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2012年7月SM725: 女権帝国【アマゾネス・サーガ】part5 (725) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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女権帝国【アマゾネス・サーガ】part5


1 :10/06/28 〜 最終レス :12/06/20
作者「無敵の英雄」さんによる大河SSアマゾネス・サーガが投下されるスレの第5弾です
【前スレ】
女権帝国【アマゾネス・サーガ】part4
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1255474261/
【アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」Wiki】
http://wiki.livedoor.jp/amazonesssaga/
【過去スレ】
女権帝国『アマゾネス・サーガ』3
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1240396689/
女権帝国 2
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1218806057/
女権帝国ー ヤプー 近未来小説を書き込むスレ
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1154788970/

2 :
おつです

3 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第4章 凶変、「彼」来たる(21)
「う、ううむ・・・」
 アナクシマンドロスは牢獄の一室に監禁され、全裸で磔にされたまま、剃毛された惨めな格好で精力剤や催淫剤を飲まされ、勃起させられていた。
「あらあら、情けないチンポねえ・・・」
 アナクシマンドロスの調教師に選ばれたのは、美少女のレイナであった。毒々しいばかりの色香と美しさをたたえたその表情は、嗜虐に満ち、
捕らえた雄を虫けらの如く玩弄せんばかりであった。
 英雄アナクシマンドロスは、今や美少女の指先からおのれのアナルを必で防御せんと抗わねばならぬ身であったのだ。
「ふふ、いつまでオナニー禁止で我慢できるかしら〜」
 何日も禁欲を強いられるのみならず、精力剤を飲まされ続けた男の陰茎は勃起し、女の攻撃の前にもろくなっていた。
「ほら、アナルを掘ってください、ってオマエの口から言うまで、オナニーはさせてあげないわよ!!」
「うう、ひ、卑劣な・・・」
 捕囚の英雄は、美少女に射精の管理をされ、悶え苦しみ、その精神まで征服されようとしていた。
「・・・サマエルよ、サマエルよ、三人目は誰なのだ!!」
「兄弟よ、それは『彼』である・・・ 『彼』は来たりてこの世に君臨し、而してそれは『大いなる災い』となる!!!」
「なるほど、一つは多過ぎ、二人は少な過ぎ・・・ オルムの若きあの日の予言が実現する・・・『彼』は来たる!!!」
 ・・・そこは冥く、全てが歪んだ部屋だった。・・・
 話している男達は二人のようであり、三人目がそこにいるようにも聞こえた。・・・

4 :
スパルタといえば300という映画の印象しかないのだが
あの勇猛果敢な男達が女に蹂躙され
英雄が少女に精神を制服されるとおもうとたまらなく良いね

5 :
新スレ乙

6 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(1)
 ・・・さて、捕虜となった他のビザンツ帝国の戦士らは、今更ながらアマゾネスの都の壮麗さに驚かされた。
 たかが女の国の、虚仮おどしの都・・・所詮は女如きに国づくりなどできるわけがない・・・そう思っていた男達は、
至る所で見いだされる「女の国」の富強さに圧倒されつつあった。
 ・・・ふっ、だが、所詮は男を奴隷としてその強制労働によって成り立っている社会だ・・・その技術も、社会の組織も、
皆男から盗んだものばかりだ・・・そうだ、所詮は女は男の力を必要とする生き物なのだ・・・!
 男達はそうつぶやいておのれを落ち着かせようとしていたが、内心では皆、十数年前は歯牙にもかけなかったアマゾネス女王国が、
もはや地域の大国として男達に挑戦し始めた事実はこれを誰も否定できなくなっていた。
 ・・・アマゾネス女王国の北方に位置するのは、ルーシ諸部族の構成する諸国である。今、その中核となるべきキエフ公国の君主、
ワリャーグは荒淫に溺れ、政務を事実上公妃オリガに委ねてしまっていた。
 数百年の歴史を誇るキエフ公国は、今や残虐な若く美しい公妃の圧政に呻吟し、その国力は衰退を続けていた。
 ・・・機は、熟した・・・。

