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2013年01月エロパロ191: 女装SS総合スレ 第8話 (169)
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女装SS総合スレ 第8話
1 :2012/10/21 〜 最終レス :2013/01/05 ここは既存スレに該当しない女装関連のSSを総合的に取り扱うスレです。 無理やり女装させて、嫌がったり、恥ずかしがったりするのをニヨニヨするのもよし、 自分の意思で女装させ、女よりも女らしい子を目指すのもよし、全ては書き手の自由です。 女装っ子を愛でながらまったりと盛り上げていきましょう。 ※次スレは>>980 または、485KBになったら立てて下さい (直近に投下予定のある方は、投下作品の容量に応じて前倒し願います) ※age・sageについては各々の判断でお願いします 【前スレ】 女装SS総合スレ 第7話 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308332017/ 関連スレは>>2-
2 : 【既存の女装関連スレ】 強制女装少年エネマ調教 ネオ×7 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1255107219/ ニューハーフ・シーメールでエロパロ 6 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1336219403/ ↑のシチュに該当するSSはこちらのスレでお願いします。 【隣接ジャンル】 女にお尻を犯される男の子8 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1287824025/ 強制女性化小説ない?Part47 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1346641476/ 男装少女萌え【11】 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296266561/ 【女体化】TS系小説総合スレ【男体化】8話目 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1338195162/ 立場だけの交換・変化 5交換目 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1335667249/
3 : 光の速度で落ちそうな気もするけど復活させてみた。
4 : まとめは無いの?
5 : 知ってる限りではないですねえ。 偽装彼女氏とこはなくなって久しいし、KCA氏が個人的に投稿分が集められてるくらいか。
6 : 男の娘でエロパロ! http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272566973/l50 も関連スレか。
7 : まとめwiki、作るべきかどうか。 作るとしたら、「エロパロ板女装SSまとめwiki」にしたほうがいいんかな。
8 : >>1 乙!
9 : 復帰乙 落ちる前に最後に書いたの俺か?
10 : 前スレで最後に投下されたSSが『籠球少女(偽)』で、ガールズバンドの雑談で落下しておりますな。
11 : 最近のはまとめを作るほど作品はない気もするが KCAのブログ見ればほとんどある訳だし
12 : (作るとしたら)むしろメインは「偽装彼女」シリーズになるのかな。 あとは「女装空想小説」スレ時代のものとか。
13 : まともな作者さん来訪待ちがてら、駄文投下してみたり。 『パパの職場見学』 微かな音を立ててスタジオのドアが開いて、そこから兄弟らしき2人の少年と一人の女性 が入ってきた。 「パパのお仕事の邪魔にならないように、静かにね」 と、20代後半の、母親らしいその女性が抑えた声で言うと、少年たちは頷きで応える。 スタジオの中では、等身大の美少女人形の撮影が行われている。 フラッシュを浴びて豪奢なソファーに腰掛けているのは、淡く微かに紫味を帯びた白いド レスを纏った少女の人形。フェイクパールが散りばめられた、チュール地のスカートを透か してか細い脚が見える。 入ってきた母子に、監督と思しき男性が少しだけ顔を向けると、母親は微笑みながら頭を 下げる。黒い髭を生やした精悍な顔に一瞬笑みを浮かべたあと、その男性は再び「少女人形」 に真剣な面差しを向けなおす。 少女人形? いや、しみ一つない無垢な肌と、整い過ぎるほどに整った幼い面差しがそう 錯覚させただけで、そこにいるのは人形めいた可憐な少女。 長く濃い睫に縁取られた大きな目の中、湖よりも深い色を湛えた黒い瞳が輝く。 腰まで届くつややかな漆黒の髪が、白い肌と衣装の上をさらさらと流れる。 肘丈のグローブが、強く掴むと折れそうな腕の華奢さをより一層強調する。その腕に抱か れた、衣装に合わせたのであろう淡い紫の紫陽花の花束。監督からの声に従って少女が微笑 むと、少女自体がその花の化身となった印象を受ける。 「きれい……」 先ほど入ってきた兄弟が、小さな声で歓声を漏らした。 長い撮影が続き、ようやく訪れた休憩の時間。 「パパー! スゴくきれいだった」 6歳と4歳くらいに見えるその兄弟がそう言って駆け寄ると、少女? は大きく手を広げ て笑顔で二人を抱きかかえた。 「達也、睦月、来てくれてありがとう」 ピンク色のつややかな唇から、いとおしむような声が零れる。 可憐な美少女にしか見えない実の父親の姿を、目をキラキラと輝かせながら賛嘆する兄と、 はにかむようにちらちらと視線を向ける弟。 「達也と睦月、大きくなったら何になりたいのかな?」 「僕ね! パパみたいにきれいな女の子になりたい!」 「ボクは……パパと結婚したい」 周囲の微笑ましい視線に見守れながら和気藹々と会話を続けてる最中、ふとそんな流れに なった。 ぷっくりした唇にほっそりとした指を当て、戸惑ったように考える偽りの美少女。少しの あと、ぽんと手を合わせ、──顔見知りらしい母親と話しこんでいた──監督に頼み込んだ。 その、2時間くらい後。 「私の仕事場はどうだった?」 「すごかったー」 「あなた達も、すごく可愛かったよ。素質あるんじゃないかな?」 渡された3姉妹のような美少女たちの写真を兄はご満悦で眺め、弟はその写真のドレス姿 のまま母親の背中でうとうと。 暖かな目に見守られながら帰宅する一家の肖像を飲み込んで、スタジオのドアが閉じた。
14 : つC 詳細な描写で長編化よろしく
15 : そういえば、幾つか「女装SS総合スレ落ちてたね」ってコメントのあったスレがあるけど、そこら辺に 復活しましたって言って回るべきなんだろか。
16 : 何レスぐらいあったら大丈夫なのかな
17 : 一々他スレに宣伝いらんだろ
18 : >>12 女装空想小説スレなら、「ニューハーフ・シーメールでエロパロ」のまとめサイトに入ってる
19 : >>18 おおう。 ttp://bluerose.g.ribbon.to/ に纏めがあったのか。 見落としご容赦&教えてくれてありがとうございまする。
20 : まほろさんコスプレHのSS、そこにあったのかー。懐かしすぎる。 2003年ごろの話だと思うけど、「○○○は真のヒロイン!!」か何かそういう名前の二次創作スレッドで 主人公だったかのキャラが女装して責められる話があったと思うんですが誰か記憶にありませんかね。 母乳が出たこととか、接着剤タックで友人(♂)キャラとHしたりとか、十二単着衣プレイしてた記憶が。
21 : >>20 ONEのエロパロで、「清水なつきこそ真のヒロイン」。 ぐぐれば大半は読めると思う。 自分はローカルにアーカイブしてあるけどw
22 : おー。言ってみるもんだ。 ありがたやありがたや
23 : >>22 俺はそのスレのおかげで、こっち方面に目覚めたw 旅団長氏の作品は、正に ネ申 降 臨 だった。
24 : まともな作家さん待ちで駄文投下その2 『NTR』 前 1/2 自分の目に飛び込んできた光景に、自分の目が信じられなくなった。 最近彼が冷たくなってきたのは感じていたけれども、まさか直接「浮気」の現場を見せ付 けられるとは。 昼下がりのカフェテリア。私、朝島菜々華が一人寂しくコーヒーを飲んでいる最中、ふと 窓の外を見ると俊彰が通りすがるのが見えた。手を振って呼び止めようかと思った瞬間、そ の手が止まる。 彼は一人ではなく、女連れ。それも腕なんか組んですこぶる仲が良さそうだ。 何の因果か、私には気づかずに店内に入る二人組。 認めるのはシャクだが女のほうは私よりずっと可愛く、何より「好きな人と一緒に居れて 幸せ」オーラが半端ない。俊彰の顔も──これまた非常にシャクなことに──満面の笑顔で 崩れそうだ。彼が前私にこんな顔を向けてくれたのはいつくらいだろう? ゆったりとしたオフホワイトのマキシワンピにミントグリーンのボレロを合わせた衣装。 正直フリル過積載の少女めいた服だけど、彼女の儚げで守ってあげたくなるような雰囲気に それは非常にマッチしていた。 髪は脱色をかけたほうが服に合うと思うのだけど、背中にかかるさらさらの髪が黒いまま なのは、ひょっとして校則が厳しいお嬢様学校の生徒なのだからなのだろうか。 私に気づく様子もなく2人はそのまま一番奥側の席につきオーダーを。入り口に近い自分 の席からは、俊彰の背中と少女の顔が視界に入る。 なんとなく彼女の顔に見覚えがあるような感じがして気分が悪い。あれだけの美少女、私 が思い出せないことはないはずなんだけど。アイドルに普通にいそうなレベルの容姿だけに、 あるいはテレビか雑誌で見ただけなのかもだが。 ひょっとしてあれは俊彰じゃなくて、誰かの見間違いでは? ふとそんな思いが頭をよぎっ てみる。あれは浮気なんかじゃなくて、ただの他人の空似、もしくは私の見間違い。 そんな一縷の希望が沸いてきて、少し考えて彼の携帯に電話をかけてみた。 途端に店内に鳴る聞き覚えのある着信音。 ……脱力。 実際に机につっぷしたのが拙かったのだろう。 今まで和やかに会話していた少女が何事かとこちらを見ると、それにつられて俊彰(もう 疑いようがない)もこっちを見て私を発見。 「お姉ちゃん?!」 「菜々華?!」 ……その言葉に遅まきながら、ようやく気がつく。道理で彼女の顔に見覚えがあるわけだ。 一度気づいてしまうと、何で分からなかったのかが自分でもイミフ。 あの「少女」は、私の弟(※妹ではナイ)の玲雄(れお)だった。
25 : 前 2/2 その後の修羅場については思い出したくもない。 ただまあ、明日俊彰と2人で会うよう約束して別れたところから見るに、我ながら未練たっ ぷりなのだなあと自分でも思う。 結局弟と2人で家にたどり着いたのは7時くらいになってから。 玲雄は例のワンピース姿のまま。そうしているとどこからどう見ても女の子──それも、 悔しいことにとびっきりの美少女──にしか見えないけど、近所の知人に遭って正体がばれ ないか、ここまでずっとビクビクし通しだった。 「お姉ちゃん……なんというか、色々ごめんなさい」 それだけ告げて自分の部屋に戻ろうとした弟を捕まえて、私の部屋に連行する。 「……あなたねえ。姉の恋人を寝取っておいて、そのくらいで済むとか甘い考え持ってたり しないわよね?」 「ひゃ……ひゃい」 共働きの両親が帰ってくるまで、いつもなら3時間というところ。 女子高の3年間で培った先輩秘伝のテクニックで、弟に「女」を教え込んで支配して、自 分に逆らえないようにするのに、まあ十分な時間だろう。 「お、お姉ちゃん? ……な、なんだか顔がとっても怖いんだけど」 身長165cmの私より背が2cmほど低くて肩幅も狭くて、顔も小さくて肌もすべすべ。 大学2年の私より3歳年下、高校2年になる弟は、幼いころからよく女の子に間違われる 少年だった。アイドルやらモデルやらのスカウト話が来たことも一度や二度ではない。 私自身、前々から女装したら似合うんじゃないか、女装させてみたいと思っていて、何度 も冗談めかして誘いをかけてみたけれども、その都度断られてきた。自分の容姿を気にして 女にされることを嫌がる、あの様子はフェイクだったんだろうか? 今日見た彼の女装は、仕草も、表情も、声や言葉遣いも完全に板についていて、最近の女 子平均なぞよりむしろずっと女らしかった。 女の子の姿のまま部屋に連れ込んだ玲雄のお尻を、まずはワンピースの上から弄って触り 心地を鑑賞する。薄いシフォンの生地は、まるで何もまとっていないかのように直接的に体 の感触を私の右手に伝えてきた。 彼の体から(多分制汗剤なのだろう)女の子らしい柑橘系の甘い香りがふわりと漂う。 「標準的な男子」がどうなのかは知らないけれど、私が相手してきた「標準的な女子」に 比べると脂肪ではなく筋肉の支配する、やや丸みに欠ける双丘。そこだけは確かに女とは違 う男らしい部分だった。 指先の伝える、弟が身に着けている下着も女物。 戸惑う玲雄を無視して、そのままお尻の谷間に指先を軽く這わせる。 突然の接触に、ビクンと身体を反らせて反応する弟。 「イ、イヤ……!」 ピンクの色付リップを塗った唇からそんな言葉が漏れるが、身体はもっと正直だった。
26 : つC
27 : よくやった、褒めて遣わす
28 : 個人的メモ http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268315246/227-248
29 : このスレだとどちらもウェルカムなんだけど、女装するキャラって「心は男」「心は女」どっちが好きな人が多いんだろか。 どちらとも好みだったんだけど、自分で書いてみると「心は女」の場合、女装の恥じらいとかなくて描写が進まぬ・・・
30 : 初めからちんちん付いてる女の子って感じのは女装の面白みがないと個人的には思う 最初はすごく抵抗があったのにだんだん目覚めていくのが好き
31 : どっちつかずの揺れ動いてるところがいい
32 : 心は男でホモじゃないけど、女装してる間は心に女成分が浸み込んでくる程度 進行としては、半ば無理やり→受けが諦め→アンアンが理想
33 : 「とってもお綺麗ですよ」 長い拷問のような時間が終わって鏡を見る。 そこにいるのは鮮やかなピンクの振袖を着た美少女。それが自分だという事実が、今更ながらにたい ような気分になる。 「綺麗」という言葉を素直に喜んでいる自分もいて、なんだか凄く自己嫌悪。 本来なら、今年の成人式はスーツ姿で出るはずだった。 自分のスーツ姿……想像しようとしてみて、最初に浮かんだのがタイトスカートの女子姿。「私も結構悪 くないかな」と一瞬考えてしまったことに、頭を抱えてしゃがみこんでしまいそうになる。 女装で生活し始めて3ヶ月目でこれだ。僕は本当に普通の男に「戻る」ことが可能なんだろうか? 「おお、これは我が愛しの婚約者殿」 諸悪の根源が扉を開いて登場。視線で人がせたらいいのに、と思いつつ精一杯の不快感を込めてに らみつける。 「凄い綺麗になったな。私も鼻が高いよ」 視線を馬耳東風と受け流し、顎を指でつまんで突然口付けしてくる。 生理的嫌悪感から逃れようと精一杯力を込めるものの、いつの間にか回された手がそれを許してくれない。 嫌で嫌でたまらないのに、気持ち悪くてたまらないのに、段々と身体から力が抜けていく。 何故かむくむくと頭をもたげ始めた僕の股間のものが、(下着をつけてないので)木綿の肌襦袢に直接 すられてなんだかとても変な気分になる。 -------------- こんな感じがいいんかなあ。
34 : >>33 早く続きを書く作業に戻るんだ
35 : >>33 これは!壺。待ってます?
