣れました。
私の皮膚は、再生するたびに新しいものに変わるので、体臭などはほぼ無いに等しいと思うのですが、着ているものは如何せん、捨てられていたのを拾って繕い直した服です。
デザインの古さや寸法の合わなさは、私の努力の及ばぬところです。見ている皆さまの気分を害していたとしたら、それは心からお詫び申し上げます。
海外の文献で、『突発性液状化症候群』という単語を発見しました。んだ人間が、稀に蝋化ではなく液状化することがあるそうです。
また別の書物では、参考画像として、土葬した後掘り起こされた棺の内部の写真が載っていました。液状化した私とよく似た肌色の液体が、そこには写っていました。
体が何らかの理由で液状化するまでは、私にもどうにか理解できます。けれど私が知りたいのは、それが何故再び人の形を得、男性の身体を求めて徘徊するようになったのか、その一点のみなのです。
私が体液の一部をサンプルとして提供すれば、専門の方に調査してもらえるのでしょうか。人でなくなった私たちが、どのような進化を遂げてこのような形に落ち着いたのか。
先程の女性の姿を思い出しました。人を襲っている私たちの姿は、肉眼で容易に確認できます。これまで散々人を食らってきて、誰もそのことに気付かないはずがないのです。
ゆえに私たちの存在は、昔から一部の人には知られており、その上で黙認されてきたと考えるべきでしょう。
私たちを強制的に排除しようとする人間が、いつ現れないとも限りません。世間に見逃されている以上、知りたいと言う感情のみで動くことは、得策ではないように思えました。
私はいったい何者なのか。どこから来て、またどのような形で終焉を迎えるのか。答えの出ないまま、話の判りそうな仲間を探し続けました。
私たちには、大まかに分けて「寄生」系と「捕食」系が存在し、私は多分前者に分類されることもわかってきました。
最初に出会ったのが捕食系の女性だったので、お友達作りは難航するかと思われましたが、寄生系にはおっとりした気性の人が多く、さまざまな情報を交換することが出来ました。

486 :
いつものように忍び込んだ家で、男性の中に入ろうとした時、私は既に先客が入っていることに気付きました。
私たちは同属の気配には敏感な方ですが、男性と一体化している場合には、なかなか気付きにくいのです。内側からやんわりと押し戻されるのを感じて、すぐに身体を離しました。
私が出るのと同時に、その人も姿を現し、人の形を取りました。細面の女性で、春の日だまりのように柔らかく微笑む様子が、私の母に少し似ていました。
「ごめんなさいね、お嬢さん。この人は私の宿主なの。他を当たってもらえる?」
その人のお名前は、吹田環さんと言いました。環さんは、東京の街が空襲で炎に包まれた晩、幼い子供をおぶって逃げたのが最後の記憶だそうです。
目覚めた時には、戦争はとうの昔に終わっていました。栄養の取り方もわからず、このまま意識を失うのかと思った際に、運よくこの男性に巡り合い、以来この男性の元に居つき、かれこれ二十年になるそうです。
「寄生系の良いところは、相手の男性をさずに済むところ。それに、一度『宿主』を見つけたら、その人が亡くなるまで数十年、食べ物には困らないところね」
環さんの言葉を聞いて、私は急に恥ずかしくなりました。私と違ってこの人は、一人の男性と長い間ずっと人生を共にしてきたのです。
「それは多分、あなたが若いからよ。年を取ると、一つの所に落ち着きたくなるものよ」
悪気なくそう言ったのでしょうが、私の心の靄は晴れませんでした。短い期間に多くの男性の体を渡り歩く、尻軽な女の子だと思われているような気がしました。
でも、私にも言い分があります。環さんは生前別の人と結婚していたのだし、この男性にもれっきとした奥さんがいます。
一方の私は、少女のまま性の快楽も知らずにに、男性に愛される喜びなど一度も味わったことがないのです。だから?と問われれば、お返事のしようがありませんが、以上が私の言い訳です。
「そうですね、私は色々と食べ漁ってきました。一人の男性の所にずっと居座るのも、何だか悪い気がして……」
ああ、こんな言い方をしたら、今度は環さんを傷つけてしまいます。ですが環さんは怒ったりせず、私の見苦しい弁解を、静かに聞いてくれました。
「スミレちゃん、私たち寄生系はね、男性の体をお借りしている、という意識を、常に忘れないようにしないといけないわ。そして私は、この人に恩返しがしたいからずっと傍にいるの」
恩返しと聞いて私は妙な気がしました。確かに人間の男性には感謝していますが、代わりに私たちは彼らの排泄物を除去し、身体のお掃除をすることで、立派に恩返しを果たしています。それ以上に、一体何を返すと言うのでしょうか。
疑問に満ちた表情で環さんを見つめた私に、環さんは穏やかな口調でこう続けました。
「襲いかかってくる捕食系から、この人の命を守りたいの」
私は愕然としました。
それはもう、恥ずかしい、などと言う生易しいものではありません。己のあつかましさを思い知らされて、顔から火が出そうでした。
餌になりうる男性は、私たちにしか分からない、独特の甘い匂いを放っています。そして私は、男性の栄養を啜り終え、体から離れた後は、彼らの事を思い出しもしませんでした。
以前にクラスの男子達が話していた、下品な言葉を思い出しました。女性を騙して抱いて、責任を取らずに逃げることを、俗に「食い逃げ」と言うのだと。
私が彼らにしてきたことは、まさに「食い逃げ」でした。私がいなくなれば、今度は他のお仲間たちが、彼らの肉体を狙って群がって来るのは当然です。寄生系ならまだいい。けれど捕食系なら、その男性は肉体を食い漁られ、溶かされてんでしまう。
何度か見て来た光景でした。知っていたのに私は、空腹を満たす事しか考えていなかった。それどころか、人間の男性も、もう少し私たちに感謝して欲しい、とさえ思っていました。
それなのに、この女性は当たり前のように言うのです。
『この人の命を守りたいの』

