2013年10エロパロ406: スクランスレ@エロパロ板 20話目 (475) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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スクランスレ@エロパロ板 20話目


1 :2010/02/08 〜 最終レス :2013/09/15
かつて週刊少年マガジンで大好評のうちに連載を終了したスクールランブルと
マガジンスペシャルにてただ今絶賛連載中のスクールランブルZのエロパロを書くスレです。
801ネタはヤオイ板で、嵐はスルーで、ごった煮SSは絶対禁止!カエレ!
SS書き限定の心構えとして「叩かれても泣かない」位の気概で。
的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。
マターリハァハァ逝きましょう
新保管庫
http://www31.atwiki.jp/kokona/pages/1.html
旧保管庫
http://www.geocities.jp/seki_ken44/
〜前スレ〜
スクランスレ@エロパロ板 19話目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241647288/

2 :
すいません
前スレが容量超えで埋まってしまったので急遽立てました
IFスレの続きはないと思うのでテンプレからはずしてあります

3 :
即回避兼、続投。
今回は100%エロです。エロいかどうかは別として。

4 :


 「っ…」
 組み敷いた八雲からまだかすかに立ち込める、風呂上りのいい匂い。
 下品じゃない程度に鼻をすん、と鳴らす。やはりいい匂いだった。
 この不思議な香をもっと深く深く吸い込みたい。
 「……んっ」
 ここでキスしちゃっていーかな、と聞くより先に熱い吐息混じりの積極的な口づけを与えてしまう。触れ合って互いの形を確かめた。
 拒否されるとは少しも考えなかった。唇を通し、自分の持つただ抱きしめてキスをする以上の衝動を送り込む。
 瞳と瞳が線で繋がる。体温と共に一瞬だけ彼女の心が見えた気がした。
 その中には播磨拳児という男しかいない。勝手ながら、それで許しを得たと思った。
 軽い接触を終えて、呼吸を挟まず強く呼吸器官を押しつける。
 睦みあう唇からは……ぬるぬる。内側は外よりもずっと温かく、甘い八雲の味は自我を溶かす程に甘かった。
 「んっ……んむっ…」
 目を閉じたのは同時。焦る舌先が口中をおずおずとノックしてくる。
 純粋に思ったことに身を任せてみれば、湧いてくるのは八雲が欲しいという欲求だった。
 昨日の今日だが、また抱かせて欲しい。不思議と恥は感じない。どんなアピールより自然に思える。好き合う人を求めることが。
 「……っ……ん…! …んぅ……ちゅっ……」
 ちゅうちゅうと吸い合う音。恥は感じないが少しばかり犯罪的な気もした。
 抵抗されないことを知っていて、八雲へステップを無視し獣のように襲い掛かってることが。
 熱く潤んだ彼女の顔は男の情熱にあてられどこか不安気でもあった。
 だが服の中に手を入れやすいように背を浮かすし、舌を差し込めば歯の間の隙間を丁寧に開いてくれる。
 歯磨き粉の味は時間の経過と共に丁度良い塩梅で薄れていて、正負両方の飾りのない八雲の口を隅々まで味わえそうだった。
 「んふ…」
 二人の中間点で舌と舌とが絡み合い、溶け合っていく。ちゅぱちゅぱ、水音がうるさいほどに大きくなっていく。
 互いの口に唾液が溜まって交換し合い、喉に運ぶ。密着した身体は互いに熱く、高ぶっているのが分かる。
 拳児は八雲に押し付けられた胸の丸みと奥の鼓動、男に抱かれる緊張に震える肢体を。
 八雲は拳児に肩を包まれその逞しい腕の大きさと、身体の線を確かめてくる手に優しさを感じていた。
 息継ぎに唇を離し目を開くと、瞳が合う。
 相手の自分だけを見ている顔がすぐ近くにある。まじまじ見つめあい、愛らしく思えた。

5 :

 「は、あっ……!」
 八雲が喘いだ。朝にもあった、桜色の吐息。
 それは拳児が唇を離すとすぐさま彼女の腰を深く抱き、その首筋にぢゅうっと吸いついたから。
 「あ……ああああぁ、あぁ……」
 ゾクゾクゾク。八雲は電流のような快感に背を弓なりにし、身悶えする。
 優しさは一変。強引で、直情的で、欲しい欲しいという欲望を直触りで伝えられ力が抜けてしまっていた。
 されている行動の根底に愛以外のものが混じっているのも分かる。それは拳児の負の部分とも、男ならどうしようもないともいえるサガ――暴力性。
 彼にはどこか落ち着きがあった。昨日の経験からだろうが、そのせいで、今は色濃く獣の雰囲気が出てしまっている。
 その"違い"を八雲は確かに嗅ぎ取っていた。少しだけ、ほんの少しだけ、躊躇してしまう。
 「…播磨、さん」
 「妹さん…俺」
 「……いい、ですよ。あなたになら……何を、されても……」
 八雲は克服の証明にもう一度深いキスをした。先程よりも長く強く吸い付くものを。
 前の接吻で口内に唾が精製されていたのは彼も同じらしい、上下の唇を撫で上げられてそっと開くと――つぷ。
 たっぷりと濡れ一層熱を持った舌が差し入れられてきたのだ。感じる鼓動はどちらのものか混ぜ合わさってよく分からない。
 「ちゅっ…んっ、…くちゅっ……」
 最初から一つのものだったように唇同士が求め合う。
 指先で後ろ髪をくすぐるように扱われた。髪の先を揺らされる度に、小さく首の後ろから背筋を真下に駆けるものがある。
 「んっ、んんっ…ん…」
 体温調節がおかしくなったのかと思うほどに身体が熱い。
 キスを続けていると目が眩み、心臓がうるさくなって、口の中はトロトロになり、甘い香りに蕩けてしまう。
 こんなにも私達は好き合っているんだ、と考えると八雲はとても嬉しくなった。
 背中に回されたもう一つの腕に体を後ろから固定され、胸元に手を添えられる。
 昨日もそうだったが、このふくらみは彼にひどく気に入ってもらえたようだった。
 だから今もきっと好きなようにされてしまう。想像するだけで彼の高揚が伝わるように自分も興奮してしまう。
 ほら厚手のパジャマの上から太い指が――。
 「えっ?」
 「……」
 来なかった。それどころか感じていた彼の威圧感や体の重みが消えていく。
 胸を触られ行為は更にエスカレートしていくと思っていたので、それが外れたことについ声を上げてしまった。
 おまけに半身をどかした拳児がすっと離れていく。立つと座るの間の片膝を床につけた格好になりそのまま――すまねえ、と一言。
 「ご、ごめんなさい……! 何か、無作法がありましたら……謝ります」
 仰向けから両腕を立て腰から上を持ち上げて、狼狽した声で謝り返す八雲。
 きっと自分がひどく失礼なことをしてしまったのだと考えたためだった。
 あれほど強く、収奪するような抱擁とキスをしてもらったというのに、それをぶち壊しにしてしまう程の無礼を。
 「いや…そーじゃなくてだな。……絃子の奴に言われたのを、思い出した。妹さんの体を気遣ってやれって」
 「刑部先生が……ですか?」
 八雲は軽い安堵と強い羨望を覚えた。彼と生活していると時々、その名が話題に上ることがある。
 きっと拳児にとっての刑部絃子という女性はただの血縁者という枠内に収まらないのだ。
 たまに見せる誰かの影響らしい言動の数々も、こうして彼が止まってしまったのも、あの麗人が作用しているのだろう。
 「準備……何もしてねえ。その、ヒニンとか、よ」
 最もな言い分である。八雲とて考えなしに行為に及ぶのは(受け入れておいて説得力に欠けるが)不安がある。けれど……。
 「……俺が全部被って済む問題じゃねえし。これからの一年は、妹さんの人生がかかってるって言っても過言じゃ――」
 気遣ってもらえるのは嬉しい。しかし……。
 「……? お、おい…、妹さん!?」

6 :

 拳児は夜にそぐわない声で叫んだ。八雲が自らの上の寝着に手をかけたかと思うと、勢いよくめくったのだ。
 下から彼女らしい真白のシャツ、そこから透けてブラのラインが露となる。だが薄布一枚の緊張はすぐに失われた。八雲がそのシャツさえも脱いでしまったために。
 「んな!?」
 「それは、一方通行……です」
 無骨な不良漫画家の手にも存分にフィットするだろう、うっすらとした桃色の形と大きさがはっきりと見えた。
 手の届く距離にある女性の象徴は半分ほどが白布から露出している。
 紐だけを残した肩には一部が赤い染みができていた。昨日、天満から付けられたキスマーク。
 人が変わったような八雲の態度に、言葉がない。
 「播磨さんが、したいから……する。できない理由があるから……しない。それだけでは……私の意志が、どこにもないと、思います……」
 最もな言い分である。拳児とて八雲の意思を無視したくない。好き合うとは双方向だ。先程――押し倒した時にも、彼女はいいよと意思を示してくれた。
 だが拳児にとって引き返せるのは今しかなかった。八雲とこれ以上続けていたら満足せぬまま終わるなどできそうにない。
 彼女にひどいことをしてしまいたい一瞬の願望に愚かにも負けて、彼女の将来に大事な影を落とすことになってしまう。
 「播磨さんが、私に……そういう気持ちを、寄せて頂けるように……私も播磨さんに……して、差し上げたいんです」
 「!? あ、あのよ妹さん…それ……そういう言い方、男にゃゴカイ、作るぜ?」
 「……違います。今朝も播磨さんが苦しんでるのに……私は何もできませんでした。そういうのは……嫌、なんです」
 今朝も、という単語に例の我慢比べが思い起こされた。
 八雲の言葉が将来を捨てているものだったり、男を責任という二文字で束縛するつもりがないのは分かる。
 だが、交わりの許されない女か男にする行為とは?
 「ですから、今日は……」
 ……それはとてもいい匂いがして、柔らかく――何より気持ちいいに違いない。
 「私から、させて……頂けませんか……?」
 強気の雰囲気を出していた八雲が、顔を火照らせ上目遣いの視線を下げる。その先には拳児の付け根があった。
 キスをしていた頃から反応し、傍にある八雲の豊胸を目指すように重力に逆らい続けている部分。
 膨張に次ぐ膨張、元々の体積と比較すれば数倍にも膨れ上がっている。
 中に詰まっているのは見えた柔肌に抱いた期待。

7 :

 「今も、こんなに……あ……っ? …………///」
 女の身ではありえない、衣類の形が変わる様をいざ目の当たりにしたためだろう。八雲が明らかな隙を見せる。
 やがて半裸の上半身を子細に眺められる羞恥が勝ってきたのか、彼女は恥ずかしそうに片手で胸元を隠そうとした。
 その仕草が逆に美乳を圧迫してより深い谷間を演出する。
 思わぬ幸運に拳児は――口を空けながら唾を飲むという器用なことをこなしつつ――これを勝機と捉えるに及ぶ。
 「俺は馬鹿だから……妹さん」
 最初の八雲の勢いが復活しないうちに、その場で自らの下穿きを残して下半身を空気に晒した。
 「っ……は、播磨さん」
 「させてくれなんて言われたら……あれだ、調子乗るぜ?」
 「あ……」
 そして少しだけ口調を本来に戻す。受身は性に合わないため、普段八雲の前では息を潜めさせていた粗暴な性根を解放したのだ。
 そのまま壁を背に、すとんと腰を下ろし、両足を開いて間に場所を作る。そして立ち尽くす八雲へ命令するように告げた。
 「妹さんが俺に何をしてくれるのか、楽しみにさせてもらう……いいな?」
 「……はい」
 わざと偉そうに言ったというのに、八雲に気を悪くされるどころかいじらしく微笑みかけられる。頼む、と一言。
 「で、では…」
 上半身を前に倒し、更に低く四つんばいとなる八雲。両脚の間に許し請うようにそっと顔を寄せられた。
 うっすらと濡れた熱を感じる瞳。そんなもので見つめられれば、自制の楔を抜いた今、興奮の象徴は限界なく硬質・肥大化してしまう。
 腕に体重をかけて腰を浮かせた。元々トランクスを一枚残していたのは八雲に頼みたかったから。
 そして許しの合図だと思ったのか、ほっと安堵したように息が零れる。
 「気に入らないようでしたら……仰って下さい。私、初めてで……昨日以外の経験がないから……」
 八雲は短く息を吸い、一思いにとトランクスを下げた。ゴム紐が最後の抵抗を試みて半分ほどで一度止まると、
 僅かに漏れ出る男性の匂いが鼻をつく。脳までを一瞬で満たす、一生忘れられそうにない匂い。男の芳香に八雲はそんな感想を持ってしまう。
 もう一度力を入れて完全に下着を引く。ずい、と隆々とした拳児の秘部が八雲の鼻先に現れた。
 「あっ……播磨さん、の……」
 勢いづいて上下に震動する動きに、八雲はソレが自分を待っていてくれたかのように思い込んでしまう。
 解放の喜びに震え、そそり立っていた一日ぶりに目にする男根。
 (やっぱり、すごい……播磨さんしか知らないのに……すごいんだって思わせる……そんな力強さが、ある……)
 昨晩も見たには見たし、何より身をもってその形を知ったつもりだった。しかし今は明るさの度合い違う。
 日焼けしているはずもないのに彼の肌のどこよりも黒々としていた。うっすら浮いているものは血管だろうか。
 昨晩に体験し感じ取った形と比較。秘粘膜の向きを逆向きに抉ってきただろうカエシ、微妙な刺激を送ってきた裏にある細い筋。
 至上の恍惚に導いてくれた、彼の濃厚な遺伝子の発射口。一つ一つ、いや全てが自分を変えてしまったとんでもないモノ…それを今日は自ら扱おうとしている。
 酔いそうなその香りは抜けそうにないほど濃くて強く、どんな未知のキノコ料理より手がかかりそうな気がしてならない。
 多くの恍惚とも困惑ともとれる感想を抱きながらも、より深く拳児を知れたような気がして八雲は嬉しかった。
 一通り観察したあとにトランクスを完全に脱がし、彼の足から離す。
 そして元あった場所には自らの顔を運んでいく。
 「そ…それでは……」
 「おう。頼む」
 そっと、太いアイスキャンディーを食べるように口を縦に開く。前歯を唇で覆うように調整して、あまり変な顔に見えないように。
 両手で拳児の筋肉の張った大腿部を気持ち程度に広げ、できたスペースに顔を埋める。身を屈め膝で立つと自然と腰の位置が上がった。それは猫の伸びるような姿勢。
 最後、一度だけ確かめるように拳児に目を送り、そして――
 「はっ……ん、……はむっ」
 拳児の黒々とした大樹に含んだ。

8 :


 「くっ!」
 「はぁ…っ、れろ…んっ……んっ」
 第一波。触れられた瞬間、自らの感覚器官から鳥肌の立つ快さが伝わってきて拳児は声を絞った。
 緊張で乾いていたのだろう、唾を媒介にせず、口の内側の肌が直接触れてくる。
 そこへざらっとした舌が。舐められた場所から溶け出しそうな快感が八雲から与えられてきた。
 キスのときにはたまらぬ甘みを分泌してくる彼女の唇に包まれて、輪郭を確かめながら舌がなぞりうねってくる。
 「んっ…れろ……ちゅ……」
 ほどなく、幼児が飴玉をしゃぶり続けるような音が立つ。それこそ八雲は幼児同然に集中していた。
 本人の意識はもちろん、女としての技巧のないその口も、入ってきた肉塊に対し、唾液をたっぷり搾り出すという歓迎する反応で迎えている。
 「っ、は……ふぅ……」 
 息をするため、より八雲は頬と口を膨らませた。大きく開いた隙間から冷たい空気が流れ込んでくる。
 温められた部位が風に冷やされ、すぐ後に淡紅舌で包まれる。
 「ちゅ…ぷ……」
 上下の唇で挟み込み、懸命に内圧の高まってきた自分のを舐め上げられる。
 口で覆っている部分を全て味わうと、訴えるように目をあげ見つめられた。上目遣いの儚げな表情。
 感想を求められていることはすぐに分かった。言うまでもない。拳児は腰に力を入れて、濡らされた場所を直立させることで喜びを伝える。
 「あぁ……で、では今度は、もっと…奥…………んっ……む、んぅっ…」
 喜んでもらえたのだ、と少しだけ口を話し感嘆を漏らす八雲。そして宣言のとおり、次は動きが変化した。くびれの部分までだった唇がより深く飲み込んできたのだ。
 若干苦しみの伴う努力の成果か、舌の届く距離がカサを超え、鼻先が陰毛に触れてくる。
 八雲の口だけでなく鼻まで犯しているような錯覚に拳児は酔う。刺激の質の変化に眩暈さえ感じてしまった。
 「ん、ふ、ふぁ……ちゅ……ぅ、ちゅうぅ……れろ…っ」
 口取りのやり方を徐々に覚え始めてきた八雲。たまっていく唾液を小さな舌の届く限り全てにまぶしていた。
 外からは不明瞭なその動きも拳児には触覚で一つ一つがよく伝わってくる。
 経験のない行為。故に、どこが男を喜ばせる場所なのか、決して傷つけないよう労わりながらそれを探そうとしてくれている恋人の動き。
 重力に引かれ、やがて垂れていく粘性の唾を音立てて吸い付くと、また上にこすりつける、賽の河原のようなその動き。
 亀頭の割れ目を確かめるようにウネウネ、チロチロ、舌先が入ってくるのがたまらなく気持ちいい。
 やがて口だけでなく顔全体を動かす考えに至ったのか上半身が前後する。
 白いブラジャーに整えられた、高さのある乳房が少しだけ遅れてふるふると揺れた。
 見せつけるような動きが欲情をひどく刺激する。

9 :


 「くっ!」
 「はぁ…っ、れろ…んっ……んっ」
 第一波。触れられた瞬間、自らの感覚器官から鳥肌の立つ快さが伝わってきて拳児は声を絞った。
 緊張で乾いていたのだろう、唾を媒介にせず、口の内側の肌が直接触れてくる。
 そこへざらっとした舌が。舐められた場所から溶け出しそうな快感が八雲から与えられてきた。
 キスのときにはたまらぬ甘みを分泌してくる彼女の唇に包まれて、輪郭を確かめながら舌がなぞりうねってくる。
 「んっ…れろ……ちゅ……」
 ほどなく、幼児が飴玉をしゃぶり続けるような音が立つ。それこそ八雲は幼児同然に集中していた。
 本人の意識はもちろん、女としての技巧のないその口も、入ってきた肉塊に対し、唾液をたっぷり搾り出すという歓迎する反応で迎えている。
 「っ、は……ふぅ……」 
 息をするため、より八雲は頬と口を膨らませた。大きく開いた隙間から冷たい空気が流れ込んでくる。
 温められた部位が風に冷やされ、すぐ後に淡紅舌で包まれる。
 「ちゅ…ぷ……」
 上下の唇で挟み込み、懸命に内圧の高まってきた自分のを舐め上げられる。
 口で覆っている部分を全て味わうと、訴えるように目をあげ見つめられた。上目遣いの儚げな表情。
 感想を求められていることはすぐに分かった。言うまでもない。拳児は腰に力を入れて、濡らされた場所を直立させることで喜びを伝える。
 「あぁ……で、では今度は、もっと…奥…………んっ……む、んぅっ…」
 喜んでもらえたのだ、と少しだけ口を話し感嘆を漏らす八雲。そして宣言のとおり、次は動きが変化した。くびれの部分までだった唇がより深く飲み込んできたのだ。
 若干苦しみの伴う努力の成果か、舌の届く距離がカサを超え、鼻先が陰毛に触れてくる。
 八雲の口だけでなく鼻まで犯しているような錯覚に拳児は酔う。刺激の質の変化に眩暈さえ感じてしまった。
 「ん、ふ、ふぁ……ちゅ……ぅ、ちゅうぅ……れろ…っ」
 口取りのやり方を徐々に覚え始めてきた八雲。たまっていく唾液を小さな舌の届く限り全てにまぶしていた。
 外からは不明瞭なその動きも拳児には触覚で一つ一つがよく伝わってくる。
 経験のない行為。故に、どこが男を喜ばせる場所なのか、決して傷つけないよう労わりながらそれを探そうとしてくれている恋人の動き。
 重力に引かれ、やがて垂れていく粘性の唾を音立てて吸い付くと、また上にこすりつける、賽の河原のようなその動き。
 亀頭の割れ目を確かめるようにウネウネ、チロチロ、舌先が入ってくるのがたまらなく気持ちいい。
 やがて口だけでなく顔全体を動かす考えに至ったのか上半身が前後する。
 白いブラジャーに整えられた、高さのある乳房が少しだけ遅れてふるふると揺れた。
 見せつけるような動きが欲情をひどく刺激する。
 「んむっ……ふぁ……ちゅっ……んっ……」
 器用なのか不器用なのか、正面から銜え込んだ男性器を半分以上は外へ晒さないよう、顔を使わず口の中だけの動きで八雲は対応しようとする。
 息苦しんでいるようにも見えて拳児は鼻で呼吸したらどうかと思った。
 しかしそれはまずい。彼の知らない事情ではあるが、今の八雲にとって拳児の匂いは麻薬である。吸いすぎたらおかしくなってしまうのだ。
 それが分かっているために八雲は呼吸器官としてはあまり小鼻を使えなかった。

10 :

 「んぅ……んんっ………ぷはっ、はぁ……!」
 先程より長い時間の後で八雲は口を離す。そこは己の粘着性のある液体でつり橋と成し、名残惜しそうに繋がっていた。
 ぷつっとそれが自然に引かれ切れると、半分が奉仕すべき対象に、残り半分が下唇からおとがいへ、ぴたり吸い付く。
 あぁ、と八雲は飲み物を口から溢れさせてしまったように息を吐いた。指で掬う仕草がいやらしい。
 「切れ、ちゃ……はあ…はぁ……」
 額に浮かんでいた汗と上下する肩で酸素を求めているのが分かる。
 空気の通り道の多くを埋められ、初めての行為に疲労が溜まるのは早い。八雲は裸の肩を揺らして強く息をしている。
 健気な奉仕のインターバルは先程より長く、拳児は八雲の懸命さを労わろうとする――が、自由にならぬ部分が――ビクン。
 強く震えて続行を訴えてしまった。
 「す、すいません……少し、痺れて…しまって…」
 喋るのも大変なほどに美唇を行使したことに、拳児は不手際として謝罪されてしまった。
 初めての行為に力の抜き所がよくわかっていないのは分かるが、強弱の調整や具体例など自分もアドバイスできない。
 止むを得ない、ここはしばらく休憩を挟んで――
 「え? は、播磨さん……あぁっ……か、顔に…んむっ」
 「っ――悪い。今のは、身体がハンノーをだな……」
 だが八雲が離しても拳児は――正確には八雲の口を"よいもの"と見た彼の性欲は、異議を挟んだらしかった。
 理性のコントロールを外れぶるぶると振動すると、女の命ともいえる顔……豊頬や濡れた唇、汗の浮かぶ鼻先にぺたぺたと擦りつけたのである。
 いきり立った黒茎が白の肌肉へ美味しそうに吸い付いていく。その感触が伝わってきて、拳児は悪いと思いつつも素直に感想を口にしてしまう。
 「妹さんは、顔も柔らけえな」
 「え……」
 その一言で、八雲は驚きもあったが、拒否ができなくなってしまった。
 男の人の身体は意に反し貪欲なのだという思い込みと、自分の成果なのだという達成感を前にして。
 「わ、わかりました……では…」
 男根で顔にマーキングされているにも関わらず、嫌な顔をせず拳児を見つめる。
 比較にならぬほど容姿に差はあるが、子猫に頬をなめられ甘えられたように母性を刺激されたのだった。早く早く、と教会の子供達に急かされている気分。
 「代わりに、その……」
 男の人を休ませては失礼にあたるのだ、と八雲は思った。
 自分から言い出したこともあって何かしなくてはと道を探る。
 続行も拒否もない、第三の道を。即ち――別の手段で奉仕を続行。あるイメージが脳に刻まれていた。

11 :

 「代わり?」
 提案した本人は何故か言葉に詰まり頬が更に朱に近くなっていく。
 何か考えがあるらしいことを言われて拳児は期待感に反ってしまった。
 八雲が思い描いているそれは彼女にとってひどく恥ずかしい、唇で男性器を包み込むよりも恥ずかしいことなのだろう。
 けれど待たせてはいけないと、細喉を切なげに脈動させている様子がとても嬉しかった。
 「は、はい。代わり……です。すぅ――ふう…………で、では」
 大きめの吐息が一時の安息を招く。八雲は息をするのではなく、勇気を振り絞るためにそうした様子だった。
 代わり、というものが何なのか…拳児はどうしても期待と予想が高まる。
 同時にむくむく鎌首をもたげるのは、彼が恐れていたはずの暴力性。
 今の形はあまりに本能に根ざし、そして淫靡であれど。
 「えっと……あ、あの…」
 拳児は言葉を選んでいるらしい八雲に先に何か言ってやりたくなった。
 それは酷い言葉ではない。プレゼントを開ける前に中身を当ててしまいたくなる程度の、軽いからかい。
 「上も下も、口を使うのは無理だろ? これ以上、何をしてくれるんだ?」
 「は、はい……あの…その……」
 ゆっくりでもいいと激励してやるべきなのに、続きを急かした上に品格を欠いた発言までしてしまう。
 だがそれで腹を括ったらしい八雲は、ほとんど床に伏せていた状態から、頭一つ分程に上半身を起こす。
 拳児の腹のあたりを彼女の視線がさまよった。
 「ん?」
 拳児の思考が一瞬止まる。八雲が自分の背に片手を回したのだ。ぷつ、と切れたような軽い音の後に八雲のブラ紐が緩む。それで納得がいった。
 スル、と肩や腕を抜けて床に落ちる上の下着。豊満な乳房がまろび出て、隠されていた母性の全てが露となる。
 肌には昨晩の名残が残っていて、桃色の先端はうっすら膨れていた。
 
 「おぉ…」
 そして八雲は――両の掌を自分の脇の下に置き、やや気持ち前に添えたまま背をしならせるという、なんとも期待に沿った格好をとった。
 存在感ある双房が前面に突き出されたのだ。たわわな膨らみは周りの肉を寄せられてその張りを一層強く増している。
 こんなことを、一体どこで。
 おそらく彼女が日常の内で断片的に垣間見たのだろう色道に、拳児は嬉しい責任を追求してやりたくなった。
 「あ、あまり…見ないで……恥ずか…しい……です」
 無理だ。伸びそうになる腕を堪えるので精一杯、今すぐ触ってやりたいくらいなのに。
 拳児はそう断言する代わりに視線を決して逸らすまいと突き出された胸をまじまじ凝視する。
 威圧感のある視線を受けて、八雲は見られる羞恥に紅頬をより濃く染めあげていく。
 だが胸を晒しただけでは待たせるのと変わらない。続きがあるのだ。それを言わなくてはならない。
 桃色の吐息を零しながら、ふにゃりと柔らかそうな乳房を持ち上げつつ、八雲は上目遣いで拳児を見た。
 「こ…こちらで……播磨さんの、を……」
 両の先端がうっすら浮いている女を象徴する部分。それで男を象徴する部分へ……何をしてくれるというのか。
 拳児は心当たりを置き捨てて、どうしても八雲から聞き出したくて堪らなくなった。


12 :

 ――――
 ここまで。
 本番がないような会話が交わされてますがそこは幽子にナントカしてもらうので大丈夫です。また明日に。


13 :
>>12
この寒い季節、全裸で待っていろと

14 :
あうあう

15 :

 天満より背の高いことが、見知らぬ人に八雲のほうが姉だと思われてしまう要因の一つだった。
 加えて、二人を並べるとどうしても格差が目に見えてはっきりしてしまう場所がある。
 それがこの――今現在、八雲本人に持ち上げられている、豊かで潤いのある胸の果肉だった。
 「その…あの……あぁっ」
 音が立ちそうなほどに八雲の顔から熱が放たれていた。
 いきり立つ男の股座に、裸の上半身を近づける。
 誤解のしようもない体勢に、普段の奥手な性格もあり、もう恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのだろう。
 まだかまだかと、前後左右に振動する彼女の"相手"。
 興奮を隠さない動きに、もうまともに見られないのか、拳児は八雲にふいと顔を横に背けられた。なのでつい――。
 「そっちにゃ壁しかないぜ?」
 「っ…!」
 「こちらって、何だ? きちんと言ってからやってくれ」
 「……い、いじわる……もぅ」
 珍しく八雲の泣きの入った拗ねた声。もう諦めたという響きがあった。
 怒らせたかと拳児は思ったがそうではない。おずおずと八雲は正面の拳児を羞恥と淫蕩の色濃い表情で見つめ、
 顔以外にも肩や胸の肌に熱を集め赤くして、両手の位置を再度確かめるように動かして――結果、大きく育った乳房を媚びるように揺り動かしてしまう。
 拳児の反応を見た後で気付いたのか、あっ…と恥じ入る声がした。
 視線を交えるのが辛くなったのか、八雲はきゅっと目が閉じ眉間の間にシワをつくり、そのまま言う気なのかぷるぷると口を開こうとする。
 「む…胸で」
 「ちょっと表現が微妙すぎねえ?」
 「えっ……す、すいません……でも、他に何て…」
 素で言葉が見つからないらしい。文句を言いつつも拳児とて直接的な表現しか思い浮かばない。なので……
 「せめておっぱいと言って欲しい」
 「!……っ、お……お……おっぱい、で……」
 恥じらいながら口にしてくれる姿は愛らしかった。だが、まだだ。不良はそうそう甘くない。
 「世の中には色んなのがあるらしいぜ。でかかったり小さかったり。どっちも悩みになるらしいが……妹さんは、どうなんだ?」
 「〜〜……っ!」
 「どーなんだ?」
 「……ちょ、ちょっとだけ……皆より…あるのかな、と……男子に、じっと見られたり…」
 「……悪い。ヤな事思い出させるつもりはねえ。調子乗りすぎたな。けど…もっぺん、今度は最後まで頼む。俺の顔を見てな」
 「は、はい……」
 このふっくらとした膨らみは八雲の強い母性を象徴していると思った。
 なので最後まで言ってほしかった。黙って目を瞑って行為に移行されるのではなくちゃんと言葉にしてほしい。
 更には、体勢上そうなってしまうのだろうが、下半身ではなく上の自分の顔を見てほしかった。
 どんな顔をしているのか知りたい。目を閉じたままなんて冗談ではない。

16 :

 「……っ…、お……大きく、育った……私の……おっぱいで……。播磨さんの、苦しそうな……、を……」
 八雲のような内気なタイプが、毎朝風呂場で見ている女の部分を、男を喜ばせるために駆使するというのはどんな気持ちなのだろう。
 膨張した表面の唾液はもうとっくに乾いてしまっている。初心な奉仕の効果はもう消えていた。
 だが未だ体積が変わらぬ状態なのはここまでのやり取りのおかげに違いない。
 「お慰め、させて……頂きます……」
 言葉が届いた瞬間、拳児の腰が動いた。ああ嬉しいんだと、少女は少し報われた気分になる。
 大切な部分を道具として扱うなど、最初は想像しただけで恐怖が先立ち男の人というものが理解できなかった。
 だがその相手として播磨拳児という特別な男性を意識すれば、逆に尽くしてあげたいという気持ちで心が一杯に満ちてしまう。
 不思議な感情を抱いたまま、八雲はやはり宣言どおり、左右から押して前へと張った己の胸で、拳児を飲み込むように挟み込んだ。
 ドクン――マグマのような熱の刺激が心臓まで届き、熱なのか痛みなのか、いずれかと拮抗した。
 「っ……あ、熱い……! ……燃えてる、みたい……!」
 「――っ! こいつは……」
 「あ……ピクン…って……動い、て……」
 左右の胸の間に熱した石を入れられたと八雲は思った。
 体温より少し上の、人が最適と感じる温もりの柔らな綿に包まれたと拳児は思った。
 跳ね立つ分身が八雲の中をくぐり抜け、谷間から嬉しそうに顔を出す。八雲ははみ出たそれに合わせて体をやや前へ、今度は逃がさぬよう少し力を篭めて。
 再び、肉茎の全てが埋まる。だがごく自然なその行為が、グニグニと胸の形を自分で変えての奉仕になってしまっているのに八雲は気付いていない。
 だが拳児には見えていた。最初の感想を飛ばし、ただ止めることなく続けて欲しくて、少しだけ腰使いを入れる。
 「んっ……んあっ……こ、擦れて……は、播磨さん……?」
 「続けてくれ……! もっと両側から………クッ」
 熱い熱の塊……自らの意思に拠らないものに、自分さえ滅多に触ったりしない部分を行き来される。
 手のひらにあるゴム鞠を自分でぐにゃぐにゃたわませて前後に動かした。
 続けると、やがてはじん……と熱い火照りとなって自分の大事な処に返ってきてしまう。
 むずむずと、痒みのようなものがお腹の下に広がっていく。
 擦り合せる箇所が先端に近くなればなるほど顕著だった。
 「んっ……はぁ、はぁっ……は、んっ……」
 「ッ……お、おぉ…!」
 八雲にとって、拳児に合わせて両手で胸を扱うのには神経を使う初めての作業――そのはずだった。
 だが彼女は情事に限らず、彼の呼吸に合わせるのは得意だったので、やがて息は合いだし抽送運動も徐々に速度を増していった。
 しばしの間、二人の間には会話というより荒い吐息が交差するばかり。だがただの呼吸には二人にしか分からない多くの含みが込められている。
 拳児は未経験ながら腰が引くことはなかったし、八雲は時には引け目にもなった自分の体に、捏ねることができる豊かさであるのを嬉しく思っていた。

17 :

 胸のキスに包まれて、じわっとぬくもりが自らに染み込んでいく。絶妙の力加減で全角度から圧迫される。
 例え不慣れでも、そういう男を喜ばせる行為がある、というおぼろげな知識しかないのだろうが、予想できない動きは自分で処理するのと全く別物の感覚。
 彼女の両手が使用中のために自分の両膝で体重を支えなくてはいけないのだが、慣れない事でもこの愉悦を長く味わうためならばまるで苦ではない。
 未知の圧迫感に肉棒を押し潰されるも、それに逆らい亀頭を谷間から見え隠れさせる。それをまた彼女が隠すように包み込んでくれるのだ。
 「あ……あんっ……ふぁっ……」
 最中に、固く張った乳首同士が顔を突き合わせることがあれば、その度に八雲は切なそうな顔をして喘いでくれた。
 そんな稀だったはずの出来事が頻繁に起きるようになってくれば、それも彼女の意図した自慰行為のように思えてならない。
 八雲が、奉仕しながら自らの快感を弄っている……? 普段の容姿に合わぬ発情したその姿は拳児の興奮を加速させた。
 「気持ちいいぜ……妹さん。ほんと、器用なんだな」
 「……あぁ……嬉しい、です……」
 いたずらめいた発言にも気をよくしてくれたらしく、微笑を浮かべ応えてくれた。
 自分から動くのを止めて、八雲の奉仕に身を任せる。下半身の痺れを堪えるのに力を割きたいのが本音ではあるが。
 一身に男の欲の塊を愛撫してくれる彼女の姿がひどくいじらしく愛らしい。
 そっと、髪を上から撫でてやった。そろそろ……口のほうも、疲れが取れてきたのではないだろうか。そう考えながら。

 目で見て口で知り、つい昨日に自らの秘部を貫いてもらったことはずのその形が、まるで新しいもののように感じる。
 「ふぅ、ふぅっ……ん、は、はぁ……っ」
 上体を揺すって心臓の音を上下に伝える。手で胸の根元を絞れば恥ずかしいことにより乳首が前に張り出てしまうが、
 固さのあるそこで段差や先端をついてやると、居眠りしている動物のようにピクンと反応してくれるのが嬉しい。
 倒錯した悦びだと頭のどこかが警笛を鳴らそうが、官能が高まり加速するのは止められない。
 今の自分が拳児からどう見えているのか分かるから。性の奉仕にのめり込む女の姿を、その柔媚に熟れた膨らみを、好ましく思って貰えているから。
 「はぁ……はぁ……あっ」
 とろり、口から涎が垂れる。意図したものではない。行為に夢中になるあまり飲み下すのを忘れてしまっていた。
 丁度、汗のある瑞々しい肉の間に落ちて、餅つきの餅のように形を変えるそこへと飲み込まれていった。
 すると手の内に感じる滑りがよくなり、にちゃ、といやらしい音が立つ。
 「おっ……」
 ――っつ。拳児に言われるよりより先に、残った口の中身をシロップのように零していく。
 にちゃ……にちゃ……。唾液が泡立ち、汗と……そして先程から出始めた、彼の下の口での唾と混ざり合う。
 先程の口での奉仕にした時と同じく、できた混合酒を彼にくまなく塗りつけていった。
 「う…おっ」
 彼の快感を堪える声が嬉しい。支えに使っている拳がぶるぶると震えているのだ。
 背を低くし四つんばいになり、男性の脚の付け根に顔や胸を埋めるこの体勢。それが自分にはひどく合っていると八雲には思えた。
 男の人に跪くものだがそれは服従とは違う。逆に、これは自分から好きな人の踏ん張りが全て手に取るように分かってしまう体勢なのだ。
 それに――彼に奉仕しているはずなのに、自らの下着の奥に熱が溜まって、はしたないことになっている現実も、伝わってしまうことはない。

18 :

 「あっ……べとべとに……少し、綺麗に……しないと」
 ぬちゃっ……淫靡な水音を立て、愛しい肉竿から胸を離す。むわっと香り立つのは、唾でも汗でもない匂い。混合酒と言えない程に配分が一極化しつつあった。
 綺麗にすると言ったがそれはタオルやティッシュでふき取るという意味ではなく――。
 「んっ、む……ちゅ、ちゅぱっ……んぅっ……ふぅっ……!」
 八雲は口の中に感じたことのない味がした。こびりついた拳児のカウパーが舐めとられ胃の中に運ばれる。代わりに、今度は両手と胸が休憩に。
 とはいえ隠れるわけではない。今までの行為でたっぷりと濡れていた乳胸は、視界にあるだけで拳児にはいい刺激となる。
 「ん、んんっ……ぁっ……ちゅ…ぱっ……れる……んむぅっ……!」
 そして再開された八雲の――
 「妹さん……今やってること、何て言うのか知ってるのか? フェ」
 「っ……! ……く、口取り……です……///」
 フェラチオ。単語を八雲が認識しているのがはっきりする。
 彼女とてそこまで初心ではないと知っていたので、思い描いたとおりの反応に拳児は気をよくした。
 と、舌のざらついた感触が強く変わった。吸い付いてくる力も増した。……仕返し、のつもりだろうか。
 だがそろそろギアをあげたいと思っていた拳児にとってそれはむしろ望むところである。
 「はむ、んちゅ、んちゅうっ……!……ん、んむぅっ……! ちゅっ…じゅるっ……」
 性器同然に八雲の口壷が音を立てる。たらたらと間から垂れた涎は彼女の勃起した乳頭にかかりギラギラと淫らな光で彩った。
 喉奥まで飲み込むと全身がぷるぷる震え、じゅるじゅると先走りを啜る音を拳児にも聞こえるように奏でてくれる。
 高ぶった男の欲情、それを更に押し上げるように八雲は舌先に力が込めてしっかりと応えてくれていた。
 「よし。次はまた……胸で頼む」
 「はむぅ……ちゅ、ちゅるっ……んっ…こくっ……ちゅぷ……るっ……」
 「……妹さん?」
 「んんっ……! ……は、はい……ちゅぱ…………」
 八雲は数瞬だけ忘我の境に追いやられていた。むわっとした雄匂。唇とその中にとろりと垂らされて堪能させられた男の蜜味。
 今までにない新たな手段で拳児のために尽くせる幸せ。しかもそれが"女"という時には足枷にさえなっていた自らの弱み。
 数々の初めての悦びと若干の酸欠がそこに加わり脳を溶かす――ただ強いだけの酒を飲まされたように。
 「ではまた、私のおっぱいで……お慰めさせて、頂きます……」
 拒否しかけたはずの単語を躊躇せず口に出しているあたりに、抵抗の意思を蕩かされていると拳児にも想像がつく。
 いや、そうでなくても、甘みのある甘露のような八雲の唇が、精気沸き立つ男性器にむしゃぶりついている光景のいやらしさ。
 ウエストからヒップまで、女の子らしい柔らかな丸いカーブを描いた部分。そこがふりふりと誘うように揺れているのを本人は気付いているのだろうか。

19 :

 「っ……すごい……まだ、大きく……」
 獣欲を漲らせた威容が再び胸の奉仕を受ける。早速、喜びに震えるように透明な粘液を染み出して触れた部分を上塗りしていた。
 口の中ほどではないにせよ、ぬちゃりとした水音が混じる。そして左右の胸が擦れ合う音よりは想像よりもずっと大きい。
 「あっ……んっ……れ、れろ……ん、もう少…し……」
 そして八雲はまだ未練があるのか、懸命に顎を引き舌を下方へ伸ばし、拳児の当初より二周りも逞しく起立した反り返りを舐めようとしていた。
 はっ、はっ、と待ちわびた犬のような声。艶やかな黒髪を揺すりながら端整な美貌が上下し、その瞳はトロンとまどろんでいる。
 「(……妹、さん……昨日も、そんな顔……)」
 柔らかな母性に左右から扱かれ、熱い息が先端にかかり、さながら炎で焙られているような官能に拳児は大きく息をつく。
 戦場を交互に切り替えられて、全く別々の官能を味わい射精感が高まっていく。
 本人の意思もあり、できるだけ八雲の好きにさせてやりたい。何より彼女の奉仕を長く長く堪能したかったが、限界は近い。
 まず拳児は感謝の気持ちも込めて、ぐっと腹部にこれまで以上の力を込めた。自然と前方へ伸びその先へ――。
 「あっ……♪ ん……ちゅぅっ…れろ……ちゅ、ぱっ……」
 上向いた声の後、八雲の舌が縫い付けるように距離の詰まった先端を舐めまわし始めた。
 拳児の協力なしに二箇所での同時奉仕を行えるほど、自らの果実は熟れていない。
 力量差を埋めるためにもどかしげに上半身をくねらせた、その直後にきた助け舟。八雲は心から嬉しく思っていた。
 「はぁっ…ちゅ、ちゅるっ…んふぅっ……」
 谷間を犯されながらの口淫奉仕。八雲はさすがの覚えの良さを活かして両者を成立させる。
 まれに自らの指先を伸ばし、乳首に擦り付ける仕草を見せながら。
 その様子――愛しい女の子が、豊潤な果実と花の唇、悩乱な表情を蕩け合わせて女悦を貪っている――。拳児が受ける影響は甚大であった。
 「んふっ…ふぅっ……ちゅ、ちゅ……ちゅぷっ……あぁ……? ビクンって、強く……は、播磨さん……これ」
 「……、ああ。もうちょっとで、イケそうだ…妹さんのおかげで、な」
 「あ、あぁ……」
 単一の責めが合わされば、それはもうただの足し算ではない。遥かに甘美で抗い難い愉悦となって男を満たされてしまう。
 八雲は恥ずかしそうに、けれど自らの奉仕が実を結びつつあることに、感動さえ交え喜んで見せた。
 「で、では……その…ちゅ……さ、最後は……ん、ふぅっ……」
 切ない掻痒感さえ覚え始めた性感帯で拳児を扱きあげながら、おしゃぶりを合間に交え八雲は上目遣いで拳児に問いかける。
 一歩踏み入れた程度の知識しかないために、自ら提案したのはいいものの、フィニッシュについては思考の外にあったためだった。
 「じゃあ、リクエストさせてもらうとすっか」
 迫る本能の爆発。それを辛抱して今しばらく我慢を隠すには、別の仮面を被らなくてはならない。
 拳児が選んだのは――普段の八雲に対しての穏やかな仮面ではなく、飢えた獣の、歪んだ不良の仮面。
 「このまま……欲張りな妹さんの口と、イヤらしいおっぱいに挟まれたままで、だな」
 「えっ……あぁ……そ、そんな言い方……んぅっ……ちゅ、あふっ……」
 そんな弱々しい抗議では意味がない。むしろ逆効果だ。
 八雲の細やかでむっちりとした感触の乳鞠。そこへ自分で手を入れて形を崩し、男を上下に扱くことに活用されながら言われても。
 せめて口だけでも離せばいいのに、額に汗を滲ませ呼吸と髪を乱しつつ、舌先を差し出しぺろぺろと、自らの義務であるように雁首を咥えられては。
 「こ、これは……ちゅう…んぷっ……そ、その……あむ……、ぷはっ……」
 「そうだな、妹さんからやりたいって言ってきたことだしな」
 「! ……は、はい……そう、です……んっ……ちゅ」
 「……」