36 : >>33 そんな感じでお願いします。お願いします!orz
37 : 一応終わらせておこうということで。 『NTR』 後 1/3 指先に少し力を入れ、ワンピースと下着の上から「少女」の秘孔をまさぐり刺激を与える。 「お姉ちゃん……やめて……やめて……」 そう言って力なく首を横に振るものの、桃のような色白の頬は真っ赤に紅潮し、大きな目 には潤みを湛えている。 更なる刺激を求めて腰をくねらせているのはたぶん、自分でも気づいていない動作。 小さなショーツの前を押し上げてむくむくと、完璧美少女な外見に唯一そぐわない器官が 自己主張を始めるのが分かる。 「そこは、『お姉ちゃん』じゃなくて、『お姉さま』って言って欲しいなあ」 「お……お姉さま、やめてください……」 「だーめ」 そう言って私は「妹」の唇を自分の唇でふさぐ。柔らかさ、滑らかさ、弾力、どれを取っ ても一級の極上の唇。これまで味わってきたどの女の子たちよりもずっと女の子らしい、理 想の唇がそこにあった。半ば無理やりその割れ目に舌を潜り込ませる。 なんだかそれだけで、穢れなき処女を蹂躙する性行為をしているような気分になる。 同時に左手でワンピースのボタンを外し、はだけた胸元から手を進入させる。ブラジャー とパッドをかいくぐって蕾のような小さな乳首を指でくすぐる。それは「男の胸板」の感触 ではなく、「女の膨らみ」とまでは言えないものの、脂肪が薄く載って柔らかい。 胸の大きさがこの程度の女の子なら、何人も知人にいるレベルだ。 もちろん右手はお尻の割れ目を服の上から攻め立てるのを止めてない。 お尻、乳首、唇の3点から同時に来る快楽に涙目で身悶える愛らしい少女。さらさらの黒 髪(多分エクステだろう)が肩の上で踊るたびに、女の子めいた芳香が鼻腔をくすぐる。 これが自分の「弟」だという倒錯感と背徳感が、私の背筋を駆け巡りぞくぞくする。 「ぃ……あっ……」 唇を離すと、熱い吐息とともに女の子そのもののつやめいた声がこぼれる。 床に女の子座りで(!)へたりこむ「少女」を少し放置して自分のスカートを脱ぎ、机に しまってあった『道具』を取り出す。 女子高時代の先輩の卒業祝いとして譲り受けた大切な贈り物。私自身の身体にも何度も挿 入されたことのある、黒光りのするペニスバンド。 ついでに部屋の全身鏡を移動させて「少女」の前に設置してみる。 「彼女」を抱え上げる形でもう一度立たせ、後ろからワンピースの裾をめくってお尻を露 にする。 伸びない素材だけに難しいかと思ったけれども、すべりの良い柔らかなシフォン生地と、 それ以上に滑らかな手触りのスネ毛の一筋もない両脚は、ほとんど抵抗もなくするすると腰 までスカートを持ち上げさせてくれた。 「やだ……いや……許して……やめて……お姉さま、やめて、やめてください……」 「だーめ」 哀願する「妹」に再度その言葉を言い放ち、下着を太ももまで下ろす。窮屈な女物のショー ツに押さえつけられ、はちきれんばかりになっていたペニスが外気に晒され、辺りに(これ ばかりはどうしようもない)雄の匂いを振りまいた。
38 : 後 2/3 もっともその部分は視界の外。代わりに目に入るのは「彼女」の薄く化粧された、少女そ のものの愛らしい横顔。肌はどこまでもきめ細かく、こんな至近距離で見ても毛穴の気配も ない。もし私の肌がこんなに綺麗なら人生変わったのだろうか? 長い髪の間から垣間見える首は、喉仏も判然とせず細くなだらかだ。 抱えた身体は羽毛のように軽く、ウェストはもう少し絞れば両手でつかめてしまえそう。 筋肉は確かに女子平均よりは多いけど、運動部の娘にくらべればまだしも控えめなほう。 むしろ程よい弾力となって抱えた腕に快感を与えてくる。 外見も、喘ぎ声も、肌触りも、見えている範囲ではどこをとっても極上の美少女そのもの なのに、少女にはありえないものが股間で刺激を求めている、そんな不思議な状況。 その器官をあえて無視して、アヌスを指で執拗に刺激する。 「ひゃ……ん、あぁ……ん……ん……」 それだけで、こらえようとしても、こらえられない喘ぎが唇から零れる。 「これは罰なんだからね。姉の恋人を寝取ろうとするとか、酷いことしたあなたへの罰」 「ちが……ちがぅ……ちがうの……」 「違う? どこがどう違うの? ちゃんと言ってみなさい」 「……ぃゃ……やっぱりそのとおりです……私は悪い子なんです。ごめんなさい……」 「彼女」の耳に口を近づけ、耳たぶを甘噛みする。それはマシュマロのように柔らかくて、 甘さで舌が痺れてきそうな錯覚すら覚える。耳の穴に舌を入れたり口をつけて吸い上げたり。 新しい性感帯の発見に、一々身悶えして反応してくれる様子が面白い。 あまりに感度の良好さに調子に乗りつつ、右手のアヌスへの刺激もヒートアップ。 ただ、これまで私が相手をしてきた女の子たちの場合、大抵この段階になれば挿入を哀願 するようになるのだけど、「彼女」の場合快楽と羞恥に真っ赤になって身悶えつつ耐えてい るだけで、それ以上の段階には中々行かない。 やっぱり、幾ら外見が女そのものでも、身体の反応には男と女で違いがあるのだろうか? 本当なら自ら挿入を懇願させるところまで行きたかったのだけれども、あきらめて指にロー ションをつけて挿入に繋げる。 今までの刺激で柔らかくなっていた穴は意外なほどたやすく私の指をすっぽりと根元まで 指を飲み込む。そのまま出し入れしたり、中をかき回したりして感触を堪能。 そのたびにビクビクと身悶え、あるいは甘く熱い吐息をこぼす偽少女。 「ぁぁ……ぃく、いっちゃうぅ!」 中指を軽くまげて直腸の壁を刺激すると、おそらくスカートの内側一面に白濁液が飛び散 のだろう、栗の花のような匂いがあたりに広がる。
39 : 後 3/3 指をきゅっと締め上げる括約筋の感触に名残を惜しみつつ、そっと抜き出す。 途端に脱力してへたり込む体を軽く支え、上半身を前に倒して膝付きの形で立たせて四つ んばいにする。いわゆる雌豹のポーズとでも言うのだろうか。そんな感じ。 私は背後に回って膝立ちになり、ローションをかけたペニバンを菊門に押し当てる。 「いやぁ……ごめんなさい、お姉さま、それだけは勘弁して、許して」 折れそうなウェストを両手でしっかりと握り締め、始めはかるくゆっくりと、徐々に力を こめて肉棒を突き入れる。 「だーめ」 もう一度その言葉を重ねてペニバンをしっかりと根元まで貫通させる。 「ほら、お○んちんを根元までずっぽりと飲み込んで。いやらしいオマ○コね」 処女のくせに……と続けようとして詰まる。この様子だとこの子、実はもう「処女」じゃ なかったりするんじゃなかろうか。 それ以上考えると怖くなりそうなので思考を中断。 先ほど移動させた鏡の中では、可愛らしい衣装に身を包んだいかにも純真そうな美少女が、 まるで獣のような格好で交尾させられている。 顔に浮かぶのは、羞恥、快楽、屈辱、愉悦、悔悟、陶酔、そのすべてを含む複雑な表情。 口元からは涎が、目から涙がだらだらと垂れ落ちているのに、不思議なことにその顔はまる で聖女のよう清らかさすら湛えている。 「ぃゃ……いやぁ……だ、だめ、ゆるして……いやぁ……」 口から零れるのは拒絶の言葉。それなのに肉体はどうしようもなく貪欲に、肛門の与えて くれる快楽を貪ろうとして肉棒を求めてくる。本人の意思とは関係なく自分から腰を動かし て刺激を求め、全身がビクンビクンと痙攣を繰り返す。 その様子に応えて、激しく腰を振って犯し続ける私。 挿入しているのが男であればとっくに射精して終わりなんだろうけど、私の股間についた 紛い物は堅さを維持したままで中断を許さない。 股間には一切刺激を与えていないというのに、肛門のもたらす刺激だけで既に何度も発射。 とっくに全身がぐったりしているのに続く、終わりなき快楽の輪舞。 精液もとうに枯れ果て、とっくに射精できなくなって、それでも肛門から強制的に与えら れる快楽だけで何度も「女」としての絶頂を繰り返す。それが何度続いたのだろう。 漸く「彼女」が気絶して床に完全に倒れんだ時には、私自身精も根も尽き果てたような気 分だった。 女子高を卒業して、もう完全に辞めるつもりだった少女との行為。 最後の最後に手に入れた、極上の美少女であり、かつ自分の実の弟でもある不思議な「妹」。 今後の「彼女」の関係をどうするか、俊彰との関係をどうやっていくのか。そんなことを ぼんやりと考えつつ、自分自身の肛門を弄りながら自慰に耽るのだった。
40 : GJ!
41 : こうなると、姉妹と彼との出会いを知りたくなります。 実は、妹(実は弟)のお尻を何度かホジッテいて、さらに欲しくなって、障害物の姉に近付いた。 とか?