487 :
寄生系は、捕食系より戦う力が弱く出来ています。餌をめぐってし合いに発展すれば、勝てる望みは五分五分です。そうまでしても、環さんはこの人の傍にいることを選んだのです。
私より先に生まれてに、母親という職業をも経験した環さんの言葉が、胸にずしりと響きました。彼女に比べたら私は、人の心を忘れた鬼畜のように思えてなりませんでした。
「今からでも遅くないわ。あなたに相応しい宿主を探しなさい。愛する男性と身体を合わせ、外敵から命がけで守る。それが私たち寄生系の義務ではないかしら?」
宿主は環さんの存在を知りませんから、彼女の言う愛は、所詮は一方通行のものに過ぎません。それでも環さんは、充分に満たされているようでした。
黙って聞いていた私ですが、彼女の言う「私たち」という単語には、いささか抵抗を感じました。
今村スミレと言う生き物のいやらしさと、この素晴らしい女性を妬ましく思う気持ちが、ないまぜになっていました。
「ですが、環さん……」
唇を噛んで、私は一つの疑問を口に乗せました。
「仲間の捕食の邪魔をすることが、種として正しい行為なのでしょうか」
環さんからは返事がありませんでした。
沈黙が部屋に広がり、環さんが寄生する男の人の、穏やかな寝息だけが響いていました。
彼は恐らく何も知りません。彼女に命がけで守られていることにも気付かず、お子さんや奥さんと笑みを交わしながら、安穏とした一生を送るのでしょう。
私は静かに頭を下げ、その場を後にしました。彼女の気分を害したのはわかっていましたが、胸に浮かんだ疑問は止められませんでした。
私のこの性格が、大人たちや一部の男性には可愛くないと思われていることは、生前からよく知っていました。成績が男子より良いのも気に入らないと、苛められたこともあります。
自分の未熟さを見せつけられ、初めての友人も失い、私は山に戻ってしばらくは、何も食べる気がしませんでした。

新しいお友達を探す気力も起きませんでした。仲間だからと言って、全てをわかりあえるわけではないことを、嫌と言うほど思い知らされたからです。
食われている人間に同情はしても、行動は起こさなかった私。環さんの生きざまに己を省みながらも、同時にかすかな反発を覚えて、言い返さずにはいられなかった私。
『私たち寄生系の義務』と、環さんはそう言いましたが、それは個々の生き方を否定することであり、私には彼女が、人間の女性の真似事をしているようにしか思えませんでした。
大層なことを言う割には、宿主に自分の存在を知らせない。正体が知られたら、化け物と罵られ、拒絶されるのは明白だからです。
だから、知らせずに影から守る。そんな彼女の臆病な心と、若輩者の私に対する優越が透けて見えて、私はどうしても素直に頷けなかったのでした。
ひねくれているのは十分承知しています。本当は彼女が羨ましい。ですが、最後に投げつけた言葉もまた真実でした。
一人の宿主を愛し、ずっと彼の体内にあって守り続ける。それは他の「寄生系」との交流を断ち、同時に「捕食系」との争いが避けられない状況に身を置くと言うことです。
そんな辛い思いをしてまで、弱肉強食の摂理に逆らってまで、守りたい男性なんて、私にはいないし、考えられません。自分の身が一番大切なのは、当たり前ではないでしょうか?
もちろん血を分けた肉親は別です、しかし私にはもう、愛する家族がいないのです。スミレは賢いなと頭を撫でてくれるお父さんも、ご飯が出来たわよと微笑むお母さんも、とうに鬼籍に入ってしまいました。
街にあふれる男性は誰も彼も、私の心の琴線には触れません。外見は派手で怖いし、昔より野蛮で、それでいて心は弱くなったように思えました。
身体は美味しいのに、肝心の中身はまるで尊敬に値しません。私だって人の事が言える性質ではないけれど、品のない言葉を使って、大声で他人を罵倒したりはしません

488 :
後日、環さんのいる家に謝りに行った際、そこでは喪服に身を包んだ大勢の人々が集まり、しめやかにお葬式が行われていました。環さんの宿主である男性が、老衰で亡くなったのです。
環さんの気配も、その家から忽然と消え失せていました。恐らく新たな宿主を探しに行ったのでしょう。愛などと言っても、やはり生き物としての最大要求、食欲には勝てないのです。
お世話になった人に対してそんなことを考えてしまう自分が、たまらなく嫌な子に思えました。私は謝罪の機会も失い、行き場のない気持ちを持て余して日々を過ごしていました。
その時の私を突き動かしていたのは、どうしようもない孤独感と、それから先輩の環さんに対する対抗心でした。あのひとを越えるには、あのひとが出来ないことをするしかありません。
即ち、宿主に自分の正体を明かして、正々堂々とお友達になり、彼を生涯守り通すことです。それで初めて、私の心は救われる気がしました。

