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2013年10エロパロ228: ガンダムヒロインズ MARK ]W (522) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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ガンダムヒロインズ MARK ]W


1 :2009/08/23 〜 最終レス :2013/09/22
語るも良し!エロパロ書くも良し!
ガンダムの娘ッ子どもで妄想が膨らむ奴は集え!
ガンダム以外の富野作品もとりあえず可!で、SSは随時絶賛募集中!
ガンダムヒロインズ MARK ]V
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197866886/

2 :
■過去ログ
ガンダムヒロインズ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1007/10076/1007655458.html
ガンダムヒロインズ MARKU
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1040/10405/1040508424.html
ガンダムヒロインズ MARKV
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1056/10568/1056852515.html
ガンダムヒロインズ MARKW
http://pie.bbspink.com/eroparo/kako/1071/10716/1071647163.html
ガンダムヒロインズ MARKX
http://idol.bbspink.com/eroparo/kako/1082/10821/1082193496.html
ガンダムヒロインズ MARK VI
http://idol.bbspink.com/eroparo/kako/1093/10936/1093639318.html
ガンダムヒロインズ MARK VII
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1103/11032/1103211618.html
ガンダムヒロインズ MARK VIII
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1111/11118/1111804843.html
ガンダムヒロインズ MARK IX
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1120/11208/1120835291.html
ガンダムヒロインズ MARK,X ( 10 )
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133328333/
ガンダムヒロインズ MARK ]T
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149928068/
ガンダムヒロインズ MARK ]U
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169384276/
ガンダムヒロインズ MARK ]V
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1197866886/
■公式サイト
SUNRISE official Site
ttp://www.sunrise-inc.co.jp/index.html
ガンダムオフィシャルズ
ttp://www.gundamofficials.com/
劇場版Zガンダム 星を継ぐ者
ttp://www.z-gundam.net/
AC:機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズDXサイト
ttp://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ac_zdx/
GNO ガンダムネットワークオペレーション
ttp://www.gno.ne.jp/
■SS保管所
南極条約
ttp://nankyoku.sakura.ne.jp/
エロパロ板dat落ちスレ保管庫
ttp://eroparo.e-city.tv/index2.html
機動戦士ガンダム Voice Of The Earthまとめリンク
ttp://www.geocities.jp/spirit_shout/vote/index.html
■参考リンク
シャア専用辞典
ttp://www.geocities.jp/charsenyou_jiten/e/v.html#2

3 :
とりあえず職人さんがたの復帰を願って。

4 :
南極条約のアド変更。
南極条約2.0
http://nankyoku2.com/南極条約2.0へ入る>

5 :
ミスった。
南極条約2.0
http://nankyoku2.com/
まとめリンクも消えてるけど復活願って残しとく。

6 :
10以降の過去ログはこっちでも読めるっぽい。専ブラいるけど。
ガンダムヒロインズ MARK@`X ( 10 )
http://yomi.bbspink.com/eroparo/kako/1133/11333/1133328333.html
ガンダムヒロインズ MARK ]T
http://yomi.bbspink.com/eroparo/kako/1149/11499/1149928068.html
ガンダムヒロインズ MARK ]U
http://yomi.bbspink.com/eroparo/kako/1169/11693/1169384276.html

7 :
乙。
もうすぐ1年か。他の職人さんもそうだけど、復帰して欲しいな。

8 :
ヒロインの名前でしりとり。
マーベット

9 :
トビア

10 :
アイナ

11 :
ナナイ

12 :
イリア

13 :
アッシマー

14 :
アニー

15 :
ニナ

16 :
ナタル

17 :
ルー

18 :
ウッソ

19 :
ソシエ

20 :
エマ

21 :
マリーメイア

22 :
アメリアー!

23 :
アンナマリー

24 :
リリーナ

25 :
ナカッハ・ナカト

26 :
トニヤ

27 :
ヤッサバ

28 :
パーラ

29 :
ラカン・ダカラン

30 :
しりとり終わり。
職人さんたちが戻られますように。

31 :
それとマリーメイア可愛いよマリーメイア。

32 :
まあ即回避なんだろうが、説明が無いと荒らしにしか見えん・・・
ところで、どう見てもヒロインじゃない人が大勢含まれているんですが。

33 :
まさかの次スレでした
カテジナさん可愛いよカテジナさん

34 :
ジオフロさんの復帰はまだか。もちろんISAPさんもお待ちしております。

35 :
3年待ったら来るかな。ソロモンよ私は還ってきた、みたいなノリで。

36 :
腹黒ティファ

37 :
「ほらぁ、ここがいいんでしょう?」とか
「なぁにぃそれ? それのどこがサテライトキャノンなのぉ?(ププ」とか
かない声でなじってくる訳か。

38 :
ただの壊れたダッチワイフだからなマリーダwww
しても犯しても犯罪にならない
人形に人権なんてないからなwwww

39 :
アッシマー・・・だと・・・?

40 :
汚物マリーダでもヒロインになれる宇宙世紀
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1249936502/l50
肉便器マリーダ亡を祝って虐待スレでも始めるか
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1243558351/l50
【マリーダ】ヒロインが肉便器のUC(笑)【娼婦】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1244266122/l50
売国奴カガリvs売春婦マリーダ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1245457117/l50
知能障害ステラvs肉便器マリーダ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1245456841/l50
マリーダより汚いヒロインって存在するのか?
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1246621362/l50
【精液】アニメでも肉便器だったマリーダ【便所】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1249936390/l50
【少女】マリーダの客が集まるスレ【娼婦】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1232073166/l50
【肉便器】マリーダのを楽しみに待つスレ【売女】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1239433519/l50
【ツンデレ】プルツーvsマリーダ【売春婦】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1246620881/l50
マリーダ・クルスだが質問に答えてやる!
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1246973207/l50
マリーダの娼婦・中絶設定って何だったの?
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1241707291/l50
マリーダならモテないお前らでもSEXさせてくれるよ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1244277042/l50
口しか使えない精液便所マリーダの有効活用法
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1245230830/l50
肉便器マリーダの声優は枕声優ゆかなだろ常考
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1247117640/l50
最悪の汚れキャラ・マリーダの声優を誰がやるのか
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/voice/1248248228/l50
マリーダの汚いマンコとアナル
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250976146/l50
お前らマリーダとフェルトどっちとセックルしたい?
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250972551/l50
【ガンダム】マリーダに萌えるスレ【UC】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250880603/l50
【マリーダ】売春婦専用声優・甲斐田裕子【月詠】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/voiceactor/1250976474/l50
売春婦マリーダの声優がまた甲斐田な件
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1250978184/l50
【異物挿入】マリーダが客にされた被虐プレイ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1252129967/l50
売春婦マリーダの声優やる奴って馬鹿だろ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1252130281/l50

41 :
「…このカルテにある火傷や裂傷の痕というのは何だ?」
カルテに描かれた人体の線画に、創痕や火傷を示す無数の書き込みがあった。
添付された写真には、太股や乳房にまで残る古傷が克明に捉えられている。
モビルスーツに乗ってできる類いの傷とは思えない。
レイアムは顔を逸らし、
「変態どものオモチャにされてきたんでしょう」
と吐き捨てるように言った。
「ハサン先生の話では、もう女性の機能は破壊されているとか」
さすがに絶句した。
                                   UC5巻


肉便器マリーダは体も傷だらけw

42 :


43 :


44 :
ジュドーとプルツーで何か一つ。

45 :
最近ミライさんのエロさにようやく気付いた
良家の優等生お嬢さんなところがやたらエロい
だが相手がみつからんのだ

46 :
ブライトでいいのでは。

47 :
スレッガーとカムランも居るでよ。

48 :
1.シーブック・アノーとしての役割
 生い茂る草木をかき分けひたすら山道を歩いてきたシーブックとセシリーだったが、
長い宇宙生活で変わってしまった身体では、本当にただ歩くだけで精一杯だった。
元々がコロニー生まれのコロニー育ちである二人にとって、地球の重力はやはり重い。
木星で生まれ育ったベルナデットが初めて地球に降りた時、一週間経っても体を
動かせなかったというのも無理からぬ話だろう。
 体をひきずるようにしてついてくるセシリーを見て、シーブックは足を止めた。彼女の方は
もう限界だ。片腕を失ったとはいえ、自分と彼女では体力的にかなり差があるのだろう。
しかしそう思うと、嬉しさがこみ上げてくるような気がした。まだ自分が彼女を守ってやれる……
そういう自信にもつながった。
 後ろに向き直ると、荒く息をつくセシリーと目が合った。セシリーは一瞬ためらうような
仕草を見せたが、すぐに顔を上げ凛とした表情でこちらを見つめ直してきた。
「……どうかして?」
 そして、微笑みさえ浮かべてみせる気丈な態度。シーブックはこんな彼女が愛しいと
思うと同時に、いまだ消えないベラの影にやりきれない思いになった。
「そろそろ陽も落ちてきたし、今日はこの辺りで休もう。幸い近くに川があるし」
 それを聞いたセシリーは、思いなしかほっとした表情を見せた。が、シーブックが彼女に
近付くとその分だけすいと後ずさる。恐らく無意識なのだろう。彼女自身、縮まらない距離に
戸惑っているように見えた。
 シーブックは肩にかけていた荷物を地面に置くと、大きく一歩踏み出しセシリーの肩を掴んだ。
「セシリー」
「え? あ、その……ごめんなさい」
 肩を掴まれたセシリーは、掴まれた肩からシーブックの顔、それから互いの足元を見て
くしゃりと顔を歪ませた。今にも泣いてしまいそうな表情を浮かべたセシリーに、シーブックは
何も言えなかった。
 ──十年という歳月は長い。そう痛感し、手を離す。
「いや、俺の方こそすまない。今日の分の食べ物はあるし、明日には街に着くさ」
 地球でセシリー達が世話になっていたおやっさん(と、トビアが呼んでいた)に、二人は
文字通り世話になった。着るもの、食べるもの、簡素ではあったが眠る場所を確保して貰い、
生活の手伝いをして地球の環境に体を慣らしていった。つかの間の平和。つかの間の幸福。
 その生活を、今度は二人だけで掴んでいかなければならない。
 戸籍すら持たない二人に、それが出来るのかどうかは分からなかった。どちらも不安を
感じていた。それでもやらなければならないのだと、少なくともシーブックはそう考えていた。
「えぇ……そうね。ごめんなさいね、シーブック」
「謝る事はないさ」
 セシリーを一際大きな樹の側に座らせ、シーブックは先ほど通り過ぎた川へと歩を進めた。
自分もそうだが、休む前に一日分の汗を洗い流さなくては。