42 : むう。そこに着眼されるとは意外でした。実は「後」を書く前にとっくの昔に完成してたものの、 お蔵入りにするかどうか迷っていたおまけ部分を投下してみます。 『NTR』 結 1/2 『朝島』の表札の出た通りなれた門を、今日ばかりは緊張して俊彰と2人でくぐる。 「ねえ、私、変じゃないかな?」 今日のために誂えた紺のスーツのスカートをいじりながら問いかけると、俊彰は笑って、 「いや、とても綺麗だよ。少しも変じゃない」 と繋いだぎゅっと手に力を込めた。彼の力強い大きな手に包まれていると、不安が溶けて いくようで安心できる。 母親に案内される形で、父親の待つ居間に到着。 深々とお辞儀して中に入り、両親の前にふたり正座。 「……お義父さん、お嬢さんを僕に下さい」 少しの間のあと、意を決したように俊彰は定番の台詞を口にする。 腕を組んだまま、暫くぴくりとも動かず考えている様子の父。やがて、 「……なあ、俊彰くん。最初君が菜々華の恋人として来てくれたとき、『最近の若者になく しっかりした子だ。これなら娘のことをお願いしてもいいかな』と思ってた」 その言葉に、一瞬顔を輝かせる俊彰。 「ただなあ、息子を嫁に行かせるのはどうなんだと」 居間のドアから、複雑な表情で部屋の中を覗き込んでいた菜々華姉さんが、更に顔を複雑 にするのが見えた。 母親には何度か見せて既に納得してもらってはいたけれども、父親の前にこの格好で居る のは初めての経験で。 きちんと化粧した顔、パッドで膨らませた胸元や、肌色のストッキングに包まれた膝の見 えるタイトなスカートなどが急に居心地の悪いものに感じはじめて落ち着かない。 いつも意識することのない、ガードルで押さえつけて目立たないようにした股間のものが、 何故かとても気になり始める。 「俊彰くん、分かってるんだよね。その子はそんなナリをしていても、君と同じ男なんだよ」 「はい、もちろん承知の上です。その上で、『彼女』を頂きたいとお願いしに来ました」 「玲雄も、それでいいんだね」 「ええ、私は俊彰さん以外との結婚は考えられません」 「……私が『駄目だ』と言ったらどうするんだね」 「何度でも、許可が出るまで来るつもりです。最初からこんな無理が通るとは思ってません」 「それでも駄目なら、両親とは別れて、私たち2人だけでひっそりと暮らすつもりです」 ふたりの言葉に、そのままじっと長考に入る父。その胸中をどんな思いが交錯したのかは よく分からない。 ようやく口を開いたとき、父が発したのはこんな言葉だった。 「玲雄はまだ大学生だ。このまま結婚とか許すわけにはいかない」 「じゃあ」 「玲雄を大学卒業まできちんと養って世話をしてみてくれ。そのくらいの甲斐性は見せられ るだろう。結婚だのなんだのは、卒業した後の話だ」 「ありがとうございます!」 「その言葉はまだ早いよ。学費と生活費も出せないようなら、容赦なく別れてもらうからな。 もちろん大学生活が滞ってまともに卒業できなくなるようでも駄目だ」
43 : 結 2/2 それから更に数年が過ぎた6月吉日。 "I, Reo, take you Toshiaki, to be my husband, to have and to hold from...." ごく少ない親類だけを招いた、海外のチャペルでの小さな結婚式。Aラインのシンプルな ウェディングドレスに身を包んだ私は、練習を重ねた言葉を紡ぐ。 "...I pronounce that you are husband and wife. Toshiaki, you may kiss your bride!" 目をつぶり軽く上を向く。私の唇に、俊彰の少し乾燥した唇が重なる。 これは私のものだ。もう絶対に誰にも渡さない。そんな気分が改めて沸いてくる。 最初に恋をしたのは私だった。 告白をして、「僕は女の子が好きだから、男の君とは付き合えない」と返事をもらって半 ばヤケでした女装での再告白。 今度はすんなりOKをもらえたのだけど、最初は「この間自分に告白してきた男子高校生」 =「今の彼女」ということに気づかなかったのだそう。 私が男と分かったあとも交際は続いて、体を重ねることすら幾度も行って、でも突然言わ れた「別れよう」の言葉。 それは俊彰が兄を事故を亡くた直後のこと。自分が生きていれば結婚して養う決心はつい ているけど、もし自分も同様にんだ場合、私の将来に責任が持てない。自分と別れて男と しての生活を取り戻して、普通に生きる道を選んで欲しい、という、その時の説得。 私の将来を真剣に彼が案じた末の結論と頭では理解できても、でもとてもショックで。 その後「姉の恋人」として俊彰が登場したときも更にショックだった。 (私のことが忘れられず、まったく別の場所で偶然出会った、どこか面差しの重なる姉を恋 人にしたそうなのだが) その姉との交際がうまく行っていないとの相談を受けて、「男の格好で来て」と指定され たのを無視してお洒落して出かけた『あの日』。 その時「最後」のつもりで甘えたことが生んだ、自分でも予想外の今の私の姿。 菜々華姉さんにとっては、現在進行形での恋人である俊彰を寝取った弟。 俊彰にとっては、私を寝取ろうとした菜々華。もしくは菜々華を寝取りかけた私。 私にとっては、元彼とはいえ最愛の人である俊彰を寝取った(?)姉。 なんだかとても複雑な私たち3人の関係。 少ない参列者の間を回り、最後にひどく緊張をしながら姉の前に2人並ぶ。 「まさかあなたに先に嫁に行かれるとはね……」 「お姉ちゃん、色々とごめんなさい」 「菜々華、こういう結末になって悪かったと思ってる。でも、どうしようもなかったから」 「分かったわよ。分かってるわよ。……なんだか私、凄い馬鹿みたい」 そのまま、目に涙を浮かべる姉。一瞬気まずい雰囲気のまま終わるのかと思ったけれども、 「2人とも、幸せにならないと許さないから!」 と、涙声のまま私と俊彰のふたりを祝福してくれたのだった。
44 : OK、GJ!
45 : 全然関係ないけど、「弟はお姉ちゃん」というフレーズが脳裡をよぎった
46 : 両親が離婚して、別々に再婚したら、相手は兄妹か姉弟で、 結果、離婚前の実の兄弟か姉弟は、義理の女の子な兄と妹か弟になった。 とか、 元が連れ子同士の再婚で、お姉ちゃんだと紹介されたけど実際には弟だった。 とか
47 : 年下の女の子に混じって女の子としての生活を強制させられて、弟のことを「お姉ちゃん」って呼ばないと いけなくなった兄っていいよね。
48 : 「よく似た姉と弟の入れ替わりもの」 の場合、「弟のふりをした姉」の立場から「姉(自分)のふりをした弟」を見ると、「弟はお姉ちゃん」になるのか。 姉と弟の間にもう一人弟が入ると分かりやすいのかな。 こんな感じもあり? -------------- 「こんばんわー。撮影どんな状況でしょう」 もはや勝手知ったるスタジオに入り、知り合いのスタッフの人に聞いてみる。 「おはよう、弟クン、いつも出迎えありがとうね。いい感じで進んでて、もうそろそろ終わりそう」 スタジオの中では、3人の美少女たちが色々ポーズを取ってフラッシュを浴びている。森ガールって 言うんだろうか? よく知らないけど、ゆったりとした、でも女の子女の子した衣装。 その中で一番ひときわ可愛い、真ん中の子、瀬野悠里。 今人気の(スタッフの方たち・談)読参モデルであり、両親の再婚で義理の姉になった少女であり、 俺の現在の恋人……なのかどうかイマイチ分からなかったり。 というのは、義姉の実の弟(俺にとって義弟の俊也)が姉にそっくりで、よく入れ替わりで撮影に参加 させられたりしているからだ。 入れ替わった状態だと、俺にも見分けが付かないのは要精進か。 (略) 「お疲れ、お姉ちゃん」 「二人のときは『悠里』って呼んで、って言ってるでしょ?」 「悠里、おつかれさま」 ……なら今は普通に姉でいいのか、と安心して可愛らしいピンクの唇に口付け。 「って、俊也お前か」 「キスの味で分かるとかなんかエロくっていいよね」 姉であり、恋人である悠里の顔で、ニヤリと笑う義弟。 スタッフの皆様、読者の皆様、美少女モデルとして写真に写ってるのがこんな弟でゴメンナサイ。 (続かない)
49 : >48 いいね、いいね、GJ! このまま続かないのが惜しい設定ですな。
50 : 「ね、雅明」 「ん?」 半ば呆れたまま停めていた車に歩き出そうしたとき、お姉ちゃんそのままの口調、声色で呼びかけられ、 条件反射のように振り向いてしまう。 「今のキス良かった。……お姉ちゃん、勃ってきちゃった」 確かに良く見るとスカートを押し上げて、なんだか膨らんでる。 しかし「お姉ちゃん」は勃起しないものだ。普通。 「ねえ……雅明、エッチしない?」 ついでに勃起したからと言って弟にエッチをせがんだり普通はしないものだけど……うちは特殊だから。 「しない。俺の恋人は悠里なの」 「フェラチオとかした仲なのに……」 「お姉ちゃんと同じ顔で、顔を赤らめて懇願してもダメ。あれは悠里と勘違いしただけだし、悠里以外ともう セックスする気はありません」 (略) ちゅぴ……ちゅぱ…… ラブホテルの一室、ベッドに腰掛け、天井のしみの数を数えながら自分の意思の弱さを呪う。 見下ろすと同じ顔の2人の美少女たち(片方は男だが)が、競い合うように俺のちん○を二人で舐めている。 「雅明のおちん○ん、おいしいよう……」 今、切なそうに声を上げているのはどちらなのか。 体の見えないこの状況だと、判断の付かない自分が情けない。 (略) 「雅明、お姉ちゃんの中に一杯出して! あなたの赤ちゃん欲しいの!」 お前はお姉ちゃんじゃなくて弟だろうが…そんな突っ込みも入れる気にもなれない。入れる余裕もない。 「悠里、出すよ!」 本当のお姉ちゃんにアナルを指で絶妙に責められつつ、偽者のお姉ちゃんの偽のまん○に自分の分身を ピストンさせる。前後から来る快感の嵐に、息をつくのもやっとというざま。 今まで悠里と2人でしたときとは比べ物にならない気持ちよさで絶頂を迎え、俺は白濁液を「お姉ちゃん」の 体内にぶちまけたのだった。 (悶々として書いた。今は反省している。今度こそ本当に終わり)
51 : GJ! (略)の部分を補完したら堂々たる作品になるんじゃないか?
52 : 読者の頭の中で補完したら良いよ。 なぜ、姉弟で入れ替わる様になったか。 とか、 義理姉弟同士で、接吻したり性交するようになった理由とか。
53 : まあ、今まで脳内で垂れ流していた妄想を、脳外へ垂れ流すようになっただけなので、へっぽこ具合は ご容赦を。 「俺のほうがもっと上手く書ける!」というかたお待ちしております。 -------------- 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション2 「で、裕則。お前が一番重要な役目になる」 次の『作戦』の指示を皆に下したあと、最後にお兄ちゃんがボクに指を突きつけて言った。 今まで名前が出なかったから、『今回はお役なしかー』と呑気に考えていた自分のウカツさがイヤだ。 「今回お前には『お姉ちゃん』になってもらう」 「……ボク男だよ? お姉ちゃんになるって何のこと?」 「大丈夫大丈夫、お前なら立派に女になれるって! 弟は兄の命令に従うもんだ」 (略) 「いやフツーに可愛くね?」 「こんな子彼女にしてぇ」 「いっそこれなら男でも…」 結局押し切られて、女装状態で皆の前に出るなり、どよめきがあがった。 小柄な大学生である姉の持ち物の、茶色のブレザーにピンクのワンピースは少し大きくて、色々なところ(肩とか ウェストとか)が余った感じがするけどおおむね大丈夫そう。カツラも被らされて、靴も女物。 (どれだけ用意周到なのかと) 膝丈のスカートがスースーして、脚が丸見えなのがなんだかとても恥ずかしい。 「俺の見立ては間違ってなかったな。背筋はちゃんと伸ばして、内股になるように気をつけて。今日から作戦達成 までの間、ここでは慣れるためにずっとこの格好で『女になる特訓』をしてもうらうか。 他の皆はこいつを『裕美』って呼ぶよーに」 「それで『お姉ちゃん』になる、ってどういうこと? 顔とか全然似てないし、マネしろって言っても無理だよ」 「うん、姉貴には悪いけど『裕美』のほうが何倍も可愛いな。あれはそういう意味じゃなくって……」 (略) 『トックン』は意外に長く続いた。動作やら表情やら言葉遣いやら、色々指摘されてめげそうだ。でも、まあ、 「なんで俺がそんなこと……」 「弟は姉の命令に従うもんでしょ」 初めてやってきたゲコクジョーの機会がとても快感で、回りがちやほやする感覚が新鮮で、癖になってしまいそう。 (略) いよいよ決行の日。 ボクは水色のカーディガン、白いブラウスに同じ白のミニのチュールスカートって格好で街角に一人立っていた。 顔には化粧までさせられて、無事「大学生くらいの女の人」に見えてるんだろうか。 それともさっきから結構いる、ボクにちらちらと視線を走らせる人たち(主に男性)はボクが男ということはバレバレ なんだろうか。 心臓がバクバクしてちっとも落ち着かない。近くで見守ってるというお兄ちゃんたちは、ちゃんといるのだろうか。 そうこうして待つこと15分(その間にナンパされること2回)、ようやく写真で見た、ターゲットの男の人の姿を発見。 「あ、あの」 ここを逃したら、色んな努力が無駄になる。そう思いながら、必の思いで声をかけた。 (あとはご想像におまかせにて)
54 : つC
55 : >>52 ・もし自分とそっくりな人間がいたら、「どこまで騙せるか」に興味が沸いて、とりあえず入れ替わりしてみるとか、 ・同じ屋根の下に年頃の美少女がいたら好意を持つのは当然だろうとか、 ・「実の兄弟姉妹」という壁がないなら、それで恋人になることもあり得るだろうとか、 ・大学生くらいの恋人同士なら、キスやセックスはやるだろうとか、 そのくらいが「普通」だと思ってしまうので、あんまりそこら辺については深く考えてなかったかなあ。 ・姉のほうはナルシストが結構入ってて、「自分自身とデートしてみたい」 ⇒ 「弟に自分の格好させてみよう」 ⇒ 「おお、服装交換してデートしたらばっちりだ」 ⇒ 「デートだけだと物足りない」 ⇒ 「ペニバンつけて掘り掘り」とか、 ・弟のほうも「可愛い」と言われるのがまんざらでもなくて、可愛い服着るのが大好きな状態に調教済みとか、 ・読参モデルに応募したのはもともと実は弟のほうだったりするとか、 ・姉はモデル時に気に入った服があったら即購入orもらって帰って、それを弟に着せてエッチするのが大好きとか、 今回の話にも色々裏はあるけど、まあ自分の中で妄想するだけで、作品にまとめるは無理かなあ。
56 : 「普通」は、わかった。 義理姉弟、または、実姉弟、の交尾の理由は説明されているが 義理弟兄の交尾については? どうして、交尾始めた? もしかして、姉は二穴とも処女で、弟と義理弟のアナは処女ではない? 義理兄弟同士では、舐めて頬張って飲んでいるが、姉は舐めもしなければ飲んだこと無い?