20 :

 白い裸身が拳児に言葉での蹂躙を受け、被虐美に燃える。
 じわっと目尻に涙を浮かべられてしまい、少々調子に乗りすぎたかと拳児は仮面を脱ぎ捨てながら反省。
 しかし何を言われてもいじらしく優しく包み込んでくれる彼女を見ていると、かえって悪雑な部分が反発し、もう少し我意を通したくなってしまうのだ。
 悪い癖で直さねばならないとは思うのだが。
 「悪い悪い。じゃあ……深く、奥まで飲み込んで、一気に吸い上げてくれ」
 「もう……くちゅっ、ちゅぱっ…………はい。では、その……れろっ……最後まで、ご奉仕させて頂きます……んっ」
 「そんな言われると――いや、よろしく頼む……!」
 調子に乗りやすいのが自分の悪癖なら、表現がいちいちいかがわしいのが八雲の悪癖だと拳児は思った。
 時々彼女の癖というか言葉遣いは男にはズンと来てしまうものがある。
 今まで知らないところで多くの男がこれにやられてきたのだろうか。
 もっとも今に限れば誤解ではないのだが。
 「はむっ……ん、んんっ……! むぅっ………ちゅるぅっ……」
 と、余計なことを考えているうちに八雲は最後の締めくくりに取り掛かっていた。
 裏筋がザラついた絨毯の上を滑っていき、鈴口が舌の生え際を超え、一物がついにその奥まで。
 要求どおり、喉奥まで口いっぱいに拳児を頬張り、その根元にある森林地帯を八雲の鼻先がさわさわと撫でる。
 「っ、ちゅるっ……! ん、んんっ……ッ!」
 そして嫌な顔一つせず、歯で傷つけぬよう慎重な口の動きを意識しながら、喉の奥からの吸引が開始される。
 動かすのは口ではなく顔全体。息苦しさはあるが、これを八雲は拳児に試されているとさえ考えていた。
 その集大成といえる射精では昨日以上に彼に満足して欲しい。彼を満たせる女でありたいから。
 八雲は快楽を撃つ砲台の先端から根元までキスすることで、その一途な想いを伝えようとする。
 「んむ、んふぅっ……ん、じゅ……! ちゅうぅっ……んんっ……!」
 くちゅくちゅと舌と彼が擦りあう音が立ち、口の中に泡が溢れる。溜まったものは掬い上げては塗していく。
 物を食べる、言葉を紡ぐ、息を吸う、表情を作る。そのどれとも違う新たな役目、全ての要素を混ぜた行為へ全神経を没頭させた。
 両手を彼の腰に回して、受け入れている部分をできるだけ狭くしないように何度も何度も包むようにスライドさせる。
 自由にさせている胸も、顔全体を前後させることで同時に揺らし、彼を視覚で楽しませる役目を背負わす。
 鼻からの強い男の人の匂いに眩暈を起こさないように。決して歯などで傷つけたりしないように。
 刺激はあくまでも一点ではなく面の刺激で。そして――
 「くっ……――妹さんっ!」
 ビクン、一度だけ強く震えると、ひっきりなしだった彼の振動が一瞬止む。拳児の背中が反り膝頭が震え腰が突き出る。
 八雲は記憶と変わらぬその爆発を待つ瞬間、歓喜に溺れた。昨日三回も教えてもらった事。隠しているがもうすっかり濡れてしまっている自らの薗で知った事。
 袋の部分から快楽の塊がこみ上げるのも。それが砲身を伝うのも。そして頭がぷっくりと膨らむ姿の――確かなイメージを描く。
 目で見るより、耳で聞くよりはっきりと――それこそ、彼に触れている感覚器官が人の領域を超えたように。
 射精の動きを隅々まで感じ取りながら、八雲は拳児を口の奥で受け入れた。
 ――ビクッ! どぶっ、どぷぷっ!
 清楚可憐だった唇を通り――今晩の報酬が放たれる。卵白にも似たそれは、子種というご褒美。
 ネバネバとしたそれがぎりぎりまで引き絞り放たれた矢のように、放水された大河のように爆ぜた。口中に思い切り吐き散らかされる。
 「むうっ……っくぅん……んん、あむぅっ!」
 ドクッ…ドクッ…ドプッ……! 艶やかな喘ぎ声と淫らな水音のハーモニーが奏でられる。
 肉棒は閉じた口の中で怒涛の勢いで暴れまわって、精液の大群の中には喉へ直接飛び込んでいくものさえあった。

21 :

 (あ、あぁ…………何て、匂い……頭の、中が……蕩けて……せい、えき…)
 男の人が――播磨さんが――たまらなく、濃い――頭が真っ白になる――八雲は甘い幸福感に思考を止める。
 ゾクゾクとした快美がお腹の中に溜まっていき、触られてもいない秘唇が射精に共鳴するように蜜を垂れ流していた。
 口の中が一杯になってしまう。どうしよう、零す? ――そんなこと、できない。
 「んっ……んくっ……こくっ」
 射精途中に許容量を超えた拳児の放出を、八雲は喉下する。眦を震わせ、感じ入りながら。
 舌が勝手に動き出す。不思議な温かさがあった。熱くはないのに、何よりも今の自分を昂ぶらせてしまう温もり。
 体の内側から快楽が広がり高ぶっていく。手は自由なのにぐったりと腑抜けて彼の支えに甘んじてしまっている。
 可愛がってくれるもののいない乳房は小豆が床に張り付いているが、冷たい感触と勃起の熱さが入り混じり心地いい快感となっていた。
 「んはぁ……っ、ごくっ……んくっ……ごく、ごくんっ…」
 背を限界まではり伸ばし、眉毛を普段より八の字にして、四肢を切なげに痙攣させながら、ただただ愛しい男性の精を最高の飲み物のように受け入れる八雲。
 見えない部分での性感の発散を文字通り肌で感じ、下半身を躍らせることで表現していた。
 太腿の間に湿気を感じる。お漏らしではない。これは――。そして拳児の凶暴な咆哮はまだ続く。
 「んふっ……こくっ、こくっ……じゅるっ……ごくん……!」
 咽喉に並々ならぬ量を注がれて息が出来ない。長く長く、息の許されない間は続いた。
 それでも八雲は、最高の美媚をぎりぎりまで味わっていた。白濁液を啜りながら、自らのつたない行為に満足してくれた感謝を込めて。
 昨晩の射精を受けた時と比較しても劣らない、うっとりと蕩けた表情。圧倒的な陶酔に正に屈しきっている。
 危険な誘惑の手招きに端整な美貌はひどく蕩けていた。
 「こく……ん……っ……くちゅっ…くちゅ……」
 勢いが衰え始め零してしまう粗相をする心配がなくなると、胃の中に運ぶのを止め、丹念に歯の隙間にまで浸透させてワインを味わうように舌で転がしていく。
 くちゅくちゅと、頭の芯を朦朧としながらも、未だ熱を失わない太い杭とともに、少しずつ少しずつ――たっぷりと堪能してから、飲み下す。
 やがて射精が止まり――酸欠寸前の真っ赤な表情を危うく見た拳児が無理やりに起こさせた。
 じゅるっと糸を引き、すると思い出したかのように八雲は荒い呼吸を再開する。
 「はあっ、はあっ、んちゅっ……っ……はあ…………はぁ…………ん、こくっ……ちゅるっ」
 「っ……大丈夫か?」
 「は……はい……ちゅっ」
 唇の先に残った僅かな精液さえも啜る八雲。一瞬見えた舌や口内は、肉色ではなく拳児の知る白濁一色。
 それを目の辺りにしたばかりに、真白で純粋な少女を一度の射精でひどく汚した実感と優越感が湧き、暴力性がまた顔を出す。
 萎えかかっていた部分が踏みとどまり、奥のほうに残っていた精液が次の波となって滲み出た。
 「あっ……ま、まだ……」
 だがどこか嬉しそうに。八雲は射精の残照で汚れたそれを、今度は乳房を包みあげて迎え入れた。
 肉丘の間にできた空洞への挿入を拳児の陽根は満足するように受け入れて吼える。
 ピクン、ピクン――軽く胸の中で放たれて、八雲は乳悦を感じるとともに、うっとりと愛らしい視線で胸を汚される様子を見つめていた。
 今度こそもう脈動が止んだのを確認して彼を解放する。レモン色の糸が引き、残りの精液が胸に印を描く。
 そして――八雲の体から力が抜けていった。

22 :

 ・・・・
 ・・
 「……いかが、でしたか……? その……私が、播磨さんに、して……差し上げたこと」
 「見て、分かるよな」
 「……はい。まだ、大きい……です」
 「最高だった。けっこう妹さんイヤらしいんだなって思ったし」
 「えっ!? そ、そうですか……?」
 「自分で乳首いじってたし。ちゃんと見えてたぜ?」
 「っ……あ、あれは……そ、その……」
 言葉に詰まってうつむく八雲。勝ち誇る拳児。二人にしては珍しい光景。――と、行為が収まり汗で体が冷えてきたことに拳児は気付く。
 このままでは暖房の風も逆に作用してしまう。すぐ近くに転がる毛布に目を向けた。
 「冷えるだろ? 俺の布団は固いけどまあ、ちょっと休もうぜ」
 「え? では服を――あ、は、はい……」
 服を着ればいいじゃないか。そう言いかけた八雲は寸前で興をぐところだったと反省する。
 一通りの行為が終わり……甘い甘い、恋人としての性に限らぬ交わりまで求められているのだ。
 「失礼……します」
 嬉しさに、拳児の作ってくれたスペースに身を寄せる。彼の懐はすぐ近くにあった。八雲は下を、拳児は上を着ているがこの状況は朝の再現といえる。
 同じ布団の中で、体を重ねて。八雲は彼の今の心音を聞いてみたかった。
 「最初は冷えてるかもしれねえけど」
 「いえ。暖かい……です」
 「……だな。妹さんがいてくれるから、な」
 「はい……播磨さんが、いてくれるから……」
 こつん、と八雲は拳児の胸板に額をぶつけた。
 キスをして欲しい――そう言いたかったが、彼の精液で満ちた口ではふさわしくないと思い留める。
 そんなこと気にするなと拳児は言うだろうけれど。水で濯いでくればいいのだろうけれど。でも離れたくない。しかし、彼は心を読んだようにして。
 「妹さん。上……向いてくれねえか?」
 「えっ……で、でも……」
 「下を向かれるほうが辛い」
 「…………はい!」
 交わされたのは、相手を労わる軽いキスだった。本当に、唇と唇を擦り合わせるだけの。
 それが二度、三度とどちらからというわけでもなく布団の中で繰り返されて、少しずつ熱を帯びていく。
 唇の間を開き、歯茎を舐めて、隙間を作り、舌と舌をやがては絡め合う。唾液の交換をしているうちに拳児の匂いも失せていく。
 「んっ……播磨、さん……ちゅうっ……好き。……大好き……」
 「俺も好きだ。妹さんが、塚本八雲が大好きだ……んっ」
 八雲は拳児の服と肌の隙間に手を入れていた。空気さえ二人の間に入れたくなかったから。両手を挙げてもらい、全裸になってもらう。
 そしてまたキス。恋人達の、熱いキス。八雲は自分の胸が彼の胸板で潰れるのがわかったし、それでまた隆起を促してしまったのも分かったが、
 愛らしい接吻が十を超えても止めようとはしなかった。拳児があえて何もせず八雲のしたい動きに任せれば、次は八雲が拳児のやりたいキスを受け入れる。

23 :

 やがて行き場を彷徨う手が、背中や肩といった無難な箇所からわき腹や腹、うなじや胸元といった性感帯の傍を通るようになってきた。
 「はあ、はあ……播磨、さん……なんだか、私……ごめんなさい……」
 「いや。やべえな、俺も……」
 うっとりと睫毛を震わせて、八雲は再び悩ましい情感に捉われた。してはいけない禁忌を体が求めている。
 先の口唇奉仕にて感じた飛翔感をもっと強く激しく――灼けるような鋭痛の先にあるあの恍惚を授けて欲しかった。
 そして拳児もまた八雲を……それが口でも胸でも、性器であっても構わないので強く欲してたまらなくなる。
 「ごめんな……明日、妹さんが学校行ってる間に……用意しとく」
 「……はい」
 堪え切れないと、コンビニに走って間にある雰囲気を崩すより、こうして耐えながらも傍にいたほうが幸せだった。
 今日一日我慢するくらいの……好きな女の子を大事にしようという気持ち、矜持はある。
 八雲もそれが伝わってきて幸せだった。少しずつ少しずつ、体の火照りが痺れが和らぐように落ち着いていく。
 何もせず、ただ身を寄せ合っているだけでも満たされるものはあった。

 《……そろそろいい?》
 「うおっ!?」
 「えっ?」
 居心地のいい空間が突然終わる。天井から聞こえてきた例の少女の声。
 突然のことに悲鳴を上げたのは八雲と拳児共にである。
 非現実的な出来事に、二人は理性と常識を取り戻していく。
 見上げると、天井にはひょっこりと、重力を無視して逆さま立ちのままでいる、あの幽霊の少女の姿があった。


24 :

 ――――――――
 ここまで。
 次回はエロパロ的な幽子の役割を説明してから、本番(の前戯)になります。
 明日は休日なので投下できるかわかりません。
 それでは。

25 :
>>24
GJ!スクランのエロパロで初めて八雲のパ○ズリ読んだ気がする
エロシーンまだ長そうで期待
幽子も連動で喘がせて欲しいが八雲主体だしそれは無理かな

26 :
乙です。楽しみました。
ところで別冊マガジンだかでスクラン微妙に復活してたね。
この投下と時期がだぶってたんでコンビニで見つけたとき
ニヤリとしてしまった。

27 :

やっぱりおにぎりが基本で最強

28 :

 ――――――――
幽子はちょっと絡められないです、すいません。
二人を同時に動かす技量ナシ・・。
気を取りなおして本番H編を投下。週をまたぐことになりそうなのでラストまで。
メインとなるHシーンはこれで終わり。

29 :

             *

 《あなた達、子供欲しいの?》
 用件は直球だった。繰り返すが少女は人ではない。なのでほとんどの人間にあるはずの恥じらいが彼女にはない。
 状況と言葉だけを抜き出せば倒錯しかけた若者達を叱りつけるものだが、表情に険しいシワは刻まれていなかった。
 返事を聞いた後にまだ話がある――そんな様子。上下を戻し、すとんと、体重はおろか気配さえ感じさせないステップで少女が床に足を着く。
 《聞いてるんだけど? どうなの?》
 「あ……あのね……」
 一瞬だけ八雲は拳児のほうを見た。無言で頷かれて意思の統一が行われる。
 「……今は、まだ……私達にはいろんな意味で、早過ぎるから……」
 《…そう。なら都合がいいわ》
 「都合? 都合って、お前のか?」
 それぞれ毛布と布団で裸を隠し、座ったままの八雲が代表で答えて拳児が質問を投げ返す。
 情事の最中に年下の子供に目撃された気恥ずかしさを隠しながら。
 《そうね、私の都合。だって子供が欲しいのにできないんじゃかわいそうでしょう?》
 「えっ――」
 余韻が体から消えた。盛る炎に二酸化炭素の塊を噴射したように一瞬で。八雲は一言だけ残し、そのショックに絶句する。
 拳児も同じく疑問を浮かべ――どうしてそんなことが分かるのか、どちらかの体に原因があるのか――悪い予想に胸を掴まれながら少女と自分の目を線で結ぶ。
 《そうこの世が終わったみたいな顔をしないで。私が邪魔しちゃってるってだけだから。解決方法だってあるわよ》
 「え……?」
 「いや待て、話が追いつかねえ。一から説明頼む。どーいうことなんだよ」
 《簡単に言えば、ヤクモの身体に入った精……それが命となる前に、私が頂いちゃっているってことよ》
 少女の話は以下の通りだった。
 八雲の全身には見えない小さな穴が空いていて、それが少女とを繋ぐ魂の綱となっている。
 彼女はそこを通し八雲から最低限の動力資源を得ているとか。
 見えない無限の糸で繋がった奇妙な同居生活を二人は営んでいるのだ(まだ一日経っていないが)。
 得ている、と一口に言ってもそれは様々。人が水を飲んだり野菜を食べたり、時には他の生き物の命を口にするように。
 《生命、気力、生気……色々言い方はあるけれど、存在するために最も大切な本源……"生きる力"、"繋ぐ力"ってとこかしら。そこに根ざす全てね。私が貰っているのは》
 「どう見ても悪霊じゃねーか」
 《……怒るわよ? 最低限って言ってるでしょう。病気でもない限り、眩暈一つ起こさないはずよ》
 「え、えっと……それと前の話がどう……関係するの?」
 体力や精神力といったものに限らず、八雲の上向きの感情はプラスとなるらしい。
 "生きる力"に、近ければ近いほど。そして……性交渉もその一つ、むしろ推奨される手段であるとか。
 少女は両手の人差し指を立て、その先端同士をゆっくり近づけやがてはちょん、とくっつける。

30 :

 《"気をやる"瞬間にね。まどろみ、溶け合い、人が人でなくなる一瞬……二人は互いの無防備な精神に触れることができるの。
  そしてヤクモに触れるということは私にも触れることになる。架け橋ができるから、私はケンジからも貰うことができるというわけ。
  誰でもいいわけじゃないわ。間に心の道ができているから可能なの。だってほら、ケンジも今は私の姿が見えるでしょう? それが証拠よ》
 話の中にあった、自らの能力にも関わる言葉にえっ、と短く声に出す八雲。
 月の日が来ればもしかして……。期待に揺れてしまいそうになる。それは当たり前のことなのに。
 《――》
 説明が続く。二人が行為に至る前、少女が八雲に話したとおり彼女は寝ていた(無駄な消費を抑えていた)のだが、
 八雲以外との繋がりができたことに驚き目覚め、そしてせっかくだからと拳児から頂戴したために、こうして姿を見せるくらいのことはできるようになったとか。
 最も、それも得た分を使い切るまでの話とのこと。ちなみに天満は八雲との間に既に言わずもがなな繋がりがあるために、余計な手順を踏まずとも少女が見えたのだとか。
 それを少女が説明できるとはつまり、口で何を言おうとも、本当は"おねえちゃん"に今も想われていたと理解していたということなのだろう。
 《ケンジからヤクモに触れる時に与えられる精にある……人には見えない"命となる力"…それを私が貰ってしまう。
  あとは分かるわよね、穴の開いた桶に水は溜まらないのと同じ。……卵を狙う蛇なんて思わないでね。
  新たな生命を成すためではなく、今ある私を生かすために使われてしまうと思ってくれればいいわ》
 「そう、なんだ……」
 「……とりあえず、妹さんについて理由は分かった。じゃあ……さっき言ってた、その、子供できるための解決方法ってのは?」
 口にしつつも答えはだいたい想像がつく。
 要は拳児の子種にある目に見えない部分……それを彼女に先に取られる(この表現が適当かは別として)のをやめてもらえばいいのだ。
 《私のほうから八雲に繋がる穴に蓋をすればいいってことよ。だから赤ちゃんが欲しくなったら言って。
  まあ……人間は十月十日。母体の体調を考えると、一年分は先に私が貰わなきゃ困るけど。消えてしまえっていうなら話は別だけどね》
 そんな見捨てるような真似をするはずがない。だが。
 少女の説明の意味するところに、くらっと、八雲の頭がふらついたのを拳児は見逃さなかった。そして拳児にもある妄想に近い予感が脳裏をよぎる。
 「待って……/// ……じゃあその、一年分……? 蓄える、には……えっと」
 「お、オイ……」
 頼む、間違いであってくれと二人は願いたくなった。
 普通に八雲から貰う分ではその日その日が精一杯で蓄えなどとても無理だという。
 だが拳児と交わることでその助けとなるらしい。そして少女が首を縦に振らない限り子供ができる危険はない。
 《もう、わかるでしょう? もっとじゃんじゃんこの男から貰えばいいって。効率が上がるように二人で努力を続けてね》
 「ど、努力……」
 「……スポーツみてーに言われると、なんつーか……」
 《八雲が病気になったり一人になりたい時も、蓄えた分を使わせてもらえば問題ないわ。……何よその表情。不満なの? どうせ今日だってこれからするのでしょう?》
 「ぐっ――」
 《頑張ってね、パパとママ。じゃ、私はちょっと夜の世界でも見てくるわ。おかげさまで一晩は動けそうだし》
 爆弾発言だけを残して、やけに軽い足取りで少女は空を歩くように窓の外へと姿を消し――カーテンのようになびいていた長髪の全てが、本当に見えなくなる。
 彼女は天然の要塞(避妊上の理由で)……ごほん。拳児の脳裏を、首を絞められても文句の言えぬフレーズがよぎる。
 残されたのは、呆然と立ち尽くす半裸の男女。

31 :

 「……あ、あの…播磨さん……」
 先に口を開いたのは八雲だった。声には難しいことをどう言うべきかという迷いがある。
 自分が持つ普通の人にはない特別な事情――心を読む力であれば次に発現した時に話せると思っていたが、
 そんなことより大事なのは少女の件である。そうなると知らなかったとはいえ、二人の問題に発展してしまっているのだから。
 八雲は拳児に背を向けた。隠したいのは裸の胸か、その表情か。
 戸惑いの原因は少女と通じた事に対する具体的な身の変化。後悔していなくても、心の整理がまだつかない。
 「ごめんなさい……けれど、隠していたわけではないんです。先程話したように、何も具合の悪いところはなくて……」
 「分かってる。それに妹さんは妹さんだ。塚本八雲っていう女の子だ」
 この部屋に来てから交わした会話、あの時は八雲は特に異常はないと言っていた。
 嘘をついたわけではないが正しくもなかったことになる。それが心苦しく思っているのだろう。
 背を向けたまま弁明を試みている八雲を拳児は制止した。
 ほっと息を吐いたらしい彼女だが心がまだ完全に晴れていないのが分かる。何が曇らせているかははっきりしていた。
 「……もしかすると私……自分で気付かないまま少しずつ」
 それは可能性の一つ。知らない内に八雲が拳児の求めない方向へ――拳児の好きになった八雲が――
 「変わらねえよ。幽霊の友達がいたとしてもな」
 「……あっ」
 拳児は八雲を背後から抱きしめた。腕や指先が八雲の胸や腹に触れたが、不思議とその行動には性的な欲求が感じられない。
 お互いほとんど衣類を纏っていないが、この数秒間のみ神秘的でさえあった。さながら名画の中で交わる裸の男女のごとく。
 「不安なんだな、妹さん。そりゃそうだ……でも大丈夫。大丈夫だ。あいつだって悪い奴じゃなさそうだしよ」
 「それは……はい。何より、私が選んだことですから。でもそれに……播磨さんまで巻き込んでしまったのは」
 「問題ねえ。妹さんは人の面倒見てばっかだ。ちょっとは自分の事を共同作業させるのに慣れた方がいいと思うぜ」
 「播磨、さん……」
 抱擁が一段と優しいものになった。八雲は拳児の手の上からそっと自らの手を重ねる。
 全てを委ねたくなる程に嬉しくてたまらない。
 けれど――まだ。
 言葉だけではない、世界一の安心を、二人の間だけである幸福を。
 八雲は拳児から与えて欲しかった。
 拳児は八雲に与えてやりたかった。
 自然と、二人の意識は一つの行為に収束していく。
 「では…………播磨さん」
 「ああ」
 「……確かめて、頂けますか?」
 「ああ」
 「お願い……します……」
 意味していることがはっきり伝わる。
 少女の話が真実であるということ。
 けれど八雲が何も変わっていないのだと。
 彼女の体を……文字通り隅々まで。"気をやる"瞬間まで……知ることで。確かめるのだ。


32 :

 ・・・・
 ・・

 「こ、こんな格好……」
 「苦しくねえか?」
 「少しは……で、でも……それよりもずっと、恥ずかしい……です」
 かあっっと八雲は頬を赤らめながら眼下の光景を見つめていた。
 恐ろしく不自然な体勢。今にも崩れてしまいそうな危うさのある格好。
 八雲は仰向けになった状態で拳児に下肢を持ち上げられていた。
 足首、脹脛、太腿、臀部――と、体育の授業でマットの上で後転するように、下半身が頭のほうに近づいていく。
 顔が熱くなっていくのは血液が頭に昇ってきているだけではないだろう。
 「膝を曲げる。力抜いてくれ」
 「は……はい……あっ」
 体重を拳児に預けているので長く続けなければそれほど苦しくはない。
 言われるままに脱力し――柔軟な体がぐにゃりと曲がり、逆さまのまま両脚をM字に広げられてしまった。
 「あぅ……」
 ――まんぐり返し。八雲にとってひどく羞恥心を刺激されるスタイルだった。
 天井が見えた。目の前にあるのは塗れそぼった自分の下着。そしてすぐ近くにある拳児の顔。息がさわさわとくすぐってくる。
 大事な部分を薄布一枚で丸見えにされ、息のかかる距離で見つめられ、八雲は恥ずかしくてたまらなかった。
 運動慣れしていない自分には無理があると思ったが、いざやってみれば羞恥の前に頭への重力も消えてしまう。
 香りを楽しむようにすんすんと鼻を鳴らされればその気持ちは更に高くなっていった。
 「よ、よりによって……こんな」
 「これなら、俺からも妹さんからもよく見える……確かめられるからな」
 「あっ……そ、そう…です……けれど」
 ふにゃ、と八雲の強張った肉の張りが緩む。
 先程の会話、"確かめる"からの流れ――この体勢に至った経緯を説明されたために。
 拳児はそれ以外にも彼女の疲労もあると考え、あまり時間をかけられないと意を決した。
 「苦しくなる前に、やらせてもらうぜ」
 「え…は、播磨さん待――あっ!」
 ぴちゃぴちゃ。うっすら透けてほとんど用を成していない薄布の上から、拳児の口がかぶりつく。
 膨らんだ恥丘のラインに沿って肉筋を前後に擦り吸い付いてきた。
 「んんんっ! だ、だめ……ぇ」
 ずる、じゅるる、じゅるるる……ショーツ越しに吸いつかれる感触に八雲の四肢が弛緩して、両脚や背が崩れそうになる。
 だがそれを拳児は素早く抱え建て直し、そのまま舌で八雲という花を啜り続けた。
 啜れば啜るほど湿り気は増す一方で、まるで衰える様子がない。

33 :
 「こんな濡らして……俺にしてくれてた時から、だよな」
 「ん、んん……あっ……そ、それは…はあ、ぁ……」
 より頬を色濃く赤らめて、我慢できずに目を瞑ってしまい、ぷいと顔を逸らす八雲。
 それでも彼から与えられる女の痺れからは逃れられない。目を閉じたせいで逆に触覚が鋭敏になってしまう。
 例えば――甘い愉悦に、隠唇がうっすら開きかけていること。
 彼の息を受けた柔毛の一本一本が逆立ってしまっていること。
 自分の喘ぐ声が男性を悦ばせる女のそれになりつつあること、等。分かってしまう。
 「んあっ……! そ、そんな」
 波のような刺激に、八雲が可愛らしい悲鳴を上げて腰ごと跳ね上げた。
 下着と潤んだ蜜壷の隙間から直接舌が入り込んできたのだ。
 薄い茂みを太い蛇が這いずり回る。泉に近い良い"巣穴"はないかと亀裂を擦って。
 「はうっ……んん…あ……あ、あの……ひぁっ」
 「おっと。苦しかったか?」
 「い、いいえ……ただ、ゾクゾクって」
 「そっか。よし、じゃあそろそろ――」
 言われる前に何か分かった。拳児が先に縁に手をかけてきたから。
 女の子の秘密の唇を隠す、最後の遮蔽物。僅かに引かれ浮かされると、間にねっとりと糸を引いていた。
 自分の秘部で起きていることをはっきりと目の当たりにし、観念したように八雲はスラリとした両脚を天衝く様に揃えて伸ばす。
 「ど……どうぞ」
 脱がせやすいように。すると――スルッ。静かに、あっさりとそこは露にされてしまった。
 美肉の乗った脚を伝って八雲の裸身を隠していた最後の部分が離れていく。
 ショーツはキュッと締まった足首を通り過ぎていった。
 (見られてる……恥ずかしい……)
 冷たい空気が入ってくるが、すぐに羞恥の熱に温められる。
 電気を流されたような刺激を立て続けに受け、上品でない液体をトロトロ漏らしてしまっている部分。
 露になったそこから自らの蜂蜜が溢れ出し、重力に引かれ背中やお腹のほうにも滑り落ちてきているのが分かる。
 たまらなく恥ずかしいが、八雲は昨日のようにじたばたと暴れるようなことはしなかった。
 それは反省もあるが――何より、早く続きをして欲しいと女の本能が求めてしまっていたから。
 彼が口数を少なくし、じっとそこを凝視しているのがわかったから。
 「綺麗だ…今の俺じゃあ、出せねえ色だな」
 「や、やぁ……」
 評されたのを拒否する一方で、八雲は脚の形を男を誘うようなM字に自ら戻す。
 伸びた大腿部の筋肉に引かれ、閉じきっていた八雲の縦筋が、くぱ、と僅かに口を開いた。
 濡れそぼった鮮やかなピンク――昨日は少し薄暗くて隅々まで見ることができなかった秘奥。
 誘うような花の蜜が香り立ち、拳児はごくりと喉を鳴らす。
 「昨日のココ、すごく熱くて柔らかかった。受け入れてもらえて……嬉しかったぜ」
 「え、え……ふあっ!」
 素直に喜んでいいのか八雲が戸惑う間もなく、蛇が蹂躙を再開する。
 体を軽く押され、脳に血が集まってきて、八雲は息苦しさが増してきた。
 だが――くちゅくちゅ、ぴちゃぴちゃ。ザラつく舌が直接、快楽の源泉をかき混ぜてくる。
 頭を責める苦しみと沸き立ってくる恍惚とが反発しあい、せめぎあい、結果的に激しい落差となって八雲を襲う。
 「はぁ、はぁ…んあ、ん、ん……。あ、あ……ピリッ、て…」

34 :

 溢れる甘い苦しみに八雲は何度も短い悲鳴を上げた。
 脳が弾ける刺激を前にもうすっかり体に力は入らず、拳児の助けなしではとても体制を保てない。
 「支えてるから大丈夫だ。もっと…妹さんを見せてくれ。……つぷっ」
 「そんな……あっ、あっ、あ、あ、はぁあっ」
 拳児の舌使いに合わせ、間欠的に喘ぐ声。腰の浮いた中途半端な体勢は何もかもが不安定で、確かなものをより強く求めてしまう。
 やがては指先までが肉を割ってきた。一本――二本――つぷつぷと、花弁の中に第一間接まで埋まっていく。
 「ひ、開かれて……や…恥ずかしい、です……」
 実況までされて、目を伏せられて、間近にあるフェロモンの源泉が香り立って。
 拳児はもう止まらない。深く沈められる程に八雲は腰をがくがく揺らしぷるぷる震えた。
 そして挿入された指先が少しだけ左右に広がったと思った瞬間――
 「は、んああぁぁっ。だ、だめ…ぇ…!」
 拳児の舌が奥までねじ込んできた。あまりの刺激に八雲は強く叫ぶ。
 そのまま、突き立てられ、えぐりこまれ、かき回されて。
 入り口付近の膣壁がヒクヒク動き、トロリとしたお汁のお漏らしが止まらず彼の口がそれを受け止めてくれている。
 自分の陰唇と彼の唇がディープキスをしていることが分かってしまった。
 パチパチと頭の中で白いものが弾けていく。
 「ん、んんんっ……! そ、そこ……だめ……ふぁ、あぁ……」
 鼻息が薄い森を掻き分けて奥の真珠が冷気に晒される。
 奇襲を受けてたまらず甘い声。ほんの少し息がかかっただけなのに。
 (だめ…、…こんなの……もう……あぁ、播磨さんにされて……我慢、なんて…)
 官能の強い波が起きているのが分かる。もう止められないということも。
 舌技を受けて開いた太腿はがくがく震え、浮いたつま先は閉じたり開いたりを繰り返している。
 このまま――上下逆さまになり恥ずかしい部分を見せたまま、愛する男の人に舐められたまま、はしたない声を出したまま――迎えてしまう。
 挿入された彼の舌に、柔らかく内部で蠢かれる。あくまで容赦せず、それでいて優しく。
 「うぁ……あ…あぁ……は、播磨さん……私、もう……あんっ…!」
 「イクんだな、妹さん」
 「は、はい……あぁんっ……あ、ああぁぁぁ、で、ちゃ――は、離れ」
 燃え上がる下肢はもう我慢できそうにない。
 恥ずかしいことになってしまうから拳児に顔をどけてもらうつもりだった。だが――かぷっ。
 「い、あぁっ――!」
 充血した肉芽を拳児は甘噛みしたのだった。
 それを引き金として八雲は激しい絶頂を迎えた。
 甘い甘い大波に意識が浚われて、何も考えられなくなり、与えられた女の悦びだけが全てになる。
 体の中の扉が開いたような。蜜壷から勢いよく愛液が吐き出された。ぴゅくぴゅく、とぷとぷ、音を立てて。
 溢れる物の中には勢い良く飛び出すと、良い軌道を描き真下にある八雲の顔を汚すものさえあった。
 「あぁ、イクっ…… イク、イク……っ…! はぁ、あぁっ……んあぁっ――!」
 恥骨に突き刺さる鈍い痺れ。それに意識を吸い取られて快感へと生まれ変わる。
 ほっそりした体を押さえつけられながらもくねらせて。
 華奢な腰を揺すり、切なく喘ぎ、背を逸らし胸を突き出して強調し、発情した痴顔さえ隠さずに――八雲は激しく悶え劣情を晒していった。

35 :

 (あぁ……私……)
 ぐったりと全身の力を抜いて、達した開放感と血の降りていく感覚に身を任せる八雲。
 気持ちイイのがまだ抜け切らない下半身は、もう拳児の手を離れ自由だった。弛緩して、彼の布団の上で伸びている。
 その下には世界で一枚だけの地図が描かれていた。いや、今なお描かれ続けている。
 ぴゅく、ぴゅく。太腿の間は未だに蜜を溢れされていた。
 「大丈夫か?」
 「……は……はい」
 荒い息を立て、汗の浮いた豊かな胸を上下させながらなんとか返事をする八雲。
 先程自分が同じ事をした時、この人は恥ずかしくなかったのかな、と少しずれたことを考える。
 それは男女の物の考え方の違いということで納得することとした。それよりも――。
 「よし……次は」
 「はい……」
 ここで終わるつもりは拳児も八雲も毛頭無かった。
 互いが互いの肉体を磁石のように求め惹かれているのが分かってしまう。
 八雲はすっかり男を受け入れる部分ができあがっているし、拳児も八雲を貪っていた頃から股間が熱く煮えていて出番を求めていた。
 「じゃあ妹さん――」
 まんぐり返しの影響はもちろん一日の疲れもあることで、拳児は八雲にできるだけ楽な体勢をさせてやりたかった。
 それでいて自分も好きに楽しめそうな――数少ない知識を搾り出す。
 「よし。壁に手をついて、尻をこっちに向けてくれ」
 果たしてそれが八雲に楽なのだろうか――まあ自分が支えればいいか――と考えて拳児はリクエストする。
 「! ま、また…そんな……恥ずかしい、格好…」
 予想通りの弱々しい抗議。だがここは拳児にとって譲れない。
 何となくだが、八雲は被虐されることに弱くて愉悦を感じてしまうタイプ――そんな気が昨日からしていたから。
 被虐と言っても、羞恥を煽られるのに人一倍弱い。そんな程度ではあるが。
 「……好き、なんですか…?」
 疑問を口にしつつも八雲はのろのろと立ち上がり、言われたとおりの格好をした。
 中腰のまま手を伸ばし壁に体重を預け、出来上がった秘貝を下からくいっと高く上げると、滑らかな曲線を描くお尻を愛する男へ捧げるように突き出す。
 下着はとうに脱いでしまっていたためパールピンクの秘園から汗染みの広がる菊座までが拳児からは丸見えである。
 砂時計のように深くくびれた肢体、そこから続く脚線美は見ているだけで悩ましい。
 「いくぜ……」
 だが長く観賞されることはなく、拳児は八雲のすぐ後ろに立ち細腰に手を添えた。
 腰の位置を合わせるとすぐさま……口奉仕により大理石のように磨かれていた男根が八雲の媚肉へ埋まっていく。
 最高の肉の張り具合、火傷しそうなほどに熱い潤いが拳児を迎えた。
 「くう…っ!」
 「んあっ――あぁぁっ」
 左右の花唇と中央の拳児との間で、じゅぷりと繋がりを意味する音がした。
 先端に入り口をこじあけられて八雲は大きく弓なりに背を曲げる。

36 :
 昨日の今日――だが抵抗するようなものはどこにもない。バックスタイルで粘膜のカーテンを割り割かれ、八雲は挿入を受け入れていく。
 愛する男の身体に貫いてもらえた喜び、待ち望んでいた感覚が注入をひどくスムーズにしていた。
 「ふあ……あ……あ……深、い……あぁ、ぅぅんっ!」
 男女の血走った欲情が相手によってそれぞれ満たされていく。
 膣肉が収縮しビクン震え、進む先に真空の渦ができたように拳児を深く深く飲み込んだ。
 グッグッとスライドを刻んでいく動きが八雲の腹の底に火花を散らせ、膣肉を抉る度にその形を覚えこませていく。
 「広がって…あぁ……奥に、届いて……くぅっ、お、おおきい……ぶつか、ちゃ……」
 子宮を持ち上げる勢いで腰を前後させる拳児。
 まだ未熟な少女の肉は奥に行くほど厳しい締めつけで迎えてくるが、二歩引いては三歩進むの要領でピストンを打ち食い込ませていく。
 肉襞の一枚一枚を数えるように往復されて、八雲はその都度眩しい快楽を貪った。
 「あん、あぁんっ……ふぁ、あぁ…」
 「悪いな、ちょっと踏ん張ってくれよ」
 「んっ…は、はい…大丈夫、です……ふぅっ……!」
 肌と肌の間には愛液が混じっていて飛沫が二人の太腿を伝い落ちていく。
 ぱちゅ、ぱちゅっ。つぷつぷ。ぐちゃ、ぐちょん。八雲の丸いお尻と拳児の下腹部とがぶつかりあって淫靡な交わりの音色を立てる。
 その影響を最も受けたのは――重力に引かれて重たげに垂れ下がった。ボリュームある乳果だった。
 支えるものがないために、肉層を超えられる度にぷるんと揺れるその姿。
 八雲の細身の身体に映えて、背後の拳児からでも一際存在感を放つ。
 視線を察したのか、壁に両肘を立てている八雲にちらちら流し目を送られる。
 「んんぅ……はぁ……は、播磨さん……お、おっぱいも…どうか…っ、いえ、どうぞ……」
 慌てて訂正されてしまったが、それは確かに懇願と取れる言い方。
 少しずるい気もしたが、これもまた双方向――問題ない。
 もとより、揺さぶられる裸身とそれに同期する誘惑の双桃とを、黙って見るだけなど拳児にはできないのだから。
 「あぁ…くんっ……んっ、んんっ……、好きに、なさって……」
 腰の動きを続けながら、むんずと両手で鷲掴みにする。むにゅり。ようやく自由にできた興奮に指の牙が自然と柔肌へ食い込んでいった。
 先端に芽生える愛らしいツンとした突起は既に固く、手のひらで字を書くように転がす。
 「あん、あぁん……あ、あぁ……もっと…強くても、大丈……ひぅっ――!」
 下から重さを測るように持ち上げてみたり、桜色の乳首をコリコリ摘んだまま擦ったりして、拳児は八雲を甘い声で喘がせる。
 やがては両の先端の動きを変えた。片方は指先を深く沈めて反発を楽む一方で、残る片方は色濃い一点の周囲を小指の円運動でじらしてやる。
 「んんっ……へ、へんです…何か……イイのに、足りなくて……やぁっ、きゃぅっ!」
 柔らかに揺すられる八雲の母性。
 同じ形をしているというのに一つは先端を激しく弄ばれ、一つはちりちり熱で焙られる切なさで止められている。
 「あっ、あぁっ、あ、……遊ばない、で……」
 快楽の中にありつつも八雲はアンバランスさが不満なようで、ふるふると自主的に胸を揺らして淫らなダンスを知らず知らずに舞っていた。
 覆いかぶさる体勢のおかげで八雲の艶やかな髪の乱れもよく見える。
 「はぅっ、ううぅん……奥に、当たって…」
 満足いく手触りと反応を堪能しつつも、拳児は腰に体重を乗せて骨にまで響く撃ち込みを止めていなかった。
 いや、正確には胸の愛撫と連動して締めつけが強まるためにとても無視できないでいたのだ。
 ズンズンと進行を進めていた下半身は今や根元までが埋まり、挿入感の深さが際立つ。
 八雲の流す液体の粘度は増していて濃厚な色香が先程より強く匂う。
 上も下も、バックスタイルならではの味わいがあった。
 腰の震える刺激を堪能しながら、拳児はこの体位を選んでよかったと自らの選択に花丸をつける。

37 :

 「あっ……! はぁんっ! オクに、当たって…あ、あぁ――っ」
 胸を揉みしだかれながら突き込みを受ける。今の八雲には痛みを堪えるものよりも蕩ける声色のほうがずっと多かった。
 子猫が身を寄せるようにして八雲が背中をすりすり揺らす。正面に相手がいないのが少し寂しいらしい。
 その様子を見ていると拳児は嬉しくなった。彼女が満足し、なおも求められていることが。
 真っ赤に上気した耳やうなじ、震える肩が無防備すぎて、つい唇を近づけて息をかけてしまう。
 「ふーっ…」
 「あ、ぁぁっ! な、何を……んんっ!」
 眉根を寄せて、甘い恨みの篭った目で見つめられる。
 ぱくぱく金魚のように口が開くが八雲からは喜悦の呻きしか漏れて来ない。
 じゅぷじゅぷっ――ストロークを速めてやればそれは特に顕著だった。
 離れていても伝わってくる顔の体温が八雲の表情をより艶っぽいものへと変えていく。
 「あ…あんっ……あっ、あっ…いぃ……」
 抗議を諦めたらしい八雲の声が再び淫蕩に沈む。
 ぼーっと呆けたような瞳でどこでもない場所を見ていた。言葉がもう官能を拒絶していない。
 (ふあ、あぁ…イイ……どこも…気持ち、イイ……)
 刺し貫かれぐちゅぐちゅに攪拌され嬲られた膣肉。
 海綿体の先端にキスをされ熱い疼きの止まらぬ子宮。
 根元から搾られて前に突き出て、端整さを台無しにされている乳房
 そのどれもが気持ちよくて、動物のようにはっはっと紅舌を鳴らしてしまう。
 鈍痛は感じるが陶酔感の中にあっては逆にいい刺激でしかない。
 ぴゅぴゅっと内壁に拳児の先走りを放たれれば、後を追うように切なげに背筋が痙攣すると、自らも恥蜜で足元を汚してしまう。
 「あぁぁ…だ、だめ……い、いっ…!」
 身を焼く快楽に感じ入り軽く達する八雲。だが――まだまだ。彼女の中心は貪欲に拳児をもっと奥へ招こうと蠢動していく。
 白いさざなみが脳の奥を流れていっても、また同じものがほんのすぐ近く、手の届く距離まで迫ってきているのが分かる。
 再度押し流されて――連続した絶頂が理性を飲み込み暗い喜びの沼へと突き落としていく。
 「また…イクッ……! 次も、また……すぐ、イって、しまって……!」
 背筋に荒い息がかかってきた。肌から伝わる愛する男性の興奮。絶頂直後の弱々しい精神にしみこんでいく。
 乱れる自分を受け入れてもらっている嬉しさに、本能で動く子宮は孔を開くことで"お返し"を試みる。
 タイミングよく、男性器の先端が丁度そこへ迫っていた。
 膣道は粘膜を伸ばしきられたまま限界まで詰め込まれ、なおも肉塊は鋭敏な子宮口を狙う。奥まで深々と繋がり合おうと。
 だが最奥にキスをした瞬間に、はむっと発射口を甘噛みされた奇襲を受けて、拳児はたまらず密着したまま腰の動きを激しくした。
 「ぐ…! もう……っ」
 「ハイ…私も…ま、また……」

38 :

 射精間近でなおも抉り返そうとしてくる愛する男性の肉槍。繋がりあった部分が戦慄く。甘い幸福感に八雲の従順な乙女の精神が蕩けた。
 世界一と思える幸せに、八雲は重力の束縛が消えた気がした。彼しか考えられず快楽だけを追求したくなってしまう。
 「ひ、ひぁぁ…! わ、わたし…もう……もうっ……!」
 ぐにゅっ。拳児の両手が卑猥に揺れる乳肉を強く搾り取る。
 ピリピリした電流は胸の先端から射精してしまいそうな程の愉悦をもたらしてくれた。
 淫らな螺旋を描く形のいいお尻が肉愉を貪る。心も身体ももう耐えられない。
 抱き上げられて乱暴に突かれ、汗と愛液を撒き散らしながら悶える八雲。
 狂いそうな快感に限界まで追い詰められて、もう吐き出すしかなくなってしまう。
 「もう、もう……播磨さんっ」
 「限界だ……出るっ――!」
 「はい…一緒に……あ、あぁ……い、イク……イクぅぅっ!」
 歓喜を爆発さえ、"気をやり"繋がった二人。
 八雲の膣内が強く絞るように銜え込み、拳児は更なる強さで圧力を跳ね返し膨らんで――どぷどぷどぷ。
 煮えたぎる精液を八雲の聖なる部分に解き放った。
 「あ、あぁっ……出てる…播磨さんが…動いて……イク、またイクッ……!」
 絶頂の波が来たことを八雲の口が繰り返す。その内では熱い脈動が広げられていた。膣口から子袋へ、隅々まで浸透し魂まで焦がされてしまう。
 かろうじて振り絞っていた力が抜けて、射精の止まらぬままにずるずると上体が壁を滑っていく。
 腰の位置を一番高くしたまま、四つんばいで八雲は床に伏した。
 動物のような格好の彼女になおも注がれる拳児の精液。
 だが吸飲だけは止まずに続いた。八雲は長く続く射精を最後まで蜜壷で受け止めていく。
 完全に終わると、ぬらぬら光る拳児の分身が淫らな糸を引きながら抜かれていった。
 「ふうっ……凄く、よかったぜ……妹さんは?」
 「…ぁ……はい……私も、よかった……です」
 美尻を高く掲げたまま、八雲はまどろみの中で返事をする。
 淡紅色の肉尻の割れ目からとぷとぷ注がれた精液が内股を伝い淫靡に八雲を彩っていく。
 宝悦に満ちた表情で見つめられた拳児は、また下半身が熱い疼きを覚えていた。
 「妹さん――」
 「はい…たっぷり……愛して、ください……」

 子を宿す聖櫃。今はそれも叶わないが――八雲はそこを満たされる度に、拳児から律動を与えられる度に、幸福の充実に蕩けていった。
 そして――

 《――あ、きたきた。湧いてきた》

 夜の矢神。空を蹴り、星と星の間を縫い、月光の海を少女は泳ぐ。
 人の世界を垣間見ながら――少女は自分の体に活力が満ちていくのを感じていた。

             *

39 :

 ――――
 ここまで。
 うん・・全体で見るとホント少ない。ちょっと量が失速したかなと反省。
 あと二回で話そのものが終わります。それからの八雲達をダイジェストでつらつらと。それでは。

40 :
乙。前スレと比べて本番描写が短かった気がするのは確かに残念だが…エロすぐる!