7 :
女ごとき や 女のくせに は男尊女卑がでててええわぁ

8 :
こういういかにも噛ませ犬くさいおっさんには
意外にしぶとく食い下がってもらいたい
お邪魔虫キャラみたいな感じで

9 :
新スレ乙です。
あいかわらずアナクシなんとかさんが寸止めされ続けててワラタw

10 :
かませだと
スパルタの英雄だぞ

11 :
穴串慢泥酢への射精管理に期待

12 :
もうdionの規制解除スレをお気に入りに登録しとくか

13 :
保守がてら前スレの作者さんによるまとめをもう一度転載
726 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /06(火) 00:51:00 ID:gG6c1xYn
これまでのごく大まかな粗筋(1)
 北京に都し、満州、ウイグル、チベットををも征した世界帝国ツィン。2世皇帝ヤオーは更に西方へと覇を遂げんものと、アラル海地方に進出した。
 しかし、全く予想外にも、ヤオーの野望はこの地で儚く潰え去ることとなった。ツィン帝国の騎馬軍団はこの地にて、女が男を奴隷として支配、君臨するアマゾネス女王国の軍勢と対戦、
あえなく惨敗、何と皇帝ヤオー自身が捕囚となってしまったのである。
 その世界制覇の力の根源たる騎馬軍団を女の手で壊滅させられ、皇帝をも少女戦士エリナの奴隷とされたツィン帝国は、大混乱に陥り、これを見た周辺諸国や諸民族は、ツィンからの自立や新たな
覇権を求めて蠢動し始めたのであった。
 ここで力を伸ばし始めたのが、西方の大帝国アフスムを破り、中央アジアに覇を唱え始めたウイグルのジャハーンギール・ハーン、そして、サルフの戦いで満州諸部族連合軍を撃破、満蒙全域を統一した若き英傑、
キタールのアルギン・ハーンであった。
 大陸の覇王を決する激戦は、アルギンの勝利に終わったが、ジャハーンギールもまた、キタール汗国四天王の一人として、アルギン・ハーンの覇業に力を大いに発揮していくこととなる。
 かくして、満蒙、ウイグル、南シベリア、チベット、東西トルキスタンを領する大帝国に成長したキタール汗国は、暗愚な3世皇帝マオーとその寵妃ツィーの暴政の下で混乱、衰退を続けるツィン帝国に侵攻、北京を陥落させた。
 亡国の危機に、マオーの弟ダヤンらがクーデタを起こし、マオーは重慶に逃亡、ダヤンの指揮の下、ツィン軍はアルギン・ハーンの軍勢と闘を繰り広げた。
 戦の天才、不世出の英傑と謳われたアルギン・ハーンのキタール軍に、ダヤンのツィン軍は劣勢であったが、淮水地方まで南下、占領したキタール軍は以降はツィン軍と一進一退となり、ついに淮水から秦嶺山脈を結ぶラインを国境として
一旦和議が成立、中華地域は北朝が北京に都するアルギン・ハーンのキタール帝国、南朝が南京に都するダヤンのツィン帝国、そして重慶のマオーの政権、の三国時代に入ったのである。