57 : ・「キスの味でどっちか分かる」人間を相手に、さすがにセックスでごまかしきることはできないので、 義理弟兄同士での連結は>>50 の3Pの時点が最初。 ・3Pの途中に繋がるとこまでいった流れは、ご想像にお任せです。 ・義姉と弟はふつうにフェラチオ&セックス経験あり。 ・義弟の穴は姉により非処女、他の人が掘ったかどうかと、義姉と弟の穴はお好みに合わせて。 しかし、投下したSSを元にこれだけ色々考えてもらえるとか、作者冥利ですな。ありがたやありがたや。
58 : 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション3 1/4 「お、……お姉ちゃん、それ、ナニ?」 いつものように預かっていた姉宛のラブレターを届けに、ノックもせずに姉の部屋に入っ たあたしの目に、とんでもない光景が飛び込んでいた。 スカートをたくしあげて、ショーツもずり下げて。 一瞬オナニーでもしてるのかと思いきや、そこに鎮座ましますのは、(あたしの趣味のBL 系の)漫画やイラストで見慣れた、でも実物は物心ついて以来初めてみる物体。 10年近く「姉妹」として一緒に生活していて、なんで今の今まで気づかなかったのだろう。 「あ……」 完全に固まってしまってたお姉ちゃん?に近寄って、よく眺めてみる。 「どう見てもおちん○んだよねこれ。前一緒に風呂入ったとき、こんなのなかったよね?」 「美香、ごめんなさいっ!」 最初その母娘と出会ったとき、「こんな綺麗な人っているんだ」と、そんなことを考えた。 「静子」と名乗ったまだ若い母親はとても優しそうで、あたしと同じくらいの年の娘はな んだか内気そうで。 ピンク色のふりふりしたワンピースと、大きなリボンがよく似合うその小柄な女の子は、 当時は髪を男の子みたいに短くしていたことを覚えている。 年齢も学年も一緒で、生まれが3ヶ月前だから、姫乃のほうがお姉ちゃんなのね。 「ママの再婚相手を紹介するね」、と言われて今会ってるのが何故に女性なのかという疑 問で頭を一杯にしつつ、あたしはそんな会話を半分聞き流していた。 あたしが小学1年の「その日」──麗香ママと静子ママ、姫乃お姉ちゃんと、それにあた しこと大久保美香が『一家』になったのだった。 「姫乃お姉ちゃん──お兄ちゃんなのかな? 理由を教えて欲しいな」 興味津々なあたしの視線を受けて、もじもじしながら両手で股間を隠す。 そうするともう、どこからどう見ても相変わらずの美少女にしか見えなくて。 「お兄ちゃん、でもなくって、本当は弟になるの。瀬戸崎拓馬。それが本当の私の名前」 「拓馬って、あの?」 あたしの言葉に、こくりと頷く。 姉が朝晩お祈りしている以外、ほとんど誰も見向きもしない家の仏壇。そこにあたしの祖 父母に並んで遺影のある、姫乃お姉ちゃんの実の弟──拓馬っていうのは、その少年の名前。 「『災害』でお父さんと姉が亡くなって、身寄りがなくて困ってたところに麗香さんが引き 取ってくれるという話が出てきて、でも男の私がいると駄目だって言われて」
59 : シチュエーション3 2/4 確かにあのころ、『あの男』との離婚やらなんやらあって、ママは極端な男嫌いになって いた。実際にそういう話もあり得たかもしれない。 「──だから、亡くなったのは拓馬だということにして、私が『姫乃』としてんだ姉の代 わりに高校卒業まで生活することになったの」 ただいま、あたし大絶賛混乱中。 あたし達が通う高校にミスコンがあったら優勝間違いなしの、超美人のお姉ちゃんが実は 男で弟で、あの「拓馬」が実は生きていて目の前にいて、じゃあ赤飯炊いた初潮祝いとかナ プキンの貸し借りとか全部嘘だったのかとか、そういえば生理の相談とか結構してたよなー とか、思えば胸が真っ平らなのはそういうことかとか、女所帯と思っていたあたしは風呂上 りとか思いっきり裸の胸を晒していたようなとか、これまで股間のアレは今までどうやって 隠していたのとか、なんで今それを出しているのとか。 自分の「遺影」を毎日拝むというのは、どんな気分だったのだろう、とか。 それより何より最重要ポイントとして、漫画の中にしか存在しないと思ってた「女装すれ ば絶世の美少女な男の子」が目の前にいるとは! ひゃっほい。 「美香……流石に恥ずかしいよ」 BL(ボーイズ・ラブの略ね、一応)好きにも色々パターンがあって、あたしのような『女 にしか見えない男が登場する』タイプを好きというのは、どちらかと言えば少数派。 上から下まで漆黒の、フリル満載な衣装。パニエで膨らませたミニのスカートからは、黒 ストに包まれた、すんなりと伸びた細く長い脚が覗いている。 服に合わせた真っ黒なヘッドドレスは、「烏の濡れ羽色」という表現のぴったり似合う、 ウェストあたりできちんとそろえた絹のような髪によくマッチ。 ゴスロリで歩いているだけで注目の的なのに、それが抱けば折れそうなくらい華奢な超絶 美少女だということで、もう人だかりができそうな勢いだ。 そのゴスロリ少年と、恋人繋ぎで指を絡めあって道を歩く。 これまで溜め込んできたお小遣いをはたいて購入した衣装一式は、空恐ろしくなるくらい 彼?彼女?に似合いまくっていた。 「ふふっ、みんな見てる。拓馬のこと、すごく可愛い女の子だと思って見てる。あのオタク の人とか、携帯で写真なんか取って、きっと今夜のおかずにするんじゃない?」 あたしの言葉に色白の顔を真っ赤にして恥ずかしがる姫乃=拓馬。すごく可愛い。 料理や家事がとても上手くて、さりげないお洒落とかにも気を配っていて、学校では今時 ありえないくらいの大和撫子と評判で。 でも「実際は心も体も男だから、それがばれないように女のフリに必至なだけ」と、鈴を 転がすような綺麗な声で打ち明けてくれた人。 男は性的対象として見られなくて、女の子が好きで、本当はあたしのことを「異性として」 好きなことをひた隠しにしていたんだと、言ってくれた少女のような少年。
60 : シチュエーション3 3/4 『お姉ちゃん』であり、『弟』であり、今は恋人でもある存在。 そのひとと今、あたしは結ばれようとしている── 白鳥のような首も、小さな卵形の顔も、絹のような肌も、薄い肩も、(胸と股間を除けば) がさつなあたしと違った、すべてが完璧な女性美を体現するヴィーナスのような“少女”。 ゴスロリ衣装のままベッドに仰向けになる、その華奢にすぎる身体に跨って。 無骨なあたしの左手の指と、黒いてすべすべした手袋に包まれた白魚のような右手の指を 互いにしっかりと繋ぎあって、あいた右手でスカートやパニエの中から「少年」を探し出す。 そこはもう、かちこちの状態で、先走り液で濡れ濡れになっていた。 「やっぱり拓馬、凄い興奮してたのね……下着も着けずにミニスカートのゴスロリ姿で道を 歩いて。色んな人に見られて、こんなにお○んちんを堅くしちゃって」 違う違う、というように首を振るけどその様子は力強くならず、代わりに彼の分身が、何 かを求めるようにひくつく。 余裕ぶってはいるけど、あたしの股間も既に濡れ濡れで、まるでお漏らししたみたいな状 態。処女なのに、言葉責めしているだけなのに、こんな状態になるって、あたしはこれから 一体どうなってしまうんだろうか? 慎重に位置をあわせて、あたしの割れ目に彼のものをあてがい、腰の位置を下げる。 「姫乃、挿れるよ?」 外見と、服装と、騎乗位という身体同士の位置関係から、なんだかまるで女である拓馬を 男であるあたしが犯しているような錯覚がして。 その錯覚をそのまま口にしてみる。 BLで自分が大好きだった(ただしBLではあんまりない)「女装した美少年を女のように犯 す」シチュエーションが体現できるとか、鼻血を吹きそうだ。 あたしの体が男だったらもっと最高だったんだけど、そこは仕方がない。 「い……れる?」 「そう、姫乃の可愛い処女のおま○こに、ボクのちん○が入っていくよ……最初は痛いけど 大丈夫。ボクに任せて、力を抜いて……」 「ぃやぁっっっっっ!」 自由な左手で真っ赤に染まった顔を隠し、羞恥心に悶える「お姉ちゃん」。 だけどもあたしの右手の中の弟のモノは、今にも暴発しそうなくらいに張り詰めてきた。 「最初は痛いけど大丈夫」? よくそんな妄言を吐けたものだと自分が憎らしい。 まだ先っぽが入っただけなのに、全身が真っ二つに引き裂かれてしまうような激痛が走る。 「姫乃のおま○こ、すごくしまって気持ちいい! 処女なのにこんなに濡れて、実は淫乱の 素質があるんじゃないか?」 腰を1cm、1mm下げるだび、メリメリと音を立てて体のパーツが壊れていきそうな感じすら する。これが気持ちよくなるとか絶対嘘!