41 :

 そして――少しだけ時が流れて。
 アメリカに戻った天満からのエアメールが届いた日、八雲は矢神高校の三年生となった。
 送られる側の人間となった彼女を待っていたのは楽しい学生生活から離れ勉学に重きを置く日々。
 進学先は当初の希望通りに国立文系。自宅からの距離と学力及び将来の目標との兼ね合いに苦心しつつ。
 サラも同じ大学を目指すと聞き、自分に合わせてもらった後悔はあったが嬉しかった。
 既に卒業している拳児はといえば、八雲同様に家に篭りネームを練る毎日。
 動物をモチーフにした作品はそれなりの評価を得たものの、二条こと烏丸大路を超える日はまだまだ遠い。
 また、元2-Cの面子のほとんどか東京へ行ってしまったことに、天満とは別の寂しさがないかといえば嘘であろう。
 「ニャー」
 《はじめまして、サラ》
 「えーっと……うん、まあオッケー!」
 塚本家には新たな家族ができていた。幽霊であったとしても家族は家族。
 サラに何と説明したものかと八雲や拳児は悩んだが、本人の八雲への愛や理解力、
 何よりその姿が見えるため(天満がそうであるように)驚かれはしたが怖がられるようなことはなかった。
 もっとも……八雲と拳児の間にある営みについては、二人そろって口をつぐんでいたのであるが。

 「昨日は遅くまで電気ついてたな。あんまり無理すんなよ?」
 「はい……播磨さんも、お疲れ様です」
 拳児は学生として使っていた時間を漫画に費やすようになり、自然と家にいる日が多くなった。
 そして八雲は受験勉強を家で行うタイプであったため、二人の時間は自然重なる。
 けれども拳児は基本的に八雲には受験に集中して欲しかった。
 なので頻繁に漫画を手伝わせるような真似はせず、
 日曜日にも外出しないでそれぞれ黙々と個室に篭もり務めを果たすのみ。そんな日も珍しくはなかった。
 ただ、せっかく連れ添いとなった二人が物寂しい日々を送っていたかといえばそうではない。
 男女間の関係を抜いてもふとしたきっかけで仲を深め合う出来事――例えば気分転換に拳児が八雲を誘って動物園へ。
 羽を伸ばしたくなった八雲が拳児に頼んで近くの海辺へ。そういった光景も多々あれば、
 大型連休にサラを拝み倒し二人で泊りがけで旅行に行き、思い切り羽を伸ばし触れ合ったりもした。
 サラがふらりと出かけた日など、本当に二人きりになった時はほぼ確実に寝所を共にしたし、
 そうでなくても無性に異性を求めたくなれば、言い出したのがどちらであれ、間に拒絶の言は存在しない。
 一度交われば人が変わったように激しく燃え上がったし、平穏な日常が多いのは欲求に傾倒しないための手段とも、
 夜を特別なものとするためにあえて、とも言えた。
 例えば――。

42 :

             *

 ジージージー、チクチクチク、ツーツーツー。塚本家の庭の木にしがみつき、生き急ぐ蝉達のコーラス。
 夏の只中にあって、拳児と八雲はある難題に直面していた。
 「チクショウ、あちい!」
 シャツ一枚に短パンと、だらしない格好で縁側に出て足を伸ばしている拳児。近くに置かれたコップの中で氷がカランと空しい音を立てた。
 チン、と受話器が置かれる音。足音と共に浴衣を纏った八雲が顔を覗かせる。
 「電気屋さん……急いでも夕方になるそうです……」
 「なんだと…だめだ、今日は何もやる気が起きねえ」
 「す、すいません……」
 この日、クーラーの室外機が壊れたのだった。原因は八雲の友人が万石ごっこと称して思い切り叩いてしまったから。
 責任を感じて電気屋を呼びにいくと出たっきり、稲葉美樹は帰ってこない。
 拳児も午前中は修理しようと努力したのだが、自分の手に負える状態ではないと判断。電話するに至る。
 ちなみにサラは一足先に冷房のあるらしい教会へと退避していた。
 (メルカド行くか? でもあそこで原稿やると人目がな……)
 と、今日の予定を考えているとお盆を抱えて八雲がやってくる。
 彼女の着ている麻の浴衣はどこか自分より涼しげであり、少しだけうらやましい。
 クーラーが壊れてもいいことなど一つもないと思うのだが、何かを懐かむようでどこか楽しそうだった。
 そんな彼女であるから本当は暑さを我慢できるのかもしれないが、自分が暑い暑いと繰り返すものだから
 何とか涼みを与えようと努力してくれている。拳児は申し訳ない気分になった。
 「すいません、まだ冷えてないと思いますが……」
 「氷で冷やすから大丈夫だって。ありがとな」
 八雲は盆の上の麦茶を拳児の空のコップに継ぎ足すと、残りを近くの卓の上に乗せた。
 そして自らは一緒に持ってきた布巾で縁側に点在する水滴をふき取り始める。それはコップの残した足跡だった。
 (今日一日休むのもいいけど、何もしねーでってのも……お……?)
 喉に潤いを与えたところで気付く。八雲は背を向け――両手をついた、四つんばいの格好になっていた。
 浴衣が描く、体の丸みを想像させるライン。日常生活の中で八雲がふと見せる隠れた妖艶さ。
 こちらを向いたお尻は、手の動きに合わせて少しだけ左右に揺れて何かを待つようにも見えた。


43 :

 (……?)
 八雲が簡単な掃除を終えた瞬間、ふいに感じた威圧感。その正体を探るより早く――。
 「ん……ぁっ」
 ゾクリとした感触に彼女は日中にふさわしくない声を上げた。
 お尻を何かに触られたのだ。伊織かと思ったが――違う。ただ触られただけでこんな声を上げたりしない。ただ一人、愛する彼の手でなくては。
 振り向けばそこには彼の心がこれでもかと視えていた。

    しまった、つい。でも相変わらずプリプリしてて柔らけえ、よし今日は暑さを忘れて……

 「播磨……さん」
 真夏の昼から求められていることを、一瞬で全て理解してしまう。カッと下腹部が熱くなるのを実感しながらも、視線で軽く訴える。
 だが彼の手は開き直ったように慌しくなった。
 「ま、待って……だめ、です……んっ」
 形を確かめるように彼の指が動く。うねうねと一本一本にそれぞれ意思があるように太腿に絡み付いてきた。
 一重の着物の上から、ぐにぐにと慣れた指使い。
 肉付きのいい部分がハンバーグを作る時のようにこねられる。八雲はかくんと顔を下げて肩を震わせた。
 「だ、め…」
 再度、懇願。しかし無視。知られているのだ。本心で嫌がっているわけではないということを。
 突然の戸惑いと恥じらいからつい拒否するような言い草になってしまっているが。

    膝がひっかかってるな。ちょっと上げてくれねえかな

 「く、口で言ってください……ずるい、ですよ……もう」
 諦めたという風に八雲が膝を上げ、手足の四点だけで自重を支える。すぐさま、足首まで伸びていた浴衣の端を腰近くまでぱっと捲られてしまった。
 下着が露になり夏風に晒される。暑さと湿気、それに期待感と興奮でそこはいつもより汗ばんでしまっていた。
 見られている――ジンと、自分では触れられない場所に痒みが訪れるのが八雲は分かった。

    下ろしていいぜ。よし、じゃあ……

 「はい……」
 八雲は拳児の思ったとおりにする。膝に体重を預けることができるようになって、体が少し楽になった。
 次に何をされるか分かったので緊張から少し体が硬くなる。
 「あああんっ……指、が……」

    熱いな。もう濡れてる。とりあえず一本いっとくか


44 :

 くちゅり、粘り気のある水音がした。八雲の太腿の間に拳児の手が差し込まれていく。
 布地に隠された少女の大切な部分。そこに男の無骨な手のシルエットが浮かぶ。
 影の動くそこは外からは中の様子が分からず、しかし誰しもに起きていることを想像させる節度のない光景。
 「はっ…ぁ……ん、あぁ……」
 付け根のところをまさぐられ、その都度に艶のある色声が木霊する。
 ただしそれは蚊の泣くように弱々しくて、知るものにとってどこか満足いかない切なさがあることも理解させてしまう。

    声が小さいな。やっぱノリ気じゃねえのか?

 「んんっ、ん……そ、その……」
 拳児は八雲の下着の奥に、小指を爪が隠れる程度に潜り込ませていた。
 やろうと思えば淫核に刺激を与えることも、自分だけを通してくれる女の子の門へ本数を増やすこともできる。
 情事に慣れた自分達にとって、互いの声や体の反応でどの程度の行為を許容できる段階なのかは体が記憶していた。
 つまり――拳児は、今の八雲にとって小指一本、しかも第一間接未満というのは全然満足いくものではない、ということも知っているのだ。

    まあ、妹さんも困ってるみたいだしそろそろ止めに――

 「! そ、そんな……や…です……このまま……」

    おう、そうか?

 「は……はい。続けて、下さい……」
 自分を好きな人の心が視える――自らの異能を八雲は春先に拳児に告白していた。
 それを知った拳児は驚いたものの、今まで視えなかっただろう自分に対しても日頃から良き理解を向けていてくれたことを考えれば――どうということはない。
 不思議な能力が招く八雲特有の不都合を察したりもしたが、
 何よりこれからの生活への期待が強く勝っていた。
 もう八雲に何が起きても嫌ったり離れたりすまいと考えていたから。
 知られてしまうならいっそと開き直り、よく八雲のことが好きだと考えた。
 口下手な自分にとって心をそのままに知ってもらえるのは逆に嬉しいことだとも考えた。
 そして――今のように度が過ぎないレベルで"悪用"することも覚えてしまった。

    妹さんはヤラシーなあ。指じゃなくて手全体がもうベトベトだぜ

 「っ……! ご、ごめんなさ……ふぁ、あ、あっ」
 八雲を犯す指の本数が増える。出し入れだけではなく、左右に広げるようにも動き、ししどに溢れる膣肉をほぐしていく。
 "悪用"とは――今のように、嫌でも視えてしまう八雲を言葉で辱める事。
 もちろん、本気で嫌がるようなことを考えたりはしないが、そこは元不良。
 我欲、色欲は強いしエラソーな態度をとってしまうこともある。
 「や……うぁ、く……んんぅ……っ だ、めぇっ……!」
 今のように、八雲は房事において激しく乱れ快楽になすがままではあっても、それは終わるまでに限る。
 何度拳児に愛され喘がされて貫かれ、普通であれば子を孕んでしまうだろう精液に溺れても――……八雲の心は真白、純真であった。
 眠りに入って次の日にもなれば、初心な乙女の心を手放すことなく取り戻しているのだ。
 語弊があるかもしれないが、振り幅のある恋人の心を"攻略"するのは拳児にとって愉しみであった。

45 :

    花みてえに綺麗だな。かなり使ってんのに色も薄いし

 キレイなフトモモだなと思っても人がそれを口にすることは滅多にないだろう。
 一般的に、人は誰かと話をするとき気を損ねないよう最初に浮かんだ言葉から飾っていくものだが、八雲相手にはそれができない。
 元々その手の配慮が下手な拳児であるし、"思ったこと"そのままをダイレクトにぶつけることになってしまう。
 そして八雲は自らを評されて感じるのは、拳児に限れば嫌悪や敬遠ではなく陶酔だった。
 「は、はぁっ、……あ……! あ、あうぅ……んっ」
 拒絶が弱くなってきて声にも甘みが増してきた。
 与えられ続ける快楽に酔い始めた八雲がくねくねと舞う。
 整っていたはずの浴衣、特に腰周りに関してはスカートのように広がってしまっている。
 ビクンと、一際強い痙攣。軽く達したらしい。
 硬直後の脱力で息を喘がせ寝そべる八雲。
 「はあ……はあ……」
 腰の帯を拳児は緩めてやった。
 恋人は太腿の付け根まで公になっていて、下着は用を成さず愛液がせっかく綺麗にした床を濡らしてしまっている。
 脇の下から掬う様に上半身を持ち上げてやり、勢いそのまま自らに背もたれさせた。

    キス……してえな

 「…………はい」
 んっ、と八雲が顔を振り向かせ顎を上げて拳児に可憐な唇を捧げる。
 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。交わされた今日初めてのキスは軽く触れるといった些細なものではなく、
 互いの唾液を交換し合うといった、男女の本能に根ざす情熱的なものだった。
 まだ力の入らない八雲の舌を拳児は遠慮なく絡め取って飲み込もうとする。
 「くちゅ…ちゅっ……ん、ふっ……ちゅ…」
 それと同時に、愛しい少女の肩に手を伸ばした。
 まだなんとか形を崩していない襟を掴むとぐいっと果物の皮を扱うように外向きの力で腰のほうに引き下げる。
 キスに震える八雲にも剥かれることの抵抗はなく、帯を緩めておいたためそれは極めてスムーズだった。
 海へ行ったときでも他の男に見せたくない、八雲の白い肌が曝け出される。
 拳児は夏用の吸汗性に優れたブラジャーを慣れた手つきで外す。
 ぷるるん――と、ゴムがきついものなのかサイズが合わなくなってきたのか、柔鞠が弾むように前へ出た。
 「……両方、です……」
 唇を離した八雲がうっとりとした表情で拳児の疑問に答える。
 未だ成長過程にある、否、愛する男性の手により成長させられている果実は重量に負けず張りを保って瑞々しい。
 拳児は扇情的な巨乳を両手で持ち上げると下からぐにゅりと十指で喰らいつかせた。
 熱い血潮の集う柔肌を――何度も知ったはずの感触を――執拗に確かめるように、細かに成長を調査するように。揉みしだく。
 加えて、既に体積を膨張させた自らを隠すもののない八雲の肌、ヒップや太腿に擦り付ける。
 「はっ……あぁ……熱い、です……胸も……はうっ」
 肩越しにねっとりとした視線を受けても八雲は嫌そうな顔はしなかった。
 脱力して彼に身を任せれば背後に感じる灼熱の猛根。寄せてもらえる情愛をすぐ近くに感じるのは確かな幸福。
 汗の浮いた胸に何の遠慮もなく生き物のように指を這わせられ、愛されていると教えてもらえる。

46 :

 (だめ…熱い……。ああ、私のカラダも…悦んでる……)
 優美な心は拳児に攻め入られていつものように心良い白旗を揚げていた。
 敏感な性感帯を嬲られて官能が満たされる。
 疼く乳も熱いお尻も蕩けそうな快感を貪欲に受け入れ更なるものを欲してしまう。
 何枚かの布を通して熱を伝えてくれる彼の肉瘤。それが欲しいと淫核は硬くなり、白のレースは潤滑油でずぶ濡れとなっていた。
 「あああ……いい……おっぱい、いいです……」
 蹂躙されている自分の姿にみっともない言葉を口にしてしまう。
 されるがままの艶峰が形を崩す。愛しい男性の指が食い込んで間から肉脂肪がムニュムニュはみ出ていた。
 恥じ入っているはずなのに、軽い惨めささえが気持ちのいいものであるから拒否できない。
 ジンジンと痺れる頭の中で、自分の本性を見せ付けられて瞳が潤んでしまう。
 眉の形を変えて、舌がもつれる。キスから離れた唇が涎を垂らす。
 「あ、ああぁぁっ……!」
 キュウッ。吐淫に濡れた母性を搾られて、堪らず悶えた。双膨をこね回され複雑で刺激的な快楽を与えられる。
 いつしか、しこった乳首を擦る指は拳児のものではなく自分のものになっていた。
 こうして欲しい、とおねだりするように拳児の視線に訴えながら。

 「かわいいな、妹さん」
 「はあ……あああぁぁ……そん、な……」
 真夏の昼の暑さは、男女の間にある性欲の熱に無視されていた。

 「ん……れろっ……ちゅぷ、ちゅぱ……」
 やがて八雲は目の前に差し出された拳児の指を舐めていた。ぺろぺろと指の一本一本に舌を絡めて、ちゅうちゅうと吸う。
 味わっているのは彼の指だが、そこには自らの蜜がたっぷりと塗されている。
 同意のないまま襲われるような形で至った情事でも、愛撫に体を慣らされてしまったために、
 今や彼女は従順な恋人として受け入れていた。
 「ちゅく、んちゅ……不思議な、味が…します……」
 感想は求められたものではない。心から視えたものではない。勝手に選んで口にしてしまっていた。
 ぬる……と濡れた唇から二本の指が引き抜かれると勢いそのまま淫裂に侵入してくる。呼吸をするように蠢いて、ぷっくり肉厚のある秘陰から少女の心を蕩かす音がした。
 ぬぷ、ずぷ、ずぷり。鈎型の形で奥深くまで差し入れられて、ぐちょぐちょと掻き混ぜられる。
 「ひあ、あぁ……奥まで、深い……あ、あんっ…ま、まだ……」
 剥き身にされて、ヒクヒク震え、一通り撹拌されると拳児の指が抜けていく。
 充血した媚肉のむず痒さがまるで満たされず、名残惜しそうな肉の割れ目は鳥の雛のようにその口を空けていた。

47 :

 「んぷっ…ちゅ……ぺちゃ」
 再び、おしゃぶり開始。下の口から出ていくものを、上の口から飲まされる。これは先程から何度か繰り返されていた淫猥と呼ぶにふさわしい行為。
 ある種、女性の尊厳を辱めるものだったが、八雲はそれに逆らわず、逆らえず、いつ彼が自分を本当に満たしてくれるのかと期待感に胸を膨らませ続けていた。
 「よし……妹さん、力抜いてくれ」
 「は、はい……♪」
 ようやく『その時』が訪れたのだと、八雲は喜悦を隠さずに返事をする。
 はあはあと荒い息を零す。上下するたっぷり可愛がられた胸に点在するのは荒々しい形のキスマーク。
 下着さえ奪われて、お気に入りの浴衣はしわくちゃになり、腰の辺りで帯に絡まることでかろうじて残っている状態。
 その姿は、性交渉を待ちわびる雌の淫靡さと犯される乙女の被虐美が混在しそれでいて両立していた。

 下穿きまでを一気におろすと、拳児は肉棒を自由にした。
 先端は既に先走りで潤っていて貫くための準備は完成している。
 対面座位になるよう八雲を正面から抱きかかえると、天を衝く魔塔の真上に恋人の淫花を運び位置を合わせた。
 「どう、ぞ……お願い、します…」
 自ら贄になることを望むように、八雲が告げる。赤い粘膜は誘うように引きつくいて、長年の恋人との逢瀬のように涙を流していた。
 (あぁ……嬉しい…やっと)
 徐々に距離が短くなる。八雲は少しずつ腰を下ろしていき、拳児は抱きかかえた恋人を降ろしていく。
 互いの生殖器がヒクヒク蠢いて、接触を強く欲しているのが分かった。
 凶悪な異物を撃ち込んで欲しい。降りたての雪のような白さに溶け込みたい――。
 ずっ――ぷ。
 待ち望んだ交わりを得る挿入の瞬間、伝わってきた彼の生命力の漲る逞しさに、八雲は打ち震えた。
 「あ、はっ……はあぁぁぁっ……! 入って、来る……」
 「相変わらず……くっ、たまらねえ」
 ゆっくりとゆっくりと動いて熟れ肉を突き進んでくる動き。
 八雲が自重に沈んで拳児を深く深く飲み込んでいく。
 膣道を重い衝撃が縫っていき、その奥にある小部屋へと刺激を送った。
 やがて――最奥に拳児が達すると、子宮さえ満たされる幸福感に八雲は包まれる。
 「はあ……はあ……はあ……はあ……播磨、さん」
 「ああ。気持ちいいぜ」
 みっちりと隙間なく埋められて、肉感がお腹の中に広がっていく。
 待ちに待った至福。下がっていた子宮口に硬い亀頭がつき込まれ奥の奥まで疼きが消える。
 拳児にふさわしい形に開発された蜜孔の中は、寂しささえ感じていたのだ。
 それが取り払われて双眸から涙さえ零してしまう。
 「……しばらく、このままで……」
 「ああ」
 抱き合って繋がったまま、二人は思い出したように流れてくるセミのコーラスに身を委ねていた。
 動かないでただこうしているだけでも接合面は熱く煮えたぎっている。
 膣壁は細かく肉槍を締め上げるし、圧迫感に気を抜けばこみ上げたものが果ててしまいそうであった。
 それでも動かないのは、何となくそんな気分だったから――としか言いようがない。
 たまにはこういうのもいいと二人は思った。
 緩慢な動きさえなく、互いに一つになって繋がりを大事にしたまま、ただただ時間を過ごす。
 お互いの肌に少しだけ温度差があって、抱きしめあうだけで心が幸福に満たされるのだ。
 そうこうしているうちに蒸し暑さなど忘れてしまうことができた。

48 :


 「……あっ」

 だが八雲がふと空を見上げた時――彼女はこのままではいられないことを理解した。
 雲に混じって、文字が見えたのだ。拳児のではない。目の周りに力を入れて細く見つめる。

    無理言って直せる人捕まえることができてよかったあ。これで八雲も許してくれるよね♪

 ああなんてことに。八雲は事情を察すると青い顔をして申し訳なさそうに拳児を見つめる。
 彼は満足そうに目を瞑っていて、貫いた膣の秘粘膜一つ一つを感じることに満足しているらしかった。
 「あ、あの……播磨、さん」
 「ん……どうした?」
 疲労から開放された直後のように彼の口元は綻んでいる。
 それを見てはとても、もう止めにしないと――とは言えない。
 「じ、実は……その」
 「……もしかして、気持ちよくねえとか?」
 「い、いえ! そういうわけでは……んっ、その……あっ」
 要領を得ない返事をしてしまう。しかも話そうとすれば繋がりあった箇所がピクピク動いて、緩い電流となって性感を刺激されてしまう。
 だがこのままでは情事の最中に来客を迎えてしまうことになる。
 それは男の人にとって辛いことなのではないかと思ったし、八雲としてもできるなら避けたいことだった。仕方ない……。
 「お願いが……あります」
 「? おう」
 迷いや躊躇が八雲の表情を行き来する。
 だが結論は変わらず、諦観と共にやや苦しげに呻くような声で、八雲は恥ずかしい"お願い"をすることにした。
 口にする瞬間、かあっと顔が熱くなるのが分かる。
 一瞬、自分達の蜜が垂れた部分だけ、縁側が変色しているのが視界に映った。
 「激しく、して……頂けませんか……?」
 暑さを忘れられるよう。
 そんな言い訳を口にして、汗ばんだ肌、眉を折りたたみ切なげに震わせながら八雲は懇願をする。
 本当は時間が押しているためなのだがそれは悪い気がして口にできなかった。
 「……おう」
 とつとつとした口上だったが、ニヤリと拳児の口が歪む。
 どういう心境の変化があったのかは分からないが、それは彼にとって別に不満ではなかった。
 あまり嫌がられないよう、無意識にせよ気を使っていた部分はある。
 それでも暴走してしまう時は多々あったので内心気にしていたりもしたのだが。
 急いて早々に達しては時間が潰せないとも思ったのだが。足りぬ――と言われれば男の甲斐性を見せるのも、仕方ない。

49 :

 「よし」
 「っ……! あ、あぁ、あんっ――! んっ」
 ビクンと、八雲の膣内に入れられたままの拳児が跳ねる。
 緊張に硬くなる間も許されず八雲はたちまち嬌声を吹き零す。
 律動が再開されて女の官能を昂ぶらされたためだった。
 肌を密着させて、ぷるぷる震える肩を握った。
 「あ、ふあぁ、んあぁ……!」
 「――っ。妹さんも、締め付けが……凄え」
 ぬぷぬぷ、ぐぽぐぽ。色濃い剛々とした肉塊が八雲の入り口から奥を、前後に的確に抉り抜いていく。
 腰使いが激しくなって、恋人を気遣う優しさは飢えた獣の貪欲さにとって変わられた。
 「ン…あ……あぁ、ん……っ」
 秘所からは滴る大粒の愛液。それが拳児の挿送を滑らかにしていた。
 八雲は小鼻をピクピクと震えさせ、動きに押し上げられるように美肉の締めつけも厳しくしてしまう。
 「格好、変えるぜ」
 繋がったまま、視界が反転していくのを八雲は呆然と受け入れていた。
 ごりっと背中に木の板の感触。飛び込んできたのは晴れた空、まだ遠くに見える友人の声。
 終わりが近い緊張に体を硬く、銜える彼にそれを伝えてしまう。
 「播磨さん…最後まで……お願い、します」
 ぱっ、ぱちゅっ、ぱちゅん。
 拳児は八雲を押し倒し、仰向けのまま両手で強引に開脚させて、自らを前後させていた。
 抜かれていく愛しい男性の肉を追うように腰を回してしまう八雲。
 だが押さえつけられてはもがくことしかできず、ただ性具のように扱われるのみ。
 それは先程望んだとおり激しく乱暴で、暑さなど忘れてしまえる行為だった。
 ぴゅるぴゅる。耳から入ってくる下品な音は自分の過剰に溢れた秘部が奏でていると思うとたまらなく恥ずかしい。
 「あはぁっ……! ふあ、あぁ……! 奥まで、来てる……」
 病み付きになってしまう大人の味。
 肉道深く、隅々まで出入りされ、快楽が心の壁を乗り越えてくる。
 威容ある肉の柱に、下腹の心地いい疼きを掻かれる度に、甘い電流が背筋を走った。
 夏の暑い筈の日差しの中にあって、ゾクゾク走る緊張は熱気も冷気も忘れさせてくれる。
 「気持ち……いいです……ああぁっ!」
 硬直しそうなカラダに押し寄せる劣情。
 視える彼の心の声はひたすらに自分を求めるもので埋められていた。
 突き込みを受ける度、空を向いた乳房をユサユサ物欲しそうに揺らしてしまう。
 ズン、と襞の粒を捲り返され子宮口に達せられるたび、クラクラ陽の光以外の理由で頭の中が弾け飛ぶ。
 「動いて下さい…もっと激しく、強く……!」

50 :

 乱れた浴衣は、桃色の秘園からの夥しいお汁でグショグショに変色していた。
 両の袖から抜けていないそれは図らずも両手の自由を奪い、拳児に縛られ好きなようにされている、という認識を与えられる。
 まだ脱げ切っていないせいか、全裸で抱かれるよりも背徳感は強まっていた。
 元々何気ない日常の中から情事に至ったとあらばそれは尚更。
 どこまでも沈む底なしのぬかるみを連想しながら
 全てを愛しい男性に任せていく。
 「んああぁ……ああぅ……! いい……」
 身も心も蕩ける快楽の中、自分の中で彼が太く逞しくなり、更に中をパンパンに埋められるのが分かる。
 適度に向きを変えられて膣括約筋があらゆる方向に広げられるが、
 熱いナイフをバターに通すように滑らかに向かい入れてしまう。
 お腹の中の存在感が全てだった。
 ジクジク、ジクジクと累積していく甘美さに魂がどこまでもどこまでも落ちていく。
 下がった目を凝らせば自らの淫唇から拳児の一物が出し入れされていた。
 そこは動物のように涎を垂らしていて、別の生き物のように美味しそうに口を開き、彼を受け入れ飲み込んでいく。
 そのリズムに合わせて脳裏を電撃の快美が直撃し、意識を飛ばそうとスパークする。
 「ふあぁ、あぁん、ああぁぁんっ!」
 滅多に彼女が見せない黄色い声に、拳児は動きを少しずつ早くさせていった。
 ヒップラインを押し広げストロークを続ける中で、空ろな目と表情を確認しながら加速させる。
 八雲から余計な感情が削げ落ちて、恍惚が強くなる度に強く勢いをつけていく。
 気持ちいいか? 感じているか? 視えるように質問をぶつけながら、先端を抜ける寸前まで後退してみせる。
 「あ、イヤ、抜かないで……あぅんっ。キモチ、いいです……」
 おねだりさせて八雲に屈服感を味わわせると、感動めいた優越感に砲身を焼かれた。
 一気に根元まで埋め込んで、くびれた腰にダンスを躍らせる。
 角度を変え、自らも腰を曲げて、文字を書くように揺り動かしていき、幾重もの締め付けを堪能していく。
 何度も、何度も、何度も知った動きだがこの退廃的な耽美感には飽きることがない。
 半端ではない快感だった。呑み込まれそうな動きにはクラクラとこちらまで眩暈を感じてしまう。


51 :

 「くっ…さすが、妹さん……器用すぎ、だろ……!」
 陰嚢がせりあがって放精を急かす。
 いつもより激しい動きにあっても八雲の粘膜はそれに対応し、むしろ比例した動きで細やかな柔襞が絡み付いてくる。
 雄の精を早く求めたがるその貪欲さに苦笑しつつも、かつてない味わいがあった。
 子宮口に口付けをした瞬間、容赦のない締めつけに擦り寄られ――。
 「……中で、ゴリゴリされて……あ、あうぅんっ」
 「妹さん、もう……いくぜ…っ」
 「ハイ……♪ だして、下さい……たっぷり……あ、あっ、もう――」
 欲望を解き放ちたい。盛大にぶちまけてしまいたい。
 欲求に支配され、気合の一拍で深く抉る。
 咲き誇る八雲の花弁、その内側にある捲り返された膣壁からの引き抜くような圧着感。
 鈴口を最奥に密着させると狂熱に脳が焼かれた。血が沸騰して繋がった一点に集まってくる。
 ぱちぱちと静電気にも似た法悦の中、肉棒が包まれるように磨かれて我慢を溶かした。

 「好きだ……妹さん」
 「はい、はい……! 播磨さん…好き……好き……愛して、ます……はぁぁっ!」
 「俺もだ! っ……出るっ――!」

 膣内射精。その瞬間に拳児は八雲に覆いかぶさるとキスをした。
 八雲はそれを白い肩をくねらせて恍惚の表情で受け止める。心身を絡め取りそうな瞳に飲まれ、最後の堰を破られて――
 「んむぅ、んんんんぅぅっ!」
 どぷん、どぷん、ドクン――。
 切れ長の橙の瞳を潤ませて、無上の幸福感で八雲は拳児を見た。
 自由になっていた脚を彼の腰に絡ませて、隙間のないようにキュッと締める。
 交差した足の先がプルプルと痙攣し反り返り、体の隅々にまで絶頂の快楽が行き渡る。
 「あっ、ああっ、あああああ――っ……! 播磨さんが、暴れて……!」
 達するたびに上書きされるかつてない高揚感。
 目の眩む稲妻が全てを白くしていく中で精神が繋がりあっていく。
 強烈な収縮にドクドクとありったけの精子が八雲の中を駆け上がっていき、子宮へ、その内奥へ流れ込む。
 天国へ押し上げられて、頭とお腹の両方が永遠の白に染め上げられてしまいそうになる。
 「はあ、はあ、はあ……んちゅっ……んふっ……」
 重なり合ったままぐったりと縁側に寝転ぶ二人。
 八雲はうっとりと瞳を細めて拳児に桃色の舌を絡めさせると、チュパチュパ、繋がったまま音を立てたままキスを交わす。
 髪がバラバラに乱れ、拳児にもひっつきチクチクと軽い刺激を与えた。
 まだ吐精の続く中で二人の汗と愛液とが混ざり合い、夏の熱気に溶けていく。


52 :


 「急なことで……驚きました」
 「つい……な。悪い」
 「…なら、もっとキスを……」
 冷静に考えれば襲い掛かったも同然。
 反省する拳児に、良く分からない要求を向ける八雲。
 互いの甘露を啜りあう、情欲の深い接吻が交わされた。遠慮のない舌の挿入が互いの口の奥までをたっぷり味わい合う。
 「ちゅぱ……嫌じゃ、ないです…んぷっ……ふぁっ」
 襲われるのもイヤじゃない――そう受け止めることもできる発言の後、八雲が上半身を拳児に預けてくる。
 ずちゅ…ずちゅ…と緩慢ながら動きを再開し、自らの蜜壷でたくましく膨らむ恋人の剛茎をぱくりと美味しそうに銜え込む。
 そして唇がくちゅくちゅと擦りあい、二人は事後というにはいささか激しすぎる熱を育てていく。
 (あぁ……キモチ、いい……あれ…何で、こんなキモチいいことを、私は急いでたんだろう……)
 塚本家の縁側の染みを濃くしていく。
 チャイムが鳴り玄関が開かれたのはそれから……間もなくだった。
 拳児はなんとか立ち上がることができたが、身を焼く悦楽、乱れた格好で動けない八雲を見せるわけにもいかず、居留守を決め込む。
 「留守かな……まあ修理くらいいいよね。榛名のお兄さん、よろしくお願いしますね!」
 「任せろ! シベリアのブリザードより厳しい、真の極寒というものを――」
 お前まだ矢神にいたのかよ!
 拳児は慌てて飛び出すと、夕方に別業者に頼んだからいいと必で言い訳するのだった。


             *

 ほんの少しだけ、時間が流れた。

 ・・・・
 ・・

53 :

 遠くでミンミンと行き急ぐセミの声がする。
 香炉から焚かれる薄い煙が慰霊の香りを沸き立たせ、一帯に鎮魂の空気を呼ぶ。
 霊園にて一基の墓前に立ち、一拍の後に頭を垂れるのは八雲とサラ、そして拳児。
 「はじめまして。サラ・アディアマスと申します。八雲にはいつもお世話になっています」
 「お初にお目にかかります。俺は…播磨拳児といいます。二人の娘さんに……感謝してもし足りない、恩を受けた男です」
 これまでは天満と八雲が……去年は八雲一人で行っていた、姉妹にとって大切だった人達の供養。
 だが今年の盆はそれが少し違っていて、挨拶のため本尊へ顔を見せた八雲を住職は優しい笑顔で歓迎した。
 夏の日差しとそよ風が三人を迎えるように包み込む。
 「お父さん、お母さん……私達は元気だよ。あのね……また家族が増えたんだ」
 打ち水の跡がじわじわ地面に染み込んでいく。短い近況報告を終えた八雲が取り出したのは天満からのエアメール。
 ――しばらくの間、その音読が続いた。水が乾き影が消えてもなお続く。目の前に本当に彼らがいるように感情を込めて。
 拳児とサラは八雲が見ているのだろう二人に深い感謝を抱きつつ、その冥福を祈っていた。

 ・・・・
 ・・
 「初めまして。塚本八雲と申します。……本来でしたらもっと早くに挨拶に伺うべきところ、これほどまでに遅れましたことをまずお詫び申し上げたいと――」
 正座の姿勢から上体を前傾させていく。
 顎を引き、背筋を真っ直ぐ伸ばし、足は親指だけを重ね、指を伸ばした両の掌を先端で寄せ、三角形の二辺と成す。
 「いや妹さん、そんな気遣い――」
 「初めてのご挨拶に、そういうわけには参りません」
 正月に二人は拳児の実家を訪れていた。目的は八雲の口上にもあるとおり両親への挨拶に他ならない。
 もちろん希望したのは八雲であって、拳児はひどく恥ずかしがり最後まで抵抗していたが。
 彼が折れたのは、振袖に身を包んだ恋人の姿を見たためだった。
 ここはひとつ奴らに見せてもいいか……と、顕示欲を動かされたのだ。
 房事の時を除き、普段から礼節ある作法を見せる八雲である。本気で装いを正されれば頭を下げる動作さえが拳児にとって美しい。
 振袖の地色は彼女の瞳にもある朱色。白ぼかしの中には小さな鶴が羽を広げて舞っている。
 袖は長く丈があり箔や金銀糸の刺繍といった本人を殊更に飾る施しはない。
 それは着る者の身に備わった気質を前に立てた、下手にでる偽りを許さない和装。
 顔にも淡い赤を主とした化粧が施され、桃色に近い紅が引かれていた。
 上体を戻すときも座礼の余韻がはっきりと見て取れ、最後まで和風美人特有の雅さに溢れている。
 「扶養される身分で同棲など、というお気持ちもあると思います。ですが決してご迷惑となるようなことは――」
 「まあまあ八雲君。そんな畏まらないでもっと楽にするといい。修治君があちらで拗ねているぞ」
 実家には拳児の弟の修治や従姉の絃子といった八雲の見知った顔もあった。
 彼らから話は通っていたのか、元々拘らない性格なのか、むしろあの息子がといったインパクトが強いのか。
 大きな衝突もなく、八雲はこの日に拳児の両親に認められ、二人は晴れて親族公認の仲となった。


54 :

 ・・・・・・
 ・・・・
 ・・

 一年が経過した。
 その日は卒業式。八雲は矢神高校を卒業した。多くの後輩、恩師、播磨や花井といった先達者に見送られての卒業式。
 これから毎日、姉さんと同じ学校に通うことができる――初めて門をくぐった時に考えたのはそんなこと。
 子供だった自分がここまで大きくなることができたのは彼らが多くを教えてくれたから。
 伝えたかったのはそんな感謝の気持ちだったのに、答辞のときにまた泣いてしまって。
 後悔からの行動か、式の後も遅くまで残り学校を回る八雲の姿。
 それを拳児やサラに花井ら、多くの人間が見つめていた。

 ――更に時が流れ。
 大学入学後、八雲はこれまで以上に時間の融通が利くようになり生活環境は大きく変わっていった。
 もう変化を拒絶する彼女ではなかったが、何の感情も湧かないかといえば違う。
 後述の理由で多忙になった拳児をより強く支えようと思ったし、
 長旅から戻っては"補給"を急かしつつ口を開く少女の話には想像を膨らませつつ耳を傾けた。
 そして――親友に訪れた少々遅めの変化を一番に察知し、それでいて嬉しく思ったのも八雲である。
 サラは数多い希望の中でようやく進路を決めたらしく、用事があるということで家を週単位で空ける時がぽつぽつ出始めた。
 好奇心が強く快活な彼女らしい活動の中には私的な用事――相応の付き合いがある年上の先輩との逢瀬も含まれていて。
 何となく理解した八雲と拳児は心の中でサラにエールを送り、深く問い詰め引き止めるようなことはしなかった。
 意中の相手――麻生広義と大学近くで暮らすという連絡を受けたのは、それからほどなくしてからである。
 同じ学内で会うたびに幸せの表現が増えているサラを、八雲は心から祝福した。
 「よっしゃあ!!」
 ある日の拳児の叫び。別にサラという小悪魔が離れていったことを喜んだわけでは決してない。
 これは月刊誌で新たな連載を持てる様になった時のもの。
 長らく遠ざかっていたそれを拳児はもちろん八雲も我が事同然に喜び、力になろうと奮起した。
 ただし本人に見栄があったのか、天満へ報告したのは単行本にして二巻以上続くことが確定してから。
 そして徹夜明けが増えた拳児と八雲の間に漫画以外の行為があったのは本人達だけの秘密ということになっている。
 とはいえ、既に親となっていた伊織や情事の回数が活問題に直結している少女には筒抜けではあったのだが。

 そして……塚本家に届くエアメールが、もう両手では持ちきれなくなった頃。
 ついに八雲にも学生の身分から卒業する時が来ていた。卒業後の進路は希望通りに就職。職場はスカウトのあったジンマガ編集部。
 新人の彼女が拳児の担当になれる都合のいい話はなかったが、それでも八雲はようやく同じ道を歩くことができるようになったのを心から喜んだ。
 新たな段階に上がっただけなのに、本当に嬉しかったのだ。長い時間を要してでも、自分が一つの目標を達成できたことが。充実感の涙を零してしまうほどに。
 アシスタントではなく編集者になったため、今まで認められていた拳児の漫画の手伝いはできなくなったが、それはそれで新たな目標と定めることができた。
 ただし――いいことばかりではない。編集者二年目、八雲が初の受け持ちとなる作家を持った時の話である。
 「妹さんの漫画道は俺と一緒だった。なのにその妹さんが別の奴の担当になって、あまつさえその新人に押されるように俺の漫画が連載終了……だと……」
 「そ、それは……その……人事はどうしようもありませんし、私も相談に乗りますから……」
 「本気にしなくていい。冗談だ。どっちみちクライマックスだ、円満終了できそうだしな」

55 :

 ま、何とも思わないかっつーとそうでもねえ――そう続くのが口に出されなくても八雲には理解できた。
 恋人、家族、友人――そんな大切な人達にまとめて引っ越されたような。極々弱いものではあれそれは嫉妬。
 拳児のそんな感情を差し置いても、八雲には共に育ててきた作品を手放す心苦しさが残る。
 彼女は仕事の面で今までのように支えられなくなる代わり、私生活の面で懸命に拳児に奉仕した。
 漫画家とアシスタントとしてではなく。青春時代を一人の少女に捧げた男とそれを愛したその少女の妹としてではなく。
 同じ出版社に勤める仕事仲間としてでもなく――恋人として。そして、やがては妻として。
 二人が結婚を意識したのは雪が強く春が遅れた年。八雲が編集者としても板につき始め、拳児も新たな作品を手がけ始めた年。
 きっかけとしては結婚式の招待状が届いたことだろう。花井春樹と周防美琴――懐かしい友人達の幸せを歩むその姿。
 当たり前だが、結婚式には主役の二人を来賓達より際立たせる効果がある。
 環境だけを切り取れば八雲らは既に夫婦同然の生活を営んでいたことも、逆に違いを引き立たされて、
 紋付羽織袴と白無垢に身を包んだ新郎新婦に、八雲も拳児も自分達にない幸せを看取するところとなってしまった。
 更に――喜ばしいことに、幸福の報せが連続して舞い降りてしまう。
 懐かしの同居人・サラがめでたく故郷イギリスでの挙式を決めたのだ。
 出席者が似通うのもあり、スタッグナイト、ヘンナイトではさあ次はという空気が既にできあがっていた。
 ブライズメイドの一員を務めた折に八雲が抱いた憧れ――間近で見た親友の笑顔は一生忘れられそうにない。
 両夫婦の門出を心から祝す一方で、二人はどこかで結婚という二文字を考え始めるようになっていった。

