2013年10エロパロ603: PSYREN-サイレン-でエロパロ CALL.3 (657) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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PSYREN-サイレン-でエロパロ CALL.3


1 :2010/02/24 〜 最終レス :2013/07/16
・あなたはサイレンエロパロスレの参加者"スレ住人"となる
・スレ住人とはsage進行を守り、アンケートを出す者
・このスレはスレを使い切るまで続く
・次スレは>>950以降、もしくは480kbを越えた時点で立てる事
・アンチはアンチスレへ行く事
・801は801板へ
・荒しには構うべからず
・PSYRENスレ以外で信者臭を出すべからず
・他漫画の事、他作者の事を決して叩くべからず

サイレンエロパロスレと共に…フーちゃんの誘い受けとマリーのおっぱいにハァハァし、雨宮さんになじられたいスレ住人達に幸あれ――

2 :
          _人人人人人人人人人人人人人人人_
         >      ごらんの有様だよ!!!  <
           ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
_______  _____  _______    ___  _____  _______
ヽ、     _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、   ノ    | _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ  、  |
  ヽ  r ´           ヽ、ノ     'r ´           ヽ、ノ
   ´/==─-      -─==ヽ   /==─-      -─==ヽ
   /   /   /! i、 iヽ、 ヽ  ヽ / / /,人|  iヽヽ、   ヽ,  、i
  ノ / /   /__,.!/ ヽ|、!__ヽ ヽヽ i ( ! / i ゝ、ヽ、! /_ルヽ、  、 ヽ
/ / /| /(ヒ_]     ヒ_ン i、 Vヽ! ヽ\i (ヒ_]     ヒ_ン ) イヽ、ヽ、_` 、
 ̄/ /iヽ,! '"   ,___,  "' i ヽ|     /ii""  ,___,   "" レ\ ヽ ヽ、
  '´i | |  !    ヽ _ン    ,' |     / 人.   ヽ _ン    | |´/ヽ! ̄
   |/| | ||ヽ、       ,イ|| |    // レヽ、       ,イ| |'V` '
    '"  ''  `ー--一 ´'"  ''   ´    ル` ー--─ ´ レ" |

3 :
>>1
濡れ宮の知られちゃって恥ずかしいって羞恥顔がエロくて萌えた

4 :
>>1

とりあえず、カブト・朧・アゲハ・非竜に犯される雨宮さんが見たいです

5 :
〉〉1おつ
影虎×祭が読みたい

6 :
>>1
アゲハ以外に襲われて「フッザけんな!触んなって言ってんでしょ!」
と泣き喚く黒宮さんが見てみたい

7 :
>>1
言いそびれたけど前スレのマリーが可愛いすぎて生きてるのが辛い

8 :
アビスが包み隠さず話しちゃったから、もうキツく当たろうとも『嫌よ嫌よも好きの内』と
バレてしまい、全く望んでいなかった形にも関わらず夜科にベタベタする環境が整った宮さん

9 :
アヌスさんの話で盛り上がって(?)る所に申し訳ないけどこのスレって軽いスカならおk?
童貞が書ける程度の稚拙な分だけど

10 :
最初に「スカは苦手なひとはスルー推奨」って書けば問題ないと思うよ。
童貞がんばれ。楽しみにしてる。

11 :
>>1乙!
即回避がてら、書きかけのヤツ置いてくよー。
・エロなし
・マリーに多少問題あり
>>7には正直済まないと思っている。生きてくれ。

12 :
「…ねぇ」
「…何だよ」
「…どうするの?」
「どうする、ってもなぁ」
「悪かった!本当に悪かった!!」
「済まない。オレが止められれば良かったんだが」
「…いいわよ別に。嵐が悪い訳じゃないんだし」
「そうだな」
「とりあえず晴彦は刑ね」
「…ま、仕方ねぇかな」
「ちょっと待てコラ!どーしてランは良くてオレは刑なんだよ!?」
「うるっさいわよ、このバカ彦!どーせアンタが無理矢理勧めたんでしょ!?」
「い、いやいや、そんなコトはしてねーって!」
「確か『オレの酒が飲めない訳ないよな』と言って迫っていたはずだが」
「あ、この野郎!バラすんじゃねーよラン!!」
「…予定変更ね。今すぐ千架を呼びに行くわよ」
「頼むからそれだけは止めてくれェェ!!バレたら確実にされちまうだろがよォォ!!」
「なら、あのマリーをどうにかしなさいよ!今すぐ!!」
「ぬぐッ…!」
額に青筋を浮かべ、指先をビシ!と突き付けるフレデリカ。
指差した先には、真っ赤な顔をして寝転がるマリーの姿があった。
「…うふ…ふふふ…っ、…ふふふ……」
酔い潰れたらしいマリーは、険悪な空気に構わず不気味な笑い声を漏らし続けていた。

13 :
この天樹の根には、現代で流通しているものに比べれば質は悪いが酒類が存在している。
醸造に関する書物が残されていたこともあり、嗜好品の一つとして生産されるようになっていた。
崩壊の後に成人を迎えた天樹院の子供達は、あまり酒類を好まなかったのだが
転生の日以前に既に成人していた人間にとっては、例え質が悪かろうとも酒の力を借りたくなることが往々にしてあるようだった。
所謂『飲みでもしないとやってられない』状態なのだが、その概念は、子供達には今一つ理解し難いものでもあった。
そんな『やってられない』状態にあった晴彦が、今晩飲まないかという話を嵐に持ち掛けていた。
そして偶然その場に居合わせたマリーが、良ければ何かつまみになる物を用意しようかと申し出た。
マリーの料理で酒が飲めるとなれば、彼らに断る理由などあるはずもない。
二人は当然の如くマリーの好意に甘え、その結果むさ苦しい酒の席に華を添える肴を手に入れたのだった。
酒宴が始まってから、手料理を携えてやって来たマリーを晴彦は必要以上に歓迎した。
というより、大して強くもない癖に飲みたがる晴彦は既に出来上がっていた。
そんな晴彦の前に現れたマリーは正に恰好の餌食であり、
まるで『社員旅行でお酌にやって来た女子社員に絡む酔っ払いの課長』よろしく
「オレの酒が飲めないのかよォ!?」とこれまたベタな絡み方をしていたのだった。

14 :
そして、困り果てた表情を見せていたマリーに気付いて嵐が止めようとしたものの。
あと一歩のところで間に合わず、思い詰めたマリーは手にした酒を一気に煽ってしまっていたのだった。
いきなりその場に倒れて笑い声を上げ始めたマリーに動揺する嵐と晴彦。
組手を終えたばかりだったカイルとシャオに助けを求めたまでは良かったのだが、
付き合いの長い彼らですら、マリーの『惨状』には呆然とする他なかった。
自分達だけではどうにもならないと判断し、カイルはフレデリカを、シャオはヴァンを呼びに向かった。
そして先に到着し、事の顛末と晴彦の言い訳を聞かされたフレデリカは盛大な溜息を吐いていた。

「…じゃあ、まずは晴彦を黒焦げにするところから始めましょうか?」
「ちょ、待てよフー!落ち着けって!!」
「そんなの無理に決まってんでしょ!?マリーに一気させるなんて、何考えてんのよッ!!」
「だってよォ、まさか一杯であんなになるなんて思わなかったんだって」
「えへへへへぇ……」
不気味な笑い声を上げ続けながら、寝返りを打つマリーを全員が見つめる。
マリーは何も知らず、真っ赤な顔をして満面の笑みを浮かべていた。

15 :
「…まあ、オレですら知らなかったもんなぁ。マリーがあんなに酒に弱かったなんてさ」
「だから、人前では絶対飲ませないようにしてたのに…!」
「何だ、フーは知ってたのかよ?それなら教えてくれればいいじゃねぇか」
「…別に、その必要はないと思ってたのよ」
「ま、今更何言っても始まらねぇか」
「そうよ!元はと言えばアンタが悪いんだからね!?このバカ彦!!」
「だから反省してんじゃねーか!いい加減許してくれって!」
「黙りなさいよバカ彦!アンタなんかブリーフ一丁でペンギンが管理人のマンションに住めばいいんだわ!」
「それ作者が違うだろ!?」
「コラボまでした仲なんだから問題ないわよ!」
「つーか、それ打ち切」
「明日は我が身よ!その単語を口にすることだけは許さないわよ、絶対に!!」
「…さっきから一体何の話をしているんだ」
「…さぁ。オレが聞きたいよ」
嵐の問い掛けに、肩を竦めてみせるカイル。
晴彦の言葉はどうやらフレデリカの逆鱗に触れてしまったらしく
最も嫌う言葉である「ちっちゃい」と言われた時並に怒り狂っていた。
「アンケ」だの「ドベ5」だの「定位置」だのという、耳慣れない単語が飛び交う中。
マリーが再び寝返りを打ち、掛けられていた毛布から白い脚を投げ出していた。

16 :
「ん」
その変化にいち早く気付いたのは、カイルだった。
壊れた笑い袋の如く、延々と続いていた不気味な笑い声もいつの間にか止んでいる。
笑みを浮かべてすやすやと寝息を立てているその姿を見て、カイルと嵐は安堵していた。
寝相と真っ赤な顔さえ除けば、ある意味無防備で可愛らしくもある。
カイルはおもむろにマリーの元へと歩み寄り、屈み込んで顔を覗き込む。
酔っ払っている為に呼吸はまだ乱れていたが、これといった異常は見られない。
「おーいマリー、大丈……ぶはっ!?」
念の為にと掛けられたはずのカイルの声が、素っ頓狂に途切れる。
そしてカイルの首には、いつの間にやらマリーの腕が回されていた。
「うおっ!!?」
突然のことに、バランスを崩してそのままマリーの上に倒れ込むカイル。
身体をかわしてマリーに体重を掛けてしまうことは避けたものの、抱き寄せられて身動きが取れなくなっていた。
「ちょっとカイル、何やってんのよ」
「羨ましいことしてんじゃねーぞー。ちょっとそこ代われよォ」
「…そんなことしたら、骨まで灰にするわよ?」
「だから、何なんだよこの違いは!?」
「人徳の差という奴だろう」
「うるせー!!」
嵐も晴彦達の側に寄り、3人でカイルを眺めては軽口を叩いていた。
いきなり抱きつかれただけなのだから、すぐに起き上がると思っていたのだ。
カイルもそう思っていたようで「しょうがねぇなあ」と呟きながらマリーの腕を外そうとした矢先。
マリーが両腕をカイルの首にしっかりと絡め、小声でぼそりと何事かを呟く。
「…あ?マリー、一体何言っ…」
そして再び、カイルの声が素っ頓狂に途切れていた。

17 :

「ちょ、おい、コラッ!?止めろって!何してんだよ!!」
「……!!?舌、舌!うわ、舐めるな、いや噛むなッ!!」
「うわああああああああッ!!!」

先程とは違い、明らかに必で抵抗しているカイル。
3人の側からはマリーがカイルにしっかりと抱きついているだけにしか見えない。
しかしどうも状況は違うらしく、カイルはマリーに拘束されてじたばたともがいていた。
カイルの必な叫びで流石に異常に気付いた嵐と晴彦が、慌ててマリーからカイルを引き剥がす。
漸くマリーの腕から開放されたカイルは、その場に尻餅をついていた。
肩で息をしながら、流れ落ちる冷汗を拭う。その顔は、誰の目にも明らかな程青ざめていた。
「サ、サンキュー…、助かった…」
「大丈夫か?一体どうしたんだ?」
「いきなり叫び出したから、ビビったぜー?」
「あー…、うん、何つーか…。食われるかと…思った…」
「「??」」
「……………。」
疑問に満ちた表情を浮かべる嵐と晴彦。
突然のことに珍しく動揺を隠し切れないカイル。
そして、沈黙するフレデリカ。
「…うふふ…、やだぁ…もう…」
先程までとは違う意味で凍りついた室内に、マリーの笑い声が響く。
変わらず無邪気な寝顔が、余計に彼らの不安を煽っていた。

18 :
そんな中、やや場違いな感のあるノックの音と共にシャオが部屋へと入ってきた。
マリーの傍らに座り込んでいる顔色の悪いカイルを見て、怪訝な表情を浮かべている。
「…どうか、したのか?」
「…いや、何も。それより、ヴァンはどうした?」
「追い返されたよ…」
『酔っ払いなら寝かせておけばいいじゃないですか。そんなことでボクの睡眠を妨げないで下さい』
二日酔いになったら診てあげますとだけ言い残し、部屋から閉め出されてしまったのだった。

「…まぁ、確かに無理矢理引っ張って来たら後がめんどくせぇよな」
「そーね。このまま寝かしつけといて、何かあれば診て貰えばいいんじゃない?」
「そうだな」
珍しくまともな意見を口にするフレデリカと、それに同調するカイル。
そして、その後ろでうんうんと頷く晴彦とやっぱり同調している嵐。
全員の視線が、すやすやと寝息を立てて眠るマリーに注がれていた。
明らかな違和感を感じつつも、シャオはその正体を理解することが出来ずにいた。

19 :
「…じゃあ、片付ける?」
「だな」
「なら、オレ達も」
「あ、いーよ嵐さん達は。後はオレ達がやるからさ」
「そうね、それより晴彦の面倒見といてよ」
「もう何もしねーよ!」
「うるさいわよバカ彦!元はと言えばアンタのせいなんだからね!?」
「が…ッ!」
「そういう事だ」
「…チクショー。何だよ皆してよォ…」
肩を落としてうなだれる晴彦をよそに、片付けに取り掛かろうとするカイルとフレデリカ。
シャオがそこに加わろうとすると、カイルがそれを制する。
「あ、片付けはオレとフーでやるからさ。シャオはマリーを部屋に連れて行ってくれねぇか?」
「それは、別に構わないけど…」
「なら、任せたわよ」
「……ああ」
違和感が、どうしても拭えない。
普段ならばシャオにマリーを任せるというのに、フレデリカが何も言わない時点で既におかしい。
それどころか、寧ろ積極的に送り出そうとするとは。
4人ともマリーを心配してはいるようなのだが、意図的に避けようとしているようにも見受けられた。
「…んぅ…、すぅ…」
床に寝かされたマリーは、小さな寝息を立てながら眠っていた。
先程までの惨状を知らないシャオは、そんなマリーを眺めて首を傾げていた。

20 :
とりあえずここまで。
>>10の投下を待ちながら、続き書いてくる。

21 :
あ、>>10じゃなくて>>9だった。済まん。

22 :
と言うわけで書いてみた。
なんか新スレ一発目って自分には荷が重いです
スカ苦手な人はスルー推奨。
でもシャオ先輩が「こんなもの俺はスカトロとは認めない」って言ってたから大丈夫じゃないかな

23 :
突然だがマリーの朝は早い。
朝御飯の準備や軽い清掃云々のためだが、目覚まし時計の無いこの世界で毎日規則正しい生活を送っているのは天性の性格なのかも知れない
そんな彼女であるが、今日は一段と目覚めが早かった。
と言うのも
「………」
布団が濡れていた。湿って、ではなく濡れていた。
寝返りを打ってから脇腹に冷たい感触であったと言うことは自分のものではないだろう
つまり
「……フーちゃん」
『ビクッ』と擬音語でも聞こえてきそうなほどの反応を見せたのは、抜き足差し足で部屋から出ようとしていた金髪の少女
「ぉ、おおはようマリー」
「私のパジャマ、濡れちゃったんだけど」
「へ…へぇー、不思議ねー。じゃ、私は婆さまの所に…」
「待って」
「ッッ!!!!」
マリーがゆらりと手を持ち上げるとフレデリカの体が強い力で締め上げられる
体に傷は付けないように、しかし指一本動かせないほど丁寧に、強力に練り上げられたテレキネシスがフレデリカの肢体を拘束する
「ちょっとこっち来て」
「えっ、待っ…きゃぁ!!」
フレデリカの体が急にベッドに投げ出される
なんとか顔を持ち上げたフレデリカは俯きながら小さく笑っているマリーを見た
経験上、こんな表情をしている時のマリーは
(……やばいっ…!!)
おそらくキレている。普段決して怒ることの無いマリーはキレると感情の制御がきかなくなってしまう傾向がある
「やっ!!マリー、離してっ!!」
精一杯力を込めるがベッドが軋むだけで手足は投げ出された状態で固定されている
「ごめん!!マリー、ごめんってばぁ!!」
必の弁解も今のマリーには聞こえていない
不意にマリーが体を屈めてフレデリカの股間に顔を埋めた
「ちょ、何…して、…」
「やっぱり」
鼻を押しつけるような形で自分の恥股の臭気を吸い込むマリー
優等生のマリーの奇行にフレデリカは頭がついていかなかった
「やっぱりフーちゃん、おねしょしたんだ」
「………」
「なのにそれを隠そうとしたんだ」
「…ぅぅ……」
「フーちゃんのおしっこでパジャマ汚れちゃったなあ」
「……ん……さい」
「なぁに?聞こえないんよ?」
「…………」
「どうしたの?」
「……カ」
「…ん?」
「マリーのバカっ!! さっさと離しなさいよ!!」

24 :

「…………」
「…ぁ……」
言ってしまった後フレデリカは激しく後悔した。まず体を拘束されている今の状況でいくら強がっても劣勢が弱まることはない
それになにより
「……ふぅん」
マリーの笑みが一段と深まった
フレデリカの下の寝間着がゆっくり下ろされる。こちらはテレキネシスではなく、指を軽く立てながら。
「やめ…っ」
「嫌」
一気に寝間着を抜き去ると満面の笑みのまま縦裂に中指を添える
指が添えられている部分の感触はサラサラ、ではなく沈み込むような湿った感触。
軽く指を押し込むとじわりと染みが深まった
「…フーちゃん?」
「…ぅ、ぐす…」
フレデリカは小さく震え、目尻に涙を溜めていた
友人の滅多に見れない弱々しい姿にマリーは胸の中の空気が重くなったような、ぞくりとした感覚を覚えた
「フーちゃん、どうしたの?」
「……バカ、マリーの…ぅぅ…バカ。」
「ちゃんと言わなきゃ」
平行に添えていた中指を軽く曲げ、外壁を爪で擦る
「ひっ…」
「分かんないんだよ?」
そのまま指をゆっくり上下させる。粘着質ではないが確実に濡れた範囲が広がり、その不快感はフレデリカにも伝わる。
「マ…マリー!?」
「…ふふ」
マリーは全く微笑みを崩さず、聞こえないかのようにしきりに指を走らせる
いつにも増して妖艶な笑みを浮かべられ、フレデリカは背中に寒いものと熱いものを同時に感じた
軽く頭がボーッとし、少し力が抜けた瞬間マリーが空いている方の腕を軽く振った
最初は違和感、気づいてからは有無を言わせないような力で。フレデリカの足はゆっくりと開かれていった。
「やだっ、マリー、もうや…っだぁ」
「ふふっ、可愛いよフーちゃん」
マリーは満面の笑みを浮かべながらフレデリカの股間に顔を近付ける
何も触れていないはずなのに少し染みが濃くなったのを見てマリーは満足げな表情だった
ゆっくりと、しかし着実に顔を近付けていく
「マリー、お願い…、やめ…ひぅっ!!」
じゅる、と音を立ててマリーがそこに吸い付いた。
先刻よりも若干粘度が増した分泌液がマリーの口内に絞り出される

25 :
「やっ、きたな…ぁ、ぁあ…」
ずずずず、と一際大きな音を立てて口の中を液体で満たしたマリーはゆっくりと体をずらしていく
そして、キスをした。
「んむ、んっ、んーー!!」
そのまま柔らかな唇を開き、舌を割り込ませていくと噎せるような匂いが口の中に広がっていく
二人の舌の間に掛かる橋はマリーの唾液か、それともフレデリカの愛液か。
マリーは一度舌を引くと口の中のものを洗い流すように自分の体液を流し込み、飲み込むのを促すかのように再び唇を奪った。
こく、と喉がなるのを確認してからマリーはようやく口を離した
「はぁ…はぁ…」
「ん…フーちゃん…」
マリーは静かに体を起こすとそのまま上の寝間着のボタンに手をかけてプチプチと外すと、膨らみかけた双峰が顔をだした
フレデリカはその様子をただ見ていた。頭が上手く回らなかったのとマリーの生肌があまりに美しかったから。
マリーが手放すと寝間着はそのまま宙に浮いた
その後急に動き出したと思ったらそれはフレデリカの顔に覆い被さるように張り付いた
「ん、んー!!んむっ!!」
自分の臭気と息苦しさでフレデリカは身を捻るが、すぐに自分の下腹部の違和感に体を固めた
くちゅ…
「ふぁ、ん、んー!!」
先ほどまでとは違う直に感じる刺激と先ほどまでとは違う恥部の粘り気。
「フーちゃん、自分のおしっこの臭いで感じちゃったの?」
「ん、んっ、んーんー!!」
顔をぶんぶんと振って反論しようとするがテレキネシスによって張り付いたマリーの寝間着は離れない
「変態さんだね」
一言そう呟くとマリーは急に中指を鍵状に曲げて大きくストロークさせた
わざと音を立てるようにかき混ぜると、ぐちゅぐちゅと淫猥な音が響いた
「んぁ、やあ、ん、ぁっ!!」
突然の刺激にフレデリカの腰がガクガクと揺れ、新たな愛液がマリーの指に溢れた
いつからかはわからない、しかし確実にどこか興奮していたフレデリカの身体に『それ』はすぐに訪れた
「んっ、ん、ぁ、ぁぁあ、んんんんんーー!!!!」
びくん、と一度大きく跳ねたあとフレデリカの秘部から透明な液体が溢れだした
いつの間にか全身のテレキネシスは解けていたが、力が入らなくなっていた

「フーちゃんまたおもらししちゃったの?パンツ汚れちゃったから今日1日は何も履かないでね。じゃないと………わかるよね?」
つづく?

26 :
最低のタイミングで最高の職人さんと被ってしまった、のう。
とりあえず、ごめんなさい
黒マリーを書きたくなったのと自分の欲望に忠実になってみた
あとテレキネシス万能説

27 :
一つ言い忘れ。
上のフレデリカ&マリーはどっちも幼フレデリカと幼マリーです
19歳の金髪ツンデレがおねしょとか興奮し過ぎて俺が失禁するわ

28 :
19才バージョンで堪能した俺の時間を返せ。
いや面白かった。GJ!!

29 :
19歳バージョンを堪能した後に、黒幼女マリーも堪能した俺は間違いなく勝ち組。
つーかシャオ先輩の守備範囲広すぎっすよ。

30 :
ふむふむ

31 :
クリムゾンのサンプル画像漁ってるんだがフレデリカはあってもマリーが見当たらない
なぜだ

32 :
坊やだからさ

33 :
雨宮「ほら…あそこって基本女はヤラれっぱなしじゃない?だから私はキャラじゃないってだけ………」

34 :
保管庫の中の人乙!

35 :
ここがバレスレの代わりですか?

36 :
そういや新スレになって保管庫のリンクがないな

37 :
エロパロ的には今週みたいな回は微妙だな
カブトは臆病なヘタレのままがよかったが、まあ戦力にならないし仕方ないか…
とりあえず来週に期待

38 :
かがり火の人は女って事で良いの?

39 :
手を見るかぎり残念だが男の娘だと思う。

40 :
今週ので全員だったらワイズでちゃんとした女性はカプリコさんだけってことに
……うーん、華が無(ここから先は血が滲んで読めない

41 :
まぁパラノイドサーカスもコクテンだけだったし

42 :
コクテンはかわいかったな…

43 :
マリーがワイズに入ればなんら問題は無い

44 :
壮大に遅いが前スレのラストもGJ!

45 :
今週夜桜好きにはおいしすぎた・・・なんだあれ2人とも可愛すぎるだろ!

46 :
あのまま邪魔が入らなければちゅっちゅしてたな

47 :
というわけでこんなgdgdな気持ちで未来へ転送されて根とかいった日には
あれ、なんかあの二人雰囲気違う、みたいなことに絶対なっちゃうよね。
なんか時々二人して見詰め合っちゃってる夜科と雨宮さんを前にして
フーちゃんは「な、な、ななな」とかなっちゃうんだけど、さすが僕らの
マリーさんはそうは問屋がおろさない。つかつかと二人の間に割り込んで
アーゲーハーさん!って腕に絡みつくわけですよ。
そこでアゲハさん突然の奇襲に鼻の下が伸びてしまうわけなんですが
そこは桜子さん、アビ子さんと超シンクロ。現れた敵はかなりの強敵だがしかし
女の魅力は胸だけではないことをアビ子さんから超学習。よろしい、ならばその腕貰ったと
マリーの反対側の腕とり指取りスカートの中へ。夜科の指へ伝わる感覚既に未知数限界突破
そうよ女の柔らかいところは胸だけじゃないのよ的な表情で勝ち誇った桜子さん、だがしかし
既にマリーは生乳を出しているという体たらく、さすが俺らのまりーさん、安定感パネェッスだがしかし
ここで主人公補正、大丈夫だ雨宮俺はどちらかというとちっちゃいほうがすkだがしかし
ぐいっと顔をマリーにつかまれて吸ってもいいんですよといわれた日にはいいですともとかいっちゃって
股間が高速前方射出なわけで、これで勝負あったさすがマリーさん貧乳娘などなんとも無いぜとか
思ってたら雨宮さんが既に股間へダイレクトアタックを敢行しているわけで、
しまったいつもツンツンキチキチな雨宮さんが上目遣いでしおらしくちゅっちゅされたら
もう俺の下半身がぼるてくす状態な夜科さん、そんな様子をはたからみてたフーちゃんは股間がじゅんと
潤っちゃっていてそれは巧みにマリーを夜科にけしかけたカイルの罠であったみたいないきなり後ろから
スカートの中に手をつっこまれたフーちゃんはひゃんとかいっちゃってやだ、カイルやめなさい、ああんでも感じちゃうビクンビクン
ってことになってそこで空気がいやがおうにも読めてしまうシャオ(以下略と思いきや、ヴァンがシャオの背後で
ところでこの体の芯まできちまったキュアをみてくれ、こいつをどう思うみたいな感じで

いやあ、今週雨宮さん可愛かったっすね。

48 :
ちょwwおまwww
まとまってるようで全くまとまってねえwww

49 :
なんだこの萌えSSはw

50 :
スク水をチョイスしたマリー、計算だと思った自分が情けないorz

51 :
初回…三人で遊ぶ
二回目…待ち合わせに大幅に遅れた後に、二人でカラオケ
三回目…二人きりじゃない事へのお詫びとして二人でメリーゴーランド

もう赤マル番外編四回目はもう二人で寝室から出てくるとかか

52 :
未来改変したら前回の未来に残った奴らはどうなるのかな?
いや 普通に出てくるのは確かなんだけどさ

53 :
ごめん 誤爆した

54 :
てす

55 :
何故だれもスク水マリーに反応しない
あー、平泳ぎするマリーを後ろから除きこみたい

56 :
ほしゅ

57 :
捕手

58 :
>>12の続きを投下してくよー。
今回注意事項が多いんで、ヤバいと思ったら途中でバック推奨。
・マリーのキャラ崩壊っぷりが尋常でなくひどい
・シャオの扱いもちょっとひどい
・百合注意
おkなら次からドゾー。

59 :
「………」
「…すぅ…」
カイルとフレデリカが後片付けを始め、先に部屋を出たシャオはマリーの部屋の前に立っていた。
背負われているマリーは、シャオの背中ですやすやと寝息を立てている。
意識のない人間の身体は重い。
しかし背中に密着しているおっぱいだとか、抱えている太ももだとか、やっぱり気になるおっぱいだとか。
酔っ払っている為にやけに体温の高いマリーの身体と、その柔らかさの前では些細なことであった。
マリーを背負ったまま、器用にドアを開く。そしてスイッチで明かりを点ける。
すると、明かりに気付いたのかマリーの身体がぴくりと反応していた。
「……?シャオ…くん…?」
「気が付いたのか。大丈夫か?」
「…どう…して…?」
「晴彦さんに飲まされて潰れてたんだ。今日はこのまま寝るといい」
「そう…なの…」
「ああ」
どこか不満気なマリーの声。
酔い潰れた揚句に目覚めたのだから、機嫌が良い訳もないだろう。
そう判断したシャオは、そのまま室内へと向かおうとする。
「…いいよ…。自分で…歩ける…」
すると、マリーに動きを制された。マリーは背負われていた身体を振りほどくようにして、その場に足を着く。
そして、シャオが振り向くよりも先に、

−ガンッ

壁面を荒っぽく殴りつける音と共に、部屋は再び暗闇に覆われていた。

60 :
「な…ッ!?」
突然のことに動揺するシャオの首に、するりと何かが巻き付いた。
暗闇に浮かぶ、白くて柔らかくてどこかひんやりとした感触を伴う何か。
白蛇を彷彿とさせる「それ」がマリーの腕であることに気付いたのと同時に、
背後のマリーは、シャオに身体をぴったりと密着させて抱きついて来た。
「…うふふ…。シャオ君、…捕まえたぁ…」
鼻にかかるような猫撫で声が、シャオの首筋を撫でる。
背後から響いたその声に、シャオの背筋は凍り付く。
そこに居るのはマリーのはずなのに、まるで別人のような毒気と艶を帯びた声。
心を半分捨てた、デレたり病んだりトンファーを振り回したりする某ヒロインを思い出させる豹変ぶりである。
今のシャオに確認出来ることは、とりあえず肌の色に変わりはないということだけだった。

「マ、マリー…!?」
「…うふ、…ふふふ…っ」
身を乗り出すようにして、シャオにしっかりと抱きついて来るマリー。
背中にはマリーの胸が押し付けられており、その柔らかい感触がこれでもかという程に伝わってくる。
そんな「あててんのよ」な状況にありながらも、シャオの全身からは冷汗が噴き出していた。
武術の心得があるからこそ、感じ取れてしまう。
首に回された腕は、甘える女のそれではない。
明らかに、仕留めようとする者の腕だ。
耳元で囁く甘い声は、媚びる女のそれではない。
獲物を前に、自制心を失いつつある獣の咆哮だ。

−喰われる。勿論性的でない意味で。

シャオが、そんな感情を抱いたことを知ってか知らずか。
背後の「マリーのような物騒で危険な誰か」は、指をシャオの身体に這わせながらこう囁いた。

61 :
「ねぇ…。えっち、しよ?」
「は…?」
一体、何をどう聞き間違ったというのか。
今のマリーの言葉は、溢れんばかりの気を放ちながら使うような単語ではなかったはずだ。
混乱しつつあるシャオの首に、ぎゅっと両腕を絡めて甘えるかのように抱きついて来るマリー。
そんな仕草とは裏腹に、頸動脈に薄刃を当てられているような威圧感にシャオは気圧されていた。
「シャオ君…、ねぇ、しよう…?」
「な、何を、馬鹿な、ことを」
「私と…するの、いやなの…?」
嫌ではありません。
嫌な訳がありません。
大事なことなので二回言いました。
しかし据え膳食わぬは男の恥といえど、いくら何でも猛獣の檻の中にある据え膳は食べられません。
シャオがそんな思考を巡らせていると、抱きついているマリーは悲しそうな態度を見せる。
「シャオ君…、私のこと、きらい…?」
嫌いだなんてとんでもない。
寧ろ好きすぎて気が付いたら10年経ってましたが何か。
ストーキング技術において、右に出る者は居ない域にまで達しましたがそれが何か。
誰にともなく、心の内で言い訳を延々と繰り返すシャオ。
当然のことながら背後のマリーはそんなシャオの心情にも構うことなく、耳元に唇を寄せて囁く。
「私…、知ってるんだよ?」
「な、何をだよ」
「シャオ君、いつも私のこと…見てるでしょ?」
「!!」
「気付いてないと…思ってた…?」
「お、俺は、別に」
「…嘘つき」
熱を帯びた甘い吐息が、シャオの首筋を這う。
心拍数は跳ね上がり、喉がからからに渇いていた。
背後のマリーは何が楽しいのか、シャオに抱きついたままくすくすと笑い声を上げている。
マリーが煽るように身体を密着させればさせる程、シャオの背中に伝わる胸の感触。
そんな極楽のような状況にありながらもシャオの全身は硬直しており、冷汗が引く気配はない。
今のマリーは、明らかに尋常ではなかった。
言動はどう見てもシャオを誘っている者のそれなのだが、気配が別人のように凶悪である。
例えるならば、鴨がネギを背負って調理器具まで携えてやって来たが、
実は戦闘力が53万の鴨だった、というくらいの凶悪ぶりであった。
酒に酔ったからといって、こうも豹変してしまえるものなのか。
いっそ「中の人など居る」状態ではないのか。
そうやってシャオが現実から目を背けようとしていると、背後のマリーは再び口を開いていた。

62 :
「私の胸ばかり…見てるじゃない…?」
「そ、そんな訳じゃ」
「見てるだけなんて…、つまらないでしょ?」
「な、なな、何を、言って」
「シャオ君の好きなようにして、いいんだよ…?」
「な」
何これ、幻聴?
「シャオ君になら…、私、何されても…いいよ?」
やっぱり幻聴だ。そうに違いない。
「どうせ私の身体、勝手にオカズにしてるんでしょ?」
してます。……じゃなくて今、何て言った?
「胸で挟ませたり、口で(ピー)させたり、無理矢理(ピー)させたりとか、してるんでしょ?」
いや、流石にそこまでは時々しか。
おかしいな、さっきからマリーの声が途切れて良く聞こえないんですが。
「それとも(ピー)が(ピー)して、(ピー)させたりしてるの?」

…人は本能的に許容し難い状況に陥ると、その原因となる情報を無意識の内に遮断してしまうことがある。
今のシャオもまさしくその状態にあり、先程からマリーが発する卑猥な言葉の数々を耳に入れることを拒絶していた。
あのマリーが、こんなことを言うはずがない。
しかし現実は得てして非情であり、最終的にマリーの口をついて出る言葉は全て放送禁止用語になっていた。
恥ずかしがりながら卑猥な言葉を口にするのであれば存分に萌える、或いは燃えるところではあるのだが。
恥ずかしがるどころか、嬉々として放送禁止用語を連発されては、萌えるどころか萎えるだけである。
口に出来るということは、そもそもマリー自身にそういう「知識」があるという訳で。
その事実に、シャオは驚愕せずにはいられなかった。

63 :
「(ピー)が(ピー)で(ピー)を(ピー)とか…」
「……………。」
延々と続いている、マリーの放送禁止用語のみの発言。
萎えるという次元も通り越し、そのうちシャオは考えることをやめた。
そして完全に沈黙したシャオに対して、マリーはとどめの一言を放つ。
「だから、私とえっちしよう?」
だから、何故そうなる?
今のマリーの思考回路は、シャオには到底理解出来ないものだった。
マリーが自分をこうも積極的に誘ってくること自体は歓迎すべき、というよりも有り得ない事態なのだが。
余りにも想定外の事態と想定外の変貌を遂げたマリーを前に、シャオは困惑していた。
この状況を打破する、有り体に言えば「この状況から逃げ出す」方法を思案するものの、良策は浮かばない。
沈黙を続けるシャオに、マリーも流石に苛立ちを覚えたらしく。
シャオの頭を掴み上げると、噛み付かんばかりの勢いで耳元に唇を寄せていた。
「いい加減にしなさいよ…?」
「何を…だよ」
「私とヤるの?ヤらないの?その程度のことも答えられないの?」
「その程度のことじゃないだろう!?」
どうやら変身には二段階目があったようです。
デレが完全に消え失せているようです。
やっぱり肌の色が黒くなっていたりはしませんかこれ。
…いや、白いな。それよりさっきから首を絞めようとしてませんかこれ。
「うるさいのよ、このヘタレ…!」
「何だと…!?」
それが、シャオが自分の意思で発した最後の言葉だった。
マリーは掴んでいたシャオの頭を無理矢理自分の方へと向けた。
「が…ッ!?」
その勢いでごきっ、と嫌な音がしたがマリーは気にする素振りもない。
強引に向けさせられた視線の先で、マリーの瞳がじいっとシャオを見据えている。
「……………」
その瞳は、完全に据わっていた。
両手でシャオの頭を掴み直すと、更に自分の方へと振り向かせる。
「ぐぁ…!!?」
今度はべきっ、とこれまた嫌な音がしたがマリーはやっぱり気にする素振りすら見せなかった。
身長差がある為か、マリーはシャオの頭を掴んだまま爪先立ちになる。
そしてそのまま、何の躊躇いもなくシャオに唇を重ねていた。

64 :
「!!?」
「…んっ…」
突然のことに身を引こうとしたシャオを逃すまいと、両手でしっかりと頭を固定させる。
それから舌を滑り込ませると、やけに慣れた動きでシャオの歯列をなぞる。
深く差し込まれた舌は、惑うシャオの舌を捉えていた。
ちゅぱ、ぴちゃっ、と唾液の絡み合う音と、マリーの吐息だけが響く。
シャオは石化したかのように指一つ動かすことも出来ず、ただマリーの責めを受け続けていた。
(…何…故だ…!?)
その間シャオの意識を支配していたことは、酒臭くてどこか甘い吐息でも、マリーの柔らかい唇の感触でもなかった。
勿論、積極的という次元ではない言動や、密着しているおっぱ…身体の感触でもない。
(一体、誰が…!マリーに『こんなこと』を教えたんだ…!!?)
そんな疑問を抱かずにはいられない程、マリーの舌技はやけに手慣れていて巧みだった。
唐突に唇が離れ、顔も離された。マリーは少しだけ呼吸を乱しながら、
俯いたままで二人分の唾液で濡れた唇を無造作に拭う。
そして呆然としたままのシャオを見上げた瞳は、ぎらりと光っていた。