誰か、いないでしょうか。
私を救ってくれる男性。私の心と体、両方を満たしてくれる素敵な男性。
時間は緩やかに、しかし確実に流れていきます。
ふらりと立ち寄ったスーパーマーケットは、『FC(フード・チェイン)』と言いました。
私が子供の頃は魚石というごく普通の魚屋さんだったのですが、いつの間にか総合食料品店として、全国を席巻する巨大チェーンになっていたのには驚きました。
そのFCの本店で、お肉を陳列している若い男性がいました。一目見て『条件』に合った人だと判ったので、私はしばらくの間彼を観察していました。
近づいて名札を拝見しました。比嘉石矢さん。お名前から察するに、恐らくは沖縄の方だと思います。
肌の色が黒くひょろりとした外見で、大人しそうですが言いたいことははっきり言う、といった印象を受けました。
周囲に女性の影がないのも、好印象でした。奥さまや恋人がいる男性よりは、いない男性の方がいいに決まっています。
中年の女性に縁談を進められて、迷惑そうに断っているのを見ました。私がじっと見つめていると、比嘉さんは強引な女性から視線を逸らし、私に向かって「いらっしゃいませ!」と言いました。
私の体は、精神的な意味で固くなりました。そう言えば、この身体になってから、男性とお話しするのは初めてなのです。話の糸口がまるで掴めません。
山で洗って干しておいた服を新しく身につけて、何度も鏡で自分の姿を確認してから、もう一度スーパーに行きました。
比嘉さんはお肉売り場の主任さんをしているらしく、とても忙しそうに働いていました。私はずっと彼の働くところを見ていました。
数日間、なかなか声をかける機会に恵まれず、店の中を右往左往しているうちに、どうやら店長さんに不審がられたようでした。
これ以上粘っては、周りに迷惑をかけるだけです。私は思い切って、お客さんが入ってはいけない作業場に足を踏み入れました。
比嘉さんはいませんでしたが、違う人がお肉をパックしているのが見えました。他にも色んなお肉がパック詰めされて並んでいました。生前はあれほど美味しく見えていたお肉を見ても、今は何も感じないのが、少し悲しくなりました。
私はそのひとに比嘉さんを呼んでくれるように頼みこみ、荷物が積んであるところでじっと待っていました。
やがて、迷惑そうな顔をして比嘉さんがやって来ました。そこから先の展開は、皆さんのご存じの通りです。

489 :
初めての交渉は、見事に失敗に終わりました。私がうまく話せなかったせいで、比嘉さんに不快な思いをさせてしまったかも知れません。
彼の目には、私が生意気な小娘に見えていたのでしょうが、本当にただ緊張していただけでした。凍ってしまえば動けなくなるなどと、ついつい弱点を漏らしてしまったことからも、相当焦っていたのだとご理解ください。
念のため申し上げておきますと、私は比嘉石矢さんを決して怨んでなどいません。彼に傷つけられたとは思っていませんし、むしろ私が彼の精神を深く傷つけてしまった。
私は心にも体にも、傷など負っていません。凍らせられたとしても生命活動が途絶えるわけではなく、一時的に休眠状態になるだけです。
男性との会話に慣れていなかったとは言え、比嘉さんの事情も考えずに、焦って交渉しようとしたのが、そもそも間違いだったのです。
もしも、もう一度比嘉さんにお会いできる機会を頂けたなら、あの時悪戯に恐怖心を煽ってご迷惑をおかけしたことを、心から謝罪したいと願っています。
これはきっと罰です。環さんを傷つけ、比嘉さんを傷つけた私に下された罰なのです。


凍らされた私は、それから数年後、同じ場所で再び目覚めました。
肌に触れる空気が変化しました。温かいお湯が身体にかけられ、徐々に体が溶かされていくのを感じたのです。
すぐ近くで、甘くいい匂いがします。寄生の対象になる男性が、すぐ傍にいるのだとわかりました。
「なんだろーなー、これ。肉でもないし、チーズでもないし、溶ければわかるかな」
呑気な、とても温かい声が聞こえました。比嘉さんではありません、明らかに別の男性です。
不幸中の幸いと申しますか、眠っている間に私の力は蓄えられ、人型にならずとも人の声が聞こえ、周囲の様子も見えるまでに進化していました。
私は解凍されている最中でした。大量のお皿を一度に洗う時に使われる、大きな銀色の盥に漬けられ、その中にぷかりと浮かんでいます。
目の前に、優しそうな男性が座っていました。大きな目をして、まるで食事が出来上がるのを待つ子供のように、きらきらした表情で私を見ています。
そんな目で見られるのは初めてで、私は戸惑いました。正体不明の塊であったに違いない私を、どうやらこの男性が連れ出して、熱湯で溶かしてくれているようなのです。
「その盥、使ったら洗って返して下さいよ。飯尾店長」
背後を通り過ぎる女性が、ぶつくさと文句を垂れつつ去って行きました。
店長という言葉とその服装で、私は以前と同じ場所にいることに気付きました。けれど以前の店長は、もう少し厳格で怖そうな人だったと記憶しています。
近くに比嘉さんの気配も感じません。多分、あれから何年も経って、働いている人たちの顔ぶれも変わったのでしょう。
この時の私はまだ知りませんでした。人間には、好奇心と言う厄介な代物があり、目の前にいる男性はそれが人一倍強いがゆえに、周囲の人間を巻き込む困った人なのだと。
「わかってますって。どーれ、そろそろ溶けたかな、よいしょっと」
飯尾さんと呼ばれた男性は、お湯に遣っている私を、赤子を抱くようにして抱え上げ、私の全身をくまなく眺めました。
店長と言うことは、それなりにお年は召されているはずですが、間近で見るととても童顔で可愛らしく、大学生のようにすら見えます。
その少年じみた、悪く言えば大人になりきれていない男性は、不意に私に顔を寄せると、あろうことか、柔らかくなりつつあった私の身体をぺろりと舐めたのです。
「ん……食べ物ではない、な。じゃあ、なんだろう?」
何をされたのか判った瞬間、私の思考は真っ白になり、続いて全身がかあっと熱くなるのを感じました。
存在しないはずの心臓が、強く脈打っています。この姿になってから色々な目に遭いましたが、男性の身体を舐めることはあっても、舐められたのは初めての経験でした。
未知のものに対して恐れを抱かない人。子供のように純粋な心を持つ人。
このひとなら、私を受け入れてくれるかも知れない。私が再びこの世に生を受けた意味を、教えてくれるかも知れない。