61 : シチュエーション3 4/4 気を抜くと痛みに泣き叫びそうで、あるいは腰を浮かして逃げ出してしまいそうで、口か ら出る、目の前のゴスロリ美少女を苛む言葉が早口になってしまう。 「姫乃の中、すごくあったかい。さあ、処女膜をやぶるよ……」 その言葉に興奮したのか、彼の腰がびくんと痙攣し、その弾みで多分破瓜の痛みが走る。 いや痛みとかそんな可愛いレベルじゃない。悲鳴が口から出るのを止めるのがやっとだ。 「いやぁぁぁ……い、痛いぃっ! 痛いぃっ! 身体が裂けちゃうぅ!」 そのあたしの身体の下で、架空のおま○こに架空のペニ○を突っ込まれ、架空の処女膜が 貫かれる、破瓜の架空の痛みに身悶える、架空の美少女。 「さあ、根元までずっぽり入ったよ……すごくいいよ……腰を振って」 あたしの穴はその美少女の、少女にはありえない器官をすっかり飲み込んだ状態。痛みに 耐えつつ、足に力を入れて腰を前後に動かす。微妙に、痛みが軽くなった気がした。 繋いだ手に、ぎゅっと力が入る。 「うん……すごくいいよ……姫乃のおまん○、すごく気持ちいい。……出すよ!」 「出して! あなたの精液を私の胎内にいっぱい注ぎ込んで!」 もう完全に『処女の女の子』になりきって、そんな嬌声を叫ぶゴスロリ少年。 その次の瞬間、あたしは「お姉ちゃん」の熱いほとばしりを膣内でしっかり受け止めた。 それから3回も射精して、わりとぐったりした状態でベッドに2人横になっていた。 あたしが腕枕して、拓馬が胸に抱かれる格好の、ここでも逆転した状態。同じシャンプー を使っているはずなのに、なんだかとてもいい香りに感じる髪の匂いが、鼻腔をくすぐる。 「あたしの初恋の人の名前知ってる? 瀬戸崎拓馬っていうんだ」 「それって……?」 「変だよね。写真の中で会ったことのない、5歳の男の子に対して初恋だなんて。しかも それが遺影でさ。もう、絶対に叶わない恋だって決まりきっててさ」 「……」 「だからさ、どれだけあたしが嬉しかったか分かる? その人に直接会えて、しかも『好 きだ』なんて言って貰えてさ」 しかもそれが大好物の女装少年で、という部分はあえて口にしない方向で。 「……変なことばっかり言うから、すっかり嫌われたと思ってた」 「ごめんなさいねえ、変な女で。でも、拓馬の喜ぶことばかりやってたと思うんだけどな」 「えっ?」 「ばれてないと思った? ゴスロリ着てみんなに見られてさ、でも凄い興奮してたよね?」 「……やっぱり変だよね。それっておかしいよね。嫌われもしょうがないよね」 「それを言うなら、それを見て興奮してたあたしのほうがずっと変態だよ」 彼の、あたしよりずっと華奢な、美少女そのものの身体をぎゅっと抱き寄せて、そして 耳元で、今まで言えなかった本心からの告白を、あたしは囁いた。 「嫌いになったりとか絶対しない。大好きだよ、拓馬。──大好きだよ、『お姉ちゃん』」
62 : >>46 > 元が連れ子同士の再婚で、お姉ちゃんだと紹介されたけど実際には弟だった。 の設定をお借りして一作。 再婚のはずなのに女同士になってしまったのはなぜなのか、自分でも良くわかりませんが。 最初、拓馬が「明日の体育の授業に備えて」 ttp://kokan.tvlife-net.com/0008.htm の作業をしていた、って説明がうまく入れなられなかったのが自分でも残念。 みっともなくフォローしておきます。
63 : つC
64 : 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション3 side:拓馬 1/? 土曜の朝。 レースのカーテンから柔らかい光が入る室内で、一人のゴシックロリータ風の衣装を纏っ た少女が椅子に腰掛け、母親らしい女性から化粧を施されている。 少女の背後には、もう一人の(こちらは普通の服の)少女がいて、ご機嫌な様子でゴスロ リ少女の髪をブラッシングしている。「お姉ちゃん」とゴスロリ少女に呼びかけているとこ ろからすると、彼女の妹にあたるのだろう。 何も知らない人が見るのであれば、母と姉妹の仲睦まじい『家族の肖像』と呼びたくなる ような微笑ましい光景、にあたるんだろう。たぶん。 そう、ゴスロリ服を着た“少女”が実は“少年”だと知らないような人が見るならば。 時間を少し巻き戻す。 私が「今日の初デートで着る服はどんなのがいいかなあ」と昨日決めておいたのにも関 わらず悩みなおしている最中。部屋のドアがノックされて美香が入ってきた。手には大き な紙袋。 「ごめんなさい待っててね。準備に時間がかかってる」 「いや、これお姉ちゃんにプレゼント、って。あけてみて?」 タイミングをいぶかしみつつ袋を開けてみると、なんか黒い布の塊が出てきた。 「ゴスロリ……?」 「うん。きっとお姉ちゃんに似合うだろうなあ、って。今日はこれでお願い。下着も入っ てるから、それもつけてね」 結局押し切られ、改めてベッドの上に渡された服一式を並べてみる。 長袖のブラウス。首はハイネックに詰まってて、肘下くらいで一旦絞ってそこから広が るパゴダスリーブ。背中のジップで綴じるタイプで前にはレースやフリルやリボンがつき まくっている。 上がコルセット状になったハイウェストのティアードスカート。ギャザーが3連になっ てるけど、でもやたらとスカートの丈がやたらに短い。これ履いたら太ももがほとんど露 出しそうだ。 キャミソール。もう少し丈が長ければキャミワンピとして使えそうな感じ。肌触りがや たらに良いけど材質はなんだろう? 未使用の黒ストッキングと、たぶんそれを取り付けるガーターベルト。ヘッドドレス、 手袋とオーガンジーのパニエ。 「勝負用!」って書いてあるように見えるブラジャーのカップの大きさに一瞬首を傾げ るけれど、最後に出てきた物体に納得させられる。女性の胸をそのまま切り取ったように すら見える、乳首まできちんとついた無茶苦茶リアルなパッドだった。 真っ白なパニエを除けば、とにかくすべて黒尽くしの衣装。 中にドロワーズがないことが気にかかった。 これだけスカートが短くて、おまけにパニエで膨らましていると中の下着が簡単に見え てしまいそうだ。 下着の中に女性にはないものがついてる私的には、それはなんとしても避けたいところ。 そういえばショーツもないんだろうけど、これは手持ちのものを履いていけばいいんだ ろう。 まあ、あまりぐだぐだやっても仕方がない。私は男らしく(?)、その女性衣装そのも のの、彼女からのプレゼントを身に着けることにした。
65 : 2/? まずはショーツ1枚の姿になる。 部屋のスタンドミラーが目に入った。 この時点ですでに男に見えない、乳首以外は胸が平らな女の子にしか見えない自分にがっ くりくるけど、まあそれは現状助けられてるから文句は言えない。 最初にブラジャー。いつもはスポーツブラだから、背中のホックを止めるのに慣れてな いので微妙にてこずったけど普通にはまる。そしておもむろにパッドを手に取り突っ込ん でみる。 女同士?の気軽さから実物に触れたことはあるけど、手触りといい質感といい本物そっ くりで、少なくとも服の上から揉まれたりしてもばれることはなさそう。 つける前にブラジャーのカップを確認しておけば良かったけど、サイズはDかEかそのく らいだろうか。 カップに収めたあと少し違和感があって、偽胸を両手で掴んで位置を調整してみる。鏡 を見ると、なんだか男が女の胸を揉みしだいているように見えて変な気分。 ──さて私は今、揉んでいる男性、揉まれている女性、どちらに感情移入しているので しょうか? たぶん女性がつけても恥ずかしいデザインのブラジャーを、男の自分が着けているとい う事実。本当に穴があったら入りたい。 なんで自分はこんなことに付き合ってるんだろう? そう自問自答をすると、「しっかり喜んでるくせにー」という答えが自分の中から返っ てきて本気で戸惑う。 ようやく位置調整が納得いく感じになる。 次はストッキングかな、としゃがんだ瞬間に胸がぷるんと震えて、一生自分に縁がない と思い込んでいた感触に少し困る。 何が困るかっていうと、股間のアレに血が集まり始めた感覚がすることなんだけど。 何も考えないように念じつつ、ストッキングを身に着ける。ガーターは初めてだけど、 ストッキングはもう慣れてるので、一旦丸めて普通に足を通す。脚の付け根あたりを、柔 らかい感触の飾りレースがくすぐる。 ガーターをウェストまでひっぱり上げて付いていたクリップで留めようとして思い出す。 これってショーツを上に履かないとだめなんだっけ。 一旦膝くらいにショーツを下ろすと、今度は私のおちん○んがぷるん、と外に出る。 『上も下もぷるんぷるんかー』、とか現実逃避したくなるけどそんな場合でもなくて、ス トッキングとガーターを繋いで再びショーツを持ち上げようとすると、勃起したペニ○が 邪魔で普通に収まりきらない。 意識しないようとしても、今度はストッキングやショーツの柔らかな肌触り、胸でしっ かりした重さを主張するパッドなどが邪魔して、なんだかちっとも落ち着かない。 不便な身体に泣きたくなる。
66 : とりあえずここまで書いてはみたけど、さてどうしたものか。 このあとゴスロリ衣装を最後まで着付けしたり、 母親と妹に丁寧に化粧&ブラッシングされて、それでも「男である」ことを出しちゃだめなので苦労したり、 「女である」ことに喜びを覚える自分を発見して落ち込んだり、 ドロワを履くどころか逆にショーツも脱がされて、勃起した包茎ちん○んをオーガンジー素材のパニエが 包んで、歩くだけで快感で昇天しそうになるのを止めるのに必になったり、 言葉責めされるたびに先走り液があふれそうになって、妹に知られまいと顔色を伺ったり、 クラスメイトの女の子に出会ってのんびりとカフェで喫茶。無自覚な言葉責めをされて、ノーパン状態と 勃起がばれないかと泣きそうになったり、 ゴスロリ姿のまま一人で薬局に行かされてコンドームを真っ赤な顔で購入させられたり、 ホテルに連れ込まれて逆転セックスで絶頂したり、 そんな描写が延々と続くだけなんだけど、書くべきか、あきらめて他の話に行くべきか。
67 : >66 ぜひ……ぜひに続きを! ヒャッハー! はかどるぜぇ! と思ってた矢先に打ち切られるのは生ザマス
68 : パニエって硬くてゴワゴワ・チクチクしてて、こんなので亀頭 擦られたら痛そう、って思ったけど、調べたらそれはチュール素材の パニエの方なのか。 パニエにも色々あって奥が深い…
69 : なんともありがとうございますです。 ただ、続き投下できるのが何時になるか分からないですし、他のSSとか、『こんなシチュエーションいいな』とか、 『弟はお姉ちゃん』だと、こんなんどや、とかあれば色々適当にお願いします。 >>68 最初は、歩くたびにチュール素材のパニエに亀頭がすられて・・・って状況考えてたんだけど (仕事中にその状況を妄想して興奮してやばい状態になってみたり)、 それはSMだと「あり」かもしれんけど童貞君に対してやったらやばいというか、到底セックスできない状況に なりそうなんで、素材はオーガンジー、○んちんは神聖包茎でいいんじゃないかなあ、とクールダウン。 まあそれでも実際にプレイしたらひどい生しできつい状況(むしろごほうび?)になりそうですが。
70 : つC
71 : ん?この場合、お尻も出ているのだよね? 座る時、お尻で座るの?スカートや下着をお尻の下に敷き込むの? え? お姉ちゃんは弟? じゃあ 弟はお姉ちゃん? 入れ替わり? 姉が嫌がる弟の服を着て、 嫌がる弟に姉の服を着させて、 姉が弟の心が女の子になるように調教する。 とか? 弟の男の子自身が、オムコにイけなくなるような。 弟のお尻がオヨメにイけるような。
72 : 入れ替わりネタは王道でいいっすねえ。 「僕のアンダースタディ」とか傑作もありますし。 どなたか作品化していただけること希望。