「あーあ、本当に災難だったよなァ」
「…うん」
一方その頃、片付けを終えたカイルとフレデリカは自室へと戻ろうとしていた。
相変わらず変な様子のフレデリカに、カイルは横目で視線を送る。
「… なぁ、フー」
「何よ」
「酔っ払ったマリーに、何かされたことでもあんのか?」
「なッ!!アンタ、何で、それをっ!?」
その場に立ち止まり、素っ頓狂な大声を上げるフレデリカ。
予想以上の反応に驚きながらもカイルはフレデリカを制すると、納得した表情を見せていた。
「いや、もしかしたらと思ってな?」
「あ…、何だ。そういう…ことなの…」
「だってなぁ、オレもあんな目に遭うとは…思わなかったしな」
「… でしょうね」
「で、フーの態度も何かおかしかったからさ」
「ああ…、うん」
「…大丈夫だったのか?」
カイルのその一言に、フレデリカは思わず顔を上げる。
茶化す訳ではなく、カイルは至って真剣な様子だった。
マリーがカイルに何を言ったかは分からない。
しかし「酔っ払ったマリーの恐怖」を体感した者同士の、奇妙な連帯感がそこにはあった。
「………」
「言いたくねぇんなら、無理して言わなくていいぜ」
「………うん」
「…ま、無事だったんならいいけどさ」
「……………」
果たして、あれは「無事」と言えるのかどうか。
フレデリカは俯いたまま、その時のことを思い返していた。

65 :

今日の嵐と晴彦のように、マリーとフレデリカとで酒宴を開いたことがあった。
酒宴というよりも、パジャマパーティーといった方が近い。
持ち寄った中にアルコールもあったという程度のものである。
現代ならいざ知らず、この「根」において「お酒は20歳になってから」という法律はさしたる意味を持たない。
その為厳密にはまだ成人していないフレデリカが酒を持ち出そうとも、咎める人間も居なかった。
甘ったるい酒をちびちびと舐めていても、そうそう酔っ払う訳がない。
他愛もない話をしながら、持っていたグラスの中身が半分ほどになった頃。
ついさっきまでにこやかに話していたマリーの顔からは、表情が消え失せていた。
「…何よ、マリー。どうかしたの?」
「…………」
突然の異変に気付き、グラスを置いてマリーの側へとにじり寄る。
怪訝に思いつつも、下からマリーの顔を覗き込もうとしたその時。
「え?」
いきなりマリーに手首を掴まれ、フレデリカはその場に押し倒されていた。
ばさりという音と共に、結えたマリーの髪が流れて落ちる。
逆光の中、どこか虚ろなマリーの瞳が呆然とするフレデリカを見据えていた。
「フーちゃん…」
「マ、マリー?」
そして身体に圧し掛かるような重みと共に、マリーはフレデリカの身体に覆い被さる。
脚に何かが触れたと思った時には、マリーの太ももに両脚を押さえ込まれていた。
ポニーテールの毛先が、フレデリカの耳元をくすぐる。
潤んだ瞳には、動揺する自分の顔が映っていた。
熱っぽい吐息が、鼻先や頬を撫でる。
そんな至近距離でやけに艶っぽい瞳に見つめられ、フレデリカの鼓動はどきどきとうるさいくらいに鳴り響く。
予想外の事態とアルコールのせいで頭は正常に働かず、この場から逃げ出すという発想すら浮かばずにいた。
「…すき」
「ア、アンタ一体何言っ…!?」
マリーの唇がかすかに動き、耳に入った言葉。
聞き間違いではないかと思ったフレデリカの予想を裏切り、マリーはフレデリカの唇を塞いでいた。
「……うぅ…ッ…!!」
「…ん…、ふ…ぅ…」
じたばたと抵抗するフレデリカに構わず、思うがままにその唇を貪るマリー。
不利な体勢であることに加え、小柄で華奢なフレデリカとテレキネシスを操るマリーとでは力の差は歴然だった。
柔らかい唇と、生温かく絡みつく舌の感触にフレデリカは動揺する。
唾液と共に口腔に無理矢理流し込まれた、果実の匂いと甘ったるい液体。
それは先程まで飲んでいた酒なのか、マリーの唇そのものの「味」なのか。
変に冷静な頭の片隅でそんなことを考えながら、フレデリカは抵抗も出来ずにされるがままになっていた。

66 :
マリーの舌は、強引ながらも壊れものを扱うかのような繊細さでフレデリカの口腔を愛撫していた。
ぴちゃぴちゃとやけに生々しい音や、唇や粘膜を通して伝わる感覚に堪えかねてフレデリカは目を閉じた。
そのせいで余計に感覚が研ぎ澄まされてしまったことに気付き、フレデリカは再び目を開こうとする。
「……ッ!!」
まるでそれを見透かしたかのように、マリーの舌が奥深くへと潜り込んで来た。
マリーの舌に自分の舌を絡め取られ、フレデリカの肩がびくりと跳ねる。
そんな反応をも楽しんでいるのか、マリーはフレデリカの口腔を蹂躙していた。
激しくなった動きに合わせて、唇の端から唾液が溢れて零れ落ちる。
身体の芯から、何かが這い上がって来るような奇妙な感覚にフレデリカは戸惑っていた。
マリーの行為によって与えられていることは分かっても、何の救いにもならない。
それどころかマリーがこの「行為」を止めない限りは止むこともないという事実に、酷く不安を煽られていた。
「…っは、…ぁ……」
「フーちゃん…、かわいい…」
一体どれだけの間、いいようにされ続けていたのか。
ようやく唇を解放されて、恐る恐る目を開いたフレデリカの瞳に照明の光が突き刺さる。
その眩しさに思わず眉を顰めると、やけに含みのあるマリーの声が上から降ってきた。
「…アンタねぇ…!一体、何考えてんのよ…」
「いやだった?」
「それ以前の…問題でしょ…!?」
「……そう?」
「やっ、ちょっと!!」
つう、とマリーの指がフレデリカのネグリジェの裾へと潜り込む。
ひんやりとした指先が、太ももをざわざわと這い回る。
その感覚に惑わされ、気付いた時には指先は下着に掛かろうとしていた。
「ねぇ、フーちゃん…?」
「…や…、あ…ッ!」
「本当にいやなら、どうして逃げないの?」
「…だっ、だって…!」
「フーちゃんだったら、そのくらいのこと…出来るよね?」
唐突にマリーが、フレデリカの顔を覗き込んだ。
情欲に溺れた瞳が、じっとフレデリカを見据える。
フレデリカは凍り付き、喉まで出かかっていた反論の言葉は飲み込まれてしまっていた。
「それとも」
「…ッ!!」
「もっと、して欲しいの?」
「ひ…あぁ…ッ!!」
マリーがフレデリカの耳元に顔を埋め、その白い首筋に舌を這わせたのと同時に。
フレデリカの喉からは、明らかに艶を帯びた嬌声が発せられていた。
下着の端に掛けられていた手が、躊躇うことなくそれを引き下げる。
外気に晒された、誰も触れたことのない場所へとマリーの指が伸びていた。

67 :

「…おい、フー?」
「!!?」
「どうしたんだよ、いきなりボーッとして?」
「…ぁ、カイ… ル…?」
いきなり名前を呼ばれて我に返ると、怪訝そうな顔をしたカイルがフレデリカの顔を覗き込んでいた。
どうやら「マリーとの一件」を思い返している内に、意識を手放しかけていたらしい。
ちなみにその直後、アルコールの回り切ってしまったらしいマリーはフレデリカに覆い被さったまま眠ってしまった。
幸いなことにフレデリカの貞操は守られた訳なのだが、いきなり襲われ押し倒された揚句に唇を奪われ、
よりにもよってそれがフレデリカにとってのファーストキスであったとなれば、その衝撃は筆舌に尽くしがたい。
おまけに翌日目覚めたマリーが何一つとして覚えていなかったとあれば、尚更のことである。
勿論そんなことを自ら説明するなんてことも出来ず、その事件はフレデリカだけの秘密となっていた。
但し、それ以来マリーをアルコールの類から徹底的に遠ざけるようになったことは言うまでもない。
「…ん、大丈夫…。何でもないわ」
「…そうかぁ?」
赤みを帯びた顔と、もじもじしつつもあからさまに動揺している態度。
どう見ても大丈夫そうには見えなかったが「マリーとの一件」を思い起こした結果であると察したカイルは
それ以上追及しようとはせず、その場を取り繕うかのように廊下の先へと視線を向けていた。
「ん…?」
「な、何よ、どうしたの?」
「今、何か聞こえなかったか?」
「え?」
フレデリカの声と重なるようにして、微かだがしかしはっきりと廊下の先から声が響く。
気のせいだろうかと首を傾げようとしたところで、再び同じ声が廊下に響いていた。

−アッー!

それは、とても良く知った「誰か」の悲鳴だった。
「………」
「………」
引き攣った顔で、互いを探るように見つめ合うカイルとフレデリカ。
仲間の危機には、何をおいても駆けつけるのが彼らエルモア・ウッドである。
だがしかし、彼ら二人は別の「秘密」を抱えてもいた。
酔っ払ったマリーの恐怖。それを身をもって知っている二人は思わず身が竦む。
今度こそ。今飛び込めば、今度こそ『喰われる』。
それが分かっているからこそ、二人は迷っていた。

68 :
「なぁ」
「う、うん」
先に口火を切ったのは、カイルの方だった。
フレデリカは緊張した面持ちで、カイルをじっと見上げている。
「もう遅いし、とっとと戻って寝ようぜ」
「…そ、そう…ね」
「マリーの様子なら、朝見に行けばいいだろ」
「うん、そうよ。そう…よね…」
カイルの提案に、どこかほっとした様子を見せるフレデリカ。
そして自分の提案を了承したフレデリカに、カイルも安堵した様子を見せていた。
(悪りぃ、シャオ…!許せよな…!)
(…まぁ、いくら何でもシャオ相手なら大事には…ならないわよね…?)
勝ち目のない相手に対し、立ち向かうだけが兵法ではない。
危険を回避することもまた兵法である。
逃走することは恥ではない。勇気ある撤退でもあるのだ。
自分たちは宣戦の儀で、それを知ったではないか。
そして大事の前には、得てして小さな犠牲がつきものである。
要するに二人は、最も無難かつ安全な「シャオのことは放っておく」という選択肢を選んだのだった。
いくら何でも、マリーの力でシャオをどうこうすることは出来ないだろう。
さっき悲鳴が聞こえたけれど、そこから状況を立て直すくらいは出来るだろうし。
いくらテレキネシスがあるとはいえ、シャオの能力があれば太刀打ち出来ないはずがない。
明らかに必な感じの悲鳴だったような気がしなくもないけど、聞き間違いかもしれないし。
万が一「何か」が起きたとしても、命まで取られることはないだろう。
性的な意味では、ともかくとして。

69 :

「…ん…、うぅ〜…」
そして翌朝。
マリーは、激しい頭痛と共に目を覚ましていた。
ガンガンと、頭を内側から殴りつけるような痛みに思わず呻く。
身体を起こしてからシーツごと頭を抱え込んだところで、異変に気付いた。
「え…?」
何故か、服を着ないまま眠っていたらしい。
慌ててシーツをめくり、中を確認してぽつりと呟く。
「はいてない…」
そもそも昨晩は、一体何があったのか。
必に思い返そうとするのだが、頭痛に遮られて何一つとして思い出せない。
今のマリーは自分が酔い潰れていたことはおろか、嵐と晴彦の元に料理を届けたことすら忘れ去っていた。
「私…、何してたんだろう…?」
疑問と不安を抱きつつ、首を傾げながら起き出そうとするマリー。
ふとその視線の先にある「もの」に気付き、驚愕の余り声すら失っていた。

「…… うぅ…」
「え、あ、シャ、シャオ君ッ!?」
何故か床に、シャオが転がっていた。
しかしマリーを絶句させたのは、それだけではない。
床に転がっていたシャオは、全裸だった。
正確には、シーツと一緒に放り投げられているような状態だった。
おまけに身体のあちこちに、いくつか引っ掻き傷まで付いていた。
うつ伏せになっているせいで表情は窺えなかったが、その顔は明らかに青ざめていた。
「…… たの、む…。…もう…止め…」
どう見ても虫の息といった体のシャオが漏らした言葉に、マリーの顔からは血の気が失せていく。
慌てて室内を見渡すと、自分とシャオの衣類があちこちに散らばっていた。

「何が…、起きたの…!?」

ずきずきと痛む頭を抱え、呻くように呟く。
昨晩の記憶を全て失っているマリーが「真実」にたどり着けるはずもなく。
マリーは縋るように、身体を包んでいたシーツを掻き抱いていた。
床の上に転がったままのシャオが上げた呻き声は、既にマリーの耳には入っていなかった。

70 :
以上。
酔っ払ってえろえろなマリーたんとかありじゃね?と思って書き始めたら、どうしてこうなった。
途中の(ピー)は最初は伏せずに書いてたんだけど、マリーに猥語を喋らせるのが忍びなくて一応伏字にしておいた。
マリーとシャオの間に何が起こったかは、皆様のご想像にお任せします。
フーちゃん聖誕祭だというのに何をしてるんだ俺は…。
百合って難しいね。

71 :
シャwwwwwwwオwwwwwwww

72 :
シャオwww
ここまでくると同情したくなるwww

73 :
遅くなったが乙!
シャオwwww

74 :
先週ネタを少々

本当に今日はどうかしている。
目の前にあるのは自分が知らない顔。
「今からちょっと良いかな…」
雨宮とは小学校から一緒だった。だが、こんなにか弱く、はかない彼女をアゲ
ハは知らない。二人きりの廊下、あどけなさと色っぽさが混在する雨宮をこの
場で抱きしめてしまいたい衝動を抑えるので必になっているのに気づいてい
るだろうか。雨宮は震える手でアゲハの手首を掴んだ。
「あっ…!」
「えっと…」
思わず見つめ合ってしまい言葉を失う。少しパニック気味な雨宮は掴んだまま
走りだした。
「どわっ!」
「き、来て!!」
握られた手首に走る痛みにアゲハは、雨宮の並々ならぬ意志を感じた。

「はぁ…はぁ…ごめんね、走らせちゃって」
「いや…」
駆け込んだのは雨宮の使っている部屋だった。恐らくはとっさの判断だろうが、
夜に女の部屋というシチュエーション、しかも昼間にはちょっとした事件があ
った部屋だ。意識するなと言うのが土台無理な話だろう。
「で…あのね……えっと…」
言葉が出て来ない。今まで必に自分に嘘をついて来た雨宮は、こんな時にど
う言えば良いか分からないかも知れない。言葉と一緒に呼吸も忘れたか、息苦しそうになり目には光るものがある。
「昼間の事…だろ…?」
「う、うん!」
極力動揺を悟られないように、出来ればこの場の空気をリードしてやるように
アゲハはさりげなく隣に座った。
「夜科は…どうなの?」
「どうって…」
「あの言葉は嘘?」
「…」
「私は………嘘じゃない!夜科が好き。私の話を聞いて笑った人を殴った時も、
ここのプールや研究所で言ってくれた時も…ホントに嬉しかった」
「俺も嘘じゃない…」
「ホントに!?」
目を大きくして雨宮がはっとこちらを向く。
「あぁ、俺嘘つかないだろ?」
「じゃあ…」
「じゃあ?」
「昼間の続き、してくれる?その先まで…」
喧嘩の時と同じだ。すっと頭が冷え、肝が据わる。アゲハは覚悟を決め、少女
の肩を掴んだ。

75 :
一つ改行ミスッたww
まぁ良いか。

76 :
小ネタといわず、続きを!

77 :
てs

78 :
結局過去が多少変わっても大筋が変わらなきゃ未来のエルモアウッドの記憶は変わらないのかな

79 :
改変の結果、例の未遂事件を見たことでアゲハと雨宮はラブラブだと10年信じて来た
チルドレン。彼らの要らぬ世話によって無理矢理一つの部屋で寝るよう押し込められる二人

80 :
>>79
むしろ、アレを見た結果まりぃがかなり積極的にアタックしてくるとか

81 :
アゲハとデレ宮さんのアレをみて積極的になったマリーは結果として大好きなシャオ君を押し倒しちゃったと思ったらシャオ君お得意のライズで一気にマリーを反転。
おっきなおっぱいを揉みしだいてたらマリーは思わず喘ぎ声を出しちゃったから下の方も触ってみたら案の定びちゃびちゃになっちゃってるからそのまま生で入れちゃって正常位で胸を揉みながらガツンガツン突きまくる
するとマリーから出てきた愛液でお互いにぐっちゃぐちゃになっちゃって滑りが良くなって来たから一気にラストスパートで5回/秒くらいのペースで腰振ってたらマリーが一際高い声を出しながら果てる
その時に締め上げられた衝撃で思わず中に出しちゃって年頃のマリーは一発で妊娠しちゃったから責任を取って結婚するシャオ君なのでした


「なぁ…何書いてんだシャオ」
「あ、いや、これは…日記、そう日記だハハハ」

82 :
ここのSS見てるせいで余計に本編のシャオがヘタレに見えて困る。
まぁ、岩代もおまけとかでネタキャラにしてるけど

83 :
でも真面目に考えちゃうと能力のせいで結構切ない事になるからその位の扱いでちょうど良い。

84 :
俺のせいじゃねーからな!!<シャオが余計にヘタレて見える
でもたまにはシャオの扱いを良くしてもいいかなとか思った。
てな訳で>>12>>58の続きっぽい話を投下。
今回の注意事項
・シャオの扱いがちょっと良くなる(予定)
・空気の読めるヴァン様
・パンツ注意
前回のあらすじ
泥酔したマリーにシャオが襲われてアッー!
実はフーちゃんも毒牙にかかってたよ

85 :
「…まったく。一体何をどうしたらこんなことになるんですか?」
「まぁまぁ、そう言ってやるなって」
「そうは言ってもですね。ここまで酷い頚椎捻挫なんてそうそう…」
「頚椎捻挫?」
「まあ、平たく言えばむちうちってことですね」
「へぇ〜…、そう、なのね…」
「そりゃ大変だなぁ」
どこかバツの悪そうな顔をしながら、横目でベッドに視線を送るカイルとフレデリカ。
視線の先にはベッドの上で上体を起こしているシャオと、その傍らの椅子に座って俯くマリーの姿があった。
二人の顔は、どことなく青ざめていた。
「………」
「………」
ヴァンがあれこれと病状について説明している間も、ひたすら無言を貫き通していたシャオとマリー。
あの『大惨事』を思えば、無理もない話ではある。
一言で言うと「酔っ払ったマリーにシャオが襲われた」で済んでしまうのだが。
その「結果」が、一言では済ませられない事態となっていた。
それを知っているからこそ、ヴァンでさえも茶化すことすらしなかった。
単に「ツッコミどころが多過ぎて何もツッコミきれない状況」とも言えるのだが。

シャオを見捨て、もとい仲間だからこその信頼からマリーを任せて就寝した翌朝。
寝ぼけまなこのヴァンを引きずり、カイルとフレデリカがマリーの部屋の扉を開いたところ。
扉の向こう側には、理解不能な光景が広がっていた。

86 :
「きゃあああああああっ!!!」
「……うぅ……」
「シャ、シャオーー!!?」
「何よコレ!何なのよコレ!?」
「どいて下さい二人とも!救急カートを呼ばないと!!」
突然入ってきたカイル達に驚き、大声を上げるマリー。
マリーは全裸にシーツを巻き付けただけという姿で、床に屈み込んでいた。
本人に自覚はなかったが、背中や太ももが丸出しというかなり際どい格好である。
そんな格好で、床に転がる「何か」を覗き込んでいた。
その「何か」とは、言うまでもなくシャオである。
床に転がされて呻き声を上げているので、一応生きてはいるらしい。
しかし全裸でシーツと一緒に投げ捨てられたような状態で放置されており、
流石のカイル達も青ざめる他ない状況であった。
背中や腕には引っ掻き傷が付けられており、手首にはきつく縛られたかのような跡まで残っている。
うつ伏せであった為に「視界の暴力」は最小限に抑えられていたのだが、
背中どころか尻まで「まるだしっ」な状態となっており、
これが園児ならばギャグで済まされるところなのだが、一歩間違えれば出版的なタブーに抵触しかねない。
それが単なる「まるだしっ」であればカイル達も指をさして笑うところなのだが、
「虫の息のまるだしっ」とあっては、流石に安否を気遣わずにはいられなかった。

87 :
おまけにマリーが、そんなシャオの傍らに屈み込んで何やら手を伸ばそうとしていた。
この時マリーは、よりにもよってシャオの側に投げ捨てられていた自分の下着を取ろうとしていたのだが、
昨晩の惨事を知っており、尚且つ正常な判断力を失っていたカイル達から見れば
どう見てもトドメを刺そうとしているようにしか見えず、事態は更に悪化していた。
「もう止めろマリー!シャオのライフは0だぞっ!」
「そうよ!だからせめてパンツくらいは穿かせてあげなさいよ!」
「二人とも落ち着いて下さい!!パンツより生命優先ですからっ!!」
「いやああああっ!パンツは穿かせてええっ!!」
「アンタも穿いてないの!?」
「何やってたんだよお前ら!!?」
「マリーさんはパンツ優先でいいですから、とにかくシャオ君を治療室に!!」
「じゃあパンツは!?」
「いりません!!!」
昨晩の恐怖による相乗効果で混乱しているカイルとフレデリカを叱り飛ばすヴァン。
医療班なだけあり混乱した現場は慣れっこなのか、シャオに駆け寄って容態を確かめる。
遅れて到着した救急カートで治療室へと搬送されたシャオは、勿論全裸のままであった。

88 :
「…まあ、命に別状がなくて良かったというべきですか?」
「…………」
ヴァンの問い掛けに、シャオが答えられる訳もない。
治療室から自分の部屋へと運ばれたシャオ。流石に服は着ていた。
迅速な処置により全身の外傷はすっかり消え去っていたのだが、心に負った傷はプライスレスである。
早朝ということもあり被害は最小限に食い止められたものの「まるだしっ」の事実は
傷口に塩どころかハバネロをすり込む程のダメージを、シャオの心に与えていた。
「…と、とにかくさ、無事で良かった、よな?」
「そ、そうよ!だから元気出しなさいよっ!」
「マリーもそんな暗い顔してんなよ、な?」
「…………」
「…………」
どこか空回りしているカイルとフレデリカの励ましにも、反応すらしないシャオとマリー。
それどころか、表情は更に陰りを増していた。
そんな仲間達を尻目に、ヴァンは呆れたような溜息を吐く。
「傷は治せましたけど、首は完全には治ってませんからね」
「そうなのか?」
「何せむちうちですから。少し時間が掛かると思いますよ」

89 :
単なるむちうちであれば、ヴァンの能力で治癒することは容易い。
しかし実際はむちうちどころか「頚椎の著しい損傷」に近いレベルであった為
ヴァンの能力をもってしても、そう簡単に完治出来るようなものではなかった。
マリーの手前だからこそと口には出さなかったが、いつもと違い真剣な態度のヴァンを見ていれば
ある程度のことは、その場に居た彼らにとっても想像に難くなかった。
「…とにかく、今日一日は絶対安静ですからね」
「………」
「うん、まあ、無理はしない方がいいな」
「そ、そうよ」
「………」
「じゃあ、何かあれば呼んで下さい」
「オレ達も戻ろう…ぜ」
「それなら治療室の片付けを手伝って下さいよ」
「分かったわ。じゃあマリー…後は頼んだわよ」
「………」
後ろめたさと重苦しい空気から逃れようと、ヴァンを追って部屋を去っていくカイルとフレデリカ。
後に残されたシャオとマリーは、変わらず青ざめた顔をして押し黙っていた。

90 :
「………」
「………」
重苦しい空気に包まれた室内には、時計のカチコチという音だけが響いている。
椅子に座りシャオに背を向けたまま、俯いて沈黙を続けるマリー。
誰が声を掛けても、返事どころか反応すらしない有様であった。
ちなみにヴァンの治療を受けている為、酔いならば既に完全に醒めている。
相当なショックを受けているらしく、誰の目にも明らかな程肩を落としていた。
それでもシャオの側に居続けるのは、罪悪感ゆえか。
人一倍責任感の強いマリーのことだから、どうにかシャオに詫びたいと考えているようだった。
その強過ぎるくらいに強い思いは思念となり、シャオに突き刺さる程伝わってくる。
(参ったな…)
マリーに気取られないように、シャオは小さく溜息を吐いていた。

「あの…、シャオ…君…?」
「あ、ああ」
いきなり名前を呼ばれ、驚きを隠せないまま返事をする。
マリーは口を開いたものの、変わらず肩を落としたままであった。
「ごめんなさい…」
「…気にしなくていいさ。マリーのせいじゃない」
「でも、私が…やったんでしょ?」
「まぁ、それは…」
やっていないと言えば、勿論嘘になる。
マリーを更に落ち込ませることは避けたかったが、かといって嘘を言う訳にもいかない。

91 :
「私、酔っ払ってた時のこと、何も覚えて…なくって…」
「そんなことは、良く…あること、じゃないか」
酔っ払って記憶を失くす。それならば確かに良くあることである。
しかし別人のように凶悪化して、性的な意味でも違う意味でも他人を襲う。
それは果たして、良くあることと言ってもよいものなのか。
そんな疑問が脳裏を掠め、口をついて出る言葉も途切れがちになっていた。
「…それに、パンツだって…」
「いや、そこは本当に気にしないでくれ」
むしろ早急に忘れて下さいお願いします。
しかしそんなシャオの思いとは裏腹に、マリーは「全裸での搬送」について特に気にしているようだった。
緊急事態ゆえに、パンツを無視して治療を優先させたヴァンの判断は確かに正しい。
しかし裏を返せばパンツを穿かせる猶予もない程危険な状態であったということにもなり、
仲間をそこまでの目に遭わせてしまったことを、マリーが猛省しない訳もない。
しかも自分がやったことを何一つ覚えていないとあれば、尚更である。
結果として、唯一記憶にある「パンツすら穿かせず治療室送りにしてしまった」
という事実を酷く気に病むという、色々な意味で最悪の事態へと発展していた。
先程からビシビシと伝わってくるマリーの思念も、9割方がパンツのことである。

92 :
「マリー」
「…うん…」
「俺は、もう大丈夫だよ。だからそんなに落ち込まなくていい」
「でもっ!!」
ぐるりと振り向き、ベッドの上のシャオに詰め寄るマリー。
瞳の端には涙さえ滲ませており、今にも泣き出しそうな顔をしている。
その勢いに「昨晩の恐怖」を思い出し、シャオは僅かに身を竦ませていた。
今とは別人のような表情のマリーに押し倒され、馬乗りになられたとあっては仕方のない話ではあるのだが。
「こんな、酷いむちうちだなんて…」
「ヴァンも、今日一日安静にしていればいいって言ってただろ?」
「ヴァン君でも、簡単には治せないってことじゃない…!」
「単に、首だから大事を取ってるだけさ」
「でも、そのせいで…、私の、せいで…。パンツが…」
「…だからそこは特に気にしなくていいんだ、本当に」
いくら言葉で誤魔化そうとも、痛々しい姿までは誤魔化しきれない。
シャオが何を言おうともマリーには通じていないようだった。
瞳の端に滲んでいた涙が溢れ、ぽろりとマリーの頬を伝う。
「重傷を負った自分の身を案じて泣いてくれている」というシチュエーションは悪くない。むしろいい。
しかし「パンツのことを気にし過ぎたあまりの涙」となると、最悪にも程がある。
何故少なからず想いを寄せている相手に、自分のパンツについて反省させなくてはならないのか。
それどころか、どうして自分のパンツのことで泣かせるような事態に陥っているのか。
マリーの手前平静を装ってはいたが、内心頭を抱えたくなるような状況にシャオは困惑していた。

93 :
「っく…」
「マリー…」
「ご、ごめん…!私が、悪い…のに…っ!泣いたり…して…」
「いや、いいから」
「う…、もう…っ!」
どこか幼さの残る仕種で、ぐいぐいと自分の目元と頬を拭うマリー。
瞳にはまだ涙が残っていたが、それでも真剣な目でシャオを見つめていた。
「あ、あの…っ!」
「ああ」
「こんなこと、聞いちゃ駄目だって分かってるんだけど…」
「何だ?」
「私…、シャオ君に、一体何を…したの…!?」
「そ、それ…は…」
いつの間にかベッドの上に乗り、シャオに迫っているマリー。
予想外のマリーの言葉に、シャオは思わず口ごもる。
マリーの瞳は真剣そのもので、だからこそシャオは余計に戸惑っていた。
あのマリー(仮)がしたことを、今のマリーに話せる訳がない。
間違いなく、マリーの予想の遥か頭上を音速で突き抜けるような内容である。
「別に…、知らなくてもいいことじゃないか…?」
「でも、シャオ君をこんな目に遭わせておいて…!何も知らずにいるなんて出来ないよ…!」
「まあ、でも…」
「…私、そんなに酷いこと…したの?」
「いや、その」
「私が酷いことしたから…、シャオ君、私のこと嫌いになった…?」
「な」
何 で そ う な る ! ?
と、ツッコミそうになったがマリーの心情も決して理解出来なくはない。
些か短絡的ではあるものの、こうもはぐらかされてはそう誤解してしまっても仕方がない。
どうしたものかと思案するシャオの脳裏に、再びマリーの思念が飛び込んできた。

94 :

(『やっぱりそうなんだ…、シャオ君、私のこと嫌ってるんだ…』)
(『理由は分からないけど、こんなに酷いことしちゃったんだから、当然だよ…』)
(『しかも何も覚えてないなんて言われたら…。そんなの、許せないよね…』)

「………」
マリーは再び俯き、手元のシーツをぎゅっと握り締めていた。
その肩が小さく震えていることに気付き、シャオは動揺する。
これはまずい、非常にまずい。
どうにかしてマリーの誤解を解かないことには、フラグ終了のお知らせは免れない。
元から立っていなかったと言われればそれまでだが、立つ前から折ってどうするという話である。
10年掛かってフラグすら立っていないというのも、それはそれで問題ではあるのだが。
とりあえず、目先の問題をどうにかしないことには始まらない。
「マリー」
「…うん…」
「俺が、マリーを嫌いになるなんてことはないから」
「え…?」
それどころか大好きだ、とはどうしても言えないのがシャオがシャオたる所以である。
マリーは驚いた様子で顔を上げ、きょとんとした表情を見せていた。
そんなマリーを前にして、シャオは真実を告げるべきか否かを迷っていた。

95 :
「酔っ払っての行動だからな…。覚えてないんなら、言わない方がいいと思ったんだ」
「どうして…?私、そんなに酷いこと、したの…?」
「いや、そういう訳じゃなくて…」
「なら教えて!お願い!」
「…いいのか?」
「うん!」
興奮からか、マリーは身を乗り出していた。
上目遣いでシャオを見据えるその姿に、昨晩のマリー(仮)の姿を思い起こす。
同じ上目遣いでも、こうも違うものなのか。
飢えた獣のような血走った目をしていた人物と同一人物だとは、到底思えなかった。

「…出来れば言いたくなかったんだけどな」
「う、うん」
「キスをしてきたんだ。…マリーが、俺に」
「え」
覚悟していたものとは別方向の衝撃的な内容に、マリーは目を見開く。
そしてシャオを見上げたままの格好で、みるみる内に顔を真っ赤に染めていた。

96 :
「あ…の、えっと…」
「…聞かない方が良かっただろ?」
「え…、あ、あの…本当に?」
「ああ」
「………ッ!!」
真っ赤に染めた頬を両手で押さえ、マリーは俯いていた。
予想通りの反応に、シャオは困った様子で溜息を吐く。
「…覚えて、ないんだろ?」
「そ、そそそ、それ…は!」
ちら、とシャオを見上げてはすぐさま俯くマリー。
ほんの一瞬シャオの唇にも目をやっていたらしく、動揺した思念が飛び込んできた。
(『どうしよう…。本当に、全然覚えて…ない…』)
(…だろうな)
もし少しでも覚えていたのなら、そもそもこの場に居なかっただろう。
マリーは赤面したまま、シャオの方を向いては俯くことを繰り返していた。
(『わ、私から!?私からって言ってたよね!!?』)
(『シャオ君がそんな嘘や冗談なんて言うはずもないし…。な、何で私、そんなことを!?』)
(『初めて…だった、のにな…。あっあっ、今はそんなこと考えてる場合じゃ…!』)
(な、何だと…!?)
以前フレデリカを押し倒して唇を奪っているので、厳密には『初めて』ではない。
しかしマリーはその事実を覚えていないし、当然のことながらシャオも知る由がない。
マリーは無意識の内に、ドキドキと響く鼓動を鎮めようと胸元をぎゅっと握り締めていた。

97 :
とりあえずここまで。
この後シャオの扱いが良くなる(予定)!
うん、それを書くのが面倒臭くてやる気失せそうだったんだ。

98 :
>>97
乙!
シャオは扱いが良くなっても結局ラストでヘタレると思うw

99 :
つづきキター!
フレデリカの他にカイルともキスしてるよな、しかも舌入れw
シャオがそれを知ったらどう思うかwww

100 :
カイルとはしてないよ!
し て な い よ ! !
※大事なことなので2回言いました
ただし首らへんを舐めたり噛まれたりしてはいる。助けが入らなかったらきっとアッー!だったはず。
フーちゃん→好きって言われてキスされたけど後は未遂
シャオ→ヘタレ呼ばわり&首折られかけた揚句にキスされて全裸でアッー!
以上、蛇足的説明。
さあ続きを書く作業に戻ろうか。

101 :
>>100
後れ馳せながらGJ!
続きが楽しみ過ぎて眠れない
つかシャオを見るたび笑いがこみあげるんだがw

102 :
雨宮さん改めアビスたんが容赦なく(性的に)いじめられるような話が読みたいけど
探しても見つかる気がしない…

103 :
今週の積極的マリー良いな。
積極的に既成事実を作ろうとしてくる未来マリーとか。
現代に帰ったら積極的にアタックしてくる幼女か

104 :
パwwwンwwツwwwww
(それにしてもシャオ君のアレ……小さかったなぁ)とか思われてなくて良かったなシャオw

105 :
イアンとフブキの初夜をぜひ。

106 :
イアンとフブキは意外だったわ、不覚にも萌えた
イアンて意外と熱い男なんだな
影虎と祭先生が一緒に失踪したのが気になる。
もし生きててそっちにも赤ちゃん生まれてたら正直嬉しい

107 :
>>103
しかしマリー的には歴史改変で「アゲハが帰ってこなかったのはマリーとくっついたから」って世界を作ろうとしてるのか?w
アゲハが現代に帰って問題解決した場合のマリーの立場ってライバル以前だし…
なんかそう解釈するとヤンデレじみてくるがw

108 :
マリーの胸もいいが太もももいいなあ。

109 :
現代マリーも積極的未来マリーも大好きです

110 :
イアン幸せになって良かったな!
積極的なマリーもいいな!
シャオ涙目だろうけどwww

111 :
>>110
どうするも何も、戦いますよ。戦争ですから

マリーに諦めさせるために、雨宮さんを応援する姑息なシャオも見たい

112 :
始めのページのシャオ君が気立って見えたのは
マリーが積極的になっちゃったからですか

113 :
シャオの精神状態が気になるなぁ……
4thでアゲハ争奪戦を眺め、アゲハ達が帰還した後はマリーからずっとアゲハの話を聞かされ、5thでアゲハが来たら抱きついてるマリーを見る。
可哀そうになってきた

114 :
あれ?保存庫のリンクは?

115 :
岩代俊明作品の部屋
http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/comic-iwasiro.html
これでいい?

116 :
>>113
シャオ「この際 性別とかどうでもいいでしょう?」

117 :
シャオ来たアアアアッ!

118 :
先週の涙目展開は布石だったのか
よかったなシャオ!
でもシャオ見てるだけでどうしても笑いが出てしまうのは
間違いなくこのスレのせいだな

119 :
ついにシャオの時代か…

120 :
今週読んで、カブトにリトルバニー呼ばわりされ、逃げ回るフレデリカを妄想した

121 :
なんでマリーってこう誰かと戦う度にレイプされそうになるんだ
例:シャオ

122 :
シャオてめーだけはゆるさん

123 :
ここもうシャオスレでいいだろww

124 :
良くねーよwwwww

125 :
【唸る妄想】シャオ先輩を愛でるスレ【変態紳士】 第27バースト (754)

126 :
シャオくんはいっつも仲間はずれ!だけど空気の読めるシャオくんはry

127 :
ガッ!!ガァハッ!!
ゲェホッ!!ゲホッゲホッ!!

128 :
ウグッ・・・ゲェ・・・
シャオェェェ・・・

129 :
ビクンビクン……

130 :
・・・と言うのをやっぱり心配になって戻ってきた
マリーに一部始終みられてたシャオェ

131 :
「…でね、私もうダメだと思ってたんだけど…」
「へー」
「そこでシャオ君が私を助けてくれて…!」
「あーそう。ところでその話、もう3回も聞かされてるんだけど?」
「えっ?そうだった!?」
「そーよ。つまんないノロケはそろそろ勘弁して貰えない?耳にタコがいくら出来たって追い付かないわよ」
「やだっ、フーちゃんってばぁ!ノロケなんかじゃないよ!?」
「…これがノロケじゃなかったら、何がノロケだって言うのよ…」

「…と、こんな話をフーに愚痴られたんだけどな?」
「それはもううんざりしきった顔をしてましたよねぇ、フレデリカさん」
「フラグ立てようとするのはいいけどな、オレ達の迷惑も考えろよなー」
「…何で僕がそこまで言われなきゃならないんだ!!」
「そうだろうと思ったんで、ボクがちゃんとフォローしておきましたから安心して下さい!」
「…またロクでもないことを言ったんじゃないだろうな」
「とんでもない!ちゃんと真実をマリーさんに教えてあげただけですよ!」
「おっ、何だ何だ?もったいぶらないで教えろよヴァン」
「『マリーさんを都合良く助けたのは、単にマリーさんを常時ストーカーしてたからですよ!』って説明しておきました!」
「おおー、分かりやすいなぁ」
「任せて下さい!…そうそう、マリーさんがちょっと引き攣った顔をしてましたよ」
「…ヴァン、貴様アアアアアアアアッ!!!」
「そんなに怒らなくてもいいじゃないですか、ボクはただ事実を述べただけなんですから」
「そうだぞシャオ、何の問題もないじゃねーかよ」
「問題以外に何もないだろう!!!」


…とかいうオチぐらいはあればいいのにな。
多分何のフォローもなく、マリーはやっぱりアゲハ一筋なんだろうけどな。
シャオがななければいいんだが。
せめてセンターで頑張れよシャオェ…

132 :
みんなに愛されてるなシャオ

133 :
「マリー、この闘いが終わったら……結婚しよう」

134 :
「い……いやあぁぁっ!しっかりしてシャオ君!シャオくーーーん!」

135 :
亡フラグwwwww
本スレのAAといい、シャオ不憫すぎだろwww

136 :
シャオくんはもちろん負けないけど肝心の活躍シーンはマリーに見られることはないので
やっぱり進展どころか好感ももたれません・・・
シャオくんって要領悪くない・・・?