それが、私の生涯の宿主となる、飯尾和成さんとの出会いでした。

490 :
終わり(続)

491 :
GJ!!

492 :
良かった良かった

493 :
皆々様は『さんかれあ』チェックしておられますか?

494 :
過疎ってるなw

495 :
このスレ的に痛みのない捕食や融合吸収はあり?

496 :
ありあり

497 :
痛みのない融合吸収
みたいですね

498 :
よく映画で人間に擬態した化け物とハグして、正体を表した時に慌ててひき剥がすシーンあるけど
相手が女性型で人間並みの知性持ってて、なお且つ捕食というより融合吸収されるパターンなら多分俺は逃げない
「逃げないんですか…?」と若干戸惑われながら包み込まれたい

499 :
クイーンズブレイドのメローナに吸収されたい

500 :
保守

501 :
落とさせん

502 :
ほす

503 :
ほう

504 :
今更ながらにスピーシー・オブ・コブラで抜きまくっております
今宵は何回できるだろうか

505 :
ルフィはメガロじゃなくて、しらほしの胃袋に隠れてほしかった。

506 :
スピーシーオブコブラは丸呑みシーンは一回しか無いのかな

507 :
何か描いてみようかな(´・ω・`)

508 :
ジャンルは問わないからたのむ

509 :
>>506
残念ながら1回しか無いみたいですね。
でも、膨腹が蠢く食休みのシーンや
消化を終えて全裸で街灯に登るシーン、
警察の現場検証で呑まれた男の未消化の残骸をアップで映したりと、
見所は十二分にあるものと思います。

510 :
できたっ
ピクミンだけどwww
http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=28557684

511 :
>>510
赤ピクミンそこ代われ!

512 :
落ちてる・・・?

513 :
>>512
大量dat落ちでも鯖ダウンでも圧縮でもありません。スレはあるのに表示されていないだけです。
URLやブックマーク、専ブラのログから無くなった(正確には見えなくなった)スレを呼び出し、そこにレスすれば復旧します。
専ブラで過去ログ扱いになってレスできないのであれば、通常のブラウザで開いてレスして下さい。
重複防止の為、あわててスレ立てしたり、依頼に行ったりしないで下さい。
なお、本当にdat落ちしているものは復旧できませんので、その辺は勘違いの無い様に。

514 :
壺で見るとdat落ちと同じ所(スレ一覧の下部)にあるのに
クリックして開けると書き込み欄があったりする。
本物のdat落ちは書き込み欄が無い。

515 :
半月音沙汰なくても落ちないもんなのな

516 :
皆食われたと思っていたら

517 :
ちょっと書いてみたので投稿してみます
・女性一人称、短編
・メインは体液吸収
・男性が知らず知らずの内に捕食される話
・女性も捕食されます
・四肢切断あり、注意
・エロ描写はありません

それでも良い方はどうぞ
タイトルは「ネミック」です

518 :
「ハア…ハア…早くどこかに隠れないと…」
アタシはネミック、悪魔よ。
今はとある遺跡に住んでるの。
でも、人間達がアタシの事を狩るために騎士団を派遣しちゃって、大ピンチなうなの!
「人間ごときに…アタシがられるなんて…絶対…許せない…わ…」
口では強がってみたけど、正直マジヤバなんだよね。
早くどこかで傷を癒さないと…
「キャッ!」
もー、痛いわよっ!
ゴゴゴゴゴゴ…
なになに、何なの!?
これは…隠し扉?
「しめたわ…」
とりあえず、部屋の中へ…
ん?部屋のなかに何かあるわ…
これは…
「…エナジーボックス?」
しかも部屋一面にびっしりあるわね…
エナジーボックスって何か、だって?
しょうが無いわね…
アタシ達悪魔にはあまり意味は無いけど、人間はありがたがっている機械よ。
人間が中に入ると、理由は分かんないけど、体力が回復するらしいわね。
ただし空腹は満たされないらしいわ…って誰に話しているのよアタシ!
とにかく、遺跡には割とよくある機械だから別に珍しくとも何ともないわね。
ただ、こんなに沢山あるのを見たのはアタシも初めてだけど…
「くそう! この辺にいるのは確かなんだが…」
まずい!
すぐそこまで騎士団の連中が来てるじゃない!
アタシが部屋に入った後勝手に壁が閉じたから、すぐには来ないと思うけど…
早く何とかしないと…
もう! アタシもエナジーボックスが使えたら良いのに!
ゴゴゴゴゴゴ…
「何だ? 隠し扉か?」
やばい!
こうなったら…もうどうにでもなれ!
って…魔力が…
おねがい…まに……あっ………て……