49 :
 風が吹く度に、草木がざわざわと騒いた。ふと、シーブックはハイスクール時代の事を思い出した。
放課後になれば一も二もなく山へ行き、グライダーで飛んでいたあの時の事。モビルスーツを駆り
人の命を奪うなんて、考えた事も無かった時の事。
(人し……か)
 F91は今でも連邦軍で使用されている。自分が初めて人をしたあのV.S.B.R.の力も未だに健在。
10年を過ぎて尚も現役を誇るマシンを作った母は、本当に『仕事の出来る人』だったのだ。
バイオセンサーの研究だって、まだサナリィで続けられている……。
 そこまで思って、シーブックは未だ戦いを忘れられない自分に気が付いた。セシリーがベラを
忘れられないように、自分もキンケドゥ・ナウを……レジスタンスのシーブック・アノーをも忘れる事が
出来ないのだ。今は、まだ。
「ああ、ちくしょう!」
 シーブックは声を上げた。
 分かってはいる。十年という歳月は、そう簡単に埋められるものではない。そして簡単に
忘れられるものではない。自分がこうして思い起こすのと同様に、セシリーだって人をめた
罪の意識に苛まれる事もある。それをなんとかするのが自分の役目だというのに、感傷に
浸っている自分が許せなかった。
 パンッ!
 勢いよく自分の顔を両手で挟むと、小気味よい音と共に強い衝撃が走った。じんわりと
熱を持ちながら、頬がひりひりと痛み出す。体の一部でなくなった右手は、感じたことの無い
感覚を脳に伝えていた。
 シーブックは川に降りて、一気に肘の辺りまで水に浸した。冷たい、と感じた。──ような気がした。
そう気付けたのは同じように左手を川に突っ込んでみたからで、比べてしまえば機械の右腕は
全く感覚を伝えていなかった。
(安いものさ)
 シーブックは微笑んだ。こんなものでセシリーを取り戻せたのなら、安いものだ。
 手を引き上げると、シーブックは川の水で顔を洗い、脇に置いていたバッグからタオルを取り出し
顔を拭いた。それから新しいタオルを二枚取り出し、水に浸して固く絞る。水筒に水を汲んで
タオルと一緒にバッグに詰めると、シーブックは来た道を引き返していった。

***

50 :
2.ベラ・ロナとしての年月
 シーブックが大木の元へ戻ると、セシリーが笑顔で彼を迎えた。
「遅かったから心配したわ」
「鹿に襲われてたんだ」
「あら、それは大変ね」
 くすくすと笑うセシリーを見て、シーブックも安心した。いつでもこうして笑っていて欲しい。そう思った。
「ああそうだ、これ」
 水で絞ったタオルを渡すと、セシリーはまた一層目を細める。
「やだ、自分で行けたのに」
「応急処置だよ」
「フフ、まるでケガでもしたみたい」
「セシリー!」
 堪えきれないとでもいうように声を上げて笑い出したセシリーに、シーブックは非難の声を上げた。
彼女は構わず笑っているが、シーブックはもうそれ以上何も言わなかった。
 シーブックが荷物の中から食べ物を取り出すと、セシリーはようやく笑うのを止めた。食事前だからと
セシリーはタオルで顔を拭き始め、それから首を拭く。首の後ろを拭いて、パーカーのファスナーを
下げながら胸元をどうしようかと迷っている内、シーブックの視線に気が付いた。
 幸か不幸か、セシリーのニュータイプの能力も健在だったのである。
「シーブック?」
 そう声をかけられ、シーブックは自分が彼女を凝視していた事を覚った。
「わ、悪い。別にそういうつもりじゃ……」
「そういうつもりって?」
 慌てて視線を逸らしたが遅かった。身を乗り出してきたセシリーの胸元が、ファスナーの持ち手が
重力に引かれた事によって大きく開く。
「……あ」
 重力の弱い生活が基準になっている二人にとっては、やはりまだ地球での生活は慣れないものだったのだ。
 飾り気のない簡素なつくりのブラジャーが、それに覆われた豊満な柔肉が、シーブックの網膜に
はっきりと焼き付いた。セシリーはセシリーで、シーブックとは違った角度からそれが見えた。
 恥ずかしい……! そう思うのと同時に、セシリーは素早く両腕を胸に回して俯いた。シーブックは
ぴくりとも動かない。そして、どちらも喋らない。
 しばしの間。

51 :
(どうしよう、こんな、こんな……恥ずかしい……!)
 セシリーは、何が恥ずかしいのか自分でも分からなくなっていた。
 最初は、自分の体を見られた事に対して恥ずかしいと思った。が、コスモ・バビロニア戦争以後
しばしの間二人は恋人同士であり、性的な干渉を全くしなかった訳でもない。今更恥ずかしがる
というのもおかしな話だし、むしろ彼を拒むような態度は失礼にあたるのではないか。
 そしてもう一つ、自分達の年齢の事である。28というのは既に女として成熟している頃であって、
胸元を見られただけで恥じらうような年齢ではないはずだ。
 セシリーはシーブック以外に男を知らないが、彼はそうでないかもしれない。今更うぶな態度を
見せられても、彼は単に面倒な女だと思うかもしれない……そう思うと、セシリーは自分のした事が
堪らなく恥ずかしく思えてくるのだ。
 もちろん全てセシリーの勝手な思い込みだったが、慣れない環境と疲れで思考がまともに
はたらいていない事をセシリーは分かっていなかった。
「ご、ごめんなさい。私、もうそんな年でもないのに……」
 呆れられても仕方ないと思いながら、セシリーは腕を下ろす気にはなれなかった。小さく縮こまっている
自分にでも捕まっていなければ、不安でどうにかなってしまいそうだった。
「……セシリー」
 優しげなシーブックの声が聞こえた。
 セシリーは思い出す。彼はいつだって優しくて、自分を見捨てたりはしなかった。黙って側にいてくれた。
だがその記憶ですら、一度不安に囚われてしまった心をすくってはくれなかった。
「セシリー、こっちを向いてくれないか……セシリー?」
 頬から耳の後ろにかけて、シーブックの手が触れた。冷たい手。自分のせいで、人のものでは
なくなってしまった彼の右手。一歩間違えば彼そのものをなくす所だった……。そうだ、自分は
彼に対して後ろめたい事があり過ぎる。考えてみれば今まで彼が自分に優しかったのは
奇跡のような事で、本当ならとっくに愛想を尽かされてもおかしくない状態だったのではないか。
 ──ずっと彼に無理を強いていた。そのストレスを、自分の体を差し出す事で少しでも軽くする事が
出来るのなら、すぐにでもそうすべきだろう。
 たとえ無理に体を開かれたとしても、今までの事を責められたとしても、詰られたとしても、
仕方のない事……セシリーは、神の鎌を首に宛がわれたような気分で顔を上げた。
 だがセシリーを待っていたのは、嘲笑でも罵倒の言葉でも、もちろん暴力でも無かった。
「……怖がらせてごめん」
 心底すまなさそうな顔をして、シーブックはそっとセシリーの頬を撫でた。
「嫌がる事はしない。だからそんなに怯えないでくれ」
「シーブック……」
 セシリーは後悔した。こんなにも優しいひとを、自分は何故信じられなかったのだろう。しかし同時に
幸福感を味わってもいた。セシリー・フェアチャイルドは落ち着き無くあちこちをふらふらしていた
ひどい女なのに、シーブックは優しくしてくれる。いたわってくれる。
「ごめんなさい。私、急に取り乱したりして」
 口から自然に感情が出ていく。思った事も言えず、自分で自分が分からなかったさっきまでと比べて、
それはとても素晴らしい事だとセシリーは感じた。思った事を言える。自分の考えをためらいなく
他人に伝えられる。
「いいトシして、恥ずかしいわよね。こんな事くらいで」

52 :