          *

 熱い空気が部屋の中に充満していた。
 忘我の極みにある人間が発するただならぬ体温。太陽の熱が消えてもその部屋だけはまだ昼間と変わらない。
 「フゥッ、フゥッ……! くぉっ」
 荒い声がした。渇きに悶え水場を求めるあまり、仕留めた獲物の血をすする獣のような声が。そしてそれに重なるように――。
 「んん、ふぁっ……! っ、ひっぅ……んぁ、あ……」
 獣とは別の声がする。その主は四肢を地につけ背中から覆いかぶされる格好で、正に喰らわれている最中にあった。
 だが奇妙なことに抵抗はない。濡れた唇からの声にも拒絶しようという意図は感じられない。
 「気持ち、いいですか……私も……ひぁっ、あ、あぁ…」
 むしろ真逆の――自らを貪られることへの、女としての支配を受けることへの、嬌声。
 部屋は支配しているのは、何も身に着けていない男女の肉がぶつかり合って起きる熱だった。
 「ふうぅ…あ、あぁ……だめ、です……! お腹で、暴れて……そんな……!」
 ぐちゃぐちゃと、黒く濡れた茂みに咲く真っ赤な花が蹂躙を受ける。
 深く入っていった先端部が、くぷっと何かにぶつかるように止まり、僅かに引かれてまた差し込まれる。
 「あっ…ああっ……」
 くびれた細腰ががくがくと揺れて水音がより激しくなった。
 グチュッ! ジュボッ! プチュンッ――張りのある桃尻に獣の体がぶつかり、秘粘膜への責めが加速する。
 動きに合わせて下を向いた胸が震えた。そこへ横から掌が伸び、収まりきらない果実を絞り尽くすように強く握る。
 「んっ! ん、うあ、ぁ……」
 たぷたぷと揺れる胸を掬い上げ、二本の指がぷっくり前へ張った充血豆を挟み込み、コリコリ揉み潰して可愛がる。
 下半身に感じた擦られる強い感触に、女の体からの訴えが増しているのを男は読み取った。
 「ち、乳首……感じ…ちゃ…ひっ……あっ!」
 「……」
 「は、はい。気持ち、いい……です……んんっ」

56 :

 奇妙なやり取りだった。男は何も喋っていない。なのに女が返事をしたのだ。
 男はただ――ぶるん。ぶるん。巨乳を揺すりながら――んちゅっ。ぢゅぶっ。淫らな肉と愛液の共演を演出するのみ。
 時折荒い息を吐き出しながら。
 「……」
 「だ、だって…………あぁ」
 女の熱の入った艶かしい声が続く。間に男の沈黙を挟んで。傍から見れば独り言のはずのそれは、何故か会話のリズムに近い。
 未知の通信手段で意思疎通を交わしているようだった。その手段はともかく、言葉は確かに女に届いているらしい。
 結果として女の体温が上がり、間にある空気さえ肌からの熱に負けて揺れていく。
 そして言葉によって多少の羞恥や微かな苦痛も熱さと快楽に変わっていった。
 「そろそろ、欲しいか……?」
 「そ、それは……あっ、やっ、ふぁ」
 男が言葉を発した。女は今までずっと話をしていたように自然に返事をする。
 だがまだ理性を残していて迷ったように言葉を濁す。
 そこから男は刺激を止めるどころか、さらに欲望で抉り出した。
 知っていたから。こうしていれば女の理性は容易く折れてしまうと。
 先走りで内壁を打たれ、連続して子宮をノックされ、嬌態への悦びを伝えていけばやがて――。
 「ふぁ――はぁぁっ……いい……」
 女の唇と腰が膣出しを求め、男の欲望を本気汁で濡らし、全体で絞り上げるようになる。
 口の端から涎を零し、頭を左右に立ち振り回し、涙交じりの切なげな表情で口がぱくぱく開く。
 「ください……欲しい、です……奥に……」
 ぬぷっ、ずりゅっ、と貫いては出し入れさせる。
 自分専用の形状であるそこがきゅうきゅうと隙間なく吸い付いてきた。
 肉感的な太腿を小刻みに震え、女蜜がタラタラとそこを伝い、シーツをいやらしく彩る。
 甘い願いを男は叶えてやることにした。うなじにキスをし、本来の整った美貌を媚びさせてから。
 「行くぜ……!」
 「はい…お願い、します……はぁ、あ……!」
 肉壁の一際きつい締め上がり。搾り取ろうとするその動き。
 甘い痺れを与えられ、熱く灼けた鋼のような肉棒が限界を超え、膨れ上がったまま脈動した。
 「いい……もう、もうだめぇっ……い、イク……あああぁぁ――っ!」
 どぷどぷどぷ――長く長く、精液を送り込んでいく。男女の脳髄を白い閃光が焼いた。
 「イクッ……イク、いっ……あ、あぁんっ……た、たっぷり……イク……」
 膣口は白い液体を美味しそうに飲み込んでいった。
 隙間から過去の分が逆流するように漏れ出ると、花芯や白い腹をどろどろに濡らす。
 「あ、あぁ……熱い……」
 「くう…」
 互いに達した男女は一瞬のみ硬直し、裸と裸の体を寄せ合って、崩れるように倒れ込む。
 スプリングがギシッと軋み、二人分の体重移動にベッドの足が地滑りした。
 女は幼い子供のように笑った。猫のように肢体を丸めてベッドに沈む。
 「……」
 全裸のまま、夢から覚めたように天井を見上げる男。その腕に彼の愛する女性を抱き――けれど彼女と視線は合わせず。
 だがその女性は何も言わず、風邪をひかないように体温を重ね、二人の腹の下までを一枚の毛布で覆う。

57 :

 塚本八雲はもう少女ではなくなっていた。もちろんこの場面においては本人の社会的地位や年齢よりもその肢体を指しての意味で。
 彼女が拳児に抱かれた回数は、それこそもう星を数えるようなもの。
 日常に纏う清純な面持ちの裏側には、愛する男性にのみ見せる悦楽に満ちた感情を多く持っていた。
 細くしなやかな指先。そこに宿るのは、家庭的あるいは紙とペンを操るための技巧以外に彼を悦ばせる性愛に関するものも。
 トロトロと粘液が流れ出てくるのは、今しがた寵愛を注がれた八雲の秘奥。
 彼女の愛液と交じり合い、一晩かけて何度も愛された分と合わせ精液にまみれている。
 にも関わらず、蜂腰の中央にある肉花の色はまるで生娘のように鮮やかなピンクを保っていた。良質の梅さながらに果肉が厚く種子は小さい。
 熟れた乳房をはじめとした全身にある性感帯にひどく敏感な反応を示し、何度貫かれてもキュウッと強く収縮し拳児の精を欲してくる。
 「……今度、休みが取れることになった」
 「は、い……」
 八雲の胎内から絶頂の余韻が抜けきらない内に、拳児が話を切り出す。
 今しがたの情事の例のように、話すより先に既に伝わっていると当然彼は知っている。
 ただし読心能力では決して伝わらないものが、音であり声。
 獣じみた本能に根ざすものではなく、理性が強く決意を込めた、守るべきもののある男性の声。
 「アメリカに行く。やっぱ……言っておかねえと。天満ちゃんに会ってくる」
 「……でしたら、私も。何とか時間はつくれると思いますから……」
 「ああ。頼めるか?」
 八雲と違い、拳児は一度たりとも日本を外に出たことはなかった。その彼が姉に会いに行く。
 あくまでも「今思っていること」しか読むことができない八雲には拳児の根底にある目的までは知ることができない。
 だが最愛の二人の再会なのだから不安はない。どうか、悔いだけはないように――。眠りにつきながら八雲は願った。
 ・・・・
 ・・

 後日、天満の都合を確認し仕事と日程調整を行った後に日本を発つ二人。
 空港での再会はごくごく自然に。笑顔で手を振ってくる天満に対し八雲も拳児も同じ仕草で応えた。
 (天満ちゃん……元気そうだな)
 まるで知らなかった彼女の新しい笑顔が表情に詰まっていた。
 彼女の選んだ道に後悔がないことが伝わってくる。
 あの卒業式の日に見た時より――ずっとずっと。
 二人と天満は互いの壮健を祝いあい、また、回復の兆候が見えていた烏丸大路を喜ばしく思い、
 家族の写真の飾られた病室にて近況や懐かしい思い出話、2-Cの友人達の現在などに花を咲かせた。そして――。
 「あのよ」
 これからが本命。天満にも八雲にもそう思える一言。拳児は一呼吸置くと、天満と八雲の目の前で小箱を取り出す。
 「播磨君――それ」


58 :

 木造の素朴な容器の中から出てきたのは、光だった。箱から漏れでる強い光、その燃えるような輝き。
 研ぎ澄まされた純白の光沢を持つプラチナリング。太陽をモチーフとしたそれは人を圧倒させる威光を放つ。
 拳児は永遠の愛の象徴を初めて手にするようにそっと持ち、前に進んだ。数秒の後に足を止める。
 ――塚本天満の眼前で。
 呆然とする塚本八雲の前ではなく――塚本天満を前にして。
 妹に背を向けて姉の前に拳児は立った。
 「播磨……君?」
 天満の左手――まだ何も嵌めるもののないそこを、拳児は優しく握り締め、二人の視線のちょうど中間に位置するように誘導する。
 「高校の頃……俺はずっとこうして君に告白したかった。一年のときも、二年のときも。三年のときも――ホントは君を諦めきれないでいた」
 君、という慣れない呼ばれ方に天満は反応することができなかった。
 本来なら妹の手に向けられるべきものが、こんなにも近く――息がかかりそうなほど近くにある。
 「こうして君を前にしてると、懐かしい気持ちで一杯だ。あの頃と全く変わらねえ――君を見て恋をするってことの、幸せな気分が戻ってくる」
 「播――」
 「君への想いを忘れたつもりはねえ。けど」
 拳児は天満の手を離した。そして動きを止めないままに振り返ると八雲を見つめた。
 真っ白になっている恋人の手を、天満にしたように同じく優しく握る。
 「けれど、それでも、今の八雲への気持ちのほうが強い。だからこの指輪は――」
 銀輪が左手の薬指に嵌められる。拳児が用意した光は八雲の手にそっと収まった。
 あれほど激しかった強い光が月のように静かで淡い光に収束していく。
 「これが俺の気持ちだ。どうか、俺達の結婚を許して欲しい。お姉さんとして、父親として、母親として……認めて欲しい」
 拳児はそこで言葉を切った。
 紛らわしいことをしてしまったが、これ以上ない形で八雲への愛を証明しない限り結婚できないと考えていたから。
 凍りついたように立ち尽くしている八雲からは未だ何の感情も見出せない。ぱちぱちと瞬きがされているため、かろうじて意識があることが読み取れる。
 「播磨君――」
 「おう……!」
 うるうると泣いている天満の姿を拳児は見た。
 喜びと、怒りと、悲しみと、また喜びと――顔には拳児が知る限り全ての感情が狭そうに互いを圧迫しあい、目まぐるしく移り変っている。
 これがお姉ちゃんパワーというやつか。そう思いながら、爆発の瞬間に一瞬だけ気圧される。
 「もう! ……絶対、絶対に八雲を幸せにしてね! 泣かせたらお姉ちゃん、地の果てでも追いかけるから!!」
 「ああ。……ありがとう」
 「え〜ん八雲、おめでとう。結婚式には絶対呼んでね。でもでも、いくら幸せだからって、お姉ちゃんのこと忘れないでね!」
 「……」
 「八雲? 何で黙るの? えええええ、お姉ちゃん呼んでくれないの? 忘れちゃうの?」
 「八雲? そ、そーいや返事を聞いてな――」
 「え、あっ――――う、うん。大丈夫姉さん……。 ありがとうございます……私……幸せです。拳児さん」
 当事者であるはずの八雲は天満と比較すると少々反応が鈍い。
 まさかと天満は思ったが、数秒後に妹のこれまた見たこともない笑顔を目にしたことで、烏丸の手を握りながら喜びを表現するようになった。
 夢のような嬉しさのあまり、信じられない幸福を前にしてのことだと考えて。そして拳児も、知っていたはずの彼女特有の理由に辿り着くことはなく――。
 (……ごめんなさい。最初から視えていました、拳児さん)


59 :

 それから慌しく日程が組まれ、元2-C・1-D合同の同窓会さながらの結婚式が執り行われた。
 仲人は、必で主張したがる稲葉美樹を懸命の説得の末に媒酌人に抑えたサラ・アディエマス。
 取り持つ必要のある事柄は一般のそれと比較し少なかったが、それでも彼女の夢は一つ叶ったこととなった。
 運命の一着とまで言われて彼に選んでもらったドレスに身を包み。
 予定を押して、しばらくの間日本に戻ってくれた天満に手をとられ歩くバージンロード。
 神前で、そして――最愛の親友、最愛の姉の前で、八雲は夫となる最愛の男性へ永遠の愛を誓った。
 その後も披露宴での全てを……燭台に設けられたキャンドルの塔に立ち、ケーキカットからを皮切りに……幸福を囲むような人々の輪を。一生の思い出として胸に刻む。
 心から祝福してくれた皆の笑顔を。
 ブーケをやっぱり姉の方角に投げてしまったことも。
 最後、退場する際に予定していないことが起きたことも。
 季節の花で飾られた門を開いてくぐる瞬間に、咲いたばかりのような桜の香りが迎えてくれたのだ。
 あっという間に会場全体に広がる春の空気。だが六月に桜……? 誰しもが一時騒然となったが、人の手に叶わぬ演出にやがて心当たりを抱く。
 彼女も――祝ってくれているのだと。
 ちなみに、引出物がマグロの骨を削り作られたペンというのが、招待された人達の間でちょっとした話題になったらしかった。一体どう使えばいいのやら。

 そして――八雲が姓を塚本から播磨に変え、更に時は流れ。
 ある日に一言だけ言い残し、幽霊の少女はもう八雲と拳児の前にさえ現れることはなくなった。

 《また……会いましょう。お母さん、お父さん》
 八雲が懐妊したのはそれから間もなくのことである。そして――十月十日。


 風は渦巻き高く昇る。桜色の花弁を巻き込んでどこまでも、どこまでも、高く。
 それは春が近い、ある日の事――。



60 :

 ――――――――
 反省によりちと今回のHシーンを増量。
 明日でラスト1回となりますが、エロパロ的要素は全くなしというていたらく。
 それでは。

61 :

             *

 壮年期に入ったその男性は、町中にある産婦人科の病院に勤める医師だった。
 世間で少子化が叫ばれるようになって久しく、同業者の不祥事等に対する世間の風当たりは冷たくて、誤解を交えた認識に難儀させられた経験は多い。
 それでも出産を控えた男女の不安は変わらなかったし、それを励まし負担を少しでも軽くしようと努力を続けたつもりである。
 面倒毎も少なくないが、何よりも新たな命の誕生に貢献できることを誇りに思っていた。
 部屋で仕事着に着替えながら、今日を予定日に控えていた夫婦のことを考える。
 夫の職業は漫画家。子供に夢を与える職に就いていながら少々風変わりな風体をしていた。
 ヒゲにサングラス……当初目にした時は困惑したものだが、彼が妻をひどく愛しているのは診察の度に伝わってきたし、心優しい青年だと今では理解している。
 足しげく彼が通うようになってから、何となくこの近くでも小動物の姿を見る機会が増えた気がした。
 外見が職業に合っていないのか、職業が外見に合っていないのかは……分からないが。
 そして彼の妻は(失礼ながら)経験上、希有な心の持ち主であった。
 見目麗しくも霞のような儚い容姿。外目からの印象は見ているだけで不安にさせるものがある。
 が、医者の常として高い美を備えているだけならば特にどうということもない。
 せいぜい、気弱な気質のせいで母体を病んでしまわないかという危機感くらい。
 だが、彼女は年齢に反し、成熟相にある花というよりは幼若な若葉を想起させる良妻だったのだ。
 相手を信頼しよう、繋がりを持とうという誠実な意思が根底にあるのだろう、人当たりがよく笑顔が似合っていた。
 ややたどたどしいながら生まれてくる我が子の事を第一に意識した話をしてくれて、
 数値や影だけの写真が示す成長経過にも嬉しく涙し、病理の可能性を知ってもそれを克服するための不自由を惜しまない。
 母として当然なはずの意識、けれど世の中で薄れていくそれをきちんと持っていた。
 信頼に信頼で応えようとする姿にある、芯の強さと陰日向のない心の正直さ。
 どこか子供に近く、大人びた外観が擁するには非常に珍しく、しかし似合っている。
 友人間で人望もあったのだろう、入院して以来、見舞いに来る知人の数は開院以来最大数を更新し続けていた。
 「先生、そろそろ――」
 今日はきっと朝から人の出入りも多くなる。
 看護士の呼ぶ声に意識を戻し、ぴしゃりと皺の入った頬を叩いて気合を入れると、彼は医務室を後にした。


62 :

             *
 敷かれたカーテンの外では鳥が懸命に羽ばたこうとする音がした。
 薄日が差して人の影を浮かび上がらせる。

 「うぐぐぐ……」
 「そんなに焦らなくていいですよ。生まれてすぐ決めないといけないわけでは――あっ。また蹴って……もう、この子は」
 二階に設けられた個室――その一角にて。
 八雲は出産を控えベッドに横たわり、世界の祝福を間近に控えた我が子を落ち着かせるように膨らんだ腹を撫でていた。
 母親となる彼女の傍で、拳児は名前辞典とにらめっこしながら唸っている。
 「とうとう今日になってしまったが……まだ決まらないのか播磨」
 「うるせー。プロの仕事に口を突っ込むな、メガネ」
 ハリマ☆ハリオは多くのキャラクターを生み出していて、名前という命を吹き込む経験は数多くあった。
 原稿の中の存在を指して我が子同然とは言うが、まるで違う。
 実子という緊張もあってかどうしても定まらないのだ。そんな彼に対し花井春樹はため息をつく。せめて眉間の皺は不安を掻き立てるから止めてやれと思いながら。
 「でも先輩だってこーんな分厚い辞典持ち出して連日徹夜で悩んだって周防、もとい花井――ああもう、とにかく先輩が」
 旧姓サラ・アディエマスが面倒そうに濁しながら口を挟む。朝と昼が競い合うこの時間、病室にいるのは彼女を含めて四名のみ。
 だが彼らはこの静かに流れるような静かさがまもなく破られることを予感していた。
 部屋に狭しと飾られた、花輪や見舞いの品々、安産祈願のお守りの量がそれを告げてくれるから。
 「あ! 八雲、車が来たみたいだよ。うっわーいきなり大所帯のお見え?」
 「編集長、かな……? お義父さん達はお昼からって……」
 その予想は当たっていた。出産日最初の来訪者にして最大の団体、ジンマガ関係者一同。
 驚いた看護師が慌てて誘導を行い、人数を区切って部屋の中に案内していた。
 「やあ三井君、塚本君、おめでとう!」
 「おう……」
 犬好きの編集長に八雲の同僚達。拳児とも縁深い彼ら――更には八雲と組んで作品を手がけた経験のある漫画達。
 既婚者も多い彼らの一人一人が新たな父親と母親に声援を送る。
 一言ずつ母子共に揃った健康を願っては、仕事があることを口にすると見舞いを終えて去っていく。
 「やっほー八雲」
 「来る途中に皆と会ったよん」
 「私達三人だけじゃなくて、先輩達も一緒だよ。……余計なのもいるけど」
 短い嵐が去っても静けさが戻るわけではない。
 入れ替わるようにやってきたのは八雲の高校・大学時代の友人達。十年来の仲となる彼らとまだ繋がりが続いていることを八雲は嬉しく思った。
 「ごめんな、あの子が中々寝付かなくてさ」
 「うむ、任せてすまない美琴……ぐはっ! 何をする高野!」
 「おっと足が滑った。でも病院では静かにね」
 続いて拳児の同級生。満一歳にならぬ我が子を両親に任せてきた旧姓周防美琴、世界を旅する自称冒険家、高野晶。
 「あれー? 広義さん、お店のほうはどうしたんです?」
 「……臨時休業」
 一言、面倒そうに、照れ隠ししながら麻生広義。どうやら愛らしい妻のことが気になって来たらしい。
 「俺もいるぜ?」
 何故か東郷雅一もいる。妹についてきたのだろうが。
 それにも慣れきっているのか、静かにしている限りはもう誰も口を挟まない。

63 :

 「大勢で押しかけちゃって迷惑じゃない?」
 「ううん、そんなことないよ。あ……誰かまた」
 コンコンと紳士的なノックがする。既に室内に詰め掛けている大勢を代表し、どうぞと八雲。
 やってきたのはまだ若々しい面影の残る彼ら――播磨修治とその恋人天王寺美緒、更にその兄であり拳児のライバルである天王寺昇。
 さすがに入りきらないと何人かが先に部屋を出た。
 「八雲姉ちゃん。気が早いけど、おめでとう」
 「おめでとうございます!」
 「二人とも……ありがとう。嬉しいよ」
 生花を渡される。見舞用なのだろう、匂いは弱くなっていた。
 けれどお腹を圧迫しないように握って心を委ねば、軽い緊張にあった自分の背中が軽くなっていくのが分かる。
 八雲は自分に憧れを寄せてくれた初々しい恋人達に感謝すると、二人の幸福が実を結ぶ日を思い願う。
 それはそう遠い未来のことではないような気がした。
 ……一方で。
 「播磨、来てやったぞ」
 「なんだオイその言い方」
 「あぁ?」
 「――いや。ありがとな、天王寺」
 「……へっ」
 拳を交えたかつての強敵達は、言葉少なくただ軽く拳骨を重ね、その意思を汲みあっていた。
 「だいたい皆来たか? あとは……」
 「ところがそうでもないみたいね」
 コツ、コツ、コツ、と。先程の修治より紳士的で手馴れた足音が近づく。
 聞く者にその状況を悟らせるようなリズム。高野はある見当をつけながら入り口を開いた。
 「店長……?」
 「久しぶりね八雲。これまたアナタの働く姿が見たいっていう、十年来の常連の皆さんからよ」
 「え、これ……は、はい……機会が、ありましたら……」
 その両手にダンボール一杯の謎の衣装を詰めたメルカド店長。
 在りし日の懸命に記憶を掘り起こしながら、八雲は深く深く感謝した。
 受験を機にバイトを辞めた人間のことを、まだ覚えてくれている人達がいることを。
 俯き加減で人見知りのする自分が話すことに慣れたのは、客としての彼らが優しくしてくれたから。
 「ありがとうございますと、お伝えください……」
 美味しいお茶の淹れ方や人と接するときの糸口の見つけ方――大事な経験があの喫茶店にはあった。
 「なあ……外になんかでかいバスみたいなのが……誰だ?」
 「バスですか? あぁ、なるほど」
 美琴の疑問にサラだけがピンと来た様に頷く。
 彼女以外は――拳児や八雲さえも心当たりはない。
 静かな、けれど落ち着きのない気配が多く重なり合って、壁を通して複数名の声がする。――コンコン。
 「失礼します。あ、あの。私達、その」
 「!……あなたたち、もしかして……」
 「あ…八雲姉ちゃん!」
 団体の先頭に立つ男女は高校生くらいだろうか。
 まだ顔がどこか子供らしさが抜けきっていない。
 彼らは緊張した表情で室内を伺うも、疑問を浮かべた大人達の中に八雲やサラを見つけるや一転、安心したように肩の力を抜く。
 そして若々しい英気に満ちた、かつての矢神高校の面々を思いださせる表情をとった。
 しかし拳児や花井らほとんどの人間は覚えが無い。自然と八雲に視線が集まる。
 「教会の皆……だよね? そんな、私のこと……」
 「覚えててくれた! あのね、サラ姉ちゃんに聞いて、会いたくなって私達……」
 「ほらやっぱり! 姉ちゃんが忘れるはずないってば」
 彼らは八雲が高校時代によく一緒に遊んだ、サラの教会の子供達。その成長した姿であった。

64 :

             *
 「しかし大したものだね彼女は。おつきあいもあるにせよ、これだけの人間を集めることができるとは。お姉さん譲りなのかな」
 「へ? 本人の長年の成果……だろ?」
 「そうだな。あの子の連綿と続いてきた人生……その結晶だ」
 拳児は昼前に自分の両親と一緒にやってきた刑部絃子と、病院の外で自販機のコーヒーを飲み交わしていた。
 次々と訪れる客人を前に避難してきたとも、病院に迷惑をかけているようで気が引けたとも言う。というかむしろ、集まりすぎだ。
 ふいに頭を上げてみれば、八雲のいるはずの部屋の外窓に白と黒の猫一家が並び座っている。
 そして遠くに見える山脈の頭は雪を抱いてまだ白い。
 「なあ拳児」
 「何だ?」
 「ぬなよ。父親を亡くすっていうのは……辛いものがある。そんな思いをさせるんじゃない」
 「おい物騒なこと――、あ――。そういやお前もそうだったか。分かってら」
 「よし」
 絃子は満足したようにぐっとコーヒーを飲み干すと、缶を離れたくず箱に投擲し、拳大ほどの入り口に収めて見せた。
 拳児もそれを真似してみせるが空しい音を立てて跳ね返ってくる。拾い上げて、今度は横着せずに直接入れた。
 「じゃあ、そろそろ行くわ。八雲が手術室に入るからよ」
 「ああ。名前で悩むのもいいが、今はとりあえずただ一人の細君に勇気を与えてやれ。今更だが、大事にしなよ。あんな子は他にいないだろうから」

 それから拳児はぎりぎりまで八雲に付き添い、手術室に消えた後も扉の前で全てが無事に終わることを祈っていた。
 自然分娩ではなく帝王切開。妻に宿ったのは逆子なのだ。
             *
 指を彩る銀の輝き。八雲を幸福にする誓いの象徴のはずが、どこか不安を掻き立てられた。
 廊下に用意された椅子に腰掛け、かたかたと足を上下に揺らす。
 食い入るように手術中のランプを眺め、最後に見た八雲の決意の宿った瞳を幾度となく思い返した。
 脳裏をよぎるのは大丈夫ですと言った医者の言葉ではなくて、ずいぶんと昔に聞いたあの少女の言葉。
 《もうわかってると思うけど、ヤクモには普通の人とは違う力がある。それは私のような本来交わるはずのない存在の世界に繋がっている》
 最後に見た八雲の表情を思い浮かべる。冷静で、不安に蓋をし、全てを受け入れ、逆に自分が勇気付けられてしまいそうな笑顔。
 あれは――単に出産への不安を乗り越えただけ、なのだろうか。何か別の、彼女特有の理由がその中にあったのではないだろうか。
 今更何に気付いたところで遅い。祈ることしかできない。なので拳児は何度目かになる生涯全ての念を両手に込める。
 「ところで……お嬢の奴はどうしたんだ? おい高野――」
 「愛理は仕事でまだ空港。天満と烏丸君の迎えも兼ねてね」
 「そっか。天満ちゃん……間に合うといいんだが」
 手紙では烏丸も少しずつ小康を得ているとあった。
 遅れているのは道路が込んでいるのか、飛行機に何かあったのか――。
 拳児は今日来る予定となっていた二人の姿が未だ見えない事に少しの間だけ憂いを馳せる。
 ・・・・
 ・・
 指を噛み、うろうろと動き回り、たまに窓から空を見上げたりして。
 「……!」
 やがて――ランプの光が赤から緑へ。やけに希薄でありながらどこか重々しい異界の空気を伴い、金属の扉が開く音がした。

65 :

             *
 総毛立つ緊張に包まれた廊下。
 足つきのベッドに乗せられ病室へと戻される八雲。
 風に煽られて散るのを待つだけの冬の葉さながらの手を握り締め、拳児は呆然とした空虚さに襲われていた。
 「……拳児、さん……」
 「八雲……!」
 「赤ちゃん……は……」
 「女の子だ! ちゃんと産まれた! だから、だから……あとはゆっくり休んで、元気だせ!」
 今朝もいつものようにおはようございますと言ってくれた声は今は砂漠のように乾ききっている。
 最後に掴んだ彼女の腕は、こんなに細かっただろうか。
 最後に目にした彼女の顔は、こんなに青白く生気ないものだっただろうか。
 身二つになると同時に全てを奪われてしまった妻の姿が拳児には儚い幻のように見えていた。
 体力は消耗していますが大丈夫です、と医者。節穴なのではないのか? こんなに、こんなにも弱りきっているというのに!
 八雲には意識があった。
 拳児は驚倒する。術式後、眠った状態で出てくるものだと思っていたのだ。
 なので途中で匙を投げられたような不安が足元から離れない。
 「落ち着いてください……先輩」
 「無理でも不安を顔から消せ。八雲君に伝わってしまう。……大丈夫だ、美琴も似たようなものだった」
 友人達の言葉は届いていたが、拳児はそれでも花井に押さえつけていて欲しいと思う程に不安だった。
 八雲が本当に消えてしまいそうで肩や手足から熱が抜けて震える。胸を圧する悲しみ。畏れと昂ぶり。それらが全く収まろうとしない。
 出産という行為がどれだけ危険を伴うことなのか、話に聞かされていただけで全く理解していなかった愚か者。そんな自分が悔しくて腹の中が煮えたぎる。
 ――と、病室に入り息も絶え絶えの八雲の手を握ると同時、看護師の耳に入りやすい声が鼓膜を打つ。
 その人物が抱いているのは、わずかに動く膨らみある布。
 「あ……」

66 :

 八雲は全ての疲労と苦痛を取り払ったような安堵の笑顔を浮かべた。
 睫毛の陰の、灰色じみて何も映していなかった瞳の一点が光を取り戻す。
 枕のすぐ隣に寝かされた、目の開かない我が子の姿を確かに確認できたから。
 同じく、拳児の表情にも落ち着きが戻り目の潤いも止まる。二人は視線を合わせて頷いた。
 「拳児さん……」
 「頑張ったな。偉いぞ八雲」
 「……」
 八雲は眠ったままの愛し子――新たな自らの分身を目に焼き付けると、心配そうな親友達の表情から目を逸らし、再度拳児のほうに顔を動かす。
 本来ならもう休まねばいけない状態にある体を酷使して。震える唇を上下に開いた。
 「この子が……大きくなった時」
 全身を包む気だるさ、激しい喪失感を八雲は残った気力で押さえ込んだ。
 麻酔の痺れは残っているが口元は何とか動かせる。
 「きっと……多くの、困難に……私と同じ……力を、持って……」
 口を動かす力さえ奪われたように苦しかった。胸が焼けて息が詰まる。
 その様子に堪えられなくなったのかサラが止めようとするも、八雲は目伏せで断った。
 「どうか……立ち向かえる、つよい……子に」
 「分かってる。だからもう……休め。ゆっくり寝るんだ」
 「おねがいします……そんな、なまえを……」
 名前は後でもいいと言っていた八雲が突然どうしてそれを願うのか、拳児は考えないようにした。
 良妻であった彼女は賢母となり自分と二人で子を育てていくはずだから。
 (私……眠く……いつも、の……?)
 顔見せがすんで、愛し子が手元から離れていく。
 とたんに抗えない眠気が疲労した体を襲ってきた。
 ここで眠ったらどうなるのか、八雲には少しだけ不安があった。もう起きることができないのではと。
 恐ろしく体が疲れているせいでそう思ってしまうだけなのだろうか。
 けれど、何であれいいと思った。必要なことは全て伝えたから。これでいい。
 (…………)
 もしもがあっても。
 過ぎた程の幸せを多くの人から自分は受けた。
 満足に返せてもいないのに足らないなど欲張りというものだ。
 だから――いい。八雲は瞼を閉じ、押さえ込んでいた疲労に身を委ねる。
 五感が途切れる瞬間、何かの振動を感じた気がした。
 だが考える力もなく、そこで意識の綱を手放す。

 「――や」
 拳児が口を開く。一瞬、何かが燃え尽きるような気配を鈍っていた第六感が察したから。
 腹の底からの大声を上げてしまいそうになる。
 とっさのことにそれをだれも止められない。

67 :

 バターン!
 「じゃーん! お姉ちゃん登場!」
 ……はずだった。『病院では静かに』そんな文句など上等だと言わんばかりに暴走する彼女さえやってこなければ。
 「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
 かぎかっこが多すぎて読み辛い。その後ろからひょいと烏丸大路が顔を見せる。
 「間に合ったああぁ! 八雲、お医者さんのお姉ちゃんに任せんしゃい! 大事なのはヒッヒッフーよ! 乱れない呼吸が生む勇気のパワーが――ってあれ?」
 「塚本さん。どうやら僕達は遅れてしまったようだ」
 「え? え? 烏丸君、それって? ……皆、どしたの? 何でそんな顔するの? 八雲〜〜?」
 狭い病室にいる大人達のは、特に八雲と近しい仲の者達である。その全員が一斉に沈黙した。
 拳児も。サラも。稲葉も。さつき。榛名も。
 花井も。美琴も。晶も。絃子も。……ついでにその場にいた看護師も。
 病院という場を弁える常識人、沢近愛理が早歩きで後からやってくるその時まで。そして――。
 「ちょっと天満慌てすぎ…… ? 皆して黙ってどうしたの? ねえヒゲ説明しなさい」
 「……おうメガネ。朝の話だがよ、俺すげえいいの思いついちまった」
 「…僕もだ」
 「…アタシも」
 「同じく」
 「私もです♪」
 「「「ハイハイ私達もー!」」」
 「だから説明――、まあ想像はつくけど。でもそれってどうかと思うわよ」
 「でもそのうち"烏丸"になるんだろ」
 「いやそもそも"播磨"じゃん」
 「子供がどう思うか、という問題もあるからね。まあ拳児、一文字頂戴するくらいならいいんじゃないか?」

 「え? え? ねえ皆、何のこと? ねえねえ八雲――」
 お疲れのところ悪いが、ここはやはり彼女に締めてもらわねばならない。
 そんな意図のある視線を十人分受けて――まだまだこれからの未来があることを思い出し――。

 生の息吹が湧く様を肌に感じながら、八雲は言った。

 「お帰り……姉さん」

 それは丁度、塚本天満の旅立ちから、丁度十年の歳月が過ぎたある日のこと。
 矢神高校は今日、卒業式だった。


 ――Fin


68 :

 ――――――――
 おにぎりルート、これにて完結。
 当初の予定通りのオチに至るまで、伸びに伸びて・・・。

 あれこれと長い間スレを占拠してしまいすいませんでした。
 ちょっとでも読んでくれた人、感想を書いてくれた人、続きを待ってくれた人、
 どのくらい期待に応えられたか分かりませんがお付き合いくださりありがとうございました。

69 :
>>68
GJ!完結はめでたいしありがたい!
作者氏のスクランへの思いの丈が詰まってて良かったし
自分にとっての最濃おにぎり(エロ)SSになった
長期に渡ってお疲れ様でした!

70 :
愛だなあ・・・
いいものを読ませてもらった
ありがとう

71 :
age

72 :
保管庫には移さないの?

73 :
保管庫の人などいない

74 :
何を移せばいいのかよく分かりません。

75 :
おにぎりルートだろ、旗ルートは移してあるんだし
でユカラカキ氏は今どこのスレにいるのだろう…

76 :
Zの前だったら楽しめたかも知れない…
真摯に上手なだけに、八雲ヒロイン化のために他キャラやスクラン世界が歪められてるように思えてしまう

77 :
まあファン・フィクションだしな
作者にとってのスクラン総決算だったんだろうと思うし
エロも濃かったから俺は楽しめた
Zは読んでないから分からないけど

78 :
Z読んだ後だが楽しめたがな

79 :
注意書きあるし作者にもそれなりの自覚と覚悟はあるんだろ。
もっともこんだけ二次創作が廃れた現在、合わないから読まない・・そんなえり好み難しいわな。
俺は面白かったからまた何か書く気が起きたらやって欲しいと思ってるクチだが。

80 :
保管庫の人もユカラカキ氏もいないのかな…

81 :
保守

82 :
保守

83 :
保守する必要があるのだろうか?

84 :
先生……超姉が読みたい…です

85 :
超はいらん。
むしろ播磨のちんぽに屈服してしまう姉が読みたい。

86 :
【姉】
1.刑部せんせい
2.姉ヶ崎せんせい
3.お姉ちゃん→塚本天満
4.姐さん→高野晶

87 :
あげ

88 :
>>86
俺の絃子!!

89 :
>>85
全く同意
お姉さんズに対して性的に下克上を果たす超播磨が読みたい

90 :
絃子さんを寝ている間に縛ってだな…

91 :
お姉さん達を陥落できるくらい床上手って播磨どんだけ経験あるんだよ

92 :
いや
播磨の天然モノのなせる業でしょう

93 :
稲鳴四季のお姉さん本は良かった

94 :
ユカラカキ氏の親友丼の続きはまだなのか〜

95 :
一度スレを落としてみるのはどうだろう
まだ書き手がいるならばどこかでスレ立てされるだろうし

96 :
落とすも何も
ほっときゃ落ちるだろ

97 :
うん
けどリクとか妄想とかしつこいからね

98 :
エロパロ板の雑談なんてそんなものだろ
それにスレ立ててまで書こうとする人がいるとは思えない

99 :


100 :
しゅ

101 :
ほす

102 :
ほしゅ

103 :


104 :


105 :
エロは生きているのか・・・。時節なんか投げ捨てて投下しよう。
ただ、エロよりストーリーを重視しているので長いのいやという人は飛ばしてほしい。
一応、旗で。男らしい播磨と一途なお譲が好きで、イギリス軍団と決着つけたい人はついてきてほしい。

106 :
>>105
yes,sir!

107 :
埋め

108 :
>>105
いつまでも待ってるぜ!

109 :
絃子の朝フェラで目を覚まし、シャワーを浴びながら軽くSEX
なのに朝飯は作ってくれない
登校中に冴子とバッタリ遭遇、近くの林で青姦
一時間目の終わりになってようやく到着
二時間目は谷さんの授業だったから抜け出して保健室で妙さんとズコバコハメまくり
(ちなみに此処と茶道部室が今や播磨のスィートルームと化しているのは極一部の女子しか知らない)
大人のテクニックに満足しつつ階段で一条を捕まえて無理矢理男子トイレに連れ込みレイプ同然にSEX(一条はこのほうが興奮するのだ)
途中隣に入ってきた今井に悟られないよう声を圧ししての交尾にヒートアップして抜かずの三発の後にようやく解放
昼休み、妹さんからの弁当を食いつつお嬢と一緒に抱いてやる
最近は一緒にスルと互いに対抗してかかなり過激なことまでしてくれるのだ
校内で1、2を争う美少女二人の全身全霊の奉仕に大いに満足
五限目は絃子の授業だから出ないとされる
六限目は葉子さんの授業だからこれも出る
ただし今夜はこの二人を相手に3Pする予定だから、朝まで寝かさないと心に誓う
放課後、茶道部室にて八雲、お嬢、サラ、周防で乱交
ちなみに高野は撮影するだけ
他人が犯されてるのを撮影し、それを鑑賞しながらのSEXじゃないと興奮しない変わった性癖なのだ
だから彼女のビデオコレクションは延べ数百本に並び、そのどれもに播磨が唯一の男優、女生徒並びに女教師が女優として写っている
お嬢、サラがネコ、八雲、周防がタチの濃厚なレズ行為を見ながらの高野との背面座位は最高だった
そんな播磨の1日

110 :
>>109
GJ!短編なのが残念だがシチュどれもいいな

111 :
天満ちゃんがいないぞ・・

112 :
かれんのシチュとしては、アマレスの特訓に付き合って組んず解れつしてるうちにムラムラしてきて暴走
→組み伏せてアヘアヘ言わせるという展開なんかもいい

113 :
先にムラムラしてくるのが播磨よりも一条側だとなお良し

114 :
いろいろ手だすのに結果残すのがすげーな

115 :
舐められっぱなしは俺の性に合わねえ…。
バスタオルを巻いただけの格好で歩き回り、あげく、
「どうした、ケンジ君。一緒に入りたかったのか?」
笑顔で からかいやがる。
このアマ、いつか犯すぞ!
……出来ねえよなあ、イトコだし。


数年来のそんな状況が一変したのは、ある夏の夜のことだった。
いつものように、呑んだくれて気分よく寝ている絃子。あーあ、またリビングで熟睡しやがって、風邪引くぞ。俺はそーっと絃子を抱え上げ、ベッドまで運んでやった。そのとき−−。
襟元が大きく開き、胸の谷間が俺の視界に飛び込んできた。
……!!
まぶしいほどに白い絃子の乳肌。それはノーブラでも少しも形くずれすることなく、豊かで美しい曲線を保っている。
たまんねえ。でも我慢だ我慢!
むくむくと首をもたげてきた欲望を、どうにかこうにか押さえ込む。だが!
「うぅん…」
寝苦しかったのか、突然絃子は胸元のボタンをひとつ、ふたつと開け始めたのだ。
ぶちっ、ぶちぶちっ。
頭の中で何かが切れる音がした。
気が付くと、俺は絃子を犯していた。

漫画の世界では、緊急時には人は1秒を数分に感じたりする。このときの俺はまさにそうだった。
騒がれる。抵抗される。逃げられる。後で半し。一番マズいのは……。一瞬の内に思考が駆け巡り、これからの手順を俺にささやく。
俺はタオルを何枚か用意すると、まず両手首をきつく縛ってベッドの上端に固定し、ついで猿ぐつわをした。
「……んんーっ」
異常を感じて絃子が目を覚ます。大きく目を見開き、何かを叫ぼうとする。
無駄だよ、絃子。大声は出せねえ。
俺は彼女に馬乗りになり、にやりと笑った。そしてあらわになった乳房をわしづかむ。
どうせ明日は半しにされるだろう。だったら…!
今夜は思う存分やってやろう。俺は思った。

116 :
「んんーっ、ん、んううーっ」
俺の下で絃子があがいている。ばんざいの格好で両手首をベッドに縛り付けられ、さるぐつわをかまされ、両脚を大きく開かされた惨めな状態で、懸命にあがいている。
俺は絃子にのしかかり、豊艶な乳房をいいように揉みしだき、媚肉を指と舌とで弄ぶ。執拗な愛撫にぴったりと閉じられた肉の扉が少しづつ開き、鮮紅色の肉襞が姿を現す。
さあ、いくぜ。
俺はズボンをずり下げ、男のものを引っ張り出す。それは熱く硬くそそり立ち、限界まで膨れて痛いほどだ。
ここだ。この穴だ。
慎重に狙いを定め、ゆっくりと打ち込んでいく。切っ先が肉裂を捕らえ、キツく締め付ける肉襞を掻き分け、少しづつ だが確実に侵入していく。
「んーーっ! んうーっ」
絃子が暴れ、呻く。だが、悲鳴は声にならない。涙とよだれが頬を濡らし、目を大きく見開いて痛みに耐える絃子。
……!
狭すぎる肉路は、やがて壁にぶち当たる。おかしい。まだ肉棒は半分も入っていない。まさか…。
ぬん、ふんっ。
俺は激しく腰を打ち付け、力まかせに肉を突き破る。何かが裂け、ついに俺は最奥まで入り込む。
「んんーっ、んんんうーっ!!」
絃子の絶叫。破瓜の出血。
最愛の従姉を征服した喜びに俺はますます興奮する。
まだ夜は始まったばかりだった−−。

117 :
「ああっ、駄目! もう許して…っ」
長い黒髪を揺らし、涙ながらに哀願する絃子。
だが俺は耳を貸さず、リズミカルに腰を打ち付けて四つ這いの女教師を犯している。目の前の美尻を平手で打ち、手を伸ばして量感たっぷりの乳房を揉みしだく。
たまんねえ! いくらやっても止まらねえ。
凌辱を始めてから五時間余り。思いつくかぎり様々な体位でつながり、膣内に口腔に顔に胸に、もう何発出したか分からない。それでも俺は絃子を離すことなく、執拗にその肢体を責め続けていた。
「ああ、イヤっ、もう…!」
絃子の媚肉は真っ赤に充血して痛々しい。だがその襞肉は熱くとろけ、俺のものに強く絡みついては奥へ奥へと咥え込むのだ。
「はぁっ、はあん、いくっ、またイクっ!」
膣肉がきゅんっと締まり、絃子の身体に何度目かの痙攣が走った。ベッドに崩れ落ちる白い裸身。息も絶え絶えの従姉を見下ろし、俺は隆々とそそり立つものをその眼前に突きつける。
「……はあっ、はあっ。……また?」
甘えたような媚びを含んだ表情で俺を見上げ、絃子はゆっくりと身体を起こし、肉棒に舌を這わす。
ちゅっ、れろれろ、ちゅぱちゅぽんっ。
たっぷりと唾液を絡めながら、教え込まれた通りに丹念に舐めしゃぶる。太幹を唇で強くしごき、舌を巻きつけながら頭を打ち振ってディープスロートを続けている。
俺は手を伸ばして乳首を摘み、指腹で転がしては揉み潰す。豊乳をわしづかみ、搾り上げる。
「んんーっ あふ…、痛っ、気持ちいい!」
へへ、このマゾ女が!
今度はパイずり奉仕を始め、上目遣いに俺の顔色をうかがっている絃子。そこにはかつての気丈な従姉の面影は無く、まるで従順なペットのようだ。
さあ、もう少し可愛がってやるかっ。
「駄目っ、許し…て…」
俺はベッドに腰を下ろし、あぐらをかいて膝の上に絃子を抱え上げる。対面座位は三度目か、四度目か。真下から打ち込まれた肉棒に膣襞がキツく絡みつき、豊かな双乳が俺の胸板に甘く吸い付く。
「はぅーっ、あぁん、いやっ、来るっ!」
グラマラスな肢体を悩ましくくねらせ、切なげに柳眉を折ってよがり泣く絃子。
こいつ、完全に堕ちたな…。
会心の笑みを浮かべ、俺は絃子の唇を奪う。もはや絃子は逆らない。自分から舌を絡めてくる。舌と舌とが淫らに絡み合い、送り込まれた唾液を従順に飲みこんでいく。口と口、肌と肌、肉棒と膣襞がぴったりと密着し、完璧にひとつになる。
こいつはもう、俺の女だ…。
俺は美貌の従姉をモノにした喜びと感動に打ち震えつつ、さらに激しく腰を突き上げていくのだった−−。


118 :
85−90あたりを見まして、需要あるかなー?と書いてみました。つたないですがお許しを−。
あ、最後から7行目、まちがえてますね‥。
× もはや絃子は逆らない
○ もはや絃子は逆らわない
すみません。。

119 :
ひさびさにとうこうキター

120 :
GJ!
超播磨イイヨー(*´д`*)ハァハァ
絃子の計画通りなんじゃないかと思わなくもないがw

121 :
俺のどストライク作品キター!w
絃子イイヨ絃子

122 :
保守

123 :
>>120
だがちょっと待って欲しい
実は葉子の策略とも考えられないだろうか

124 :
ジャーンジャーン げえっ!葉子お姉ちゃん!