14 :
728 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /06(火) 01:54:14 ID:gG6c1xYn
 これまでのごく大まかな粗筋(2)
 しかし、男権諸国の混乱を看過するアマゾネス女王ユリナではなかった。
 大キタール帝国がその主力軍団を中華地域に集中させているのをみたユリナは、突如カスピ海北岸のキタールの要衝、アストラハンに侵攻、占領し、キタール十六将マフムードを捕虜としたのである。
 キタールの威信を傷つける一大事変であったが、ツィンとの大戦に力を集中したいアルギン・ハーンはこれを機に西方金毛人諸国の雄、ブルグン王オルムと緊密な連携を取り、オルム王はブルグンの
精兵を率い、アマゾネス女王国に侵攻、当時は首都としての機能を果たしていたクリミア半島のアルテミアを占領するに至ったのである。
 首都陥落の知らせに動転したユリナはアストラハンを放棄、ブルグンと決戦するためにクリミアへと取って返したが、折悪しくローマでの教主ペトルの不穏な動きの噂を聞いたオルムはブルグン本国へと引き上げ、
ユリナはアルテミアを回復したのであった。
 これ以降、国土の北辺に偏りがちなアルテミアよりも、アナトリアのアンカラに首都機能が移転され、ユリナも専らこちらで執政するようになった。
 この頃、エチオピア・スーダン地方を中心としてもう一方の女権帝国、ラシェワが多いに勃興し始めていた。
 エジプト総督カサンドロスの軍勢はラシェワに連敗を重ね、ついに皇帝ナディン・ラーの親征を仰がねばならない状態に立ち至った。
 しかし、戦局にさしたる変化はなく、帝国の威信失墜する中、ヘラート総督ザキール・シャーは皇帝に反旗を翻し、バルチスタン・ペルシャを中心に自立を宣言、更にこの混乱を見たアマゾネスまでもが
パレスチナに侵攻、帝国の属国たるユダの王ヘロデを捕虜とし、帝国は四分五裂の状態に陥った。

15 :
734 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /07(水) 03:16:32 ID:XLYqB41l
 これまでのごく大まかな粗筋(3)
 アフスム帝国の属国たるユダ王国には、英雄として名高いサムソンがいた。
 しかし、怪力を誇った英雄もアマゾネスのエリナやアリサの姦計にかかり、公衆の面前での格闘対決に敗れ、エリナの奴隷とされてしまった。
 また、これに先立って王女サロメに批判的な態度をとり、投獄されていた預言者ヨハネが処刑されたが、この後も彼はそのを巡って様々な謎と混乱をもたらす事となる。
 同時にアマゾネスの軍勢がエルサレムを急襲、その後ペリシテ王ゴリアテの軍勢をも破ったアマゾネスは全パレスチナを制覇、アフスムを震撼させたのだった。
 聖地陥落の報せに、ローマ教主ペトルは十字軍結成を呼びかけ、ブルグン王オルムやフラン王シャルルをはじめ、多くの王や諸侯がこれに応じた。
 しかし、アフスムは大シリア総督セレウコスの軍勢がアスワンの戦いでラシェワを食い止めたこともあって、十字軍の救援を拒み、また呉越同舟の連合軍である
十字軍は当初よりまとまりを欠き、オルム王の権威失墜を図るアキテーヌ公ロベールの暗躍など、不安材料に満ちていた。

16 :
735 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /07(水) 03:18:13 ID:XLYqB41l
 これまでのごく大まかな粗筋(3)
 
 十字軍総帥となったオルム王は、フラン王シャルルやグール王アラリックなど、敵対する王らの妨害をものともせず、友好関係にあるランゴール王テオドリックとともに
十字軍を二手に分け、南北よりパレスチナを挟撃する策に出た。
 テオドリック王は北シリアのサン・シメオンに上陸、アマゾネス『6人の魔女』の一人アンジェリーカ率いる軍勢と激しい戦いを繰り広げたが、アマゾネスの巧妙な戦術の前に苦戦、
犠牲者は増える一方だった。
 ここへきて、マフムードの代わりにアストラハンに入ったキタール十六将ヤズディギルドは兵備を増強、アマゾネスに圧力を加えた。また、キタールはバビロンに自立したエサルハドンとも
協力関係を結び、十六将イーブラヒーム・ホセインをバビロンに入れ、ザキール・シャーを迎え撃たせた。
 キタールの圧迫に備える必要の出てきたアマゾネスはやむなく主力軍勢をアナトリアや北シリアに移動させ、エルサレムやパレスチナには訓練に乏しい新兵らの軍勢ばかりが
残ることとなった。
 パレスチナの防備の手薄をみたオルム王は、作戦を変更、海路パレスチナを急襲、アシュドドに上陸して快進撃を続け、エルサレムを攻撃、見事にこれを奪回したのだった。
 エルサレム包囲戦でのアマゾネスの者はおよそ数万といわれ、名戦士の誉れ高いマリカもこの戦いで玉砕した。
 かくして十字軍は勝利をおさめ、アマゾネスは大敗北を喫してパレスチナから撤退したのであった。