「いや、そんな事は……。むしろ俺の方こそ、あんなジロジロと」
「シャワー、覗いたりしてたのにね?」
「え、それは……っはは、まいったな」
 困ったように髪を掻き上げるシーブックは、それでも優しく微笑んでいた。
 彼のそんな表情を見ていると、セシリーは堪らなくなる。胸の奥がぎゅっと縮んだようになって、
苦しくて苦しくて仕方がない。ベラ・ロナとして艦を動かしている時もそんな事があった。彼の表情を
思い出し、一人ベッドで自分を慰めた事もあった……。
「シーブック」
 考えるより先に、体が動いていた。セシリーはシーブックに自分の体を預け、たくましい首に腕を
回した。指先に硬い髪の感触が触れる。
 男性の体だ、とセシリーは思った。自分とは違うつくりの自分ではない人間。でもわかり合える。
彼は間違いなくニュータイプだし、自分にもその片鱗があるという。自分達が人の革新ならば、
新たなカテゴリーの人間ならば、いいや、そうでなくとも彼の、彼自身が持つ性質としての……。
 そこまで考えて、セシリーは大きく首を振る。
 セシリーは目を閉じて、一層自分の体をシーブックに押し付けた。 
「シーブック、好き。大好きよ」
 シーブックは彼女の想いごと全て包み込むようにして、セシリーを抱きしめた。

***

53 :
3.交感
「本当にいいのか? 無理、してない?」
「してないわよ。ひょっとして嫌なの?」
 セシリーは口をへの字に曲げて上目がちにシーブックを見つめてくるが、そんな訳がない。
シーブックとしてはいつだってセシリーを抱きたかったし、セシリーの感触に飢えていた。
 シーブックは意を決して、彼女の体に触れた。
「ん……」
 小さく声を上げて身じろぎするセシリーが愛しい。自分のした事に反応してくれているのだと思うと、
一層愛しさが募った。その心のまま、体の輪郭をなぞるようにセシリーの上体を撫で回した。
ただそれだけなのに、いちいち息遣いや声で反応してくれる。嬉しかった。
 そうしている内にセシリーの内股に手を滑らせると、ぴくんと体が震えた。ぎゅっとシャツを
掴んでくる小さな手が愛おしい。
「セシリー、こっちに」
 不安がらせてはいけない。逸りすぎた手を離し、セシリーの手は自分の首に回させ、セシリーを
自分の膝の上に乗せた。
 セシリーの重みがしっかりと自分にかかり、それは体重が重いとかそういう事でなく、セシリーの
肉感を直に感じる事が出来る行為だった。たまらなくなって腰に手を回し、強く強く抱きしめる。
セシリーは、最初は手を背に回し抱き返していたが、少し迷った後シーブックの手に重ねた。
「好きよ、シーブック」
「ああ、俺もだ」
 手の甲に感じるセシリーの感触。体の前面に感じるセシリーの体温。鼻孔いっぱいに広がる
セシリーの匂い。短く切りそろえられたセシリーのブロンド、その下から覗く白いうなじ。俺達は
生きている――シーブックはそう実感した。だが、何かが足りない。真に心まで通じ合ったはずなのに、
何が足りないというのか。
 シーブックは人間の五感を一つずつ思いだし始めた。視覚、触覚、嗅覚、聴覚……あぁそうかと、
すぐに納得がいった。足りないのだ。足りないに決まっている。ずっと長い間、自分はそれを
味わっていなかったのだから。
 シーブックはためらいなくそのうなじに舌を這わせた。
「っ!」
 おそらくは優しい感覚に包まれていただろうセシリーが、突然の刺激に身を縮こませる。しかし
シーブックは反射的に逃げようとする体を押さえつけ、無遠慮にその柔肌を舐め回した。
「あっや……! ん、うぅ……シー、ブック?」
 ビクビクと小刻みに揺れる体が徐々に緊張で固くなっていく様は痛々しくもあったが、自分と
同じように熱を持っていくのが嬉しかった。火照った体を密着させているせいで熱がこもり、うっすらと
汗ばんでいくセシリーの体。もちろん自分もそうだが、そんな事を気にしている余裕はない。
「セシリー、愛している」
「あ、そんな……っ!」

54 :
 腹の辺りでだぼついているパーカーの裾から手を入れると、セシリーが一際大きく体を震わせた。
 シーブックはすぐに気が付いた。冷たいのだ。利き手である右の腕は、肘から下が無機質な金属製である。
じんわりと熱を持っていた体には、余計に冷たく感じただろう。
 左手を使おうかと考えたが、ぎこちない愛撫でもしセシリーを傷つけたらと思うと二の足を踏んでしまう。
それに肌の感触を味わいたいという助平心からそうしたのではと思われるのも嫌だ。
 迷っているシーブックの右手に、そっとセシリーの手が重ねられた。
「私が温めるから、やめないで……ね?」
 そう言って何度か手の甲をさすると、両手で包み込んでくれる。しばらくそうしてから、セシリーは
シーブックの手を上へ上へとずらしていく。乳房に触れるか触れないかの辺りで、セシリーの手は
パーカーの外へ出て行った。もう大丈夫という事だろう。
 意を決して、シーブックはたぷたぷとした乳房を包み込んだ。傷つけないように慎重に力を込めると、
やわらかい弾力が手を押し返してくる。その感触が楽しくて、シーブックはしつこいくらいにその柔肉を
揉み込んだ。
 何度も繰り返しその弾力を楽しんだ後、シーブックは下からそっと持ち上げてみた。機械の手にも
伝わるしっかりとした重み。カッと体が熱くなるのを感じる。
 セシリーの体を支えていた左手を素早くパーカーの下に滑り込ませ、シーブックは両手で二つの乳房を
持ち上げた。その勢いでパーカーの裾はずり上がり、白い肌が見えてしまっていた。しかしシーブックは
それに頓着せず、ぐい、と寄せ上げた乳房を、今度は機械的に手から離した。
 ぶるん、と音がしそうな程勢いよく、二つの乳房が揺れる。左右に揺らめいていた乳房はやがて、
重力に引かれて均衡し静止した。
 シーブックはそんな事にすら地球の神秘に思え、なんだか神聖なものを見たような気持ちでセシリーの
乳房を見つめる。持ち上げた時は隠れて見えていなかった朱い蕾が、遠慮がちにこちらを見上げていた。
 殆ど反射的に、シーブックはその蕾に指先で触れた。中指の腹で撫でると、ぷっくりと膨らみ
勃ち上がってくる。痛みを与えてはいけないと、シーブックはその蕾に触れるのを止めた。代わりに、
薄く色づいた乳暈へと指をずらす。肌の色の変わる境目をなぞっていると、セシリーがずっと詰めていた息を
吐き出した。
「あ……あなた、そういうのが好き、なの……っ?」
 吐息混じりに問われても、一体何の事なのかシーブックには見当も付かない。どういうのだろうと
考えながらも、指の動きは止めない。くるくると周りをなぞっていると、ついにセシリーが体を捩りだした。
「どうしてそう、澄ました顔してられるのよ」
 『私は、こんなに辛いのに……』。苦しそうな息遣いが聞こえた。これはセシリーの心だ。セシリーの心が
流れてくる。ならば同じように自分の心も流れているはずなのに、なぜセシリーには届いていないのだろう。
 もしかすると、ほんの少しだけ、自分の方が鋭いのかもしれない。シーブックはそう仮定する。
 ニュータイプというものは、エスパーの類では無いと自分は思っている。以前は……トビアに会うまでは、
ニュータイプとはパイロット適性のある人の事だと思っていた。が、今では、人よりほんの少し勘が鋭かったり、
感性が優れている人の事を言うのだと思っている。だから自分とセシリーはあの時通じ合えた。その後トビアとも通じ合えた。

55 :
「セシリー、腰を浮かせて」
「急に……」
 文句を言いながらも体は動いている。その隙にあぐらをかき、横向きにセシリーの体を下ろした。
 右腕にセシリーの背中をもたせかけると、無防備になった乳房に口を寄せた。さっきまで指でしていた事を
舌で再度やり直すのだ。舌の腹で乳首をくるむように撫で、乳輪の境目を舌先でなぞる。やわらかくなっていた乳首が、再度硬くなった。
「ちょっと、しつこいわよ」
 批難するように額を押されたが、構わず続けた。思った通り、セシリーの口からは堪えきれない喘ぎが
漏れた。泣いているようにも聞こえるが、違う。
(感じてくれてる……)
 性欲を煽られるようななまめかしい声に、シーブックは自分の体が反応しているのを感じた。セシリーにも
気付かれているだろうが、そんなものは知った事ではない。もっとセシリーの声を聞きたい。何度となく
思い出したハイスクール時代のそれではなくて、今自分の中にいるセシリーの声を。
「あぁ、あっ……やっ、ん、んうぅ……っ」
 シーブックを押しやる事は諦めたが、今度は自分の声を抑えようと、セシリーは両手を口元に持って行く。
が、シーブックはそれを許さない。片方ずつ捕らえ、自分の首に回させた。するとセシリーは素直に自分を
抱きしめてくれる。
 嬉しくなって、シーブックは軽く歯を立ててみたりする。セシリーはそれに応えるように声を上げる。やがて
セシリーが膝を擦り合わせているのを見つけて、シーブックは改めてその美しい曲線を描く足に手を伸ばした。