137 :
それがシャオの魅力・・・
ってかこのスレ名変更したほうがいんじゃね?

138 :
スレタイ>>125に一票

139 :
落ち着け、落ち着くんだ。
確かに>>125のスレタイは秀逸だが、変えたらシャオ先輩の計画通りなんじゃないのか?

140 :
シャオ専用の新スレ立てればいいんだよ

141 :
シャオ専用(笑)

142 :
シャオ専用www
やっぱり3倍早いのかな・・・
新スレ以前にここが過疎ってるよな、職人いなくなったのかな?

143 :
ヴィーゴのフィストファックは何か凄そう。
子宮をダイレクトに掴めるだろうし。

144 :
>>142
職人さんがほぼ一人状態だしね……
その職人さんはいま別のに熱中してるっぽいし
はやく戻ってきてくれないかな

145 :
ここまで全部シャオの自演

146 :
ねぇやっぱ子供マリーとアゲハさんのお話があったんだから
子供フーちゃんとアゲハさんのお話もいいと思ったんだ
でもそれには先に未来でフーちゃんがアゲハを好きだったという
事実をアゲハが知らなきいけない前置きが必要になるよね
だからお話2回分書かなきゃいけないんだこれが
でもそこまで書くのに骨が折れそうになっちゃうんでだから後は精進するしかないんでしょうか

147 :
本スレより
                  《アゲハさん》
 《アゲハさん》                  《アゲハさん》
        《また会えて嬉しい!!》             《アゲハさん》        《ヒリューさん》
                             《アゲハさん》      《アゲハさん》
 《アゲハさん》           《アゲハさん》                       《アゲハさん》
  .             《ドルキさん》   :::::::::::|=ニニ二三≧xミ`ヽヽヽ川川i}
《アゲハさん》  《アゲハさん》        ::::::.:.:.|=ニミiT^`厂`````ヽヽ小ノイイ\.  《アゲハさん》
                          :.: : : .|=彡 l|  '           ト、 ',
   《食堂へ行きましょ》  《アゲハさん》: .  |彡' l! ′             | \ 《アゲハさん》
《アゲハさん》      《アゲハさ.ん》      .|ノi  | ├- .. _    、     ||  《私が案内します》
                 《アゲハさん》   |ィ:|  | |-‐=≧ミx. _〉  }x≦l           《アゲハさん》
            《アゲハさん》        トl:|  | ト ._ {  ノ_ 〉'  /( ̄)|  《アゲハさん》 
  《アゲハさん》                  | リ  | |   ̄ 〃 〈`ニ. ̄|                   《アゲハさん》
         《勇気を出さなきゃ…》      | {   l l           '.  l  《アゲハさん》
                 《アゲハさん》   |-、  l        、 /  ,′        《また会えて嬉しい!!》
    《アゲハさん》                |  \       _   /
        《ノド…乾きませんか?》      |  : :.:\     ´ ー   . ′         《アゲハさん》 
                            |\ : :.:.:丶、     /    《勇気を…》
                            |::::::\ : : : :.:> .  /

もしこれが本当なら、シャオの精神は神の域に達している


148 :
ちょっと、右上ww

149 :
>>143
なんかそれ使えそうだな。

150 :
…さりげなくドルキさんも混じってるぞおいw

151 :
今週の名台詞の「待ったさ…」ってヤツもこのスレでやな意味に弄られそうだなw

152 :
だめだwwwwもうシャオが何やってもギャグに見えてくるwwwwwwww
イケメン(笑)
オオオオ(笑)
ライズ全開(笑)

153 :
>>110辺りから話題がずっとシャオな件www
もう>>125採用でいいだろww

154 :
こんな時こそ空気の読めるシャオさんに来て欲しいなwww

155 :
大人マリー×アゲハマダァー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

156 :
カイル×フーマダァー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

157 :

『8年半もじっと待ったよ、この"根"でな』

「…だそうですよ、カイル君」
「…待つしか能がねぇんだろうなあ、ヴァン」
「ちょっと待て!何なんだこれは!!」
「根の警備体制をナメんなよ?監視カメラがあることくらい、シャオも知ってんだろ?」
「それは知ってるが、何で僕が映ってるんだ!!」
「それは勿論シャオ君のストー…、様子を見れるようにしてたんですよ」
「何でだ!」
「ボクの個人的趣味です」
「まあまあ、結果的にオレ達にとっては面白映像が見れてるんだからいいだろ?」
「良くないに決まってるだろ!」
「まあまあ、自分の能力をぺらぺらと喋りながら闘うシーンも収録済ですから」
「そうそう、イケメン(笑)が台無しなシーンとかな」
「ちなみに特典映像として『侵入に気付いたシャオ君が迷いなくマリーさんの元に駆け付けるまで
〜あるストーカーの生き様〜』もあるんですけど、それだけでも観ます?」
「誰が観るかーーー!!!」

「ちなみに、先日マリーさんにも監視カメラの映像確認という名目でこの映像を見て貰ったんですけどね」
「な…ッ!?」
「『シャオ君…、私のために…?』って、喜んでましたよ」
「デレがデレたってなぁ…、オレ達はつまんなかったけどな」
「『闘ってる時のシャオ君、格好良かったんだね…』なんて言ってましたからね」
「それをマリーの前で見せられないから、不憫キャラ呼ばわりされんだぞ」
「余計なお世話だッ!!」
「だから、オレ達がこうやってわざわざマリーに教えてやったんじゃねぇかよ。感謝しろよな?」
「明らかに悪意が混じってるだろう!」
「違いますよ、面白がってるだけです」
「結果は一緒じゃないか!!」

158 :
「で、その後こんなおたよりが届いていまして」
「何だよそのハガキは…」
「えー『マリーが口を開けばシャオのことばかり話すから欝陶しいことこの上ない。
なので今すぐシャオを燃やしに行ってもいいだろうか?』根在住のT樹院Fレデリカさん(19)からいただきました☆」
「何だその中途半端な伏せ字は!!」
「視聴者の意見は真摯に受け止めなくちゃなぁ」
「こんな手の込んだ真似をする必要があるのか!!」
「良く見てみろよ。これ、フーの字だろ?」
「本当に書いてきたのか!?」
「…とにかく、シャオのおかげであちこちからクレームが来てるんだからな」
「他にもあるのか…」
「ありますよー?どこかのスレがシャオ君の話題づくしになったり、スレタイが変更されそうになったり
エロパロなのにシャオ君のネタにばかりジャックされてしまって盛り上がってまして」
「シャオの自演説も出てたよなぁ?」
「とある職人からは『不憫過ぎるからたまにはいい思いをさせようとしていたらこんなことになってしまった
シャオにいい思いをさせる展開にする必要はないのではないか。というかこんな誰得展開もう嫌だ
こんなことならパンツなんか穿かせなければ良かったウワァァン!!』
…という涙目なおたよりも来てますからね」
「それは僕のせいじゃないだろう!!?」


まあ本当に、何で俺あの時シャオにいい思いをさせようと思ったんだろうね。
むしゃくしゃしたので名台詞をやな意味で弄りましたサーセン!!

159 :
どこのラジオ番組ですか?面白いっす!

160 :
>>157-158
GJ!
やっぱりシャオ専用スレが我々には必要だwwww
弄り倒したいwww

161 :
ちょwワロタw

162 :
「シャオ★ダークネス!!!!」
ドカーンバコーン
敵はんだ。

誰かここからシャオ×マリーに繋げてくれないか

163 :
ふざけるな
誰得だぞそんなの え?シャオくん?知らんよ

164 :
ヴィーゴの首をうっかりやってシャオが思ったこと。
(しまった……! あいつのPSIでマリーが触手っぽいプレイでイカされてから助ければよかった!)

165 :
シャオそんなこと考えてたのか
やっぱり干からびてもらわなければならんな

166 :
しっかり日記に残しておきそうだな、シャオ
この変態!

167 :
シャオくんでは恋萌えるエネルギッシュなマリーを満足させるのは無理だろうな
シャオくんは賢者なんだからおとなしくしてなさい

168 :
何となくシャオの日記みたいなものを書きたくなった。
○月●日
『根(ルート)』での生活が始まって一年、マリーのおっぱいがますます大きくてエロスになっていって困る。
マリーがあのエロスが詰まったおっぱいをユッサユッサしながら走るのを見ると、僕が生まれた時から股間に付いてるフーチがガチガチに勃ってしまうのだ。
人前で股間のフーチを勃ってるのが見られると僕の株が下がって、マリーとの距離がますます離れていってしまう。
どうすればいいのか晴彦さんに聞いたら、目から鱗な答えが返って来た。
「そうゆう時はフレデリカの胸を思い出せ。そうすりゃあ一気に萎えるぞ」
実際にイメージしてやってみたら効果は抜群、教えてくれた晴彦さんに感謝した。

169 :
一年だと10歳かそこらじゃないか…?

170 :
そろそろ雨宮さんとフーちゃんの話もしようぜ。
どっちが先に胸が育つと思う?

171 :
どっちかなぁ…ぶっちゃけどっちも胸が育った姿が想像つかないんだが

172 :
googleの画像検索でブロック解除して検索した雨宮さんの「チ○コ一本もーらった」が超可愛いかった

173 :
>>85の続き投下します。遅くなってサーセン。
〜今回の注意事項〜
・冒頭からイライラする展開
・空気の読めないシャオ君
・空気を読まないヴァン様
・カイル×フー描写あり
・マリー×フー描写もあり
・シャオの扱いがちょっと良くなる(予定)
・だったんだけど本当にその必要はあるのかと甚だ疑問になり気がついたら一ヶ月以上も手が止まってしまった揚句の誰得展開に全俺が涙目

…それでもおkならドゾー。

174 :
「あの、ね…。シャオ君…」
「…何だ?」
ベッドの上に座り込み、上目遣いでシャオを見つめるマリー。
不安げに自分の胸元を掴む仕種や、赤く染まった顔と潤んだ瞳にどきりとさせられる。
マリーは悩んだ様子で、視線を左右へと彷徨わせていた。
「それだけ…なの、かな?」
「それだけ?」
「だっ、だからっ。…キス以外は…して、ないの…?」
「そ、それ…は…」
マリーの質問に、思わず口ごもるシャオ。マリーは今にも泣き出しそうな顔で、シャオを見つめていた。
二人の間にはぎこちない空気が漂う。ドキドキという自分の鼓動が、耳鳴りのように響いていた。

(『やだやだっ、私、なんてこと聞いてるんだろう!?』)
(『でも、朝起きたら私もシャオ君も…裸、だったし…!』)
(『ま、まままさか、や、やっぱり…!しちゃったのかな!?ど、どどど、どうしよう!!?』)
(…成程な。そういうことか)

年頃の乙女としては、非常に重要な問題であるのだろう。
記憶もなく、自分からキスを迫ったと言われた揚句に目覚めたら全裸だったとあっては
そう推察するのはむしろ当然の流れである。
マリーはあぁ、とかうぅ、とか呻き声を上げながら、耳まで真っ赤にしては頭を抱え込んでいた。
「マリー、あのな」
「…ううぅ…」
「多分マリーが思ってるようなことは、なかったから」
「え…!?」
がば、とマリーは勢い良く顔を上げる。
驚きと安堵に満ちた表情を前に、シャオは内心複雑な想いを抱いていた。
確かに、最後の一線だけは越えていない。
しかし、それ以外の一線は大体全部越えているのだ。
目覚めたら全裸だっただけではなく、シャオは床に放置されていたのだ。
それでいて「何事もなかった」などということは、当然ある訳がない。

175 :
押し倒されたり剥かれたり縛られたり引っ掻かれたりは序の口で、
踏まれたり股間の大蛇を手や足であれこれされた結果、当然のことながらおっきくなってきちゃって
くやしいけど感じちゃう!ビクッビクッでバーストがストリームしちゃって
それを見たマリー(仮)に蔑むような目で見られた揚句に罵詈雑言を浴びせ掛けられて
でも最終的には何かそれすらも気持ち良くなってきちゃって
危うく別の世界の扉を開きそうになってしまっただけである。
つまり要約すれば『アッー!』という話であった。
「……………。」
勿論、シャオ自身にとっては要約で済まされる問題ではない。
只でさえ性的嗜好は普通とは言い難いのに、これ以上マニアックになって一体どうしろというのか。
もうそろそろ、普通の男の子には戻れなくなりつつある気がする。
とりあえずこの性的なもやもやは、今晩セルフでバーストをストリームすることで処理するとして。
シャオは再び、眼前のマリーへと意識を集中させていた。

(『ああ、良かったぁ…』)
(…そんなに嫌なのか…?)
「最後の一線は越えていない」という事実を知り、全力で安堵した表情を浮かべているマリー。
そのお陰で他に何があったかという点から注意を逸らせたのは良かったが、
シャオとしては複雑以外の何物でもない。
例え、相手が自分であることが嫌という訳でなく「していない」ことに安堵していると分かっていても。
(『あっ、でも…。キスは、してるんだよ…ね…?』)
(『そう…しちゃったんだよね、シャオ君と…。どんな…感じ、だったんだろ…』)
(…まあ、常に舌は挿れられてた気がするな)

176 :
恐らく、現実はマリーの想像しているものとは大いに掛け離れているに違いなかった。
本当のことを話せば、落ち込むどころではなくなってしまうであろうことは容易に想像がつく。
しかし何も知らないマリーは、再びドキドキと高鳴る胸を押さえて俯いていた。
「あ…、シャオ…君…」
「何だ?」
マリーは頬を染め、上目遣いにシャオを見上げている。
先程と同じように視線を左右に彷徨わせた後、意を決した様子で小さく深呼吸をしていた。
「あ、その…。ごめんなさい…!いきなり、そんなこと…しちゃって…!」
「いや…」
「私、何も覚えてないけど、でも…っ!そんなの…、誰だって、嫌だと思うし…!」
「……」
「だから…、その、あの…っ。本当に…、ごめん…な、さ…」
瞳の端に滲んだ涙は、今にも溢れて流れ落ちそうだった。
混乱して、自分で何を言っているのかも分からなくなっているらしい。
そんなマリーを前に、シャオは思わず溜息を吐く。
そしてマリーはそんなシャオを見て、涙目のまま身体を強張らせていた。
「…一つ、言ってもいいか?」
「あ…、うん、はい…」
「俺は、嫌じゃなかったから」
「え…っ」
嫌じゃないどころか、本来ならば有り得ない事態に対して、感謝以外に何をしろと言うのか。
例え首をへし折られかけたとはいえ『マリーとキスをした』という事実に変わりはない。
おまけに「涙目でしおらしいところもまた可愛いマリー」が目の前に居るとなれば、
パンツも全裸も昨晩の性的暴行の数々も、喜んで水に流そうというものである。
そんなシャオの胸の内を知ることもなく、マリーは顔を真っ赤に染め上げてシャオを見つめていた。

177 :
「そ、そんな、あの…!?」
(『え、えっと!それって…、それって!?』)
ドキドキ、ドキドキと、うるさく鳴り響く自分の鼓動。
それが先程よりも大きく、早まっていることをマリーは知覚する。
自分を見つめ返すシャオの目から、視線を逸らすことも出来ない。
「マリーだから、嫌じゃなかったよ」
「………!!!」
ドクン、と一際大きな鼓動が響き、マリーは反射的に自分の胸元を掴んでいた。
顔どころか、耳まで真っ赤にして俯くマリー。
ベッドの上に座り込んだまま、シーツを握り締めては離しを繰り返している。
時折シャオを見上げては、すぐさま俯いてシーツを弄んでいた。
「あの、それ、どういう…!?」
「…分からないか?」
「う…、あぅ…」
(『それって…、まさか、でも…、嘘…!?』)
(『やだ…もう、何で私、何も覚えてないんだろう…!?』)
「あ、あああ、あのっ…!私、本当に何も、覚えてなくてっ、だから…!」
「だから、気になるんだろ?」
「べ、別に…っ、そういう、訳じゃ…」
「…嘘だな。顔に出てるよ」
「あ…」
「マリーが覚えてなくても、俺は覚えてる」
「そ、その…」
「だから今度は、俺が…教えてやるよ」
そう言って、身を乗り出したシャオにシーツを握り締めていた手を取られる。
シャオの顔が近付き、マリーは咄嗟に身を引こうとした。
しかし取られた手はしっかりと掴まれており、マリーをその場から逃すまいとしていた。

178 :
「え、あの…シャオ君?」
手を取られ、マリーは身を引くことも出来ずにシャオを見上げていた。
赤く染まった顔は、どこか不安げな表情を浮かべている。
そしてベッドの上にぺたりと座り込み、ショートパンツから覗く白い脚をシャオの眼前に晒していた。
仲間ゆえの気安さ、そしてシャオのことを微塵も『男』だと意識していないがゆえの無防備な姿。
そんなマリーを前にして、シャオは無意識の内に握った手に力を込めていた。
「シャオ君、手…離して…?」
「………」
無言のまま自分を見据えているシャオに、マリーは不安を募らせる。
先程からドキドキと鳴り響く鼓動が、シャオにも伝わってはいないだろうか。
そんなことばかりが気になり、マリーは思わずシャオから視線を逸らしていた。
(『どうしよう…。シャオ君、何で…?』)
不安げに潤んだ瞳が、再びシャオを上目遣いに見つめている。
マリーに自覚ならばないのだろうが、その仕種はシャオを煽るには充分過ぎるものだった。
ぎしり、とベッドが音を立てて軋む。
シャオが再び身を乗り出して、間合いを詰めていた。
間近で瞳を覗き込まれ、マリーは咄嗟に身を引こうとする。
しかしシャオに肩を掴まれ、逃れることは出来なかった。
反射的に顔を上げ、シャオの顔が近いことに驚き慌てて俯いてしまう。
びくりと跳ねた肩を強引に引き寄せられ、身を捩って抵抗してはみたものの、力で敵う訳もない。
握られた指先と、掴まれた肩から伝わるシャオの体温はやけに熱かった。

179 :
「や…ッ…!」
顔を上げずとも、シャオが目前に居ることは嫌でも分かる。
上げたが最後、マリーにはシャオを拒むことが出来ないであろうことも。
自分の顔は、それこそ耳まで真っ赤になっているのだろう。
先程よりも一層激しくなった鼓動をどうにか鎮めようと、マリーはきつく胸元を握り締めていた。
俯いた視線の先にはタンクトップ姿のシャオの上半身があった。
見慣れているはずのその姿を、今のマリーは過剰に意識してしまう。
普段はフレデリカから「何でいつも中はタンクトップなのか」だの
「タンクトップだけはない」だの「三割増で老けて見える」だのと散々な言われようで
マリーもその意見には概ね同意していたのだが、今はそれが違って見えた。
(いつもカイル君達と修業してるよね…。やっぱりシャオ君も…男の人、なんだ…)
自分とは明らかに違う、日々の修業で鍛えられた身体。そして自分の指や肩を掴む手の力強さ。
普段のシャオからは考えられない強引さに、マリーの鼓動も三割増で激しくなっていた。
「…マリー」
「あ…っ、う、うん…」
耳元とまではいかずとも、至近距離で囁かれて背筋にぞくりとしたものが走る。
どうしても顔を上げることが出来ず、マリーは更に深く俯いてしまっていた。
「…そんなに嫌か?」
「そっ、そういう訳じゃないんだけど…っ」
(『やだ私、何言ってるんだろう…!?』)

180 :
この場から逃れたいのなら、嫌だと言い切ってしまえば良かったのに。
何故かマリーは、そう言って拒むことが出来なかった。
「だって…。こういうのは、違うと…思う、の…」
「違う?」
「あの、その、好きな人と…するものじゃ、ない…かな」
「……………。」
それは要するに自分のことは好きではないと言っているのかと。
というか人の首をへし折ろうとした揚句にキスしてきた人間の言い草なのかと。
二重の意味でツッコミたくなったが、それも出来ずに沈黙していると再びマリーの思念が飛び込んできた。
(『あ…、でも私、シャオ君とキスしたんだ…よね?』)
(『ということは…、私、もしかして、シャオ君のこと…!?』)
実際のところは、酔った勢いによるものである。
そして現在の「ドキドキ」の正体も、動揺と吊橋効果による勘違いが大半であった。
しかし元来思い込みの激しいマリーは、それを違った方向に解釈してしまったりしく。
(『シャオ君のこと、好きだったの…!?どうしよう、全然気付かなかった…!!』)
全く違う方向から、見当違いな結論を導き出していたのだった。
勿論のことながら、そもそもそんな感情はなかったのだから気付かなくて当然である。
しかし思い込みの激しい乙女という生物は、一度結論を出してしまうとそうとしか考えられなくなってしまうのであった。

181 :
(規制引っ掛かってるみたいなんで途切れたらすいませんorz)

「………………。」
そしてこれまた当然のことながら、マリーがシャオのことを微塵も意識していなかったことについては
これまでの10年間の経験と思念から、シャオは身をもって思い知らされていた。
いくら誤解とはいえ、こんな好機は二度と訪れはしないだろう。
どう活用したものかとシャオが考えあぐねていると、マリーは伏せていた顔をゆっくりと上げていた。
「シャオ君…」
「あ、ああ」
先程とは違い、やけに艶を帯びた瞳がシャオを見上げている。
そんな蠱惑的な表情をしたマリーに、シャオは思わずどきりとさせられていた。
そしてまた、マリーの思念が飛び込んでくる。

(『シャオ君となら…いい、かな…』)
(…!!!)

ドキドキ。
ドキドキ。
ドルキドルキ。
ドキドキ。
室内に、響くわけもない二人の鼓動が響き渡っているかのような錯覚さえ覚える。
いつの間にか二人は互いのことしか考えられなくなっていた。
今の二人には、言葉など不要なものだった。
シャオが再びマリーの肩を引き寄せると、マリーはそっと目を閉じる。
顔を寄せ、唇が触れ合いそうになったところで。
シャオは扉の方向から、異様なプレッシャーを感じ取っていた。

182 :
「むがーーーッ!!!」

−ドゴッ!!

耳慣れた声と、その主による耳慣れた鈍い音が響き渡る。
シャオが音のする方向を振り向くと、そこにはカイル達の姿があった。
「離しなさいよバカ!!」
「あっ、コラ!暴れんなよ!!」
「もー、何やってるんですかカイル君!ちゃんと押さえてて下さいよー」
「悪りぃ悪りぃ。ほら、暴れたら駄目だろフー?いいところで邪魔すんなよな」
真っ赤な顔をしてじたばたと暴れようとしているフレデリカ。
そんなフレデリカを押さえ込んでいるカイル。
そして、何故かほっかむりをして陰からこちらを覗いているヴァン。
フレデリカが蹴飛ばした拍子にドアが開いてしまったらしいのだが、
カイルとヴァンはそれを気にする様子もなく、平然としていた。
「それよりっ!アンタさっきからどこ触ってんのよぉっ!」
「へ?」
きょとんとした顔をしたまま、視線を下げるカイル。
カイルの腕は、しっかりとフレデリカの身体を胸ごと押さえ込んでいた。
「どうかしたか?」
「どうかした、じゃないわよッ!胸、触らないで!!」
「はぁ?胸??この平たいのが?」
「な…ッ!?」
「残念だなァ、オレの定義じゃこれは胸とは言えねぇな。『胸のような残念な板』だろ」
「い、板ですって…!?」
「せめて挟めるようになってから出直してくるんだな」
「挟むって一体何をよ!!?」
「そんなもん言わなくたって分かるだろ?…何なら、オレが面倒見てやろうか?」
「あ…、やだッ、ちょっと…!?…ん…ッ、揉まないで…よぉ…!」

183 :
「もー、こんなところで公開セクハラは止めて下さいよカイル君。フレデリカさんもその気にならないで下さいね」
「なッ、なってないわよ!ただちょっと、カイルの触り方が…!」
「しっかし本当に揉み甲斐のねぇ胸してんなぁ」
「…やッ…、そこ、いじっちゃ、ダメ…!」
「はいはい、続きは別の機会にお願いします」
「えー、オレちょっとノッてきたんだけどなぁ」
「スレ違いならぬレス違いですよ。今はこちらに集中しましょう」
そして改めてシャオ達の方へと向き直るヴァン。
呆然としているシャオに向かって、ほっかむりは平然とこう言い放つ。

「そういう訳なので、ボク達のことは気にせず続きをどうぞ」
「出来るかーーーッ!!!」
シャオの怒号は、廊下にまで響き渡っていた。
息を荒げるシャオに対して、平然としているヴァン。
そんなヴァンに対し、シャオは怒りを抑え切れなくなっていた。
「大体、何でここに居るんだ!」
「俗世間で言うところの出歯亀というものでしょうか」
「そして何でそんなものを被ってるんだ!!」
「出歯亀といえばほっかむりが基本じゃないですか。ボクは形から入るタイプなんです」
「その悪趣味な柄は何だ!!!」
「出来れば唐草模様が良かったんですけれど、生憎手持ちがなくて。仕方がないので師匠に借りました」
「あー、それでそんな不気味な柄だったのか。イアンさん趣味悪りぃもんなぁ」
「そうですね、服の趣味だけはボクにも理解し難いです」
「フブキもとうとう諦めたわよね。いくら言っても直らないからって」
「そんなことは聞いてない!!」
シャオのツッコミに動じることもなく、呑気な会話を繰り広げている3人。
ふとカイルがシャオを見て、呆れたように盛大な溜息を吐いていた。

184 :
「しっかしまぁ…、何やってんだよ本当に。ヘタレはどこまで行ってもヘタレなんだなぁ」
「何だと!?」
「だってそうだろ?これだけ時間使ってまだキスすらしてねぇじゃんかよ」
「いつ押し倒すかと楽しみにしていましたけど、いつまでもしなかったですしね」
「そうそう。オレなら今の間に押し倒して脱がせて挿れ」
「アンタの場合は手が早過ぎるのよッ!!」
「とりあえず一回は相手をイカせてるかなァ」
「そんなことも聞いてないわ!!」
「まあ、こんな感じでな?」
「…だからッ、ん、やぁ…!」
再び無遠慮にフレデリカの胸元へと手を伸ばすカイル。
フレデリカは拒むような素振りを見せつつ、カイルの指の動きに合わせて声を上げていた。
「ところで、さっきからずっと気になってたんですけど」
「ん?」
「どうしてフレデリカさんは、カイル君に胸を触らせても怒らないんですか?」
「そ、それは…」
「実はオレ達、そういう関係だからなァ」
「違うわよ馬鹿ッ!だ、だって『男の人に揉まれたら大きくなる』っていうし
誰でもなんて絶対ヤだけど、カイルなら大丈夫だからっ、それで…」
「それで、無駄な努力をしている訳ですか」
「無駄じゃないわよッ!!」
「そうそう、無駄だと分かってても大胸筋矯正サポーター着けてんだよな?」
「大胸筋矯正サポーターじゃないわ!!ブラよッ!!!」

そして怒り狂いながら、カイルの手を押し退けて前へと出てくるフレデリカ。
あまりの事態に硬直したままのマリーを見据えると、指を突き付けて声高に叫んでいた。
「大体マリーもねぇっ、流されてんじゃないわよ!!」
「え、え…!?」
「だってそうでしょ!?途中から完全に『シャオ君ならいいかな…』ってカオしてたんだからッ!!」
「そ、そそそ、そんなことないよっ!!」
「してたの、完ッ全にしてたのよ!アタシ達が居なかったら、アンタ今頃処女奪われてたっておかしかないわよッ!!」

185 :
「…それは、どうだろうなァ?」
「ええ、何せシャオ君ですからねぇ?」
「どういう意味だよ!」
「そんなことはどうでもいいのッ!!」
フレデリカのあまりの剣幕に、全員が口をつぐんだ。
フレデリカは荒い息を吐きながら、意を決したかのように絶叫する。

「アタシとキスしたくせに、シャオなんかがいいっていうのー!!?」
「え」
「な」
「オイ、マジかよ!?」
「マリーさんってば、やりますねぇ♪」
「え、えええ、そんな…!?」
「何よ、アタシとのことは遊びだったっていうの!?アタシのこと、好きだって言ってたのに!!」
「そ、そういう意味じゃ…!しかもそれ、前に私が酔い潰れた時の話じゃないの!?」
「それだけじゃないのよ、それだけじゃないんだからッ!」
「指まで挿れたくせにーッ!!!」
涙目になり、ぜぇはぁと肩で息をしているフレデリカの放った一言に、その場に居た全員が硬直していた。
答えは間違っていないだろうと思いつつも「どこに!?」と言いたげな視線だけが交錯する。
そんな中、マリーが顔を青くしたり赤くしたりしながら肩を震わせていた。

186 :
「マリー?どうし」
「いやああああああああああああっ!!!」

−ぼきっ。

マリーの絶叫と共に、通算三度目の「嫌な音」が響き渡った。
フレデリカの爆弾発言により錯乱状態にあったマリーは「とにかくこの場から逃げたい」と思っていた。
そしてその結果、目前にあった「もの」を思い切り突き飛ばしていたのだった。
よりにもよって、絶対安静であるはずのシャオの首を。これ以上ないくらいに全力で。
テレキネシスを暴走させていなかったことだけが、せめてもの救いだろう。

「…ぅ…ぐぁ…」
「きゃあああああああ!!シャオ君ーッ!!!」
「駄目ですマリーさん!!動かさないで下さい!!」
「アタシ、弄ばれてたんだわーッ!!」
「フー、お前も落ち着けよ!!」
事情は違えど泣き喚く乙女二人の叫びがこだまする中、シャオは朦朧としていた。
首を襲う激痛に加えて、顔面を柔らかい何かで塞がれる。
それが自分を抱きかかえたマリーのおっぱいだとは気付かぬまま、シャオは完全に意識を失っていた。

187 :
以上。
バーストがストリームネタを一度でいいから使ってみたかったんですごめんなさい。
反省のために迷宮と航海行ってくる。

188 :
乙です!
結局シャオwwww

189 :
GJ!
バーストがストリームワラタww
つかカイル×フーも読みてぇ

190 :
亀でごめん
>>143 を頂こうと思ったけどマリーでやろうとしたらシャオの顔が浮かんでムカついたからフレデリカでいきます

191 :
「や……やったか?」←本当にやってた

「カイルさん、怪我してるとこ治しますよ」
「おぉサンキュ、とりあえず入ってきたヤツらは全員倒したみたいだな」
「おい、転送の準備はできている、早くしろ」
「……」
「フレデリカさんどうしたんですか?浮かない顔して」
(ババ様の位置からここまではかなり距離があるのにマリーはすごく慌てていた…、そして一番初めに気付くであろうシャオが一度も合流していない…)
(いる…!! 敵がもう一人…ッ!!)
「……マリー!!」
「えっ」
「あ」
「なんだフーのやつ、凄い剣幕で走っていったぞ」
「マリーさんは最初にババ様と一緒に避難したはずなんですけどねぇ」

フレデリカはすでに疲弊した体をむち打ち、マリーの部屋の前まで来ていた。何時も通りならばシャオはこの辺にいただろう
マリーの部屋の前に着いてすぐにフレデリカは血の匂いを感じとり、敵の存在を確信。
何の手がかりも無いためとりあえず血の匂いの濃い方へ走ることにした。

とぷん
「…ッ!? こいつ…壁から…?」
「き、君も可愛い、ね」
「はぁ?アンタ何言ってんの?」
「お、俺はヴィーゴ、芸術家。ま、前の子もいい、けど君も、いいな」
「前の…?」
「あ、あぁ、マリーって言う子。み、見失ってしまったが、君、知らない?」
「……」
「あ、あんなに壊したいと思った子は、は、初めてだ。き、きっと今までに無い作品が、できる」
「……た…」
「ん?」
「アンタだけは絶対す!!!!」
ゴッ
「!!!!」
とぷん
「また壁の中に…ッ!!」
(…壁ごと吹き飛ばす?そんなことしたらアタシ自身も…)
ガッ
「えっ?」
ふいに地面から伸びた手がフレデリカの細い両足首を強く掴む
「くっ、この…」
「潜航師・傀儡」
さらに天井から伸びた手が両手首を掴み、フレデリカの四肢を伸ばすように固定する
「こんなもの…焼き尽くし「し、白か。美しい、な」
「え、っきゃあ!!」
音もなく下から顔を出したヴィーゴがそのまま上を見上げると見えるのは当然無防備に広げられた脚の間。
フレデリカが必に抵抗するもライズのこもった腕力は思いの外力強く、ビクともしない
(集中…集中しなきゃ…)
フレデリカは羞恥心に耐えつつパイロキネシスの制御を試みる、しかし同時に自分の足首を掴んでいる手に違和感を感じた

192 :
ぬぷっ
「ッ!!! アッ…ッ、ッ!!」
ヴィーゴの指が足首に沈み、アキレス腱を直接撫でた
想像を絶する痛みに身体を反らし意識を手放しそうになり練りかけのパイロキネシスは解除されてしまう
その隙を見計らってヴィーゴ本体が背後に姿を表し、フレデリカの胸に手を伸ばした
「き、君ももう少し造型が良ければ、完成す、するのに」
「なっ…何を…ッ!!?」
ヴィーゴは無い胸を乱暴に揉み始めたがフレデリカが身体を震わせたのはそのためではない、ヴィーゴの指が再びアキレス腱を這ったからである
ただし今回は"普通"に。
しかし先ほどの激痛で感覚が過敏になっているフレデリカは、足首を撫でられただけで震え、呼吸が早くなっていった
問題はそれと同時に性的な行為を受けていることである
「あっ、ん、あぁ…っ」
フレデリカはまだそういった経験が無く、もちろん胸を揉まれただけで息を荒らげるほどの痴女ではない
身体の末端から伝わる感覚に恐怖し体が震えているだけであるが、しかし
(うそっ…アタシ、感じて…)
わからないからこその誤解である
ただ誤解と言うのは早計かもしれない。実際彼女の下半身は小刻みに震え、熱を持ってきていた
下半身に意識が集中しかけていた、その時
「アッ!!アァァァアッッッアあっッ!!!!」
ヴィーゴの指が手首の腱をほんの一瞬だけ直接撫でる
痛みというより体が焼ききれるような感触にフレデリカは天井を仰ぎ、全身を大きく痙攣させた
人間というものは限界を超える刺激が与えられると正気を保つために感覚を遮断しようとするものであり、同時に筋肉は弛緩してしまう
要するに、フレデリカは失禁していた
「っあ、はぁ…ぅ…」
「く、崩れた、造型が。元の方が美しかった、のに」
「…えっ、ぁ…やだ、あ」
後ろから抱きすくめるような形のヴィーゴ本体の手が下に移動しショーツの上から恥部をなぞる

193 :
口では拒絶しているが身体はようやく得られた刺激に、むしろ先の刺激よりも弱すぎる刺激にもどかしささえ感じていた
水分で柔らかくなった下着は容易に形を変えることができ、いつの間にかずらされた隙間から指が侵入し恥裂を刺激した
「あっ、ん…んぅ、やぁ…」
この異常な状況の中でももはやフレデリカの頭の中は性的な感覚しか受けつけていない
恥部を濡らしていた液体は次第に粘性のあるものと置き換わり、まだ微妙に未熟な部分に侵入しようとする指を拒もうとはしなかった
ヴィーゴの細長い指をやんわりと締め上げながらやがてある壁に到達した
悦楽に頭がポーっとしつつあったフレデリカはこれから起こるであろうことを理解して急に覚醒した
「やだッ!!やだやだやめて!!っお願い!!」
ぬちっ
確かに膜は貫通した感触、しかし膜が破れた感触はない
つまり
「あぁッ!!ん、なに、やぁっ!!」
ヴィーゴの指は処女膜を破らずに透過し、その奥の膣壁を擦っていた
未だに到達を許したことの無い部分を激しくつつかれているにも関わらずフレデリカの身心は確実に絶頂へと向かっていた
この時、下腹部にもう片方の腕の指が添えられたことにフレデリカは気付かない
その指の存在に気付いたのは既に手首付近まで体内に沈みこんだ後だった
その指が胎内の襞の感触を確認した後、ヴィーゴの腕は前後に振動を開始した
「アッ!!んッあ、あぁっ!!やぁァァァッッッッッっ!!!!!」
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
「石像として生きるのも悪くないかな、と思ってる」
一方その頃、ちょうどシャオの腰のあたりの床面が微妙に隆起していたが気付く者はいなかった

194 :
久しぶりに書いたから文面が酷いことになってごめん
「なんで指沈んでるのに触れんの?」とか「B5は破壊を求めるのになんで膜破んないの?」とかのツッコミは無しの方向で
完全に作者の趣味でした
最近のシャオ君の立ち位置が可哀想だったから救ってあげました
誰にも見つからない場所からフレデリカのえっちな思念読み取れるとか幸せ者め!!

195 :
GJ!!
ねちっこくてエロくて良かった!
B5さんの能力はおにゃのこ向けだなと再確認したぜ
それをシャオでやってしまうのが岩代クオリティなのか・・・
>最近のシャオ君の立ち位置が可哀想だったから救ってあげました
救ってねーだろwww噴いたわwww

196 :
フレデリカたん無能すぎワロタ
にしてもPSYREN史上初の女VS女の構図を潰したカブトは爆発しろ

197 :
まだこれからかもしれないじゃないか!
初っぱなは避けたカブトだが、実は回避予測は一人分が精一杯で、鎖がフーの色んなとこに巻き付いて触手展開、とか

198 :
私もネッカたんに鎖でシバかれたいです

199 :
俺はネッカたんに踏まれたいな。そして蔑んだ目で見下ろされたい。

200 :
今週の影響か×フーちゃんの組み合わせについてのレスを見かけるようになったな
このスレ的にはカブト×フーはあり?