17 :
736 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /07(水) 14:39:20 ID:XLYqB41l
 これまでのごく大まかな粗筋(4)
 第1回十字軍の大勝利により、総帥を務めたオルム王の権威は全金毛人諸国に遍く轟いた。
 ついに彼はローマにて、教主ペトルから皇帝として戴冠され、以後その王国は『神聖ローマ帝国』と呼称される事となったのである。
 一方、パレスチナにはユダ王国の王族らが全て亡するか捕囚としてアマゾネスに連れ去られたため、オルム大帝はこの地に庶子ジキスムントを王とする
エルサレム王国、テオドリック大王の家臣ヴァルデマールを公とするトリポリ公国を置いた。
 パレスチナは当然返還されるものと考えていたアフスム皇帝ナディン・ラーは、エジプト総督カサンドロスに軍勢をつけてエルサレムに派遣したが、彼はエルサレムで
ジキスムントに毒され、その軍勢も帰路エルサレム王国軍の襲撃によって壊滅した。
 ヘラートやバビロンが自立し、パレスチナも失ったアフスム帝国が事実上支配するのはエジプトのみとなったが、大シリア総督セレウコスのシリア軍団の奮戦にラシェワの
猛攻は食い止められ、戦闘は小康状態となった。しかし、新思想を奉じ、軍人や戦争を嫌う政治家プトレマイオスの娘、クレオパトラが皇帝ナディン・ラーの妃となると、
政治の実権はプトレマイオスが握り、セレウコスら軍人階級を根絶やしにしようと画策していくのであった。
 アフスムに革新的思想の広がるのを見たラシェワ女王アドゥアナは、これにつけ込んでいった。アフスム国内に巧みに反戦思想と従来の支配階級に対する嫌悪感を植え付け、
国を崩壊させるよう仕向けていったのである。密かにラシェワと通じていたクレオパトラは、父プトレマイオスを操り、アフスムを内部から崩壊させる政策を次々に実行させていった。
 まず、冤罪によりセレウコスを失脚させ、投獄したばかりでなく、彼を自分の女奴隷だった美少女ヘレナの奴隷の身分に堕とすという、に勝る大変な屈辱を与えたのであった。
 更に、ラシェワ側の要求を全面的に受け入れた平和友好条約を結び、軍備を極端に縮小、セレウコスを虚偽の罪で戦争犯罪人として裁く事に同意したのであった。

18 :
739 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /07(水) 18:52:37 ID:XLYqB41l
 これまでのごく大まかな粗筋(5)
 革新政策の実施により、アフスムの道徳は退廃していった。皇帝や英雄に対する尊敬の念は失われ、男性の持つべき
美徳は軽視され、むしろ侮蔑や嘲笑の対象と化していった。国民の間には淫蕩と物質文明への耽溺が広がり、
アフスムは急激にその力を弱めていった。
 事実上クレオパトラや、ラシェワ女王国より派遣されたイザベラの治下に置かれ、女権国家と化しつつあるアフスムの
現状を、皇帝ナディン・ラーは深く憂え、密かに僅かな手勢を率いて決起を計画していた。また、皇帝の従弟ヘラクレイオスは
神聖ローマ帝国に亡命し、アフスムの亡命貴族らとともに亡命政府を組織、機を窺っていた。
 アフスムの現状は、ローマ教主ペトルの元にも届いていたが、ペトルは十字軍を派するだけの条件を未だ満たしていないとして
救援を求めるヘラクレイオスの求めを却下、以後、ヘラクレイオスはペトルを聖戦への障壁とみなし、彼の失脚を画策し始めた。
 神聖ローマ帝国に比肩する国力を有するフラン王国であるが、シャルル王はオルム大帝の力量に押され、
その勢力を削がれつつあった。王の指導力に疑問を呈する者らも存在するようで、即位後は紛れもなくオルムに対抗し得る器量を発揮
するといわれている黒太子エドワール、王の暗を画策している王妃カトリーヌ、凡庸だが野心だけは強いオルレアン公ルイなどが、
様々な動きを見せつつあった。
 パリには予言者ノストラダムスや錬金術師パラケルススなど、一段と個性を有する人士らが揃っていたが、そんな中、王国南部の
アルビジョワでは、ジャンヌと名乗る美少女らが女達を率いて決起、王はアルビジョワ十字軍を編成して討伐に向かった。
 カトリーヌと不倫関係にあるルイは、この機に王の暗を企てたが、すんでのところで失敗したが、
下手人が判明する事はなく、沙汰止みとなった。