***

56 :
途中ageてしまってすみません。
久々にF91を読んだら、当時どうでも良かったこの二人に萌えました

57 :
4.知識と絶対的に足りない経験
 今度は向き合うようにしてセシリーを膝に乗せると、長くしなやかな足が自分の腰に巻き付いてきた。
こういうのもいいな、とシーブックは思い、ゆるく口の端が上がる。なんだかんだ言っても、
無駄に年を取ってきた訳ではないらしい。
 一方セシリーは自分が落ち着いているのが気に入らないらしく、バカとかエッチとかロリコンとか、
脈絡のない罵倒の言葉を吐いている。子供のように可愛らしいその仕草についイタズラ心が
湧いてきたのか、シーブックは何もまとっていないセシリーの尻を左手で撫でた。
「やんっ」
「お、予想外の行動」
 てっきり怒鳴られるかビンタだろうとシーブックは思っていたのだ。だがおそらくそれは
ハイスクール時代のセシリーやベラの反応であって、今のセシリーにとっては自然な行動だったに
違いない。赤くなった顔を見られるのが恥ずかしいのか、シーブックの肩に顔を埋めて黙っている。
「すべすべしてる。気持ちいいな」
 それをいい事に、シーブックはそのさわり心地の良い尻の感触を思うがままになで回している。
ともすれば痴漢のような触り方だが、幸い辺りにいるのは動物達。人の気配は全くない。
「いやらしい事を言わないで」
「これならハタチでも通じるな」
「……バカにしてる?」
 ベルナデットが艦に来て以来、彼女はやたらと年齢を気にしていた。それを思い出して、
シーブックとしてはよかれと思って言った事だったのだが、セシリーの反応を見るとそう嬉しくもないらしい。
(相変わらず女性って難しいな……)
 アンナマリーやドロシー、ベルナデットといった、自分の回りにいた女性達を思い出す。皆
境遇は違うが、それぞれに複雑な思いを抱いていた。
「ちょっとあなた、何を考えてるの?」
「え?」
 気付いたのだろう。これから男女の営みをしようという時に他の女性の事を考えるなど、
うかつにも程がある。自分は以前と比べ大分明るい性格になったとは思うが、ここ数日の間に
平和ボケでもしてしまったのだろうか。
 シーブックは何も言えなかった。謝ってしまえばやましい所があると認める事になるし、セシリーが
一番好きだなどと言ってしまえば他にも気があるのかと疑われてしまうだろう。いや、正確には
『そう反論する隙を与えてしまう』。
「もう、さっきからやる気があるのかないのか、はっきりしてよね」
「そりゃあるに決まってるだろ」
 シーブックはセシリーの手を取り、自分のモノに触れさせた。
「ーーーッ!!!」
 声にならない声を上げ、目を白黒させて顔は真っ赤。セシリーがこんなに混乱した姿を見るのは
初めてだっただろう。……そして、自分の逸物に爪を立てられたのも。
 ──バサバサバサッ!
 二人の声に生命の危機を感じた野鳥の群れが、一斉に木から飛び立った。

58 :
肉便器マリーダ

59 :
おお。久々に職人さんきた。
優等生だけど朴念仁なシーブックらしいw
爪は痛いな爪はw

60 :
GJ!

61 :
GJ!ぜひ続きをぉ・・・・

62 :
ブラボー・・・
   おお・・・ブラボー!

63 :
5.over the line
「ごめんなさい」
 しゅんと項垂れるセシリーが、いつになく可愛い。が、痛いものは痛い。
「あ、ああ……。これくらい、へ、平気さ……」
 シーブックは、途切れ途切れにそう答えるのが精一杯だ。しょんぼりと萎えてしまった陰茎を、
セシリーがそっと覗き込んでくる。シーブックは情けない気分になったが、なんとなく隠そうという
気にならなかった。
「本当に、私……。まだ痛む?」
 セシリーが、セシリーの白魚のような指が、そっとシーブック自身に触れた。
「うっ」
「ご、ごめんなさい!」
 ぱっと離れてしまったセシリーの手を、シーブックは咄嗟に握りしめていた。
「……?」
「あ、いや、その……」
 セシリーの心配そうな表情を見ると、シーブックはますます自分が情けなく思えてくる。
(しっかりしろシーブック・アノー! 今までチャンスはきっちりモノにしてきたはずだ、そうでなけりゃ……)
 自分をきつく叱責し、木星帝国との戦いを思い出す。一瞬の気の緩みが命取りだった、あの
厳しい戦いを。その最中、自分は今よりずっと頼りがいのある男だったはずだ。大丈夫だ、
俺は上手くやれる!
 澄んだブルーグリーンの瞳に光が差した。丁度良い事にセシリーはシーブックの股間に気を
取られていて、それに気付いていなかった。
「セシリー、あのさ、頼みたい事があるんだ」
「ええ、私に出来る事なら!」
 責任感からだろう、セシリーは待ってましたと言わんばかりにそう答えた。
 ちらりと罪悪感が頭をもたげる──が、これは騙すとかそういう事ではない。必要な事なのだと、
シーブックは自分に言い聞かせた。
「なら……」
 握っていた手を、自分の竿に触れさせる。今度は爪を立てられないように、注意深く慎重に。
とは言え、セシリーの方も今度はそれほど驚きはしなかったのだが。
「まだ少し痛むんだ。優しくしてくれないか。こんな風に」
 セシリーの手を、根元から先まで撫でさせた。尿道口から透明な液が垂れていて、先ほどまでの
滾りを思い起こさせる。
「えぇ……」
 セシリーの触り方は、本当に優しかった。とても優しかった。そこに血が集まっていき硬く形を
変えても、セシリーは手を止めなかった。
 こんな理由をつけなくても、彼女は手淫ぐらいならしてくれただろう、ともシーブックは思う。実際
昔はしてくれていたのだし、口を付けてくれた事もあった。だが、今の二人にとっては必要な事だった。
無理にでも理由をつけなければ、お互い行為に進む事が出来ないのである。

64 :
 だがそれは理由を付ければ進めるという事でもある。歳月は想いの形を変えたが、互いを大事に
思う事には変わりはない。互いに、体を重ねたいという気持ちも理解している。
「これは? 痛くはない?」
 セシリーがカリ首に指を回し、くびれをきゅっと締め付けられた。
「あ、あぁ……平気だ」
 気持ちいいよ、と言えない自分が情けない。軽口を叩く事は出来ても、肝心な時に言えなければ……。
ギリギリの戦場を駆け抜けてきて慎重になっているのか、単に臆病なだけか。
(セシリーの指、やわらかい。それにきれいだ)
 シーブックの視線を意識しながら、セシリーはやわやわと亀頭を包み込んだ。見られている事に
緊張しているのだろう、動きは少しぎこちなかった。そして、昔の勘を取り戻さなければならないのは
二人とも同じなのだ。
 粘着質な先走りを指先にまとわせ、指の腹でコリコリと裏筋を擦る。その刺激に、血管が浮き出た
陰茎はびくんびくんと動き回り、セシリーには自分の手から逃げて行こうとしているようにも見えた。
「ダメじゃない、大人しくしてなきゃ」
「そんな事言ったって……うぁ」
 片方の手で陰茎を握り、もう片方でカリと裏筋の継ぎ目を擦られる。声を漏らしたシーブックに
満足したのか、セシリーは続けて陰茎を上下に扱き始めた。
「あぁ、く……ううっ!」
「うふふ、相変わらずここ、弱いのね」
「そんなの、セシリーだって……っ」
 シーブックは、無防備になっていたセシリーの内股に触れた。
「あ、ちょっと……!」
 指先を滑らすようにして、下から上へとなぞり上げる。自分の上に乗った体に緊張が走り、性器への
刺激が止まった。それをいい事に、シーブックはくるくると円を描くようにしてなぞり上げる。セシリーは
太ももが極端に弱い。
 そのまま指を滑らせふっくらと盛り上がった恥丘に触れると、セシリーはまたびくんと体を震わせた。
足を閉じようとしているのか、腰が締め付けられる。
「ここはふっくらしてて……焼きたてのパン?」
 とぼけてみせると、セシリーは股間から手を離して肩に顔を埋めた。尻を撫でた時と同じ反応だ。
「バカな事を言わないでっ」
「あぁ、そうだな」
 恥ずかしがってもう触れようとはしてくれないが、もう刺激が無くても十分なくらい、シーブックの
それは硬く勃起している。目の前の女にくるまれたくて、いきり立っている。
 シーブックは、左手でセシリーの大陰唇を広げた。くちゃりと音を立てて開かれたそこは、まるで
触れられていなかったというのに潤っていた。
「パンはこんなに溢れさせたりしないもんな」
「そんな事言って……っ!?」
 半泣きになっているセシリーの腰を右手で抱き寄せると、開かれた女陰と自分のものが触れた。
その粘着質な感覚は、シーブックを陰茎にキスされたような気分にさせた。
 ずっと以前にそうして貰った時の記憶が蘇る。困惑したセシリーの顔、やわらかい唇の感触、
えもいれぬ幸福感……。
 頭に血が上るのを、シーブックは自分でも分かっていた。