73 : 家の中で座るときはパニエ外してるので、そこ関係の描写は次回に回ります。しかし長い・・・ 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション3 side:拓馬 家の中・下 1/4 とりあえず、服を全部着終わってトイレで落ち着けるまでは放置して、手持ちのドロワー ズなんてないし、といってショーツだとどうしようもないから、水泳用のサポーターの上に アンダースコートを履くことで方針を決定。 体育とかをやりすごすためにいつもやってる、タック&股間接着にしたほうがいいんじゃ ないか、とも思うけど、あれは何故か「今日はしないで」と美香から言われてるんだった。 ショーツはタマ○マを包むだけで、竿の部分はもう完全にむき出し状態になってるけど、 気にしない。 下を見ると胸の谷間があって、その谷間から私の包茎のおちん○んが「はろー。ボクは元 気です」と言わんばかりに覗いているけど、それも気にしない。 髪をヘアバンドで縛ってポニーテールにしたあと、飾りのないキャミソールを手に取る。 最初にも思ったけど、普通のポリエステルやコットンとは全然手触りが段違い。タグを見 るとシルク100%ってなってて「なるほど」と思う。 一思いにかぶってみると、あまりの心地よさに何か背筋を電流が駆け抜けた感じがした。 肩紐をいじって位置を調整してみる。 その度にキャミソール全体が揺れ、さっきからちっとも収まらないおちん○んの先をくす ぐる。思わず先走り液が出てきてティッシュでぬぐうまでが一騒動。 基本男が着ることが考慮されてない女性向けのインナー。男には許されない、女だけの禁 断の世界。男である自分がそこに踏み入れた罰とでもいうのか、腰の砕けそうな快感という 名前の苦しみが私を襲う。 女の下着はとっくに慣れたはずなのに。男の下着をつけた記憶なんてもうないくせに。 シルクのキャミソールが私の“男”の先端部を優しくなぶり、少し動くだけでショーツが タ○タマを柔らかくもてあそぶ。耐えようと無意識に両足を刷り合わせるたび、内股の敏感 な部分をストッキングがくすぐる。 意識して“女の子らしい”感覚で揃えてある私の部屋に、先走り液の、“男”の匂いが立 ち込めてなんだかくらくらしてしまう。 ……私はいったいどうなってしまうのでしょうか? 既に麻痺し始めている頭をなんとか動かして、次はブラウスを手に取る。 生地が薄く、柔らかい。指を走らせると、肌をくすぐるような感覚が返ってくる。シルク とは違うけど、これも相当良い生地を使ってるみたい。 ゆっくりと袖を通し、背中に手を回してジッパーを上げる。なんだか自分にあわせて作っ たみたいにぴったりくる。 この間、美香が私の体のサイズを色々測ってたのはこのためか、と改めて納得。 でも試着もなしでよくこれだけきちんと合う服を見つけられたもんだと感心する。いつも 私自身、服のサイズには悩まされているだけに。 色々身体を動かしてみるけど、喉元を包むハイネックの首周り含めて、特に苦しかったり する部分もない。身体をそらせたときに、胸がぱっつんになるくらい。
74 : side:拓馬 家の中・下 2/4 スカートを履いてみる。着る前はウェスト部が細すぎるように見えてどうかと思ってたん だけど、これも実際につけてみると特に苦しいところもない。 コルセット部分の紐を最後まで縛ってみても、少し余るくらい。これなら普通に食事して も大丈夫そう。 布製で硬くもないし、むしろ飾りみたいな感じなんだろう。ただ胸を上に押し上げる効果 と、背中を少し反った形にさせてより胸を強調する効果はあったみたい。 前に押し出された胸が常時ぱっつん状態になって、計3枚の布をはさんでも微かに作り物 の乳首のありかが分かるのが、なんだかとても恥ずかしくなる。 さっきから存在を忘れかけていた、お○んちんがまたスカートの下で存在を主張し始める。 メイクはどうするかと少し悩んで、いつもどおりBBクリームを塗ってチークを軽く乗せて、 リップを走らせるだけで済ませる。 最初ポニーテールの位置で止めておいたヘアバンドが、首の後ろまでずり下がってきてい たので外して、ヘッドドレスを付け、パニエ以外一応の完成。 「私は17歳の女子高生、瀬戸崎姫乃」 部屋のスタンドミラーの前で、口に出して、自分自身に言い聞かせる。 『本当の自分』である、「15歳の男の子、瀬戸崎拓馬」を封印するために。 窓とカーテンを開け換気をしておいて、トイレに行くために部屋のドアを開けると美香が 立っていた。私の姿を見て、目を丸くしてる。 「やっぱり変だったかな……?」 一拍おいて。 「きゃ──────! 何これ何これ、すっっっっごく可愛ぃぃぃぃぃぃぃ!」 「ちょ、っちょ、静かにお願い。麗香ママがまだ寝てるから」 「何?」 騒ぎをききつけたのか居間に続くドアを開けて、静子ママがこっちを見て目を丸くしてる。 「あらあら、姫乃がそんな服着るのは久しぶりねえ。昔はよく着てくれたものだけど」 そういえばそうだった。古いアルバムを見ると、ふりふりの服を着た私の姿が結構載って たり。微かにしか残っていない、古い記憶がよみがえる。 「こっちいらっしゃい。お母さんがきちんと化粧してあげる」 「わあっ! お願いできますか?」 「……その前にごめんなさい、トイレ行かせて……」 そして、冒頭の光景に戻る。
75 : side:拓馬 家の中・下 3/4 静子ママの目つきと手つきは、作品を仕上げる芸術家のように真剣で、声をかけるのも躊 躇われるほど。 私がやったメイクを最初に全部洗い落としてすっぴんにしたあと、見たこともないような メイク道具まで持ち出して、複雑怪奇な手順で何度も刷毛を何度も走らせてる。 対照的に背後の美香はハミングとかして、「お姉ちゃんの髪、すっごくきれー。使ってる シャンプーはあたしと一緒なんだよね? なんでこんなに違うんだろう。櫛とか全然抵抗な いし」とか、「静子ママ、今度あたしにメイク教えてもらえません? あたしもお姉ちゃん のメイクしてみたい」とか色々喋ってる。 広い世界でこのふたりだけが、私が男であることを知ってる人物。 なのに、家の中でまだ寝ている麗香ママに気づかれるわけにはいかなくて、美香に私が男 であると知られたと静子ママには知られたくなくて、やっぱり女として振舞わないといけな くて、なんだか胸がもやもやしてくる。 まあ、仮に今「男として振舞え」って言われても、たぶん出来ないんだろうけど。 心の中の一人称で「僕」と思うことすら、なんだか違和感があるのだ。 「うん、完成。こんな綺麗な娘がいてわたし、すっごい幸せ」 「ちょっと待って。こっちも仕上げるから」 そう言われたときにはもう、(初デートの日というのに)すっかり疲労困憊の思いだった。 伸びをしようとして、今更気づく。 スカートつけた状態だとこれ、腕が肩より上がらない。 つまり背中のジッパーも下げられない状態で、まあ手順を踏んでいけば脱げるんだけど、 それでも何か見かけだけは豪奢で可憐な拘束衣でもつけさせられた気分。 そう意識するとたん、ショーツの前が窮屈になるのを感じた。今まで大人しくなっていた のに、なぜこのタイミングで。 考えるとその答えが分かってしまいそうで、それが怖くて必至に意識をそらす。 いつの間にか部屋から美香が部屋から持ってきていたパニエを受け取り、──二人にお尻 を向けて──装着。最後に手袋も。これで、ようやく最終形態の完成。 静香ママに引かれる形で、うちで一番大きなミラーの前に立たされて自分の姿にご対面。
76 : side:拓馬 家の中・下 4/4 それは非現実的で、幻想的な印象すら受ける少女だった。 身体はどこまでもほっそりとして、生身の人間でないような感覚すらする。 肌は絹布のような滑らかさで抜けるように白く、衣装の黒と見事なコントラストを作る。 大きく見えるようにメイクされた目は、(付け睫はつけてないのに)マッチでも載せられ そうなくらいに長く濃い睫に縁取られキラキラと光を発し、その中で漆黒の瞳が輝く。 目尻のあたりが煌いているのは、ラメ入りのアイシャドウでも使ったのだろうか。 ツインテールやハーフアップにしようと色々いじり倒した髪は、結局右のこめかみからの 髪を細い三つ編みにしたほかは完全にストレート。ここ10年間、毛先を整えるだけで伸ばし 続けた髪が、ウェストの後ろでさらさらと見え隠れする。 全身を包む髪と瞳と衣装の黒が、漆黒でありながら色とりどりの光を放つ。 そのモノトーンの世界の中、はっとするくらい艶やかなローズのルージュが目を奪う。 ……これ、私なんだろうか? 未だにその実感が沸かない。 手を振ってみて、笑顔を作ってみて、自分の動くとおりに動くのを確認してみて、それで もなんだか、現実から遊離したかのような感覚。 次いで『これが、私なんだ』という陶酔感が私の全身を優しく包み込んでくる。 ふと気がつくと、美香と静子ママがデジカメと携帯で写真を取りまくっているところ。 「こんな美少女って、現実に存在するもんだね」 「姫乃ちゃん、笑顔笑顔」 広い世界でこのふたりだけが、私が男であることを知ってる人物。 というのに、世界でこのふたりが一番私を“女”として扱っているような気がする。 男なのに、女性でもなかなか着ない女らしいドレスに身を包み、男なのに、女のように扱 われ、男なのに、(否定しようもない)「女としての」喜びを覚えている自分。 少し前なら、いや今でもこの2人の前でさえなければ、『男なのに、』の部分を消し去っ て、普通に女としてそれらを受け入れられるのに。 穴があったら入りたくなるような恥ずかしい気分のまま、逆に少し誇らしい気持ちもどこ かに感じながら、突如発生した撮影会はひたすら続いたのでした。 そのあと、美香も化粧してもらって、麗香ママが起きてきたのでそこでまた一騒ぎあって、 いい時間になったので(パニエを一旦外して)昼ごはんをうちで食べて、少し崩れた化粧を 直して、ようやく人心地がついて、出発……の前に下着を替えないとだ。 「あ、お姉ちゃん、下着のことなんだけど……」 「美香。こういう服だと、下にドロワーズがいるの。今日は他のでなんとかするけど……」 「いや、ドロワはなくていいの。ってか、今はいてるショーツも脱いで」 「……え?」
77 : つC
78 : GJ&続きを期待!
79 : 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション3 side:拓馬 繁華街 1/4 ──憧憬は、いつから恋心に変わったのだろう? 名前も、年齢も、性別も、自分の心さえ嘘で取り繕った、嘘の少女。 その少女の前に存在する、嘘のない、真実の少女。その自然さに対する憧れの気持ち。彼 女に対する感情が恋であることを自覚したのは、それが恋心に変化したよりもずっとあとの ことだった。 半分なりゆきとはいえ、その少女に自分の心をうちあけて、今その彼女と初めてのデート で街を歩く……そんなシチュエーションのはずなんだけど。 「美香……流石に恥ずかしいよ」 家からバスを乗り継いで繁華街に到着。(地下鉄とか使わなくて本当に助かった!) 私の姿は当然のように人目を引きまくっていた。 東京とかだと普通なのかもしれないけど、この街だとロリ系の衣装はわりとレア。 おまけにスカートがかなり短めなのだ。 パニエの一番下が太ももの半分くらいにあたるので、じっと立ってるだけなら問題ないは ずなんだけど、歩くたび、風が吹くたびパニエが揺れて、下が見えそうで気が気でない。 普通の長さのスカートでも、パニエでスカートを膨らませると中身が見えやすくなるので、 ドロワーズとか付けて見られることを防ぐものなのだ。本来なら。 それもこれが女の子なら「下着が見えそう」なだけだけど、今の私の場合は「おちん○ん が見えそう」な状況なわけで、見られたら、ばれたらどうなるのかと気が狂いそうだ。 ちらちら伺うような視線だけなら割に慣れてるけど、今はガン見するような視線もちらほ ら。立ち止まって見てる人すらいる。 脚のラインを目で追ってる男性もそこそこいて(ばれないと思ってるのだろうか?)、今 日ばかりはその『上』が見えてしまうのではと気が気でない。 スカートの中に風が入るたび、おち○ちんからお尻までが、少しだけ冷たさの残る5月下 旬の外気に直接触れて、「スースーする」どころの騒ぎじゃない。 家を出てからずっと、おちんち○は勃ちっぱなし。 歩くたびにオーガンジーが柔らかく包んで、こすって、なぶって、『いっそひと思いに してくれ』と言いたくなるような、生しのような快感が下半身に走る。 パニエがふわりと覆い隠しているので、外からは勃起の様子が分からないのは救いなのか どうか。持ち上げた分の布地の質量が、敏感な場所に直接かかってきて余計につらい。 「ふふっ、みんな見てる。拓馬のこと、すごく可愛い女の子だと思って見てる」 私の心を見透かすように、いつものように『お姉ちゃん』ではなく『拓馬』と呼びかけて、 美香が耳元でそんなことを囁きかける。 ○ニスがぴくんと跳ね上がり、先走り液がにじみ出たのが分かる。 思わず横を見て美香の顔を確認するけれど、にっこり笑うだけで気づいたのかどうかも分 からせてくれない。 ナチュラルメイク風にきちんとメイクされた顔は意外なくらい愛らしく、彼女自身も結構 目を引いているんだけど本人は自覚はあるんだろうか。