519 :
「ここは…機械室か?」
「どうやら、そうみたいですね…」
「奴はこの辺にいるみたいだが…おい調べてみろ!」
「それが、さっきから調べているのですが、反応が消えてしまったようで…」
「馬鹿な! さっきまで反応はあっただろ!」
「どうやら何らかの魔法を使って、逃げたか身を隠したようです!」
「くそう! 何とかならんのか?」
「ベースキャンプにある精密な測定器であれば、おそらく発見出来るかと!」
「よし! 私はベースキャンプに報告する! お前は引き続き辺りを捜索せよ!」
「了解しました! うっ…」
「どうした!? ん、顔色が悪いぞ…!」
「す、すみません…先程の戦闘でどうやら毒を受けてしまったようです…」
「くっ! 毒消しはもう無い…か!」
「まだ体力に余裕はありますから、少し休めば何とか…」
「馬鹿を言え! 体調は常に万全でなければならんだろう!」
「しかし…」
「…そうだ! あれがあるじゃないか!」
「あれって…まさかエナジーボックスですか!?」
「見た事の無い型だが、見た目の綺麗さからしておそらく最新型だろう!」
「しかし、自分が休んでいる間に、もし奴が攻めてきたら…」
「何の為に私がいると思っている! それに間もなく応援がやってくる! それまでの辛抱だ!」
「…分かりました! それではお言葉に甘えます…」
「それにしても奴は一体どこに消えたのだ…」

520 :
フフフ、どうやらうまくいったようね!
そう、アタシは魔法でエナジーボックスに化けたのよ。
何も知らない人間は、完全に油断してるわ…
人数は…中にいる男と外で見張っている女の二人だけ、か…
「クスッ」
「何だ…今の音は…」
危ない、危ない。
「最新型はいまいち操作が分からないな…」
じゃ、そろそろ動いてあげるわね。
確かエナジーボックスってこんな感じだったよね。
ウイーン、ピッ、ピッ!
「おっ、やっと動き出したか!」
えーと、こんな声だったわね。
「ようこそエナジーボックスNM-01型へ、健康状態のチェックを開始します」
てゆーか、こいつさっき毒にしてやった奴じゃない!
まあ、最初は信用させなきゃね…
「ステータス異常:毒 を確認、治療を開始します…
 首筋に針を刺しますので、ご注意ください」
ウイーン
針を首筋に近づけても油断してるなんて…ホント人間ってマヌケね。
チクッ
そんなおマヌケさんには、もっと素敵な毒をあげるわね。
チュー
これで良しっと。
「毒の治療が完了しました…引き続き体力の回復を開始します」
ただし、回復するのはアタシだけど(笑)
アタシの毒をいっぱいあげたんだから、その分吸わせてもらうわね。
ドクドク…
「何か変な気分だな…」
フフッ、おいしー。
あんまりやりすぎるとバレちゃうから、これくらいにしましょ。
「体力の回復が完了しました…ご利用ありがとうございました」

521 :
この男はこれでオッケーね…後は外にいるあの女ね!
敵の応援も来ちゃうし、早く片付けなくっちゃ。
そうと決まれば…
「先程のチェックの際に、外におられる女性の方も一緒にチェックしたのですが、
 より深刻なダメージを受けておられます」
「!!! 先輩が!?
 というより、何故外の状況まで分かるんだ?」
「当機NM-01型は周囲の状況も同時にチェックする事により、全体のトータルサポートを実現しております…
 当機はその方の治療を強くお勧めします」
「なるほど! そうだったのか!」
「ただし、その方はこちらに心配をかけまいと気丈にふるまう可能性が高いと思われます…
 さり気なく当機に案内して頂ければ、こちらで適切な治療を致します」
「わかった! ありがとう!」
「それでは、またのご利用お待ちしております」
フフフ、待ってるわよ…

522 :
「終わったか?」
「はい! バッチリです!」
「こちらも報告が完了した! 間もなく応援が駆けつけるはずだ!」
「ところで先輩…」
「ん…何だ」
「先輩もあのボックスに入られてはどうですか?」
「いや、私は特に不調ではないのだが…」
「いえ、入ってみて結構気持ち良かったので一度最新型を体験されてみては?」
「うーん、そうだな…そこまで言うならやってみるか!」
「見張りは自分に任せてください!」
「それでは最新のボックスを堪能する事にしよう! 後は任せたぞ!」
「了解!」
「…なんかちょっとダルいな」