201 :
エロパロスレは全てのカポーを応援しています
カブト爆発しろ

202 :
シャオの次はカブトがこのスレの犠牲者か…。

203 :
カブト関連のエロパロは1つもないからこれからもなしの方針でよろしく

204 :
承知した。
フーちゃんで何か書こうと思ってるから、出来たら持ってくる。
カブト×フーな流れだから、他の組み合わせは敬遠されるかと思ってたよ。

205 :
カイル×フーなら嬉しい。

206 :
カブト×フーも見てみたいけどな・・・・・・

207 :
職人が投下しづらくなるようなこというなって!カイフー、カブフー、シャオマリ、その他諸々どんなカプでも来いよ! どーんと受けとめてやるよ!

208 :
>>207の懐の広さに全俺が感動した!
カブフーで何か書けそうな気がしてきたんで今から書いてくる。
ところでノーパンのフーちゃんとかどう思う?

209 :
フーちゃんはパンツはいてないよ

210 :
今週の一ページ目とかノーパンだったな

211 :
フーちゃんがノーパン&美しすぎて濡れた
あと「ネッカたん脱衣キタコレwwww」とか思ってたらその後の言動で萎えた

212 :
カブトの能力ってマリーのおっぱい払いのけれんの?

213 :
それだとテレキネシスになるから無理っしょ。
あくまでも”脅威”なんだから
マリーにさわんなカブトてめぇ

214 :
ここで空気を読まずに投下してくよー。
〜今回の注意事項〜
・カブト×フーちゃん(予定)
・パンツ注意
・全裸注意
・黒レース注意
・パンツ注意
連投規制で途中で止まったらごめんなさい。

215 :
「ええええええー!!?」
「ご、ごめんなさいフーちゃん!!」
「じゃ、じゃあ、アタシのパンツはどうなってんの…!?」
「そ、それは…、その、一枚も…」
「なぁんですってえええええ!!?」
そして浴室には、フレデリカの悲痛な叫びが響き渡っていた。
事の発端は、マリーの親切心であった。
風呂に入ろうと着替えを取りに部屋へと戻ろうとしていたフレデリカに遭遇し
それならば自分が洗濯物を片付けるついでにフレデリカの分も一緒に持って行くからと
「フーちゃんは先にお風呂行ってていいよ。後で私も行くから一緒に入ろう?」と申し出たのだった。
面倒臭がりなフレデリカがこの申し出を断るはずもなく、フレデリカは何も持たずに浴室へと向かっていた。
しかしいくら待ってもマリーは現れず、訝しみながらも風呂から上がろうとしたところで。
血相を変えたマリーが、浴室へと飛び込んできたのだった。
そして半泣きのマリーの言葉を聞き、今度はフレデリカが青ざめる羽目になっていた。
「手違いでフーちゃんの洗濯物、洗った分も全部洗濯しちゃってるみたいで…!」

そして物語は、冒頭へと遡る。
ひとしきり大声を上げたフレデリカは、青ざめた顔で唇をわなわなと震わせていた。
全裸で仁王立ちのまま立ち尽くすフレデリカを、マリーはバスタオルで包んでやりながら言葉を続ける。
「洗濯が終わるにはまだかかりそうだったから、フーちゃんのお部屋に行って着替えを探してたんだけど…」
「………」
「あちこち探したんだけど、どうしてもパンツが見つからなくて…。フーちゃんのパンツ、どこにあるの!?」

216 :
「…いわよ」
「え?」
「ないわよ!パンツなら全部、今朝洗濯に出したんだからッ!」
「え、ええええ!?何でそんなに溜め込んでるの…!?」
「この前フブキにすっごく怒られたから、一週間に一回必ず洗濯物を持って行くようにしてるのよ!?」
「じゃ、じゃあ、パンツは…?」
「二週間分しかないわよ!それを一週間ごとに持って行ってるんだから!!」
「何でそんなローテーションなの!?」
「無駄のないローテーションじゃないの!!」
「そんなヘビーローテーション、聞いたことないよ!!?」
「うるさいッ!アンタなんかこうよ!そのおっぱい揉んでやるわーッ!!」
「何でそうなるの!!?…いやっ、駄目!そんな、強くしちゃいやぁ…!!」

「…ぐあッ!!」
「あ、悪りぃ!!顔面入っちまった!!」
「大丈夫だ…」
「避けると思ってたんだけどなー。うお、鼻血出てんじゃねーかよ!?」
「いや、これは違うんだ…」
「へ?」
組手の真っ最中にいきなり鼻血を噴き出したシャオに、カイルは首を傾げる。
シャオの表情はどこか恍惚としており、理由の分からないカイルの目には不気味に映ったことは言うまでもなかった。

「ううっ…。ひどいよフーちゃん…」
「おっぱいだけで済んだんだから、まだマシだと思いなさいよね!?」
「それより、タオルくらいは使ってよぉ…」
大騒ぎの後、何故かフレデリカは頑なに全裸を貫き通していた。
パンツがないから服を着ることが出来ないにせよ、せめてバスタオルくらいは身に着けてくれればいいのに。
理由は不明なのだが、フレデリカはバスタオルを身に着けることを極端に嫌っていた。
その為普段は女しか居ないからという理由で、入浴後にパンツ一丁で脱衣所を歩き回ることが多々あったのだが。
「あっ、やだ!ちょっと太ってるじゃないの!」
「フーちゃん!全裸で体重計に乗らないでええ!」
「だって、はいてないならいつもより軽くなると思わない?」
「せめて足は閉じてええええッ!!」

217 :
マリーの必な叫びを受け、渋々体重計から降りるフレデリカ。
ふとマリーが抱えている紙袋に気付き、指をさしつつ不思議そうな顔をしていた。
「ところで、何よそれ」
「こ、これは、替えのパンツをね…?一応、探してきたんだけど…」
「そんなのがあるなら早く出しなさいよッ!」
「あ…、でも…っ!」
渋るマリーの手から紙袋を奪い取り、フレデリカは中身をがさがさと漁り始める。
そして中から一枚のパンツを取り出すと、呆然とした表情を見せていた。
「…何これ」
「パ、パンツ…だよ…?」
フレデリカが手にしたパンツ。
それは青と白のストライプ地の、どう見ても男物のパンツであった。
「パンツはパンツでもステテコパンツじゃないのよッ!道具屋に売っても5Gの価値しかないヤツでしょ!?」
「宝箱の中身や、誰かの初期装備じゃないよ…?」
「そういう問題じゃないッ!」
「勿論新品未使用だし、それに、綿100%だよ?」
「そういう問題でもないわッ!!」
「千架さんが、ランさん用の予備のパンツ貸してくれたんだけど…」
「それをアタシに穿かせようっての!!?」
「…だから見せるの嫌だったのに…」
「百歩譲って穿いたにしても、こんなものスカートから丸見えじゃない!」
「み、見せパンとか…」
「こんな見せパンなんて、聞いたことないわよ!!」
「見えそうで見えない少し見えるパンツとか…」
「ラー油じゃないのよッ!しかもそれ結局見えてるじゃないの!!」
「あの…、他にもあるから、一応見てくれないかな…?」
「…分かったわよ。見てあげるわ、一応ね」
マリーが渋っていた理由をようやく理解したフレデリカは、紙袋から新たなパンツを取り出す。
純白のそれは、確かに女物ではあった。

218 :
「これならいいじゃない。…え?」
「………」
「…マリー。これ、子供用じゃないの…?」
「…女児用、だよ…?」
「だからそれは結局子供用なんでしょ!?クマのプリント入りパンツなんて嫌よ!」
「あっあっ、でも…!大きいお兄さんにはウケがいいんじゃないかな…?」
「アタシにとっては誰得よッ!!そもそもこんな小さいのじゃ、お尻も入らないじゃない!!」
「でも、それがいいっていうお兄さん達は多いんじゃないかな…?」
「だがそれがよくないわよ!!何よ、何なのよアンタ!!
何でさっきからアタシにマニアックなプレイをさせようとしてんの!?一体どこの回し者!!?」
「違うよ…、私だって少しは空気を読もうと思って…」
「その空気は読まなくていい空気だからッ!」
いつまでも全裸のフレデリカには言われたくないと思いながらも、怒鳴られて肩を落とすマリー。
まだ紙袋の中身が残っていることに気付いたフレデリカは、乱暴な手つきで最後の一枚を取り出す。
「な…ッ、な、何よこれはあああああああッ!!!」
「たまたまフブキさんを呼びに来たイアンさんが、貸してくれたんだけど…」
「イアンのパンツだってことくらい、見れば分かるわよッ!!ねぇ、これ何!?何で天狗柄なの!!?」
「あのね、とっておきの勝負パンツなんだって」
「一体何の勝負をするつもりなのよおおおおッ!!!」
「それはやっぱり、フブキさ」
「それをアタシに穿かせるつもりだっていうのおおおおおおッ!!?」

べち。べちっ。べちん。

フレデリカの怒号に続いて、床に何かを叩き付ける音が響く。
それは、激怒した全裸のフレデリカがパンツを床に投げ捨てた音だった。

219 :
「…で、アタシは結局どうすればいい訳?」
「今洗濯機に入ってるから、乾燥機使えば30分くらいで乾くと思うんだけど…」
「仕方ないわね、それなら待っても…」
「良かったら、私のパンツ貸すよ?」
「嫌よッ!アンタのパンツ、派手なんだから!!」
「ええ!?そんなことないよ??」
「派手よ!大人しそうなカオしてるくせに、下着だけは派手なんだからッ!」
「…きゃあっ!!?」
ずかずかとマリーに歩み寄り、マリーのショートパンツを遠慮なく引っ張るフレデリカ。
裾から中を覗くと、全裸のままで一際大きな声を上げていた。
「く、黒レースですってー!!?」
「あっ、あのね、これはっ!!」
「何これ、何なのよこれ!!ふしだらだわ!破廉恥だわッ!!」
「違う、違うのっ!これは、勝負パンツなのーッ!!!」

「…うわあッ!?」
「どうかしたのか?」
「どうかしてんのはお前の方だろ!?また鼻血噴いてんじゃねーよ!!」
「ああ、それは済まない」
「オレ顔面殴ってねぇよな?何もしてねぇよな??なら何でいきなり鼻血噴くんだよ!?」
「これは、その、不可抗力というもので」
「どうせマリーの思念でも読み取ったんだろ!つーか組手の最中に何やってんだよ!!」
「違うんだ、黒レースが勝負で」
「いいから鼻血拭けよッ!あーもう、今日は中止だ中止!!やってられっかよ!!!」
「………」
常日頃からマリーの思念を読み取り、ストーカーもとい見守っているシャオにとっては
例えカイルと組手の最中であろうとも、マリーの思念を読み取ることは雑作もない。
しかし「黒レースの勝負パンツ」となると、流石に話が違ってくる。
「黒レースの勝負パンツを身に纏ったマリー」の姿を脳内で補完しつつも、
シャオは無言のままで止む気配のない鼻血を拭っていた。

220 :
とりあえずここまで。
※カブト×フーちゃんの話(予定)です
ところでマリーみたいな娘が意外と下着だけは大胆だったらそれはそれで萌えるよね。
頭の中がパンツでいっぱいになってきたから、ちょっと頭冷やしてくるね。

221 :
マリー空気読みすぎワロタwGJ

222 :
GJ
ここからどうやってカブフーに持って行くか見物だな
にしてもシャオがいつも通りで安心した

223 :
GJ!
ニヤニヤが止まらないじゃないかどうしてくれるwww
クマパンツがいいww

224 :
マリー誰と勝負する気だったんだよ(萌)
とても良かったです!GJ
しかしカブトが出てくるとな・・・?
このシリーズ初かな、アゲ派と雨宮さん以外はドリフト組は

225 :
GJ!
あんな時代だし原点回帰で細長い布でいいと思うんだな
特にフーちゃんの褌姿みたいんだな

226 :
幻視(ヴィジョンズ)にGスポットが丸分かりになるものがあったっていいと思います。 byシャオ

227 :
マリーのおっぱいという"脅威"をフレデリカに注入すればだな…

228 :
>>227
胸囲か

229 :
>>215の続き投下してくよー
〜今回の注意事項〜
・カブト×フーちゃん(予定)
・黒マリー注意
・全裸注意
・ノーパン注意

230 :
「…で、勝負パンツってどういうことよ」
「あ、えーと、それ、は…」
不自然に視線を彷徨わせるマリーを前に、全裸のフレデリカの表情は一段と険しくなっていた。
文字通りパンツの到着を全裸で待機している訳なのだが、怒りに燃えている為か
風邪を引くどころか、寒がる素振りすら見せてはいない。
「アンタ、まさかアタシの知らない内に…!?シャオはまずあり得ないとして、相手は一体誰なのよ!?」
「シャオ君じゃないし、他の人でもないのっ!!」
「じゃあ何でそんなパンツ穿いてんのよ!『映像でお伝え出来ないのが残念です』な破壊力なのよ!?」
「人に見せるつもりじゃないもん!その、あの、気合いを入れる為に穿いてるのッ!!」
「気合い…?」
その一言で、フレデリカはとある結論に至る。
先程までの険しい表情は消え、全裸で腕組みをしてはしきりに頷いていた。
「アゲハが居るからってコトだったのね」
「………うん」
何度目のドリフトだったかはさておき、現在この根にはアゲハ達が滞在していた。
誰と闘って何がどうなったかもさておき、なんやかんやで数日後には元の"世界"へと帰還する予定である。
これまでの間に雨宮とマリーによる熾烈な女の闘いも繰り広げられていたことは、勿論言うまでもない。
「それなら、夜這いくらいしてみせなさいよ!それ、ブラも黒レースなんでしょ?」
「うん…。でも、そんなこと恥ずかしくて出来ないよ…」
「そんな下着まで着けて何言ってんのよ!ここは空気を読むところでしょ!?
そのおっぱいは何の為にあると思ってんのよッ!!今こそ一肌脱ぎなさい!!」
「…フーちゃんは脱ぎ過ぎだと思うんだけど」

231 :
マリーはそう呟きながら、先程フレデリカが投げ捨てたステテコパンツを拾って折り畳んでいた。
そんなマリーに対し、全裸でも恥ずかしいとは思っていないフレデリカは声を荒げる。
「そんなだから雨宮に先越されるのよッ!雨宮だって夜中にアゲハの部屋行ってるのに!!」
「………そう、なんだ」

−ピシッ

その時、フレデリカは大気に亀裂が入るような音を耳にしていた。
咄嗟に出た一言が巨大な地雷であったことを悟り、全裸で慌てふためく。
心なし室内の気温もぐっと下がったような気がして、僅かに身震いする。
「あッ、でもほら、単なる今後の打ち合わせかもしれないじゃ…ない…?」
「それなら別に夜中じゃなくてもいいよね?二人きりになる必要なんてないよね?
きっと二人で女盗賊の太ももプレイでもしてるんじゃないかなそうだよそうに違いないよ」
「ちょ…、マリー止めなさい!!パンツ引っ張るんじゃないわよッ!!」
マリーは不自然な笑顔を貼り付けたまま、女児用パンツを手にしていた。
折り畳もうとしていた指先はいつの間にか不穏な動きを見せており、
フレデリカが気付いた時には、マリーはパンツの端と端を掴んで引き千切らんばかりの勢いで引っ張り上げていた。
「うふふふふふ」
「止めなさいってば!クマが伸びて変形してるじゃないのッ!!」
「フーちゃんったら、何言ってるの?元からこうだったよ?」
「な訳ないでしょッ!!パンスト被った芸人みたいになってるじゃないのよーッ!!」
目の据わったマリーからパンツを奪い取ると、落ちていたパンツと一緒に紙袋の中へと放り込む。
急激に下がってしまった室温に再び身震いしながら、フレデリカは深い溜息を吐いていた。

232 :

「…いつまでも裸ってのも何だし、とりあえず服だけは着ておくわ」
「そうだね、その方がいいと思うよ爆発すればいいのに」
「……アタシ、部屋に戻っておくから。お風呂上がってからでいいから、パンツ持ってきてくれない?」
「いいよ、乾いたらすぐ持っていくね爆発すればいいのに」
「………ねぇ」
「なぁに?爆発すればいいのに」
「…………さっきからその語尾は何なのよ?」
「あのね、萌えキャラを目指そうかなと思って爆発しろ」
「嘘でしょ!絶対嘘でしょ!?そんな物騒で血生臭い萌えキャラなんて聞いたことないわよッ!!
アタシが悪かったわ!悪かったわよ!!」
「やだなあ、気にしなくていいのにあははははははははは」
フレデリカの叫びと、マリーの乾いた笑い声が浴室に響く。
そしてフレデリカは半ば涙目になりながら、マリーが用意していたパンツ以外の衣類を身に纏っていた。
「…やっぱりスースーして、落ち着かないわね…」
「でも見た目には分からないから大丈夫だと思うよ?」
「…なら、いいんだけど」
鏡の前に立ち、フレデリカはネグリジェ姿の自分を改めて確認する。
違和感と羞恥から頬が赤く染まってはいたが、湯上がりだと言えば特に不自然なこともない。
裾を摘んではしきりにめくれないかを気にしているフレデリカの背後から、下着姿のマリーが声をかける。
「そんなに気にしなくても大丈夫だよ。ほら、ノーパン健康法だと思えばいいんじゃないかな」
「…あれは確かノーパンで寝るんじゃなかった?」
「え、そうなの?私はてっきりノーパンでしゃぶしゃぶを食べるんだと思ってたけど…」
「…アンタ一体どこでそんなこと覚えたのよ…。しかもそれ、微妙に間違ってるわよ…」
「えーと、確か晴彦さんが教えてくれたと思うんだけど」
「あのバカ彦、マリーになんてこと教えてんのよ…ッ!」

233 :
「あっ、でもでも!ノーパン健康法が駄目なら、羞恥プレイの一環だと思えばいいんじゃないかな??」
「いいワケないでしょおおおお!?何でそんな知識ばっかり身につけてんのよ!!
ていうかアンタ意味分かって言ってるの!!?」
「確か、恥ずかしいことを気持ち良く感じるようになる高度な精神の鍛練法だよね?」
「やっぱり合ってるけど微妙に間違ってるわよッ!!!」
にこにこと微笑みながら、悪気なく性的な意味でマニアックな発言を連発するマリーにフレデリカの怒りは募る。
これがまたよりによって、黒レースの下着姿であるという点がマニアックさに拍車を掛けていた。
無邪気な笑顔とはアンバランスな黒レースの下着に包まれた、豊満なマリーの肢体。
それを前にして、フレデリカの怒りは更に募り暴発寸前にまで達していた。
「いい加減にしなさいよーッ!?何もかも反則過ぎるのよアンタはああああッ!!」
「え?どういうこと??」
「うるさーい!罰としてそのおっぱい揉ませなさいッ!そんなものがあるからいけないのよーッ!!」
「やだぁ、止めてえええっ!あっあっ、直に揉んじゃやだああああっ!!」

234 :

−ぶはっ

「うわッ!?」
「す、済まない…」
「…お前、まだ思念読み取ってるな?そうなんだな??」
「いや、その、これは、ノーパンが黒レースで」
「…なァ。今すぐトドメ刺してもいいか?」
「………………」
透視は出来なくとも、読み取った思念からその光景を妄想で補完するという芸当は
勿論シャオにとっては造作もないことである。
例えその代償としてカイルの意に満ち溢れた思念を向けられようとも
シャオは能力の発動と噴き出す鼻血を止めることは出来なかった。

「あーあもう…!やっぱり落ち着かないわ…」
ひとしきりマリーのおっぱいを揉みしだいた後、フレデリカはぶちぶちと文句を零しながらも廊下を歩いていた。
パンツ一枚穿いていないだけで、こうも落ち着かないとはそれこそ予想外の事態である。
「葉っぱ一枚あればいい」というのはあながち間違ってはいないのだろうか。
そんなことを考えながら、どこかぎこちなさを残した足取りで部屋へと向かっていた。

「あ」
「お?」

不意に、足がぴたりと止まる。
向かおうとしていたその先には、アゲハの仲間である霧崎カブトの姿があった。

235 :
今回はここまで。
本当にカブフーになるのかってツッコミ入りそうだけど大丈夫。
ファミ通の攻略本くらい大丈夫。
そんなことより、ここまで書いてからジャンプも単行本も手元にないことに気付いた件。
取り上げられた単行本取り戻す為に今から迷宮行ってくるね。

236 :
>>235
GJGJGJGJ!!
ツッコミたいとこ盛り沢山だけどあえていっこw
葉っぱ隊wwwwww
迷宮から無事の帰還を全裸待機!

237 :
アゲハ×マリー投下

238 :
二度目の「根」来訪。夜科アゲハが前回と同じ部屋で眠りにつこうとすると、突然ドアがノックされた。
ドアを開けてみるとそこにいたのはマリーだった。立ち話もなんだからと部屋に入れる。ドアを閉めた途端に、アゲハはマリーに抱きつかれ、そのままキスされる。アゲハは驚きのあまり固まってしまった。
「マ、マリー!?」
口を離されてアゲハはようやく我に返った。
「アゲハさぁん」
マリーは抱きついたまま顔を上げる。彼女の上気した顔と上目遣いはかなり危険な光景だった。
「アゲハさん、今日も、その・・・抱いてください」
「・・・え?」
あまりの展開の速さにかなり混乱していたアゲハだったが、混乱していた故に彼女に「抱いて欲しい」などという普通の男なら理性が吹き飛ぶような台詞に流される事なく、その違和感に気付く事が出来た。
「今日も?」
アゲハにはマリーと交わった記憶など無い。にもかかわらず、マリーはアゲハと関係した事があるような口ぶりで話している。
「・・・?嫌、ですか?」
不安そうなマリーの声を聞いてアゲハは千切れんばかりに首を振った。
「ごめん、いきなりすぎてぼーっとしちゃった。」
マリーのこんな申し出を断る男なんて女がいる奴か特殊な性癖の持ち主だけだろう。とアゲハは思った。
「初めての時も同じような反応してましたよね。アゲハさんが未来を変えたらもう会えなくなるかもしれないって話を聞いて、それでフブキさんとイアンさんみたいにアゲハさんとの子供が欲しいって言ったら、今みたいにぼーっとして」
(姉貴か!姉貴の影響か!!)
マリーはどうやら子供を作る事を前提にそういった行為をした経験があるらしく、しかも、その相手が童貞であるはずの自分であるというひたすらにおかしい状況に、アゲハの頭はすっかり麻痺してしまっていた。
(どういう事だ?なんか既成事実みたいに言われてるけど俺知らないうちに童貞卒業してた?えっと本当にヤルの?いやマリーなら大歓迎だけど・・・あれ?)
気が付くとアゲハはベッドに押し倒されていた。
「なんか逆じゃない?」
「いいじゃないですか・・・ん」
再びキスされる。それも今度は舌を口に入れる激しいキス。口が離れたとき銀色の糸が二人の間を伝った。
「大好きです。アゲハさん」その台詞とマリーのとろけるような表情を見てアゲハは浮かんだ疑問全てがどうでも良くなってしまった。

239 :
アゲハはマリーの上着を脱がし、むき出しになった胸を見遣る。予想より大きくなりすぎて服をくり抜くことになったという、見事な胸。
「触る・・・ぞ?」
アゲハの声に向き合う形になったマリーがこくりと頷く。
ベッドに座ったアゲハの足の上にマリーが腰掛ける体勢。
ももの上に少しマリーの体重を感じるが、さして重くはない。
手を伸ばして双丘に手を這わせると、ただでさえ赤い頬を更に赤くしてマリーが俯いた。
マリーの乳房は手の動きに合わせてじゃれつく小動物のように見えた。アゲハはその運動の弾力のある柔らかさに感動した。
脇腹に手を這わせるとくすぐったげにマリーが身体をよじった。
「私も・・・アゲハさんを・・・」
す、と伸びたマリーの手がアゲハのズボンの上から強張りに触れる。
撫でる指が快感を生んで、ぞくりとアゲハの背筋に走る。
最初はなぞるだけだったマリーの手は、次第に確かにさすりあげていく。
どこか執拗なまでに先端に刺激を与えられ、アゲハが腰を浮かせて制止した。
「ま、待て待てマリー!一端ストップ!」
「あ、はい・・・気持ちよく・・・なかったです・・・か?」
失敗しただろうか、という表情をして上目遣いに見遣るマリーから、アゲハは目を逸らす。
恥ずかしさにアゲハの口元が歪んだ。
「いや、その・・・良かったんだけどさ、出ちゃうから。」
口の端を歪め、人差し指で頬を掻いた。
そのアゲハの表情にマリーは一瞬ああ、という納得の表情をして、即座に顔を真っ赤にした。
「んじゃ、えっとまぁ、その・・・そろそろ、な。」
アゲハの意を悟って、はい・・・とマリーが腰を浮かした。

240 :
眼前の服にアゲハが手を伸ばし、ズボンを抜き取るとそこには白く、しなやかな脚が伸びる。
露出したショーツに指を伸ばすと、そこはじっとりと湿り気を帯びていた。
布越しの曖昧な快感にマリーが身体を震わせる。
「んっ・・・!」
人差し指を引っ掛け、布をずらして直接触れる。
暗い室内にくちゅ、と小さな水音が響いた。
「マリー・・・すげぇ濡れてる・・・」
頭の片隅で月並みな台詞だなぁ、と思うものの、痺れたかのように思考が働かない。
熱く濡れた襞をなぞるようにかき回すとくちくちと水音がする。
「ア、アゲハさん・・・っ、私だけじゃ、恥ずかしいです・・・っ」
恥ずかしさに耐えられなくなったか、今ではマリーは両手で顔を覆う。
その表情を伺い知る事はできないが、恐らく恥じらいに染まっているのだろう。
「あ、ああっ・・・そうだよなっ・・・」
思わず上ずった声を出し、アゲハも手早く自らの下半身をさらけ出す。
既にアゲハのものは興奮に反り返り、切れ目に露すら浮かんでいる。
「マリー、下着・・・脱がすぞ。」
そう声をかけるアゲハの声にもマリーはもはや反応すらできない。
拒まないのならいいのだろう、とアゲハは思って、下着の淵に手をかけた。
薄闇の中、下げられたほの白く見えるマリーのショーツとマリーの間に透明な糸が伸びる。
隠すべき場所を既に隠す術もなく、マリーは一糸纏わぬ姿になってしまう。
腰を抱き寄せ、マリーの秘部にあてがうと触れ合った粘膜同士がまたくちゅ、と音を立てた。
マリー自身の体重で身体は徐々に下がり、広がる粘膜がアゲハを受け入れる。
埋まるのは一瞬だ。躊躇う間もなく、ずぶり、と全て埋まってしまう。

241 :
「うあっ・・・マリーの中、すげぇ熱ぃ・・・」
きゅ、と熱く締め付ける感触にぞくりとアゲハが腰を震わせた。
きつく、だが柔らかい表現のしようもない感触がゆるゆると締め付けてアゲハが眉を寄せる。
するとぎゅう、と再びマリーに抱きしめられる。
耳元で僅かに聞こえるマリーの声。
「今日も私の事・・・愛して下さい」
「マリー・・・」
ちゅ、と再び口付けられる。
そんなマリーがたまらなく愛おしくなって、今度はアゲハから口付けた。
唇を離すとマリーが ん、と目を細めた。
「アゲハさん、今私の中で大きくなった・・・」
ふふ、と嬉しげに笑って、愛おしげに自らの腹部に手を添えた。
胎内のアゲハを慈しむかのように、撫で、ゆるゆるとマリーが腰を揺らす。
激しい動きではない。だがきゅうきゅうと抱擁するかのようなマリーの胎内にアゲハがうぐ、と呻いた。
既にアゲハは先程、マリーの手で達する寸前まで導かれている。
限界を感じて、アゲハが歯を食いしばり、言う。
「マリー、俺・・・もう・・・限界・・・」
「ん・・・そのまま、・・・中に・・・」
言葉の間にもマリーは腰の動きを止めない。
必の形相のアゲハをマリーが抱く。
「アゲハさんのを・・・私に・・・!」
「マリー、マリー、くぅっ・・・!」
びくり、と一瞬アゲハが背筋を硬直させた。
一瞬後にマリーは自らの中に広がる暖かな感触を感じた。
「アゲハさ・・・ん・・・!」

242 :
行為のあと、二人はしばらくぼんやりとしていた。
「アゲハさん」
ふとマリーが思い出したように訪ねる。
「赤ちゃん・・・名前考えてくれました?」
「え?」
それはアゲハにとっては初耳の約束。
「ご、ごめん」
ひとまず謝ると、
「なら、前に言った通り『アゲハ』にしますよ?」
恐らくアゲハがいつかいなくなることを想定した取り決めだろう。アゲハがこの世界にいた証を残すための。
思わぬ台詞にアゲハは思い切りうろたえた後、自分の子の名前をあれこれと考えることになった。
考えながらも、アゲハはこの崩壊した世界に新たな命がマリーに宿ることを心から願った。

243 :
以上です。
ネタ自体は結構前から浮かんでたんですが気が付いたらずいぶん時間が経ってました。
エロ書くのって難しい・・・。

244 :
どいつもこいつもGJすぐる!!

245 :
>>243
ぐっちょぶ! gj!! テラGJ!!!
マリー可愛すぎるよぉ ったく最高だぜ…
ttp://uproda11.2ch-library.com/244156MJQ/11244156.bmp

246 :
>>235>>243GJGJ
>>245GJ
ソバカスあればもっとGJ

247 :
いやっほうどっちもGJ!!
そういや未来改変ですでにデキてる未来に飛んじゃう可能性もあるんだよな
ワクワクしてきた

248 :
雨宮マダー?

249 :
マリーが…(レイプされてしまう…)

250 :
マリーが…(拉致されて新世代のタヴーを量産するための母胎にされてしまう…)

251 :
マリーが…(髪の毛みたいなやつに絡み付かれておっぱいやら太ももやら散々弄くられた後ショートパンツずらされて処女奪われちゃって悔しいでも感じちゃうビクンビクン)

252 :
マリー凌辱ルート入りました

253 :
【今週のアンケートについて】

6/7発売の今週号「週間少年ジャンプ27号」のアンケートハガキ裏面には大変重要な項目があります。
表面はいつも通りですが裏面に特徴があります。
「面白い漫画」「面白くない漫画」などストレートに意見を求めてきています。
サイレンの番号を書くのが推奨されるものと非推奨のものを下記に分けておきましたので参考にしてください。

強く推奨:A「毎週楽しみに読んでいる作品」、G「最近面白くなってきた作品」I「最近周囲でよく話題になる作品」
推奨:B「絵が一番好きな作品」、C「ストーリーが一番好きな作品」、F「とにかく絵が上手いと思う作品」
非推奨:D「ストーリーは好きだが絵柄は好きではない作品」、E「絵柄は好きだがストーリーは好きではない作品」
禁忌:H「最近読まなくなった漫画」

今週号のアンケートの締め切りは6/11必着です。遠方の方は早めの投函をお願いします。
ここでの結果が今後の会議に大きく影響すると予想されますので今週のアンケートは是非協力くださるようPSYRENファンの皆様にお願いします。

254 :
シャオさんは童貞を捨てる前に散ってしまったようです
性的にも人的にも

255 :
シャオが半端なせいでマリーが…

256 :
神刃×暴王マダー

257 :
久々に暴王の月を使って欲しい

258 :
「…ねえ、夜科」
「何だよ?」
「今日、何の日か知ってる?」
「今日…?」
いつものように雨宮の家を訪ね、買ってきた雑誌を眺めていたアゲハの手が止まる。
携帯を取り出して日付を確認してから疑問符を頭上に浮かべ、壁に掛けられたカレンダーに視線を送っていた。
「6月、7日…?」
「うん」
「………??」
「分からない?」
「あ、待て、答え言うなよ!?えーと、あれだ『かわいいコックさん』の日だろ!」
「違うわよ。しかもそれ、6月6日じゃないの」
「そうか、じゃあ『むち打ち治療の日』だろ!」
「………合ってるけど違うわよ」
「確か『む(6)ちうちをな(7)おそう』だからなんだぜ」
「そんな豆知識は要らないわよ。結局、分からない訳ね?」
「悪りい、マジで分からねぇ」
「誕生日」
「へ?」
「誕生日なの、私の」
「そう…だった、か…?」
「そうよ。ジャンプの付録にも書いてあったじゃない」
「いや、ジャンプならこの前姉キが廃品回収に出してたから」
「へー、そうなの」
(や、やべぇ…!されるかもしんねぇ…!!)
自分がいかに不用意な発言をしていたかに気付き、アゲハは慌てる。
部屋を見渡せば、壁に立てかけられた妖刀と雨宮自身から禍禍しい気配が迸っていた。
血の雨が降る前に、どうにかしてこの状況を打破しなければ。
そんな思いから、アゲハは異常なくらい不自然でぎこちない態度を取り始めていた。

259 :
「そ、それなら、さ」
「…何よ」
「ちょっと遅れちまうけど、週末にでも一緒にどっか行かねぇか?」
「忘れてたくせに…」
「だからさ、何か欲しいモンがあったら買ってやるよ。それが嫌なら映画とかカラオケでもいいし」
「…本当?」
「ああ」
少しだけむくれた顔をしながら、雨宮は抱き抱えたクッション顔を埋めてアゲハにちらちらと視線を送る。
その仕草自体は素直に可愛いと言って差し支えのないものだったが、
まるで愛想を振りまく猛禽類のようなその姿に、アゲハは本能的な恐怖を抱かずにはいられなかった。
「それなら私、欲しいものがあるんだけど」
「ああ、何でもいいぜ。俺に買える範囲ならよ」
「それは大丈夫よ、そんなに大したものでもないから」
「何だそりゃ。そんなモンでいいのか?」
「ええ。…その代わり、今すぐ欲しいんだけど」
「今すぐって…、この時間から出かける気かよ?」
「その必要はないわ」
「あ?」
ベッドに座り込んでいた雨宮が、おもむろに立ち上がる。
次の瞬間、アゲハの視界は衝撃と共にぐるりと回転していた。

ばしっ。ガツン。どさっ。

「…いッ、てええええーーッ!!オイ雨宮、いきなり何しやがるんだよ!!!」
「あら、ごめんなさい。テーブルの角に頭ぶつけさせちゃったみたいね」
「そこじゃねぇよ!いやフツーに痛いけど!!」
「じゃあ何よ」
「欲しいモンの話してんのに、何で俺の上に乗っかってんだ!どけよ!!」

260 :
恐らくライズを使ったのだろう。
いつの間にか押し倒されていたアゲハは、テーブルの角で強打した頭の痛みに顔をしかめていた。
そんなことはお構いなしとでも言いたげに、雨宮はアゲハの腹の上に跨がっていた。
その上で両脚を使い、太ももでアゲハの身体をがっちりと固定している。
アゲハは逃れることの出来ない、天国に見せかけた地獄のような状況に追い込まれていた。
「だって、今すぐくれるんでしょう?」
「何をだよ!この状況で、何をだよ!!」
「夜科」
「…ハイ?」
「夜科(の身体)を、ちょうだい?」
「いやちょっと待て。(の身体)って何だよ、(の身体)って」
「そこは含みというものよ。日本語って便利よね」
「それ絶対違うだろ」
アゲハの抗議は聞き流し、雨宮はアゲハの顔を覗き込むようにして覆い被さる。
逆光の中でアゲハを見据えるその瞳は間違いなく本気で、それが余計にアゲハの恐怖心を煽っていた。
雨宮はそれを知ってか知らずか、唇の端を笑みの形に吊り上げていた。
「夜科が、欲しいのよ。…いいでしょ?」
「…ちょ、おま…ッ!待てよ、頼むから!つーか、上下が逆だろうがよッ!」
「大丈夫よ、私は上でも問題ないから」
「俺は問題あるんだよッ!!」

261 :
貼り付けた笑みを浮かべたまま、アゲハの首筋を這い回るように指でなぞる雨宮。
アゲハを焦らし、煽るように指で責め立てながら、器用にアゲハの着ているシャツのボタンを外してしまっていた。
それだけでなく、いつの間にやら自身の着ているシャツのボタンも外しきっている。
はだけたシャツの奥から覗く白い肌と、形は良いが小ぶりな胸元にアゲハは目を奪われていた。
「今日は、私の誕生日なのよ?」
「ああ、そうだな。分かったからどいてくれよ」
「だったら、私のお願いは聞いてくれてもいいわよね?」
「内容にもよるだろうが!」
「ふーん…」

ちろり。

雨宮の赤い舌が、唇を舐める。そしてアゲハを見下ろすその瞳は氷のように冷めきっている。
今度こそ地雷を踏み付けたことに気付いたアゲハは、冷汗を流しながらも必に雨宮を制そうとしていた。
「待て、落ち着け雨宮。話せば分かる、そうだろ?」
「そうね、身体と身体で語り合うのよね。分かってるわ」
「全然分かってねぇだろそれはああああ!!!」
「大丈夫よ、心配しないで?」
「今この状況で、心配以外の何をしろってんだよ!!」
「もう二度とこんなことがないように、6月7日が何の日だったかを身体にたっぷりと教え込んであげるから」
「!!!」
「それじゃ…始めましょうか?」

…それから数時間に渡り、雨宮の部屋からアゲハの絶叫が響き渡っていたことは勿論言うまでもない。

262 :
以上、雨宮さん誕生日ネタでした。
3日も遅れちゃったけど、祝おうとする気持ちが大事だって偉い人が言ってた気がする。

263 :
>>262
乙!
できればその数時間の詳細を見たいぜ

264 :
>>262
便乗で小ネタが浮かんだので勝手ながら書かせて頂きます
紙袋を抱えた青年が二人、マンションの廊下を歩いていた
霧「あ〜もう。もっと早く教えてくれよ、今日がリトルバニーの誕生日だって」
頭にバンダナを巻いた青年が傍らの大柄な青年を仰ぎ見ながらこぼしている。
端から見れば、ひょろ長いバンダナの青年が体格も大きく髪を逆立てた青年に文句をつけるのは憚られそうだか、当の本人は苦笑を零すだけなので見た目よりも人は良いようだ。
飛「子供の頃から殆ど会って無かったんでうっかり……な」
それを聞くと、バンダナの青年は、性格はまともながらも何故か不憫なコイツの事だから、本当にうっかり忘れていたんだろうと納得する。
飛「ああ、そこだ」
つ、と大柄な青年朝河飛龍が指し示したドアを見ながら、バンダナの青年霧咲カブトは紙袋からクラッカーを取り出し、やたら派手な装飾の帽子を被る。
霧「じゃ、騒ぎますか」
自ら道化役に立候補して、楽しそうな表情を浮かべるカブトに、こいつなりに雨宮の事情を察して気を使っているのだろうと思い笑みを浮かべながら、呼び鈴に指を伸ばしたその時であった。

265 :
小ネタ続き
ダメイヤヤメテハインナイー
……聞き覚えが有る声だった。
と言うか確実に仲間の一人、何時も危機を切り抜ける先鋒になる男の声である。
飛「……………」
霧「……………」
ナニかがこの中で起こっている、石の様に固まり、じっとりとした汗を全身から噴出させながらもそれを理解した。
硬直から脱した飛龍がちらりとカブトの方に視線を送り、肘で軽く小突く。
飛「…………………………」
霧「…………………………」
どちらからともなく踵を返し、郵便受けに詫びの一文を添えたメッセージカードと共に紙袋から取り出したプレゼントを入れておく。
霧「……ファミレスでも……行くか」
飛「……そうだな」
明らかに襲われていた友人を、見捨てる形になったが。
あの場に踏み込めば馬に蹴られる所か明日の朝までには首と胴体が泣き別れをしている事が、幻視を使わずとも察せるのだからしょうがあるまい。
去り際に聞こえた鞭の音や、アッーという悲鳴を記憶から追い出しながら、哀れむべきか羨むべきか悩む二人の男はトボトボと暗い道を歩いて行った。

266 :
にぞこないのくせにマリーの胸に触りやがって
シャオ先生やっちゃってください
あ、もう先週やられてたか

267 :
よしなパパンやられて、よしな怒りでパワーアップか!?