80 : side:拓馬 繁華街 2/4 「あの男の人、彼女連れなのに拓馬のことをデレデレ見ちゃって。後で怒られるかな?」 「あのオタクの人とか、携帯で写真なんか取って、きっと今夜のおかずにするんじゃない?」 「このEカップ悩おっぱいすごいねー。注目の的だよ。うらやましい」 耳元で続く言葉責めにもうまっすぐ前を見て歩くことすら厳しくて、つい俯いて歩く。 だから、 「おや、ミカリン?」 声をかけられるまで彼女たちの存在に気づかなかったのだった。 「お、やっほうメグメグ」 「あー、やっぱミカリンでいいんか。すっごい可愛いから一瞬わかんなかった」 「なんともシツレイな」 顔を上げると、中学時代からの私たち2人の友人、藤原恵が至近距離で手を振っていた。 美香と彼女は「ミカリン」「メグメグ」って愛称で呼び合う仲。身長150cmちょっとと小柄 で丸顔、「美少女」って感じではないけど、笑窪と八重歯の可愛らしい少女。 彼女の隣には線の細い美少年が連れ添って、私のほうを少しぼうっとした表情で見てる。 こちらは初見。ヒール付きブーツを履いた私より少し背が低く、多分165cmくらいだろうか。 「透君おひさ。相変わらず可愛いねえ」 「大久保さん、お久しぶりです。えっと、この人は……?」 この少年も美香の知り合いだったのだろうか。『透君』と呼ばれたその少年は、中性的な 声で聞き返す。 外見も相まって、『美少年』じゃなくて女の子だったかなと一瞬思ったけど、まあ『透君』っ ていう名前の女子はいないだろう。 「あー。それわたしも聞きたかった。ミカリンどこでこんな超絶美少女ひっかけたのかって」 「分かんないかなー。これ、お姉ちゃん」 「恵ちゃん、私よ? 瀬戸崎姫乃」 「ええぇぇ──────?!」 それはそれは、とても良いリアクションであったそうな。 恵ちゃん達は用事まで1時間ほど暇とのことで、4人で近くの喫茶店に入ってみる。 オーダーだけお願いしておいて、私はそのまま喫茶店の女子トイレに入り、溜まっていた 先走り液をトイレットペーパーで拭いて流し、手をよく洗ってルージュを軽く引きなおす。 戻ると美香が手を振っているので、残りの席に着席。恵ちゃんの隣、少年の向かいの位置。 お尻の下に手を回して、スカートとパニエがお尻の下になるように。慎重にゆっくりと。 お尻が椅子についたら手を離し、ふわりと浮かび上がるパニエの前の部分をガード。 店の中でパニエを外すわけにもいかないし、ショーツすらつけてない状態でスカートを広 げてお尻を椅子に直接つけたくもないし、自分だけ立ってるわけにも、ましては一人で空気 椅子するわけにもいかないし。 パニエが潰れるのと、前が見えやすくなる危険があるけど、悩んでこの方法を選択。 落ち着かせたおちんち○を太ももの間に落とし込んで挟み込み、いつもより意識して膝と 膝の間をきっちりくっつける。 ただ椅子に座るだけでこの苦労ってなんだろう。
81 : side:拓馬 繁華街 3/4 「そういえば、ヒメノン(※姫乃、私のこと)と透って初めて会うんだっけ?」 「たぶん、会うのは初めてじゃないかな。えぇと、私は瀬戸崎姫乃っていいます。……いき なりこんな格好でごめんなさいね」 「僕は恵姉ちゃんの弟で、藤原透です。姫乃さんのことは、姉から色々聞いてました」 そういえば昔から恵ちゃんの会話で時々出てきた『弟』って彼のことなのか、と納得。 「あ、そうそう、いつものヒメノンはこんな感じ」 ポシェットから端末を取り出し、私と一緒に撮った写真を表示させて少年に渡す。 「印象随分違いますけど、でも綺麗ですね」 「透君もゴスロリ着て化粧してみない? 美人さんになれると思うんだけどな」 「やめてー。わたしの自慢の弟を、キモい変態の道に引き入れないでー」 恵ちゃんの言葉で起きた動揺が、顔に出なかったか不安になる。 男なのにゴスロリ着て化粧して。完全に『キモい変態』の道を歩いている私にとって、 グサグサ突き刺さるお言葉。言ってる人が完全に無自覚なだけに、余計にクるものが。 おまけに何故か(理由は考えたくもない)、股に挟んである○ニスが充血しだす。 ストッキングのレース部分やお尻の下に敷いたオーガンジー、それと内股の肌に敏感な箇 所が触れて、閉じた股の間で締め付けられて、ほとんど一人密かに素股をやってる状態。 ちょうどウェイトレスさんがオーダー品を持ってきて、話が一旦ストップしなかったら、 もっと危険な状態になってたかも。何か頭がおかしくなりそうだ。 「でも本当凄い格好だよね。ゴスロリってさ、大抵あれデブスかオバサンが着てるじゃん? ゴスロリに対する印象そのものが変わっちゃたよ」 出てきたパフェを突きながら、恵ちゃんがそんなことを言う。 「前々から、『お姉ちゃんにゴスロリとか着せたり似合うだろうなー』とか思ってたけど、 ようやく機会があってね」 「これ、ミカリンのセンスか。なるほどー。でも確かに似合ってるよね。ティーカップ持つ 仕草とかすっげー気品あって、『お嬢様』、っていうかむしろ『お姫さま!』って感じ」 「んだ。お姉ちゃんはなんか『非現実的』な格好が似合うよねー」 それはきっと、私が嘘の世界で生きているから。現実の世界で生きていないから。 表面的には困ったような笑いを浮かべながら、心の中だけで呟く私を無視して2人の会話 は進む。 「それあるね。頭小さいしスタイル無茶イイし、身体細いし。そのコルセットきつくない?」 「これ細く見えるだけで、着ると意外にそんなことないよ? 特に絞ってるわけでもないし」 ミルクティー入りのティーカップをソーサーに置きながら答える私の言葉を、美香が引き 継ぐ。 「凄いよ、このワンピ、ウェスト55cmなんだけど、まだ余裕あるんだこの女」 「うへぇ。わたしなんか59cmのコルセット付けさせられて、苦しくて悶絶したことあるのに。 ……姫乃様、どうしたらそんなに細くなれますか?」 「まずはメグメグは、そのパフェ食べるのやめるのから始めたらどうかな?」
82 : side:拓馬 繁華街 4/4 「私の好みかあ……自然な人がいいな。嘘のない、素直な人」 ころころテーマの変わる女子?トークの中、何故か『好みのタイプ』の質問に答えてる私。 「嘘をついたり、自分を偽ったり飾ったりする人は嫌かも」 まあこれは、嘘まみれの自分に対する同類嫌悪なんだろうけど。 「……だってさ」 恵ちゃんが透君にニヤニヤ笑いかけると、透君は黙ってそれまでブラックで飲んでいたコー ヒーにシュガーを入れた。その様子を見て美香も「かーいーなー、もう」とニヤニヤ呟く。 「ヒメノンの言葉聴いてておもったけどさ、もう意中の人がいたりするの?」 「実は何年もずっと想ってて、この間やっと告白できたんだけど、はっきりとした回答はも らえなくて……今は返事待ちかな」 「誰だそのフラチなヤローは。ヒメノンから打ち明けられてそんな態度とか信じらんねー」 「あの人、そんなご大層なヒトじゃないと思うんだけどなあ」 「ミカリンも知ってるんだ? 誰? 誰? 教えて? わたしも知ってる人?」 「内緒」 「ヒメノン、わたしに向かってそんなこと言うんだ。こらしめてやるぅ!」 そう言って突然横から手を伸ばして私の(パッドで膨らませた)胸を揉み始める。 ただの作り物のはずなのに、なんだか直接胸をもまれたような錯覚がして、思わず「ひゃ ん」と言ってしまう。 「いい声だ。“ザ・女の子”って感じ。もみ心地も本物そっくり。パッドだよね? これ」 「うん。……あ、透君。お姉ちゃんの胸って本当は大平原だから。実物見て失望しないでね」 「あ、僕はあんまり気にしないので大丈夫です」 3人はのんびり会話してるけど、こっちは今のはずみで○ニスが股の間から飛び出てきて、 あげくにパニエの気持ちいい生地でこすれて完全に勃起して大変な状態に。 いじって直すわけにもいかないし、スカートの裾を直そうと調整してると、パゴダスリー ブの袖の部分がスカートとパニエごしに先端をくすぐって、それだけでびんびん状態。 パニエを外さなくてよかった、と思う。もし外してたら、今スカートの前が見事に膨らん でばれてたところかもしれない。 「姫乃さん、大丈夫ですか?」 どう考えても不審な動きをしている私を気にかけて、透君が声をかけてくる。なんだか余 計に恥ずかしくなったりもするけど、ぐっとこらえて 「うん、大丈夫。ありがとう」 と無理に笑顔を作る。本当、嘘だらけな自分が嫌になる。 「いい雰囲気だねえ。あたし、透君応援しちゃおうかな。これから姫乃姉ちゃんと2人でデー トしてみる?」 「いえこのあと、用事がありますから」 「そか。時間大丈夫? あとメアド交換しとこ。お姉ちゃんは持ってないんだけど」 「あーこんな時間かー。んじゃ行かないとだね。ヒメノンからは月曜に色々聞き出す方針で」 喫茶店を出て、手を振りながら去っていく姉とその弟を見送って。そこまでなんとか愛想 笑いをたもてたのが自分でも不思議に思う。 足元がぐらぐらする感覚がして、その場に半分座り込みそうになる。
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84 : つC
85 : 『弟はお姉ちゃん』 シチュエーション3 side:拓馬 ホテル街 1/4 『デート』と言われて舞い上がってたのが自分だけだと思い知らされて、なんだかとても 惨めな気分。私を他の人、それも男性とくっつけようとか言い出して。 「私は心は男なんだ」という説明を聞いてなかったのか、嘘だとでも思ったのか。 それとも分かった上で、いい厄介払いが出来るとでも思ってるのか。 これまで散々恥ずかしい思いをさせられたけれども、それもすべて『嫌った上での、ある いは嫌われるためのいやがらせ』だと考えれば腑に落ちる。 そもそも女装で女子高生を演じる『キモい変態』が好きな人なんて、いるはずがないのだ。 「お姉ちゃん、突然道端でしゃがんでどうしたの? (小声で)下、見えちゃうよ?」 「もう、帰る」 色んな思いが頭でぐるぐるして耐えられなくて、半分捨て鉢な気分で宣言する。美香はそ の言葉を聞いて色々考えていたようだけど、しばらく経って「……ごめん、でも、もう1箇 所だけ付き合って」と言って歩き始めた。 10分くらい無言で歩き続け、光景が変わる。普段は近づくこともない、ホテル街。 ふと気づいたように、先を歩いていた美香が立ち止まる。そして私の耳元に顔を近づけて、 「ごめん拓馬。コンドーム買ってきてもらえないかな」 「コンドームって、……ぇえ?」 深呼吸をして、店内に入る。顔から火が出るほど恥ずかしいけれど、こんな思いを美香に させるなら、自分でやるほうがマシだった。 美香が私のことを『拓馬』と呼んで、頼りにしてくれた。些細なことだけど、心が少し軽 くなった気がする。お気軽なもんだと自分でも呆れるけれど、気にしない。 「何をお探しでしょうか」 「えーと、コンドー……」 寄ってきた店員さんに言いかけて、自分が何を言おうとしているのかに気づいて、顔が更 に真っ赤になる。 コンドームを買うということは、つまりアレするということで、アレだから、もうアレだ。 案内された棚を見るけど意外に色々種類があって、どれを買えば良いのかもさっぱり。 店内にいた40歳くらいの男性客が私を見ている。最初はちら見するだけだったのが、やが て視姦するようななめ回すような視線に。特に太もものあたりに視線が集中してるのが怖い。 10年の間女の子を演じて、何度も浴びせられて、未だに慣れることのない嫌な感覚。 中が見えることはまずないとはいえノーパンで、ミニスカのゴスロリ姿で、避妊具の棚を 見る女子?高生。そんなシチュということが改めて自覚させられて、恐怖心すら沸いてくる。 「ああ、コンドームならこれがいいね」 たぶん本人は親切心のつもりなんだろうけど、その男性客がそう言いながら近寄ってきた ので、目についた別の品を手にとって一目散にレジを済ませて店外へ脱出。 「ありがと」 心臓がバクバク言って、脚がガクガクして、それなのに○ニスをスカートの下で何故かカ チコチにさせている私に向かって、美香が声をかけてくれた。 もう半分涙目でしゃがみこみそうになるのを我慢して、差し出された手を取る──
86 : side:拓馬 ホテル街 2/4 ホテルの中。指先がどうにも震えて、コルセット部の紐すらほどけずに困ってる私を横目 に、下着も脱いで全裸になった美香が近づいてくる。 「いいの。拓馬はその格好でいて。……そのまま身体の力を抜いて、横になって」 優しく軽く手で押されるだけで、言われたとおりにゴスロリ衣装のままの背中をベッドに つける。 (最初のエッチくらい、男の姿でやりたかった)とぼんやり考えてみるけれど、美香の言 葉に逆らう気分が、心よりもまず肉体から霧消していた。自分でも可笑しくなるくらいだ。 仰向けになった私の身体に跨り、指と指を絡めあう。 まるで私が、男性に征服される少女の立場になったような、そんな錯覚。 美香はその状態のまま、繋いでいない手でスカートとキャミソールとパニエという布地の 山をかきわけて、私のあそこを指につまむ。 「やっぱり拓馬、凄い興奮してたのね……下着も着けずにミニスカートのゴスロリ姿で道を 歩いて。色んな人に見られて、こんなにお○んちんを堅くしちゃって」 違う、今興奮しているのはホテルに入ったからで、別に露出プレイのせいじゃない…… そう言おうとして、でも、その言葉の通り、繁華街で、喫茶店で、薬局の前で、あそこを堅 くしていた自分を思い出して、ただ弱々しく首をふることしかできない。 と、美香が腰の位置を少し落とす。ペ○スの先に感じる、柔らかな割れ目の感触。 それまで溜まっていた先走り液とは違う、別の、粘りのある液体の感触も混じる。 「姫乃、挿れるよ?」 「い……れる?」 『私のほうが、女の立場みたいだ』という、私の感じた錯覚を彼女も共有したのか、低め の声で、美香がそう囁きかける。 「そう、姫乃の可愛い処女のお○んこに、僕の○んちんが入っていくよ……最初は痛いけど 大丈夫。僕に任せて、力を抜いて……」 「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 自分でも訳の分からない羞恥心の波が襲ってきて、繋いでいない左手で顔を隠す。 まるで処女を奪われる乙女のような叫びが、自分の口からこぼれるのを抑えることもでき ない。 これ以上ないくらいに剛直した私の男の部分が、ミシミシ音を立てそうな勢いで、ゆっく りと美香の身体の中に分け入っていくのを感じる。 耐えられないような力と圧力が一点にかかる──けど、美香が感じている苦痛と比べれば、 比較にならないものだろう。 上手い人が相手であれば、破瓜はそんなに痛くはないと、学校でも女子同士の会話では出 ることが多かった。でも今の相手は経験点ゼロで、何も準備すらしてきてない私なのだ。 油汗が額に浮かび、とてもとてもきつそうだ。 「姫乃の中、すごくあったかい。さあ、処女膜をやぶるよ……」 だというのに、『私に挿入する男性』という立場を少しも崩さない美香。 まるでそれが現実であり、『私が男である』ということが嘘であるような感覚が私を包み 込む。