523 :
フフフ、来たわね…
「ふむ…中はいつものボックスとあまり変わらないようだが…」
ガシャン!ガシャン!
「!!! 何だ!? 身体が動かない!」
ちょっとじっとしててね。
ウイーン…
「ようこそエナジーボックスNM-01型へ、緊急手術を開始します」
「!?!?!?」
さて、早く「手術」しちゃわないとね!
…麻酔は無いけどねっ!
「患部を切除します」
「!!! や、やめろ!」
キュイーン……シュパッ、シュパッ!
「あああああああああああああああああああああ!」
もー、痛いからって暴れないでよー。
ほらー、変なとこ切っちゃったじゃない。
「患部を切除します…患部を切除します…」
シュパッ、シュパッ!
「あああああああああああああああああああああ!」
あー、もう! 手足邪魔だから取っちゃおうっと!
「患部を切除します…患部を切除します…
 患部を切除します…患部を切除します…」
シュパッ、シュパッ! シュパッ、シュパッ!
「あああああああああああああああああああああ!」
後は、体の模様ね…
確かこんな感じだったかな?
「患部を消毒します…患部を消毒します…」
ジュウウウウウ…
「あああああああああああああああああああああ!」
最後に髪の色を弄れば…
ちょっとしみるわよー。
「患部を消毒します…患部を消毒します…
 患部を消毒します…患部を消毒します…」
ジュウウウウウウウウウウ…
「あああああああああああああああああああああ!」
出来たっ!
ウフフ、だらしない顔!
「はあ、はあ、この姿は…まさか…」
今頃気付いても遅いわよー。
「手術が完了しました…引き続き体力の回復を開始します
 首筋に針を刺しますので、ご注意ください」
「や、やめろ…」
だーめ!
ドクドク…
「あああ…ああ…あ……あ………」
フフフ、ぬまで吸ってア・ゲ・ル!
「あ……あ…………………………」
さよなら、おバカさんっ!
「……………………………………」
ふー、おいしかった!
一応、お礼を言っとくね。
「体力の回復が完了しました…ご利用ありがとうございました」
これでこっちは終わりね!

524 :
さて、あの男は…
フフ、寝てる寝てる…
アタシの毒がちゃんと効いてるみたいね。
じゃ、元の姿に戻っても大丈夫ね!
ドロドロドロ…
ふう、一時はどうなるかと思ったけど、何とか切り抜けられそうね!
「もう一人のアタシ」を置いてさっさと逃げましょ!
当分の食事も手に入ったし、しばらくは遊んで暮らせるわね!
じゃあね! おバカな人間さん達!

525 :
「む!? これは!」
「奴の体…ですね…」
「両手両足が吹き飛んでいるが、奴に間違いないな!
 直ちにベースキャンプに報告だ!」
「ハッ!!」
「それにしても、あの二人はどこに行ったんだ?」

526 :




「ふあああああ〜」
「お目覚めですか? ようこそエナジーボックスNM-01型へ、本日の健康チェックを開始します」
「ん、ああ、頼む」
「体力の低下を確認、体力の回復を開始します…
 首筋に針を刺しますので、ご注意ください」
チュー
ドクドク…
「外に出たいときはいつでもおっしゃって下さいね」
「いや、今はいい…
 というかこのままずっとここに居ても良いくらい気持ち良いんだが…」
「恐れ入ります…
 それでは、このまま治療を続けますので、ゆっくりお休みください」
プシュー
「zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz」
「………………………フフッ」



「ようこそエナジーボックスNM-01型へ、貴方も治療を受けてみませんか?」



THE END

527 :
以上です

528 :
「男性読者に萌えてもらえる可憐な女の子の描写ができません。
その原因は、僕が喪男なせいで周囲にいる女性が僕に対して
魅力的に振る舞ってくれないから参考にしようがないせい。
イケメンなら周囲の女性が魅力的に振る舞ってくれるからそれを参照に
いい萌えキャラが描写できるでしょうね(キリッ」

529 :
どや顔でレポート提出→教授につき返され発狂ブサメン
女性の将来のことを1ミリでも考えていたらこうはなら・・・いや

100点満点中1点ってところだな

530 :
メンヘラ男は擬音を多用したがる

531 :
〜白衣の天使の事を〜
看護婦と呼ぶ男→普通
看護師と呼ぶ男→まとも
今まで通り看護婦でいいだろ!なんだ看護師って!?フェミの陰謀だ〜フガフガ→ただの池沼
ナースと呼ぶ男→エロゲオタ

532 :
すか

533 :
ヤリチン君「恋愛に興味はないけどHはしたい!道行く女の胸を揉みたい!姉妹に中田氏したい!
一人でも多くの美女をお菓子捲り隊!恋人=Hの口実!」
自治女「こういう男の彼女になる為に勝負しましょう!orこういう男の最後の女になりましょう!」
このシチュになんの意味があるのか分からない
ないトロフィーの為に戦っているようだ

534 :
血が止まらない

535 :
http://togetter.com/li/363705
個々読んで参考にしてくれ

536 :
保守ンゴ

537 :
これは既出かな?
ttp://www.youtube.com/watch?v=2gWwDt0sVZM&feature=bf_next&list=FLBBtoOeGcvqJRGjkOLJ78HA
ttp://www.youtube.com/watch?v=geOFHpbhp1k&list=FLBBtoOeGcvqJRGjkOLJ78HA&feature=mh_lolz

538 :
きもおおおおおおおおおおおおおおお

539 :
きもおおおおおおおおおおおおおおお

540 :
きもおおおおおおおおおおおおおおお

541 :
>>537
おっきした

542 :
>>541
きもおおおおおおおおおおおおおおお

543 :
>>537
おっきおっきだぜ

544 :
きもっ

545 :
坊や よいこだ 勃起しな

546 :
物まねやオウム返ししかできない男

547 :
アニメ系の丸呑みでは、おっきしない?