***

65 :
6.交歓
 シーブックはセシリーを支えていた右手で自分のものを掴み、セシリーの女芯に亀頭を押し当てた。
いよいよ貫かれるのか……セシリーはシーブックの首に手を回してその衝撃を待つ。が、待ってみても
シーブックがそこに侵入してくる気配がない。どうしたのかと顔を上げると、シーブックがにやりと笑みを
浮かべた。
「あぁんっ!」
 くちゃくちゃと音を立てながら、シーブックは亀頭でセシリーの膣口をこねくり回した。それはセシリーの
中に潜り込んでしまいそうな程食い込んでくるのだが、すぐに他の所へ行ってしまう。豆粒のような
陰核を引っかけて、小陰唇を押し付けて。
「あっ、や……ふ、はぁん、くふぅんっ!」
 鼻に掛かったような、吐息まじりの喘ぎ。
(セシリーの声って、なんでこんな色っぽいんだ……!)
 とろける女芯の感触ももちろんあるが、シーブックはセシリーの声に反応していた。目尻に涙を溜めて、
セシリーは絶えず送られてくる快感の元から目を離さない。このなまめかしい声はしどけなく開いた
口から、いや、つんと上向いた鼻から出ているのかもしれない。
「セシリー、いいか? いくよ?」
「う、うんっ! いいわ、きて、きて、シーブック……!」
 亀頭がぐぬ、と肉を拡げる感覚があった。が、膣口に思った以上の抵抗がある。シーブックは両手を
セシリーの尻に回し、そのまま自分へと引き寄せた。
「あぁあああぁぁっっ!!」
 歓喜とも苦痛ともとれぬセシリーの悲鳴。しかしぬるぬるとした愛液に助けられ、シーブックの男根は
一気に根元まで埋め込まれた。膣内はきついのに、やわらかい襞が中で蠢いている。
亀頭やカリ首、刺激に弱いくびれや裏筋が隙間無くその襞と触れており、いっぺんに全部を容赦なく
責められている気分だった。
「セシ、リィ……! 力を、抜いてくれ」
「そんなの、無理っ、無理よ……っ!」
 力を抜くどころか、セシリーはシーブックにしがみついてきた。密着する体。押し付けられる
やらわかい乳房。その先端の硬い感触。
 不意を突かれたシーブックはつい射精しそうになったが、歯を食いしばってなんとか耐えた。
「なら、このまま動くぞ……!」
 たぷたぷとしたセシリーの美尻を両手で鷲掴みにし、勢いをつけて腰を突き出す。突くというよりは
軽い振動のような動きだったが、敏感なセシリーの肉壁は一斉にシーブックに絡みついてきた。
「うぅ……くぁあっ」
 荒く息を吐き出し腕の力をゆるめ、シーブックはもう一度同じように動いた。セシリーはさっそく
シーブックに合わせて腰を振り始めた。
 体が覚えている……? いや、どうすればいいか分かっている。どうして欲しいか知っている。
あまり考えたくはないが、これもニュータイプ能力のせい?

66 :
「シーブック、シーブック……っ!」
 名前を呼ばれてはっとする。愛しそうに自分を見つめてくる彼女の、なんと……。
「セシリー……セシリィイっ!」
 愛しい。頭が狂いそうな程に愛しい。
 この快楽がどういうものか、そんなのは後で考えればいい事だ。いや、考えなくてもいい事なのだ。
今はただ、セシリーを、セシリーと。
「セシリー、セシリイっ!」
 シーブックは、今までの優しさなど微塵も感じさせないほどに激しくセシリーを突き上げた。ぞろぞろと
襞が絡みついてくるが、それすらもかき分けて奥へ奥へと突き進む。
「シーブックう……くぅ、んっ……シーブック!」
 セシリーもそんな彼に臆する事なく動きを合わせている。臆するどころか、むしろ望んでいたのかも
しれない。自分を征服するように、屈服させるように、激しく愛される事を。
 『愛しい、愛しい、愛しい……』。ただそれだけを伝えたくて、シーブックとセシリーは体を動かしていた。
 もっと触れ合いたい。繋がりたい。いっそ一つになってしまいたい……そういう感情に、包まれていた。
お互いに包んでいた。それは温かい感覚。たまらなく優しい感覚。
「うあ、あ……! セシリー、あ、はぁっあ」
「シーブック……シーブック、いいの、いいからっ」
 セシリーがシーブックの口を塞いた。どちらからともなく触れ合った唇が割れ、すぐに舌を絡め合う
濃厚なキスが始まる。
「ん、んふ……ちゅむ、ちゅぱ……」
 ざらざらした表面をこすり合わせ、ぞくぞくと背中を駆け上ってくる快感と酸欠の苦しさとに酔う。
 そして、こみ上げてくる射精感。
「んむ、むぅ……ちゅ、れる、んっ」
 噛まないように、シーブックは舌を引っ込めた。それを察して、セシリーもシーブックの口内から
舌を引き抜いた。
 唇は触れ合わせたまま、互いにきつく抱きしめ合う。二人の意識では、二人は完全にとけ合っていて、
心臓の音まで一緒になっている気さえしていた。体は激しく交わっているのに、心はずっと穏やかだった。
『愛してる、セシリー』
『愛してるわ、シーブック』
 もう離さないとでもいうように締め付けてくるセシリーの膣内に、シーブックの熱い迸りが注ぎ込まれた。

***

67 :
7.海賊ですから
 きつく抱き合いながら快楽の絶頂を味わった二人は、ぐったりともつれ合うようにして大地の上に
横になった。
 たっぷりと汗をかいていたし、すぐにでも水浴びなり着替えなりをしたいような状態だったが、
体を離す気にはなれなかった。離れたくなかった。
(こんなのって、そうないよな……。にしても、俺もまだまだトビアの事は言えないな)
 ベルナデットの事になるとすぐ頭に血が上る、幼げな顔立ちの少年を思い出した。好きな女性の
為ならなりふり構わず、というところは似ているのかもしれない。その彼は宇宙へ飛び立った──。
 シーブックは空を見上げた。まだ陽は沈みきっておらず、赤に紺が混ざったような不思議な色をしている。
(幸せ、と言っていいのかな。これが)
 しんなりと自分に重なっているセシリーの重みが心地良い。あまりにも心地良くて、空を見ながら
眠ってしまいそうだった。セシリーが身じろぎせずに本当にじっとしていたら、とっくに眠りに落ちていた
かもしれない。
 セシリーの体をそっと下ろし、左腕に乗せた小さな頭を撫でてみる。子供扱いするなと怒られる事も
予想していたが、セシリーは黙ってされるがままでいてくれた。
 きっと、もうずっと甘えたかったのだろう。狭い艦内で、パンを焼くだけで全てのストレスを処理しきれる
はずがない。これからはいくらでも甘やかしてやろうとシーブックは思った。
「ねえ、シーブック」
「ん?」
「私ね、考えていたんだけど……」
 何の事だろう、と考えて、真っ先に思い浮かんだのは先ほどの行為についてである。
(ま、まさかこれからダメ出しされるのか……!?)
 確かにかなりの間行為自体に及ぶことはなかったし、セシリーの体についても記憶が曖昧だった事は
自分でも認める。自分は事前に手コキでかなり良くして貰ったが(その前に痛めつけられもしたが)、
その分本番で頑張った訳で……、いや、まさかセシリーに限ってそんな事はない!
 シーブックは大いにうろたえた。
「パンを、焼きたいの」
 ぽつり。遠慮がちにセシリーが言った。
「へっ!?」
 パンを焼きたい? 何故? 今? ここで?
「あ……。やっぱりだめ?」
 シーブックの反応に肯定の意思を読み取れず、セシリーは寂しげに呟いた。
「い、いや、違うよ。でもここでか? さすがにそれは無理があるよ」
「え? 違うわよ。街に行ったらの話、で……」
 セシリーは何故かそれきり口を閉ざしてしまった。
 少し考えて、セシリーの癖に思い当たった。ストレスがたまるとパンを焼く、そんな自分の癖を
恥じているのだろう。今更恥ずかしがる事でもないのに、可愛いひとだ。
「なら、街に行ったらまずはパン屋を探そう。手伝えば少しは世話を見て貰えるかも」
「……ふふ、うふふっ」
 シーブックとしては至極真面目に答えたはずなのだが、どうして笑うのか。こちらは考えても見当が
付かなかった。
「私達、これから一緒に生活するのでしょ。だったら、仕事を見つけないといけないじゃない」
 まさか海賊をやる訳にもいかないし、とセシリーは笑う。