19 :
 十字軍への敗北に意気消沈するアマゾネスでは、亡命ユダ女王サロメが不審な動きを見せていた。キタールに内通する旨の書簡を
したため、これを『6人の魔女』の一人アンナに手渡していたのだった。のみならずサロメは密かにフランのアルビ地方に向かい、エリカ
らアマゾネスが隠そうとしている、『大いなる災い』に関する秘密の事跡について垣間見たようであった。

20 :
740 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /08(木) 00:12:39 ID:u7JivkhU
 これまでのごく大まかな粗筋(6)
 ついにセレウコスへの処刑が実施されることとなった。屈辱的な刑罰の内容とは、女奴隷の美少女達に公衆の面前でリンチされ、ニワトリの真似をさせられながら
産卵プレイを強要されるという、に勝る恥辱であった。
 しかし、ここについに皇帝ナディン・ラーは決起、数千の兵とともにアレクサンドリアの広場にイザベラらを急襲したが、その動きは既にラシェワ側の知るところと
なっており、軍勢は逆にイザベラらに指揮されるアフスム女兵士らによって包囲された。
 だが、皇帝の決起を見たセレウコスは奮起し、剣をとって女たちと戦い始め、壮絶な戦いの末に皇帝ナディン・ラー、セレウコス、男兵士らは悉く玉砕したのであった。
 この事件にラシェワ女王アドゥアナは激怒し、首都アドゥーサを謝罪外交に訪問中であったプトレマイオスや政治顧問ルトーを呼びつけ、更なる不利な条約をのませた。
 アフスム皇帝は帝号を返上し、王に格下げとなって、以降はラシェワが帝国を名乗る事となった。新たなアフスム女王にはクレオパトラが即位したが、
亡命政府のヘラクレイオスはこれを認めず、オルム大帝の支持の下コンスタンティノポリスに移り、地元のギリシア諸侯の推戴によってギリシア諸侯連合国の皇帝に即位、
彼はこれを正統なアフスム帝国の復活であると主張したのであった。ここに、ヘラクレイオスを皇帝とするビザンツ(ギリシア・アフスム)帝国が誕生し、女権帝国との
戦いの最前線を担っていくこととなったのである。

21 :
741 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /08(木) 00:13:53 ID:u7JivkhU
 これまでのごく大まかな粗筋(6)
 一方、黒太子エドワールは神聖ローマ帝国への様々な政略を画策、かねてからオルム大帝に面従腹背のミラノ公べレンガリオを唆し、反乱に立ち上がらせたが、
これに有効な援助を与えることができず、イタリア諸侯最強といわれたミラノ軍は帝国十二騎士、蓬髪のハラルド率いる帝国軍によって壊滅させられ、
べレンガリオは逃亡中害された。
 この戦いはかえって、諸国にオルム大帝の力を誇示する結果となったが、教主ペトルはオルムの力の強大さに危機感を覚え、またペトルの政敵レオンは、
教主領軍司令官である息子バルガスとともにオルムに接近、ペトルの失脚を図るようになっていった。
 バルガスはローマで自軍の力を誇示せんがため、諸国の豪傑らを集めた格闘大会を開催したが、優勝者である教主領軍の豪傑ホルヘがリング上でエリカに
陵辱されるという不祥事が発生し、その混乱の最中、観戦中のフィレンツェ共和国統領ルドヴィーコが自国の元老院議員の青年、リカルドに暗されかかるという大混乱の
大会となってしまった。
 教主の片腕の青年僧、ロドリーゴは様々な古文書を調査していくうちに、『女神イリナの書』などの禁断の書や、アマゾネス建国の端緒となった
『大いなる災い』などの謎の大事変に心ひかれていく。