268 :
これからマリーが拷問されるんだと考えると妄想が止まらないんだけどグロ系しか思い浮かばないやばい
・石像にするために色んな所にコンクリ流し込まれちゃうマリー
・有線トランスで頭弄くられるついでに色んな所に管差し込まれちゃうマリー
・セフィロト埋め込まれて色んな所から樹が生えてきちゃうマリー

269 :
俺もグロしか思い浮かばない
・シャイナにテレポートで無理やり極太バイブを挿れられるマリー
・ヴィーゴに体内を直接犯されるマリー

270 :
シャオがやっとまともな活躍したと思ったら…ちゃんと仕留めて下さいよー

271 :
カスシャオのせいでマリーが

272 :
シャオはわざとだな。拐われてクチュクチュされてるところを助けに行って生涯のオカズを目に焼き付ける作戦

273 :
>>272
何という策士
尊敬にあたいするわw

274 :
>>272
ギリギリまで物陰から愉しむ→さも今来たかのように登場し救出→責められて疼いちゃってもうダメ…お願い…なマリーを役得でいただいたりするわけですか

さすが変態紳士シャオ先輩

275 :
>>272
シャオは思考を読めるからマリーの痴態を存分に楽しめるわけですな
スケベ宇宙皇帝シャオ様万歳!!

276 :
シャオ先輩達、自作自演乙です。
>>215
>>230の続きを投下してくよ。カブト×フーちゃん(予定)だよ。
〜これまでのあらすじ〜
・ノーパンなう

277 :
お前らのせいでシャオが最低な奴にしか思えなくなった
ねシャオ
マリー生きて…マリーんだらサイレン7巻以外破り捨てる

278 :
カブトを前にして、フレデリカはその場で足を止めたままでいた。
そんなフレデリカに気付き、へらへらと笑いながらこちらへと向かってくるカブト。
そのいかにも軽薄そうな態度がどことなく気に食わず、フレデリカは頬を膨らませていた。
「何やってんだ?」
「お風呂、入ってたのよ」
「あ、オレもフロ入りてーなぁ。後で借りていいかな?」
「別に構わないけど…。こんな時間まで何やってたのよ」
「んーまぁ、ちょっとした特訓ってヤツ?」
「もしかして、イアンと?」
「そーそー。10年経ってるってのに相変わらず容赦なくて参ったぜ」
「へぇ、そうなの」
「ああ、そのくせアゲハの姉ちゃんが赤ん坊連れて来た途端一気にデレデレになってさぁ、邪魔だからって追い出されたんだよ」
「でしょうね、イアンってどうしようもない親バカだもの」
「…ふーん」
「…何よいきなり、変なカオしちゃって」
急にどこか気まずそうな表情で頬を掻き始めたカブトに、フレデリカは怪訝そうな顔を見せる。
カブトは気まずそうな、或いは照れたような表情を浮かべたまま、ぽつりと呟く。
「…いや、そういうカオで笑ったりするんだなぁと思ってさ」
「な…ッ!?」
予想外の言葉に、思わずフレデリカは顔を赤くする。
恐らくはイアン達のことを話している最中に、ふと笑みを浮かべでもしていたのだろう。
迂闊だった。そんな思いからか、フレデリカは苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべていた。
「あー、悪かったって。そこまでイヤそーなカオしなくてもいいだろ?えっと…、フー?」
「なッ、何でアンタにそんな、馴れ馴れしい呼び方されなきゃなんないのよッ!このヘタレ!!」
「あれ、名前間違ってた?マリーちゃんが呼んでたからてっきり」
「そういう問題じゃないッ!」
「あ、じゃあ呼び捨てじゃなくてフーちゃんって呼べばいいのかよ?」
「それはもっと駄目ッ!!」

279 :
『マリー以外の人間には、その呼び方は絶対許さないんだから』
そう口走りそうになり、フレデリカは思わず口を噤む。
何でそんなことまで、この男に教える必要があるのか。
所詮は『他所者』のクセに。
そこまで考えて、フレデリカは咄嗟に出たそんな自分の考えを振り払う。
『家族』以外の存在を排他しようとする、悪い癖だ。
(こんなだからアタシは、いつまでたっても子供だなんて言われちゃうのかしら…)
以前カイルに言われた一言が、今更ながら胸に突き刺さっていた。
カブトから目は逸らしたまま、誤魔化すように言葉を続ける。
「…アタシの名前、知らない?」
「あー、んー、前に聞いたかもしんねーけど…。皆フーって呼んでたから、そうなんだと思っててさ」
「フレデリカ」
「へ?」
「アタシの名前。教えてあげたんだから、絶対忘れるんじゃないわよ」
「分かってるって。で、結局何て呼べばいーんだよ?」
「…フレデリカでいいわよ。特別に許してあげるわ」
「オッケー、ならオレのこともカブトって呼んでくれよ。いつまでもヘタレ呼ばわりは勘弁だぜ?」
「…分かったわよ」
この男、カブトと話しているとどうにも調子が狂う。
ただ話しているだけなのに、どうしてこんなに変な気分になってしまうのだろうか。
フレデリカは胸の奥から沸き上がる得体の知れない感情の正体が掴めず、
そんな自分の感情を探るかのように、無意識の内に胸元で手を握り締めていた。

「…ったく、今度からオレと組手する時はその白い方着るなよな」
「………」
一方その頃、カイルとシャオは連れ立って廊下を歩いていた。
シャオの服は胸元が血で汚れており、白い布地が赤く染まっていた。
真剣勝負さながらの組手か、或いはどこかの星将と一戦を交えたのではと思わせるものであったが、
残念なことにそれは「マリーの大胆な黒レースの勝負下着」という情報を妄想だけで補完した結果によるものであった。

280 :

「♪ふん、ふん、ふんころが〜し」
時を同じくして、風呂から上がったばかりのマリーも同じく廊下を歩いていた。
入浴してさっぱりした為か、上機嫌な様子で洗濯物を取りに向かっていた。
目的地が同じだったこともあり、偶然にも鉢合わせしたカイルに気付いてマリーは微笑む。
「あ、カイル君」
「マリーじゃねぇか、風呂か?」
「うん、カイル君達は組手?」
「ああ、ちょっと色々あってな。洗濯しに…」
「シャオ君っ!!どうしたの!?」
カイルが言い終わるより先に、血まみれのシャオに駆け寄るマリー。
シャオの顔と服とを交互に見比べた後、青ざめた顔を見せていた。
「こんなに血が…!今すぐヴァン君を呼ばないと!」
「大丈夫だ、もう止まってるから」
「いくらなんでも酷いじゃない!組手で本気出したら駄目だよ!?」
「いや、酷いのはシャオの頭っつーか…、寧ろオレの方が被害者なんだけど」
「カイル君は黙ってて!早く洗わないと、染みになっちゃう…!」
「マリー、僕は大丈夫だから」
「駄目だよ、ちゃんと手当てもしないと!」
何も知らないマリーは、カイルがシャオを手加減なく攻撃したものと思い込んでいるらしい。
シャオの出血を見ればそう誤解しても仕方ないのだが、事情が事情なだけに二人は微妙な表情を見せていた。
そんな微妙な空気にも気付かず、シャオに詰め寄るマリー。
シャオを見上げると、心配でたまらないといった表情を浮かべていた。
ところで、マリーは先程風呂から上がったばかりである。
その為Tシャツにショートパンツというラフな格好をしている。
言うまでもないことではあるが、湯上がりの女の子は非常にいい匂いがしたりもする。
言うまでもないことではあるが、湯上がりで上気した顔や生乾きの髪はどことなく色っぽかったりもする。
おまけに見上げているおかげで、Tシャツの隙間から鎖骨がちょっと覗いていたりもする。
そこに、先程得たばかりの「マリーは勝負パンツを着用している」という情報を加算する。
その結果得られる解答は「今もマリーは勝負パンツである」ということになる。

281 :
例えTシャツに阻まれていようとも、これらの情報を元に下着姿のマリーを想像することは、シャオにとっては造作もないことである。
寧ろそこから日々鍛え上げた妄想力でマリーのあんな姿やこんな姿を想像することこそが真骨頂だと言えた。
勿論鍛え上げているのは妄想力だけではないのだが、そんなことは正直どうでもよろしい。
そんなことも当然知る由もないマリーは、シャオを見上げたままこう呟いた。
「シャオ君、…大丈夫?」

−ぼたっ

「…え…!?」
突然頬に触れた生暖かい感触に驚き、マリーは指でそれに触れる。
そして血で汚れている指先を見て、驚きのあまり目を見開いていた。
シャオを見上げる為に顔を上げていたら、顔に血が付いた。
指先に向いていた視線を、恐る恐る再び上へと向ける。

「…シャ、シャオ君ーー!!一体どうしたの!!?」
「な、何でも…ないんだ…」
「何でもなくないよ!それ絶対普通じゃないよ!?もしかして、PSIの使い過ぎなんじゃ…!」
マリーの胸元を覗き、もといマリーを見下ろしていたシャオは再びおびただしい量の鼻血を噴いていた。
覆っている指の隙間からも血が溢れ、それが一層マリーを動揺させる。
「や、やっぱり、ヴァン君に…!」
「あーもう、ほっとけほっとけ。そういうのじゃねぇからさ」
「…カイルの言う通りだ。心配しないでくれ…」
「で、でも、でも…!」
「…強いて言うなら、離れてやるのが一番の親切かもな?」
「え??」

とどのつまり『百の妄想は一の生身にすら劣る』という話である。
そんな自分の『破壊力』を知る由もないマリーは、理解不能な状況に首を傾げることしか出来なかった。

282 :

(…やだ。アタシ、本当にどうしちゃったのかしら)
この男、カブトは単なるアゲハの仲間でしかないのに。
ただ廊下で他愛もない会話をしているだけなのに。
どうして自分は、こんなにも緊張しているのか。
そんなもやもやとした思いを抱えてつい俯いていると、不意にカブトが話を振ってきた。
「あ、そーいえばさ」
「…な、によ」
「この前から気になってたんだけど」
「うん」
「もっとちゃんと食った方がいいんじゃねーの?」
「よッ、余計な、お世話よッ!!なんでアンタにそんなこと、」
「だってさぁ、この間抱えた時すっげー軽かったから。
オレが抱えても全然平気だったから、相当軽いんだろうなと思ってさ」
「な…ッ!」
その言葉に、つい先日のことを反射的に思い出してしまう。
スカージと対決した時に、危機をカブトに助けられたことを。
しかも、しばらくの間抱きかかえられたままだったとあっては尚更である。
その時は状況が状況だったので全力でカブトに肘鉄を見舞った訳なのだが、
後にそれが、いわゆる「お姫さまだっこ」であったことに気付き、一人きりの部屋でのたうち回ったという事実は
カブトはもちろんのこと、仲間達どころかマリーでさえ知らないことであった。
その上再びアゲハ達が来訪した際に、カブトの姿を見て赤面してしまった挙句に
それを誤魔化そうと理不尽極まりない理屈をつけ、アゲハを蹴り飛ばしたのだった。

283 :
(何よもう、何なのよ…ッ!)
フレデリカの苛立ちは募る。
どうして自分が、目の前のいかにも軽薄そうなこの男にこうも翻弄されなくてはならないのか。
何も知らないのであろうその笑顔がどうにも腹立たしく、フレデリカは無意識の内にスカートの端を握り締めていた。
そんなフレデリカの様子に気付いたのか、カブトは怪訝そうな表情を見せていた。
「あ、もしかして怒った?ごめんな?」
「べ、べべべ別に、怒ってなんか、ないわよッ」
「そーか?何かイヤそーなカオしてるように見えたからさぁ」
「そ、そんなんじゃない、わよ…、ただ…」
「ただ?」
そこまで口にして、フレデリカはその先を言い淀んでいた。
今度カブトが訪れたら。
他に誰も居ない時があったら。
言おうと決めていたことが、あったのだ。
しかし、いざカブトを前にしてみると言葉が上手く出てこない。
いっそ言うまいかとも考えたが、以前アゲハに聞いたように『次も会えるかどうかは分からない』とあっては
今言わなければ次の機会は永遠に失われるかもしれないのだ。
フレデリカは、意を決した様子で目の前のカブトを見上げていた。

「そ、その、言い忘れてたこと、あるんだけど…!」
「へ?」
「あ、あの時…、助けてくれて…ありがと」
「あー、そんなの気にしなくていーのに」
「べッ、別に、アタシ一人でもあんなヤツ楽勝だったんだから!」
「それならいーじゃん」
「ただッ、一応お礼くらいは言っとこうかと思ったのよ…、それだけだから!」
「にゃはははは、わざわざありがとな」
「……ッ!!」
あっけらかんとした笑顔を見せるカブトに、フレデリカは火でも点されたかのように顔を赤く染めていた。
変だ。これは、絶対に変だ。
顔が熱い。真っ赤になっていることくらいは、嫌でも分かる。
さっきから胸がドキドキして、苦しくてそわそわしてどうにも落ち着かない。
戸惑うフレデリカに、カブトは軽薄そうな、それでいてどこか真剣さを覗かせた顔を見せる。
「これも、余計なお世話かもしんねーけど」
「……うん」
「もっと笑ったらいいと思うんだよな、可愛いのにもったいないじゃん」

284 :
「な」
何を、と言おうとしたのに言葉は喉の奥に引っ掛かってしまっていた。
「可愛い」という単語はマリーに向けて使われるものであって、自分に使われるものだとは思ってもみなかった。
自分に向けられる単語といえば「残念な胸」だとか「足癖が悪い」とかいうものばかりで、
だからこそフレデリカは、慣れない言葉に酷く動揺していた。
ちなみに、フレデリカが可愛くないと思われている訳ではない。
本人に向かって「可愛い」などと言おうものなら、逆ギレされた上に燃やされかねないから誰も口にしないだけである。
その為「貧乳はステータス派」や「むちむち太ももミニスカ派」の男性陣からは絶大な支持を得ていることや、
根の男性の間で秘密裏に開催されている「足で責められたい女性ランキング」において不動の一位を誇っていることを
当然のことながら、フレデリカは知る由もないのであった。
「………よ」
「ん?」
基本的に「可愛い女の子はみんな好き」で「女の子は褒めて口説く」がカブトの信条である。
口説くつもりはなくとも、女の子を褒めることはカブトにとって日常茶飯事のことであった。
そして「褒められて悪い気のする女の子はいない」というのが、カブトの経験則でもあった。
「余計なお世話よッ!この軟派野郎ッ!!!」
「ふべっ!!?」

−ドガッ!! 

次の瞬間、カブトはフレデリカに顎を蹴り上げられていた。
通常ならばこの理不尽な行為に対して文句のひとつも言うべきところなのだが、
何故かカブトは、驚愕した表情で目を見開いていた。
怒りと気恥ずかしさから顔を真っ赤にして、肩で息をしているフレデリカを見つめたまま口をぱくぱくさせている。

285 :
「お、おま、おま…ッ!!」
「何よさっきから!言いたいことがあるんなら、ハッキリ言いなさいよッ!」
「はいてない上に…、は え て な い だと…!?」
「あ」
カブトの言葉で、フレデリカは自分が今パンツを穿いていなかったことを思い出す。
やけに落ち着かなかったのも、異常なまでの緊張も、カブトの言葉だけが原因だった訳ではなかったのだ。
慌ててスカートを押さえ込んだものの、全ては手遅れであることは言うまでもない。
フレデリカは、俯いたまま肩を震わせていた。
そして地の底から響くような声で、ぼそりと呟く。

「…見たわね…?」
「いや、見たっつーか…!べ、別にノーパンは悪いことじゃねーと思うぜ?ちょっと特殊な趣味かもしんねーけど!」
「そんな趣味、ある訳ないでしょ…?」
「オレ、そういうのは気にしねーからさ!それにホラ、幼稚園児だってパンツはかないなんて話もあるくらいだし!」
「それは作者が違うじゃないの!この世界でも丸出しだった幼稚園児と、アタシが一緒だとでも言うつもり!?」
「そんなつもりじゃねーよ!何でそうなるんだよォ!!」
フレデリカの背後から、バチバチと火花が弾ける音がする。
そして背筋が凍り、冷汗が噴き出すのと同時に、カブトの背後からはヨヨが現れていた。
『オイ』
「な、何だよヨヨ!こんな時に!」
『コンナ時ダカラ出テ来タンダヨ。コノ”脅威”ハ、祓ワナクテイイノカ?』
「祓うったって…」
『見エテルンダロ?オマエノ身体、真ッ白ダゾ』
「分かってるって!」
『サッサトシナイト、コノママジャオマエ黒焦ゲニナルゾ』
「だからってこんなモン返したら大変なことになんだろ!?」
『オマエガ受ケタラ、モット大変ナコトニナルゾ”弱キ者”ナンダカラナ』
「それでも、とにかく駄目だっての!!」
ヨヨと押し問答をしている間にも、火花はバチバチと一層激しさを増している。
そして伏せた顔を僅かに上げてカブトを見据えるフレデリカの瞳は、爛々と燃え盛っていた。

286 :
「…さっきから何をゴチャゴチャ言ってんのよ」
「ちょっ、待てってば!頼むよ、なぁフレデリカ!」
「うるっさあああああーーーいッ!!!」
怒りに我を忘れたフレデリカは、勢いよく右手を振り上げる。
それと同時に、フレデリカの周囲からは激しい火炎が巻き起こっていた。

「…本当に良かったのかな」
「何がだよ?」
「シャオ君、置いてきて」
「もうほっとけって。洗濯するついでに洗濯機に頭突っ込んで煩悩洗い流すくらいでちょうどいいんだよ」
「煩悩?」
「あー、まぁ、色々な。こっちの話だよ」
「そうなんだ…」
一方その頃、カイルとマリーは並んで廊下を歩いていた。
血染めの服を洗濯する羽目になってしまったシャオのことは気がかりではあったのだが、
カイルだけでなく当のシャオからも手伝いは辞退されていたことと、フレデリカにパンツを届けなくてはならなかった為
マリーはカイルと共に部屋へと向かっていたのだった。

「…うわあああああーーッ!!」
「何だ、今の悲鳴!?」
「カブトさんの声じゃないかな…!?急ごう、カイル君!」
先日襲撃を受けたばかりということもあり、二人の顔には緊張が走る。
急いで角を曲がり、その先で繰り広げられていた光景を前に、二人は呆然と立ち尽くしていた。

−ボボボボボ…

廊下の真ん中で、フレデリカがサラマンドラを呼び出していた。
サラマンドラはカブトを捕えようと、両腕を広げている。
どうにかしてカブトは逃れようとしていたのだが、壁際へと追い詰められていた。
それはそれで十二分に問題のある光景であったのだが、マリー達を呆然とさせたのは別の問題であった。
サラマンドラを呼び出していたせいもあり、フレデリカの周囲も炎に包まれていた。
その為廊下には激しい熱風が巻き起こり、フレデリカの髪や服、そしてスカートが風に煽られていた。
熱風を受け、スカートは完全に捲れ上がっている。
炎の中からは、何も穿いていないフレデリカの白くて柔らかそうなお尻が見え隠れしていた。
「フーちゃあああん!!」
「な、何でフーのヤツ、パンツ穿いてねぇんだよ!?」

「どわああああああーーーッ!!!」

そして一際激しい炎がカブトに襲い掛かり、廊下にはカブトの絶叫が響き渡っていた。

287 :
以上。
カブト書くのがすっげぇ難しくて遅くなりましたごめんなさい。
カブフーっていうかむしろパンツだけど、それはもう仕方のないことだよね。

288 :

カブトはデリートスパイダーで記憶を消されろ

289 :
乙です
フーちゃんは生えていないんじゃなくて毛の色が薄いだけ!のはず…
あの年頃で毛無しってありえんの?
シャオはさっさと煩悩洗い流してくれw

290 :
>>287
GJ
ニヤニヤしたw
シャオは乾燥までしてもらえw

291 :
>>289
世の中にはパイパンというものがあってだな…
つー訳でフーちゃんは、はいてない&はえてない娘という設定なんだ。
これだけは絶対に譲れない。譲れない!!!

292 :
生えてたけど剃ったとかじゃないんだ?

293 :
今思ったんだけどフーちゃんが太ももで攻撃したらパンツ見えちゃうよね
どうするんだろう

294 :
太ももで攻撃!?

295 :
太ももで攻撃―――
それはあの人が使っていたと言われる桃源落としのことである

296 :
マリーーーーーー!!!!

297 :
今週のCカラーなんだがエロくないか?
2発やってしまったんだが、抜いたのは俺だけかな?

298 :
今週のCカラーなんだがエロくないか?
2発やってしまったんだが、抜いたのは俺だけかな?

299 :
エロいけどなんかちょっと風俗嬢ぽいよね

300 :
>>297 298
二回も書き込んでんじゃねえよおれも一発

301 :
>>300
安価の仕方も分かんねーのか

302 :
マリーを助けに行くって言ってた時のフーちゃんの目に涙があったのに萌えてしまった

303 :
今週のでシャオのへたれを容易に想像できる。

304 :
フーちゃんはマリーのためならなんでもしてくれそうで萌える

305 :
マリーの解放と引き換えに体を要求されるフーちゃん
プライドを保つために必に相手を罵倒するフーちゃん
だんだん気持ちよくなってくるけど認めないフーちゃん


最終的に快楽漬けにされて雌奴隷になってしまうフーちゃん

306 :
フーちゃんは口では否定するけど実はえっちぃのが好きな子なんだよ間違いない
ってシャオ先輩が言ってた

307 :
シャオ先輩は妄想ばっかりしてないでちゃんとトドメさしてください

308 :
>>305
俺がいる

309 :
今週のジャンプの表紙のアゲハの頭身おかしくね?

310 :
約5頭身だぜ

311 :
だよなおかしいよな

312 :
今思ったんだが、ここではフーちゃん派とマリー派どっちが多いんだ?
俺はフーちゃん派なんだが。

313 :
フーちゃんに全裸で一票

314 :
最初はマリー派だったけどここの影響でシャオ先輩が気になってしょーがない
今ではフーちゃん派です

315 :
半裸のカイルも気になるが、フーちゃんに一票ノシ

316 :
>>312
お嫁さんにするならマリー
セフレにするならフレデリカ
愛人にするなら雨宮さん

ってシャオ先輩が言ってた

317 :
安価ミス>>315

318 :
うわぁぁぁ安価違ったあああぁぁぁごめんなさいシャオ先輩いぃああぁぁお仕置きは、お仕置きだけは止めてくださあぁっあぁっなんで服脱いでんすかうわあぁあああぁぁぁあああ
ほら、前に頼まれたマリーの髪ゴムあげますから!!だから今回だけは…え?「俺のフーチがノヴァ状態」? 知りませんよそんなことうわあぁぁああっ
やめてっやめてくださいそんなあぁあっああ駄目ぇええ中は、中は駄目えぇえええぇぇっっ中で高密度バーストしちゃらめえぇあぁぁぁイルミナスフォージしちゃうぅぅああぁぁん!!!!!


……いつから幻覚を見せられていた…

319 :
分かったからおちけつww
それはそうと「俺のフーチがノヴァ状態」でリアルにいなりずし噴いたわwww
俺の晩飯返せwww

320 :
>>318おちつけw
お前のせいでサイレン扉絵に茶を吹いた。
しわしわぺりぺりの扉絵…泣きたいze

321 :
お前それ本当にお茶だけのせいか?

322 :
誰かフーちゃんかマリーの同人誌知らない?

323 :
すいか時計でググれ

324 :
>>310
六頭身はあるだろ

325 :
他スレで前にもあったが名前出すのはやめてやれ
レス内容が好意的であっても晒しと変わらん
同人誌発行したら2で晒されるとなれば
新規参入考えてる人も控えたくなる
教えてやりたきゃ虎の穴で探せって言えば済むだろ

326 :
それを言うならクリムゾンとかどうなるの

327 :
ホワイトフーチ!!
マリーの下着に残った薫りを嗅ぎとれ!!
くんかくんかハァハァ

328 :
クリムゾン先生は別格だろ…
そんなことよりシャオ先輩何やってんすか少しは自重してください

329 :
誰か俺にトランスしてフーちゃんを犯れる幻覚を見せてくれ。

330 :
>>329
シャオ先輩とヒリョーとガチムチ3Pする幻覚かけといた
次は>>333にマリーとフーちゃんと3Pする幻覚かけようかな

331 :
>>330のせいで>>329が泡噴いて失神しちまったぞ!(°°;))。。オロオロッ。。・・((;°°)

332 :
>>330
雨宮さんこんなところでVIPの真似したら駄目だよ雨宮さん

333 :
そしてちゃっかり>>333を頂く抜かりないシャオ先輩であった

334 :
シャオ先輩どうでした?今の感想をお願いします。

335 :
マリーはシャオに対してはドS(笑)なSsが見たいぃ     

336 :
保管庫になかった?
どのSSでもシャオ先輩の扱いひどい気もするけどね

337 :
ねえ、シャオ先輩今どんな気持ち?
ニヤニヤしながら幻覚を見て、その後現実を直視するのってどんな気持ち?
こんな所マリーが見たらどう思うんだろうね?
マリーやフーちゃんに申し訳ないと思わないの?ねえ?

338 :
そういえば最近誰もSSを投下してないな。
誰か、文才のない俺に代わって勇者になってくれ。

339 :
元々過疎スレだしなあ
職人が来るのを全裸待機するぜ

340 :
>>339の言う通りに気長に待とうか。

341 :
まずはsageようぜ

342 :
シャオ先輩の詰めが甘いから…フーちゃんまで泣かせて…責任とってくれるんですよね…?

343 :
シャオ先輩!マリーを助け出して責任とってください。

344 :
シャオ先輩!もちろん性的な意味での責任は取らなくていいです!

345 :
そこはアゲハ君が引き受けますので!

346 :
〜あらすじ〜
マリー奪還のため首都に潜入したアゲハたちを待っていたのは星将・シャイナだった。
昔の経験からアゲハたちを先に進ませたシャオだったがシャイナの奥の手「APが効かない六方転晶系」によって転送されてしまう。
捕らえられたシャオの目に写ったものはなんと全裸のマリーだった!
 
「あなたたちの探し物はこの娘ですか?」
「マリーッッ!!」
「ふふ、いくらあなたのAPが強力でもただの檻と手錠なら関係ないでしょう?」
「……クソッ!!」
「今すぐトランスで拷問しても良いのですが、やはり」
 
むにゅ
 
「ッ!!? なにを…」
「若い女にはこの手の拷問のほうが良いですね」
シャイナの手によってマリーの豊かな乳房は自在に形を変える。気絶はしているが与えられた刺激に応えるようにマリーの息は荒くなっていった
「ほう、これはなかなか…」
「やめろ…やめてくれ…」
「こんな簡単に濡れてしまうなんてはしたない娘ですね」
シャイナがマリーの恥部に手を伸ばすとくちゅくちゅと水っぽい音がシャオの耳を突いた
同時に「ん、…ぁ…」と抑えきれない喘ぎ声がマリーの口から漏れた
 
家族のようなマリーが汚されているにもかかわらず、シャオは冷静だった。
(なんだ…?この違和感は……)
シャオが感じたのは、小さな違和感。マリーが弄ばれる様子も何か別世界の出来事のような奇妙な感覚に襲われていた。
「こんなに濡れていたら楽に入りそうですね」
「……」
「もう観念したんですか?それともこんな状況で興奮しているのですか?」
(興奮…?)
シャイナのその言葉にシャオは正気を取り戻す
(――勃起!)
シャオの肉棒はかつてないほどに膨張していた。それはもう今にもズボンを破らんほどに。
そしてシャイナがマリーの操を奪わんとする瞬間、シャオは先の奇妙な感覚の正体を把握した。
(…いける! 今なら手を使わずともいける自信がある!)
「おい、シャイナ」
「……なんでしょう」
「お前の負けだ」
 
〜煽り文〜
シャオの射精(バースト)が、炸裂する!
 
 
ここまで妄想した。

347 :
いや、シャオ先輩負けてるよね?ダメダメだよね??
何にせよGJ。こんなシャオ先輩にはさらなるお仕置きが必要だな

348 :
見るだけで射精ってできること初めて知りました。あとGJ。

349 :
そんなシャオ先輩にはやっぱり…この変態!
あとGJ

350 :
シャオいい加減にしろよ。に底ないのクセしてまだ妄想してんのか
しっかりしろよこの中華…ハルヒコと同じ顔して何やってんだ
そんなんだからシャオ先輩とか言われるんだぞ

351 :
>>350の言う通り、もっとしっかりしてください。

352 :
>>350の言う通り、もっとしっかりしてください。

353 :
連レスすいません。ミスりました本当にごめんなさい。

354 :
いいからsageような。な?

355 :
今週号でシャオ先輩がマリーの心配しかしてしてなくて呆れたぜw
他にも連れ去られた人いるだろうが

356 :
シャオェ…

357 :
>>355
マリーを好きと言うのもあるが、特にマリーは
自分の失態で連れ去られたようなものだからじゃないか?
ババ様の事も考えて自分のせいと責めてたし
ババ様のベッドに四つん這いで乗るフーちゃんが可愛いすぎる
あのミニスカであんな事したら、後ろにいる奴全員見えてるだろ

358 :
>>357
同志よ確かにあのフーちゃんは可愛いかった。そのせいで俺の息子がライズ全開になってしまったではないか。

359 :
>>357
「失態」が「失禁」に見えた俺はもう駄目かもしれない

360 :
>>359
元からここには変態とシャオ先輩しか居ないから大丈夫だろ。
泣いてるフーちゃんにあんなことやこんなことをさせたいと思った俺ももう駄目かもしれんが。
ババ様本当にごめんなさい許して下さい。

361 :
>>358
次はバースト発射だな

362 :
シャーオシャーオシャオ ヘタレの子♪
未来のルートから やーってきた♪
シャーオシャーオシャオ ムッツリだ♪
変態ストーカーの 男のー子ー♪
ドーキドキ ハーァハァ マリーっていいな 見つめちゃお♪
ユーサユサ ボヨンボヨン おっぱいっていいな 鼻血出る♪
あの子をー見てるーとー フーチがー飛び出るよー♪
トランス バーストゥッッ トランス バーストゥッッ
だーけーどーもーマリーはー アゲハが好ーき♪
シャーオシャーオシャオ ヘタレの子♪
エロパロスレから やーってきた♪
シャーオシャーオシャオ ダメダメだ♪
扱いヒドすぎの 男のー子ー♪
某金魚の歌に乗せて
もっと良い表現が出来ればよかったが、これしか浮かばなかった。
シャオはもっと不幸になればいいと思う。

363 :
>>362
朝食を噴いてしまったじゃないか。
にしても歌という発想は無かったGJだぜ。

364 :
>>362
>トランス バーストゥッッ! トランス バーストゥッッ!
これはずるいwwwwwwww

365 :
シャオもマリーも報われない片思いと言う点では一緒なのにこの差は何だろ
雨宮さんにはいろんな意味で適わないからな

366 :
フーちゃんのパンツが見たいがために衝動的にエロパロに来てしまった
久しぶりだ
>>365
少なくともマリーは攻勢だぜ?

367 :
貧乳キチより素直巨乳の方がいいに決まってる

368 :
>>366
ここじゃノーパン扱いみたいだけどなww
久しぶりに来たんだ、一緒に362の歌でも歌おうぜwww
♪トランス バーストゥッッ! トランス バーストゥッッ!
やっぱここ反則すぎるwwwww

369 :
だからもうシャオスレでいいじゃん
次も間違いなくヘタレなネタ提供してくれるぜ?

370 :
シャオはマヂでんで欲しいな。
毎日こんなとこ通ってないで、修行してろよ
今のまましゃ勝てないんだから

371 :
シャオと雨宮してアゲハ×マリーで決まり

372 :
シャオ先輩がいくら熱心に通おうと、シャオ×マリーのエロSSなんて投下される訳もないんだから
いい加減あきらめて下さいよww
よくて妄想オチが関の山だろwww

373 :
>>372
言えてるかもしれない。保管庫のSSもほとんど妄想オチですからね。
シャオ先輩!妄想オナ頑張ってくださいww

374 :
たまにはヒリューさんのことも思い出してあげて下さい

375 :
シャオやヒリューみたいな屑イラネ

376 :
>>370-375
お前ら最高すぎるw
シャオくんはぬべきだった、致命傷と見せかけた矢先に
あれだったんじゃあ・・・な

377 :
カイルとフーちゃんのエロ話とか、今のシャオ先輩(笑)の流れで投下しちゃってもいいですかシャオ先輩。
もちろんシャオ先輩の活躍するシーンは…ありませんけど。

378 :
シャオからマリーの貞操を守るために自ら慰みとなるフーと
マリーへの募る想いの丈をフーの身体で紛らわせるシャオ
で誰か頼む


ギャグでも可

379 :
フーなんかマリーの身代わりにすらならないだろ
あんな貧乳でどうしろとw

380 :
>>379
後ろに気をつけろよ?
暑くなったら注意しろよ?
まあ事実だからしょうがn(ry

381 :
151 名前: ◆EizHb38XPU [sage] 投稿日:10/07/05(月) 00:55 ID:y7y4XxTo
小ネタ
・32ドベ5疾駆、黒子、メタ、PSY、スケ
・33巻頭ぬらり C動物園、リボ、ぬらり(番外編)

諸君、アンケの準備は良いか?