68 :
「だからね、そういう事」
「お、俺がパンを焼くのか?」
「バカね、違うわよ。ふふ」
 尚も笑いながら、セシリーが体を起こした。さっきまでセシリーがいた所に外気が触れて、ひんやりと
冷たい感触が広がる。妙に寂しくなって、シーブックも体を起こした。
「私がパンを焼くから、手伝って欲しいの。また苦労をさせてしまうかもしれないけど……」
 下を向いて申し訳なさそうに言うセシリーの肩を抱き寄せる。皆まで言わせてしまうのは忍びない。
「いいんだよ。俺がセシリーといたいんだ。セシリーの役に立ちたい。俺を……」
「シーブック!」
 好きに使ってくれ、という言葉はセシリーによって遮られた。
 何かためらっていたようだが、セシリーは大きく息を吸い込むと、はあ、と一気に吐き出した。
「私、もうそういうの、嫌なのよ」
「セシリー?」
 ブルーの瞳が、まっすぐにシーブックを見つめる。
「あなたが私の為に犠牲になるのは、もう嫌。一緒に、二人で幸せになりたいの。あなたが私の為に
何かしたいと言うように、私だってあなたの役に立ちたいわ」
 だから……と続けるセシリーの口を、キスで塞いだ。
 突然の事に、セシリーは目を丸くしてぴたりと動きを止めた。シーブックは無抵抗のセシリーの唇を
割って舌を侵入させると、同じく無抵抗だったセシリーの舌に絡みついた。
「!!!」
 ようやく事態を察したセシリーだが、全く抵抗が出来なかった。無理に動いたり喋ろうとしたりすれば、
シーブックの舌を噛んでしまうかもしれないと思ったのだ。……もっとも、シーブックの方は噛まれる前に
逃げられる自信があったのだが。
 仕方なく、セシリーはシーブックの胸をとんとんと叩いた。自分は真面目な話をしているのだ。こんな事で
茶化さないで欲しい。すぐに離れてくれるだろうとセシリーは思った。ごめん、冗談だよ、と言って
笑ってくれるだろうと。
 しかしシーブックは硬口蓋を舌でくすぐり、端から順に歯肉をなぞり、誘うようにセシリーの舌先を
ちろちろと舐めてくる。思わず応えてしまいそうになるのを何とか堪え、背筋を走る快感に負けないよう
両手を握りしめた。だがそこにもシーブックの魔手が伸びてきて、指と指を絡めさせられる。
 息継ぎ以外に口を離して貰えず、快感に絆された体ではシーブックから離れる事も出来ない。
ついにセシリーは陥落した。かくんと力が抜け、崩れ落ちそうになる……が、地面に落ちる感触は
無かった。待ち構えていたかのようなタイミングで、シーブックが支えてくれたのだ。いや、確実に、
彼はこうなるのを待っていた。
「危ない危ない。大丈夫か?」
 白々しく自分を心配するようなセリフを吐くシーブックにカチンとくる。さっそく文句を言ってやろうと
口を開いたのだが、どうも感覚がおかしい。だが気の強いセシリーは、そんな事は気にしていられない
と判断した。それが間違いだった。
「だい、じょうぶらわけ……っ?」
 舌がもつれ、上手く喋る事が出来ない。まるで幼児のように舌っ足らずな発音。
 ろれつの回らない自分に信じられないとでもいうように、セシリーは自分の口を塞いだ。シーブックは
それを見て、すこぶる楽しそうにしている。
「俺の為に何かしたいって言うけど、今の所はこれで十分だ」
「な、な……!」
 口をぱくぱくさせているセシリーを、ゆっくりと地面に横たえた。
「さっきので勘を取り戻した気もするし、セシリーは寝てるだけでいいからさ」
「そ、そんなのできるわけないでしょう? わたしらって……うっ」
「私らって?」
 首を傾げ、やけに爽やかにシーブックが笑う。
「ひっ……卑怯よ、あなた!」
「海賊生活が長かったもので。使えるものは何でも使わないとね、艦長?」
 ──以後、好き放題体をいじくり回されたセシリーは、もう二度と床でのシーブックに噛みつくのは
止めにしようと思ったという。勘を取り戻したという彼の言葉は、本当だったに違いない。

***

69 :
以下エロパロ的には蛇足ですが、
人間が何だったのかをゆっくり考えると言った傷有りシーブックの言葉を信じて

70 :
8.地球に根を下ろすスペースノイドの話
 二回戦目も無事に終了し、食事や着替え等々を済ませたセシリーはすぐに眠ってしまった。疲れて
いたのだろう。もちろんシーブックも疲れてはいたが、体力勝負で女性に負けるような事はありえない。
 シーブックは空を眺めた。二回戦目をやっている内に陽はとっぷりと暮れ、月が出ていた。
 こうこうと辺りを照らす月は何故かぼんやりとしていて、宇宙にいる時よりもずっと遠く見える。それが
不思議だった。地球圏で戦闘をしていた時は、月はもっと大きく見えた。人も住んでいるし、
アナハイム・エレクトロニクスの支社だってあった筈だ。
 『人類が違う土地に住むというのはね、そこの人になるという事なの──』。以前、ベラがトビアに
そう言ったという。それは正しい考察だと思う。自分達が生まれ育ったフロンティアIVと木星での
居住ブロックを比べれば分かる。
(俺達も、この環境に慣れていくのか? 地球の環境に……)
 月の見え方、自分よりも大きな生き物、人が出入りしない場所がある事、本当に大きな山、草原、
見た事もない海……。それらがあっても驚かないようになっていくだろうか。
 だとすれば自分達のこどもは尚の事……いや、それを基準にして生きていくのだろう。何もかも大きな
この星で、この偉大な自然の恵みを享受して。だが出来る事なら、これが当然だと、当たり前の事だと
思わないで欲しいと願う。
 一年戦争を発端として次々に起こったスペースノイドとアースノイドの戦争。以後何度も衝突を繰り返し、
そのわだかまりがとけきらない内に第二次ネオ・ジオン抗争が起こり、マフティー動乱へと続く……。
皮肉にも、地球の希少さを守ろうとしたのはスペースノイドの方だった。だから。
 人類は宇宙へ移す事で地上の人口を減らし、汚染された地球を少しずつ浄化していく道を選んだ。
地球の浄化……鉄仮面のした事、考えていた事も、元はそういう事なのかもしれない。違うかもしれない。
 二度と忘れられないであろう、バグの耳障りな音を思い出す。続いて頭に声が響く。『昔さ、
ニュータイプって、モビルスーツに関してはスペシャリストがいたよな。そういうのって大概個人的には
不幸だったんだよな?』
 あの不愉快極まりない人兵器にやられたパイロットの言葉に、自分は多少なりとも反感を覚えた。
俺とセシリーが不幸になってたまるかと、そう思った。だが、今はそれを否定する気もない。
 ニュータイプは戦争なんか越えられる……、ならば人生の大部分を争いに費やしてしまった今の
自分は、本当はニュータイプなんかでは無いのかもしれない。
 それならそれでいいと、シーブックは思った。セシリーが、トビアが、ウモンじいさんが……自分達が
みんな不幸になるなどと、シーブックにとっては耐え難い事だ。
「う、ん……」
 不意にセシリーが声を上げたので、シーブックは反射的に顔を上げた。精神を集中し、辺りの様子を窺う。
「……ふう」
 大丈夫だ、人の気配は無い。
 シーブックはほっと胸をなで下ろすが、それ以前にここは山道の途中で、夜中に人が通る事は
滅多にないのだ。鳥やよく分からない生き物の鳴き声がひっきりなしに聞こえてもくるが、人間に
危害を加えるものは殆ど無いとの事。
 だがセシリーを守らなくてはという思いが強く、シーブックは少し過敏になっていた。
「は……あふ」
 あくびが出た。さすがに限界だろうか。ちらりと目をやると、セシリーはまだ眠っている。
 自分もそろそろ休もうか。そうだ、眠らずとも、体を横にするだけで体を休める事は十分に
出来る──そう自分に言い訳をして、シーブックはセシリーを起こさないように静かに体を横たえた。
 だが、体はとっくに限界を超えていたのだろう。すぐに強烈な眠気が襲ってきて、すとんと瞼が落ちた。
慌てて目を開けるが、やはりすぐに瞼が降りてくる。もはや体を起こす事すら億劫で、シーブックは
大人しく睡魔に従う事にした。
(俺は、セシリーと……)
 最後に見えた景色が、真っ暗な瞼の裏に映る。力強く大地に根を張った太い樹木。それが、
ところどころ月明かりを遮っていた。月の明かりは太陽を反射して輝く光、それを、地球の植物が……。
 自分がセシリーにとってああいう存在になるのだと、シーブックは改めて決意した。やがて大地に
身を委ね、ふっと意識を手放した。


71 :
 地球に根を下ろし始めたスペースノイドの恋人達は夫婦となり、地球で新たな命を授かった。太陽の
光を浴び、森の空気を吸い、土に実る麦でパンを焼き生活をたてている。
 いつか、二人の子も宇宙に飛び立つ時が来るのだろうか。
 だとすれば。その時その子は、両親が生まれ育った宇宙を見て、両親が初めて地球に降りた時の
ような感動を得るのだろう。

-----

これで本当に終わりです。
お付き合い頂きありがとうございました。

72 :
GJ。
なんというGOD JOB。
原作台詞の引用ポイントと言い、最後の「締め」(蛇足だなんてとんでもない!)と言い、素晴らしかったです。

73 :
ナイスな「ガンダム」の終わり方だ
そういえばZのジャミトフも地球に住もうっていう地球至上主義じゃなくてもう地球は限界だから
宇宙に住もうっていう地球至上主義だったってなんかで読んだ記憶がある
ハイマンもっとうまく生きろよ…って思ったな

74 :
GJ

75 :
>>73
「ギレンの野望」でティターンズ完全勝利になると、
ジャミトフが地球居住者を宇宙へ強制的に完全移民させるEDになる。
やってることがジオンやエゥーゴと全く同じなのが興味深かった。

>傷有りシーブック
これ、最初ちんこの傷かとw

76 :
>>75
エゥーゴにそこまでのイデオロギーがあったのかは疑問だけどな
ブレックス見てるとアンチバスクってだけで脇のシャアがそれに軌道を与えて、
それをアナハイムとかがいいように利用しているイメージがある
だからこそ指導者無くしてティターンズという相手を失ったZZでのエゥーゴはご覧の有様になってたような

ってすげースレチスマソ

77 :
うお、ちょっと目を放した隙に良作が
ばっちりハァハァさせていただきました乙!