22 :
744 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /08(木) 15:39:11 ID:u7JivkhU
 これまでのごく大まかな粗筋(7)
 『大いなる災い』とは、今から一万年前(三千年前との説もある)に世界を襲った大事変であり、人類の9割が亡、当時の物質文明は崩壊した
といわれている、謎めいた出来事であるが、その実像はいっこうに掴めていない。
 また、規模はこれに比べて遙かに小さいものの、15年前にも『大いなる災い』と呼ばれる東地中海を震撼させる事変が起こったとされているが、
こちらが古代の大事変と何か関わりがあるのか、一切はまだ不明である。また、この出来事がアマゾネス女王国が建国されるきっかけとなったのは、
よく知られている。サロメはフラン王国南部、アルビ地方で一体何を見つけたのであろうか。
 『女神イリナの書』によれば、天地創造において女神イリナは創造神ヤルダバオトと男神アダを屈服させ、世界の支配者となっていった。
 では、その世界は如何にして男のものになってしまったのか、書には如何に解き明かされているのだろうか・・・!?
やがて全ては明らかになっていく。
 
 オルム大帝は、それとははっきり口に出さないが、エルサレムにおいて『聖杯』を探したが、発見することができなかったようであった。
ジキスムントも聖杯に興味を抱くが、十二騎士ウォルスングも聖杯が一体何なのか、はっきりとは答えることができなかった。
 エルサレム王国は、ジキスムントの権威強化のため、北シリアへの出兵を始めた。
 
 フィレンツェではリカルドの失踪以来、被害者の身体に666の数字を刻む人事件が続発。ついに被害者数は13人に達した。
 フィレンツェ軍将校ヴィットーリオは事件の背後に、ただならぬ謎を感じる。
 パリに謎めいた男が現れた。奇妙な手つきで謎めいた仕草をする男に、ノストラダムスは何かを察知したようだ。
また、ローマのロドリーゴは高名な芸術家、レオナルドの絵に興味を抱くが、その絵に描かれた男の仕草こそ、
パリの謎の男が行った仕草と同じであった。

23 :
745 :アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」:2010/04 /08(木) 16:57:41 ID:u7JivkhU
 これまでのごく大まかな粗筋(8)
 アマゾネスが沈黙を破り、動き始めた。諸侯が分立するギリシアの勢力下にある、エーゲ海への進出
である。ロードス島近海に現れたにわか作りのアマゾネスの海軍に、百戦錬磨のビザンツ帝国エーゲ艦隊は
相手を呑む勢いで臨んだが、内部の意思統一の乱れなどにつけ込まれ、まさかの大敗を喫し、
スパルタの英雄、提督アナクシマンドロスはアマゾネスの捕囚となってしまった。
 半ば「アマゾネスの海」と化したエーゲ海。ヘラクレイオス帝はアナトリアに残されたビザンツ領を守る事は
できるのであろうか・・・。この戦いを受けてか、ついに女王ユリナは十字軍以来の大動員を全土に発令した・・・
アマゾネスの次の標的は、いずこに・・・!!?
 フィレンツェ共和国統領ルドヴィーコは、密かに共和制を廃し、元老院を廃止して独裁政治を敷こうと画策中である。
 しかし、その強大な力を持つ彼自身が、エリナに溺れ、その奴隷と化していく・・・エリナの狙いは・・・!?
そして、未だアルビに潜伏するエリカは・・・!!? 666の謎は・・・ 聖杯・・・ 大いなる災い・・・
 ペトルの失脚を画策する者ら・・・オルム大帝と黒太子エドワールの対立・・・
 キタール、ツィン、中華世界を制する覇者はいずれか・・・!!?
 謎が謎を呼び、次第に一本の線となって、この長大なサーガは進んでいく。

24 :
すんどめされすぎ

25 :
乙!

26 :
アナ さま

27 :
エリナとエリカが諜報活動をしつつ
遂にアマゾネス本隊も動き出そうとしている・・・
頑張れ男子!!!