125 :
薄暗い教材倉庫の中に白い裸身が浮かび上がっている。そこに響く切迫したあえぎ声。
「はぁん、好きっ、それ好きぃ!」
「ああっっ、乳首が気持ちいいの…っ」
絡み合う男女。その中央に、俺がいた。
俺の右隣で媚肉を指でこねられ、甘い声で喘いでいるのは同クラの冴子だ。汁気たっぷりの膣肉を、腰を浮かせて俺に捧げている。
左には城戸円。形のいい乳房を揉みぬかれ、急所の乳首も甘噛みされてよがり泣く。
両脇に全裸の美少女二人をはべらせ、交互に唇を奪い、媚肉を弄ぶ。冴子も円も完全に俺の言いなりだ。
そして、前には。
「脱げよ、三原」
「はい…」
3人目は三原梢、クラスでも一二を争う巨乳女だ。親友二人の痴態を目の当たりにして観念したのか、三原は大人しく制服を脱ぎ、その健康的な肢体を薄灯りにさらしていく。
こんがりと日に焼けた夏色の肌。ビキニ跡のみが白く残り、その対比がなまめかしい。
「凄ぇ乳だ…」
締め付けから解放された豊乳がぷるぷる揺れる。サイズはEかFか。予想以上の巨乳だが、それはブラによる支えを失っても少しも形崩れすることなく、ロケットのように前に突き出している。
量感たっぷりの乳肉が俺の指を受け止め、押し返す。その柔らかさと弾力の素晴らしさ。そして芯には まだ少女らしい硬さが残っている。三原の乳は絶品だった。
「凄ぇ。たまんねえ」
俺は甘美な果肉をいいように揉みしだき、こねくり回す。可憐なピンクの蕾に舌を這わせ、音を立ててむしゃぶりつく。
「あっ、はぁんっ」
恥ずかしそうに顔をそむけ、小さく喘ぐ三原。その初々しい反応に俺はたまらず、
「お前ら、ちょっとレズってろ」
左右に絡みつく美少女二人を振り払い、目の前の巨乳少女に襲いかかる。
「ああんっ、ダメっ!」
すらりとした長い脚をM型に開かせ、俺は三原の牝芯をなぞりあげる。ぴったりと堅く閉じ合わされた秘裂を指で開き、舌を入れて味見する。
間違いない、やはりこいつも…!
「お願い…私…。優しくして……」
「安心しな。たっぷり可愛がってやる」
三原は小刻みに肩を震わせ、目を閉じる。
俺は切っ先を秘裂にあてがうと、体重を乗せて一気に男根を突き立てた。
「きゃっ、いや! 痛ぁっっ!」
「痛いっ! 動かさないでぇ」
「……ゆ、許し、もうゆるして…っ!」
俺は容赦なく肉棒を叩き込む。力まかせに肉の壁をぶち破り、ゆっくり引き抜いては、また激しくぶち込んでいく。絃子や葉子サンもひぃひぃよがり泣いた自慢のモノが、三原の純潔を暴力で踏みにじる。涙ながらの哀願が耳に心地よく、内腿と床を濡らす破瓜の出血が目に嬉しい。
「ひいぃ、痛いの、お願い…、もう…っ」
許しを請う少女に、
「我慢しろ。最初だけだ」
俺は凌辱の手を緩めない。
それは自信、いや確信だった。
絃子もお嬢も周防も妹さんも、俺に犯られた女たちは最初こそモノのデカさと破瓜の痛みに悶絶するが、膣内出ししてやると自分から腰を振るようになったのだ。もちろん冴子も円もそうだった。だから−。
「お前もすぐに俺から離れられなくなる。そしたら今の痛みもいい思い出になるぜ」
暗示にかけるように、俺は耳元でささやく。
そして、キツく締め付ける肉襞にさらに激しく剛直を叩き込んでいくのだった−−。

126 :
きっかけは、お嬢と周防を屋上で抱いたことだった。
偶然それを冴子が覗き見て、熱心にパイずる周防やケツ穴まで舐めるお嬢に驚き、二人がそこまで夢中になる俺さまに興味が湧いた、というわけだ。
教材倉庫に呼び出され、好奇心まる出しで訊いてくる冴子にうんざりした俺は、レイプで口を封じた。
無惨に処女を散らされた冴子。だが、あいつは幸せだったろう。この日のうちに俺の虜になり、今では親友を差し出すほどなのだから−。

「いくっ、またイクっっ」
ぱんぱんぱん。四つ這いの三原梢の膣洞を、俺はバックから犯している。
三原の膣は肉襞の表面が粒立っていて、男根をこすりしごく感触がたまらない。しかも入り口と中程の食いちぎらんばかりの強烈な締め付け。
たまんねえ。絃子のみみず千匹や妹さんの三段締めに負けねえぜ…。
初めてにして この具合の良さに俺は感嘆しつつ、三原の急所を執拗に突きまくる。
「はあぁっ、そこっ、イイっ…!」
膣襞が肉棒をこすり上げ、締め付ける。襞肉の奥へ奥へと咥え込む動きが最高に気持ちよく、流石の俺もあやうく放出しそうになる。
「か、感じる…、そこ 凄く感じるのっ」
自分からお尻をくねらせ、貪欲に肉棒を咥え込む三原を眺めながら、俺はこいつを性奴に加えることを決めていた。
「今日からウチで暮らせ。昼も夜も、俺にセックスで奉仕しろ。いいな?」
「お前は俺の奴隷になるんだ」
「素直になれば、これからも可愛がってやるぞ」
言い聞かせながら三原の背中にのしかかり、一突きごとに激しく揺れる双乳を情感たっぷりに揉みしだく。汗と淫蜜で乳肌がぬるりと滑り、ローションプレイのような感触だ。俺は何度も乳房をしごき、乳首を摘み、揉み潰す。
「あっ、あっ、はぁあんっ…!」
「お前は俺の乳奴隷だ。そうだな?」
最奥まで貫くと、膣全体がぎゅっ!と締まり、三原の身体にさざなみのような痙攣が走った。ひときわ甲高い声を上げ、上体ががっくりと崩れ落ちる。
はあはあはあ。
半失神で荒い呼吸を続ける少女を引き起こし、今度は対面座位でなおも貫く。
「…あはぁ、播磨くん、凄いぃ…」
三原が唇を重ねてくる。俺の身体にしがみつき、厚い胸板に豊乳を押し潰すようにして、自分からキスをねだってくる。
「んんっ、はふ、んんひゅむ…っ」
濃厚なディープキス。俺の唾液を喜んで飲み込み、舌を差し込むと、それを三原は強く吸い上げる。
俺はぷりぷりの尻肉をわしづかみ、揺さぶるように激しく男根を抜き差しする。汗ばんだ乳肌が胸を擦り上げ、硬くシコった乳首が心地よい。
「どうだ、三原っ。俺の女になるか…っ」
そう問いかけると、熱い吐息をもらし、遂に三原はうなづく。
「梢は…あなたの奴隷で…す…。あっ、毎日、朝も昼も…夜も…あなたにセックスでお仕えしますっ」
「よしっ、梢っ、膣内に出すぞ!」
「ああんっ、嬉しい…!」
俺は新しい性奴を強く抱きしめ、男根を最奥までぶち込んでぐりぐりと突き揺する。極限まで膨らんだ太幹に梢の襞肉がザラザラと絡みつき、強烈に締め付ける。
……!!
猛烈な勢いで精液が噴出し、少女の子宮に注ぎ込まれる。激しい絶頂の波に白目をむいて完全失神する梢。だが、その膣肉はなおも俺のものを咥えて離そうとせず、最後の一滴まで精を搾り取ろうと蠢動するのだ。
「気持ちよかったろ、梢…」
もはやぴくりとも動かない裸体を床に転がし、それを俺は満足気に見下ろした。
そして。
「待たせたなっ」
その傍らで69の形で秘部を舐め合う冴子と円に、俺は女蜜と精にまみれた肉棒をしゃぶらせるのだった−−。

127 :
モブ女子ktkr

128 :
続きキター! GJ!
乳奴隷といえば雌牛・牧場プレイですね!
尻奴隷もあるのだろうかw

129 :
女キャラがいい感じにマゾ豚化してるな

130 :
これはエロい

131 :
隣子や永山のような貧乳組はどうすれば・・・

132 :
揉んで大きくするか、孕ませて母乳で大きくするか
揉む、孕ませるのコンボで大きくすればいいのさ

133 :
一体いつぶりの投稿だろう?

134 :
規制解除でやっとGJできるこの喜び

135 :

「はい、次の人」
順番を待っていた生徒が歩を進める。
「永山朱鷺、159cm・45kg、サイズは81・52・83です」
小柄で華奢な肢体に初々しい純白の下着。朱鷺は可憐で愛らしい純和風の美少女だ。
彼女は俺の前の椅子に座ると、背中に手を回してブラのホックを外す。カップからこぼれる81Bの白い乳房。だが、それはすぐに彼女自身の腕で覆われる。
俺はメジャーを手に、
「こらこら、どうして隠すんだ。悪い子だ」
腕をどかせ、トップバストとアンダーバストを計測する。さらに、乳首の位置と大きさ・色、乳輪の幅、乳房の形などを克明に入力していく。
「揉み心地は……ふむふむ」
乳房と乳首を念入りに触診すると、次は秘唇の検査だ。恥ずかしそうに頬を染め、少女はパンティを脱ぎ落とす。
「さ、脚を開いて」
だが少女は指示に従わない。
「こら。後ろがつかえてるゾ」
涙を溜めた目でこちらを伺う朱鷺。唇を噛みしめ、おずおずと 震える太腿を開いていく。
朱鷺の肌は透けるように白いが、内腿ときたら青白いほどだ。そしてその付け根にある楚々とした恥毛の茂み。こちらは濡れたような漆黒。
俺は美しい眺めを楽しみつつ、道具を取り出した−。
俺は播磨拳児。矢神女学院高校の教師だ。
今日は月に一度の朝の体位測定。可愛い教え子の健康を守るべく、俺は日々努力している。
永山朱鷺の検査は続いている。
メジャーや分度器、ノギスを使って秘裂の長さや土手の高さ、クリトリスの直径などを計測する。膣内の奥行きを測るのは自家製の奥行き測定器だ。繊細な内部を傷つけぬよう、俺は慎重に挿入する。
ピクッ。朱鷺が身体を強張らせた。
「そうか、初めてだったな」
「はい…」
奥行き測定は非処女限定だ。彼女のヴァージンを奪ったのは先週のことだから、朱鷺には初体験なわけだ。
「よし、終わったゾ」
17,5cm、と入力する。最後に膣圧を測り記録写真を撮って終了だ。
少女は安堵の吐息をもらし、下着を着けようとした。
が、朱鷺の純真で清楚なしぐさに刺激されていた俺は、特別検査をやってやることにした。彼女を診察台に抱え上げ、腕づくで太腿を開かせて その秘唇に舌を這わす。
ぺろぺろ、じゅるり。
「…ぃやっ! 先生、止めてくださいっっ」
ぴたりと閉じ合わされた秘唇を指で拡げ、内まで舌を入れて健康状態を確かめる。
「皆 見てます、いやっ…許してっ!」
俺は耳を貸さず、折れそうなほど細い腰をがっちり押さえ込んで 肉棹を捻じ込んでいく。
「うぁッ、痛っ! だめぇ…っっ」
涙をぽろぽろこぼし、美しい顔を左右に打ち振って、朱鷺は暴虐に耐えている。パニックを起こしたように締め付けてくる狭すぎる肉路。切迫した悲鳴がたまらない。
容赦なく腰を叩きつけつつ、俺は可愛い乳房とその可憐な先端を弄ぶ。優しく揉みほぐし、きゅっと摘んで指腹で転がす。
しばらく愛撫を続けていると、少女の悲鳴に次第に艶やかなものが混じってきた。
「あぁ、くぅんっ、はあぁ…!」
潤み始めた膣襞が強烈に食い締め、うねるような蠢動で肉棹をしごき始める。これが2回目とは思えぬ気持ちよさ。俺は目を細め、少女の唇を優しく奪う。
「あはぁ…先生ぇ、好きです…」
その愛らしさに俺は激しく肉棹を送り込み、教え子を絶頂に導く。ぴったりと身体を肌を重ねたまま、朱鷺の最後の鳴き声が教室に響いた−。

136 :
残る生徒は数名だ。
永山朱鷺の次は、三原梢。
こんがりと日焼したスポーツ美少女だが、下着を取り去ると色白の肌が現れる。水着跡のもたらすエロティック。これを堪能できる男は俺だけだ。
92cm・Fカップの爆乳がガンに蝕ばれぬよう、俺は特に念入りに触診をする。もちろん、秘唇の検査もたっぷり時間をかける。熱意あふれる俺の指導に、今日も梢は御礼のパイずりを忘れない。
美味しそうにザーメンを飲んで梢が出て行く。
俺は肉棒をしまうと、
「はい、次」。
進み出たのは、またしても巨乳少女だ。
「結城つむぎ、162cm・51kg、スリーサイズは89・57・89です、先生」
つむぎは眼鏡を台に置き、水玉模様のブラを外す。ぷるんと弾むEカップ。その乳肌はミルクを溶かし込んだような しっとりした白さで、先端の蕾は薄桃色だ。
メジャーを当てて、俺は各所のサイズを測定する。
「先生…、この頃 胸…熱いんです…」
「また少し大きくなってるなぁ。そのせいだろ」
つむぎを居残らせ、みっちりと『性教育』してやったのが2ヶ月ほど前のこと。あのときからサイズは2つ上がっている。
「いいつけは守ってるナ?」
「はい…」
恥ずかしそうに、少女はうなづく。
いいつけとは、バストアップのためのエクササイズと、一日3回のオナニーだ。
「いい子だ」
ご褒美に頭を撫で 唇を奪うと、遠慮がちに舌を差し出してくる。送り込まれた唾液も、こくりと飲みこむ。
念入りに触診をしてやる。
つむぎの乳は素晴らしく柔らかい。ふるふると震え、乱暴に揉んだら壊れてしまいそうな繊細さだ。とろけるように柔らかい美巨乳を時に優しく時に強く揉みしだき、先端を口に含んで舌先で弄ぶ。
胸の検査がようやく終わる。
つむぎはパンティを脱ぎ、椅子に座って脚を開く。
「ああ…っ」
秘肉にメジャーが当てられ、測定開始。様々なパーツを計測され、写真も撮られる。クスコを挿れて膣内の状態を観察し、指と舌とで健康を確かめる。
「奥の方も診ておこうか」
俺は道具を取り出す。へそまで反り返り、先走りの露に濡れたその道具で、つむぎの検診はさらに続く−−。

137 :
体育館に珍しく俺の怒声が響いた。
体操着を忘れてきた生徒がいたのだ。
「たるんでるぞっ」
罰として今日の授業は下着姿で受けさせることにした。もちろん連帯責任でクラス全員だ。
俺の目の前に37名の女子が下着姿で整然と並ぶ。
体操着は皆 一緒だが、下着は形状も色彩も様々だ。身体つきもそれぞれだから、その光景は実に多彩で変化に富む。それが声を揃えて走り止まり体操をしている。
ゆさゆさ、ぷるん、たぷたぷ、ふるふる。
胸を揺らす様子もそれぞれだ。
お尻の肉づきも異なっていて、パンティが食い込んだり、汗で透けたりで実に楽しい。
ふふっ、周防美琴と三原梢の組が凄い眺めだな。乳も尻もあんなに立派に成長して…。
思わず、指示を忘れて見入っていると−。
「先生、準備運動終わりました」
「よし、始めて」
今日の授業はマット運動だ。
「それでは開脚前転から!」
俺はマット脇でひとりひとりに密着指導をしてやりながら、半月後に始まる水泳の授業のことを考えていた。
もし誰かが水着を忘れた場合には−−。

138 :
体育教師の俺は実技だけでなく、保健も担当している。
この日の授業は女性器の仕組みと避妊の方法だ。
「さあ皆、注目してっ」
それは不要な言葉だったろう。どの生徒もこちらをじっと見つめている。クラス全員の視線を集めていたもの、それは−。
教壇の上の、実物模型だった。
模型は、物理教師の刑部絃子の形をしていた。
白くなまめかしい肢体は縄で縛られ、じっとりと汗ばんでいる。端麗な美貌はボールギャグをかまされて歪み、漆黒の飾り毛に彩られた下腹には股縄が食い込んでいる。
「んんー、んふぅ…っ」
豊艶な乳房をまさぐると、模型は声にならないうめきを上げる。最近の教材は実に良く出来ているのだ。
俺は股縄を外し、縄跡の残る牝肉を指で拡げて見せた。鮮やかな赤い媚肉がとろとろの淫蜜にまみれている。
「さあ、近寄ってよぉく見て」
二本指を挿入し、奥まで見えるようにかき回す。
「女性器の中はこうなっているんだ。膣内は襞々で覆われてるだろう? ここに男性器が入るわけだ」
俺は丁寧に授業を進める。
模型の各所を電マで刺激し、その反応から性感帯をさぐる術を教え、さらに愛情表現の手段として、キスやフェラの方法を実演させる。
そして、最後には。
教壇に座った俺が模型を抱き上げる。
「そぅら、全部見えるように背面でやるからな」
ずぶりと突き入れられた肉棒が美人教師の牝肉を貫き、
「はぁっ、ダメっっ!」
沢山の教え子が熱っぽく見つめる中、女教師は犯される。
散々じらされてからの挿入に甘い悲鳴がもれた。刑部先生は上体をのけぞらせ、背中まで伸びた黒髪を振り乱してよがり泣く。
模型の真に迫った反応に、俺の指導に熱が入る。
「ほぅら、ぷりぷりの膣肉がよぉく締め付けてくるだろう。襞々がうねりながら先生のモノに絡み付いて…。そうだな、泡立てた石鹸で濡らしたビロード…そんな感触かな」
膝裏を抱えて女教師の身体を激しく上下させ、長いストロークで出入りさせては膣襞が男根を咥えて離さない様子を見せつける。
「あはっ、あう、そこイイっっ」
きゅうっきゅうっと膣が締まり、女教師は口を半開きにして喘いでいる。絶頂に達して意識を失うのも、もうまもなくのことだろう。
俺は下から激しく突き上げながら、ぷるんぷるん揺れる豊満な乳房を乱暴に掴んで握り潰す。
「あはぁっ、駄目! イクっ…イクーっ!」
「おおぅ、締まるっ締まるッ」
長い脚が引きつり、美人教師は全身をわななかせた。大量の精が子宮に浴びせかけられ、凄絶な声で鳴いて刑部絃子は果てた。
俺は ぐったりして動かない女教師を床に降ろす。
膣口から白濁の汚液があふれ、滴っていく。
「ふふっ、信じられないだろうが、一年ちょっと前まで刑部先生はヴァージンだったんだぞ。それが今では…」
半萎えの肉棒を、俺は最前列の沢近愛理に清めさせる。
「俺に任せておけば皆も一人前のレディになれるからな。…さあ、では実習に移ろうっ」
ひとりづつ順番に、少女たちは教壇に上がる。
俺は、今日も身を粉にして授業に精を出している−。

139 :
レスに舞い上がって、続編を書いてしまいました。
最初の(播磨×絃子)はシリアスな気分で書いたのですが、前回のと今回のは 109さんの
『彼女のビデオコレクションは延べ数百本に並び、そのどれもに播磨が唯一の男優、女生徒並びに女教師が女優として写っている』
というお話に妄想刺激されまくり!で書きました。
ですんで、私は「主演・播磨のプライベートAV」のつもりで書いてますが、でも読んでくださった方がどう受け取るかはご自由ですんで〜。
それでは、次回の『凌辱バスツアー 鬼畜運転手・播磨』でお会いしましょう!(大嘘)

140 :
連載になっとるww
乙乙
こんだけエロ専用ではっちゃけてると新鮮だわ

141 :
播磨と絡み辛い永山やつむぎのエロが読めるとは…GJ!!
もし陵辱バスツアーに行かれるのでしたら行き先は搾乳種付け牧場がいいと(ry

142 :
良いのが来てるな!

143 :
イイヨイイヨー
1年生もぜひ見たいね

144 :
お姉さん三人丼を是非・・

145 :
同人にあったなお姉さん”Sの奴

146 :
お姉さん3人丼って どんなシチュがエロいでしょうか〜?
私、お姉さんキャラはキツめな性格が好きなもので、葉子センセや妙サンは妄想がいまいち暴走してくれなくて…。シチュ、募集中です〜。
さてさてさて。
今回は「乳牛(ちちうし)病棟」です。それでは−。
(またしても、おバカな話ですみません…)

147 :

命じられるままに、少女は服を脱いだ。
艶やかで美しい黒髪と赤い瞳、透けるような白い肌をしている。その肢体はしなやかで細く、だが胸とお尻は女性らしく発達していた。
少女の名を 塚本八雲という。
彼女は診察台の上に乗り、四つ這いになった。
脚も長く、高く持ち上げられたお尻が俺のすぐ目の前にある。むっちりとした白い太腿と その付け根のふっくらと柔らかそうな秘唇が丸見えだ。
「ああ…っ」
視線に気付き、少女は狼狽の声を上げた。
見たところ、アヌスには異常は見られない。だが…。
俺は秘裂を軽く撫でる。
「ひゃうっ!」
少女の秘裂は既に潤っていた。指を舐めると、酸味に混じって独特の果実臭もする。それは彼女が感染していることを物語っていた。
「どう…でしたか…?」
「すまねぇ、妹さん」
俺は 残酷過ぎる宣告をする。
「十中八九、発症してるナ。残念だが…」
「そんな、播磨さんが謝ることでは…っ」
追い討ちをかけるように、俺は説明を始めた。
それは−。
もう家には帰れず、今からこの隔離病棟で暮らすこと。
私物は菌燻煙されて管理倉庫へ、家も立ち入り禁止に。
ウィルスの付着を防ぐため、着衣は一切付けないこと。
毎日少なくとも一度は俺の治療を受けること。
その結果 妊娠しても一切の補償は無いこと。
−−など15の項目が書かれた同意書を渡し、署名させた。
「悪ィな、妹さん。俺なんかが最初の相手で」
「私は…播磨さんが、……いいんです…」
俺は治療に移った−。

狂乳病が流行っている。
人から人へ、強い感染力で拡がって行くこの伝染病は、人の生殖機能に深刻な影響を与える。男子は不能となり、女子は常時発情の牝になってしまうのだ。
矢神市での最初の発生は1ヶ月前。
封じ込めは一応の成果を見せたが、矢神高での感染者は増え続けた。
女子の多くが発病し、自慰に狂った。
男子も皆 発病し、宦官同然になった。だが何故か−。
俺だけは無事だったのだ。
県の疾病対策室で幾つもの検査を受け、俺が特異体質で 狂乳病に対し免疫を持っていることが判明したのが10日前。
そして今、感染者のみが収容されたこの隔離病棟に、俺はいた。
狂乳病の唯一の対抗策として、日々 感染者に薬(俺の唾液や精液)を与えるのだ。
他の治療法が確立されるまで、俺の戦いは続く−。

148 :
「んあっ、あひぃ! あああ…っっ」
騎乗位の形で 八雲は俺に純潔を捧げている。
男根を受け入れるタイミングや深さを自分で選べるよう、八雲に上に乗るように提案したのは 俺だった。
「ゆっくりでいいぜ、妹さん」
既に発症している女芯は十分に潤んでいたし、その分泌物には催淫や苦痛緩和の効果もあった。だが 余りに狭隘で繊細な膣洞が、少女に破瓜の痛みを与えていた。
小さ過ぎる膣孔を、長大な肉棹が出入りしている。
凄ぇ。キツいのに こんなにヌルヌル絡み付いてっ。
俺は腰をほとんど動かさず、八雲の極上の膣肉を堪能している。
そこへ、
「う、動きます、播磨さん…っ」
俺の胸板に両手を添え、少女は腰を振り始めた。
痛みをこらえ、俺のために一生懸命動く八雲。ほつれた髪が数本、汗と涙に濡れる頬に貼りつき、白く輝く双乳がたぷんったぷんっと揺れまくる。
もう、我慢できねぇっ。
すぐ目の前で激しく揺れる肉房を、両手を伸ばして ぐわしっとわしづかむ。掌に余るGカップ。それは既に熱を帯びてみっしりと張りつめ、乳首は赤く充血していた。
妹さん…、もう 相当疼いているハズだ…っ。
捻るように乳房をしごきつつ、先端を優しく愛撫する。丹念に丹念に。表情の変化を目で追いかけ、絶妙のタッチで刺激に強弱をつけていく。
「くはっ、あっ、あっ、そこ…っ」
貞節な八雲が見せた、なまめかしい悦びの顔。
俺はその急所を集中的に攻め、
「ひあぁっ、ひァ、駄目っ…はあうぅっ!」
少女に喘ぎ声を連続させた。
妹さん、そろそろ行くぜっ。
ずん、ずん。俺は下から腰を突き上げる。
熱く火照ったGカップの乳肉を力まかせに揉みしだき、ほぐれたところで乳をしごく。乳しぼりの要領で、根元から寄せるようにわしづかみ、小指から順に結んでいく。
びゅっ、びゅっ、びゅびゅーっ。
双乳の先端から、白い汁がほとばしった。
それは俺の顔や胸板を熱く濡らす。甘みのある、それは母乳だった。
「あぁ、私、何かが…怖いっ」
「イヤ、見ないでくださぃ…イイっ!」
「はぁぁっ、凄いの、来る…っっ」
哀切な叫びを次々もらし、美貌を苦悶に歪ませる少女。髪を振り乱し、自分から激しく腰をくねらせて貪欲に俺のモノを咥え込んでいく。そして。
「あはっ、はあぁぁぁーっ!!」
朱唇を大きく開いて舌先を覗かせ、凄絶な声で鳴いて 八雲は果てた。俺の体に汗ばんだ肢体を重ね、
「播磨さん、好き…です…」
耳元で、ささやくような小さな甘い声が、聴こえた−。

149 :
隔離病棟には、既に発病した沢山の牝が詰め込まれていた。
「あっ、あっ…あぅっ」
四つ這いの城戸円を、俺は背後から貫いている。
リズミカルに腰を送り込み、おびただしい量の愛液で濡れる膣孔に男根を突き入れていく。
「はあぁっ、いいっ、凄くいいの…っ」
円の目は焦点を失い、可憐な唇から涎を垂らしてよがり泣く。
手を伸ばして乳房をまさぐる。
「あうっ! そこっ…」
乳房も大きくなっている。
感染前の84cm・Bカップから、90Eへ。そのうえ、
びゅっ、びゅーっ。
強く乳房をしごけば、母乳が噴き出るのだ。
涎・愛液・膨乳・母乳・そして発情と性感過敏−。これらが狂乳病の典型的な症状だった。
俺は激しく肉棹を叩き込み、
「イケよ、円っ」
涎や母乳を撒き散らして 円は悶絶した。

150 :
犯り続けで流石の俺も息が荒い。だが、治療を待つ牝どもはまだまだ多い。使命感が俺を突き動かす。
隣のベッドでは 一条かれんとララ・ゴンザレスが絡みあっていた。
「おらっ、二匹とも! こっちにケツ向けろ!」
のろのろとベッドを這い、白と黒、小と大、二つのヒップが捧げられる。
呼吸を整えつつ、俺は目の前の肉孔を見比べる。
かれんの牝芯を清楚なリンドウの花に例えるなら、ララのそれは匂い立つ山百合か。
俺は二つ並んだ尻を平手で打ち、媚肉を二本指で弄ぶ。
「あぁん…っ」
「オウ、イイッ! キモチイイゾ!!」
いい声で鳴きやがる…。
俺はなおも媚肉をこね回し、二人を泣かせる。両手を伸ばして乳房をわしづかむ。
病状が進み、微乳だったかれんもCカップほどに成長している。刺激に対し過敏になっている乳肌をやわやわと撫で回していると、かれんは俺の腕を掴み、凄まじい力で自分の胸の谷間へと導いた。
ぐりぐり、ずりずり。
「はあぁっ、播磨さんッ、胸…感じます…ッ」
俺の腕を双乳に押し付け、乱暴にまさぐらせるのだ。
一方、俺の右手は。
ララの黒褐色の乳肌をいい様に弄んでいる。
掌に収まりきらない見事な巨乳。両手に伝わるずっしりした重みと弾力と柔らかさがたまらない。サイズはさらに上がって、95のGと云ったところか。
この乳…気に入ったぜ。
俺は乳房をすくうように持ち上げ、ゆさゆさ揺らす。根元を掴んで強く握り、先端をこりこり弄ぶ。完全にシコった乳首が母乳でぬめり、絶妙の触感を伝えてくる。
「ハリマッ、ハリマハリマ…!」
涙をぽろぽろこぼしながら、ララはこちらを振り返る。大きな尻をせつなそうにくねくね揺らし、山百合の媚肉を淫蜜でトロトロにしている。
こいつ、可愛いじゃねェかっ。
「お前から犯ってやるぜっ、ララ」
メキシコ女の媚態に俺の剛直がいきり立つ。
「おら! おらおらおらっ」
「オ、オオキスギル、アヒィ…ッ」
さらに、尻穴に指を突っ込み、抜き差しする。
「ソコッ、チガウ…ゾ、…ウウッ!」
俺は激しく腰を叩きつけながら、左手でケツを打ち 穴を責め、右で爆乳を揉みしごく。口と乳首と膣口と尻穴と、ララは大量の汁を垂れ流し、
「イクッ、イクゾ…ハリマ、イクッ!」
身体をガクガクと震わせると ベッドに崩れ落ちる。
はあ、はあ、はあぁ…。
顔から胸までをシーツに埋もれさせ、巨尻だけを持ち上げた格好で、ララは忘我の淵を彷徨っている。
「よかったぜ、ララ」
俺は髪を掴んで彼女を引き起こし、ご褒美のディープキス。
はむ、ちゅく、はぅむ。
ねっとりと舌を絡め、口中に引き込んで強く吸う。唾液をたっぷり送り込み、舌を入れて歯列から歯茎まで舐めまわす。
うっとりと、ララは俺の成すがままだ。
熱いキスでとどめを差し、
「よし、次だっ」
熱っぽい表情で俺を見つめるかれんの顔先に、膨れ狂った亀頭を突きつける。かれんはチュッと口づけをし 愛おしそうに頬ずりすると、躊躇なくそれを咥えこむ。
「おう、おおぅ!」
肉棒に舌を絡めながらのディープスロート。
さらに 一旦出して丁寧に尿道口や裏筋をちろちろと舐め、フルートを吹くように肉棹に唇を当てて滑らせる。ずっぽり咥えては頭を打ち振ってご奉仕し、媚びた目で俺を見上げる。
娼婦なみに上手くなった舌技に 俺は目を細めつつ、
うりゃっ、そりゃっ、そりゃっ!
髪を掴み 華奢な顎も三本指で固定して、俺は少女の咽喉を犯す。愛らしい唇が目一杯に開かれ、長大な俺の肉棹が根元まで捻じ込まれる。エラの張った亀頭がかれんの咽喉を凌辱し、つらさと痛みにぽろぽろと涙がこぼれている。
その痛苦もすぐ悦びに変わるぜ、かれんっ。
少女の粘膜を十分に楽しみ、俺は咽喉の最奥に特濃の治療薬をぶちまけるのだった−。

151 :

狂乳病の治療は続いていた。
隔離病棟の患者は一時145人まで増えたが、現在は大分落ち着いて37人にまで減っている。
既に多くが快癒して病棟を出、近くの施設で経過の観察が行われている。ここ数日、新たな感染者の発生は無く、事態はこのまま沈静化して行くものと思われた。
そんな中、俺は頭を抱えていた。
妹さんの病状がちっとも改善しやがらねェ。
そう、塚本八雲の症状が良くならず、それどころかむしろ悪化しているのだ。毎日特にたっぷりと「治療薬」を注ぎ込んでいるにも関わらず…。
親友のサラ・アディエマスの方も足踏み状態が続いていて、俺は日々思案に暮れていた−。
狂乳病については、発情を抑えてはいけないことが知られている。
それはストレスになるだけでは無い。抑えれば抑えるほど、ウィルスはより強い毒素を分泌して発情を促進し、それが身体にダメージを与えるのだ。
そのため俺は、患者を徹底的に欲情させてきた。
患者を「牝」「色豚」「乳牛」などと呼び、病棟では全裸、首輪も付けた。診察も治療もできるだけ四つ這いで受けさせて辱めも加えたし、各人の性感帯や性癖を探り出し、あらゆる性技と淫具を駆使して牝どもを絶頂に導き、その上で「薬」を与えてきた。
だが−。
生来の慎み深さが原因なのか、八雲はあまり激しくはイカないのだ。
このままじゃあ、妹さんは…。
俺は、心を鬼にした−。
「いやあ、八雲、八雲っ!」
薄暗い懺悔室に、少女の悲鳴が響いている。
ここは矢神教会。特別の許可を得、厳重な拡大防止策を重ねて、俺は二人の患者をここへ連れ出した。
二人。
云うまでも無い、塚本八雲とサラ・アディエマスだ。
八雲は純白の下着姿を縄がけされ、天井から片脚吊りにされていた。
サラはシスターの格好をして、だが修道服の前を切り裂かれ、乳房を露出させられている。スカートの裾も腰まで捲り上げられ、お尻も丸出しだ。
そのサラ・アディエマスを、俺はバックから犯している。
「見ないで…お願いだよ、八雲っ」
「いやです、止めてください、播磨さん…っ」
心を鬼にした俺に、二人の涙は届かない。
ふん、ぬん、ぬりゃっ。
ぷっくりと盛り上がったサラの媚肉に、容赦なく肉棒を叩き込む。一気に最奥までぶち込み、ゆっくりと引き抜く。愛汁にまみれた膣襞がまとわりつき、めくれ上がる。
「見てろよ、お友達のマ○コが俺のに吸い付く様子をっ」
剥き出しの豊乳をむんずと掴み、揉みまくる。さらに、
「こいつ、ケツ穴でよがるんだよ、ほら、ほぅら…っ」
指でほぐし、中をかき混ぜる。
「んひゃうッ! やっ…あうっ!」
「ヒドイ…。どうして、こんなこと…っ」
上体を跳ねあげ、サラの膣肉がきゅっ!と締まる。
親友の痴態に、八雲が思わず 目を伏せる。
「顔上げろ、ちゃんと見てっ」
俺は強要をする。
八雲のために。サラのために。
「今から母乳噴いて失神するからナ、この淫乱は!」
そう言って、キュートなヒップをぴしゃりと打つ。細身のバイブを尻穴に捻じ込み、スイッチを入れる。肉棹を最奥まで突き入れ、双乳を力まかせに揉みしごく。
びゅっ、びゅびゅーっっ。
「イクっ、私 イクよ、八雲ぉ…っ、あひゃあぁぁっっ」
派手に涎と母乳と淫潮とを吹きまくって、サラは果てた。
どさり。俺はその肢体を床に転がす。
もはや修道服は身体の一部−−肩と背中しか覆っていない。汁まみれの裸身をぴくぴく痙攣させ、少女は脚を閉じる気力もなく、ぽっかりと開いたままの無惨な膣口を晒している。
男女の荒い息遣いしか聞こえぬ懺悔室に、サラのアヌスの低いバイブ音だけが いつまでも響いていた−−。 《つづく》

152 :
このシリーズでずっと連載キボン
やくもんかわいいよやくもん

153 :
サラのエロktkr
キツい性格のお姉さんがいいなら
絃子さんを手篭めにした播磨が調子に乗って
残り二人の姉もまとめて面倒を見ようとする
→搾り取られて涸れそうです、やっぱり無理でした
こういう展開か?

154 :
宮崎の件思い出してちょっと凹んじまったぜ。
サラのエロは貴重だね
短パートのつながりでありながら、どれもかしこもおっきする文章でしたー

155 :

矢神教会の聖堂に、俺はいた。
その傍らには 二人の少女−−塚本八雲とサラ・アディエマスがいる。八雲は純白の下着姿に縄がけされ、サラの修道服は無惨に引き裂かれている。
二人は四つ這いの格好でお尻を高く持ち上げ、淫蜜に濡れる媚肉と尻穴を俺に弄ばれていた。
「そろそろか…」
少し前から サラの様子が変わってきていた。額に玉のような汗を浮かべ、お尻をもじもじさせている。
(へへっ、病棟で飲ませた紅茶には 利尿剤をたっぷりぶちこんでおいたからナ)
ひんやりとした聖堂に移って既に小一時間が過ぎた。そろそろ我慢出来なくなる頃だろう。
「あ、あの…私たち、おトイレに…」
そう申し出たのはサラでは無い。八雲だった。親友の様子を察したのだろう。八雲は心根の優しい少女だった。
だが、今日の俺は心を鬼にしている。
「そうか、連れてってやる」
俺はサラを抱え上げて歩き出す。
「えっ、えっ?」
向かった先は、聖堂正面の祭壇だ。そして−。
「そんなっ、イヤです、駄目…っ!」
「黙れ! ここに漏らせ」
彼女を祭壇の上に立たせ、祭られた聖人像の前に縛り付ける。
さらに、尻穴に さっきよりやや太いバイブを捻じ込み、足元にはサラ愛用のロザリオを置いた。
「いやぁ! ヒドい、…八雲ぉっ、助けてっっ」
「ヒドすぎます、播磨さん、播磨さんっ!」
泣き叫ぶ二人の美少女。
だが俺は耳を貸さず、ただひたすらにサラの白い尻を打ち、バイブをぐりぐり出し入れする。
それからの十数分は、サラにとって 地獄に感じられたことだろう。−−−ついに限界のときは来て、
「やだぁっ、見ないで…っ!!」
ぷしゅ、………ぷっしゃあぁぁー!
サラは失禁をする。
彼女の白い脚を 祭壇を ロザリオを、琥珀色の液体が濡らした−。
低く嗚咽するサラに、俺は止めを刺した。
つまり、小水で汚れた身体を拭うことさえ許さず、そのまま聖人像の前で彼女を犯し、全身の性感帯を責め抜いて絶頂に追い込んだのだ。母乳や淫蜜を噴き散らし、俺の精液をたっぷり膣に浴びて、神の前でサラは果てた。
教会の中で淫らな快楽に屈し、聖人像や祭壇を乳汁や淫蜜・精液で濡らす。
信仰という大切なものを自らの手で汚し、サラの心は折れた−。

156 :

サラは壊れてしまった人形のようだった。
身じろぎひとつせず、かすかに口を開いたまま、ただじっと宙を見ている。
俺は彼女の身体を下へ降ろし、キツく抱きしめた。
「サラ、俺のものになれ」
今度は対面座位。深く貫く。
俺はサラの乳房をやわやわと揉みしだき、アヌスを優しく弄ぶ。
「この乳も尻も…全部 俺にくれっ」
可憐な唇を奪い、口腔に舌を入れると サラはおずおずと舌を差し出した。目を閉じる少女。舌と舌が絡み合う。
さらに激しく、男のモノを突き上げると、
「あんっ、んあぅっ、はあぁぁん…っ」
俺の身体に強くしがみつき、甘い声でサラは鳴く。
「サラ、サラっ。なれ、俺のものに…なれっ」
彼女への想いに肉棹が極限まで膨れ上がった。
「お前は俺の…っ!」
膣肉がきゅうっ!と絞り上がり、あまりの快感に俺のモノが暴発した。白濁液が噴出し、少女の胎内を再び汚す。
「…ひゃうぅっ、播磨先輩っ、イク、私…またっっ」
激しく全身を痙攣させ、サラは今日一番の絶頂に身を委ねた。そして数瞬後、がっくりと力を失い、俺の胸に顔を埋める。
「愛してるぞ、サラ」
「播磨先輩……、私も…!」
金色の髪を優しく撫でつつ、俺は手を伸ばして祭壇から十字架を拾う。そう、尿と母乳と精液とにまみれたあのロザリオを。
俺はそれを 彼女の首にかけた。
「お前の主は誰だ?」
少女を俺を見つめ、潤んだ瞳で云った。
「私の主はあなた−−播磨先輩です」
「あなたの御心に従う喜びを持ち、永遠にお仕えいたします」
サラ・アディエマスは 完全に屈した。
だがその表情は、かつてない安らぎに満ちていた−−。

157 :

サラは完堕ちした。
すっかり従順になったサラを、俺はお姫様だっこで風呂場へ連れて行く。ご褒美に汚れた身体をきれいにしてやろうと思ったのだ。
まず ぬるめのシャワーで汚れを落とし、ボディソープを泡立てて身体を洗ってやろうとすると−。
「先輩…」
俺の背中にサラが胸を当ててきた。
「あぁんっ、私の…気持ちいいですか…?」
たっぷりと泡を塗り付けた双乳が、背中に密着している。とろけるように柔らかな感触が、背中から腰へ、さらに太腿へと降りていき、また戻ってくる。二度三度。愛撫は続いた。
「どうですか、先輩…」
後ろを洗い終えたサラが、今度は右側に回る。時々ボディソープを追加しつつ、胸だけでなく お腹や太腿まで擦り付けている。
「凄くいいぜ、サラ」
「嬉しい…」
彼女が正面に移る。
既に鋭角的に反り返ったモノが少女の眼前にそそり立ち、
「先輩も…すごく逞しいです」
サラは いたずらっぽく微笑した。そして玉袋のあたりを柔らかな乳房で擦ると、いきり立った肉棹をれろれろと舐め始めた。
たまんねェ。何て気持ち良さだっ。
立ち昇るせっけんの匂いと柔らかな乳肌。良質なサラの笑顔にも癒されて、連日の疲労が溶けて無くなっていくようだ。
「サラ」
髪を撫でてこちらを向かせる。そして、上から唾液を垂らしてやる。
大きく口を開いて可憐な舌先を伸ばし、サラはそれを受け止める。トロトロと送り込まれる唾液を舌で受け、コクリと飲みこむ。
その仕草は、彼女が真の愛奴となった証だった。
「サラ…っ」
俺はもう我慢できず、ばっ!と愛奴にのしかかる。
「きゃっ」
サラを押し倒してあお向けに寝かせると、両脚を掴んでV字開脚させて引き上げ、いわゆる深山の体位で貫いた。
ずんっずんっずんっ。
「あぁん! 播磨先輩、イイ…っ!」
最愛の少女が媚びを含んだ声で鳴く。この形だと、彼女にも繋がっている部分は丸見えだ。今日、既に何度も俺の長大なモノで犯されてきた少女の媚肉は、真っ赤に腫れて痛々しい。膣粘膜も相当に傷つき、炎症をおこしているハズだ。
「先輩っ、もっと、もっと激しく動いてイイですよ…っ」
「私は先輩の奴隷です…。だからっ、あぅ…先輩の好きなようにいじめてください…」
あくまでも俺の気持ち良さを優先して考えるサラ。結んでいた金髪はほどけて乱れ、透けるように白い肌は紅に染まっている。
「おう、俺好みの性奴に調教してやる」
「一生 俺の傍で暮らせっ」
「ぬまで、ずっと、俺の…っ」
肉棹を打ち込むペースが上がる。激しく腰を遣いつつ、クリトリスやアヌスを指責めする。
「あんっ、あんっ、うはぁぁっ!」
淫欲に紅く染まった顔で サラは哀切な喘ぎをもらした。軽く持ち上げられたヒップをくねくね揺らし、熱く蕩けた粘膜で俺のモノを締めつける。
絶頂のときは近い。
これから俺たちは同時に果て、完全にひとつに溶け合うだろう…。永遠に分かち難い一対になる−−俺はそう確信した。
「サラ、愛してるゾっ」
「私もっ。先輩…播磨先輩…! 大好きぃ…っ」
激しく達した二人。
その光景を 塚本八雲はじっと見ていた−−。

158 :
レス、ありがとうございます。おかげ様でやる気が湧いてきます。サラ完堕ち編を上げさせていただきます。
狂乳病は、やっぱり少し不謹慎だったかな…と反省しております。不快に感じられた方には心からのお詫びを…。
153さんにヒントをいただきまして、今、葉子先生の話を書いています。何だか のって書けそうなので、次回はこちらになると思います。
(サラ編が予想外に長くてしかもシリアスになってしまって。もっと短い、おバカな話のハズだったのに…。ちょっと頭の整理をして、その後で八雲編&乳牛勢揃いの乳搾り編を…。と先送りしつつ、このまま書けずに終わりそうな予感も…汗)

159 :
教会でシスター攻略とかドツボすぎる
堕ちたサラと播磨にエロエロにされちゃうだろう八雲にも期待。
しかしまずは葉子お姉さん楽しみにさせてもらいます!