78 :
GジェネNEOみたいな時代無視のクロスオーバーで
軟禁中のアムロが「地下にMSが隠してある」とか言ってNT-1出してきたり
アイナとバーニィがラブラブになったり
シローとクリスがラブラブになったり
ゼロで迷走しているカトルにソレビーが助力して連邦基地にテロったり
デュエル・アサルトシュラウドの堅牢さとバスターの攻撃力を参考にしてV2アサルトバスターが完成したり
一年戦争にGXに乗った少年時代のジャミルが参戦してたり
そういう妄想はいくらでも頭に湧いてくるのに、肝心のエロシーンが微塵も思いつかん

79 :
汚物マリーダでもヒロインになれる宇宙世紀
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1249936502/l50
肉便器マリーダ亡を祝って虐待スレでも始めるか
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1243558351/l50
【マリーダ】ヒロインが肉便器のUC(笑)【娼婦】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1244266122/l50
売国奴カガリvs売春婦マリーダ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1245457117/l50
知能障害ステラvs肉便器マリーダ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1245456841/l50
マリーダより汚いヒロインって存在するのか?
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1246621362/l50
【精液】アニメでも肉便器だったマリーダ【便所】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1249936390/l50
【少女】マリーダの客が集まるスレ【娼婦】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1232073166/l50
【肉便器】マリーダのを楽しみに待つスレ【売女】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1239433519/l50
【ツンデレ】プルツーvsマリーダ【売春婦】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1246620881/l50
マリーダ・クルスだが質問に答えてやる!
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1246973207/l50
マリーダの娼婦・中絶設定って何だったの?
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1241707291/l50
マリーダならモテないお前らでもSEXさせてくれるよ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1244277042/l50
口しか使えない精液便所マリーダの有効活用法
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1245230830/l50
肉便器マリーダの声優は枕声優ゆかなだろ常考
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1247117640/l50
最悪の汚れキャラ・マリーダの声優を誰がやるのか
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/voice/1248248228/l50
マリーダの汚いマンコとアナル
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250976146/l50
お前らマリーダとフェルトどっちとセックルしたい?
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250972551/l50
【ガンダム】マリーダに萌えるスレ【UC】
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1250880603/l50
【マリーダ】売春婦専用声優・甲斐田裕子【月詠】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/voiceactor/1250976474/l50
売春婦マリーダの声優がまた甲斐田な件
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1250978184/l50
【異物挿入】マリーダが客にされた被虐プレイ
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1252129967/l50
売春婦マリーダの声優やる奴って馬鹿だろ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1252130281/l50


80 :
>>71
GJ!

81 :
>>71
帰ってきてよかった…GJに会えて

82 :
俺はGJと添い遂げる!

83 :
頑張れ職人さん。ありがとう職人さん。

84 :


85 :
全長13m ただし刀身はわずか60cm ドイツの大学が“本物”の「ビームサーベル」開発に成功
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news7/1250777745/

86 :
マルチうざい

87 :
自分の理想のシーセシがここに……!
10年分の重みも、お互いどれだけ想い合ってるかもすごく伝わってきて感動しました。
本当にGJです!!

88 :
シーセシって略し方は一般的なん?

89 :
http://dec.2chan.net:81/b/src/1253762680676.jpg 中出しSEX中のマリーダ(プル)
http://dec.2chan.net:81/b/src/1253762781740.jpg 妊娠した子供を堕胎するマリーダ(プル)
http://dec.2chan.net:81/b/src/1253762701409.jpg 輪姦されるマリーダ(プル)

安いベッドがぎしぎしと軋む。〜蒼い瞳が上下に揺れる天井を見つめる。

ああ、まただ。また入ってくる。汚い男の物が、自分の中に入ってくる。

90 :
ガンダム戦記もの投下するのはここでよろしか?

91 :
おk

92 :
イグルーもここでいいの?

93 :
おk

94 :
「…このカルテにある火傷や裂傷の痕というのは何だ?」
カルテに描かれた人体の線画に、創痕や火傷を示す無数の書き込みがあった。
添付された写真には、太股や乳房にまで残る古傷が克明に捉えられている。
モビルスーツに乗ってできる類いの傷とは思えない。
レイアムは顔を逸らし、
「変態どものオモチャにされてきたんでしょう」
と吐き捨てるように言った。
「ハサン先生の話では、もう女性の機能は破壊されているとか」
さすがに絶句した。
                                   UC5巻


95 :
上の人と違うけれど戦記で隊長×ノエルを投下します
漫画版準拠ですが、notマットbut隊長なので許して下さい
LWCは名曲揃いですよね

96 :
 隊長の言う通り、ケガは大した事がなかったのでしょう。回りは真っ暗で人の気配も無く、変な時間に目が覚めてしまったのだと直感的に覚りました。
 おそらく深夜――風が吹く音だけが、時折聞こえてくるだけです。
「ん……うっ」
 体を起こすと、さすがにあちこちが痛みます。大した事は無くても、爆発に巻き込まれたのだから当然でした。だけど私は、隊長の言葉を無意識に信じ込んでいて……起き上がるくらいは簡単に出来るだろうと、勝手に思い込んでいたのです。
 だから、この体の痛みは少しだけショックでした。――隊長の言う事が、嘘だったみたいな気がして。
 体に掛けてあった毛布をめくり、簡易ベッドから足を出します。ブーツはベッドの足元に揃えてありました。
 テントから外に出ると、パチパチと焚き火の音が聞こえました。当番の人は誰だろう――火の近くにいる影に、私は近寄ります。
 私の足音に気付いたのか、その影が振り返りました。
「……ノエル」
「隊長……」
 火の前に座っていたのは、紛れもなく隊長でした。私は声を出せず、動く事も出来ず、ただそこで立ち竦んでしまいます。
「体は、もう大丈夫なのか?」
「は、はい」
 緊張で声がおかしくなっていないだろうか、判断する力もありません。隊長の前だとこんなになってしまうのって、どうしてでしょう。
「夜はかなり冷えるだろ。立ってないでこっちに来たらどうだ?」
 いつもと同じ調子で、隊長が話し掛けてくれます。
 私はそれに甘えて、隊長の隣に座る事にしました。
「失礼します」
「ああ、遠慮無くどうぞ」
 こんなに隊長の近くに来たのは初めてかもしれません。肩が触れそうなくらい、近い位置。おかしいですよね、初めて会った時には握手だってしたのに。肩が触れるくらい、全然気にするような事じゃないのに。
 そうして、パチパチとはぜる火をうっとりと眺めていた時です。
「ノエル、本当にすまなかった」
「えっ」
 唐突に、隊長が言いました。
「俺はビッグ・トレーを守れると思っていたんだ。任務はこなすつもりでいた」
 今日の(ひょっとしたらもう昨日の)任務での事です。私がビッグ・トレーの爆発に巻き込まれた事――。
「俺達がビッグ・トレーを守ればあそこは安全だ。だから君も安全だと思い込んでいた。――俺の判断ミスだ。新型の足を止めた後、待避するように命令すれば良かったんだな。いや、逃げる場所なんか、最初から無かったのか……」
「隊長……」
「だが、生きていてくれて良かった」
 ありがとう。そう言って、隊長が私の手を握りました。
 心臓が、破裂しそうです……!
 ハーフグローブから伸びた硬くて長い指。それが私の指の間に入り込んで、皮膚の薄い所同士で触れ合っているんです。くすぐったいような感覚ですが、これ、違います。こんな所が性感帯だなんて今まで信じられなかったけれど、本当に……!
 隊長、私、おかしくなっちゃいそうです。
「た、隊長、私……」
「ん?」
「っ!」
 隊長が私の方を向くのと同時にかすかに指が動いて、微妙な感覚を伝えてきます。わざと、じゃないですよね?
「やはりまだ痛むんじゃない……」
「へ、平気です! それより、その」
 隊長の言葉を遮り、今度は私が話す番です。
 じっと疑いの目を向ける隊長を黙し、私はさり気なく隊長の手にもう片方の手を重ねました。
「そんなに自分を責めないで下さい。私、隊長の事信じてます。現に私は無事でしたし」
「だが任務は失敗した。隊員の負傷だって……今は替えは利かないんだぞ」

97 :
(……替え?)
 目の前が真っ暗になりました。
 ああ、私は自惚れていたのです。隊長が気にしているのは『私』ではなく、あくまでも『03小隊のオペレーター』なのです。
 考えてみれば当然の事でした。もしケガをしたのが私でなくても、隊長は同じように自分を責めたでしょう。アニーやレーチェルさん……ううん、ラリーやアニッシュだったとしても、そう。
「……ノエル!?」
 ボロボロと涙を流す私に、隊長が驚きの声を上げます。
「う……っく、ひくっ」
 こんな時に泣くのは同情を引いているみたいで嫌なのに、止まりませんでした。
「ノエル、どこか痛むのか? すぐにテントに戻った方が……っ?」
 体の心配をしてくれる隊長に、私は抱きつきました。そんな私に隊長はよほど驚いたのか、声も詰まらせてしまいました。いつもは冷静……というか、滅多な事では動じたりしない隊長なのに。
 じっとくっついていると、ふかふかしたジャケットの上から隊長の体温が伝わってくる気がします。……単に泣いたから、私の体温が上がっているだけかもしれませんが。
 でもそれは、少なくともさっきまでよりは私を冷静にしてくれました。だけど、ここから離れる事は出来そうにありません。
「隊長。隊長は、私の心配をしてくれてるんですか? それとも、隊員の心配……?」
 顔を見られるのが怖くて、ジャケットに顔を擦りつけてしまいます。もう涙は止まっていました。
「ノエル……俺は」
「いいんです。……でも、今だけ甘えさせて下さい」
 そう言って背中に手を伸ばそうとすると、隊長が私の手を掴みました。
「ノエル、駄目だ。そういうのは良くない」
 強い口調。隊長が真剣なんだという事が伝わってきます。
 でも、私だって後には引けませんでした。
「……怖かったんです。私、このままんじゃうのかなって」
 我ながら、ずるいとは思います。だって怖かったのは本当の事だけど、実際はそんな事考える暇もありませんでした。ビッグ・トレーにドダイが突っ込んできて、あっと思った時には目の前がスパーク、次に意識を取り戻した時には担架の上だったんですから。
 私の手を掴む隊長の手が震えています。……きっと、迷っているのでしょう。
 ぐっと伸ばしたら、簡単に隊長の手をすり抜けてしまいました。
 隊長の背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめます。思ったよりがっしりした体型の上にジャケットを着ているから、うまく手が回りません。それに『男の人』を感じて、私は余計に心臓を高鳴らせました。頭に血が上って、すっかりのぼせ上がっていたに違いありません。
「隊長……あったかい……」
 すりすりと胸に顔を擦り付け、隊長の匂いをいっぱいに吸い込みます。それだけで興奮して、ぞくぞくと快感が走り抜けていくのを感じました。
 首筋の辺りが匂いが濃いのに気付き、私は背中を撫で回しながらすんすんと隊長の匂いを嗅ぎます。きっと発情した雌犬のように見えたでしょうが、この時の私はそんな事考えもしませんでした。
 どうして隊長の匂いに興奮してしまうのか、隊長の体に触れると気持ちいいのか……。それも、冷静になって考えればすぐに分かる事なのに。
「ノエルっ!」
 急に体が圧迫されて、隊長に抱きしめられているのだと覚りました。
「あ……隊長……?」
「ノエル、すまない。すまない、本当に……!」
 一際強く抱きしめられた後、顎を掴まれ上向かされます。
「んむっ?」
 隊長の唇が、私の唇に重なっていました。
 ごくごく近くに隊長の顔があって、しっかりと閉じた目の上では苦しそうに眉が寄せられています。そうか、私は目を開けているんだと思った瞬間、キスしているんだという事にも気付きました。
 ふいに、隊長の唇が、私を食むように動きました。
 私はとっさに目をつむり、その感触を十分に味わえるよう、感覚をそこに集中させます。カチカチと金属がぶつかる音が聞こえた気がしましたが、そんな事を気にしている場合ではありません。
「ん、ふむぅ……っ」
 むにむにと唇を押し当てられているだけなのに、興奮のせいかすぐに息が上がってしまいます。私は鼻で息をしながら、かすかな快感を追いました。
 思ったより柔らかいけれど、やっぱり硬い隊長の唇。それが私に触れているんだと思うだけで、頭の芯がじんと痺れるようです。気持ちいいという快感よりは、感激の方が強かったように思います。