87 : side:拓馬 ホテル街 3/4 意思とは無関係に腰が浮く。○ニスの先で感じる、よく分からない違和感。 美香の処女膜が今破れたのだろうか。そう思った瞬間、自分でも信じられない叫びが自分 の口からあふれ出す。 「嫌ァァ!……い、痛いっ! 痛いっ! 身体が裂けちゃう!」 自分の『言葉』によって、自分の心と体が支配される。 私のヴァ○ナに、膣に、子宮に、“彼”の愛しい分身が分け入ってくるのを感じる。 それがただの錯覚だと把握できていたのは、ほんのわずかな間。 彼のものはとても熱くて大きくて、まるで胴全体を貫きとおして喉のところにまで達した かのような感覚がする。 息が止まる。涙がだらだらとこぼれて、溶け出したマスカラが頬に線を描くのを感じる。 「さあ、根元までずっぽり入ったよ……すごくいいよ……腰を振って」 ストッキングに包まれたままの両脚が自分の意識とは関係なく動き、彼の身体をがっちり と挟み込む。彼の男としては細身の身体を脚で抱きしめ、背中のところで足首が交差した状 態になる。 身体を上下に軽くピストンする彼の動きをサポートするように、上がるときは緩め、下が るときにはきつく締め付ける。 全身から汗が出る。手足が痺れた感覚がして、足の指がきゅっと内側に曲がる。 視界が少し霧がかったような感じで、全身がふわふわと飛んでいくような感じがする。彼 のものに貫かれた下半身を中心に、波紋のような感覚が全身に伝わってくる。 もう、自分がどういう状態になっているか、何を口走っているかすら分からない。 時間の感覚がなくなる。もう何十分もこうしてた気がするし、あるいはほんの数十秒後だっ たのかもしれない。 「姫乃のお○んこ、すごく気持ちいい。……出すよ!」 「出して! あなたの精液を私の胎内にいっぱい注ぎ込んで!」 その瞬間。自分が放出したはずなのに、それなのに私はその言葉通り、自分の胎内に熱い 精子が迸る感覚を感じて果てたのだった。 「……結局4回も中出しちゃったね」 私の横で、ぐったりとうつ伏せになってた美香が、感慨深げにそう呟いた。 「処女だったのに、無理させちゃってごめんね」 「大丈夫、最後はなんか気持ちよくなってたし。相性よかったのかもね」 先程までの、男女感覚の逆転の錯覚が尾を引いていて、普通に喋ってるはずなのにとても 大きな違和感を覚える。 なんだか、それがとても可笑しい。 「……あたしの初恋の人の名前知ってる? 瀬戸崎拓馬っていうんだ」 それから更に暖かな沈黙が流れたあと、美香が囁く。 言葉の響きに、胸がおかしなくらいにドキドキする。 「それって……?」
88 : side:拓馬 ホテル街 4/4 「変だよね。写真の中で会ったことのない、5歳の男の子に対して初恋だなんて。しかもそ れが遺影でさ。もう、絶対に叶わない恋だって決まりきっててさ」 ああ、なるほど。 彼女の言う『瀬戸崎拓馬』は、私ではなく、うちの仏壇にある『遺影』のことなのか。 女としての生活を始める前に撮影した写真。私の少年時代の、唯一の痕跡。 あれは自分ではあるけど、同時に自分でもなくて、その言葉に寂しさを覚える。 そう思った瞬間、美香の次の言葉が耳に届いた。 「だからさ、どれだけあたしが嬉しかったか分かる? ……その人に直接会えて、しかも『好きだ』なんて言って貰えてさ」 混乱が止まらない。 美香の中では、瀬戸崎拓馬=私であって、今の私自身を『初恋の人』と認識して、同じ人 間として見ている……そう受け取ってしまってもいいのだろうか。 でも……なら、今日のあれは嫌われるための行為じゃなかったのだろうか? 少し勇気を 出して、声に出して確認してみる。 「変なことばっかり言うから、すっかり嫌われたと思ってた」 「ごめんなさいねえ、変な女で。でも、拓馬の喜ぶことばかりやってたと思うんだけどな」 「えっ?」 「ばれてないと思った? ゴスロリ着てみんなに見られてさ、でも凄い興奮してたよね?」 見抜かれていた。 家でショーツを脱いだときの、玄関で初めて風を感じたときの、道を歩いてパニエが大き く揺れたときの、バスのステップを上がったときの、繁華街で注目を浴びたときの、友人と 何気ない会話を強いられるときの、薬局でコンドームを購入したときの羞恥心と、それと裏 腹な性的な興奮が一気にまとめて背筋を駆け抜けて、全身が硬直する。 たぶん、顔は真っ赤を通り越して、なんだか泣き笑いのような変な状態になっていたる思 う。そういえば化粧が崩れまくりでぐちゃくちゃな面相になっていることも思い出す。 「やっぱり変だよね? それっておかしいよね? 嫌われもしょうがないよね?」 色々な思いが交錯してわけがわからなくなって、そして尋ねる私の顔を、美香は暫くまじ まじと見つめたあと、プッっと吹き出す。 「それを言うなら、それを見て興奮してたあたしのほうがずっと変態だよ。嫌いになったり とか絶対しない。大好きだよ、拓馬。──大好きだよ、『お姉ちゃん』」 まるで男性が愛する女性にするように、私の身体を抱き寄せて、静かな声で、でもきっぱ りと宣言する美香の言葉を聴いて、私は満たされた思いに包まれてた。
89 : side:拓馬 ホテル街 余禄 「……あ。コンドーム使うの忘れてた」 「うげ。ほんとだ」 「危険日じゃないけど、安全ってわけでもない日だっけ」 「“彼氏”にソレ把握されてるのって変な気分だなあ」 「妊娠したら私が養うから、2人で育てよう。色々、迷惑かけてしまうけど」 「たぶん迷惑どころの騒ぎじゃないけど、それもいっか」 「まあ、次回からは忘れずに避妊するということで」 「次回またやること、期待していいんだ?」 「……ヨロシクオネガイシマス」
90 : 「弟はお姉ちゃん」という素敵過ぎる言霊に触発されて色々駄文作ってみたけど、自分の投下分 としてはこれで終わりになります。 (他のかたのSS投下あれば大歓迎) どっちかというと、「お姉ちゃんは(実は)弟」になってしまったのが個人的残念ポイントか。
91 : GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
92 : >90 御馳走様でした。大変美味なる展開ありがとうございました。 次回作にも期待させていただきます。
93 : 第3部完結、おめでとうございます! 背徳的で不思議な関係が素敵でした。 ちなみに、以下は「弟はお姉ちゃん」に対する自分なりの妄想。 2歳年上の姉に憧れる弟。 姉に対して淡い慕情を抱くと同時に、それ以上に強い同一化願望を抱き、 姉のいないときに部屋に忍び込んで、姉の服で女装を始める。 着こなしやメイクはもちろん、「姉みたいになりたい」という執念と 観察眼のおかげで、話し方や立居振舞にいたるまで、 どんどん「姉の模倣」に上達していく弟。 ついには、「姉」になりすまし、姉の彼氏をデートに誘う。 ごく僅かな不審を抱きつつも、結局、「彼女」を本物と信じて エスコートする彼氏。 「彼女」も公然と「姉」として扱われることに感激、興奮し、 そのまま楽しい一日を過ごす。 彼氏は一日の締めくくりに、「恋人」を自らの部屋に誘い、 自らを見失った「彼女」もそれに応じる。 熱い抱擁、キス、ペッティング、そして彼氏へのフェラチオ。 いきりたった彼氏はかろうじて出す寸前に、「彼女」を押し倒し、 背後からスカートをめくり上げてショーツを下ろし…… さすがに、相手の正体に気付く。 しかし、淫らに尻を振り、甘い声で誘う「彼女」の姿と、 射精寸前の衝動には逆らえず、そのまま後背位で挿入。 信じられほどの興奮と快楽を覚えるふたり。 かつて経験したことのないほどの白濁を「彼女」の体内に 注ぎ込む彼氏だったが……突然、ドアが開き、 本物の彼女──姉が登場。 怒りもあらわにふたりをなじり、ビンタを残して去る。 傷心の彼氏に追い出されて、弟が自宅に帰ると、 姉は屋根裏部屋に毛布を持って引きこもり、 完全に心を閉ざしていた。 自らのしでかした事態に、心底後悔する弟。 半月あまりの時が流れ、ようやく屋根裏部屋から出て来る姉。 両親や弟はホッとしたが、どうも様子がおかしい。 姉は、弟の憧れていた長い髪を切り、まるで男のような ──いや、男そのものの服装をするようになる。 さらには、元の姉の部屋ではなく、弟の部屋を自室として扱い、 完全に自らが弟であるかのように振る舞い始めたのだった。 もともと容貌のよく似た姉弟だけあって、そうしていると、 確かに姉も「弟」に見える。 やがて夏休みが終わり、二学期が始まったときも、 姉は「弟」として学校に通い始める。 学校には「心の病気」として事情を話し、そのまま姉は 「弟」として扱われることに。 残された弟は、両親の頼みで、いなくなった「姉」を演じることになる。 いつか「弟」が正気に戻る日まで──そんな日が来るかわからないが。 ……とか。
94 : イイねイイね。 是非SSにしてみて欲しい
95 : >>93 SSにするのを期待するそそる内容なんだが 惜しまれるのが鬱展開の話しをあなたは書かない事だな 姉弟が入れ替わってしまっても幸せになるれる展開があると良いんだろうけど
96 : あーなるほど理解。 だと、この状態で新作おねだりするのはきつそうですね。 ツボではあるのでいつかは拝見したいものですが。
97 : >>93 リウヰチさんトコの同人誌で、似たような話見たことあるぞ。 『脳内彼女』の西田プロデューサーも、彼に影響受けたらしい。
98 : なるほどこれか。 ttp://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0020/02/80/040020028075.html イイネ
99 : なんでか良くわからないけど、ただひたすらいちゃいちゃするだけの話が書きたくなって、 >>24 のカップルに再登場する話を投下です。 『Symbolon』 2004/04/17(土) 篠原俊彰 1/5 「そういえば篠原、昨日のあれどうだったんだ?」 「ん? 昨日のあれって?」 大学入学して出来た友人、田中と歩く昼下がり。ふとその田中がこんなことを言い出した。 「ラブレターもらって呼び出されてたやん。結局やっぱり行かなかったの?」 「行った。行かなきゃよかった」 「酷いブスとかデブとかヤンデレとかだった?」 「うんにゃ。待ってたのが男だった」 「あー。そりゃお気の毒」 実に心の篭ってない慰めだったが、今はそれがありがたい。 「まあ、男に告白されたの、これが初めてって言うわけじゃないんだけどな」 「へえ……」 「引くなよ。僕は女が好きなんだ。男となんかと付き合う気はさらさらない」 「昔彼女と付き合ってたとか言ってたけど、ヨリ戻す気ないんか?」 「あれは女でも最悪だったな……。いい女とか知らない?」 「知ってたら休日にヤローと出かけるかよ。今からナンパでもしてみる?」 大学入って新しい彼女も作りたいし、それもありか……と思って周囲を見回してみる。 今まで自分でやったことはないけど、兄貴と一緒のときにナンパするのは見たことがある。 例えばナンパされて困ってる女の子とか狙い目……という兄の言葉を思い出す。 「まぁあんまり居ないけど」とも言ってたけど、その直後に成功させてたのは見事だった。 「ごめん、待たせちゃった?」 その“ナンパされて困ってる女の子”がいたので、田中に少し離れてもらって、その時の ことを思い出しつつチャレンジ。『あんまり居ない』はずなのに、結構いるもんだろうか。 「篠原さん?!」 その女の子が、心底びっくりした表情で僕の名前を呼んだ。 見たこともないような、凄い美少女だった。 テレビや雑誌でしか見れない思ってたような、いやそれ以上に可愛らしい素敵な少女。 自分の名前を呼んだのだから知り合いのはずなのに、前にどこかで見たことがあるような 気がするのに、どうしても思い出せない。それがもどかしい。 いや、もどかしいと思う余裕がないくらい、僕はその少女にすっかり魅了されていた。 くりくりと動く大きな目が印象的な顔が可愛い。 ピンク色の柔らかそうな唇と、そこから覗く白い歯が可愛い。 ピンクのヘアバンドをつけた、背中にかかるさらさらの黒い髪が可愛い。 その間から覗く、薄い肩から細い首にかけてのラインが可愛い。 全然世間ずれしていないことが分かる、女らしい細かい仕草が可愛い。 緊張してるのか少しかすれた、でも柔らかい感じの声が可愛い。 どこかぼうっとした様子の、はにかむような表情が可愛い。
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