160 :
久しぶりに来たら神が来ていた。GJ!!!
お姉さん達はよりハードなのを期待…していい?

161 :
サラかわいいよサラ
ハイペースを維持できるのはすばらしいと思います
筆の進む限り頑張ってください

162 :
舞ちゃんは乳牛牧場にいるといいですか?

163 :
もちろんです!

164 :

早朝と云ってもまだ真っ暗な午前4時、犬に引っぱられて老人が散歩していた。
ウゥ…ウワン…ッ!
矢神公園に入ったとき、暗がりに向って犬が吠え、
「どうした…ジロ?」
愛犬の睨む方に顔を向け、老人はぎょっとした。
薄灯りの下、裸の美女が二人、ベンチに並んでいた−。
先刻から携帯のバイブが鳴っている。それは、彼からの催促だった。
(公園で、最初に通った奴に見せつけろ)
それがご主人さまの言葉だった。
「葉子…」
「絃子先輩…」
二人の女教師は互いに見つめ合う。
彼女たちは今、下着しか身に着けていない。絃子はレースの入った黒いブラとパンティ。同じ色のストッキングをガーターベルトで吊っている。葉子の下着は淡い藤色で、こちらはキャミソールを着けている。
老人が見ている。その粘り付くような視線が苦しく、熱い。
その視線を意識しつつも、絃子はゆっくりと親友に顔を近づけていく。目を閉じ かすかに震えている葉子。その唇に、絃子は自身の唇を重ねた。舌を伸ばして唇を舐めあげ、口中に挿し入れて歯列をなぞっていく。
「あむ…は…ぁん…」
「は…ん、うむぅぅ」
おずおずと舌を差し出す葉子。二人の舌がねっとりと絡み合い、糸を引いて一旦別れ、再び、濃厚に絡み合う。
老人が近づいてくる。リードロープを取り落とし、食い入るように美女の痴態を見つめている。
熱い視線を浴びながら、それでも女たちは唇を重ね続ける。そこで再び、二人の携帯が振動した。それは2番目の指令の催促だった。
ああッ、にたい…っ。
あまりの恥ずかしさに頬を紅潮させつつ、絃子はゆっくりと脚を開いていく。その内腿は 静脈が透けそうなほどに白く、その肌に悩ましい黒下着が貼りついている。
「はぁ…、先輩…っ」
甘い吐息を漏らして、葉子がうなじに舌を這わせた。とろんとした表情で 首から鎖骨、さらに胸へと舌の愛撫が降りて行く。
「あはぁ…っ、駄目っ」
葉子の手が乳房に触れた。ブラの上からまさぐり、そしてそれを下にずらす。露わになる雪絹の乳肌。94Fの豊乳をいい様に揉みしだき、乳首を咥え、吸い上げる。
「あふ…んあぅーっ!」
感極まり 喘ぐ絃子。あまりに淫靡な情景に、
「おう…!」
思わず賛嘆の声を漏らし、老人がにじり寄る。その息遣いも激しくなり近くなる。
(ああっ、見られてる…! こんな間近で…っ)
(私、凄く感じてる…。怖い…ッ、絃子先輩…!)
この異常な状況に、いつしか二人は 激しい性的興奮を覚えていた。
そして二人は、老人に見せつけるように、さらに深く 行為に没頭していく。

その様子を、少し離れた木陰から 一人の男が見ていた。時折 携帯を弄びつつ、男はサングラスの下で満足そうに目を細めた−。

165 :
事の発端は、葉子サンの3連泊だった。
そんなことは珍しくもなかったし、呑んだくれて楽しく絡んでくる程度で別に実害は無かった。これまでは。
(くそっ、絃子を抱きてェ…)
あの従姉の豊艶な肢体。朝も夜も、あの最高の女体を自由にしてきた俺にとって、3日も禁欲生活を強いられるのはキツ過ぎた。
女の味−−それも超極上の女教師の身体を知ってしまった17歳の男子に、あの素晴らしい乳や尻や肉壷の無い一日なぞ考えられない。
(邪魔なんダヨ、葉子サン…っ)
半月ぶりの一人寝の寂しさに、俺は布団で悶々としていた。
それは、葉子サンが来て2日目の夜のことだった。
咽喉の渇きに目が覚めた俺は、台所へ向かう途中で首をかしげた。
(…?)
絃子の部屋から 何やら妙な音が漏れてくる。俺はバレないように そーっとドアを開け、そのわずかな隙間から中を覗いて−−驚愕した。
(…!! マジかよっ、マジでこんな関係だったのか…!)
絃子のベッドで、ロープに縛られたあの悩ましい肢体を、葉子サンが弄んでいた。
「ふふ、先輩、可愛い…」
「…あふぅ、むぅんむぅーっ」
ボールギャグを噛まされた絃子。その両手はベッド上端に括り付けられ、胸の上下に縄がけされている。ロープでくびり出され さらに強調された美巨乳を、葉子サンの白くしなやかな手がいやらしくまさぐっている。
75度ほどの角度に開かされた長い脚の間で四つ這いになり、両の乳房に手を伸ばしながら、葉子サンは絃子の脚の付け根に顔を埋めている。
ぺちゃぴちゃ。
何かを舐める音が深夜の廊下に漏れてくる。
激しく首を振り、声にならない叫びをあげる絃子。その恍惚の表情は 俺の前で見せるものとは少し違っていた。
「首輪の跡を見つけたときは びっくりしましたよぅ。先輩がそんなに我慢してただなんて…」
乳首をきゅっと摘み、優しく転がす。
「ひとりえっちなんかしなくても、云ってもらえれば…」
「いつも私から求めるばかりだったから−−すごく嬉しいです」
葉子サンは愛撫を続けつつ、ベッドサイドに手を伸ばす。手にしたのは制汗スプレー。その細い缶をれろれろと舐め回すと、濡れそぼった絃子の媚肉に挿し込んでいく。
「んっ、うぅむぅぅーっ」
冷たい金属がゆっくりと挿入され、引き抜かれる。二度三度とそれを繰り返し、辺りには ぬちゃねちゃという淫靡な音が響いている。
葉子サンは缶を一旦引き抜き、淫蜜に濡れるそれに舌を這わせた。
「でも、せっかくのヴァージンをひとりえっちで無くしちゃうなんて…。私、前から欲しいってお願いしてたのに…! ズルいです」
いつもと同じように 笑顔を絶やさない葉子サン。だが、今夜の笑顔はどこか違う。何か−−妖しいものを感じるのだ。
「だから今日はおしおきですっ」
再び制汗スプレーが挿入される。
「ふふ、朝まで可愛がってあげます、絃子先輩」
淫らな熱気が廊下にまで漏れ伝わる。
縛られた絃子の痴態と葉子サンの妖しい微笑えみ。四つ這いのヒップがくねり、俺の目に飛び込んでくる 初めて見る絃子以外の女の秘唇…。
ぶちっ、ぶちぶちっ。
理性の糸が、この瞬間 切れた−−。

166 :

「やっ! いやぁ、来ないでぇッ!」
鋭い悲鳴が深夜に響く。
ベッドから転げ落ち、逃れようとする。が、…遅い。
「おらっ、大人しくしろよ、葉子サンっ」
俺はその白く悩ましいヒップを抑え込み、切っ先を媚肉に押し付ける。廊下に服を脱ぎ捨て、静かにドアを開けて侵入した俺。室内の女どもが気付いたときには 既にベッドに踏みこまんとしていたのだ。彼女が逃げられるハズも無い。
「駄目よ、拳児君! 正気じゃ無い…っ」
四つ這いのまま、なおもあがく女教師。
だが、男の力に抗えるわけもなく−。
いきり立った俺のモノが、葉子サンの牝芯に突き入れられた。
「ひあっ…! イヤっ…許してっ」
絃子との痴戯で十分に濡れていたにも関わらず、その秘唇は硬く、亀頭さえ半分も入っていない。肉襞がぴったりと閉じ合わさり、暴君の侵入を拒んでいる。
(へへっ、やっぱりこいつも…っ)
俺は極上の獲物を前に気持ちをさらに昂ぶらせた。
「葉子サンの処女、俺がもらってやるよッ」
両腕に力をこめ、がっちりと腰を押さえつける。そして体重を乗せた一撃を、女教師の秘唇に叩きつけた−。
何かが裂ける音がした。
「やぁっ、痛いのッ…止めてぇ…ッ!」
絶叫が耳に心地よい。
俺は興奮に膨れ上がった肉棹をさらに押し進めつつ、眼下に広がる光景にニヤリと笑う。
破瓜の出血に紅に染まる結合部。ぽたぽたと床に赤い雫が落ちていく。ハート型の白いヒップは俺の両手でがっちり抱え込まれ、美しい曲線で細くくびれた腰へと続いている。
「やだっ、こんなの…嘘よっ」
気を許していた相手に純潔を踏みにじられ、痛みと悔しさに震える肩と背中。栗色の長い髪が俺の一突きごとに乱れに乱れる。
(たまんねえ。葉子サンまで犯れるなんて。しかも処女…っ)
ますます奮い立つ俺。腰を激しく叩きつけつつ、すぐ傍らで縛られた絃子を振り返る。悔しそうな、悲しそうな顔でこちらを見つめる絃子。
「あとで可愛がってやるからなっ、絃子」
その言葉に、葉子サンの身体がびくっと反応した。
「まさか…そんなこと…っ!?」
「そうだよ、こいつはもう俺の奴隷なんだよ」
信じられない…! そんな顔で振り向く葉子サン。一方の絃子は羞恥に頬を染め、目を伏せる。
(さあ、この女も屈服させて…っ)
葉子サンは俺にとって、二人目の「姉」だった。昔から近くにいて いい女だと思っていた。手の届かない、いや、手を出してはいけない女性だと思っていた。
それが、今−。
「ぅんっ…痛っ…やめて、もう許してっ」
俺に肉棒をぶち込まれ、涙を流してあがいているのだ。
哀願する「姉」に 俺は加虐心を刺激され、
「おらっ、男のモノは どんなだ? おらっ!」
さらに激しく肉棒を打ち込んでいく。引き抜いては根元までぶち込み、ぐりぐりと奥をえぐっては また引き抜く。情け容赦のない暴力的な抽送に、清楚だった秘唇は蹂躙され、壊されていく。
「痛いっ、お願いよ…拳児君、本当に痛いの…っ、だから…これ以上 動かさないで…ッッ」
切実な願い。だが俺は別のことを考えていた。
(一発目は どこに出そうか…。顔にぶっかけてやるか、飲ませるか。…やっぱ膣内出しだよナ)
処女独特の、狭隘すぎる膣洞。その締め付けに射精のときが近づいてきていた。もう一日半も絃子を抱いてなかったから、それは溜まりに溜まっていた。
「くう、そろそろ出すぞっ」
「えっ? 出すって……まさか! 嫌ぁ…っっ!」
葉子サンの声と身体に緊張が走る。懸命に腰を逃がそうとするも、がっちりと抱え込まれていては どうすることも出来ない。
次の瞬間−。
肉棹が膨れ上がり、弾けた。大量の白濁液が女教師の膣奥にぶちまけられ、子宮に流れ込んでいく。
「嘘っ、出てる! 中で出てる…ッ!」
「いやぁ、やだっ…私 妊娠しちゃうっ、赤ちゃん…出来ちゃうぅ…」
葉子サンの悲痛な叫びが部屋に満ちる。
放出の快感に身を委ねつつ、俺は周囲を見渡した。
四つ這いでバックから犯され、俺の特濃ザーメンをたっぷりと膣に浴び、涙を流す葉子サン。
さらに、傍らのベッドには絃子がおり、両手首と胸とをロープで縛られている…。
(さあ、次はどっちの穴にしようかナ…)
二人の「姉」を交互に見やり、俺は笑った−。

167 :

あれから十数時間が過ぎた。
俺は、二人の「姉」を繰り返し繰り返し凌辱した。
何度も絶頂を極めるうち、女たちの態度が変わってくる。初めはいやいやをしていた葉子サンも 恨めしそうに俺を見ていた絃子も、素直に俺の命令に従い、脚を開くようになったのだ。
淫らな操り人形となった女教師たちを、俺は様々なプレイで弄ぶ。ストリップ、オナニーショウ、新妻プレイ、さらにはソープ嬢のような奉仕まで。
女教師たちは 陶然とした表情で俺を見上げ、どんなにも命令にも従順だった。二人の「姉」を性奴に堕とし、俺は圧倒的な満足を得て 眠りについた。
そして、朝が来た−。

目を覚ますと、隣に女たちはいなかった。
(…??)
昨日は絃子のベッドで、三人一緒に寝たはずだった。首輪に革手錠、胸縄をかけた女教師たちと一緒に。
だが、今 目覚めたのは俺の部屋で…。
俺は首を傾げつつ、机の上に手を伸ばす。昨日の二人の痴態が沢山、携帯に収められているのだ。だが、
「無い…!」
携帯を確認して、俺は言葉を失った。昨日の画像は、ただの一枚も残っていなかった。
(そうだ。確か、ここに…)
机の三段目の引き出し。バイブや手錠を取りに来た際、ここに葉子サンの下着を隠したのだ。
「…!!」
パンティもブラも、入ってはいなかった。それどころか、バイブやローター、アナルビーズから手錠まで、いつもの俺の並べ方でしまわれている。そこには、昨日使った形跡は まるで無かった。
思わず 部屋を飛び出す。
「おはよ、拳児君」
「おっ、珍しく早いな」
女たちはリビングに居た。首輪も手錠も…してはいなかった。
(そんな…っ)
様子もいつもと変わらない。
昨夜のことが夢だったかのように、葉子サンと絃子は朝食を取り、何かの話題で笑いあっている。それは、ごく普通の朝の風景だった。
俺の記憶は混乱した−。

168 :
(夢オチなんてダセェ話、あるわきゃねェ)
登校してからも俺はただそのことだけを考えていた。
朝メシを喰いながら チラチラ観察したが、態度ばかりか身体にも変わりは無かった。
そう、身体。
俺は昨夜 二人の身体に数え切れない印を残しているのだ。乳房やうなじを何度も何度も甘噛みしたし、首輪や手錠、縄もかけた。その跡が全く無いということは−。
(あれは全部 夢だったのか…?)
だが一方で、俺の身体には昨夜の記憶が残っている。
この掌に胸に葉子サンの豊満な乳房の柔らかな感触が残っているし、二人の喘ぎ声や甘い吐息が 今もはっきりと耳に残っている。そして何より。
交互に楽しんだ、あの二つの媚肉の締め付けが…。
放課後になっても、俺の困惑は続いていた−。

その頃、茶道部室では。
優雅にティータイムを楽しむ女教師二人を、女生徒たちが囲んでいた。
「あれー、今日はお二人とも きっちりメイクしてますねぇ」
「こらっ、失礼だよ、稲葉」
「だってー、笹倉センセはいつももっと薄化粧だし、刑部センセなんか ほとんどすっぴんなのにー」
無遠慮に声を上げる稲葉美樹と それをたしなめる東郷榛名。
「もしかしてっ、キスマーク隠してる、とか…っ」
美樹の問いかけを、
「ふふ、失恋して泣きはらしたのかも知れないよー」
「首輪や縄の跡かもしれんしな…」
美人教師たちは余裕の笑みではぐらかす。
教え子たちは今日も、女教師の掌の上で弄ばれている−。

169 :
一週間ぶりです。遅くなってしまいましたが、葉子さん編を上げさせていただきます。
お姉さん三人丼は、最初の(115-117レスの、播磨×絃子)の続きになってます。あと2回くらいでハーレムエンドになるんじゃないか、と。(本当かなぁ…)
あ、また間違い発見。
167レスの8行目は、
× どんなにも命令にも
○ どんな命令にも
−−です。すみません。。。
今回もレスありがとうございますっ。気力を充填させていただきまして、次に取りかかってます。
次回はたぶん、美コちんです。その次は…何にしよう…?

170 :
なにこれ えろい
GJ!

171 :
投稿乙です!モブキャラ攻略の勢いに乗じて是非、レアキャラの隣子と幽子を!
エロパロ的に相当無茶ですし、貧乳キャラですがw

172 :
ミコちゃんのエロエロボディはぜひもてあそぶべき
期待

173 :
162さん 163さん、云われてみれば まだ登場させてませんでした。
とりあえず、短いですが舞ちゃん分を補填させていただきます。
隣子と幽子は…確かに難しいですよね。いづれ機を見て是非出したいと思うんですが…。
ところで、隣子の本名は隣子でいいんでしたっけ…? 
美コちん編、もうじき仕上がります。土曜あたりには、たぶん。
それでは、『大塚舞−−転落』をどうぞ〜。

174 :

「ご指名ありがとうございますっ、マイです」
弾けるような笑顔で、彼女はお客様を出迎える。
手馴れた客は早速お風呂場へご案内、丁寧に身体を洗ってあげてからマットプレイへ。緊張気味の童貞くんなら、少しお話してからディープキスでリラックスを。
容姿や性技だけで無く、その細やかな心配りこそが彼女が人気No.1である理由だった。
今夜も彼女は笑顔で、
「ご指名ありがとうござい、…っ!」
顔をあげた彼女は声を失い、表情を凍らせた。
「4年ぶりダスか」
「西本…。アンタ、どうして…」
客は巨漢だった。その細い目が彼女の大きな胸に向けられ、それから下へと降りて行く。
「エロい体になったダスな、委員長」
「そんな風に呼ばれていた頃もあったよね…」
そうつぶやき、彼女は目を伏せた。
彼女の名前は大塚舞。この場末のソープで働いていた−。
難病に倒れた家族のため、舞は大学を辞め、近くの町工場で働き始めた。だが不況のあおりでそこも倒産。社長は夜逃げし、知らぬ間に連帯保証人にされていた彼女には小さからぬ借金が残された。
家族に高度な医療を受けさせるためには自己破産など出来ず、やむなく、彼女は風俗に身を沈めた。持ち前の明るさと努力で、彼女はすぐに売れっ子になった。責任感が強く、面倒見も良い舞は店長や同僚の女のコからの信頼も厚く、今や この店の中心として働いていた。
「奈良君から聞いたダス」
服を脱ぎながら、西本は言った。
「そう…。有名だもんね、彼のブログ。公務員しながら全国を風俗行脚してるんでしょ?」
先週、かつての級友である奈良が来たとき、こうなる予感はしていた。憎からず思っていた、西本にも知られるのではないか、と。
いつも明るい舞の、表情が曇った。
「大丈夫ダス。奈良君にはワスが固く口止めしたダス。他に知ってるクラスメートはいないダス!」
彼は舞を慰める。真剣な表情と頼もしい口調。だが 格好はパンツ一枚というアンバランスさに、気がつくと彼女は笑っていた。
そう、いつもこうやって、アタシの悩みを笑い飛ばしてくれた…。
この4年、秘めていた想いがさらに強まる。
だが、そんなことはおくびにも出さず、
「ありがと。今日はサービスするね」
舞はおどけて見せた。
「そんなつもりじゃ…」
力なく、西本はうつむいた。

175 :

スケベ椅子に座った西本の男根を、舞は丁寧に洗った。その肉棒は短いが異様に太く、黒光りしていてかなり使い込まれている様子だった。
尻穴もきれいにしてやると、肉棒は既にはち切れんばかりに膨れ上がっていた。
「泡踊り? それとも先に胸でご奉仕しましょうか?」
「いや、その前に…っ」
西本は突然彼女を抱き寄せ、唇を重ねてきた。
強引すぎるディープキス。だが舞は拒まず、その巨体を優しく抱きしめると 自ら舌を絡めていった。
「……!!」
遊び慣れた西本ですら、うっとりしてしまう巧みなキス。
「んっ、んん…ちゅぷ、はぁ…っ」
舞が唇を離すと、二人の間にきらりと糸が引いた。
「素晴らしいダスよ、委員長」
「そう? ありがと。でもマットプレイはもっと上手なのよー」
いたずらっぽく 彼女は微笑えむ。
心からご奉仕し お客を喜ばせる。そのプロ魂に西本はエロ心を打たれ、今夜は他意なく、素直にもてなされて帰ろう、そう思った。
奉仕は続いた。
西本の巨体の上を、舞の柔らかな肢体が滑っていく。
「うほっ、凄いダス…!」
思わず賛嘆の声が上がる。
この2年で、クラスでも指折りの美少女は 悩ましい美女へと成長していた。ソバカスの消えた美しい肌、ほっそりとした腰のくびれはそのままに、豊かに突き出た88Eのバスト、そしてツンと持ち上がったヒップと、その女体の充実ぶりは眩しいほどだ。
白く柔らかな双乳にローションをたっぷり擦り付け、エアマットに腹這いになった西本の背中の上で、舞は悩ましく身体をくねらせる。アヌスを丹念に舐め、ヌルヌルの身体でマッサージを続けていく。
「…次はこっちダスっ」
西本が巨体を裏返した。
いきり立った肉棒に舞は目を丸くし、
「逞しい…」
うっとりした表情でチュッと口づけすると、双乳の間に挟んでしごき始めた−。

「ちょっと! 何で今日もこんなシチュなのっ」
改装したばかりの西本家の浴室に、怒気をはらんだ声が響く。
「あたしがソープ嬢で、奈良君やアンタに抱かれるだなんて! そのくだらない妄想は どっから出てくるの!?」
「仕方ないダス。風俗で同級生と再会するのは、男のロマンなんダス」
懸命な言い訳が、むなしく湯気にこもる。
思わず身構える西本だったが、投げつけられたのは 甘い言葉で…。
「新婚2ヶ月なんだから、もっと普通に愛してよ…」
頬を染め、照れた様子で目を伏せる舞。新妻の初々しさに、西本の巨体が踊りかかる。
「大好きダス、舞…っ」
「きゃっ」
西本夫妻の夜は、今日もにぎやかに過ぎていく−。

176 :
>>174
GJ!ストーリーおもしろいw 美琴・一条・城戸・つむぎ・永山と設定的には寝取りで来たので
個人的にはこのままハーレム路線で行って欲しかった気もするけど
隣子の本名は隣子でいいんじゃないでしょうか
「砺波順子」説が強いみたいですけど確定じゃないみたいですし

177 :
ありがとうございます。名前は隣子でいってみます。(いつになるかは休日の気分次第ですが…笑)
それと、私、SS初心者なもので 長いお話を想定して書いていくことが出来ないんです。で、行き当たりばったりに、短いシチュをぽつぽつと〜。
(それにしても…1ヶ月半前まで エロパロ板の存在さえ知らなかったのに、今では短文書くのが休日の日課になりかけてるんですから…不思議なもんですねぇ 笑)
今回の周防さんは、『Mikotorin if』とでも云うべき内容です。
では−。

178 :

「いやっ
…見るなぁっっ!」
廃屋に少女の叫びが響いた。
「おおッ、デケえっ、マジでホルスタイン級だな、おいっ」
「身体全体は締まってるのに、乳と尻は凄ぇな」
数人の不良が一人の少女を押さえ込み、輪姦しようとしていた。
少女の名前は 周防美琴。
下校途中に突然拉致され、人気の無い廃屋に連れ込まれたのだ。拉致の理由、それはただ 彼女が花井春樹の近しい人物だという一点だけ。不良どもは花井への逆恨みを、彼女を凌辱することで晴らそうとしていた。
美琴は激しく抵抗した。だが多勢に無勢。押さえ込まれ、制服の前を切り裂かれて胸を露出させられていた。
不良どもの言葉通り、美琴の胸は大きかった。
170cm・57kgと均整の取れた肢体に、95cmFカップの豊かすぎるバストが揺れている。ウェストは57cmと細くくびれ、悩ましい曲線で92cmのヒップへ繋がっている。
その女子高生離れした爆乳を、男たちの手が無遠慮にまさぐっていた。
「おっぱい、張りもあるし しっとりスベスベだよ」
「ホント柔らけぇな。マジ最高だっ」
「くっ…卑怯だぞ、お前ら…っ」
美琴は叫び、身をよじる。真っ白な乳房が、大きく揺れた。
だが 少女の悲痛な叫びは、男たちの興奮を煽っただけだった。一人が豊乳に舌を這わせ、さらに別の男が 制服のスカートに手をかけ、一気に引き落とす。露わになる若草色のパンティ。だがそこにも男の指がかかり…。
「やっ、止めろぉぉーっ」
(助けて…花井…!)
少女の秘唇が好色な視線に晒されようとした瞬間−。
ドガガシャーン!
轟音とともにガラス窓が砕けた。
「げえっ、てめえ!」
「は…! 何でここにっ」
狼狽の声が上がるとほぼ同時に、少女を押さえ付けていた男が壁まで吹っ飛んだ。下着に手をかけていた男も胸倉を掴まれ、
「や…やめ…て…」
ゴズッ!
猛烈な頭突きを喰らって崩れ落ちる。
突然現れた救いの手。美琴は切り裂かれた制服の前を手で覆い、彼の名を呼び、駆け寄った。
「下がってな…」
学ランを脱いで美琴に羽織らせると、彼は不良どもに向き直る。
「悪ィ、待たせた」
ずん。一歩踏み込む。
気押されたように、不良たちが後ずさる。
「男同士のケンカはともかくよォ、無関係の女ぁ巻き込むとはナ…」
「てめえ…調子に乗んじゃねぇよ、播磨ぁ!」
一対七。一は素手、七は金属バットや角材・ナイフを手にしている。
廃屋での乱闘は、こうして始まった−。

「ありがとな、播磨…」
周防美琴は、ぎゅっとしがみついた。豊かな胸が学ラン越しに彼の背中に押し当てられる。
バイクの後ろに乗るのは初めてだった。高速で流れていく景色。車と車の間を擦り抜けるスリル。播磨の髪をなぶる強い風−−。
だが 逞しく大きな背中に、少女は安らぎさえ感じていた。
「そのまま帰るとよォ、家のもんが心配すんだろ。ウチに来りゃあ お古の制服があるからよ、そいつ着てけや」
以前から いいやつだとは思っていた。だが これほど心強く頼もしい男だったとは…!
「ホントありがとな、播磨…」
彼の背中に、美琴は心のざわめきを感じていた−。

179 :

「はぅ…っ、いい!…気持ちいいよぅ、播磨ぁ」
周防美琴が俺の名を呼び、甘い声で鳴いている。
布団の上で裸になり、M字型に脚を開く巨乳美少女。その裸身を横抱きにして、俺は秘唇を優しく愛撫しつつ、乳房に舌を這わせている。
しっとりと掌に吸い付いてくるミルク色の乳肌。みっちりと詰まった豊かな果実の先端で、薄紅色の乳首が隠れている。
ちろちろ ちゅーっ れろれろ。
俺は乳房にむしゃぶりつき、その先っぽを舌先で丹念に舐めまわし、乳輪に埋もれていた乳首を吸い上げる。
陥没乳首ってヤツか…。エロいゼ。
丁寧で執拗な愛技を受け、乳首が恥ずかしそうに顔を出す。さらに続く愛撫。次第にそれは膨れ始め、豊乳の頂にぷっくりとせり出した。
「あっ、あくぅ…やんっ」
周防は乳首が弱いようだ。普段 隠れているせいで、刺激に敏感すぎるのだろう。その急所を 俺は集中的に責めていく。舌先でチロチロ舐め回し、突然 強く吸い上げる。指腹で摘んで痛いくらいに引っ張り伸ばし、ぱっと離して乳房ごとぷるんぷるんと震わせる。
「ひぁっ、播磨ぁ…アタシそこ弱いのぉ」
次々走る快美な刺激に、少女は既に半泣きだ。
彼女の意識を乳首に向けておいて−。
俺は堅く閉じ合わされた秘唇を巧みな愛撫でゆっくりと解きほぐしていた。
「そろそろ…行くゼ」
「え…っ?」
彼女が気付いたときには、俺のモノは秘唇を捉えていた。控えめに佇む純潔の扉に 雄々しく屹立した男根が切っ先を捻じ込み、少しづつ侵入していく。
「は…ふぅんっ、痛っ、あッはぁぁ」
破瓜の痛みに耐える周防。目に涙を溜め しなやかな肢体を強張らせて、胎内に俺のモノを迎え入れようとする。
「…ちょっと我慢しな」
そう云いつつ、俺はすぐには押し入らない。敏感な乳首を強く摘み、揉み潰す。うなじをそろりと舐め上げ、肉莢に包まれたクリトリスにも優しい愛撫を加えていく。
「あんっ、あぅ…ひゃぁうっっ」
悦楽の電流が周防の体幹を駆け抜ける。彼女は喘ぎ、大きく身体をのけ反らす。
その機を逃さず、俺は剛直を押し進めた。
「んっんんーっ、あふ…んぁうぅ…ッ」
エラの張った肉棹が 周防の処女膜を完全に突き破った。肉棹はなおも捻じ込まれ、膣奥に達して 動きを止めた。
かすかに震え 涙をこぼす周防。俺の体にしがみついて、その痛みに耐えている。
スポーツやってると破瓜の痛みが少ねぇというが…そうでも無さそうだナ。
その姿に、俺はそんなことを考えていた。
俺は急がなかった。
打ち込んだモノを動かすこと無く、乳房や乳首への愛撫を重ねていく。丹念に丹念に。少女の表情が和らぎ 甘い声が漏れるまで、それを続けた。
「優しいのな、播磨。…もう、動いて大丈夫だよ…」
「いいのか。じゃあ……行くぜっ」
俺は腰を突き動かす。
愛蜜に潤んだ膣襞がキツく締め付ける。
「周防、お前の膣内…凄ぇよ…!」
処女とは云え、これほどの締まりとは! 俺でさえゆっくり動かすだけで精一杯の名器に、思わず感嘆の言葉が出る。
「バカ…変なコト言うなよ…っ」
恥ずかしそうに顔をそむける周防。そんな仕草にも、普段とのギャップを感じて 可愛らしいと俺は思う。
俺のそんな想いを知ってか知らずか。その狭隘な処女肉が、ぬるぬる絡み付いて蠢動を始めた。男根を撫でつけるような膣襞の動き。練達の俺でも あまりの具合の良さに舌を巻く。
ずんっずんっおうりゃっ。
放出の予感に、俺は猛烈な勢いで腰を叩きつけ始めた。
「あぅっ、あうっ、あひぃ…っ!」
悩ましくヒップをくねらせつつ、周防も歓喜の声でそれに応える。獣のような俺の雄叫びと、哀切な周防の啜り泣き。絶頂の音が高く響いて−。
室内に静寂が訪れた。
しっかりと抱き合ったまま、俺たちは快楽の余韻に身を浸した。
はあ…はぁ…はあ…。
荒い呼吸の中、俺は云った。
「なあ、周防。キスしてもいいか…?」
「順番が逆だろっ、バカ…」
頬を染める少女に、俺は優しく口づけをした−。

180 :

話は2時間前に遡る。
替えの制服を取りに部屋に寄った俺に、周防が体を見せろと云ってきた。傷の手当てぐらいさせてくれ、というのだ。
「ちっ、こんなのぁ かすり傷なんだヨ」
無論 俺は断った。が、周防は頑として譲らない。押し問答の末、俺は救急箱を出し、服を脱いで手当てされるハメになった。
「アタシのせいで…」
周防がつぶやいた。ナイフの浅い傷や打撲の跡を指でなぞり、潤んだ瞳で俺を見つめる。
普段と違う、少女の顔を見せる周防に、俺は…。
ぐう、ぐぐう。
腹の虫が鳴り、せっかくのムードをぶち壊した。時と場所をわきまえない俺の腹。もう、笑ってごまかすしかない。見れば、周防も笑っている。
「アタシ、何か作るよ」
台所を貸してと周防は云い、冷蔵庫を覗いて 手早く料理を始める。
そんな周防を見ながら、俺の体の一部がムクムクと元気になっていく。エプロンを付ける前に、周防は学ランを脱いでいた。つまり、上はブラ+エプロンというわけで…。
裸エプロンっ。爆乳女子高生の…っ。
背中に押し付けられた周防の胸の感触が、急に蘇ってきた。甘い恋のムードよりも 裸エプロンのエロさに反応してしまう自分に呆れつつ、俺は周防を視姦し続ける。そして、気がつくと…。
俺は立ち上がり、背後から彼女を抱きしめていた。
「播磨…」
周防は拒まなかった−。

181 :

そして、現在。
俺と周防は、対面座位でしっかりと抱き合い、最奥まで繋がった状態で 舌を絡ませ合っていた。
膣内に2発、フェラから顔射を1発、パイずらせて胸の中で1発と、計4度の放出を終えていた俺だったが、周防が体を離してくれないのだ。
「播磨ぁ…これ、気持ちいいよぅ」
初体験で悦楽の深みにハマった周防は、もはや歯止めが効かないようだ。淫欲に紅く染まった顔で、今もおねだりを続けている。
一方の俺は いささかバテ気味だった。
さっきのダメージさえ無けりゃ…。くそっ。
一旦休ませてと云いたいが、男には面子ってもんがある。そこで−。
「周防、気持ちいい体位、もっと知りたいか?」
「あぅ、何でも言う通りにするから…播磨ぁ、教えてぇ」
彼女と繋がったまま、俺は上体を後ろに倒していくと、あぐらを崩して脚をまっすぐに伸ばした。
仰向けになった俺に動きを合わせ、周防は脚を開いて俺にまたがる格好になる。
「これが騎乗位ってヤツだ。…ほら、もっと激しく腰を振るんだ」
ぴしゃり。俺は周防の尻を叩く。
「もっと! もっと激しく。俺のを根元まで咥え込んで 円を描くように腰を遣ってっ」
「あはぁ…っ、凄い! 凄いの来るよ、播磨ぁ」
俺の上で、周防が腰をくねらせる。ぬちゃぷちゃ。淫ら過ぎる癒着音を部屋に響かせ、激しくいやらしく腰を振り続ける。その度に95Fの爆乳が ゆさっ!たぷんっ!と大きく波打ち 揺れまくった。
凄ぇ眺めだぜ、たまんねェ…!
体力を温存しつつ、俺は完全に淫化した周防を視姦する。
眉を折り うっすらと目を閉じて 少しだけ口を開いたまま、苦悶の表情で腰を遣い続ける男勝りの美少女。前かがみになっているため その爆乳はいっそう重く実り、腰の動きに合わせて上下左右に弾みまくる。
「はぅ…アタシまたイクっ、駄目っ…イッちゃうよぉ!」
切迫した喘ぎを漏らしつつ、周防は時折、一瞬だけ下唇を舐める。ちらりと覗く舌先の艶っぽさ。
よしっ、止めを刺してやるっ。
俺は彼女の腰をがっちりと抱え込むと、下から腰を突き上げ始めた。8の字を描くように腰をくねらせる周防の動きにタイミングを合わせ、その中心軸を射抜くのだ。
ずん、ずん。長大な肉棹が子宮口を押し潰し、膣肉がキツく絡み付く。激しく揺れる爆乳を鷲掴み、その敏感すぎる先端を指腹で揉み潰す。
「やっ…来る、凄いの、来るぅ…っっ!」
何度目かの絶頂に身を委ね、背中を弓のように反らせて悶絶する周防。豊艶な肢体に痙攣が走り、数瞬の後、ふっと力を失って 俺に上体を重ねてくる。
「…はぁ…はぅ…播磨ぁ、アタシ、もう…」
息も絶え絶えの周防。女の喜びに目覚め、それを完全に満足させた牝の表情で、俺の胸に顔を埋めている。
そんな周防に 俺は、
「これから毎日気持ち良くしてやるからナ」
優しく 髪と背中を撫でてやる。
「だから…今日からお前は俺の女だ。分かったな?」
暗示にかけるように、耳元で低くささやく。
熱に浮かされたような ぼうっとした表情で、
「はい…」
小さく 周防はうなずいた−。

182 :
GJです
美琴エロいよ美琴

183 :
投稿乙です。美琴輪の完全版が出るときはぜひこっちの方向でいって欲しいw
でも美琴のパイズリは省いちゃダメなものだ!
>SS初心者なもので
>1ヶ月半前まで エロパロ板の存在さえ知らなかったのに
嘘だッ!!!こんなエロいのに!?そもそも2chにきててエロパロ板を知らない人がいるなんて考えもしなかったorz

184 :
ミコちゃんは今鳥あたりも入れて輪姦もアリだと言ってみる
乙でしたー
それにしても播磨は何人の女に毎日抱いてやる宣言してるんだw

185 :
>183さん
というか、2ch自体、ほとんど見てなかったので…。
それが、好きなラノベが アニメ化されたのに半年経ってもH同人誌が全然出なくって。画像検索でもあまりヒットしなくって。
で、どこかにHなもの描いてくれそなサークルはないかなー?と「キャラ名+凌辱」「+巨乳」とかで検索したら、エロパロ板に辿りつき、「おおぅ、こんな世界が有ったのか!」と〜。
さてさてさて。
ここのところ、花田祐実クラスの激甘な話が続きましたんで、気分転換に今回は辛めなものを。『寝取られ』です。(苦手な方はスルーしてください。激しく嫌いな方は、「やめれ」とレスいただければ、今後の参考に〜)
それでは−。

186 :

下校時間を大分過ぎ、人気の無い夕暮れどき。
「いやっ、見ないで!」
悲鳴を上げ、刑部絃子は身をよじった。
モダンな応接セットが並ぶ校長室。そこで 女教師は辱めを受けていた。
テーブルの上の絃子を、ソファにもたれて 校長が視姦している。
白衣を剥ぎ取られ、黒のタンクトップも引き剥がされて、豊乳を包む黒いブラジャーがまろび出ている。透けるほどに白い乳肌と黒下着のコントラスト。それは 神々しいまでに美しい。
さらにスラックスも脱がされ、
「ほう…! これはこれは…」
美尻に貼り付く黒のパンティと同色のガーターベルト。校長は好色そうに目を細めた。
高価なレースの黒下着は、昼休みの逢瀬のために身につけてきたものだった。それをこんな形で人目にさらすことになろうとは…!
ブラの上から双乳をわしづかみ、いやらしく揉みしだく掌のおぞましさ。唇を噛み、絃子は屈辱に肩を震わせた。
「いやっ…!」
男の手がパンティに伸び、薄い黒絹の上から媚肉を弄ぶ。
秘裂に沿ってなぞり上げ、淫核を巡って下へ戻る。それが何度も何度も繰り返され、気が付くと執拗な愛撫に身体が応えていた。
黒下着に染みが出来ていたのだ。
「感じてきたのか…?」
かすかに呼吸を乱し、身体を震わせる絃子。その震えは嫌悪感によるものか、快美感を耐えているのか。
男の手が、ゆっくりとパンティを下ろしていく。
犯される…!!
学園一の美貌を引きつらせ、絃子は身体を硬直させた−−。

刑部絃子が校長室に呼ばれたのは、その日の放課後のことだった。
「面白いものがあるんですがね…」
そう言われてディスプレイを覗き込み、
「……!」
次の瞬間、絃子は息を飲んだ。
トイレの個室で若い男女が交わっている。手指を噛んで声をし、長い黒髪を乱して悶えているのは明らかに絃子だった。もちろん、相手の顔もはっきりと映っている。
「こんなものが出回ったら、二人とも大変ですねえ。退学は当然として、この町にはもうおられんでしょう…」
校長はそう言って絃子の肩に触れた。
「ふふ、一度だけでいいんです。そうすれば…。分かるでしょう?」
卑劣な罠に落ちた美人教師。
彼女に逃れる術は 無かった−−。

187 :
テーブルに手をつき、ヒップを大きく後ろに突き出した格好で、刑部絃子は犯されていた。
「いやっ、駄目っ…」
年齢を感じさせない野太い男根が、まだ十分に濡れていない秘裂を荒々しく貫いている。
黒のガーターベルトを貼りつかせた白い美尻をがっちりと抱え込み、校長は美人教師の肉路を自慢の逸物で蹂躙する。
力まかせに打ち込まれる赤黒い肉棹に狭隘な膣肉が悲鳴を上げ、動きを止めようとキツくキツく締め付ける。校長はその強烈な圧迫をものともせず、むしろ楽しむように腰を叩きつけている。
「極上のオ○ンコです。教師にしておくのがもったいない いい持ち物ですよ、刑部先生」
激しく貫かれるたびに双乳がぷるんぷるんと揺れまくる。下を向いてさらに強調されたGカップの美巨乳を、男は荒々しく揉みしだき、薄ピンクの乳首を乱暴に揉み潰す。
「あぁっ、そこ…っ」
ついに、甘い悲鳴がこぼれ出た。
「ここですか…」
深々と肉棹を打ち込みつつ、繊細な指遣いで乳首を弄ぶ。指腹でくりくりと転がし、ねっちりと摘み揉む。
「ああん、駄目…、駄目っ……来るっ!」
次々と哀切な声を上げる絃子。豊かな胸を揺らし、悩ましくヒップをくねらせる。最奥まで男を咥え込み、獣のように激しく腰を振ってよがり泣く。
あまりにいやらしい腰遣いに、まず校長が果てた。老人のシミだらけの肉袋から白濁液が駆け上がり、女教師の胎内にぶちまけられた。それは校長の性欲の凄まじさを示すかのように大量で、入りきらない精が床に滴っていく。
子宮を満たす熱い子種が鮮烈な愉悦をもたらし、絃子は魂の消え入るような悲鳴を上げ、ガクンと崩れ落ちた。
はぁ、はぁ、はぁぁ。
柳眉を折り、目をうっすらと閉じて床に伏す美貌の女教師。彼女にはもはや、脚を閉じる気力も残っていない。その秘裂は無惨に扉を開け、逆流した汚液がどろりと流れ出している。
眩しいフラッシュの光が数度走り、絃子の肢体が夕闇に浮かび、消えた−。

痴態を盗撮され身体まで汚されて、女教師は牙を折られた。そして連日連夜の調教を受け、校長の愛奴に堕とされていった。
日中はヴァギナに極太バイブ、アヌスにはローターを仕込まれ、縄がけされた身体で授業に臨み、不意に襲ってくる振動におびえて泣いた。
夜は男が満足するまで犯し抜かれ、様々な性技を仕込まれて娼婦のように扱われた。縛られ吊るされ乗馬鞭でぶたれ、マゾの喜びを教え込まれた。
緊縛された裸身にコートだけを羽織り、校外を連れ回された。教え子の家を訪ねては その玄関前で自慰や放尿を強要された。
そんな日々が数週に渡って続き−。
絃子は 自らの意志で校長の足元に寄り添い、ご奉仕をおねだりするようになっていた。
「旦那さま、絃子はいやらしい牝犬です」
「いつもオマ○コを濡らしている、旦那さま専用の精液便所です」
「乳首とうなじが弱いんです。絃子は乳首を噛まれてイッてしまう淫乱女です」
「旦那さまに調教していただき、絃子は本当に幸せです」
刑部絃子は校長の完璧な愛奴だった。
彼女は快楽のみを求め、逞しいモノをねだって今日も縄がけされた白い肢体をくねらせるのだった−−。

188 :
寝取られ好きな俺が通りますよ
GJ!
事前に播磨とのラブラブ演出や
複数の男子に〜というシチュがあると更に良し

189 :
粗製濫造、乙!