382 :
順位やばすぎる…
支援?ついでにカイル×フーちゃん投下


「…っく、…うぅ…!」
「……」
「…バ様、ババ様…ぁ!!」
深夜、とある一室でフレデリカのむせび泣く声が響いていた。
フレデリカはベッドの上で、カイルの胸に顔を埋めて泣き続けている。
そしてカイルは、フレデリカの身体を抱き寄せて宥めるようにその頭を撫でていた。
根は壊滅寸前、マリーは連れ去られ、エルモアはんでしまった。
皆の前では気丈に振る舞っていたが、想像を絶する事態の連続にフレデリカの精神はとうに限界を超えていた。
これまでならマリーが側でフレデリカを支えていたのだろうが、そのマリーも今はここには居ない。
それどころか攫われ、生命の危険に晒されている。
エルモアだけでなく、マリーも…。
考えてはならないことだからこそ、却って最悪の事態を想像せずにはいられない。
普段ならばマリー以外の誰かにそんな姿を見せることなど有り得ない。
そんな気丈さとプライドすらも失ってしまう程に、今のフレデリカは脆かった。
「うっ…、う…。ババ様…、ババ様ぁ…」
「………」
抱き寄せた身体は細く、力を入れれば折れてしまいそうなほどだった。
腕の中に収まったフレデリカの肩は、嗚咽と共に震えている。
カイルの服を掴み、頭を胸に埋めて泣き続けるフレデリカ。
その余りにも痛々しい姿に、カイルは無意識の内に眉間に皺を寄せていた。

383 :
「…っく、……」
「…少しは落ち着いたか?」
「………」
フレデリカは、無言のまま顔を離してカイルを見上げる。
言葉を口にしようとして唇を開いた拍子に、濡れた瞳からは再び一筋の涙が流れていた。
それを見て、カイルは苦笑いを見せながらフレデリカの頭に手を回して強引に抱き寄せる。
「んむっ」とフレデリカは驚きの声を上げたが、かといって拒む素振りも見せなかった。
カイルはフレデリカの背中と腰に腕を回し、しっかりと身体を抱きしめながら耳元で囁く。
「仕方ねぇな。今夜はフーの気の済むまで付き合ってやるよ」
「……」
フレデリカの指が、もどかしげにカイルの服の裾を掴み直す。
強引に抱き寄せられた頭はカイルの肩に預けられ、熱い吐息がカイルの首筋を撫でていた。
「……ばか」
「ん?嫌なら離してやろうか?」
「…そんなの、駄目に決まってるでしょ」
「ほいほい」
「…何がおかしいのよ」
「おかしくなんかねぇよ」
「なら、アタシがいいって言うまでこうしてなさいよ」
「分かってるって」
そしてしばらくの間、フレデリカはカイルに身体を預けていた。

384 :
「ねぇ、カイル」
「ん?」
いつの間にかフレデリカは身体を離し、カイルを見上げていた。
細い指が躊躇いがちにカイルの肩を掴み、フレデリカは目を伏せる。
「今だけで、いいから」
「ああ」
「何も…考えられないようにして」
「フー…、お前」
驚きを隠せないカイルを、フレデリカは上目遣いに見つめている。
フレデリカは唇を噛み、拒むことを許さないと言いたげな表情を浮かべていた。
「何言ってるか、分かってんのか?」
「分かってるわよ」
「でもなぁ…」
「…のよ」
「?」
「…怖い、のよ。だから…今だけでいいから、全部忘れさせてよ…」
「……」
カイルの手が、フレデリカの頬に伸びる。
「…いいのか?」
「いいわ。何度も同じこと、言わせないで」
「そっか」
事もなげな言葉と共に、カイルはフレデリカに唇を重ねていた。
そして身体を引き寄せ、重ねた唇の隙間から舌を差し込む。
フレデリカの唾液と涙の混じった液体が、舌と舌との間で絡み合っていた。

385 :
照明を落とした部屋に、カイルとフレデリカの一糸まとわぬ姿があった。
フレデリカはカイルに組み敷かれており、カイルが腰を振るたび水音が室内に響く。
「あ…ッ、あ!やああ…ッ!!」
ずちゅ、ずちゅっと音を立て、カイルの肉棒がフレデリカの膣を突き上げる。
脚を拡げさせられ、腰を抱え上げられた状態で奥深くを抉られる。
カイルに貫かれながら、フレデリカは喉を反らして声を上げていた。
「ふぁ、あ…っ!!やぁ、すごい、奥っ、当たって…!!」
「何だよ、もっと奥まで挿れて欲しいのか?」
「…え…?」
「だから、こうやってさ」
カイルはフレデリカの足首を掴むと、自分の肩へと脚を預けさせていた。
必然的に脚を大きく拡げる格好を取らされ、フレデリカは抗議の声を上げようとしていた。
しかしそれより先にカイルが肉棒を更に奥へと捩じ込む。
「………ッ!!!」
子宮の奥深くを抉られ、フレデリカの身体がびくんと跳ねる。
ぐぷっ、ぬぷんと絡み付くような音を立てながらカイルは腰を引き、再びフレデリカの膣を犯す。
結合部からはどろりとした愛液が溢れて白い肌を汚しており、秘唇がひくひくと物欲しげに震えていた。
「あ、あぁあああ…ッ!!いや、すご…い…!」
「本当、フーはナカが好きだよなぁ?」
「…だって、カイルのが、気持ち…いい、から…!はぁ、ん…ッ!!」
「そっか?じゃあこっちは要らねぇ?」
「…え、何…。ひっ、ああ、ああああッ!!」
カイルはフレデリカを貫いたまま、秘部へと指を伸ばす。
そして愛液にまみれ、先程までのピストンによる刺激で充血していた陰核に触れた。

386 :
「おっと、逃げんなよ?」
「…や…、ひぅ…んんッ!!」
突然の刺激に反射的に身体を引こうとしたフレデリカを、カイルは腰を掴んで抱え込む。
がっちりと下半身を拘束され、逃げ場を失ったフレデリカの身体。
カイルは笑みを浮かべると、再びフレデリカの陰核を指で弄び始めていた。
「んうッ、んんーッ!!やだ、やだあ、イヤああッ!!」
「何言ってんだよ。今日は『何も考えられなくなるくらい気持ち良くして』欲しいんだろ?
まだまだこれからだってのに、この程度で音上げてんじゃねぇぞ」
ちゅくちゅくと音を立てながら、カイルの指がフレデリカの陰核を責め立てる。
充血して膨らんだそれを愛撫されるだけでも、気が狂いそうな快感が全身を駆け回る程だというのに
それでは飽き足らないカイルの肉棒が、フレデリカの膣を奥深くまで貫いていた。
陰核を弄られ、熱を帯びて脈打つ肉棒に膣内を掻き回される。
ぐぷぐぷという音と共に容赦なく秘部を蹂躙され、フレデリカの脚は反射で跳ね
秘唇と下腹部はカイルが与える刺激に合わせて、結合部から愛液を溢れさせながらひくひくと震えていた。
ぐちゅぐちゅ。ぬぷっ。ずちゅっ。
「ひ…ぃ、あ、ああッ、んああああああッ…!!」
耳を覆いたくなるような卑猥な音が響く中で、絶頂が訪れる。
フレデリカは一際大きな悲鳴を上げながら達すると、糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ちる。
しかしカイルはそれを許さず、肉棒を引き抜くと達したばかりのフレデリカの膣を再び突き上げていた。

387 :
畳み掛けるような快感に襲われ、フレデリカはカイルにされるがままに貫かれながらも
シーツを掴み、頭を振って拒絶混じりの嬌声を上げる。
いつしか瞳の端からは、散々流していた悲哀の涙とは異なる涙が溢れ、頬やシーツを濡らしていた。
「もう、やだああ…!抜い…て、抜いて、よぉ…!!」
「…これだけしっかりオレの咥え込んでおいて、よくそんな事が言えるよなァ?」
「だって、アタシ…!今、んんッ、イッたからぁ…!!」
「フーはイッたけど、オレはまだなんだよ。まだ終わりじゃねぇって、言ったばかりだろ?」
「あぁッ、そこ、いじっちゃ、駄…目ぇ…!!」
抽送を続けながら、フレデリカの乳房を掴むように揉みしだくカイル。
平らに近い申し訳程度の膨らみを愛撫していると、その頂点にある乳首も刺激によって固くなり始めていた。
腰の動きはそのままに、カイルは顔をフレデリカの胸元に近付ける。
そして固く尖った乳首を指で弄りつつも音を立てて吸い上げると、フレデリカが一際高い声を上げた。
「あッ、はぁっ、イヤああ…!イクの、また、イッちゃう…ッ!!」
「…いいぜ、何度でもイカせてやるよ」
「ん…ッ、ふぁ、カイルぅ…」
どちらからともなく唇を重ね、音を立てて舌を絡め合う。
重なった唇からはフレデリカの甘い吐息が零れ、時折うわごとのようにカイルの名前を呼ぶ。
そしてカイルの背中と首に回されたフレデリカの細い腕は、まるで縋り付くようだった。
「カイル…、カイ、ル…ッ、あ、はぁ、ああああああ…ッ!!」
それから僅かの後、フレデリカは膣内に注ぎ込まれたカイルの精液を受け止めながら
全身を震わせて、神経すら焼き切れてしまいそうな程の強い絶頂を迎えていた。

388 :
「……ん?」
「ああ、起きたのか」
「カイ…ル?」
いつの間にか眠っていたらしい。フレデリカは瞬きをして、身体を起こそうとしていた。
既に服を着て、ベッドからも出ていたカイルの姿を捉え、フレデリカは小首を傾げる。
「まだ寝とけよ。明日は早いからな、寝坊すんなよ」
「カイル…は…?」
「…オレは、ちょっと身体動かしてくるよ。どーせシャオはもう起きてるだろうしさ」
「…って、まだ5時前…じゃないの」
「準備運動するにはちょうどいいだろ?…それとも何だ、一緒に寝て欲しいのか?」
「そ、そんな訳ないでしょ!?何言ってんのよッ!!」
「だよなぁ。イクだけイッて、勝手に一人で寝てたくらいだしな?」
「な……ッ!!」
慌てふためくフレデリカを眺めて笑いを噛みしながら、カイルはベッドに腰掛ける。
その拍子にベッドが軋んだ音を立て、思わず昨晩の激しい『行為』の数々を思い出したフレデリカは顔を赤くしていた。
「こんな時間からヤッたら、流石に後に響くからなぁ。我慢しろよ?」
「だから、そんなんじゃ」
「帰ってきたら、フーの気の済むまでいくらでも付き合ってやるからさ」
「…馬鹿ッ!」
思わずシーツで顔を覆い、フレデリカは俯いていた。
おまけにカイルに頭を撫でられ、羞恥心に拍車が掛かる。
「…もう、あんな激しいのはイヤよ!?」
「そうかぁ?すげえ良さそうに見えたけど」
「そんなことないわよッ!!!」
頭を撫でる手を振り払い、フレデリカはシーツごと頭を覆ってしまう。
そして、カイルには聞こえない小さな声で呟く。
「…もう、大丈夫よ。………ありがと」
まるでエルモアに誓うかのように、フレデリカは目を閉じてたった今口にしたその言葉を噛み締めていた。

389 :
泣いてるフーちゃんがたまらん可愛かったのでつい書いてしまいました。
フーちゃんこんな弱い子じゃないと思うけど、どうしてもエロいことさせたかったんだ…
あれなんか熱

390 :
>>389
分かるよ、確かに泣いているフーちゃんは可愛いかった。そしてそれをエロで表すとは、GJだぜ。

391 :
今週のジュナスとカプリコに萌えた
カプリコがもう少し大人だったらなあ

392 :
ジュナスとカプリコも確かにいい、ジュナスが淀みなく純粋にカプリコ好きそうで。
けど個人的には03号ことウラヌスが女だったらいいなって思い始めてる。
…望み薄って分かってはいるけど。

393 :
今週のアゲハと雨宮さ、
ノヴァの修得訓練が終わったら、出撃前夜にヤっちゃいそうじゃね?

394 :
今思ったんだが、W.I.S.Eの人達って性欲とかあるのか?

395 :
性欲どころか三大欲求すらなさそう
生殖機能も必要なさそうだし

396 :
しかしジュナスに限っては今夜は獣になりそうだ

397 :
快感は伝わるよな?

398 :
「まだ何もしない(す的な意味)」ってセリフを「まだ何もしていない(性的な意味)」だと勘違いして読んでたorz

399 :
それでいいと思う
マリーの事いろいろ知りたいってそういう意味に取れるよな

400 :
ウラヌスってブリーチのハリベルに似てないか?

401 :
かがり火は女だねよかったね

402 :
コートとマフラーの下は巨乳なのか

403 :
ウラヌスさんは巨乳より貧乳希望

404 :
つまりウラヌスたんはバーストするとおっぱい星人になるわけか
誰得だよ

405 :
サイレン世界でジュナスがカプリコを理子って呼んでたらもうデキてるってことか

406 :
ジュナス「心配するなお前(と俺の子供)を置いて俺はなない」

407 :
ここって今までワイズメインの話とかあったっけ?

408 :
>>407
かがり火さんは情報が少なすぎるしカプリコだとガチロリになっちゃうから前人未踏な分野ではある
未来を切り開くのは誰だ

409 :
ドルキ×タツオ
ヴィーゴ×マリー
あとネッカ炭とか

410 :
職人の投下を待つしかないな・・・
誰か投下してくれー

411 :
てす

412 :
>>409
ネッカ炭ってわざとか?w

413 :
何故、炭なんだ?

414 :
ジュナスさんがライズ全開でバーストするところを見てみたい。
>>413
多分フーちゃんとの勝負に負けて、炭みたいに黒焦げになったからだと思う。

415 :
というわけで
アビスが夜な夜な円光に勤しんでるの一つつけてくれ

416 :
かがり火たんは結局カラダ目当てだったのね(;ω;`)

417 :
今思ったんだけどシャオってあの位置ならいつでもフーちゃんのパンツ見えるよね

418 :
あの位置?
この位置
どんな位置

419 :
>>417あの位置ってどこだよw
あと、べるぜにゲスト出演してるのに今気づいた。

420 :
>>419 普通にイチャイチャしてたよな爆発しろ
最近SS無いよなー寂しい

421 :
フーちゃんの好きな体位は?

422 :
対面座位だな
ぎゅっと抱き締められながらするのが好きそう

423 :
有効!

424 :
バックでガンガン突かれるのも好きそうだな
激しく責められて泣きながらイッたりしてそう
そんなSSが読みたいです

425 :
効果!

426 :
なんか言葉にしにくいけど
まんぐり返し気味の正常位で身体密着させながらガツガツされるの好きそう
マリーは騎乗位一卓だよね!!

427 :
バックでガンガン突きながら揺れるおっぱいを鷲掴みにするのもなかなか

428 :
>>427それをシャオ先輩はいつも想像しているんだよな?おれもシャオ先輩みたいに想像力豊かな人間になりたいぜ。

429 :
アゲハにバックでガンガン突かれながら揺れるおっぱいを鷲掴みにされる
妄想に耽るマリーを読心して一人慰みに耽るシャオ

430 :
シャオ先輩…夢でぐらいイイ思いしたら、いいじゃないですか
現実は非情だけどもw

431 :
シャオ「夢なら何してもいいと聞いて」
 
 
 
「あっ、やッん、ぁあッ!!!」
ジュプジュプと音を立てながら俺の上でマリーが腰を降る度に豊満な胸が上下に揺れて悦楽に溺れる唇からは喘ぎ声が漏れる。
「ぁ!!んっ気持ち…い、んぅ!!」
「あぁ…いいよ、マリー…」
「ッんっ、しやッ、シャオ君ッ!!」
きちんと言えたご褒美と言わんばかりに腕を持ち上げて胸を乱暴に揉みしだく。固くしこった乳首が手のひらで擦れると律儀に反応を示してくれる。
胸に手を添えたまま体を起こし、下が抜けないように気を付けながらゆっくりと押し倒した。
暫し沈黙。荒い息のままきょとんとしているマリーの可愛い顔を堪能してから前触れもなくパンパンと音が立つほど激しく律動を開始した。
「あっ!!んぁ、はぁ、あんっ」「はっ、はっ、マリー、マリー!!」
「やぁあ、あっ、激し、ようっんッ!!」
付き合い始めのころはキツキツだった膣内も今では俺のものに調度良い狭さになり、まるで精子を欲しているかのように締め上げる。
何度シても飽きないその快感に、終わりは急に訪れた。
「ぅっ、マリー、そろそろ…」
「ぁん、いいよ…、中、に…あぁッ!!」
「あぁ、いくよ、いくよマリー!!」
「ん、きて…シャオく…、ぁっ、ああぁぁぁぁッッッッ!!!!!」

…………ふぅ

432 :
(´;ω;`)ブワッ

433 :
マリー「シャオ君…、変な顔してどうしたの…?」

434 :
フレデリカ「いつものアレよ。あー、寂しい夏よねー(笑)」

435 :
寂しい夜よね

そんなに寂しかったの?

ひゃっ!もうビンビンじゃない…

今回だけだからね、感謝しなさいよ!

わ…こんなに溜まってたのね…

あ、あの…なんていうか…

あなたを見てたら…アタシも…

……ふぅ

436 :
有効!

437 :
シャオ先輩もうやめてください…

438 :
てすと
カプリコのぱんつは熊さんアップリケ

439 :
流れを読まずにジュナス×カプリコ投下
甘めなので苦手な人はスルー推進でお願いします。

440 :
W.I.S.E首都、アストラルナーヴァ──────
その中心部の奥深くにあるとある一室。頑丈な扉と壁に覆われた特別な一室は第二星将・ジュナス個人に与えられた私室だ。
私室と言っても部屋の中は広く暗く、冷たい無機質な床と無数の柱があるだけだった。
イルミナを与えられた身体は休息を必要としない。
私室など無用のものであったが、この所の多忙さには流石のジュナスも疲弊し、私室で休息を取らざるをえなかった。
たまたま、ドルキの虫の居所が悪かったのだろう、現場作業用の禁人種を八つ当たりで大量にしてしまい
神経制御塔施工作業が予定よりも大幅に遅れ、第一星将・グラナに協力を仰ごうにもグラナは昼寝をしていて起きない。
グラナのテレキネシスがあれば神経制御塔の設置などカップラーメンを作るよりも早く出来てしまうのに、当人は全く協力する気が無い。
大イビキを掻いて寝ている第一星将の鼻の穴に毘沙門・礫でも突っ込んでやりたい所だが、
柱の影から氷の視線を浴びせるウラヌスに氷漬けされそうなので、とりあえず止めておいた。
事の顛末を弥勒に報告しようにも、弥勒は塔に引き篭もったまま何ヶ月も顔を見せず、毎日姉さん姉さんと呟く声が扉の向こうから
聞こえてくるだけで、取り合ってはくれないだろう。
とりあえず、シャイナにドルキを止めるよう命令をしておいたのだが、『貸しにしておきます☆』とドス黒いオーラを纏った笑顔を向けられ
一瞬背筋が粟立ったが、見なかった事にして私室へと向かった。
途中、床から頭を出していたヴィーゴを踏んだが気にも留めなかった。
ジュナスは私室に入るとスカージを含む配下の禁人種に人払いをさせ、ヘルメットを脱ぎ捨てて床の上にごろりと横になった。
冷たい床の感触は、グリゴリの研究室に居た頃を思わせる。
だが暖かなベッドを欲しいと思った事は一度もない。
両手足を投げ出して寝転び、ぼんやりと高い天井を見上げてるうちにうとうとと睡魔がジュナスを襲ってきた。
しんと静まり返った部屋の静けさが心地よい。
やっと一息つける。
──────だが、音もなく忍びこんできた『それ』が、ジュナスの休息を邪魔しにやってきたのだった。
「ど──────────ん♪」
「ぐぁっ!?」
どすん、と腹に重みがのしかかり、ジュナスが慌てて上体を起こすと眼前にスケッチブックが突き出される。
そして、スケッチブックの後ろからくりくりとしたつぶらな瞳がジュナスを見つめていた。
「…カプリコ…」
「見て見て見てジュナス!新しい禁人種のデザイン考えたの♪戦闘力に特化したタイプでー、手が沢山あってー、
 作業もできてー、爪が長いから背中がかゆくてもちゃんと自分で掻けるしー、実戦配備されるようになったら
 ジュナスの部隊に配属させようと思うんだけどどうかな?」
ジュナスの腹の上に馬乗りになり、得意げにスケッチブックを見せながら早口で説明する第六星将・カプリコに、ジュナスは大きな溜息をつく。
「…悪いが後にしてくれ。疲れているんだ」
「ねーねージュナス〜」
「…後で、な」
ジュナスが寝返りを打ち、上に跨っていたカプリコは振り落とされこてんと床に転がる。
「ジュナスってば〜」
「……」
呼んでも突付いてもジュナスは返事をしない。どうやら眠ってしまったようだ。
カプリコはむう、と頬を膨らませ、ジュナスの背中を睨んでいたがふと何かを思い立ったのか、
彼の方へとそろそろと近づいていく。
そして好奇心に目を輝かせながら、ジュナスの服へと手を伸ばした。

441 :
どのくらいの間眠っていたのだろうか。そう長い時間ではないはずだ。
グリゴリの研究施設にいた頃からの習慣か、ジュナスは深く眠る事はあまり無い。
意識がはっきりとするにつれ、ジュナスは何やら下半身に違和感を感じ、重い瞼を開き─────
…己が今置かれている状況に唖然とした。
「えっと…ここを刺激すれば…海綿体に血液が溜まって…内部の圧力が上昇するはずだから…こうでいいはずなんだけど…」
見れば、カプリコがジュナスの下半身の衣類を脱がし、何やら独り言を呟きながら彼の陰茎を両手で扱いていた。
「………!?」
「うーん…おかしいなー、大きくならない…刺激が足りないのかしら?そういう時は確か…」
カプリコは手にしたジュナスの男根を支え、口を開け顔を近づける。
「おい、何を…止せ、カプ…」

かぷっ。

「〜〜〜〜〜っっっ!!!!」
「ひゅなふー?ほひはー?」
ジュナスの男根に齧り付いたまま、カプリコが上目で彼を見上げにっこりと笑う。
己のしている行為に全く悪びれる様子はない。
毘沙門・叢はとても脆いんだ、大切に扱ってくれ…心の中で泣き叫びながらジュナスは下半身からカプリコを引き剥がした。
「…これは何のマネだ、理子…」
「んっとねー、ジュナスが元気なさそうだったから、元気にしてあげようと思って♪」
「こんなので元気になるわけないだろ…!」
「え、ならないの?」
カプリコはきょとん、と小首をかしげる。
「アタシがこうしてあげると、ジュナスが元気になるってグラナが言ってたよ?」
元気の意味が違う。
そんな事より子供に何を教えてんだあのオヤジ。
ジュナスはグラナのいつもの豪快な笑いを脳裏に浮かべながら額に青筋を浮かべた。
「それで、シャイナがやり方を教えてくれたんだけど…上手くできなかったみたい…やり方が悪いのかな?」
「………理子ッ!!」
何時になく強い口調のジュナスに、カプリコは目を見開き驚いた様子だったが、彼が怒っているのだと気づきしゅんとうなだれる。
静かな部屋に流れる、気まずい沈黙。
暫しの間、もじもじと膝の上で手を遊ばせていたカプリコだったが、俯いたままぽつりと呟く。
「ジュナス、元気なさそうだったし…最近ず───っと忙しくてちっともかまってくれないんだもん。だから、だから…」
最後は消え入りそうで聞き取れなかったが、彼女なりに心配をしていてくれたのだろう。
10年経ってもこの娘には敵わない。
小さな溜息をつくと、ジュナスは彼女の頭をぽんぽんと撫でる。
「…もう怒ってない?」
「ああ」
今にも泣き出しそうな顔をしていたカプリコが、満面の笑顔を見せジュナスに抱きついた。
本当に、この娘には敵わない。
ジュナスは苦笑いを浮かべながら、甘える彼女の頭を猫を撫でるように優しく撫でてやった。

442 :
「ねえジュナス」
ジュナスの膝の上に座っていたカプリコが、ふと彼を見上げる。彼の膝の上は、幼い頃からずっと彼女の特等席だ。
「…さっきの続き、しよ?」
ずる。
突拍子もない彼女の発言に、ジュナスは盛大に仰け反った。
「今度はもっと上手にやるから!」
思い切り勘違いをしているのだが、先ほどより随分と気合の入っているカプリコにどう説明するべきか。
「理子、自分が何を言っているのか解っているのか?」
「快楽を目的とした非生産的な生殖行為によるストレスコーピング」
「は?」
「ジュナスの勃起したペニスを私のヴァギナに挿入させる事で得られる快楽でジュナスを元気にしてあげるの」
─────駄目だ。やはり勘違いをしている。はやくカプリコを何とかしないと。
ジュナスは頭を抱えた。
「さ、横になって」
カプリコは再び彼の上に跨り、袖を巻くって気合をいれる。
彼女がそこまで気にかけてくれるのは、ジュナスにとって嫌な事ではない。
だが彼からしてみれば、カプリコは幼く、未だ『大切な友達1号』であって─────
「も〜!ジュナス〜!」
カプリコが身体を乗り出してジュナスの顔を覗き込む。
間近に迫る彼女の顔に、ジュナスは一瞬躊躇う。
つぶらな黒い瞳、それを彩る長い睫。ふっくらとした可愛らしい唇。
幼さを残しながらも少しだけ大人びた顔つきになったと思う。身長も随分と伸びた。
ガキだガキだと思っていたが、10年の月日はそれなりに彼女を成長させていたらしい。
「ジュナス」
そろそろ『大切な友達1号』は終わる頃なのかもしれない。
ジュナスは手を伸ばし、カプリコの頬に触れた。
そしてその手をそのまま下へと下ろしてカプリコの顎を捉えて固定すると、彼女の唇に己の唇を重ねた。

443 :
触れたカプリコの唇は温かくて柔らかかった。
思えば、人を切り捨てる事はあっても触れた事はなかったかもしれない。
ジュナスはそんな事を考えながら唇を離し、カプリコを見ると彼女は呆気に取られた表情のまま固まっていた。
「どうした?」
「…え、えっと…アタシがジュナスをげ、元気に…」
先ほどまでの勢いはどこへやら、顔を真っ赤にさせてうろたえるカプリコが可笑しくて、ふっとジュナスの口元が緩んだ。
「お前は何もしなくていい」
性に関する知識はジュナスも乏しかったが、それでも彼女よりは詳しい。
カプリコを胸元に抱き寄せて、再び上向かせて顎を固定すると、ジュナスはもう一度唇を重ねる。
今度は先ほどよりも長く、少し吸い付き、湿った軽い音を立てて離した。
そうして幾度か繰り返していた軽い口付けは、だんだんと深いものへと変わっていく。
「ん…っ…」
角度を変え、時折、カプリコの唇を食むように、何度も何度も重ね合わせる。
カプリコを顎を抑えていた手が彼女の頬を撫で、髪を撫で、優しく梳いてやる。
「…理子、口を開けろ」
「…う?……ん、んん……っ!」
ジュナスに言われた通りに少し口を開けると、彼の舌がカプリコの口の中に入ってきた。
驚いて身体を離そうにも頭をしっかりと抑えられ、口腔に入り込んだ彼の舌が口の中を蹂躙し、逃げようにも逃げられない。
カプリコの舌にジュナスの舌が絡みつき、そのぬるりとした感触に身体がぞわりと震えたが、不快ではなかった。
むしろ────
「は…、ふっ……あ…」
ジュナスの唇が離れると、二人の唇を一本の唾液が糸を引き、途切れた。
漸く解放されたカプリコはジュナスの腕の中にこてんと倒れ込んだ。
「なんかね、頭がぼーっとして変な感じ…ねえ、これでジュナスが元気になれるの?」
カプリコの問いには答えずに、ジュナスは彼女の背中から抱くようにして脚の間に座らせ
大きな球体のイヤリングを外そうと彼女の耳元にかかる髪を払いのけた途端、びくんとカプリコの身体が震えた。
「や、耳、くすぐったい…!」
指先がほんの少し触れた程度だったが、どうやら彼女は耳が相当弱いようだ。
「暴れたら取れないだろう」
「と、取んなくていいってばー!きゃ…!」
イヤリングを外し、耳元を指で軽く擽ると面白い程反応する。もう片方の耳の後ろに舌を這わせ、
ねっとりと舐めるとカプリコはぱたぱたと足をばたつかせて暴れた。
「…ひゃ…っ!やん…、そこ、ダメ…!くすぐったい…!」
カプリコの身体を抱き締めて押さえ、ぴちゃりと濡れた音を立てながら耳元に舌を這わせていく。
「ほ…んと…っ…そこ、や…っ…ぁ…、…はぁっ…、…あ…」
耳たぶを甘噛みし、舌で弄り、うなじに口付ける。何度も、何度も。
徐々にカプリコの抵抗が弱まっていき、彼女の吐息が荒くなっていく。
カプリコはどうやら相当感じやすい体質のようだ。
ジュナスは頃合を見計らい、カプリコを抱いていた手で彼女の上着の裾を捲った。

444 :
冷たくて硬い床に寝かせるのは少々可哀相な気もするが、ここにはベッドなどない。
何もないよりは多少マシかと思い、二人の脱いだ服を広げてカプリコを寝かせる。
薄い胸、華奢な手足、凹凸の少ない身体のライン。
発育途中のカプリコの身体は、まだ女というには程遠いものだった。
幼少の頃散々面倒を見てきたのだ。今更彼女の裸に欲情などするはずがない。ジュナスはそう思っていたのだが。
「ジュナス…、なんかね、さっきから変なの…ジュナスに触られるとお腹の奥がきゅーってして身体が熱い…」
「嫌か?」
ふるふるとカプリコが頭を振って否定する。
「変な感じだけど、嫌じゃない…ふわふわしていー気持ち…」
「…そうか」
蒸気して赤らんだ頬、とろんと蕩けて潤んだ瞳、濡れた唇。
嗜虐心と劣情が入り混じったような、複雑なものがジュナスの頭の中で渦巻く。
「…ジュナス…?」
カプリコの上に覆い被さると、不安そうに彼女が見上げてくる。
カプリコのつぶらな黒い瞳を見ていると、これから自分がしようとしている事に少しだけ罪悪感を感じてしまう。
ジュナスは片手で彼女の目を塞ぎ、目隠しをすると柔らかく口付けた。
「ん…、ぁ…っ…」
何度か唇に口付けた後、頬に、鼻先に、目元に、額に、顎にと顔中に何度も口付ける。
くすぐったそうに肩をすぼめるカプリコの手首を掴んで床に押さえつけ、ジュナスは白い喉元にも口付けた。
「ひゃ…、やぁん…っ…」
首元に唇を、舌を這わせ、時折吸い付いて痕をつけ、柔らかく歯を立てる。
鎖骨に幾つかの痕をつけ、ジュナスは身体を下へ下へとずらしていくと、彼女の胸に埋め込まれたイルミナが目が入る。
少女の身体に不釣合いなそれをなるべく見ないようにし、小さいながらも存在を主張するかのようにつんと立ち上がっている
乳首をぺろりと舐め上げると、カプリコが小さな悲鳴を上げた。
「…は……ぁん…っあ…はぁ……っあぁっ!」
乳房と呼ぶには頼りない胸の膨らみを柔らかく撫で、尖らせた舌先で淡く色づいた乳輪の形をなぞるように舐めてやる。
未成熟だが随分と感度が良いようで、ジュナスが触れる度に華奢な身体は快楽に震え、甘い吐息を漏らした。
片方の乳首を指で摘んで弾き、転がして弄りながらもう片方の乳首をぴちゃぴちゃと音を立てながら舐め、強く吸い付く。
「やぁ…っ…!ジュナス…、なんか、ぁ…っ…どんどん変に…、なっちゃう…んぁあっ…!」
頬を真っ赤に染め、いやいやと首を振るカプリコに、ジュナスは下腹部が熱くなっていくのを感じる。
急く心を何とか押さえながら、ジュナスはまだ恥毛の生えていない秘部へと手を伸ばした。

445 :
すっかり脱力しきったカプリコは、何の抵抗もなく膝を割らせ足を開き、ジュナスの前に秘部を晒した。
汗ばみしっとりと濡れたそこからは甘酸っぱい雌の香りがする。
「…アタシのここに、ジュナスのソレが入るんだよね…?」
カプリコが指挿した先、ジュナスの男根は形を変えてそそり立っていた。
「すごい、さっきのと全然違う…こんなになるんだー…」
珍しそうにジュナスの股間を繁々と眺めるカプリコの手を取って男根を触らせる。
「あまり乱暴に扱うな…もう歯は立てるなよ」
「うん」
カプリコはドクドクと熱く脈打つ感触に一瞬驚いたようだったが、両手で陰茎を包み
言われたようにそっと扱き、ぺろぺろと先端を舐め、心配そうにジュナスを見上げる。
ジュナスはよくできました、とでも言うように頭を撫でてやると、彼女は嬉しそうに笑って行為に没頭する。
「ん……んむ……ちゅ、…んん……」
愛撫と呼ぶには稚拙なものだが、それでも十分ジュナスの欲情を駆り立てるものだった。
ジュナスも手を伸ばし、硬さを残しながらも柔らかなカプリコの尻を撫で、その割れ目に沿って指を滑らせる。
「んんんっ……!」
その奥にある秘裂を何度か撫で擦ると、くちゅくちゅと湿った音がしてジュナスの指に愛液が絡んだ。
「理子、身体をこっちに向けろ」
「ふに?」
カプリコの身体を反転させ、仰向けに寝るジュナスの顔を跨いで四つん這いにさせる。
「ちょっと…やだ、こんな格好…!」
「いいからお前は続けてろ。歯は立てるな」
ジュナスの顔に向かって腰を突き出し、秘部を見せるのは流石の彼女も少々抵抗があるらしい。
それでも言われた通り、ジュナスへの愛撫を続けようとするが下腹部に走る甘い痺れに理性を掻き乱される。
「あぁ…っ…!や…!ジュナス…っ…!」
ジュナスはカプリコの秘部に顔を埋め、濡れて蕩ける膣口を舌で執拗に刺激し、溢れてくる愛液を
じゅるじゅると卑猥な音を立てて啜った。
「は…ぅん…っ!…あ、…ぁあ…っ…、あ…っ…」
カプリコは聞こえてくる卑猥な水音に耳を塞ぎたい所だが、身体は彼にもっと触れて欲しくて淫らに腰を揺らして悦ぶ。
「ちゅ…っ…おい、手が止まってるぞ」
排泄器官である後ろの穴を指でくりくりと円を描くように撫でながら、意地悪そうにジュナスが続きを促す。
「ダ…メぇ…っ…!おかしく、ぁあっ…なっちゃっ…、っ…で…っきな…んぁぁあああ…っ!」
彼女が言い終わらないうちに、ジュナスの中指が膣口の中に濡れた音を立てて潜りこんでいった。

446 :
ぬめった柔らかい肉壁がジュナスの指をきゅうきゅうと締め付けてくる。その動きに逆らうように指を動かし
濡れた音を立てながら膣内を蹂躙する。
「んあ…っ、ァ…あん…!ふぁあ…っ…は…ぁ…あぁん…っ」
ゆっくりと抜き挿ししていた指は二本に増え、膣の中でバラバラに動いてあちらこちらを擦る。
「ぁう…ん…、ぁ…、あ…っ…、あっ…、はぁっ…、あぁっ…、ジュ…ナスぅ……っ…」
空いていた手でカプリコの尻肉から太腿のラインを撫で、ぷくりと熟れた肉芽を舌先でつつくと、膣壁がぎゅうっと締まり
ジュナスの指を強く食い締めた。
「あぁんっ!…ジュナス…、そこぉ…っ…やぁ…っ…変なの…きちゃう…っ…!」
ジュナスは肉芽を舌で転がし、指の動きを速くしていく。膣口からは愛液が止め処なく溢れ、滴って落ちた。
「やぁぁあっ…!あっ…、ダメ…っ…ダメぇ…っ!あっ…、あっ…、あっ…、んぁ…っ…ああぁあぁ────…」
膣壁が強く収縮し、カプリコの身体が大きく震えて弓なりに反り、脱力してジュナスの上に倒れ込んだ。
どうやらイッてしまったらしい。
ひくひくと小刻みに収縮し余韻に浸る膣から指を引き抜くと、とろりと大量の愛液が溢れた。
ジュナスは濡れた自分の手を呆然と見ていたが、腹の上でぐったりとしているカプリコを床の上に寝かせる。
「ジュナス…?」
「入れるぞ、理子」
カプリコの膝裏を掴んで足を大きく開かせ、膣口に猛った自身を宛がうとゆっくりと侵入させていく。
「ぅあぁ…っ!」
それまでぼんやりと快楽の余韻に浸っていたカプリコだったが、秘部に感じる異物感に身体を強張らせる。
「…チッ…!力を抜け、理子…」
濡れてはいるものの、男を知らないカプリコの中はそう容易く侵入を許してはくれない。
「やっ…あっ…くぅ…ん…!」
やっとの事で先端だけ埋め込むと、ジュナスはカプリコの身体をしっかりと抱きしめてぐっと腰を押し進める。
「あっ…あっ…あぁあ…っ…!痛ぁ…っ」
「くっ…!」
カプリコがジュナスの首に腕を回してしがみつく。
拒もうとする最後の壁をこじ開けるように強く腰を押し付けると、何かが弾けた感触がした。
「……ッ…は……」
にちゃ、と鈍い音がして漸くカプリコの最奥まで入っていった。
「…お腹、熱い…アタシの中…ジュナスが…入ってる…」
彼女の中は相変わらずきついものの、温かい肉壁がジュナスをぴったりと包み込み気を許せば
果ててしまいそうだ。だがここでライズを使ったら情けない事この上ない。
「…ジュナス……気持ちいい…?」
頬を蒸気させ、苦しそうに眉根を寄せながらも、ジュナスを心配して見上げてくるカプリコが愛らしい。
もう少し彼女が落ち着くまで待っているつもりだったが、流石に限界だった。

447 :
「動くぞ、理子…!」
「え…ぁ…っんあぁっ…!」
ジュナスが腰を引き、先端近くまで抜けたかと思うと一気に奥まで挿入してくる。
緩急をつけながら何度も何度もジュナスはカプリコの中を擦り、小さな身体はがくがくと揺さぶられた。
「ふぁ、あ…っ…!ぁあっ…!ぁあ…っ…」
異物の侵入を拒んでいた膣内だったが、漸く慣れてきたのか、ジュナスの動きに合わせて収縮をし始める。
それまで苦しいだけだった下腹部から、ぞわりと甘い痺れがカプリコの背筋に走った。
「あっ…、あっ…、はぁっ…、あぁあっ…」
ジュナスの首に回していた手に力が入り、カプリコが彼の首元に歯を立てた。
「…ッ…どうした…?」
「さっきの…っ…変なのが…ぁ…っ…また、きちゃう…っ…頭、おかしくなっちゃう…っ…」
「…そうか」
ジュナスはカプリコの腕を外して寝かせると、柔らかく頭を撫でてやりながら口付ける。
「ん…っむ…っ…ん」
舌を絡ませ貪るように口付け合うと、含みきれなかった唾液がカプリコの顎に垂れた。
「…ジュナス…」
ジュナスは濡れたカプリコの唇を拭ってやり、もう一度軽く口付ける。
そして彼女の脚を肩に掛けて身体をくの字のように屈折させ、深く交わった。
「くぅ…っ…う…あぁん…っ…!」
縋るように伸びるカプリコの手を取り、指を絡めてぎゅっと強く握ると、ジュナスは再び腰を動かし始める。
小刻みに収縮し、ジュナスをきつく締め付けてくる肉壁を少々乱暴に摺りながら最奥を突く。
ジュナスが腰を揺する度に結合部からぐちゅぐちゅと卑猥な音がして、カプリコの破孤の血が混じった愛液が飛び散った。
「あッ…あッ…あッ…!ジュナス…っ…変なの、くる…!や…ぁ…っ…こわい…っ…変になっちゃう…っあ…っ!」
カプリコの太腿がびくびくと痙攣し、ジュナスの身体に絡んだ。
応えるように、ジュナスも激しく腰を動かし、突き上げる。
「あッ…!やッ…!やだ…ッ…ジュナス、ジュナス…っ…や…ああぁっ…ぁあああああっ…!」
「…理子、出すぞ…ッ…!」
カプリコの身体がびくびくと大きく震え、彼女の内壁が射精を促すように強く締め付ける。
ジュナスも深く腰を打ち付けると、促されるままにカプリコの中に白濁を吐き出した。
強い開放感に、二人は繋がったままぐったりと横たわる。
広く薄暗い部屋の中に、二人の荒い息遣いだけが響いていた。

448 :
情事を終え、暫くの間甘い余韻を楽しんでいたが、カプリコが眠ってしまったのを見て
ジュナスは服を来て身支度を整える。
上に何か掛けてやりたい所だがこの部屋は本当に何もない。後でデルボロに何か持ってこさせよう。
そう思い立ち上がろうとしたのだが、気配に気づいたのかカプリコが目を覚ました。
「…うーにー?ジュナス…行っちゃうのー…?」
「俺は現場に戻らねばならん。お前はもう少し休んでろ」
「やー!」
カプリコはジュナスの腰布を引っ張って彼を無理矢理座らせる。
「聞き分けろ、理子」
「だって行っちゃったらまたずっと会えなくなるもん!ずーっと会ってくれなくなっちゃうんだもん!」
ぷうっと頬を膨らませてカプリコがジュナスを睨む。
「時間を見つけて顔ぐらいは見せるさ」
「ほんとにー?」
「ああ」
次はソファでも用意して、彼女がくつろげるようにしておこう。
ぐしゃぐしゃと彼女の頭を撫でてやる。だが、カプリコはまだ怪訝そうな顔でジュナスを睨んでいる。
「…ジュナス、気持ち良かった?元気になれた?」
「…あ、ああ…」
途中、我を忘れて欲望のままに彼女を抱いていた事を思い出し、ジュナスはヘルメットを深めに被って目を逸らした。
「良かったー!グラナに報告しなきゃ!」
そんな報告なんてしなくていい。…というか、もしかしてW.I.S.E(一部を除く)にハメられていたのではないのか?
「またしばらく会えなくなっちゃうから、ジュナスが元気になる禁人種を作ってあげるね!」
カプリコはスケッチブックのページをめくると鼻歌を歌いながら何かを描き始める。嫌な予感しかしない。
「じゃじゃーん♪ジュナス専用禁人種!おっぱいが10個ついててー、手が触手になっててー、おまん…」
「理子!」
「…これじゃ駄目…?うーん…またシャイナに聞いてくる…」
それはだけは勘弁してくれ。『実践で教えてあげます☆』なんて笑顔で言い出したらどうするんだ。
やはり、彼女にはちゃんとした性教育をさせないと。
しかしこういった男女の関係をどう彼女に教えるべきか。ジュナスもちゃんとした知識がある訳ではない。

────後日、ミスラの所にこっそりと相談に行くジュナスの姿があったとかなかったとか。

どっとはらい。

449 :

〜おまけ〜

「レジスタンスに敗けたんですって?アンタの時代も終わりだなジュナス第二星将」
「お前にどうこう言われる筋合いはねェんだよ…グリゴリ03号」
「『ウラヌス第三星将』ちゃんと呼んでくださいよ」

────このリア充めッ!リア充めッ!────

おしまい


450 :
以上です。
乱筆乱文失礼いたしました。
楽しんでいただけたら幸いです。

451 :
甘々大作GJ!カプリコかわいいよカプリコ!
さりげなく混ぜられた小ネタにも噴いたwww
しかしジュナスは本当に勝ち組なんだな羨ましい。

452 :
お前らでカプリコとミスラ以外の女しといてリア充も勝ち組もないだろう
ってのは野暮な意見か

453 :
カプリコ「ここは線の寝室だ、存分に乱れろ線が許す。 」

454 :
今週のジャンプ見たら勝ち組とか許せないんだけど

455 :
よくもフーちゃんを…
よし、ちょっとサイレン世界まで行ってくる

456 :
俺は怒ったぞグラナ。戦闘力がいつもより1.2倍あがった俺に勝てるか?