28 :
なにはともあれアナクシマンドロス様の寸止め地獄の終結を
アナクシマンドロス様の事を思うといたたまれなくて・・・
よりも苦しく恥ずかしい時間が延々と・・・

29 :


30 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(2)
 ・・・ここはルーシ諸部族中、最も隆盛を誇るキエフ公国の都、キエフである。
 だが、栄華を極めたこの都も、近年のキエフ大公ワリャーグの失政によりその国力は低下の一途をたどり、
民は塗炭の苦しみの最中にあった。
 今年50歳を迎える大公ワリャーグは、20歳以上も年下の美女オリガの色香に溺れ、彼女の求めのままに男奴隷狩りを行い、
また彼女の腹心の侍女や、はては婢や女奴隷あがりまでを、政務の要職に登用したため、今や宮廷は事実上オリガ一派に乗っ取られた
格好となっていた。
「・・・大公殿下!!折り入ってお話が・・・」
「何じゃ、フョードルか・・・ 改まって何事じゃ・・・!?」
 居室で女奴隷らを侍らせ、くつろぐ大公を苦々しげに見ながら入ってきたのは、公国軍の将軍フョードルである。
「殿下、お人払いを・・・」
 憎々しげに女奴隷らが出て行くのを見送ったフョードルは、早速切り出した。
「・・・殿下、以前にも幾度も諫言申し上げましたが、近時のオリガ様への御信任、いささか度が過ぎるものはございませんか!?」
「何じゃ、またその話か・・・」
 ワリャーグは面倒気に言った。
「安心せい・・・女どもに何ができるというのだ・・・!!? 面倒な事はみな任せてしまえばよい・・・
もしも男に楯突くようなことがあれば、それこそこのワリャーグが直々に出て、女どもをまた奴隷の身分に逆戻りさせてやる!!
・・・あのオリガも、元はといえば女奴隷の身分であったものを、このわしが取り立ててやったのだ・・・
そんな女が、このわしに楯突くことなどできようはずはない!!!・・・」
「ならば早く、女どもの暴虐と男奴隷狩りをやめさせて下さい・・・善良な庶民の男たちは、宮廷の女奴隷どもの暴虐に恐れ、ただ逃げ惑うばかり、
このままではこの国は滅びますぞ・・・!!!」
「なあに、所詮は女どもの遊び事、男がいちいち目くじら立てるでない・・・!!」
 ワリャーグは、フョードルの諫言などてんで聞き入れようとはしなかった。

31 :
立場逆転フェチ

32 :
アマゾネスが動かなくても女奴隷だけで落せそうな感じだよ

33 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(3)
 ・・・さて、こちらは北シリアのアマゾネス領、ラタキアに向かいつつあるジキスムントの軍勢。
 しかし、エルサレム王キルデリックの勅許なくして軍勢の通過を許さぬと強硬に主張するトリポリ伯ヴァルデマールらに阻まれ、
やむなく軍勢はその地に留まり、使者を神聖ローマ帝国に送って勅許を求めることとなってしまった。
「・・・何たる事だ・・・我は王たる力と人望を備えているというのに、その名が伴わぬばかりに思うままに行動できぬとは・・・!!」
 そこへ、やっと待ちに待った使者が到着した。
「申し上げます! 全能の主なる神に代わってこの地を統べ給う神聖ローマ皇帝オルム陛下のお言葉であります・・・!!
エルサレム王国摂政ジキスムント、汝は朕の勅許を得ることなくみだりに軍勢を動かし、友邦トリポリ侯国との要らざる軋轢を招いたる事、
その責めは重い・・・!!!」
「な、何と・・・!!!」
 ジキスムントは顔色を変えた。
 敵国との戦闘は、国を守る崇高な行為であり、しかも緊急性を有するものではないか・・・
 いちいち大帝の勅許を得て戦争をしなければならないなどとは、無茶な言いがかりだ・・・!!!
「さりながら、汝の日頃の忠勤と武勇に免じて、この件に関しては一切の責めを問わずに置く・・・!!!
併せてトリポリ侯国通過とラタキア攻撃の勅許を与える!!!」
 ・・・ジキスムントはほっと一息ついた。ともかくも勅許は得られ、自分が責めを問われることもなくなったのだ。
 ただ、彼の心には父帝に対する不信感とわだかまりが残った。
 譴責しつつも罪は問わない、という行為の中に、大帝の語らぬ苦悩と配慮があったのだが、残念なことに彼はそれに気づくことはなかった。