98 :
「……ふぁんッ」
 隊長の唇が離れてしまい、寂しいと思うのに妙に艶っぽく吐息が漏れました。
 まだ色んな事の整理が出来ておらず、私はぼんやりと目の前の隊長の顔を見つめていました。苦しそうに寄せられた眉、への字に曲げられた口元……困ったようにも見える隊長の表情。
「ノエル、俺を嫌ってくれて構わない。転属届も無条件で受理する。だから……」
 私の口の中に、隊長の指が入ってきました。もう片方の手も同じように入ってきて、私の口を開きます。いえ、こじ開けられたと言うべきでしょうか……。
「これは、夢だ」
 夢。そう頭が理解するより早く、隊長の手によってぽっかりと開かれた私の口腔に、隊長のモノが突っ込まれました。
「んぐぅっ!?」
「歯は立ててくれるなよ……」
 唇を巻き込んで入り込んできた為、歯は私の唇に覆われて隊長のモノには届きません。ただ乱暴に出入りするものだから、口の粘膜が切れてしまいそうでした。
 フェラチオ、という単語が頭に浮かびました。私は今、隊長にフェラチオをしているのだと。
(私、男の人とキスもした事無かったのに……)
 たった今隊長にファーストキスを奪われて、セカンドは隊長の……お、おちんちん、だなんて。
 喉の奥が詰まって吐き気がするほど苦しいのに、いやらしい単語が次々に浮かび、こんな事を考えている自分が恥ずかしくなります。
 だけど、恥ずかしいだけじゃない。その言葉に酔って、興奮している自分がいるのも、また事実でした。
「っ! ……く、うっ!」
 ムキになって腰を振る隊長の表情も、なんだか色っぽい……。
 なんだか喉の奥の方がねばねばします。それを舌に乗せて、そっと隊長に絡めてみました。
「!?」
 一瞬、隊長の動きが止まった隙に、私は隊長のおちんちんから口を離しました。つうと唾液が糸を引いて、私の舌と隊長とを結んでいます。
 なんだか顔が火照って、頭がぼうっとする……。腰が重くて、私、すごく興奮しているみたいです。
 その唾液が切れない内に、私は隊長のおちんちんの先にキスをしました。表面は冷たくなっていたのに、すぐに熱っぽくなって……不思議な感触です。舌を出して舐めてみると、思ったより『普通』の感触でした。
「ノエル、何をっ?」
 返事なんか、してあげません。私の大切なファーストキスも、セカンドキスも、その次も次も……。全部、隊長のこれに奪われちゃったんですから。
 ぬるぬるになった濃い唾液を絡めて、先の方のつるんとした所を舌の腹で覆うように舐めてみます。皮膚が薄くて、乱暴にしたら傷付けちゃいそうだったから。どうしてか、冷たくなりきれませんね。
「うぅっ……!」
 先の穴の所から透明な液が出てきたので、指の腹でそっと触ってみました。見た目よりぬるぬるしてなくて、でも、離してみると糸を引くんですね。不思議な感じです。
「男の人って、白いのが出るんじゃないんですか?」
 隊長は黙ったまま、返事をしてくれません。いいですよ、それなら声出させちゃいますから。
「はむっ」
 歯を立てるなって隊長が言っていたのを思い出して、私は注意しながら隊長のおちんちんにかぶりつきました。
 皮との継ぎ目の所に丁度舌が当たったので、そのまま動かしてみます。舌で形を探ってみると、キノコの傘みたいに張り出している部分がありました。その下は、少しくびれているみたいです。
「っ! く、ぁ」
 舌を動かすと口とおちんちんの間に隙間が出来てしまって、そこから唾液が垂れてきました。
 ちゅぱちゅぱと音が立ってなんだか恥ずかしいので、私は隙間が出来ないように吸いつきながら舌を動かす事にしました。
「ふー……むっ」
 ぢゅるるっと音を立てて、空気と唾液が混ざりながら口の中に入り込んできました。上手く出来ないみたいでちょっと悔しいです。
 私は泡立ったそれを飲み込みました。隊長のおちんちんから出てきたお汁と私の唾液がまざって、不思議な味がします。ちょっとしょっぱいかな? 今度は、もっと強くおちんちんを銜え込んで……。

99 :
「あ、うあぁっ!」
 堪えきれないみたいで、隊長が声を上げてしまいました。隊長の声、なんだか可愛い。あんまり強く吸い付きすぎてほっぺたがへこんでしまってますが、この様子を見ると隊長は気持ちイイみたい。痛くないみたいで良かった。
 私はおちんちんに吸い付いたまま、頭を前後に動かしてみました。唇と舌で、おちんちんを扱いているような感じです。
「は、ぉあっ……くぅううっ」
 力が抜けそうになってるのが分かります。
 うふふ、自分で立ってられないくらい気持イイんですね、隊長。私、すごく嬉しいです。
 かぽっ、かぽっと音を立てながら深く銜え込むと、喉の奥に隊長のおちんちんが当たります。
 苦しくてぎゅうと縮まるけれど、隊長はそれが気持ちイイみたいで、ぎゅっと噛みしめた唇から声が漏れてくるんです。我慢出来ないくらい気持ち良くなってくれてるんだって思ったら嬉しくて、私は苦しいのを我慢して奥に擦りつけてみました。
「くうぅぅ……ノエルっこれ以上は……ッ」
 吐き気がひどくて、もう涙が溢れてきています。それでも私は、隊長を一層深く銜え込み、狭くなった喉奥に擦りつけました。その時です。
「っ!?」
 いきなりの事に、私は目を見開きました。それから隊長の腰から口を離し、背中を丸めて咳き込みました。
 喉の奥に、すごく熱い液体がどぷどぷと注ぎ込まれたのです。一瞬私をトイレか何かだと思ってるんじゃ、と思いましたが、ぼたぼたと地面に落ちる卵の白身のような液体を見て理解しました。
 しゃ……射精、してくれたんですね。
 でも隊長の精液、生臭くて青臭くて、ねばっこくて熱くて……。喉に絡みついて、全然取れてくれません。
「げほ、げほッ……!」
 咳き込んでも、唾を飲み込んでみても全然取れなくて、鼻をつくにおいもいつまでも残っています。
 いつまでも取れない異物を排出しようと喉の奥がせり上がってくるのですが、その感覚が苦しくて、ぼろぼろと涙がこぼれてきました。
「ノエル、水を」
 隊長が私の手に水筒を握らせてくれるのですが、咳が止まらなくて水を飲む間もありません。
「す、すまん、本当に」
 涙でぐしょぐしょになった顔と、顎や胸元に垂れている精液やら涎やらを、隊長が拭ってくれています。
 うう、あんな事をした後に優しくなんてしないで下さい。
 それにしても、フェラチオの後出した精液を飲み込んであげる……なんてよくえっちな本とかに書いてありますけど、こんなに辛いなんて思ってませんでした。私には当分無理そうです。
「けほっ……まだ喉がからからします」
「とりあえず、今日はもう休め。水は後で交換しに行ってやる」
「分かりました。隊長も、無理はなさらないで下さいね」
 私は喉の奥に詰まったものを無理矢理飲み込み、むせそうになるのを堪えながらテントに戻りました。
 こんな状態で眠れるのかと疑問に思いましたが、一度ベッドに入ってしまえばやはり疲れていたのか、すぐに眠ってしまったのでした。

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