457 :
ふーちゃんの服だけ焼けば良かったのに
あの角度でパンチラしないとか何でだ…

458 :
そりゃお前履いてないからだろ…
本スレで縞パンとか言ってたけど俺は純白以外認めない

459 :
>>458
全力で同意するぜ
縞なんて認めない!認めない!

460 :
黒一択 それ以外は敵と見做す^^

461 :
よろしいならば戦争だ
こ…、こっちには町内会で五本指に入るシャオ先輩がいるんだぜ!! 観念するこった!!

462 :
お前らは何を言っているんだ?
サイレン世界では資源は手に入らない、つまりフーちゃんはノーパンの可能性もあるという事だ

それと共にマリーは「予想以上に大きくなりすぎた」と言っていた…
お前達ならこの意味が分かるだろう?

463 :
フーちゃんとかどうやってオカズ調達してるんだろうな…

464 :
引く手数多だろ

465 :
マリーはモテモテ描写はあるがフーちゃんはどうなんだろ

466 :
フーちゃんは胸ないからな〜

467 :
>>466
それのどこに問題があるというのでしょう。

468 :
サイレン世界のみなさんは巨乳好きだからねー
カブトだけは唯一フーちゃんの魅力に気づいたようだけど

469 :
巨乳→良く食べているので豊か
貧乳→貧しいので胸に栄養が行かない
 
誰か「俺がお前を少女を養ってやる!!」くらいの気概を持った漢はいないものか

470 :
マリーは根の守護者が育てた結果フーちゃんは好き嫌いが多いからなあ
理子はジュナスが現在進行形で育て中

471 :
>>468
しかし雨宮さんに完敗のマリーであった
>>469
マリーだけがご馳走たらふく食ってるみたいじゃないかw

472 :
よろしいならば空気を読まずにパンツ妄想だ
雨宮さん→白のレース
アビ宮さん→黒のレース
祭先生→クラシックパンツ
フブキ姉さん→ふつうの
千架ちゃん→縞ぱん
理子→禁人種のアップリケ
マリー→紐ぱん
フーちゃん→はいてない
異論は認める

473 :
アビ宮さんは
黒のレースというよりも
アダルトショップに売ってるそうな真ん中開いてるような黒いエロ下着に
ガーターベルト付けてそう

474 :
>>472続き
ハゲア→青トランクス
ドラゴン→ブリーフ
ネオ天草→白ふんどし
三宅→黒トランクス
弥勒→赤ボクサー
グラナ→星柄トランクス
ロリコン→黒ボクサー
ウラヌスちゃん→白レース
イケメン→ブリーフ
影虎→ブリーフ
ラン→藍トランクス
パルピコ→橙ボクサー
カイル→黒ボクサー
ヴァン→白トランクス
シャオ→はいてない

475 :
ハゲアさんは縦縞ぱん
影虎の兄貴はビキニも追加してくれ

476 :
本日も誰得スレ

477 :
>>476
そんなパンツ大好きなお前のこと、俺は嫌いじゃないぜ…

478 :
ジュナスの目の前で朧に押し倒されて胸をビクッビクッドク…されるカプリコはまだですか

479 :
>>478
それが起きたら、いよいよ打ち切りになっちゃうよ

480 :
ミスラに胸をビクッビクッドク…されるマリーさんが見たいです

481 :
過疎

482 :
ミスラ「君、いいおっぱいしてるね」
マリー「らめええええ」
ビクッビクッドク…

483 :
シャオ「らめぇ」

484 :
シャオ先輩までww

485 :
ミスラ「おっぱい!」
マリー「おっぱい!」
シャオ「らめえ」
ボキャアビチャビチャ
カイル「ヴァン!シャオが息をしていない!」

486 :
ヴァン「落ち着けよシャーオ」

487 :
今週のヴィーゴがシャオよりかっこよく見えたのは俺だけだろうか?

488 :
変態の誘拐犯なくせしていきなり立ち位置がガラッと変わりやがったよな

489 :
B5さんシャオ先輩よりピュアそうだ

490 :
公式で雨宮さん×アゲハ×アビ宮さんの3Pか…

491 :
これは期待せざるをえないな

492 :
ついに公式で3P確定とか…最高じゃあないか!

493 :
「Hなこともするからね」「無茶はしないで!!」
つまり無茶でないノーマルプレイなら大歓迎ということか

494 :
「無茶するな」って発想になるって事は黒宮さんが「無茶」をするつもりと考えている
つまり雨宮さん自身が「無茶」したいってことか、胸が熱くなるな

495 :
具体的にどんな無茶プレイなのかも一瞬でありありとわかるんだろうな
元はといえば自分の考えてた事みたいなものだから

496 :
俺の下であがけ〜みたいな本読んでた雨宮さんだからなァ

497 :
フレデリカ騙して一緒にフレデリカのおっぱいモミモミチュパチュパしませんか?

498 :
フーちゃん今息して無いから騙され無くてもおっぱいモミモミチュパチュパ出来るよ

499 :
では私はおみ足の方をば

500 :
じゃあ俺はミスラとマリーのおっぱいに挟まれてくるわ

501 :
俺がカイルなら確実に心臓マッサージか人工呼吸してたのになぁ
あんなに抱いてる時間長いのに
カイルはそういうことに全然興味ないのか

502 :
興味ないっつーか普通なら命を救う為に人工呼吸やマッサージくらいしてるだろ
日々命がけで戦ってきただろうに、そういう所に違和感がある

503 :
行間読めよ
もうしてんだよ^ω;

504 :
「キスしよ。ぴちゃぴちゃ音立てて、やらしく、だらしないえっちな顔で♪」
雨宮の言葉に、アゲハは言葉を失った。正確にはもう一人の雨宮−アビスと呼
ばれる別人格が挑発的にねだって来ている。
「アゲハにだったら、何でも出来ちゃうよ?フェラだってしてあげるし、いく
らでも中に出して良いよ」
「あ、雨宮に…」
「んも〜何度説明したら良いの?あの子はアタシ。アタシはあの子。アタシが
考える全てはあの子が考える事よ?」
「んな…!」
「だ・か・ら。いくらでもしていいの♪あの子ね〜アゲハにお姫様抱っこして
貰ったのが忘れられないの♪アゲハ…アタシ達を貴方のお姫様にしてよ…」
毒だ。甘く、抜け出せなくなる毒だ。アゲハは後ずさろうとしたが、後ろはベ
ット、お誂え向きだ。恐らく部屋に上がった時から位置取りを計算していたの
だろう。
「あぁもう!うるさいなぁ…!!アゲハが大好き!!ずっと好き!!抱いて欲しい。アゲ
ハだけのものになりたい!!アゲハは私だけ男に!!は〜い、替わってあげる♪」
アビスは恥ずかしげもなく全てを吐露すると、『桜子』を表に出してその強烈
な性を隠した。
「あ、あの子なんてタイミングで…!!」
「あ…雨宮。本当…なのか?」
嘘は言えない。アゲハを思って自分を慰めた夜もあった。必になって隠して
きた好意を全て見られてしまった今、言い逃れをすることは無意味であるし、
そんな事を考える余裕はない。
「…うん。ゴメン…引くよね」
「そんなことない!」
力強い反論に桜子は思わず震えた。
「俺も雨宮で…」
「夜科…」
『いっても良い』ではない。『いかなくてはならない』だ。アゲハは雨宮の小
さな肩を強く掴んだ。


こんなのを読みたいです

505 :
自分で書けよww
ハァハァしちまったじゃねーか!
最近投下ないよな
何でもいいから読みたいです

506 :
>>503
じゃあ後で生き返ったらフーちゃんが人工呼吸されたって聞いて真っ赤になってテンパる話だな

507 :
フレデリカのツンデレが一番適しているのってアゲハじゃないのか。
マリーの件もあるし現代での高慢っぷりから見ても

508 :
>>507
最近はカブトじゃね?

509 :
小説ではアゲハの幻影見るほどホレててかわいいよな

510 :
>>507
フーのツンデレも手玉にとるカイルだろ。

511 :
>>504
投下してよ〜

512 :
ずっと投下ないよなー
フーちゃんでも雨宮さんでもマリーでも大歓迎なんだぜ!
しかしシャオ先輩、てめぇは駄目だ

513 :
やっとマリーが出たな
これでようやくおっぱいが補充された
やっぱり貧乳だけじゃだめだな

514 :
ミスラさんも中々いい乳

515 :
前スレでカイルとフーちゃんの話を投下した者ですけどー
続きっぽい話を書いたんで、保守がてら途中まで置いて行きますよ。
保管庫(前の話は2-525)
http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/comic-iwasiro.html
※そんなもん読んでられるかな人向け三行解説
毎日おなぬーに夢中なフーちゃん(処女)
ある日カイルにその現場を見られ、なんやかんやあってアッー!されますた
しかしフーちゃんは未だ処女です


暑い訳でもないのに、どうも寝苦しい。
フレデリカは小さく溜息を吐き、ごろりと寝返りを打っていた。
「………はぁ」
しばらくの間枕に頭を預け、暗闇の中で壁を眺める。
そして半ば諦めたように再び小さな溜息を吐くと、ショーツの中へと指を潜らせていた。
「ん…っ」
まだ触れてはいなかったはずのそこは、既に潤んでいる。
秘唇からじんわりと滲み出した愛液が指に絡み、フレデリカの指の動きに合わせて音を立てていた。
ショーツの奥からは、すぐにぐちゅぐちゅと淫猥な音が響き始める。
その音がフレデリカの劣情を煽り、指の動きもより一層積極的になっていた。
「あ、あ…ッ、んぅ……ッ!!」
ベッドの上で身体を丸めて枕に顔を埋め、唇から漏れる熱を帯びた吐息と喘ぎを噛みす。
強い刺激に時折肩が跳ね、もう片方の手はシーツを強く握り締めていた。
愛液に塗れた指先は陰核を撫で、その刺激を物足りなく感じてきたら指の腹を押し当てる。
そうしてようやく得られた強い快感に、フレデリカは嬌声を堪えられずにいた。
「ん、んんっ…、は…ぁ…ッ!!」
呼吸を乱しながら、愛液の溢れる秘唇へと指を伸ばす。
つぷ、と音を立てて人差し指が膣内に埋められていた。
フレデリカの細い指を飲み込んだそこは、これでは足りないとでも言いたげに指を締め付ける。
自分の身体とは思えない程に熱く、物欲しげにひくひくと震える秘唇。
フレデリカは苛立ちながらも、更なる快感を欲して指で秘肉を掻き回していた。

516 :
息が上がり、快楽に狂おうとしている身体は何度も跳ねる。
頭の内に響く「声」を掻き消そうと、乱暴なだけの愛撫は一層激しさを増していた。

(『フー、もうこんなに濡れてるじゃねぇか』)
(『本当にやらしい身体してるよなぁ、処女とは思えねぇ』)

「…ッ、…うる…さ、い…!!」
乱れきった呼吸と、ショーツの奥から響く淫靡な水音。
フレデリカは枕に頭を埋めたまま唇を噛み、背筋をじわじわと這うように襲い来る快楽を求めていた。
−ちゅく、つぷ、ぐちゅ…っ
「ふあ、あ、は…ッ、んああ……!!」
背筋を駆け上がる快感を後押しするかのように、指の動きは激しくなる。
指先から与えられる刺激も、いやらしく響き渡る水音も、全てがフレデリカを絶頂へと導こうとしていた。
枕に埋めていたはずの顔はいつの間にか横を向き、快楽に溺れきった甲高い嬌声を上げる。
(今度、こそ…、イッちゃう…ッ!!)
フレデリカは秘唇の内を掻き回していた指を引き抜き、愛液に塗れた陰核を指先で摘む。
電撃に貫かれたかのような衝撃が全身を駆け回り、フレデリカは身体をびくんと跳ねさせていた。
「あぁ…ッ、ん、んんーッ!!」
快感の波は押し寄せても、絶頂に達する前にそれは引いてしまう。
改めて指で弄ってみても先程までの快感には到底及ばず、フレデリカは呼吸を乱しながら壁を見つめていた。
熱く火照った身体はじっとりと汗ばみ、うるさく響く鼓動と乱れた吐息がフレデリカの聴覚を支配する。
フレデリカは布団の中で自分の身体を抱き寄せ、苛立った風に足をばたつかせていた。

517 :
「どうして…、イケないのよぉ…」
再び顔を枕に埋め、切なげな吐息を零す。行き場を失くし、身体の内で燻る「熱」がもどかしい。
ここ数日の間こんな状態が続いており、フレデリカは我慢の限界に達しつつあった。
枕を握り締め、その「原因」である相手の顔を思い浮かべる。
そして、涙混じりの声で恨み言を呟いていた。
「…カイルの、ばかぁ…!絶対、絶対アイツのせいなんだから…ッ!!」
連鎖的に先日の『行為』を思い出す。そしてフレデリカは顔を真っ赤に染め、枕を抱きしめてじたばたと暴れ出していた。
どきどきと、今にも飛び出しかねない勢いで鳴り響く鼓動。
それが体内で燻る劣情だけによるものではないことは、嫌という程分かっていた。
数日前のことである。
フレデリカはいつものように、就寝前の習慣になりつつあった自慰行為に耽っていた。
そして悪い偶然が重なり、たまたま鍵を掛け忘れていた日に、たまたまカイルが部屋を訪ねてきたのだった。
布団に潜って行為に没頭していたフレデリカはそのことには気付かず、
『…ぁ、あ…っ!…もう、イク…、イッちゃうよぉ…っ!!』
一部始終を、カイルに見聞きされてしまっていたのだった。
その後カイルの存在に気付いてからの気まずさが筆舌に尽くし難かったことは、勿論言うまでもない。
どうにかしてカイルを部屋から追い出そうと、ばつの悪さも相俟ってぞんざいな態度を取ったことが
逆にカイルの怒りを買ってしまい、事態は更に奇妙な方向へと発展する。
『後ちょっとでイキそうだったんだろ?』
『あ…、ぅ…!』
『オレにも責任あるみてぇだし。続き、手伝ってやろうか?』
『……はい?』
そして結果的には、半ば無理矢理にカイルの「協力」を受ける羽目になってしまい、
そのことが後々フレデリカを酷く悩ませることになってしまったのだった。

518 :
(あれから、なのよ。自分でしても…イケなく、なっちゃったのは…!!)
そもそも男性経験のないフレデリカの自慰行為は、言ってしまえば稚拙なものだった。
それでも自分の身体なら、回数を重ねれば気持ち良くなる方法を知ることは出来た。
一度絶頂を知った身体は、例え稚拙であっても同じ行為で絶頂を迎えることは容易い。
フレデリカはいつしか、絶頂によって得られる快楽を求めて自慰行為を繰り返すようになっていた。
しかし先日、カイルの「協力」によりフレデリカは、自分の行為がいかに稚拙であったかを思い知ることになる。
闇雲に刺激を与えて安易な快楽を得るだけのフレデリカの行為とは違う、より深い快楽を知っている行為。
指の動き一つとっても別物のようなカイルの愛撫に、フレデリカの身体は素直に与えられる快感に溺れていた。
そして迎えた絶頂は、これまで感じていたものがいかに瑣末であったかを思い知るには充分過ぎるものであった。
有り体に言えば「カイルにイカされた」のだが、問題はそれだけでは済まされない。
弊害としてフレデリカはそれ以来、自分の手で絶頂を迎えられなくなってしまったのだった。
一度次元の違う「快楽」を知ってしまった貪欲な身体が、それまでの稚拙な愛撫に満足出来るはずもなく。
しつこく陰核を責め立てようとも、指を膣内に捩じ込んで掻き回そうとも、絶頂に至ることは出来なくなっていた。
(…何が、違うって言うのよ…)
熱に浮かされた頭と鎮まらない身体に阻まれながらも、フレデリカは思考を廻らせる。
カイルに「された」ことを思い浮かべながら、見よう見真似で自分でもやってみているのに一体何が違うというのか。
フレデリカの行為はただ単に指での刺激を快感として受け取っているだけに過ぎず、
身体の奥底から湧き上がる快感に狂わされてしまった、カイルとの行為とは比べるべくもない。
「…………」
フレデリカは、顔を赤らめて唇を噛む。
そして劣情の混じった切なげな溜息を吐くと、これまで散々思い浮かべたカイルとの行為を再び思い返していた。

519 :
初めて他人から「刺激」を与えられ、フレデリカの身体は過剰に反応していた。
全てが信じられない体験の連続であったことは言うまでもない。
(それに……、あんなに大声、上げちゃうなんて……!)
『ん…っ、や、あぁんッ!!』
『声、出し過ぎなんだよ』
『…フーが、オレとこんなことしてるなんて知ったら、マリーはどう思うんだろうな?』
『うぐ…、んん!』
カイルの指に責め立てられる度に、狂ったように嬌声を上げてしまった。
指摘され、隣室のマリーの存在を意識出来たのはほんの一時に過ぎず、
結局は最後まで室内に響き渡る程の大声を上げ続けさせられる羽目になったのだった。
翌朝マリーと顔を合わせた時は気が気ではなかったのだが、
「あ、フーちゃんおはよう。今日は早起きだね?」
「…………」
マリーは一度眠りにつくと、ちょっとやそっとの「騒音」では目覚めないことに感謝せずにはいられなかった。
だからこそ普段からも、声をすこともなく思う存分自慰行為に没頭出来るのだが。
一晩中大声を上げ続けたとあっては、流石に不安を抱かずにはいられなかった。
「は…ッ、ああ…」
体温は上昇し、枕で塞いだ唇からは吐息が零れる。
あの時カイルの膝の上で、フレデリカは色々と「開発」されてしまってもいた。
それまで闇雲に秘部と乳首を弄ることしか知らなかったフレデリカの身体は
耳や首筋や太ももに指を這わせるだけでも、焦れったく背筋を這い回る快感や
秘肉を掻き回し、内から溢れて指を汚す愛液を口に含む、その背徳的な行為にさえ快感を覚えていた。

520 :
「ん、っは……」
いつの間にか、快感を欲して指先は再びショーツの奥へと潜る。
カイルにされた行為や囁かれた言葉を思い浮かべ、秘唇を弄りながらそれらの行為を繰り返す。
目を閉じ、自分の指をカイルの指に置き換えてみるだけで、絶頂には至らずとも強い快感を手にすることは出来る。
ぐちゃぐちゃといやらしい音を立てながら、白い指先が秘唇を乱暴に掻き回す。
フレデリカは秘唇を弄る指先はそのままに、呼吸を乱しながらもう片方の手で自分の背中や尻に指を這わせ始めていた。
「あっ…あ、はぁ……ッ!!」
カイルの膝の上に抱えられていた時、ずっとカイルの自身を押し当てられていたのだった。
フレデリカといえど、興奮すれば自身が「固く」なることくらいは知っている。
しかしそれはあくまで知識だけのもので、あんな風に自分に対して露骨な「欲望」を向けられるものだとは想像だにしなかった。
そしてその行為が今となってはフレデリカを興奮させており、秘唇を弄りながら指を押し当てられたカイル自身に見立てて
熱を求めて自分の背中や尻を撫でながら自慰行為に耽るという、奇妙な癖を繰り返していた。

521 :
「……んッ、はぁ、あ……」
触れてくる指も、首筋を撫でる吐息も。
押し当てられ、抑え切れずに擦り付けられる自身の熱さも。
何もかもが思い返すだけで、フレデリカの内に潜む劣情を煽る。
いくら脳内ですり替えようとしても、自分の指では満足出来るはずもなく。
カイルの声や指を思い浮かべては、もう一度「それ」が欲しいと願うようになっていた。
「はぁ、あ、あぁあ……ッ!!」
秘唇を責め立てる指の動きに合わせて背を弓なりに反らし、身体はびくびくと跳ねる。
強い快感は全身を駆け回りながらも、どうしても絶頂には至れない。
フレデリカはベッドに身体を預け、秘唇を掻き回していた指を引き抜く。
そして愛液に塗れた指先を眼前に翳すと、ちゅぱ、と音を立ててそれを口に含んでいた。
てらてらと淫靡に光る愛液を全て舐め取り、フレデリカは大きな溜息を吐く。
「どうしろって、言うのよ……ッ!!」
いくらカイルにされたことを真似てみても、単に興奮するだけで絶頂を迎えられる訳がない。
それが分かっているからこそフレデリカは戸惑い、苛立っていた。
いたずらに終わりのない快感を与えられた身体は、とうの昔に我慢の限界を越えている。
この苦痛から開放されたい。その為にはカイルに「もう一度して欲しい」と頼むしか術がない。
だがしかしそんなことを頼めるはずは勿論なく、フレデリカは文字通り身体を蝕むような性欲を持て余す羽目に陥っていた。

522 :
とりあえずここまで。
フーちゃん(処女)はえっちなことが大好きだって、シャオ先輩が言ってたからこうなっただけなんだぜ。
別に俺の趣味じゃないんだからな!

523 :
ぐっじょぐじょΣb('・ω・)
しっかし、この余裕っぷり。やはりカイルが両刀使いに思えてならない・・・

524 :
今週の掲載順がヤバイ
もうすぐ終わりかな……
もっとマリーのおっぱい見たかった……

525 :
これぐらいの事は前にも有ったぜ?

526 :
改編期は先なんだ
まだ慌てるような時間じゃない
いや、楽観出来ない状況なのは百も承知なんだがな

527 :
処女なのにエロいフーちゃん最高だぜ
早く大人になりますように

528 :
ぱんつ

529 :
誰かフレデリカ(未来)が禁人種に無理矢理孕まされるの書いてくれよ
本誌じゃ一ヶ月以上も出番ないからさ頼む

530 :
何かっこつけてんすかシャオ先輩
何いいとこどりしてんすかシャオ先輩

531 :
右腕がなくなってるじゃないですかシャオ先輩

532 :
「うわー、見事に右腕持って行かれたんですねー」
「あとちょっとズレてたら面白…、大変なことになってたよなァ」
「……。ああ、カブトさんのおかげだよ」
「ボクでも再生にはちょっと時間が掛かりそうですねぇ。面倒臭……、とにかく頑張りますよ」
「…………。すまないな、頼むよ」
「ところでシャオ、お前また中途半端なフラグ立てただろ?」
「……!?なッ、何でそれを……!」
「あーほらほら、動かないで下さいよ」
「フーと、カブトさんと、そのスタンド……ヨヨとかいうヤツからも聞いたぜ。
フーがすげえ鬱陶しそうなカオしてたぞ?「マリーのノロケがムカつくからシャオを燃やしたい」とか、
「片腕のない今なら行ける気がするとか言ってたから、応援……そんな装備で大丈夫かって言っといたけどな」」
「『マリーが無事でいてくれれば僕の命はその為にある』でしたっけ?もー、痛過ぎ……青春ですよねぇ。
フレデリカさんは「大丈夫だ。問題ない」と言い張ってましたし。問題しかないじゃないですか」
「そうだなァ。流石は400m離れてて、それ以上近付けないビビり……、慎重派だよな」
「そうですね。主人公は真後ろまで接近してましたから余計にヘタレ……、でしたよね」
「さっきからいちいち言い直すな!しかも最後はそのままじゃないか!!」
「だって、シャオ君を形容する上でヘタレ以上の表現はないんですから。仕方ないじゃないですか」
「そうだぞシャオ先輩。いくら本誌で見せ場があるからって、ここでも同じだと思うなよ?」
「そうですよシャオ先輩。ネタにされる為の存在なんですからあまり調子に乗らないで下さいね
正直なところ、マルコ君より活躍してないんですから」
「何で僕がそこまで言われないといけないんだーー!!」

岩代なら今後ちゃんとフォローしてくれそうだけどね。
でも、それとこれとは話が別だよね。だってシャオ先輩だしな。

533 :
>>532
うん、それでこそシャオ先輩だ

534 :
まあ真面目に考えればスニークミッションとし合いは違う。
だけど、ここはシャオ先輩だしな

535 :
フーちゃん復活したああああ

536 :
フーちゃんの生足いいいいい
ジュナス幼い妻おめでとう

537 :
ここはどのカップリングが人気なんだろうな
やっぱフーちゃん関係かな
シャオ先輩は・・・どうでもいいか

538 :
いや俺はシャオ×フーもいけるん

539 :
マリー×アゲハ×フーちゃんの3Pもありだと思います

540 :
フー×ネッカだろ

541 :
   マリー→アゲハ←フレデリカ も良い!
ごめんシャオ先輩

542 :
カイル×フーかな。もしくはマリー×フーだな。
シャオ先輩についてはマリー相手よりも一人でバーストストリームしてるイメージが強いんだよな。
間違いなくこのスレの影響だわwww

543 :
シャオ先輩のあのキャラは半分公式だからなあ
単行本や小説でストーキングしたり妄想したり…

544 :
どうしてシャオくん あんなんになったんだろうね?
初登場の頃はまだクールで可愛げがあった(4〜5巻)のに
6巻からなんか・・・髪型変わってるし顔芸得意になってるし

545 :
フーちゃんのスカートの

なんという微妙な破れかたよ

546 :
過疎ってんな・・・
誰かいる?

547 :
どうやら・・・本編もこのスレにも終わりがやってきたようだ

548 :
エルモアウッドもいなくなっちゃったしなあ
ああフーちゃん…マリー…カイル…ヴァン…

549 :
おい、一人忘れてないか?
えーと・・・ミャオ先輩?

550 :
このスレで一番頑張ってたのに

551 :
スレタイまで変える勢いだったよな、シャオ先輩
あの頃は良かったなあ

552 :
本編はクライマックスだし、未来は崩壊宣言されちまったから、どうにも茶化しにくいんだよな…
投下したいけど出来ない、そんな感じだ。

553 :
>>552
投下してくれ

554 :
とうとう連載が終わったな

555 :
終わってしまったな。
三年間楽しませてもらったよ、乙!
つー訳でまた投下しにきたんだぜ。
感動的な最終回?何それおいしいの?
……な内容だけど、それでも良ければドゾー。

556 :
「……腕が戻っても、まだ本調子じゃないみたいだな?」
「なんの、まだ……これからだ」
「思いっきり息切れしてんじゃねぇかよ」
「余計なお世話だ……!」
シャオは流れ落ちる汗を拭うと、深呼吸をして再び身構える。
相対するカイルは汗こそ浮かべていたものの、余裕ありげな表情を浮かべていた。
ウロボロスの出現によって、崩壊の危機に頻していた世界。
過去からやって来た夜科アゲハと、皮肉にもかつてこの世界を破壊した天戯弥勒の手によって、今度こそ平穏を取り戻していた。
太陽の光を受けて緑が芽吹き、禁人種に怯える心配もなくなった地上。
空は未だ鉛色ではあったが、その色も徐々に変化しつつあり、再び青空を見上げる日もそう遠くはないだろう。
これまでのように闘いに身を投じる必要もなくなった訳なのだが、長年の習慣はそう簡単には変わらず
カイルとシャオは、いつものように運動ホールで組手に励んでいた。
「張り切るのは勝手ですけど、無茶はしないで下さいね。治療するボクの身にもなって下さいよ」
「ヴァンの言うとおりだぞシャオ。完全に治ってねぇのに無理して痛めてるしさ」
「再生した腕が元通りになるには、それなりの時間が必要なんですよ。今みたいなことを続けてたら、治るものも治りませんからね」
「ぐ……」
階段に座り、組手を眺めていたヴァンが割り込む。
ヴァンの言うように、戦闘に耐えられる程までには回復していないシャオの右腕は
過度のトレーニングや組手で痛みを訴えることが少なからずあった。
鈍ってしまった腕を早く元の調子に戻したいというシャオの思いは分からないでもなかったが、
ヴァンとしては、再生して間もない腕を酷使することを看過する訳にもいかない。

557 :
「かといって右腕だけは狙わないなんてのは組手にならねぇからな」
「確かに、どうしてもダメージが集中するんでしょうね。だからといってシャオ君の無茶ぶりを許す訳にはいきませんけど」
「僕は無茶なんかしていないからな」
「盛大に息切れしておいて何言ってるんですか。これ以上同じことを続ける気なら、肘から先をサイコガンに改造しますからね」
「ちょっと待て!どうしてそうなるんだ!!」
「左腕じゃなくて右腕かよ?それはイタいなぁ」
「でしょう?今のシャオ君には、それくらいやらないと効果がなさそうですし」
「仕方ねぇなぁ、気は進まねぇけどオレも協力するぜ?」
「やる気満々な顔して言う台詞なのかそれが!!!」
結局、ヴァンのドクターストップにより今日の組手は終了となった。
シャオは渋ったが、流石に「両腕をサイコガンに改造するぞ」とまで言われてしまっては閉口するしかない。
そして手にしたタオルで汗を拭きながら、カイルが呟く。
「あんまり言いたくないけどさ、組手の後にシャオが治療受けてるとオレがマリーに怒られんだよ」
「ど、どういう事だよ」
「さぁなー。多分、まだ気にしてんじゃねぇの?」
「自分を庇って腕をなくした上に再生した腕を痛め続けてたら、気にして当然だと思いますけどね」
「そうだったのか……」
「オレだってこれ以上理不尽に怒られたかねぇし、シャオからマリーに言っといてくれよ」
「ついでにボクの負担を減らす為にも、腕に余計な負荷をかけないようにして下さいね」
「……分かったよ」
マリーを庇いきれずに腕をなくしたことや、そもそも自分の詰めが甘かった為にマリーが攫われてしまったことは
シャオにとって己の力不足を痛感するには充分過ぎる出来事であった。
例え脅威が去ったとしても、マリーを守れるようこれまで以上の修行を積まなくては。
そう思っての行動がかえってマリーを悩ませていることを知り、シャオは落ち込まずにはいられなかった。
予想以上に肩を落としてしまったシャオに、カイルとヴァンは顔を見合わせる。

558 :
「……ま、そんなことは明日考えてさ。今日はとっとと風呂入って寝ようぜ」
「そうですね、ボクも賛成です」
「そういや、マリーは何してんだろうな?たまに組手見に来てるけど、今日は来てなかったし」
「へぇ、そうだったんですか」
「そうだったのか?」
「気付いてなかったのか?時々だけどな、見に来ることあるんだぜ」
シャオが腕痛めてると後で文句言われるんだけどなぁと、さも面倒臭そうにカイルは愚痴を零す。
まさかマリーが見に来ているなどとは予想だにしなかったシャオは、只々驚くばかりであった。
「来てなかったのなら、お風呂に入ってるんじゃないですか?フレデリカさんと一緒に浴場に行くところを良く見かけますよ」
「この時間なら風呂行っててもおかしくねぇか。二人で風呂かぁ……、洗いっこでもしてたりしてな?」
「あの二人なら、有り得ない話じゃないですね」
「「マリーちょっと胸大きくなったんじゃないの?」とか「や〜だっ、ちょっとやめてよフーちゃんっ」なんて会話があったりしてな?」
「どこのまるだしっな園児の第105回(47号)ですかそれ。でも確かに、出来れば見開きでお願いしたいところですね」
「だろォ?何なら今から覗きに行くか?」
「それは遠慮しておきます」
「何だよ、つれねぇなぁ」
「……おい!!」
「「??」」
突然のシャオの大声に、二人は驚いて足を止める。
シャオはそんな二人を見据えると、怒りもあらわに勢い良く指を突き付ける。
「覗きだなんて、何を考えているんだ!そんなことは僕が許さないからな!!」
「……冗談だっての。本気にすんなよな」
「言ってることは正論なのに、全くもって説得力がないですねぇ」
「何だと?」
予想外の反応に戸惑うシャオと、呆れ果てた表情を浮かべているカイルとヴァン。
その原因に気付いていないシャオを見て溜息を吐くと、カイルはシャオの顔を指差す。
「鼻血出てんぞ」
「想像力が豊か過ぎるのも困りものですねぇ」
「………………」
二人分の冷たい視線が、シャオとその鼻から流れる鼻血とに注がれる。
シャオは返す言葉もなく、無言のままで溢れる鼻血を拭っていた。

559 :
「今日のコーデいい感じ〜?シャッフル〜カラフル〜ビューティフル〜♪」
「……いきなり何を歌ってんのよ」
「ミスマッチも〜キャラのうち〜♪♪」
一方その頃、マリーとフレデリカは偶然にも風呂に入っていた。
しかもマリーがフレデリカの背中を洗っており、文字通り「洗いっこ」をしていたのである。
シャオが鼻血を噴いたのは想像力豊かなだけではなく、マリーの思念を読んだからに他ならない。
上機嫌で鼻歌交じりに泡立ったスポンジで背中をこするマリーに、フレデリカはどこか照れ臭そうな表情を見せていた。
「……それ、5人出てくるヤツだっけ」
「ううん、ハートキャッチしてる方だよ」
「ああ、妖精が尻から種を生むヤツね」
「そうそう。玩具も持ってたんだけどなぁ」
「アンタ、昔からそういうの好きだったわよねぇ」
「うん、どのシリーズも大好きだったよ。そういえば、どこかにDVDがあったと思うんだけど……」
「そうなの?アタシも見たい!」
「分かったよ、今度探しておくね」
ひとしきり懐かしいアニメの話題に花を咲かせたところで、フレデリカはマリーを振り返る。
マリーは相変わらず鼻歌に夢中で、フレデリカの憮然とした表情の意味に気付かずにいた。

560 :
「……ところで、いつまで背中洗ってんの?泡だらけじゃないのッ!」
「あっあっ、ごめん!前も洗わないとだよね!?」
「前は自分で洗うからいいわよ……ってちょっと!きゃあ!?」
マリーの手がフレデリカの背中から腹へと伸び、泡だらけのスポンジが身体を撫でる。
脇腹に触れられ、身を捩ってフレデリカは素っ頓狂な声を上げていた。
「もう、駄目だよフーちゃん。暴れないで大人しくしててね?」
「あ、あ……ッ!そこ、やだあ……ッ!!」
しかしフレデリカの抵抗も虚しく、マリーは暴れるフレデリカの身体を背後から押さえ込んで再び身体をこすり始める。
スポンジやマリーの指先がとりわけ敏感な胸の先端を何度も刺激して、フレデリカは嬌声にも似た声を上げる。
「はい、すぐ済むからじっとしててね〜♪」
「はぁ、ん……ッ!!」
フレデリカにとっては不運なことに、泡だらけな上に限りなく平坦に近い残念な胸のおかげで、
マリーは自分がフレデリカの胸を弄くり回していることに気付いていなかった。
せいぜい「何か尖ったものが当たったような気がしたが、そんなことはなかったぜ!」という程度である。
その為丹念に胸元を泡まみれで愛撫するばかりか、同じく泡だらけのマリーのおっぱいが
フレデリカの背中に押し付けられており、その豊満な感触を惜し気もなくフレデリカに伝えていた。
傍目から見れば泡まみれの美少女二人が、くんずほぐれつ絡み合う極楽浄土のような光景であったが、
当のフレデリカにとっては、勿論性的な意味で地獄のような事態であった。

『おい』

その時、突然テレパスによる「誰か」の声が二人の頭の中に響く。
声のした方を見上げると、歪んだ空間にある人物の姿が浮かび上がっていた。

561 :

『……む』
そして珍しく困った様子の言葉と同時に、コントロールを失った「彼女」の身体はそのまま浴槽へと落下していった。

「……お?電気点いてるな、本当に風呂入ってるぞ?」
「覗きに行ったら駄目ですよ、シャオ君」
「行くわけないだろ!!」
その頃、カイル達も浴場へと到着していた。
女湯の電気が点いていた為、好き勝手な軽口を叩きながら男湯へと向かおうとしたその時−

どぼんっ
ガラガッシャーン!
「「きゃあああああああッ!!」」

「何だ今の!?」
「マリーッ!!」
「シャオ君!?」
浴室では有り得ない轟音に続いて、うら若い乙女の悲鳴が廊下にまで響き渡る。
その悲鳴の主に気付いたシャオは、脇目もふらずに女湯へと飛び込んでいた。
(クソ……ッ!こんな時に敵襲か……!?)
もう「敵」が侵入することなどあるはずがないと、シャオは心のどこかで油断していた。
マリーが攫われた時も、同じように油断していたではないか。
地中を潜り、陰に潜む「侵入者」が居てもおかしくはないのだ。
今度こそマリーを奪われるような無様な真似はしない。
ましてや、変態の芸術家だと思っていた奴がマリーを庇って命を落とし、あまつさえ意外な一面を見せることで
マリーの好感度が上がるどころか、フラグが立つような真似をされてはかなわない。
後半は明らかに私情丸出しで、シャオは血相を変えて浴室の扉を開く。

562 :
「マリー!!無事なのか!!?」
「シ、シャオ君!?」
しかし眼前に広がる光景は、シャオの予想の少し斜め上を行くものであった。

まず、泡まみれで絡み合うマリーとフレデリカ。
当然のことながら全裸と思われるのだが、もこもこと全身を包む泡のおかげで正直なところ巨大な泡の固まりにしか見えない。
実際はその泡の中に破廉恥な姿が隠れていたりするのだが、コミックスならぬ保管庫ではこの泡が修正されることは勿論ない。
そして広々とした浴槽には、何故か車椅子が真っ逆さまに突っ込んでいた。
車椅子と一緒に白い足が二本飛び出しているだけでなく、湯の中では見覚えのある青い髪がなびいている。
湯面にはぼこぼこと、人が呼吸しているかのような泡が立っていた。
「……な、」
何だこれは、と言うより先にマリーと目が合った。
はじめはぽかんとしていたマリーの顔はみるみる内に真っ赤に染まる。
「……きゃあああああああーーッ!!!」
「うわあああああああああああッ!!?」
そしてマリーの絶叫と共に浴室内に置かれていた洗面器やシャンプーの容器などが浮かび上がると
全てが猛烈な勢いで、シャオに襲い掛かっていた。

563 :
とりあえずここまで。
どうしても今日中に投下したかったんで、やっつけな内容でサーセン。
ちょっと雨宮さんに飛び膝蹴り喰らってくるわ。

564 :
乙乙!!
なんか最終回の後だから微笑ましく読んでしまった
ヴィーゴライバル視すんなwwwww

565 :
う〜ん・・・
俺的にシャオは一人でハッスルしてるイメージが(笑)
あと個人的にアゲハ×雨宮よりアゲハ×マリーのが好きなんだが
俺だけなのかな?