548 :
中年オヤジがおっきとかいうなキショい

549 :
中年ですめばいいけどな

550 :
若い男だろうとジジイだろうと、胃袋に入れちまえば同じなんだろう

551 :
保守

552 :


553 :
しゅ

554 :
ほしゅ

555 :
あけほしゅ

556 :
ほしゅ

557 :
逆だったら良かったのにw
         ___          a_        na
 ィ心    丿^ニ]圭aャk_     ゙l聿        |彳
  ゙l聿   上/~~ ゙聿  ゙゙弋_    l彡       〈彳 _ak心_
  j聿   メリ    |彡   |圭   上        j丈d'´  ゙|圭
  |什  ノ" 彳    |聿   |llll|   |什       |圭|’   |聿!
  |サ 丿  !L   |聿   ノ聿   ゙土_ュlョ彡!   lllll|    |llll|
  ゙l廴彡   木   !彳  ノ聿    _ノ手 ̄"    〈聿!    !彡
  'llllllb   ゙聿_l圭_a聿~~   _彡"        ゙宀   |聿
   ゙゙~~     ゙゙゙ll手宀゙゙     |彳             _l聿
          ノ广        土            _ィl广
        ノ゙゙      ∩∩ ゙゙聿llョョョlllllll聿!   ,nl'~~
                (7ヌ)                    ∩
               / /   ゆとり世代万歳!       (ヽ)
  ∧_∧ゆとり      / /∧_∧    ∧_∧    ∧ ∧ /
 ( ´∀`) ∧_∧ ∧ ∧(´∀` )∧. .∧(´∀`∧ ∧ (´∀`)∧ ∧ これだから平成生まれはw
m9.   ⌒(´∀` )( ´∀`)"  ⌒(´∀` )   (´∀`) ∧ .∧(∀` )
| ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄∪ ̄ ̄∪ ̄ ξ_ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
母遺体損壊の長男「人の解体に興味」害認める
読売新聞 3月23日(土)9時11分配信

 川崎市宮前区のアパートで、住人のパート従業員女性(43)の切断された遺体が見つかった事件で、
体損壊と体遺棄の両容疑で逮捕された同居の長男(19)が「人の解体に興味があった」と供述していることが
22日、神奈川県警への取材で分かった。
 女性の害も認める供述をしており、
県警は、動機などの解明に態勢を整える必要があるとして、
宮前署に同日、約60人態勢の捜査本部を設置した。
 県警幹部によると、長男は
「1日深夜から2日未明にかけてお母さんをナイフで刺して害し、風呂場で遺体を切断した」
と供述。
切断した遺体は「ゴミ収集 作業員が不審に思わないように、
一般ゴミと同程度の重さにするため、新聞紙やタオルに包んで約15個の袋に小分けにした」と話しているという。

558 :
もんむすくえすと終章 6月1日だってよ

559 :
もんむすのラミアにはお世話になったなー
終章も口から丸呑みがあればいいんだけど

560 :
>>559
ならばその欲望かなえましょうか?

561 :
名前はモモノで宜しく♪

562 :
モモノ・ノ・セッテイ(ハンター・ハンター風)
おっとり
たれ目
爆乳
触手出せる
必要とあればお腹を変形させてじかに
ゆるゆると投稿してイキまぁす

563 :
もんむす、捕食自体は多いが
女性体で口から丸呑みとなるとなかなか無い
つーわけで終章は貴重なキメラチャリオッツで抜きまくっている

564 :
もんむすのラミアは最強だったけど、
肝心の丸呑みシーンは挿絵無しなんだよな・・・
いきなり胃袋の中だし
スフィンクスとかランプの魔女とかは丸呑みの描写があるけど
捕食口が完全にケモノの口だから微妙・・・
終章まだ全然進んでないけどちょっと期待してみる

565 :
ラミアは良かったけど胃袋まで描いてる人合わせて欲しかったな・・・
まだ途中だけどレプリカントいいね

566 :
俺もまだ途中だけどテュポーンで抜いてきた
ラミアンロイドが惜しいな・・・
せめて最後まで描いてくれれば

567 :
>>モン娘
3次元の平成生まれの女の子でも良いって言うことだよな。
ゆとりモンスター娘を生かすために搾取されてしまう哀れな命を想像するだけで…言葉が出ねぇw

568 :
朝起きたら尻尾が生えていましたの続編って作られないんだろうか…

569 :
>>568
そのタイトルで検索したらサイトが出るぜ

570 :
sage忘れた…スマンかった

571 :
今はスライム娘描いてるね。上からどろっと包み込んで喰ってた
楽しみにしてるけど続きが来ない…

572 :
角煮さんとこのがストライクなんだが、新作うpされんなあ…
似たような作品無いんだろうか

573 :
やっぱこの手の奴は探しても中々見つからないな

574 :
〇煮さんとこ新作来たな。捕食じゃないけどグズグズと溶けて中に入っていくのが実によろしい

575 :
文なんかどうでもいいからイラストをだな…

576 :
なんかいいのない?