190 :
エロだけで中味がないSS
お前の駄文なんざ誰も読まねえよ!

191 :
もう消えろ!

192 :
いいね
ナイスNTR>187

193 :
エロパロはこの位の軽さの方がいいと思う

194 :
短編でこんだけエロい作品つくれるのは凄いと思うよ
慣れてくると過程もやってほしいって欲が出てくるが

195 :
後はNTR注意って名前に入れた方がいいかもね
読みたくない人もいるだろうしね

196 :
あげ

197 :
凄い投下ラッシュがあったんだな・・
wktkして続き期待するわ

198 :
過疎スレに戻ってしまったな
ユカラカキさんや>>105の人は今どこにいるんだろう

199 :
誰かSSあげようぜ〜
じゃなきゃ、えろい雑談でもしよう

200 :
参考程度の質問なんだけど天満のエロって全く需要なし?

201 :
>>200
ある

202 :
全力である
BADエンドな妄想として播磨×天満とかな!

203 :
珍しいしなぁ
でも天満と烏丸の純愛エロとか言われたら微妙だなw

204 :
ユカラカキさんの設定を借りるなら、女性達は他の女性達の関係も認めながらやってると思う。
播磨の携帯を寝てる間に使ってエッチ後のツーショットを写真にとって、自己主張をしてると妄想する。
そして、だんだんと過激になっていくんだとおもう。

205 :

夏休み、絃子と葉子さんと海へ行く
(虫除け兼荷物持ちで)
そしたら潮で流されて無人島へ
無人島には水も食い物もなく、隣の島まで毎日
俺が取りに行く
ただでやるのも勿体無いから対価を要求
最初はキス、次は乳もみ、どんどんエスカレートして
3日目からは体を要求、たっぷり奉仕させる
二人が俺の奴隷になった頃、島に新入りが流れ着く
新入りは お嬢と周防、妹さんとサラ
食い物を与え、当然のように体をもらう
女6人を木に吊るし、酒池肉林を楽しむ
汗をかいたら12の乳丘で体を洗わせ、6つの舌で
体中なめて清めさせる
10日目からは冴子、城戸、三原、おキヌも漂着
もう面倒くさいので首輪をつけて飼う
人語を話すのは禁止、立って歩くのも禁止
毎日 犬のように犯し、エサ皿から食わせる
(エサには俺の特濃ザーメンをトッピング♪)
14日目に大潮で海が浅くなり、奴隷&犬を連れて
陸へ帰還
自由研究やってるヒマがなかったから、全員の
パイ拓&女陰拓を取って谷さんに提出、ほめられた

206 :
>>109の人?
ハーレムスキー的にGJ!でも谷さんに拓はもったいないから俺がもらっておく!

207 :
旗と縦笛でNTRなスワップの後、4人で快楽に沈む感じの、読んでみたいです。

208 :
パイ拓…エロいっす(〃∇〃)

209 :

ゲートイン終了しました、さあ、本年度を締めくくるスクランSexyヒロイングランプリ、初の栄冠を勝ち取るのは誰か、今スタート! 横一線の綺麗なスタートです、
さぁどのコが行くのか……沢近愛理が内からすっと抜け出した、そのすぐ後ろに姉ヶ崎妙が付けます、恋のさやあて、この両者が行く格好になりました、
沢近愛理、姉ヶ崎妙、そしてその外に刑部絃子がピッタリと付けています、四番手には嵯峨野恵、その後ろ城戸円、その外は塚本天満、主役はここに居ます、
百票ほど離れて結城つむぎ、外側から三原梢、委員長 大塚舞は九番手、その後ろサラ・アディエマス、
内から塚本八雲、今日は抑えています、その外側、ララ・ゴンザレスと笹倉葉子、
更に二百票ほど離れて これはどうした周防美琴、外から鬼怒川綾乃、最後方から 純和風 永山朱鷺、こう言った格好で、開票序盤を回ります、
さあ中盤に突入です、先頭からしんがりまで、それほど差は開いておりません、平均的なペースで進んでおります、Sexyグランプリ!
さあ先頭に戻って沢近愛理、やはり逃げます、頭ひとつリード、その後ろには姉ヶ崎妙、今日は両者とも引き付けて走っている、
ここで三番手に嵯峨野恵が上がっていった、着換え中の下着姿でアピールです、
おっと、その後方 塚本天満が早くも上がっていった! だが少し苦戦している模様か、これに連れて、ララ・ゴンザレス五番手に上がる、
さあ、大外からゆっくりと周防美琴が上がっていきます、胸、胸、巨乳を揺らして男子の票を根こそぎだっ、
サラ・アディエマスの外側……永山朱鷺も上がっていった、しんがりは塚本八雲だ、
さあ、沢近愛理 千票の大台に乗せた!
ここで後方の各者も一斉に動きだします、おっと、刑部絃子は白衣を脱いだ! 視線釘付け、大人の魅力で大台突破だ、
沢近愛理がまだ先頭、塚本天満は六番手だ、城戸円、笹倉葉子、上がっていった! 
さあ、集計も最終段階!
沢近愛理 一杯になったか、ここで刑部絃子がかわした、かわした、
その後ろ 姉ヶ崎妙、集団を割って周防美琴、ウェディングドレスの胸元露出で票を伸ばす! 結城つむぎもスカートぱふぱふ、太ももチラ見せするも手遅れか、
大外から塚本八雲! サラ・アディエマスと並んでラブラブ百合光線で突っ込んで来る!
先頭は絃子だ、絃子だ、その差三百票ほど、二着争いは周防美琴と塚本八雲、内から三原梢ェーーー!
「勝ったら脱ぎます」宣言で三原梢、物凄い勢いで突っ込んで来る、突っ込んで来るが届かない!
史上初の名誉、Sexyヒロイングランプリの栄冠は、物理教師 刑部絃子がもぎ取りました!!

210 :
たしかに今このスレの一番人気は絃子っぽいよな

211 :
さすがファーストキス『も』奪っただけのことはあるな

212 :
雲隠れの乳の大きな隊長さんがよさげ

213 :
すまん、誤爆した

214 :
ご無沙汰してました。
最初に、フォローやアドバイスをしてくださった方々に深く深く感謝を〜。本当にありがとうございました。。。<(_ _)>
連休中にまた書いてみました。相変わらずのエロばっか短文ですが、お許しを〜。
今回は沢近です。アニメ2板のスクランスレを見てましたら、急にお嬢にそそられたもので…。『Z』の「矢神市狂詩曲」(←ゴルゴっぽいやつ)のスチュワーデス姿がエロくて好きなので、お嬢と播磨については あの話の数年後、という設定です。
ちなみに 主役は沢近ですが、16−17歳のぴちぴちな頃のお嬢は全く出て来ません。「年増は苦手」という方は どうぞ御注意を…。
それでは−。

215 :

上昇を続けていた機体も ようやく巡航高度に達したようだ。
高度は3万5千フィート。窓の外には見渡すかぎり、真っ白な雲海と青灰色の空とが続いている。
機内では食事のサービスが始まっていた。
濃紺の制服に身を包んだキャビンアテンダントたちが、重そうなカートを押しながら 客席を回っている。その中に 俺の知った顔も見えた。
「播磨様」
彼女が俺に話しかける。
アップにまとめた美しい金髪と 襟に結んだスカーフとが、地味な色彩のCAの制服に 豪奢な華を咲かせている。
周りの男たちがシートから身を乗り出し、彼女に熱い眼差しを向けている。地上でも空の上でも、男の視線を独り占めしてしまう程の美女。それが お嬢−−沢近愛理だった。
「メインはどちらになさいますか? チキンとビーフがございますが」
「ん、チキンを」
可動式のテーブルに食事の載ったトレイを手際良くセッティングしながら、お嬢は一瞬、その白くしなやかな指を俺の手に重ねた。
二人の指には 同じ銀の指輪が光っていた−。

お嬢との挙式も来月に迫っていた。
ジンガマでの連載が4年目に突入し 2期目のアニメも決まったのを機会に、俺はお嬢に 正式に結婚を申し込んだ。漫画で食わせていく自信が付いた、というのが表向きの理由だ。
実際には 父親の急で深く傷ついていたお嬢を、俺は放っておけなかったのだ。
「お嬢…、お前もお義母さんも、俺が絶対ぇ守るからヨ」
いつもは素直じゃない彼女が、このときばかりは こくりとうなずいた。あの日のお嬢の涙を、俺は一生 忘れないだろう…。

帰国するたび、俺たちにはすることがあった。
先月から 俺はお嬢と京都で暮らしているのだが、何分 彼女の実家でその母親と同居している都合上、家では関係を持ちにくいのだ。
そして今日も、俺たちは都内のホテルで愛し合っていた。
「あふ…凄いの、奥に響くの…っ」
濃紺の制服の前をはだけ、白絹のブラに包まれた双乳をふるふると揺らしながら、お嬢は悦びの声をあげた。
タイトスカートを腰まで捲くり上げ 下着をずらして、俺はお嬢を貫いている。細くくびれた腰をがっちりと抱え込み、リズミカルに肉柱を打ち込みながら、俺は目を細めていた。
「ホントに綺麗だよナ。この制服がこんな似合う女ぁ、他には居ねェよ」
お嬢は美しかった。
白いシーツの上に、長い金髪が散っている。透けるように白い肌はしっとりと汗ばみ、俺の愛撫を受けて所々 紅く染まっている。それは ベッドに咲いた華だった。
その艶麗な肢体が今、悩ましく腰をくねらせ、俺の抽送のたびに哀切な喘ぎ声を上げている。男冥利に尽きる、とは こういう光景を指すのだろう。
たまらず、俺はお嬢にのしかかった。
「愛してるゼ、お嬢…」
「…あぅ、ひげ…私も…っ」
ルージュの唇を、俺は奪う。唇を舐めあげ、歯列をなぞり、れろるろと舌を絡め合う。舌と舌とが濃密に触れ合い、俺が唾液を送り込むと、こくこくんとお嬢はそれを飲み込んでいく。
「は…あはぁ…っ」
甘い吐息を漏らすお嬢。二人の唇がようやく離れるも、
「んむっ」
またもや俺は唇を重ねてしまう。
(好きなんだよ、お嬢…。もう離さねェ)
彼女の舌を口中に引き込み、俺は猛烈に吸いあげる。同時に制服の胸元を大きくはだけ、美しい曲線を描くバストを荒々しく揉みしだく。
むさぼるように 彼女を求める俺に、
(もう、本当に困った男ね…)
お嬢の瞳が そう云っているように見えた−。

216 :

「愛理さん、ほんまに綺麗ですえ…」
「母さま…」
挙式当日、お義母さん−−お嬢の母親は 本当に嬉しそうだった。
結婚式と披露宴は、政財界の大物まで出席する盛大なものになった。
俺は当初、どうにも気が進まなかった。身内だけの こじんまりとした式で十分だと思ったのだが…。お嬢の家柄を考えれば、それは仕方の無いことだったのだろう。
(ま、いっか。それを喜んでくれた人がいたんだから)
お義母さんのあの笑顔。それだけで、果ても無く続く退屈なスピーチにも 俺は耐えることが出来たのだ。
2次会では 職場の仲間が中心になり、3次会は 矢神高のクラスメートがド派手に盛り上げてくれた。4次会では乱入したマックスに何発かいいのをもらい、5次会は…6次会は……やべぇ、記憶が全く無ぇ…。

俺たちがホテルへ着いたのは、午前4時を過ぎた頃だった。
「もう…。アンタ、呑み過ぎよ!」
弁解のしようも無かった。ホテルまでは周防の、フロントからはお嬢の肩を借りて、俺はようやく部屋までたどり着いたのだ。
「わりィ、…水くれ、お嬢」
天井がゆらゆらと波打っている。それが お嬢の着ているワンピースのドレープと重なって……ひらひらゆらゆら、頭の中で踊っている。
ベッドに大の字になり、完全にグロッキーな俺だったが…。ボトル1本分の水を飲み干す頃には、少しだけ状態を回復していた。今夜の俺には 大切な使命があったのだ。
俺はジャケットを脱ぎ、床に放った。
「アレ、ちゃんと届いてるよナ?」
「………」
「頼むぜ、男のロマンなんだからヨ!」
頭を下げて頼み込む。完全に呆れた様子のお嬢に、なおもしつこくねだり続けていると−。
「…来てるわよ。晶が用意してくれたわよ!」
その返事に 俺はゴールを決めたサッカー選手のように 拳を高く突き上げていた。
急に元気になり、俺はベッドから跳ね降りる。そして お嬢がワンピースを脱ぐのを かぶりつきで観賞する。
「ねえ…」
下着姿のお嬢が、こちらを向いた。
「…一緒にシャワーを使いましょう。あれはその後で…」
嫣然とお嬢はささやく。優しく口づけをし、俺のシャツのボタンをひとつふたつと外しながら…。

217 :

「ふふ、しようのない人…」
俺のために、お嬢が純白のウェディングドレスをまとっている。
新婚初夜は 是非ともウェディングドレスを着たままで!と懇願してきた俺だったが−。
(こいつぁ マジでたまんねぇぜ…)
マーメイドラインのウェディングドレスが、お嬢の完璧なボディラインをより一層 強調している。肌の露出こそ少ないが、それはあまりにエロティックだった。
地味なCAの制服でさえ華やぐお嬢が こんなグラマラスなドレスを着てしまったら…! 披露宴の出席者も皆そうだったが、ドレス選びに付き合った俺でさえ、見惚れてしまうほどなのだ。
俺はカメラをセットすると、お嬢に モデルのように様々なポーズを取らせ、何度もくるりとターンさせ、さらに両脚をM字型に開かせたり 四つ這いでお尻を高く持ち上げさせたりした。
恥ずかしいポーズの次は、ベッドサイドにひざまずいての口舌奉仕だ。お嬢と知り合って既に7年、何千回とフェラさせてきた俺だったが…。
(新婚初夜、花嫁にしゃぶらせるってぇのは…!)
ウェディングドレス姿で俺の前にひざまづくお嬢に、俺のモノは爆発しそうなほどに膨れ上がっていた。
「おしゃぶりは得意だろ、お嬢」
血管の浮き出た肉棹で、俺は彼女の頬をぴしぴしと打った。
「もう…この変態…っ」
呆れたような 照れたような表情で、右手を男根に添えると 可憐な舌先で先端をちろちろと舐め、それから大きく口を開いて亀頭全体を咥え込んだ。
あぅ…んふ…ぁむぅ…っ。
つらそうに眉を折りながら、お嬢は喉の奥まで肉棹を受け入れていく。
「おう、おおう、凄く…いいぜっ」
ご褒美に 俺は喉を撫でてやる。すると彼女は さも嬉しそうに俺を見上げ、さらに熱心に奉仕に励んでいく。
唇で強く挟みつけつつ、肉棹に舌を巻き付けるようにして、激しく頭を振ってディープスロートを続けるお嬢。右手で肉棹の付け根あたりをマッサージし、さらに左手で皺袋まで優しく揉みこんで…。
花嫁の献身的なフェラチオ奉仕は、それはもう 最高の気持ち良さだった。だがここで出すわけにはいかない。発射の直前で、俺は肉棒を引き抜いた。
はあ…はぁ…はあ…。
荒い呼吸と暴発寸前の肉柱をどうにか鎮めつつ、
「そろそろ入れてやるゼ、お嬢」
俺はゆっくりと彼女の後ろに回った。
「やん、絶対に汚さないで…」
「任せろ…!」
ベッドサイドに両手をつき、脚を開いてお尻を大きく突き出した格好のお嬢に、俺は背後から襲いかかった。
ふわりとした純白のドレスの上から、俺は豊かな胸の隆起をまさぐった。シルクサテンの滑らかな感触を楽しみつつ、ぎゅむっむぎゅむっと強弱をつけて揉み込んでいく。
ドレスとブラ、二枚の布地越しにも 乳首が固くシコってきたのが感じられた。指で摘んで くりくり弄んでいると、
「ねえ、ねぇ…、お願いよ…」
お嬢が甘い声でおねだりをしてきた。
俺はスカートを捲くり上げ、パンティを膝まで引き降ろした。
目の前で、花嫁がお尻を突き出している。真っ白なガーダーベルトだけを貼り付かせた美尻に、俺は いきり立ったモノを擦りつけた。
「いくぜ…お嬢」
「来て、早く来て…っ」
ずんっ。俺は一気に肉棹をぶち込んだ。
しとどに濡れた襞肉が、きゅうっと肉棒を食い締める。その極上の締まりを味わう余裕も無く、俺は獣のような激しさで 彼女に腰を打ち付けていく。
「あッ、あぅ、やぁ…っ」
肉棒を打ち込むたび、お嬢はウェディングドレスに包まれた豊乳をゆさゆさ揺らす。フェラに没頭していた間に彼女自身も感じていたのだろう。お嬢も既に 激しく欲情をしていた。
「凄い…っ、凄く気持ちいいのっ!」
白いシーツを両手でギュッと握りしめ 苦悶の表情で喘ぐお嬢に、流石の俺も もう我慢の限界だった。
(……ッ!!)
慌てて男根を引き抜くと、俺はお嬢の前に仁王立ちになり、その薔薇の唇に暴発寸前の肉棒を捻じ込んだ。
「飲めっ、全部飲め…ッ」
凄まじい精の奔流がぶちまけられる。お嬢は大きく目を見開き、口腔全体でそれを受け止めると、こくりこくりと少しづつ精液を飲み込んでいく。
ぽた…ぽたり。
飲み切れなかった白濁が滴り、花嫁の純白の胸元を汚していった−。  (後編に続く)

218 :
年増とかそういうのはまあ目を瞑ってやろうず

219 :
いいすなあ
花嫁はエロいな!

220 :
スチュワーデスのみならずウェディングドレス姿でも頂いてしまうなんて
播磨GJだ

221 :
>>205
シチュ、エロすぎ〜♪
おれも部屋に飾りたいよ、パイ拓。。

222 :
>>209
優勝した絃子センセは、繁殖牝馬になって毎日 種馬播磨が種つけですね
分かります〜

223 :
>>215
GJ! お嬢エロいよお嬢!
ところで、食事をサービスするCAを「濃紺の制服」て書いてるけれど
配膳するときのCAはジャケット脱いでエプロンつけるとおもー

224 :


225 :
レスありがとうございますっ!
播磨×沢近の続きを上げさせていただきます。
ひきつづき、『年増注意』です。念のため〜<(_ _)>
先週末から投稿できない状態が続いてたんですが、何故か今は大丈夫ですね。
朝だからかな? とりあえず、今のうちに…(〃∇〃)

226 :

挙式から早くも10日が過ぎた。
俺たちの暮らしは すっかり元に戻っていた。俺は日々原稿と格闘し、お嬢は世界を飛び廻っている。
お嬢のいない家は静かだった。
夕食の支度を終えると 使用人たちは離れへ下がるから、夜 母屋にいるのは 俺とお義母さんだけなのだ。
(矢神の屋敷は にぎやかだったな…。ナカムラのおっさんやマサル…元気にしてっかなぁ)
ネームに詰まり、静まり返った家の中をうろうろと歩きながら、ふと俺は学生の頃を思い出していた。
と、そのとき−。
「いやっ、いやぁ…っ」
夜半の静寂が、不意に破られた。
(…!)
慌てて 俺は部屋を飛び出した。長くつづく廊下を走り抜け、突き当たりを曲がって襖を開ける。
「お義母さん、お義母さんっ」
枕元で 俺は何度も呼びかけた。
お義母さん−−お嬢のお袋さんは、悪夢にうなされていたようだった。
「ああ…、拳児さん…」
はぁはぁと荒い呼吸をしながら、彼女はようやく目を開けた。
びっしりと汗をかき、ほつれた黒髪が額に貼りついている。寝間着の襟元も乱れてはだけられ、それと分かるほどに汗で湿っていた。
「お義母さん、大丈夫ですか?」
「…もう大丈夫です」
大きくひとつ息を吐くと、
「大丈夫ですさかい、お仕事に戻っておくれやす」
寝間着の襟元を直すと、大分 落ち着いた口調で 彼女は云った。その様子に胸を撫で下ろしつつ、
「それじゃ俺、隣の部屋でネーム練ってますんで。何かあったら呼んでください」
おおきに、の声を背中に受けて 俺は寝室を後にした。

結婚に際して お嬢が一番に考えていたこと、それがお義母さんの身体ことだった。
お嬢の両親は正式には結婚していなかった。父親は英国の上流貴族の家柄で、その恋愛は周囲から随分 反対されたらしい。それはお嬢が生まれてからも変わらず、お嬢もお義母さんも英国時代には大変な苦労をしたようだ。
結局、お義母さんは心労から倒れ、日本に戻って療養生活を送ることになる。お嬢も父親と祖父母を説得して 一年遅れで来日し、新しい生活をスタートさせる。
日本に帰ってきて以降、お義母さんの病状は良くなっていたそうだ。が、半年前 お嬢の父親が亡くなってから、悪夢にうなされる夜が増えていた。
(イギリス時代、か…)
強がりなお嬢は、未だに当時のことを云おうとしない。
大切な家族を、どうしたら俺は守れるのか。容易には 答えは見つかりそうも無かった−−。

227 :

それから何時間が過ぎただろうか。
「いやっ、かんにん…!」
明け方、鋭い悲鳴に俺は跳ね起きた。
(やべっ、寝ちまって…っ)
襖を開け、枕元に慌てて駆け寄る。
「お義母さん!」
「お義母さん、お義母さんっ」
何かにすがりつくように伸ばされたその白い手を、俺は両手でしっかりと握り締めた。
「はぁ、はぁ、……あぁ、拳児さん?」
薄っすらと目を開け、か細い声で彼女は応えた。美しい黒髪は激しく乱れ、胸元も大きくはだけて雪白の乳肌が覗いている。
「あぁ…、わたくし、また…」
「お義母さん…!」
俺は彼女を抱え起こすと、
「…!! 拳児さん、何を…!?」
「大丈夫、もう大丈夫ですから」
俺はお義母さんを ぎゅっと抱きしめていた。
「これからは俺がずっと傍にいますよ。だから安心して、ゆっくり休んで…っ」
お嬢の大切な人は俺が守る−−その想いを伝えるように、俺は強く そして優しく彼女を抱きしめた。
「ほんまに優しいおすな…、拳児さん」
潤んだ瞳が俺を見上げた。
「今だけ…今だけでかましませんさかい、このまま…傍にいておくれやす…」
はかなげな美貌を涙で濡らしながら、彼女は云った。
「お義母さん…っ」
キツく抱きしめると、彼女は俺の胸に身体を寄せてきた。簡単に手折れそうなほど 細い肢体だった。汗ばんだ肌から ほのかな体臭が匂い立ち、くらくらと眩暈がするようだ。
(何だ、この匂い…甘い…女の匂い…)
お義母さんが眠りにつき、静かな寝息を立て始めてもなお、俺は彼女を抱きつづけた−。

俺とお義母さんが男女の関係になるまで、そう長い時間は必要なかった。
彼女は いくつになっても少女のようにあどけなく はかない女性で、守ってくれる強い男を必要としていたのだ。
お義母さんが眠るまで、俺は枕元に付き添うようになり、それはすぐに添い寝に変わり、俺が強く求めると 彼女は俺を拒まなかった。
湯あがりの肌から漂う甘い匂い。
俺は熟れた女体にのめり込んだ。彼女が義母であることなど忘れたかのように、夜毎 夫婦のように激しく愛し合った。
そして 今夜も…。
「入ります」
小さく声をかけ、俺は寝室の襖を開ける。
お義母さんはいつものように、蛍光灯は消し ナツメ球だけを点けて布団で待っていた。そして 俺の顔を見ると、戸惑っているような、少し嬉しいような、そんな表情で出迎えてくれる。
布団を剥ぎ、寝間着の前をはだけると、雪白の乳肌が露わになる。その乳房は柔らかく張りつめ、
(まだ二十代で通りそうだぜ…)
俺は子供のようにむしゃぶりつき、先端を吸い、舐め回す。
「あぅ、拳児さん…、そこ…っ」
硬くシコった乳首を甘噛みすると、彼女は切迫した声で鳴いた。
長い間 男女の関係を持たなかった女の体は、男の愛撫に飢えている。その渇きを埋めるように、俺は丹念に丹念に 彼女の肢体を弄ぶ。
「この乳でお嬢を育てたんですね」
「いややわ、そないなこと…」
少女のように頬を染める彼女に、
「そして、この穴で お嬢を生んだ」
言葉嬲りを重ねつつ、肉孔をぐりぐり指責めする。
「もう、拳児さんのいけず…!」
お義母さんは もう耳まで真っ赤になっている。
(可愛い女だぜ…っ)
自分よりずっと年上の女性が、俺の言葉や愛撫のひとつひとつに敏感に反応をする。俺は征服欲を刺激され、媚肉への執拗な愛撫を続けていった−−。

228 :

「あぁ、わたくし…もう…!」
甘い吐息を漏らしつつ、お義母さんが俺に身体を預けてきた。。
俺は 寝間着を完全にはだけ、露わになった太腿の付け根に掌を滑りこませた。
「こんなに熱いおツユを漏らして…」
愛蜜に濡れる牝芯に 二本指を突き入れる。
ぬちゃ、ぬちゃり。
薄灯りの寝室に、淫ら過ぎる肉の音が聴こえた。
「あはぁ……かんにんえ、拳児さんっ」
ぎゅっと、彼女は俺にしがみつく。
「本物で突いてほしいですか?」
膣内で指を暴れさせつつ、俺は耳元でささやく。
「…!  そないな恥ずかしいこと…っ」
「ちゃんとおねだりできるまで、入れませんよ」
「ああっ、かんにんしとくれやす…!」
羞恥に懸命に耐える 貞淑な古都の女。だが その膣肉は淫蜜でしとどに濡れ、物欲し気に俺の指を締め付けるのだ。
(たまんねェ。最高だぜ、この女…!)
情感たっぷりに乳房をまさぐり、背中まで届く艶やかな黒髪を手指ですいては うなじをれろれろ舐め回す。
「云えないんですか? …要らないんですネ?」
そう言いながら、ゆっくりと二本指を引き抜いていくと…。
「あぅ、拳児さん…もう いじめんといておくれやす…。お願いですさかい、このまま…」
涙が一筋、頬を伝った。
「…拳児さんの立派なもので、わたくしを奥まで貫いておくれやす…っ」
云い終えると、彼女は 耐え切れない!とばかりに顔を伏せた。
俺のモノも、すでに尋常ではない大きさにまで膨れ上がっていた。
「ほらっ、脚を開いて…ッ」
力任せにM字型に脚を押し開き、彼女自身の手で太腿を抱えさせ、その状態を維持させる。
ふゥ…。立ち込める女の匂いに頭がクラクラする。
(もう…我慢できねェ)
俺は へそまで反り返った肉棹を軽くしごくと、女蜜を滴らせた淫裂に切っ先をあてがい、体重を乗せて一気に突き入れた。
「あっ、あはぁ…っ!」
俺の下でお義母さんが喘いでいる。
「はあぁぁ…っ、拳児さん…、かんにん!」
「最高ですよ、俺のモノにねっとりと絡み付いて…っ」
お義母さんの膣肉は、お嬢や妹さんのような強烈な締め付けこそ無いが、ひたひたひくひく 絶妙に蠢動して男根全体を刺激してくる。
(おまけに、この女の匂いがっ)
普段は楚々として はかなげな淑女でありながら、淫化したときの彼女は ほのかに甘酸っぱい匂いを発するのだ。それは、ある種の媚薬にも似て…。
「出しますよ、お義母さん…っ」
女しと云われた俺でさえ、この女性の膣内では一発目は早かった。
「ああっ…拳児さん、お願いですさかい、このまま膣内に…膣内におくれやすっ」
俺の腰に脚を絡め、ぎゅうっと強くしがみつく。
膣襞が男根に甘く寄り添い、ぬるぬると絡み付いて精を搾り取ろうとする。
(お義母さん、お義母さんっ)
俺も彼女を強く抱きしめ、
ドクッ、ドビュク…ッ!
最愛の女性の膣奥に、大量の白濁をぶちまけていた−−。

229 :
今日は無事に書き込めました。よかった…。
また大丈夫なようなら、週末あたり 播磨×W沢近のラストを上げたいです。
その次は…播磨×周防の続きかな?
>223さん
あ、エプロンでしたか…。ご指摘、ありがとうございます。勉強になります。
(もう何年も飛行機乗ってないもので…。というか、国際線なんて一度も〜)

230 :
せめて年増じゃなくて熟女と呼んでくだしあw
ラストもミコちゃんの続きも期待

231 :
京女、エロし!
それにしても沢近(母)って・・
名前どころか顔も出てないキャラとは予想の斜め上を行く展開だ

232 :
めっちゃエロいわー

233 :
保守

234 :
保管庫みてきたけどアソミコっておっぱいドリブルしかないんだな…

235 :
youが書いちゃいなYO

236 :
保守

237 :
さて

238 :
ユカラカキさんは今いずこ……

239 :
保守

240 :
いいだしっぺの法則なんて言い出すから書き手がへっちまうんだよな

241 :
おにぎり希望

242 :
いいだしっぺの法則

243 :
Zがどこにも無いんだ…卒業式に絃子さんが意味深な台詞を言ってるらしいのだがどうなのだ?
超姉派としては深読み出来るような台詞なら知っておきたいのだけど

244 :
「――サヨナラだな 拳児」
のことかね?
amazonで買ってもいいんじゃね

245 :
超姉は妄想する余地を残してるから、原作終わってからも楽しめるのは良いよな

246 :
天魔のアニメ小説の絃子はかわいかった
なんで閉鎖されたのか……orz

247 :
あそこのSSはエロかったな

248 :
どんなSSだったか記憶に無かったのでアーカイブでたどって読んできた
7話までか・・・中途半端だもったいない
んで
今は読んだ事がなかったエヴァSSに手を出してしまっている俺

249 :
保守

250 :
===寝取られ・凌辱につき、ご注意を===
原作とは異なるカップリングで、凌辱ものです。ご不快に思われる方は スルーをお願いします。

251 :

それは、修学旅行の夜。
太秦での乱闘騒ぎの罰として、矢神高2−Bの一同は クラス全員、広間に正座させられていた。
一時間が過ぎ、皆 足がしびれてくるも、正座を崩せばゴリ山の竹刀が肩を打つ。
(せっかくの夜が…)
(高校生活最大のイベントになる筈だったのに…)
皆がうんざりし始めたとき、
「みんなー、痛いところ、ない〜?」
ひとりの女神が舞い降りた。
「姉ヶ崎センセーッ」
「妙ちゃん!」
男子の黄色い歓声と 女子の親しみをこめた声とが彼女を出迎える。
ブンブンと竹刀を振り回し、それを抑えるゴリ山。
「姉ヶ崎先生。こいつらを甘やかすのは−−」
「ちがうんです、郡山センセ。私はちょっと、疲れが取れるおまじないを、ネ」
そう云って彼女は、皆に暗示をかけ始めた−。

「な、永山っ。俺…ずっと前から お前のこと…っ」
サッカーで鍛えた屈強な体が、朱鷺の華奢な肢体を床に組み伏せる。
悲鳴を上げ、激しく抵抗するも、
「大人しくしろ! このっ…このッ」
長く美しい黒髪を乱暴に鷲づかみ、血走った眼で少女を睨みつける。それから石山は 制服の襟元に手をかけた。
ボタンが弾け飛び、朱鷺の胸元が露わになる。
「いやっ! 助けて、田中くん…っ」
「石山、やめろ! 永山っ…永山ぁーーー」
涙をこぼし 恋人に救いを求めるも、少女の想い人は広間の柱に縛り付けられ、動けない。
「ナイスアシスト! 恩に着るぜ…、菅、冬木」
「おうよ」
驚くほどに白い朱鷺の乳肌に顔を埋め、石山は少女の匂いを堪能する。入浴前の ほのかに甘酸っぱい香りが肺と心とを一杯に満たし、官能に脳がとろけてしまいそうだ。
「田中なんかにゃ渡さない」
ダンゴのように丸い鼻を 朱鷺の胸に押し付けつつ、
「……渡すとしても、使用済みの永山だッ」
制服のスカートをたくし上げる。
懸命に身をよじり、逃れようとする朱鷺。だが、抵抗はむなしく、
「やだっ、止めて…許して、お願い…っ」
石山の武骨な指が白いパンティに掛けられた−。

252 :

広間は 阿鼻叫喚の淫獄と化している。
恋人たちの怒声と悲鳴が交差する中、無惨に純潔を奪われる永山朱鷺。
その背景で、アシストを終えた二人が、それぞれの標的を目指し 散っていく。菅のお目当ては一条かれん、冬木が狙うは結城つむぎだ。
さらにその奥では。
「馬鹿っ! 止めなさいよ、この…!」
「おキヌの身体……おキヌの、おキヌのーーっ」
床に押し倒された鬼怒川綾乃に、斉藤が馬乗りになっている。
綾乃の小さすぎる胸が乱暴にまさぐられ、
「調子に乗らないでよ、いい加減に…っ」
キッと 少女が男を睨みつけた。
だが、その態度が斉藤の劣情に火を点けた。
パン、パシィ…ッ。
一度 二度、綾乃の頬を平手で打ち、さらに細い首を両手でギュ!と締め付ける。
「いいぜぇ、その声。たまんねぇよ、おキヌぅ」
大きく口を開け、懸命に息を吸おうとする綾乃。声にならない叫びを上げ、必に手脚をバタつかせる。
「……っ、あ はぁぁあ」
ようやく、斉藤が手を離した。
ゴン! 今度は頭を床に打ち付ける。
ベリーショートの髪を掴み、少女の顔を引き寄せると、
「お前の声、好きなんだよ。もっと鳴いてくれよぅ」
優しい声で語りかけた。
「おキヌ……愛してるんだよ、おキヌぅ」
その顔に柔和そうな微笑を浮かべ 甘い声で告白をしながら、平然と暴力を振るう。斉藤のその振る舞いに、気丈だった綾乃も言葉を失っていた。相手を睨む瞳には涙がにじみ、わずかに顔を引きつっている。
誰かのズボンが、すぐ近くに脱ぎ捨てられていた。
手を伸ばし、シュッと ベルトを抜き取る。斉藤は、少女の両手首を首の後ろで組ませ、首ごと ベルトでひとつにくくった。
「さあ、たっぷりと鳴かせてやるよ、おキヌぅぅ」
涙が、少女の頬を濡らしていた−。

「あ〜ら〜?」
酒池肉林の宴の中で、
「元気づけるつもりが、どうしてこんなコトになったのかしらー?」
美貌の保険医は小首をかしげていた。
にわか仕込みの催眠術のもたらした、予想外の劇的効果。
「とーりーあーえーずぅー」
術を解く方法を求めて、細く美しい指が入門書のページをめくる。
ところが。
「姉ヶ崎先生…!!」
横合いから抱き付かれ、本が飛んだ。
「きゃっ、ダメですよ、谷先生」
「好きなんです。もう…もう…!」
普段の温和な姿とは似てもに似つかぬ、荒々しい態度で彼女を抱きしめ、首筋に唇を押し付けてくる。
「もう離さない…!」
「あぁん、落ち着いてください。私にはハリーオが」
「好きです。姉ヶ崎先生……妙さん……百合っぺ…!」
強引すぎる告白に、彼女の理性は少しづつ 押し流されようとしていた−。

253 :

一方、もう一人の美人教師には。
「お、刑部先生…! わしは以前から…」
「先生、大好きダスっ」
「D! D! D!」
幾人もの男たちが群がっていた。
「どうしたんだ、皆 正気に…っ」
絡み付く腕を払いのけ、突進をかわし、タックルを潰す。
彼女は事態の経緯を知らない。広間から悲鳴とともに逃げ出してきた 数人の女子を見て、急ぎ 駆けつけたのだ。
その彼女が見たのは、下半身を剥き出しにし、クラスメートを犯している男子たち。そして その凌辱の魔の手は、新たに現れた彼女にも向けられた。
「同僚のよしみで、一夜を過ごしてほしいんじゃ」
「いや、ワスに性の手ほどきを…」
「D! D! D! D!」
一瞬にして周りを取り囲まれてしまうも、ひらり、ひらり、猛牛をかわす闘牛士のように 軽やかに身をひるがえし、絃子は男たちを寄せつけない。
だが、それも長くは続かなかった。
多勢に無勢。相手の数はあまりに多く、
「この…っ、いい加減にしないと もう容赦せんぞ…!」
抱きついてくる体育教師の首に 彼女が手刀を叩き込んだとき、その細くしなやかな手首を、今鳥が掴んだ。
「く…っ」
掴んだ腕を両手で抱え込み、体重を乗せて床に引き倒そうとする今鳥。
「今ダス!」
「…うぅぁッ」
よろけた女教師に、西が その巨体を預けてきた。
身体の平衡を失い、ついに 床に転がされる刑部絃子。
「Dーーーっ!!」
白ブラウスが引き裂かれ、
「この…っ、貴様ぁ!」
「んん? でぃ……エェフーー!!」
濃紺のブラに包まれた美巨乳に、今鳥が雄叫びを上げた。
女教師の周囲を、数瞬の静寂が包んだ。
ゴク…ゴクリ。
幾人もの男子生徒の、生唾を飲み込む音が聴こえた。
気にも似た 凄まじい獣欲が立ち込め、無数の腕が美教師の肢体に伸びる。
「イヤぁ、止めろォォー!」

女たちの地獄は、まだ始まったばかりだった−−。

254 :
かまわん徹底的に続けろ

255 :
長音(ー)とダッシュ(―)使い分けてくれ
それだけは気になる

256 :
ちょっと温い気がするので
陵辱ならもっと徹底的なの希望

257 :
GJ

258 :
女達の地獄の続きマダー?

259 :
保守

260 :
然り。保管庫の更新が最近ずっとストップしているのが気になる。
後イフスレも。管理者は投げだしたのだろうか?
私はさびしい。

261 :
最近というか相当前から放置されてると思う
2chエロパロ板SS保管庫に保管して欲しいくらいだ

262 :
保管してもらうにも作品ないんじゃ意味ないだろ

263 :
書かねば・書きます・書くとき・書けば・書け!

264 :
>>262
前スレにあったおにぎりルートの前半とか
ユカラカキ氏の親友丼の途中までとか
まあ少ないが…
現スレにも作品あるし

265 :
おかずに困った時はいつもミコちんに頼ってます

266 :
おっぱいなら絃子センセやヤクモンにもあるぞ

267 :
絃子先生のおっぱいはぷよぷよの脂肪で
ヤクモンのはしこりが残って固いのさ

268 :
俺のオカズは絃子さん

269 :
絃子さんを薬漬けにして犯したい
排卵誘発剤を3日間投与して、そのあと 生ハメ中だし
絃子さんを孕ませたい

270 :
さすがに保守

271 :
正直投下ないのに保守し続ける必要ないだろ

272 :
>>271
といいつつナイス保守

273 :
最近作者さんたち投稿してきませんからねえ。
期待して待っているのですが・・。

274 :
リクしてみるのはどうだろう
妄想垂れ流しでもいいから

275 :
では>>269の変化形で監禁状態の絃子さんに拳児くんが
たっぷり子宮に精子を注ぎ込んでから栓をして孕ませる方法が良いな
卵子に精子が向かうって言うより精子で一杯の子宮に卵子が行くって感じ

276 :
播磨と沢近、周防の3Pとかどうでしょうか?

277 :
そこは周防じゃなくて八雲だろJK

278 :
いや、これ読んだユカラカキさんがまた意欲出して投稿してくれるかな、と
思って。

279 :
同居生活も1年近く。
一向に自分に襲いかかってこない播磨に業を煮やした絃子は、臭いを理由に播磨にオナ禁を命じる
しかし、それは逆効果だった。
オナ禁3日目で限界に達した播磨は、屋上に弁当(おにぎり)を持ってきた八雲を襲う
しかも、その現場を沢近に見られてしまうのだった。
獣のように絡みあう播磨と八雲を見た沢近は興奮さめやらぬままその場を離れる
翌日、沢近は播磨を屋上に呼びだし、八雲と同じことを自分にもするようにと命令する
逆らえば昨日の情事をばらされると思った播磨は彼女とも激しく絡みあい
一方その頃、絃子は播磨の臭いが染みついた服でオナニーにふけっていた

280 :
>>279
癇癪おこして追い出したら塚本家or沢近家or周防家or東郷家に居候編が始まる訳ですねわかります

281 :
本編で追い出したあとも後悔してそうだな

282 :
そうですね。
ところで、昔のスクランIFスレ30を復活できる方いませんか?
もし復活できたら私がIFスレまとめで編集しますんで。
誰かよろしくお願いします。

283 :
あは〜ん

284 :
ありがとうございます。ただいま保管・編集作業を終了いたしました。
IFスレまとめでご覧ください。
あと出来ればスクランエロパロの19がみたいです。
俺の環境では前スレ見れないんで。

285 :
自分の下着でオナニーにふける絃子の姿を覗き見てしまった播磨は、
彼女を女性として意識するようになり、彼女の家に居づらくなってしまう。
夜の町をさまよう播磨は失恋したばかりの周防に会い、彼女の家に転がりこんで
お互いの傷を舐めあうように身体も舐めあい、その巨乳を揉みしだき、激しく交わるのだった。
そのような生活を数日続けたが無理が出はじめ、これ以上迷惑をかけられないと播磨は周防の家から去り、
八神動物園に住みこみで働くようになる。
職員にも動物にも気にいられ、安定したと思った矢先、八雲が動物園を訪れる。
動物好きも手伝って八雲は通い妻のごとく動物園へ足を運ぶようになり、
そのたびに休憩時間や仕事あがりなどで播磨と八雲は動物たちに負けない激しさで交尾にはげむのだった。

286 :
253の続きを密かに期待

287 :
私はユカラカキさん降臨を希望

288 :
俺も希望。

289 :
播磨ハーレムの人が好きだ
モブ女子のエロとか、また見たいな

290 :
播磨ハーレムを希望

291 :
別にエロが少なくてもいいから
普通のほのぼのが読みたい

292 :
こう見ると結構需要ありそうなのに供給がここまで途絶えたのは
なんでだろうな

293 :
そりゃ作品が終わってから2年、Z入れても1年以上たってるからなあ
残ってるだけでもすごいと思うが

294 :
短いのでいいから誰か投下してくれよん
>>109 とか >>205 みたいな短SS、大好きだ

295 :
1つ2つしか乙がもらえないんじゃ
そりゃ相当思い入れがない限り別の作品いくよな

296 :
保守

297 :
>>292
読者様が多かった時代があってな

298 :
tesu

299 :
保守

300 :
このスレ、書き手読み手含めて今何人残ってるんだろ。

301 :
ノシ

302 :
ノシ

303 :
ノシ

304 :
やっぱりあんまり残ってないんだな〜

305 :
スマン俺もだ

306 :
月一のペースで見に来とるよ

307 :
ノシ

308 :
主人公の天満の恋が決着したから終わったけど、読者としては播磨の方が気になるんだよなぁ…

309 :
原稿のリメイク(特に絃子編)をしたいのだが、書こうとすればするほど鬱が酷くなるんです。
当時はページ数を調整して書いておりましたが、リメイクでは それぞれページ数の違うやり方で書かせていただきます。
年内には仕上がりますことをお伝えいたします。

310 :
まだ続いていたほうが驚きだ、頑張って
アドレスどこだっけ

311 :
年内って年度内ってことかな
楽しみにしてます

312 :
>>310>>311
ご声援有り難うございます。
しかし 今現在、どこをどう校正するか、どうお仕舞いにしようかと 頭を抱えております。
ですんで 年度内は無茶ぶりガンハードル上げで不可能です。すみません。
舞台が夏なのに書いたのが冬場だったんでかに鍋だったり、ラストのバトルシーン削ったりして大変反省しております。
アドレスは乗っけときますが、最低半年は見ないであげて下さい。
重ねて ご声援有り難うございました。
http://pksp.jp/tz707rr2/

313 :
保守

314 :
保守

315 :
保守

316 :
保守

317 :
保守

318 :
hosyu

319 :
保守

320 :
保守

321 :
投下ないなぁ…絃子さん

322 :
どうもISを見てると千冬ねぇと絃子さんがかぶるのよん

323 :
あ〜わかる。でもスペックは千冬姉が高くても絃子さんのほうが好きだなぁ

324 :
俺も俺も

325 :
でも、塚本姉妹&愛理を正座させて 缶ビールを一息にあおりながら
「あいつが欲しいか?」「くれるんですか!?」「やらん」
ってな絃子さんも見てみたい・・

326 :
>>325
葉子「拳児くんが欲しいですか?」
妙 「くれるんですか?」
絃子「やらん」
ぐらいの会話ならありそう

327 :
でも千冬姉はブラコンなのは確定としても超姉はブラコン認定してないからなぁ

328 :
絃子さんがブラコンであることに
議論は待たない

329 :
播磨のファーストキスの相手は絃子さんだそうだが
絃子さんの最初の相手は誰だったんだろう?