566 :
最終回までの展開的にカイル×フーとシャオ×マリーになりそうだな
ヴァン君余りそうだ

567 :
ヴァンは一人で他カップルをおちょくってるか、誰も知らぬ間に超可愛い娘と仲良くやってるイメージ

568 :
過疎だなあ

569 :
連載終わったからなあ
ROMだけど一応いるんだぜ

570 :
「何考えてんのよアンタ!!こんなモノ着れる訳がないでしょおおおお!?」
「そうだよカイル君、いくらなんでもこれは…」
「何言ってんだよお前ら。今年を逃したら後12年は着られないんだぞ?」
「何年であっても着ないわよッ!!バニーガールの服なんてッ!!!」
「ならマリー、お前だけでも」
「い、嫌だよ!?私だって嫌だよ!!?」
「そんなこと言わねぇでさ、頼むよ。お前のバニー姿が『根』にとっての最後の希望なんだよ」
「え、そうなの?うーん。それなら……」
「それは希望じゃなくて欲望って言うのよ!!マリーも真に受けてんじゃないわよッ!!!」
「おいコラ、余計なこと言うなよフー。折角上手く行きそうだったのに」
「行かせてたまるもんですかッ!!」
「……でも、どうしてそんなにバニー服着せたいの?」
「オレは趣味じゃねぇんだけどさ。バニー姿のマリーのおっぱいが見たいからついでに残念な胸のフーのバニー姿も見ておこう
略して『シャオの計画』だな」
「カイル!!勝手なことを言うんじゃない!!」
「きゃああああああ!!!」
「ちょっとシャオ!アンタ何でそんなとこに居るのよ!!しかも何で鼻血出してんの!!?」

571 :
「カイル君、これはやっぱりサイズが合わないですねぇ。ちょっとウエストがきついですよ」
「そうか。女物だからなぁ」
「ヴァン君……!?」
「何でアンタが着てんのよーーーッ!!!」
「いや、ヴァンが着たらお前らもつられて着るんじゃないかってシャオがな?」
「そうですよ、ところでどうですか?ボクの着こなしは」
「無駄に完璧よッ!!シャオのイケメン(笑)さくらいに完璧よッ!!!」
「だから何で僕のせいにするんだ!?しかも何気に失礼なこと言ってないか!!?」
「シャオ君……そんなひどいこと考えてたんだ……」
「違う、誤解なんだマリー!!僕は」
「マリーのバニー姿というかむしろおっぱいが」
「恥じらう表情が見たかった」
「……って、言ってたんだぜマリー」
「そういうことですよマリーさん」
「……最低だよッ!!シャオ君のえっち!!変態ーーッ!!!」
「待ってくれマリーッ!!!」

という訳で、卯年にちなんでベッタベタにバニーネタなど。
雨宮さんVerも考えてみたけど首一本ヘシ折られるハゲアさんしか幻視出来ませんでしたサーセンwww

572 :
アビスさん降臨すればいけたかも試練?>雨宮バニー

573 :
過疎

574 :
ごめん、書く気はあるんだが色々追っつかないんだ。書きかけのは必ず完結させるから気長に待ってて貰えると嬉しい。

575 :
待ってるよー

576 :
「豆なんて毎日食べてるじゃないの……」
「駄目だよフーちゃん、今日は節分なんだから」
「えー……」
「おい、お前ら!今日はこれを着t「お断りよッ!!いい加減にしなさいよねカイル!!!」
「まだ何も言ってねぇだろ?決め付けは良くないぞ」
「節分にトラ柄の衣装なんていったら、見当くらいつくわよ!第一それは出版社が違うでしょ!?」
「そんな固いこと言うなって。ちょっとこの衣装を着て、豆を投げて回るだけの簡単なお仕事なんだからさ」
「全然簡単じゃないわよ!!それに何で鬼が豆を投げて回るのよ!!逆じゃないの!!」
「世の中にはな、鬼っ娘に豆をぶつけられたい人種ってのが居るんだぜ」
「そんな特殊な性癖の人種に関わりたくなんかないわよッ!!!」
「……そうか、ならマリー」
「だ、だからっ、私だって嫌だよっ!?」
「嫌がってんのに無理に着てくれなんて言わねぇよ。代わりにお前の下の豆を」
「食べさせも弄らせもしないわよーーッ!!!」
「うわッ!?ちょ、おま、全力で豆ぶつけんなって痛ッ!!!」
「フーちゃん!?いきなりどうしたの??」
「カイル君ー。ハルヒコさんに協力をお願いしたら断られましたよ」
「そうか。雷があれば完璧だったのになぁ。仕方ねぇな、とりあえず語尾に『だっちゃ』を付けようぜ」
「分かったっちゃダーリン」
「ヴ…、ヴァン君…!!?」
「だーかーらーッ!!どうしてアンタが着てんのよッ!!!悪ふざけにも程があるわよ!!?」
「悪ふざけとは心外ですね。ボクは真剣に節分というイベントに取り組んでいるのに」
「完全に取り組み方が斜め上の方向じゃないのよ!!!しかもそのドヤ顔!アンタ絶対確信犯でしょ!!」

577 :
「ところで……、その太巻きはどうしたの?」
「ああ、これはフブキさんからお二人にと預かってきたんです。恵方巻ですよ」
「アタシ達の分だけ?アンタ達のは?」
「ああ、オレ達はもう食ったんだ。だから気にせず食えよ」
「そうなの?まぁいいわ、いただきまーす」
「じゃあ私もいただきます。うわぁ……大きいね、全部食べられるかな」
「恵方を向いて、喋らずに食うんだぞ」
「一口に頬張らないと駄目ですからね」
「はむ……、うぅ……」
「ん……、むぐ……」
「……いい眺めだな」
「……黒くて立派な太巻きですからねぇ」
「だよなぁ。おいフー、もっと舌を使えよ」
「マリーさんは涙目ですね。そのまま上目遣いにするとよりいい感じになりますよ」
「ぷは……、ちょっとアンタ達ッ!!性的な目線で批評してんじゃないわよ!!!」
「おいおい、途中で喋ったら駄目だって言ったろ?」
「ぅ……。もう駄目、こんなに太くて大きいのは無理だよ……」
「しょうがねぇなぁ。でもこんだけ見れたら充分だよなぁシャオ?」
「カイル!!呼ぶなと言っただろう!!」
「きゃあああああああ!!!」
「シャオ!?何でアンタ天井から出てくんのよーーッ!!しかもまた鼻血出てんじゃない!!?」
「ところでシャオ君。いい画は撮れましたか?」
「おいヴァン!!それは言わないでくれと言っただろう!?」
「……シャオ君、そのカメラは何……?」
「あ、いや、その。これは節分という記録を残す為に」
「どうせ間違った記録なんでしょ!?シャオ君の馬鹿ああああああッ!!!」
「うわ(ビシッ)、マリー(バシッ)、痛ッ(ベシッ)、豆を(ビシバシッ)、テレキネシスで(ビシバシベシッ)、ぶつけるのは止め(ズドドドドドッ)!!!」
「……これが、正しい節分の在り方なんですね」
「あァ、そうだな」
「綺麗にまとめようとしてんじゃないわよーーッ!!!」

日付的には滑り込みアウトになっちゃったけど鬼っ娘っていいよね。
黒くて立派な太巻きを涙目で頬張るおにゃのこも捨て難いけどね。

578 :
素晴らしい紳士がいると聞いて

579 :
「マリー、何作ってんの?明日のおやつ?」
「あ、フーちゃん。これはね」
「チョコ?しかもこんなに……?」
「うん、バレンタインにと思って」
「へぇー、生チョコねぇ。……美味しーい!」
「あっ、駄目だよつまみ食いしちゃ!」
「こんなに沢山あるんだから一個くらいいいじゃないのよォ!んー、やっぱ美味しいじゃない!」
「もぅ、フーちゃんったら……」
「だーって、どうせ男達に配るんでしょ?だからアタシが味見したげるわよ」
「ちゃんとフーちゃんの分も用意するから大丈夫だって」
「そうなの?」
「そうだよ。だから今食べちゃったらフーちゃんの分なくなっちゃうよ?」
「いーわよ、シャオの分取ってやるから。シャオってば甘いモノ苦手じゃない?」
「そ、それは……」
「あーそれとも、最初からシャオの分はなかったりする訳?」
「そ……」
「アンタ達ずっと喧嘩してたわよねぇ?だったら……」
「そんなことないんだからッッ!!!」
「い、いきなり怒らなくたっていいじゃないの……!一瞬チョコ浮いてたわよ!?」
「そ、それはッ!底にもココアパウダーまぶそうと思って!!」
「こんなことにテレキネシス使う訳!?バレバレな嘘吐くんじゃないわよッ!」
「う……、だって……」
「……もしかして、これをキッカケに仲直りしようって計画?あー若いっていいわねぇ〜」
「べ、別に、そんなつもりじゃ、ないけど」
「……マリー。それ、マヨネーズ」
「えっ?……あっあっ、こ、こここれは隠し味だからっ!?」
「隠れないわよそんなモン!!」
「節分からずっーと、顔合わせても無視しっ放しだったじゃない。シャオってばゲブラーされたみたいに干からびてたわよ?」
「だって……、シャオ君があんなこと……するから……」
「……まあ確かに、盗撮はどうかと思ったけど」
「しかも取り上げたカメラのデータ見たら……、天井から胸元だけ撮ったのと、すごいローアングルのだった、し……」
「どう見ても投稿写真です、本当にありがとうございました。だったけどね」
「だから私、頭に血が上っちゃって……」
「その場でカメラ粉砕したあげくにシャオまで粉砕しようとしてたじゃない?アタシ達が止めなかったら大惨事だったわよ」
「さ、流石にちょっとやり過ぎたとは、思ってるよ……?だから」

580 :
「おい、お前ら!」
「帰りなさい!!」
「何だよ、ひでぇ言い草だなあ」
「カイルの考えることくらい、三度目にもなったら予想がつくわよ!で?今日はバレンタインデーだから女体にチョコレートとでも言う気?」
「おいおい、オレを見くびってもらっちゃ困るぜ。そんなありきたりな手を考えるワケねぇだろ?」
「じゃあ何だってのよ」
「シャオが落ち込みすぎてそろそろにそうなんだよ。で、マリーも仲直りしたいみてぇなんだろ?ここはオレ達が一肌脱ぐ番かと思ってな」
「オレ『達』……?」
「一肌『脱ぐ』……?」

−……ンタインデイ・キス♪バレンタインデイ・キス♪バレンタインデイ・キッス♪♪
「な、何この歌……」
「この声、まさか……」
「リボンをかけ〜て〜♪」
「きゃああああああああ!!?」
「ヴァン!!?」
「あ、お二人ともお揃いでしたか」
「お揃いでしたか、じゃないわよッ!!何なのその格好!?」
「バレンタインらしくていいじゃないですか」
「良くないわよッ!?ヴァン、アンタ何で全裸にリボン巻いてんのオオオオッ!?」
「これが古き良き伝統芸能だと聞いたんですけど」
「こんな伝統芸能なんて聞いたことないわよッ!!アンタもう今すぐ、渡り廊下で土下座しなさいよッ!!」
「嫌だなあハハハハハ。ボクは乙女心を代弁しただけなのに」
「乙女は!全裸に!リボンを!巻いたり!しないのよオオオオ!!!」
「カ、カイル君、これは……!?」
「見たら分かるだろ?」
「分からないから聞いてんのよッ!!」
「謝るついでに『チョコじゃなくて私を食・べ・て♪』という完璧な計画を提案しようかと思いまして」
「完璧に『作者は病気』か『病院が来い』な計画じゃないのッ!!」
「分かり合う為には、身体と身体のぶつかり合いが必要だろ?」
「ぶつかり方が違うよッ!?こんなのじゃ力士だって分かり合えないと思うよ!!?」
「まぁまぁ、マリーさんの為にリボンも用意してきましたから。ほら、乙女らしくピンク色ですよ?」
「あ、ラメ入って可愛いね」
「安心して下さい。身体のラッピングだけでなく、チョコレートのラッピングにも使えますから」
「何がどう安心なのよオオオオッ!!?マリーも乗せられてんじゃないわよッ!!!」

581 :
「だ、だって……。いくら何でもシャオ君には酷いことしちゃったなって思うし……。謝るなら、このくらいしないと誠意が見せられないのかなって」
「それ誠意じゃなくて(もちろん)性(的な)意(味で)だから!!アンタ絶対に意味分かってないからッ!!!」
「でも、でも……」
「歩き回って考えたって一緒よ!」
「あ、マリーさんそっちは」
「やべっ」
「きゃああああッ!?」
「どうしたのよマリー?……ってシャオー!?アンタ何で床と同化してんの!!?」
「あ、いや、これは」
「あーあ、バレちまったかァ」
「ここなら大丈夫だと思ったんですけどねぇ」
「さっきからちょいちょい顔上げてたんだぜ。気付かなかっただろ?」
「気付かないよ!こんなところに人が居るなんて、気付く訳ないよ!?」
「顔まで白く塗って……、ちょっと待ってこれ床に寝て全身を同化させてんの!?」
「流石はフレデリカさん、いいところに気付きましたね」
「良く見なきゃ分かんねぇだろ?」
「じゃ、じゃあ私が座ってるここはもしかして」
「……跨がってるように見えるわね」
「どう見ても騎乗位です本当にありがとうございました。ですね」
「もしくは『これ絶対入ってるよね』だな。おいシャオ、鼻血出てんぞ」

582 :
「そういえばマリーさん、今日は珍しくスカートですよね?シャオ君、もしかして」
「み、見てないぞ!」
「何色でした?」
「だから見てないと言ってるだろう!?白いレースなんて」
「「「あ」」」
「……シャオ君、見たの?」
「違っ、誤解だ!誤解なんだマリー!!」
「じゃあさっきから私のお尻に当たってる こ れ は 何 ?」
「これは、不可抗力なんだ、だから」
「……オ君なんて……」
「おい、ヤバいぞ」
「あれ本気で怒ってるわよ!」

「シャオ君なんて、大ッキライーーッ!!!」
「うわああああああーーッ!!!」

「おいマリー止めろ!リボンでそんな縛り方すんな!!シャオがぬ!!」
「マヨネーズをそんなところに……!やめたげてよぉ!!」
「鼻血があんなに……、致量を超えてます!!これ以上は本当に危険です!!昇天してしまいますよ!!?」
「っていうかシャオ!!アンタ恍惚とした表情してんじゃないわよーーッ!!!」

−後に、彼はこう語る。
『彼女に縛られたことで、絶対に開いてはいけない世界の扉を開いてしまったんだ』と。


一日遅れたけどバレンタインネタ。
途中から泥酔しながら書いたせいで、こんなことになっちまいましたマジサーセンwww

583 :
GJ!!
本誌で小説第二段がでると聞いてさらに嬉しい。

584 :
保守

585 :
まだあったとは
保守

586 :
保守
ここの住人は大丈夫か?

587 :
そもそも住人残ってんのか…?超過疎スレだし。
もし被害に遭った住人がいたら無事を祈る。

588 :
保守

589 :
ナツカシス

590 :
ナツカシイ…

591 :
だれかシャオマリをくれ…
過疎ってんなぁ

592 :
まだある・・・だと・・・?
なんとなく保守

593 :
カイル×フーの職人さん…無事なんだろうか。

594 :
もし俺が話が完成したときまだ残ってたらうpしてもいいかな
文才的にもエロは無理だが

595 :
当たり前だろ。未来で待ってるぜ

596 :
>>594
全裸に靴下で待ってるぜ
エロなしでも大歓迎なんだぜ
エロなしといえばトラブルサイレンの人も無事なんだろうか・・・

597 :
おまえら…ありがとな!
というわけでまだ話は完成してないがとりあえずうpしてみる
シャオマリで、シャオがヘタれない(?)のを目指して書いた。

598 :
「うん、大丈夫」
青空の下でマリーはつぶやいた。
その表情は穏やかですっきりとしている。
ずっとずっと10年も思い続けてきたアゲハへのけじめのつもりだった。
彼はもうこの世界に永遠に来ることはないだろう。
それでいい。愛する人と笑いあって過ごしてくれたら。
強がりなんかじゃない、心からの本当の気持ち。
アゲハに会えなくなるのは寂しいし、悲しい。
しかし恋愛感情でいえば、覚悟が出来ていたのかそれほど引きずっていなかった。
だから『けじめのつもりだった』なのだ。
けじめというにはあっさりしすぎているような気がする。
(不思議…あんなに好きだったのに)
空を見上げ、思わぬまぶしさに手をかざす。
アゲハは自分にとっての太陽だった。それが一番しっくりくるかもしれない。

599 :
「マリー」
不意に声をかけられ、振り返るとシャオが少し離れた所に立っていた。
「シャオ君。」
「フレデリカが探していたよ」
「わざわざ言いに来てくれたの?ありがとう!」
「いや…」
そう言って何か言いにくそうに口ごもる。
察しのいい彼はもしかしたら自分がアゲハのことでここに来た事に気が付いているのかもしれない。
彼は心配そうな、というか戸惑っているのだろうか、なんとも言い難い表情をしていた。
「マリー、」
「アゲハさんのことならもう大丈夫!」
「え、あ、いや…そう、なのか?」
「うん。なんていうか、思ったより全然平気だったの。自分でもちょっと不思議なんだけど」
「そうか…」
「うん!あ、シャオ君フーちゃんどこ?」

600 :
俺まだ高校はいったばっかなんだ
今日はここまで

601 :
やっと来れたと思ったら

誰か居るか?

602 :
言いながら近づいていく。
いったい何の用事だろうか。
今日のお菓子のことかもしれない。そういえばもうそろそろそんな時間だ。
「…フレデリカは急ぎじゃないみたいだったし、先にいいかな。マリーに言いたいことがあるんだ」
「?うん」
シャオは少し深めに息を吸い、吐く。
いつもより真剣なまなざしに胸が鳴った。

「好きだ」

一瞬周りが真っ白になって、ほとんどにおいての認識が出来なかった。
顔が熱くて、体が動かない。心臓が耳の奥で五月蠅く暴れている。
シャオの瞳に映る自分は目を見開き固まっている。
そんなマリーをおいてけぼりにしてシャオは続ける。

「マリーがアゲハさんを好きになるよりも、ずっと前からマリーの事が好きだった」

603 :
18歳で高校入学とは

604 :
>>594
小説書く以前に空気を読む勉強しような
3年後まで続き書かなくていいよ、てか来ないでくれ

605 :
18歳未満の方は、エロ妄想を含まない範囲で2ちゃんねる掲示板をご利用ください。
って書いてあったからエロなしだったらいけるかと思ったんだ。
空気を悪くしてしまってすみませんでした。
もう来ないよ、本当にごめん

606 :
エロパロ板は18歳未満は閲覧禁止だ
エロなしならいいなんてイミフな言い訳してんじゃねーよ
二度と来るな

607 :
Pinkは21禁だけど

608 :
ゴッドランドカンパニーのSS書きたくなったんだけど
ここ借りてもいいかな

609 :
岩代のNEXTのやつ?
だったら問題ないと思うし俺は歓迎

610 :
保守

611 :
フーちゃんに会いたい

612 :
シャオ先輩!

613 :
未来が変わったせいでマリーが貧乳に、フレデリカが巨乳に

614 :
フーちゃんのあの性格で巨乳なんて女王サマすぎて魅力がない!!!

615 :
巨乳がコンプレックスで、訓練時に揺れる胸を涙目で押さえて「み、みないでよっ!」ならどうだ

616 :
採用!!!

617 :
カイル×フー続き期待保守

618 :
保守
誰かいるか?

619 :
ノシ

620 :
まだ人居たのか…
カイル×フー書きかけのまま放置している者ですごめんなさい。
連載終わってから全然書けなくなってました。
すぐに完結は無理だけど、途中まででも投下出来れば。
…って宣言して後に引けなくしときます。
近い内に来れるようにちと頑張ってくるわ。ノシ

621 :
ダレモイナイ…
トウカスルナライマノウチ |Д`)
つー訳で、今更ながら>>515 の続きです。
今北産業向けまとめ
オナニー
し過ぎて
体調不良

(それに……、ヴァンにまで、バレてるなんて……ッ!)
つい一昨日のことである。
毎夜のことながら発散出来ない性欲に苛立っていたフレデリカは、少なからず寝不足に陥っていた。
「イケなく」なってからというもの、とにかく寝付きが悪くなってしまったのだからどうしようもない。
改善策も浮かばぬままに廊下を歩いていたところを、ヴァンに呼び止められたのだった。
「フレデリカさん」
「なに?」
「最近、調子が悪そうですね?」
「そんなこと…ない、わよ」
「いーえ、ボクの目は誤魔化せませんよ!診てあげますから治療室に行きましょう!」
「やだ、もう!引っ張らないでよ!!」
フレデリカは不調であってもそれを否定することはいつものことである為、ヴァンは構わずフレデリカの手を引く。
有無を言わさず治療室へと連行されて診察を受けたものの、異常などあるはずもなくヴァンは首を傾げていた。
「うーん…。特に異常はないみたいですね」
「だから、さっきからそう言ってるじゃない!単なる寝不足だってば!」
「ストレスから来てるのかもしれませんね、何か悩みでもあるんですか?」
「悩み…?」
ふとカイルの顔が思い浮かび、フレデリカはたちまち顔を真っ赤に染める。
悩みなら、ある。それもどうしようもなくて、だけれども他人には言えないような深刻な悩みが。
「……ねぇ、ヴァン。例えばの話、なんだけど……」
誰にも話せない内容だが、それでも誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。
フレデリカは悩んだ末に「例え話と称してさりげなくヴァンに尋ねてみる」という妙案に思い至った。
但しフレデリカの「さりげなく」は「露骨」と同義である為、単なる赤裸々な告白に他ならなかったのであるが。
ヴァンは真っ赤な顔でしどろもどろになりながら話を続けるフレデリカを前にして、どこか呆れたような表情を浮かべていた。

622 :
「……で、どう思う?」
「そうですねぇ……」
ううむ、と唸ってヴァンは考え込む。
突っ込むべき点は山程あるのだが、一体どこから突っ込めば良いのか。
そんな理由で迷っているとは想像だにしていないフレデリカは、神妙な面持ちでヴァンの様子を窺っていた。
「普通なら……、有り得ない話ですね。まあシャオ君なら話は別ですが」
「どういうことよ……?」
「それはシャオ君がヘタ……、女性に手を出せない意気地な……、……紳士だからですよ」
「そうなの……。じゃあ、普通はどうなの?」
「そうですね。普通ならその場で無理矢理レイプされて、嫌がるところに中出しされてもおかしくないですよね」
「……ッ!?」
「というか、それ以外に有り得ないと言いますか……。良く無事で済んだものですね?」
「だッ、だからッ、アタシじゃない、わよッ!!」
「……ああ、そうでしたね。『例えば』の話でしたか」
慌てふためくフレデリカに対し、ヴァンはさも面倒臭いとでも言いたげに眉根を寄せる。
ここまであからさまな反応をしておきながら、それでも尚自分のことではないと言い張れるその度胸はある意味尊敬に値する。
だがしかし、相手をするには少々面倒臭いし骨が折れる。
ヴァンは小さく溜息を吐くと、呆れつつも言葉を選ぶかのように慎重な様子を見せていた。

623 :
そして治療室には、どこか重苦しい雰囲気が漂っている。
ヴァンは少し呆れた様子で沈黙し、フレデリカはそんなヴァンの顔色を伺うように時折視線を上向ける。
向かい合って座ったまま、落ち着かないフレデリカと変わらないヴァンの視線だけが、せわしなく交錯していた。
「…………」
「結論を言えば、不用心だなというのがボクの見解ですね」
「う……、うん……」
「何をどうしたらそういう状況に陥ったのかも、正直理解に苦しみますけど」
「そう……なの」
「はい。さっきも言いましたけど、そんな状況だったら大抵の男はヤる気になりますよ。
だって明らかに誘ってますからね?まあ、当人にその意識は無かったんでしょうけど。
それすら知らずに、そんなことをしている辺りが不用心だなぁと思いましたね」
「…………」
「相手もそれを分かっていたから、無理にはしなかったようですけど」
フレデリカの顔は、みるみるうちに真っ赤に染まる。
『本番はしない』と言った代わりに、それに近い行為を強要されたのはそういう意味だったのか。
それなら確かに、強引だったカイルの行動の数々にも納得が行く。
未だに脳裏に焼き付いたままのそれを思い出し、フレデリカはヴァンの前であることも忘れて
手で顔を覆って俯いてしまうと、顔どころか耳まで真っ赤に染めていた。
「……どうしたんですか?顔、真っ赤ですよ」
「な、何でも、ないわよッ」
「そうですか?まるで自分のことを言われたみたいな反応してますよ」
「ち、ちがッ、違うってば!!」
「……まあ、別にどうでもいいですけど。でも今後はもう少し注意した方がいいんじゃないですか?
例えばカイル君あたりなら、まず間違いなく手を出しそうですもんね」
「!!?」
突然カイルの名前を出されたことで、フレデリカは更に露骨に驚いた様子を見せる。
その過剰なまでの反応に、ヴァンも一瞬驚いた表情を見せていた。
しかしすぐに表情を戻してフレデリカを見据えると、今度は意味ありげな笑みを浮かべていた。

624 :
「カッ、カカ、カイル……が?」
「そうですよ。シャオ君と対極と言いますか。据え膳どころか、据えてない膳でも構わず食べるくらいですから」
「た、食べ、食べるって……!?」
「……まあ、実際にはどうだかなんてボクの口から言える話じゃないんで、そこはご想像にお任せしますけど」
「あああ、そ、そそ、その……ッ!!」
「あくまで『例え話』ですよ。そちらの『例え話』の相手がカイル君みたいな人だったら……。
どう見ても据え膳ですからね、食べてくださいって言ってるようなものですし。確実に食べられちゃいますよね?」
「…………ッ!!!」
ガタン、と一際大きな音が室内に響き渡る。
フレデリカが勢い良く立ち上がった拍子に、椅子がひっくり返る音だった。
それには流石のヴァンも驚いた風に目を丸くしている。フレデリカはこれ以上ないくらいに顔を真っ赤に染め、唇をわなわなと震わせながら、ヴァンを見下ろしていた。
「帰る」
「まだ診察の途中ですよ?」
「もういいってば。異常、ないんでしょ?」
「今のところは、ですけど」
「これ以上調べたって時間の無駄よ、アタシは全然何ともないんだから、いいのッ」
早くこの場から立ち去りたいんだと言わんばかりに、フレデリカは早口でまくし立てる。
これはもう何を言っても無駄だと判断したヴァンは、盛大に溜息を吐いて見せた。
それを肯定と捉えたフレデリカは、脇目も振らずにドアへと向かって行く。
「あ、そうだ。一つ大事なことを言い忘れてました」
「…………何よ」
「寝不足の原因ですけど『一人遊び』は程々にした方がいいんじゃないかと思って」
「!!?」
余りに予想外な発言に、フレデリカはヴァンの方へと向き直る。
するとヴァンは変わらず屈託のない笑みを浮かべたままフレデリカを見つめていた。

625 :
「まぁ、ストレス発散という意味ではいいのかもしれませんけど。流石に毎日は度が過ぎると思いますよ」
「あ……ッ、な……!?」
「女性ホルモンの分泌を促して肌が綺麗になるなんて俗説もありますが、ボクは信じてませんし。結局のところは欲求不満の解消に過ぎないですよね」
「なッ、なな何言って、んの、よッ!!」
「−−ボクが人の身体のことで、分からないことがあるとでも思ってるんですか?」
「…………ッ!!!」
今度こそ完全に絶句してしまったフレデリカは、口をぱくぱくと開閉させながら顔面蒼白となっていた。
内心では笑いを堪えつつ、ヴァンは平静な態度を崩さずに言葉を続ける。
「寝不足になるほどしてしまうなら、敢えて自制するのもいいんじゃないかと思っただけですよ
もしくは……、欲求不満の原因を『解消』出来る方法を探してみたらどうですか?」
「……余計なお世話よッ!!ヴァンの馬鹿あああああッ!!!」
−−バタンッ!!!
ヴァンの言わんとすることを理解したフレデリカは一際大きな声で絶叫すると、乱暴にドアを閉じて走り去っていった。
バタバタという足音が小さくなったところで、ヴァンはとうとう堪え切れずに噴き出してしまう。
「……まさか、相手がカイル君とは意外ですねぇ」
フレデリカほど露骨ではないにせよ、最近カイルの様子も不自然だったことを思い出す。
そして再び噴き出すと、愉快でたまらないといった笑みを浮かべていた。

626 :
−−そして一昨日受けたヴァンの「診察」以来、フレデリカの抱えていた悩みは解消されるどころか倍増してしまっていた。
他の誰かならハッタリだと受け流すところなのだが、CUREの使い手であるヴァンとなれば話は別だ。
しかもあの口ぶりからすると、以前からフレデリカが自慰行為を繰り返していることも見抜いているようだ。
カイルに知られてしまったというだけでも問題だというのに、まさかヴァンにまで知られてしまうとは。
フレデリカは盛大な溜息を吐くと、頭を抱え込んでいた。
「……どうしようもない、でしょ」
フレデリカは壁に背を預け、抱え込んだ膝の上に顔を伏せる。
自慰行為によって愛液や汗で汚れたショーツは既に脱ぎ捨てていた。一糸纏わぬ姿でシーツに包まっていると、火照った身体を擦る衣擦れの感触が心地好い。
快感と背徳感に煽られた身体は、たったそれだけの刺激でも再び欲望に溺れつつあった。
「……ッ、……あ……」
半端な刺激では満足の出来ない貪欲な身体。フレデリカの指は、そんな身体を慰めようとして秘唇を掻き回す。
ぐちゃぐちゃという淫靡な音と共に、奥から新たな愛液が溢れて指を汚す。
自分の指では絶頂には至れない。そのことは嫌というほど分かっていながらも、我慢の出来ない身体は形ばかりの快楽を欲する。
そして当然のことながら絶頂には至らず、却って悶々とすることも分かっていながら、それでもフレデリカは目先の快楽に身を任せずにはいられなくなっていた。

627 :
「はッ……、あぁ……」
カイルとの行為を思い浮かべながら、目を閉じて脚を開くと秘唇に指を突き立てる。
じゅぷじゅぷと音を立てながら指で秘唇を犯していたが、今度はヴァンの「忠告」が脳裏を掠める。
そうして手を止めては頭を抱え、再び手を動かしても満足出来ずにまた手を止めていた。
「……やっぱり、これしかないのかしらね」
昨日は結局どうしようもなくなり、一段と煮え切らない状態のまま就寝せざるを得なかった。
このままでは本当に体調を崩してしまいかねない。かといってこの「日課」を止めてしまうことはもっと出来そうにない。
考え抜いた末にフレデリカが出した結論は「指が駄目なら違うものを使えばいい」というものだった。
「…………」
意を決して、ベッドサイドに用意していたものに手を伸ばす。
手にしたもの、それは今日の収穫作業の際にこっそりと拝借してきた胡瓜だった。
こんな行為に食物を使うことに対して少しばかり罪悪感を覚えはしたが、かといって他に使えそうなものは思い浮かばない。
手の中の胡瓜を、まじまじと見つめてみる。恐らく男の自身より細めであろうそれは、フレデリカの指よりも径が太い。
その質感に気圧されはしたが、背徳感と罪悪感の入り混じった好奇心が恐怖を上回っていた。
フレデリカは手の内で胡瓜を弄んでいたが、しばらくして胡瓜に手を沿えると、おもむろに濃い緑色のそれを口に含んだ。

628 :
とりあえずここまで。
次回はフーちゃんのきゅうりフェラからお届けします。
努力の方向が全力で間違ってるというツッコミは受け付けません。悪しからず。

629 :
おお今気づいた、続き待ってたよ
遅ればせながらGJ。
フーちゃん可愛いよフーちゃん。

630 :
>>628
おおGJ!
全裸待機してたかいがあった
そして胡瓜か…楽しみにしてる

631 :
フレデリカが下の口で舐めた胡瓜をシャオがアナルバーストするSS下さい

632 :
度重なるπタッチにマリーがキレてシャオの膀胱をテレキネシスで捻り切るSSでも良いので下さい

633 :
ヴィーゴの巧みな指先のテクニックによりついに大動脈オナニーに目覚めちゃうフーちゃんのSSお願いします

634 :
デレデレ雨宮さん×アゲハか、デレデレミスラ×アゲハが読みたい

635 :
保守
人いないなあ

636 :
いや、いるよ胡瓜を全裸待機

637 :
胡瓜待機中ノシ
カイル×フーも期待

638 :
保守

639 :
保守

640 :
あけおめ

641 :
保守

642 :
アゲハとフレデリカな話はまだっすか

643 :
サイレンス

644 :
もう人いないよなあ・・・
昔みたいに活気でてくんねぇかな・・・

645 :
いつか書いてみたいと思ってたんだけどさ。
DTだからエロが書けないことに気づいたんだ。

646 :
age

647 :
保守
職人消えたみたいだな

648 :
マリーの初潮エピソードをだな

649 :
復旧のためカキコ

650 :
マリーたんペロペロ

651 :
マリー「アゲハさんを監禁して誰の目にも触れないようにしておけば、アゲハさんは私のもの…!ふふふ、あはははははは…!」

652 :
ヒリュー「朝河飛龍はクールに去るぜ」

653 :
保守

654 :
マリー「アゲハさん…私…もう…」
アゲハ「いいぜマリー、来いよ…」
マリー「はい…アゲハさん…」スッ
雨宮「アゲハのちんぽもーらい!」ズボッ
アゲハ「うほぉう!?」ドビュッ
マリー「ああーーー!?」ガーン

655 :
マリーさん

656 :
あは〜ん

657 :2013/07/16
保守
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