577 :
あんまり女が喰う側ってないよなぁ
喰われる側ばっかりや!

578 :
>>577
そうそう、しかも小人
対等な大きさで女の子が喰うのがいいんだろうが…

579 :
>>578
一杯奢ろう
小さいのを入れても腹が膨れないだろうが…

580 :
>>579
aryion.com/g4/view/232096
とか
aryion.com/g4/user/Nitro_Titan
ttp://24.media.tumblr.com/tumblr_lyqoucYv7U1qifv6ho1_1280.jpg
とかこんな感じの…

581 :
>>579
いや
aryion.com/g4/view/204169
aryion.com/g4/view/204813
の方がベストか まあこのスレの住民はもう知ってそうだけども…

582 :
しね

583 :
>>581
d
これいいな
こうやって呑み込んでる漫画形式のはすげぇ興奮するわ

584 :
SS書けないので知ってる漫画をあげてみる。
・明確、意図的な捕食描写あり
ふらんけんふらん(大グロ注意)
(移植用臓器保管子×ドナーまるごと、虫女×命の恩人♂、他)
ミカるんX(女子高生×少女型敵性宇宙人、他?)
魔法少女プリティベル(全身が縦にバックリ割れて…)
・捕食と言うには微妙?
足洗邸の住人たち。
(袈裟斬りにされた傷口から中の人が引き込む)
封神演義
(屍肉喰い、人肉バーグを他人♂に食わす、美人三姉妹()×敵幹部()、吸血ならぬ吸魂)
いろは双紙(完全な妖獣形態での捕食、半消化で喋る豚男)
・石を投げないでください。
害虫女子コスモポリタン(害虫娘×害虫娘、出血止まり)
ACONY(蛇女×元人間の蛙、口に含むだけ)
風の中のマリア(漫画ですらない小説、挿絵無し、
リアル雀蜂×リアル芋虫、会話が二言三言ていど)
よりぬき水爆さん(エロとは別に食人をほのめかす発言があるだけ、
材料不明の肉まんの話、イルカの肉の話)

585 :
縦にぱっくり割れてそのまま丸呑みするシーンってなんか細かく想像できない・・・
よって描けないorz
誰かいい資料知りませんか?

586 :
>>585
しゃがらって漫画の1巻にそのまんまなシーンがありますね

587 :
口に指を掛けて左右に引っ張ってガバッと開くとか

588 :
過疎age

589 :
新作来ないな…文なんかどうでもいいから絵をだな…

590 :
文句言うぐらいならせめて自分が望むシチュエーションでも書き込め。もしかしたら絵師のインスピレーションや描く気力にでもなるかも知れん

591 :
>>590
絵師()様ちーっすwwwwwwwwwwww

592 :
前に縦にぱっくりを描こうとしてたものです。
結局ぱっくりは描けなかったんで食後の女の子を描いてみました.
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4435972.jpg.html
パスワードは
hosyoku

593 :
>>592GJ!
上手いな
これアナログ?

594 :
>>593
はい、アナログです.
パソコンで色付けしたいんですけど、30分で落ちる糞スペなんで。
荒い着色ですみません

595 :
どっとうpろだってなんか一日持たないんですね・・・
やっぱり渋に垢作った方がいいのかな.

596 :
再うpキボンヌ

597 :
渋に再うpしときました。
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=38137702

598 :
夕暮れ時、近道と思い人気の少ない路地を通りかかると
一人の女の子、いやお姉さんが気さくに、むしろ馴れ馴れしく話しかけてきた
「ねーそこの路地行く君、最近噂になってる話なんだけど知ってる?」
噂?なんだろう?そう思い一息、のむ
……ゴクリ
少し考える
「うーん……」
思い出した聞いたことがあったわね
「あぁ最近失踪が増えてるんだってね私も一応か弱い女の子なんだし気をつけないとね怖い怖い」
そう言って路地をあとにした

意味が分かると怖い話風でテキトーに作ってみた実用性はきっとない

599 :
意味が分からないので怖くなかった…

600 :
一晩たつと本当に勢いだけだったわ
読み違いさせれてない感じがする
修練が足りない・・・
補足として意味が分かると丸呑みの話なので怖い話ではないっすね

601 :
印間キョウコちゃんの絵・続編はよ

602 :
ああ、ゴクリっていうシーンで既に呑まれてるのか。
うーんっていう声は食った女の腹の中からの声?

603 :
どっちに取ってくれてもいいけど一応食った女の子が言ってるつもりで書いた
呑まれてないように見える会話で進めようとは思ったものの見てのとおり失敗してる
今思えばお姉さんが呑む側の方が多少は上手くいった気がするわ

604 :
ああ、声かけられた方が捕食者で
しかも噂が自分の事だという自覚がない(あるいはとぼけてる?)ということか。
いや、良くできてるよ。こっちの理解力が足りなかっただけだ。

605 :


606 :
今週のはいたい七葉にいい感じの丸呑みが

607 :
新しいネタはないのか…

608 :
こういうのはアリなん?
http://www.dailymotion.com/video/x12tl9q_furry-vore_animals?search_algo=2

609 :
>>608
規約違反で削除だって

610 :2013/10/03
>>608
どんな内容だったかkwsk
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