330 :
俺的には拳児に一票

331 :
葉子サンだとおもう
ふつうすぎてスマンが

332 :
この板では、女同士はノーカンなんだ!

333 :
そういえばファーストキス『も』って言ってような…まさか拳児くん経験済みなのか

334 :
オラなんかワクワクしてきたぞ!

335 :
播磨は経験済かもしれんが、ヤツの性格からして
「絃子はノーカウント」
って言いそうだな

336 :
絃子と播磨は同棲してたし、親類からは二人は付き合ってて卒業後には結婚するとか思われてそうだ
田舎とかだと気の合った親同士が子供同士も仲良くさせようとするしな

337 :
結婚と恋愛は違うとおもう。
まぁ自分のSS 7Bでは拳児×絃子なんですが…。

338 :
お嬢

339 :
お嬢がどうしたの?

340 :
播磨が天満loveと言いつつ 実は刑部先生と同棲してるのを知って
ブチ切れたお嬢
メルカドでケーキやけ食いしてたら「合コンに一人足りないんだけど」
と城戸円に誘われ、気の迷いから参加してしまう
とは言え、そういう軽いノリは元々嫌いなお嬢、途中で席を立とうと
するも、彼女の飲み物には冴子が睡眠薬を入れていて……
「今夜はごちそうさま」と笑顔で帰っていく冴子と円
「こちらこそごちそうさま。また友達よろしくネ」と大学生たち
一人残された眠り姫の運命は……

341 :
お嬢が薄汚れたトイレで大きく膨らんだお腹を大事そうに抱えながら
列を作って並んでいる浮浪者達に姦されてるところまで想像した

342 :
>>341
お前、俺?
お嬢にはなんでかそういうイメージあるよな
社会の底辺の薄汚れた日雇い労働者のオヤジや
公園のダンボールハウスに住んでる浮浪者どもの
精液便所にされてそうな未来図がー

343 :
でも実は振られてないのは天満とお嬢だけだよね

344 :
沢近がそのへんの不良とかに輪姦される話は
同人でかなりあったしな
想像しやすい

345 :


346 :
播磨の妨害がかえって天満の告白を助けることになり、天満と烏丸が結ばれる
天満を祝福するも傷心でぼろぼろの播磨
町をさまよい、帰りが遅くなって絃子に叱られ、激情のままに押し倒す
絃子は驚きこそしたものの、播磨を受け入れ・・・

347 :
それ、まんまお嬢の役じゃん・・
(3行目の「叱られ」までは原作通り)

348 :
新連載のヒロインて 八雲似??
ttp://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/04783/next

349 :
俺には髪のばしてイメチェンしたミコチンに見える

350 :
>>348
読んだよ
顔は八雲、胸と尻はミコちん、性格は沢近かな

351 :
中国語と言っても大まかに3種あって、方言いれたら民族分あるから、彼女が何語喋っているのかわからない…

352 :
そんな事より超姉だ!

353 :
電子レンジ型タイムマシンを手に入れた絃子さんが過去に
さかのぼって従弟に告白しようとする展開はどうだろう

354 :
電子レンジ(笑)
いやしかし洗濯機や車は二番煎じだし、ここはシャワーを浴びてたらタイムワープが旬なのでは。で絃子ではなく拳児の方向で。

355 :
時間移動より並行世界に行って、自分以外の男と仲良くしてる絃子さんを見てしまうとか。
いや、他の男より自分と恋人の絃子の幸せそうな顔を見て気付くとかでも面白そうだ。

356 :
>>355
その案はいいケド、どこにエロパートを挿入させる?
幸せそうな二人、しかし拳児似の男はしたたかであった。
ラブホに連れ込まれる絃子。だが通された部屋には数人の男逹がいた………

357 :
や ども台風伯爵です。上のレスで妄想力が爆発し、平行世界に跳ばされた拳児を書き初めてます。
短編なんで2 3日で書き上げます。
平行世界の拳児は学力優勝な流されっ子。
絃子は姉さん女房。さて異世界の拳児は?

358 :
期待
でも携帯じゃないと見れないんだっけ

359 :
すみません携帯だけです。
書き初めて自分で驚いたのがミコチンが内気な女の子になっちゃった事です。
拳児が優等生になった代わりに花井が不良になったのが原因なんですがね。
彼女がおどおどと財布から札をぬいて晶にわたそうとするシーンは妄想力爆発です。
さて拳児は元の世界に還られるか? ヒントは鍵(シャレじゃないよ)です。
ではしばしお待ち下さい。

360 :
なんかスゲエ世界観だ
応援

361 :
自サイトの宣伝うぜぇよ

362 :
スクランが失速しなかったらけいおんやまどかみたいにVIPあたりで
SSスレが立ってたんだろうか

363 :
スクラン全盛期の人気なんてけいおんの1/10もねえよ

364 :
他の作品と比較しても無意味でしょ
世間一般で人気があろうが無かろうが、自分の好きなキャラへの
思い入れは変わらんし

365 :
でも、けいおんもアニメ化するまでは「けいおん? 何それ」だったと思うがな

366 :
「まんがタイムきらら」なんて 普通の人は読まないんじゃ・・

367 :
保守

368 :
保守

369 :


370 :


371 :
アーッ!

372 :
俺、台風伯爵さんの友人(?)なんだけどね、この間ランチおごってもらったんだ。
で伯爵さんが言うには『書こうとしてもペン(キーだよね)が動かない』そうだ。
あと『読者の声が聴きたい』とも言ってた。
一応励ましておいたが、スランプはなかなか治らないみたい。

373 :
保守

374 :
保守

375 :
短編さえないしそろそろ保守やめてもいいんじゃないかな

376 :
>>375
まあやめる気になった人からやめるさ

377 :
「こんな過疎スレの巡回&保守が日課だなんて、アンタも相当のヒマ人よね、
……きゃあっ、やめなさいよ! そんな、いきなりこんなコトっ!
ぅう、むぅんうぅ、あむ…ぺちゃ、《どぴゅ!》  ……はぁ…はぁ…、
非道い……、女の子の口を力づくで犯すなんて。やだ、もう顔も髪もベトベト。
アンタって本当、最低よ!
えっ、ちょ…待って、やめてよ! これ以上 私を汚さないで、
いやぁ! 無理矢理こんな格好、恥ずかしいっ ……やだ、怖い……そんなの
入らないっ、やめ…助けて、ヒゲぇ……っ!」
          |
          |
          |
          |
「……ちゅぱ…ちゅぷ……あぁん、こんなグロテスクなモノがこんなにも
愛おしいなんて……。私を変えたのはアンタなんだから、責任とって
これからも私の保守、つづけなさいよね!」

378 :
わけわからん

379 :
俺は満足

380 :
ちょっとだけ八雲でてたね

381 :
やくもん やっぱ可愛いよー

382 :
あんな感じでスクランキャラちょこちょこ出てくれれば面白いんだけど

383 :
巫女さんって昔は村専用の肉奴(ry

384 :
AGE

385 :
みこ

386 :
ちん?

387 :


388 :


389 :
保守

390 :
保守

391 :
保守

392 :
天満にいいとこ見せようとして一条助けたり
天満と仲良くしようとしてドジビロンに興味を持ってみたり
頼まれてスパーを手伝ったりして打ち解けていき、一条を落とす播磨を見たい

393 :
イチさんは胸が・・
いや なんでもないんだ・・

394 :
巨乳が好きなら八雲やみこちん、絃子さんがいる
美乳ならお嬢がいる。笹倉先生や妙さんなんかもだ
しかし微乳はいない。候補としては申し分ない
実際、イチさんは今鳥と〜っていわれてもうーん、って感じだからな。個人的にはだけど
展開次第ではありかもしれん

395 :
微は天満とかサラとか東郷妹とかいるじゃない

396 :
東郷妹はキャラよく知らないなー。
サラは八雲のオプションって感じ。落とすときは必ず八雲といっしょみたいな

397 :
そう言えばちょっと前に、
マガジンに尽氏の作品が読み切りかなんかで出てたな。
八雲っぽいキャラが見えたが・・・・・・
どうだったか見た人いる?

398 :
それ、別冊マガジンで連載中の一路平安!の出張版っす
ヒロインは外見八雲・性格ミコちんって感じかなー?
(あ、来月コミック第1巻が・・って何を宣伝してるんだw)

399 :
>>398
月刊だからな〜 2巻は夏とかか?

400 :
>>398
性格はララのが近いと思うけどな

401 :
保守

402 :
保守

403 :
保守

404 :
ここも落ちるのか・・・

405 :
落とさせはせんぞ〜!

406 :
無駄な抵抗はやめろw
篭城てのは 外からの援軍が期待できるか、敵が長期戦
できん場合にやるもんだ
いくら待っても投下は期待できんのだし、保守する意味
無いだろ
書きかけのSSや書きたいシチュがあってそれ落とすまでは
って職人が保守してるなら 話は別だけどw

407 :
おい台風伯爵! 〆切まで2週間あまり、ちゃんと約束守れよな!

408 :
保守

409 :
台風伯爵です。
残念ながら当HPを運営していたサイトが先日閉鎖をされました。
これにて作業が停止となり、完成分と追加加筆分がおじゃんとあいなりました。
読んでくれた方々、待ってていた方々、大変申し訳ありません。
作者としても悔いが残りますが、消えてしまったものは帰って来ません。
残念でした。
非常に残念でした。
では これにて幕を閉じます。皆様におかれては次世代の作家に希望を繋いであげてください。
今まで ご声援ありがとうございました。

410 :
期待してたので残念だなあ。
ゆっくり休んで頂戴

411 :
絃子さんのシナリオが増ページになってたから期待してたのになぁ

412 :
某サイトにて台風伯爵の原稿25P発見。しかしそっからのこり40Pは保管されてないまま…
なんで保存してないんだよぉ…(涙)

413 :
保守

414 :
いまさらだけど、>>4読んで感動した
俺に文章読解力がないせいか、>>67でみんなが喋ってる意味がよくわからない
子供の名前?

415 :
天満へのあふれる想いを告げようにも上手くいかず七転八倒の播磨
そんな彼のもとにある日、ひとりの幼女が現れる
しかも彼女の姿は播磨にしか見えないのだった
「教えてあげるわ。このままでは、あなたがどうがんばっても彼女と結ばれることはない
私はそれを何とかしてあげるために未来から来たの」
「ド○えもんってわけだな。いいだろう、話を聞こうじゃねえか」
「あなたはまず複数の女性と親密にならなければならないわ。
あなたのことを彼女にもっとよく知ってもらい、彼女のことをあなたがもっとよく知るためにも」
「たしかにそうだな。俺も天満ちゃんのことをもっと知りたいとは思う」
「ええ。それに、あなたはもっと度量の大きい人間になる必要があるわ。
あなたと親しくなる女性があなたに身も心も許し、あなたも彼女たち全員を受け止められるぐらいに」
「・・・天満ちゃん一筋ってわけにはいかねえのか?」
「彼女を得るには、それしかないわ。
私は知っている。あなたが、彼女の笑顔のために身を引ける人間だということを。
その上で聞くけれど。彼女を含めた多くの女性を手に入れるか、あるいは彼女を諦めるか。どうする?」
「俺は・・・っ!」
そして、彼はすべてを得る道を選んだ

416 :
>>414
俺はそう思った

417 :
>>414
播磨が子供の名前を天満にすることを思いつく。みんなが同意
それに対してお嬢がどうかと思うと発言
でもその内天満は烏丸天満になるんだからいいんじゃないかとたぶん美琴
それをいうなら、そもそも子供の苗字は播磨だろうと誰かがツッコミ
それに対して一文字もらうくらいはいいんじゃないかとおそらく絃子さん

418 :
>>415
続きはよ

419 :
>>416、417
ありがとう
なるほど、やっぱり名前だったのね

420 :
保守

421 :
 体育倉庫裏に、播磨拳児はいた。
 地面に座り込んで壁によりかかり、ぼーっと夕焼けの空を見上げている。
「あ、あの……播磨さん」
 足音。次いで少女の声。播磨がそちらを見ると、クラスメートの一条可憐が立っていた。
彼女は学ランの播磨と違い、体操服姿だ。さきほどまで部活だったのか額にはうっすらと汗がにじんでいる。
 可憐は慌てたような足取りで播磨の前まで来ると、膝をついた。
「ご、ごめんなさい。遅れちゃ――」
 可憐は最後まで台詞を言うことができなかった。播磨がすばやく手を伸ばして彼女の頭を引き寄せ、強引にキスをしたからだ。
「んっ……ちゅぷっ……ぅむ」
 播磨の舌が可憐の小さな唇をこじ開けて侵入し、彼女の舌に絡みつく。
 突然のことに可憐は驚き、息苦しさを覚えながらも黙って受け入れた。そればかりか、もごもごと不器用に舌を動かし、
積極的に播磨に応えようとする。
 ぬらぬら、ぴちゃぴちゃと二人の舌がお互いを舐めあい、鼻息が両者をくすぐる。
 やがて、播磨は可憐の舌から離れると、口腔を無造作に蹂躙しはじめた。その間も可憐の頭を離さず、
もう一方の手で彼女の体を抱き寄せる。
 どれくらいそうしていただろうか。播磨が満足したように手を離し、ようやく可憐は解放された。
「ひ、ひどいです。いきなり……」
「おめぇが悪いんだろ」
 涙目で抗議する可憐に、播磨はそっけなく返す。
「お、遅れたことなら……」
「違ぇよ」
 播磨は再び手を伸ばして可憐を抱き寄せる。だが、今度は空いた手で可憐の胸をまさぐりはじめた。
ひゃん、と可憐が小さな悲鳴をあげて身をよじる。
「んー、やっぱ違うな」
 播磨はすぐに手を離したが、可憐の体操服の中にその手を突っこんだ。もぞもぞと太い指が這いまわり、
スポーツブラをまくりあげて直接彼女の乳房を揉みしだく。
「お、前よりでかくなったんじゃねぇか」
「そんな……恥ずかし……んっ」
 播磨の手が、小さな突起をつまんでこりこりとこねくりまわした。
 そこから送りこまれる強い刺激が、可憐の声を途切れさせ、切なげな吐息をもれさせる。

422 :
「二人しかいねぇときは、何て呼ぶんだった、可憐?」
「ぁ……ふぁ……ご、ごめんなさい。拳児君」
 謝りながら可憐は体をくねらせ、播磨に体を預ける。播磨も少しずつ自分の体をずらしていき、
自分の胸で可憐を支えるようにした。体操服を一気にまくり上げ、
露わになった乳房を両手で武骨に揉みあげる。
決して巨乳ではないが形のよい柔肉が播磨の手の中で形を変え、そのたびに可憐は声を押しそうとし、
快楽の吐息をもらした。羞恥に赤く染まり、目をぎゅっとつぶって快感に耐える彼女の表情が
播磨はお気に入りだった。もっと喘ぎ声を聞かせろといわんばかりに乳房を撫でまわし、乳首をいじくり、
口に含んで歯と舌で丹念に苛め抜く。
「はっ……ふぅん……やぁ……」
可憐の口の端から一筋の涎がこぼれる。それは顎をつたって胸元に垂れた。
 播磨はそこに口をつけ、舐めとり、そのまま鎖骨まで舌を這わせた。
「んっ……ふぅっ……ふぅっ」
可憐は身をよじり、大きく背筋をのけぞらせる。
「イったんだな?」
 意地悪そうに播磨は笑い、ようやく彼女の胸から手を離す。右手で彼女のショートパンツを下着ごと脱がし、
左手で自分の一物を取り出した。
「もう濡れまくってるじゃねぇか」
 下着と可憐の陰唇を結ぶ、一筋の液体の糸。指でそれをすくいとり、播磨は彼女の股間にすりつける。
「んっ……け、拳児君……だってぇっ」
 可憐が震える声で指摘するように、播磨のモノも先走りでにじんでいた。
「それなら、おたがいもう何もいらねぇよな……っ」
 可憐の華奢な腰を両手でつかみ、播磨は一気に突き入れた。
「ふぁぁ……」
 可憐が恍惚とした表情で喜びの声をあげる。
 ぞぬり、と濡れた柔襞が播磨のモノを受け入れ、包み込んだ。
「可憐のマンコ、俺にぴったりになったな」
「やぁっ、そんな……こと……っ」
 目の端に涙を浮かべて、可憐は抗議の声をあげる。播磨は楽しむように腰を動かした。
「褒めてるんだぜ。がばがばになるかと思いきや、こうやって俺のを締めつけてくるんだからな」
 話しながら、播磨は地面にあおむけになる。下から勢いよく可憐を突き上げた。

423 :
 可憐の美乳が播磨の腰の動きに合わせて上下に揺れる。
 騎上位というのは女性の側にもバランスが要求されるのだが、二人はお互いの動きによく合わせていた。
 より快楽をむさぼろうとしたら、自然とそうなったのだ。
「拳児君は……っ、はぁっ……優しいよね」
「何のことだ?」
「だって……っ」
 突き上げられ、自身も腰を振りながら可憐は優しげな微笑を浮かべる。
「地面の上は固くて痛いから、私を下にしないんでしょ」
 播磨はとっさに言葉を失った。可憐はその厚い胸板に倒れこんできて、唇を重ねる。
 それまで可憐の腰に添えていた手を、播磨は離した。可憐を抱きしめる。
「あっ! やん、んぁっ!」
 ことさら乱暴に、腰を振った。
「出すぞ、可憐! 中にたっぷり出してやるからなっ!」
「うん! いいよ、ちょうだい! たくさんくださいっ!」
 播磨は可憐の美尻をおさえつける。直後、絶頂に達した。びゅるびゅると、勢いよく放たれた精液が
可憐の膣内にあふれ、蹂躙する。
「拳児君……」
 荒い息をつきながら、可憐は幸せそうに呟くと再度、唇を重ねた。

424 :

ってか本当に過疎ってんだな、ここ

425 :
保守

426 :
高野姐さんがなんか好きだったなぁ〜

427 :
ミコちゃんから花井を奪う高野

428 :
保守

429 :
保守

430 :
保守

431 :
ほしゅ

432 :


433 :


434 :
ユカラカキさんをググッてみたら健在みたいだけど
さすがにスクランに戻って続きを書いてくれたりはしないだろうな

435 :
アクセルワールドだっけか?
どっかで見たな その名前

436 :
ググったら最近ではそこみたいだな
原作知らないから詳しく見てないけど
スクランSSは前スレで播磨×美琴×愛理の親友丼の中編まで書いてそこで止まってる
2009年の12月だからもう無理だろうな

437 :
ho

438 :
12巻#145〜より妄想
天満
オナニーもの

439 :
夜、人が寝静まる宵闇の頃、
「あれ〜?どこやったかなあ」
ここは塚本一家のお宅の二階。
お姉ちゃんである塚本天満はクローゼットの引き出しを開け閉めしながら何かを探していた。
シャワーから上がった肌にはうっすらと水滴が宿り、髪の毛先はしっとりと濡れ、なんだか妙に色っぽい。
「ナプキン、ナープキン♪どこあるのー」
だが探しているのは生理用品である。
二人を残して先にシャワーを浴びたはいいものの、
いつもの鈍臭さを発揮して下着を持ってくるのを忘れていて、それからずっと愛用の布ナプキンを探していたのだ。
「どこ行ったのかなあ……うんと、よいしょっと」
高い段の引き出しの奥を探そうとして天満の腰が前後へ動く。
足が宙を浮きそうになるくらい奥の奥まで潜るもナプキンは見つからない。
(んー!んー!)
あわや引き出しで遭難しかけたが、なんとか抜け出すと、顔がだんだん赤くなって、ふらつきながら両腕を床につける。
「ないーないないなーいー!」
いつものように八雲を呼ぼうとした天満は妹と一緒にやってきた播磨のことを思い出した。
「八雲ぉ……いやいや!」
(今日から播磨くんと一緒になにかやっているみたいだし、八雲の邪魔しちゃいけないよね!)
妹に頼ろうとする口を、不安が浮かぶこの頭を、左右に振って天満は妹を読んだ場合を考えはじめる。
ほわんほわんほわん

440 :
-----ここから天満の妄想-----
「やくもー、ちょっとさがしてほしいんだけどー」
「あ、姉さん、ちょっといま手が離せなくて…ナプキンは洗面所の棚の上に載せてあると思う…」
テイ!ヤアー!ハリケーンチョップ!
両手両足を駆使して播磨が取り組んでいるのは部屋の中心に立つ木彫りの彫刻!(ヒグマちゃん2号)
汗をひと拭きするサングラスの男。
「妹さん、塚本はいつもこんなかんじなのか?こんなんじゃ烏丸も幻滅しそうだなあ」
「うん、おっちょこちょいでこまっちゃう」
「烏丸もたいへんだなー、ま、俺は妹さんがいるからいいけどな!」
あらあら うふふ いちゃいちゃ
-----天満の妄想終わり-----
「だめー!」
床に座り込んで寄りかかったベッドをポスポスと叩く。
お姉ちゃん精神の強い天満はなんだか妹が取られたような気がして、しばらく頭を錯乱させていた。
(……)
(八雲も、いつかエッチするんだろうな。アレだけ仲がいいんだもん、きっと……)
天満はベッドによじ登ると、電気を消して布団を頭からモグモグと音を立ててかぶる。
(血もほとんど出てないし、今日の夜はなくていいよね……)
暗闇の中で 目を開く。
「烏丸くん……」
同じクラスになって半年以上。誕生日の夜にプレゼントももらえた。
二人の間の距離はだいぶ縮まってきている……と思う。
それでも 不安は拭えない。
後ろめたい心に蓋をして、秘めたる想いに誘われて、天満は手をパジャマの中へと誘なっていく。
(……うん。…………もうみんな寝てる頃だし、)
(オナニー……しよう)

441 :
天満のたおやかな指先がおへその下から左胸に向かい、ゆっくりと撫で触る。
心臓の鼓動に合わせて乳の上を5本の指が踊る。
背中の方から静かに立つ泡が徐々に徐々に心をしびれさせ、麻痺させていく。
ゆっくりと指を回す。この胸をこのときめきを
「烏丸くん……!」
彼に触って欲しい。そして伝えたい。
そして彼といく無限の思い出を作りたい。愛し合いたい。
しばらく胸をいじっていると腰の下から熱を感じ始めた。
体内が蠢いて何かを吐き出そうとしている。
「はっ……はあ……うぅ……」
天満は乳房を触る手にほんの少し力を入れ、ショーツをさする手で秘蜜の周りに円を描く。
動きを変えるたびに、下半身の刺激が変わってズキズキと顔がこわばる。
耐え切れなくなって思わず暖かくなっていく体の疼きに天満は心を委ねた。
それは段々と麻痺していく心の生んだ幻想だったが、妄想に淀む彼女がそれを思い立つことはなかった。
(息が遠い。いやっ)
息が荒くなる。
面倒くさくなってショーツの中に手を突っ込み、汗と蜜とが交じり合った内側からクリクトスの方へとゆっくり向かわせる。
「んんっ……はっ……はっ……」
少し残った陰毛の感触、自分を覆う影に浮かぶ愛する人の思い姿に天満は小さく喉に詰まったような嬌声を上げた。
「うっふ……?!」
(好き、好き、好き!)
(塚本さん 本当にいいの?)
(うん!だって 貴方のことを……)
力強く胸を弄るはず、だって、きっと彼も慣れていない。
わきわきと胸で蠢く自分のそれは、男の情念を求めて
(好きだよ 天満さん 僕も 君のことを ……)
取り込まれていく。飲み込んでいく。痺れる下半身、胸、のど、のうみそ……
朦朧とした心が、わずかに胸の突起を思い浮かべる。
強く摘んだらどうなってしまうのか。
「はっ……はっ……ぅふ……」
体は制御を離れ、高まりの方向へ飛び立とうとする。
声を出す器官は舌の交配を求めてわななく。
胸の突起を人差し指で弄くり回し、淫核は役割を思い出し、緊張に息苦しさを覚えた天満は大きく息を吸い込もうとモジモジと顔を外に出す。
「あぅ……ふっ…ふ…!!」
その刹那、天満の体は頭から貫く快感にのまれた。
視界はいつの間にか輝いていて、天井からは光の輪が降りてきていた。
幸せそうな、緩みきった顔をした天満は、後始末もせずショーツを濡らしたまま、今度は涅槃の夢へと旅立つのであった。

442 :
(天満ちゃんと一緒、うう、どうしたらいいんだチクショー)
播磨が一階の書斎で悶々としていると、先ほど2階へ道具を取りにいっていた八雲があわてて降りてきた。
「妹さん、どうした?そんな慌てて。顔真っ赤じゃねえか」
「なんでも、ないです///」

END

443 :

天満かわいいよ

444 :

姉の情事が気になって仕方ない状態で播磨の天然セクハラを受ける八雲まで想像した

445 :
ドラマ風味
茶道部(花井×高野)
残酷表現あり。上下篇の予定です。

446 :
「はっ…ふーっ、ふーっ、ふーぅ」
真っ暗闇の部屋の隅、窓際のベッドの上で、男と女が繋がったままふいごのように呼吸している。
仰向けになった男は腰を少し起こし、女のふとももを撫で触りながら、
月明かりに浮かぶ乳房を目指して手を伸ばす。
女は腰をゆっくり前後に動かしながら涼やかな目を快感に火照らせて、桃色に染まった果実を男に差し出す。
「んんっ、はあっ…はあっ……」
彼に負担をかけないように、ゆっくりと、大胆に。
二人の毛が擦れて、ちょっとこそばゆい。女が慣れない間、毛がひっぱられて痛かったことを思い出していると、体が揺れた。
バランスを崩した女はとっさに手を前後にやったが、失敗して男の腹にもたれ掛かるようになってしまう。まだ男の傷は癒えていない。
「あっっ……」
女の表情が暗闇で陰った。雲が月に掛かり漆黒の闇が被う。
だが女が予想した下からの痙攣は無く、月明かりが再び差し込むと、男が腰を動かして助けてやる。
「そんな顔するな。だいじょうぶ…ぼ…くはそんなやわじゃないぞっ……」
汗ばむ顔が笑みを女に投げかけてきた。
「ああっ…あっ…あっあっ…」
急に高ぶる体、熱い火の塊が蒸気を膣に巡らせる。ミシミシと決して大きくない女の体躯に肉の棒が突き込まれていく。
倒れこむ女を男の腕が支えるような形になった。重力から開放された女の下半身が猛獣のようにうごめく。
「はるきっ……!はる…きっ!」
「あ……た……!」
男の体は股間から宙に浮いてしまったかのように引きつる。体から吐き出しそうな熱情を、男の意地で抑え込む。
しばらくの格闘の末、ついに果実は耐えきれず甘い香りを吐き出した。とまどいから男がむせる。
せめてもの抵抗か、生命の本能か、女は足を強く締めると自ら男の杭を突き立てた。
「ううっ……あっ…はっ…っ」
じんわりと腹部から胸に広がる情熱に溺れた女は、ほんのしばらくの間、彼女を知る者にも珍しい、無垢な法悦の貌を見せた。
しばらくして、尻の前の結合面が細かくクリトリスを刺激しているのに気がつくと、
女は体を伏せると共に男の頬に手を伸ばし、唇にうっとりとするようなキスをした。
そしてゆっくりと目の前の誰かに見せつけるように、しとしとに濡れた膝を立てて男のペニスを抜ききると女は言った。
「おつかれさま」

447 :
ーー2日前ーー
古くから仲の良い親友から彼女の友人、花井春樹が音信不通になっていることを知らされた私は、
彼が住んでいるであろう住居、とある田舎にある賃貸マンションに調査に向かった。
いや、正確には救出に来たのだ。
「来てみるまで分からなかったけど、こんな場所じゃ通報がないのも無理ないわね」
車内で一人ごちり空席だらけの駐車場に愛車を駐める。有名メーカーTOMITAのスポーツカー871は
畑だらけで山もなく行き違う少ない対向車が軽トラばかりだったこのド田舎では正直目立つ。
だれがこんな場所に6階建てのマンションを作ったのか、正気を疑う。
(ベランダがせり出されていて下からは見えない。
望遠で部屋の様子を伺うことができるような建物もない。
当然住んでいる人もほとんどいない。
夜は暴走族が徘徊するコースにあるらしく、また身を隠して監視できる場所も限られる)
「ホント、厄介な場所だわ」
クールビューティ、高野晶はひとり呟いた。
古い白いモルタルの建物の急な階段を荷物を片手に登っていく。
階段の左右にある扉の表札は長年住人がいないからか、どれもすすまみれに汚れていた。
警戒しながら一つまた一つと階を登り、たどり着いた最上階の左に目的の場所はあった。
目新しい表札、やけに綺麗な藍色の扉、右上にA○SOKのマーク、
そして扉の中央にはやたら目立つ特注の鍵がついていた。
のぞき穴も新聞穴もない扉は明らかに異常だったが、半ば廃墟となっている場所ではそれでも気づかれないのだろう。
(こちらとしても、好都合ね)
美しさを増した唇を上げただけで、高野はいそいそと救出の準備を始めた。
何度か車と扉を行き来して、大層な準備を整えたところで、高野の耳に扉の内側から小さく叩くような音が聞こえてきた。
高野は表情を変えて荷物から聴診器を取り出すと向こう側の声に耳を済ませた。
(助けてくれ!助けてくれ!)
高野が声を張り上げても聞く耳持たず訴えられる振動は、彼に余裕が無く、一刻も早い救出が必要であることを予想させた。
そして高野が想像していた以上の危険に花井が巻き込まれていたことに、彼女は今の今まで気がつかなかったのだ。

448 :
「花井くん!今、助けるわ!離れて!」
高野は急いで電動丸ノコを手に取ると、シリンダーを切り落とすことにした。
建物中に響く音、慣れない道具に手間取るも、何とか日が暮れる前に錠前の破壊に成功した。
「ふぅーっ」
声がしなくなってしばらく経つ。一刻の猶予も許されない。
防塵用のマスクを下ろし額を拭い、危険な道具をそさくさと仕舞うと、高野は急いで扉を開いた。
不自然に明るく電気のついた部屋の中で、頭を下にして倒れている裸の男が居た。
よく見ると体中にあざがあり、虐待、監禁の痕が痛々しく刻まれて、足には鎖のついた枷がつけられ、
扉の向こうからも臭っていた腐敗臭は体中に染み付いているようだった。
ヒゲも伸び、僅かな間に見るも無残な姿に変えられていたが、高野は彼が花井春樹だと確信した。
幸か不幸か、彼の体に障害が残るような傷はほとんどなかった。
高野が顔中に広がったヒゲを剃ってやると、何とか記憶にある顔を目にすることができた。
幼くも見え、凛々しくも見える、若く逞しく、(黙って居れば)魅力的な男の顔。
日が登っても安らかな顔でベッドに眠りつづける花井の横で、高野は行き場のない気持ちで一杯だった。
花井の腹部は青い膿が所々についていた。手首に手錠の後が痛ましく残っていた。
歯が数本欠けていた。足、特に足首は生傷だらけで、膿が出ていた。
それでいて、顔には傷一つついていなかった。自分の爪でひっかくような後すらなかった。
彼が何をしたというのだろう。成人式に会ったときも、電車で偶然会ったときも…
彼は真面目で誠実で、からかい甲斐のある好青年だった。
花井のこんな姿を見たら、親友は立ち直れなくなってしまうかもしれない。周防美琴は大雑把なようで繊細な乙女だ。
今回連絡してきたときもヒステリックな感情が見え隠れしていた。
「あ……ああああっ」
「花井くん!」
喉のつぶれたような悲鳴に椅子に座っていた高野の動きは機敏だった。
多くのバイトやフィールドワークで鍛えられた体の動きは、
女の細腕でも花井の動きを止めて、落ち着かせることが出来た。
「…わたしがわかる?」
花井はあちこちに視線を動かす。清潔なパジャマ、風景な部屋、腕の袖口をめくり、拭われた肌を露にする。
ようやく落ち着いたところで、花井が彼女の顔を覗き込むように見つめていた。
口元はもごもごと息を吐き出してばかりで、言葉を形にするのも困難なのだろう。
高野は彼の表情が分からなかった。滲んでしまって眼鏡のある机に向かって指を指すのが精一杯だった。
彼の両親から預かった、なつかしい黒ブチの眼鏡だ。
「やだっ、もう…こんな顔……うううう」
高野は腰から崩れ落ち、ベッドの布団にすがって泣いていた。
慟哭が抑えられなかった。外に声を出して泣き喚かないで居られるのは、幼いときに散々泣いた女の執念が見せるものか。
(どうして、どうして!こうなるの?!)
両親が別れて、祖父母からは叱咤されて、それでも負けまいと振る舞ってきた。
私は自分一人でもやっていける。そんなものは思い上がりだった。
鼻をすする音、呻くような声。その上を、ゴソゴソと高野の頭を越えて音がして、しばらくしてストローのすする音が聞こえた。
そして頭の上に物が置かれ、ゆっくりと前後し髪の毛が擦れる音がした。
「……」

449 :
乙です
花井×高野でシリアスは珍しいね

450 :
高野につきあうと茨の道になりそうな雰囲気だよね

451 :
<<445の続きです。
茶道部(花井×高野)
独自設定あり、シリアス

452 :
花井春樹にとって苦難とは自ら乗り越えるべき物である。
幼いころ内気だった自分だが、一つ一つ試練を乗り越えることで世に恥じることのない大人になることが出来たと思う。
あの たて笛の日から、人の前ではいじけた姿を見せまいと思って生きてきた。
そして『義を見てせざるは勇なきなり』のことばのように、自分の情念にしたがって清水の舞台から何度でも飛び降りてみせた。
だから中学時代、キスまでした恋人と別れることになったときも涙を見せず、笑顔で送り出せたのだ。
彼女の前では最後まで、強く元気な自分で居たかった。
15の夏、2人はアスファルトに焼かれながら握手をして、花井はトラックが離れていくのを立ち竦んで見ていた。
また。とか、向こうで良い友達見付なよ。とか、花井と交わされたのは他の友人たちに比べてあまりにありきたりな言葉で
恋人だったときの様子なんてまるで感じさせず
彼女は都会に引っ越して、自分は道場のランニングへ向かう。それが破局を迎えた二人の別れだった。
花井は帰り道を走り山道を登り、呻こうとする喉に負けじと走りつづけ、ヘトヘトになっても我慢できなくて、
矢上の街を囲う山の頂上にまで来ていた。
夕焼けの景色に浮かぶ街の明かりを遠くに見ながら、花井は少し痛くなった目元を拭った。
(さようなら……)
(好きだった人よ)

いつ帰ったかは覚えていない。

453 :
--1日前--
警察車両のサイレンの音が近づいてくる。
花井にとっては忘れたい、忌まわしい日々に終止符を打つ審判の音だ。
「花井君、これ」
「ありがとう」
高野は自分の役割に意識を取り戻すと、ハンカチで涙を拭い、近くの冷蔵庫から2本のペットボトルを取り出して花井に手渡した。
一晩では疲れがまだ抜けていないのか花井は何時ものはっきりした声と異なり、モゴモゴと口元をゆすぐように返事をした。
ベッドの脇に花井と二人腰を下ろし息を合わせて喉を潤すと、窓から風が吹き込んできた。
振り向く二人の目線が交差して、泣き顔の、和風美女の麗しい顔が花井の瞳に映った。
(綺麗だ)
塚本八雲に感じた可憐さでも、周防美琴に対する憧れや信頼でもなく、花井は初めて女性にその感情を抱いた。
かつて矢上高校で三美女+と呼ばれていた四人娘の一人であるが、別の意味で有名で浮いた話のなかった高野晶。
(誰だか分からんが、綺麗だ)
そして相変わらず思考のピントのあわない花井春樹。
しかし綻んでいた蕾も花びらが開けば、花は辺りに甘い蜜の香りを放つ。
それは虫を誘って果実を成すため。
本人の意識の先を行って、熟れつつある高野の肢体は男を誘い始めていた。

454 :
「もう、みんな心配してたわよ」
鼻頭を真っ赤にした高野が子供を叱るように声を掛ける。本人は美琴も、と言外で伝えたつもりだ。
「はは」
花井は少しせき込みながら笑う。だが彼の脳内では電卓が明後日の方向に動作を始めていた。
(他に人がいる気配もない。特徴は活動的で、用意周到、多芸、運動神経抜群…)
(結城さんか? いや彼女なら抑え込みなんかしないで頬を叩いてくるだろうな。それに、この女性は眼鏡をかけていない…彼女は近眼のはずだ)
(○○先輩か? いや確かにサークルでお世話にはなったが…東京はもっとドライな感じだったから大学関係はなさそう……)
(あ、あの子が変装している? そんなバカな。こんな落ち着く空気は久々だ。昨日までとは違う)
(姉ヶ崎先生…そんなわけないか。うーん、考えてみればいないものだ……)
(まさか、塚本…いや八雲くん……!! )
目的を忘れて悶々とする花井に一つの天啓が舞い降りた。その瞬間
心 の 火 山 が噴火した。
「八雲くんだな!」
「は?」
いきなり能天気なことを言い出す花井と、唖然とする高野。
「見違えるようだ! まるで別人のように綺麗だ。ああ天は我を救いたもうっ!」

ああこんな時もそうなのか、と高野は表情を崩す。
幼くも見え、凛々しくも見える、若く綺麗で逞しく、黙って居れば男前。
父親の姿を被らせてしまった時期もある。密かに甘えたこともある。
2年間同じクラスだった。
でも、八雲や結城や美琴みたいな真面目な女の付き合いはとうとう出来ず終いだった。
東京に行った結城と一緒になるものだと高野は思っていたから、当人から別れ話を聞いたときは驚いたものだ。
繋がりがほとんど無くなって、遠くなった存在。
でも彼はやっぱり真面目で誠実で、ちょっぴり間抜けな、からかい甲斐のある好青年だった。
高野は気を取り直して鼻息荒く花井を見上げる。
「こら、花井君!」
高野はびしっと、ピコピコ髪の少女のように、ことさら明るい前フリをして、ウインクをする。
別の塚本を思い出したのかちょっと驚いた表情を見せた花井に、高野は引きつった笑みを張り付けたまま
「寝ぼけるのはいい加減にしなさい」
仲間(シゴト)相手のいつもの調子で、高野は容赦なく頭を掌打した。

455 :
ベッドのそばにある小さな卓に救急箱を置いて、高野は椅子に座った花井の後ろに立つ。
「で アナタ 誰デスカ?」
頭の上にたんこぶを作りながら、恥ずかしさからか眼の下が火照った花井に、高野はバツの悪い表情で消毒をしてやる。
互いの表情が見えなくて幸いとばかりに高野は告げる。
「高野よ。高校時代同じクラスで……えっとサバゲーの主催者や文化祭で二年連続女将をやった」
「……」
染みるだろうに、花井は苦悶の声ひとつ発さずジッとしている。
ピンセットで消毒綿を丁寧に当てている高野は思考の迷宮に陥っていた。



(まったく……綺麗だなんて、そんな軽々しくいうものじゃないわ)
高野は心の中で一人愚痴る。プレイボーイまでとは言わないが、デリカシーの一つは学んで欲しいと思った。
頭が少し茹だってしまったのか、動悸に意識が引っ張られていく。
花井の様子があまりに自然で、高野はこの数年で起きていた彼の変化に気づかなかった。
「高野君、ちょっといいか」
高野がガーゼを当てようと紙テープを用意していると、花井に手で遮られる。
何か話をするのだろう。高野の前の花井は膝に手をやって踏みきるように立ち上がると、高野に向き直る。
見上げる女と、見下ろす男。二人の視線が再び絡み合う。
「そうか。驚いたな」
「君の表情がこんなにコロコロ変わるなんて、想像もしてなかった。すまない、高野」
満足に動かぬ手で頭を掻きながら花井が言う。この男の照れる表情を真正面から見たのは初めてではないかと高野は思った。
「本当に、綺麗になった」
「助けてくれて、ありがとう」
そんな穏やかな顔で心を覗き込んでくる花井に、高野の心は堪えきれず、
あたふたと冷蔵庫の中身やこの部屋の間取りを伝えると、逃げるように外へと向かった。
パトカーのサイレンの音が止まる。隙間だらけだった駐車場は満席だ。
高野は扉の向こうで唾を飲み込むと、動揺する精神を整える。
そして、少々面倒で、しかし果たすべき役割へと向かうのであった。

456 :
続きます
高野さんは二十歳越えるともっとエロくなりそう
おしりムチムチです
方針変更のため順調に行けば後2〜3話になりそうです
前回、読みにくい印象があったので空白行を増やしてみました
次はオナニーです
出来れば来週中…

457 :
>>456
原作でも高野姐さんが一番好きなので、続きが楽しみです!
気長に待ってます!

458 :
エロなし:烏丸で
「独り白く」

459 :
淡い 白い 部屋の中
全ての重みから 解き放たれて
僕は宙に浮いている
影が動く 左手に映るのは葉っぱの影
幹は無く 枝も所々にしか映らない
音もない 自分が呼吸する感覚すら 無い
意思と体を繋ぐ神経が 断たれてしまった
感じていた不安なゆらめきが、感覚の全てを塗りつぶした
見える影だけ
時折 右手に影が見える
人のようなヒトデのような
途切れとぎれに 体が消えたり浮かんだり
しばらく見えなくなると 口元だけが黒く浮かんだり
僕に話しかけている
そのことに気づくのに 長い時間がかかった
話しかける影にもいろいろな形があり
ようやく分別が効くようになった
二つの触覚 揺れたり跳ねたり
大柄な影 注射器を持ったり しゃがんだり
2C
2C
懐かしい

460 :
一人 ひたすらに人を想う男がいた
一人 ひたすらに頑張る女がいた
ゆらめきに呑まれていた僕が
紛いなりに人を想えるようになったのは
きっと 彼らのおかげだ
二人とも 幸せになっているに違いない
彼に 彼女を託したのだから
ハナイくん ツカモトさん
二人の事を想うと胸元が痛む
感覚が無いのに 伝わるのは
きっと 僕が後悔しているからだ
そんな時 触覚の影は あまり跳ねない
しずかに 宙に僕の手と ペンと画板の影が現れて
絵を書いてくれるのだ
そして 綺麗だ

461 :
淡い 白い 広場の中
全ての重みから 解き放たれて
僕は宙に浮いている
影が動く 遠くに 沢山の形の影が
影が動く 右手に映るのは2つの触覚
そして 強い衝撃と共に 飛び込んでくる黒い大きな影
まさか
まさか
人を想うその情 白を破り捨て
色彩が蘇る 大柄な影
しびれるような 痛みが伝える
想うだけじゃ だめなんだと

「ハナイ君!」

462 :
以上です。
誤字訂正:
"ゆらめきが、 "→"ゆらめきが "
触覚→触角です

463 :

昔のIFスレを思い出した
ノーマルSSもいいね

464 :
ごめん、花井なの?

465 :
最終回で烏丸が播磨を花井と間違えたことだと思うが・・

466 :
三原 梢でひとつ

467 :
エロ展開は全然なかったのに妄想は捗る珍しい漫画だった

468 :
保守

469 :
新年初カキコ

470 :
age

471 :
ほしゅ

472 :
ほしゅ

473 :
でっち

474 :
てs

475 :2013/09/15
あげ
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