34 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(4)
「ふふふ・・・射精したくなったらいつでもお言いよ・・・ただし、あたし達の脚元に土下座して哀願しながら言うのよ!!」
 全裸のアナクシマンドロスは毎日のように精力剤を投与され、オナニーしないように拘束されて監視されていた。
 ・・・くっ、女どもめ・・・何とか脱出することはできないものか・・・!?
 アナクシマンドロスは何とか脱走を試みようとしたが、厳重な監視の下、果たしてできるかどうか心もとなかった。
 アマゾネスは何処かの国へ、本格的な大侵攻を計画している・・・早くこれを本国に知らせ、諸国に対アマゾネス包囲網を形成させねば・・・
 このままでは、何処かの国がまた一つ、アマゾネスの下に膝を屈することとなるぞ!!!」
「うふふ・・・ほら、尻穴の調教の時間よ〜」
 小麦色の肌の、大きな瞳の美少女兵がビキニのボンデージを身にまとい、部屋に入ってきた。
 女王ユリナは大広間に主なアマゾネスらを招集していた。
 すらりとした長身、細く長い手足に鋭く魅惑的な瞳、男なら誰でも彼女の魅力の虜になろうといわれる美女の唇からは、今また男の命を
制せんとする言葉が発せられた。
「ルーシ諸国を、悉く征服してやるわよ!!!・・・キエフ公国だけじゃないわ・・・北の大地は、全て女の足元に屈する事になるのよ!!!」

35 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(5)
 キエフ大公国の北に位置する、モスクワ公国。形式上はキエフ大公の宗主権下にあるものの、近年勃興著しいこの国は、キエフ大公国に比肩する力を
持つ大国としてその名を流布させていた。
 モスクワ公イワンは、居室で密使の来着を知った。
「何者じゃ・・・何処の国より参ったるものか!?・・・」
「殿下、それが、アマゾネス女王国よりの使者と・・・」
「な、何っ・・・通せ・・・捕えてキエフに送れば、大手柄となろうぞ!!」
 ともかくも用向きを聞こう、と、イワンは公国将軍イーゴリとともに女に面会した。
「こ、これは・・・」
 さすがに男の国に使者に立つだけあって、イワンなどルーシの男好みの素晴らしい美女だった。
「これはこれは、モスクワ公殿下イワン様・・・私は、女王ユリナの命を受け、お話させてもらいたく参りました・・・」
「ふむ、魔女どもめが、騙されぬぞ・・・ 何ぞよからぬ企みでもかまえて参ったのであろう!!」

36 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(5)

 しかし、美女は鬼将軍イーゴリの剣幕にも顔色一つ変えなかった。
「私たちアマゾネスは、長年キエフ大公国の侵略に悩まされて参りました。
どうか、私たちか弱き女を、英雄といわれた殿下のお力でお助け頂きたいのです・・・
音に聞こえたモスクワ公殿下ともあろうお方が、いつまでもあの凡愚な大公ワリャーグの宗主権を受け入れているとは、理不尽ではありませんか!?
今やルーシの盟主は貴方様でありましょう!!・・・ここは是非、私たちアマゾネスと手を組み、南北からキエフを挟撃、これを滅ぼして貴方様は全ルーシの
覇王として君臨なさるべきでありましょう・・・うふふ、そうすれば、私めの如き美女も思いのまま・・・」
 言うなり、美女はイワンにそっと近づいて接吻した。
 イワンは、美女の色香にヘナヘナとなった。
「イーゴリよ、ここはこの美女のために一働きしようではないか・・・なあに、ワリャーグなど、今の我らの力の前には一捻りで倒せるというもの・・・」
「お、お待ちください・・・大丈夫でしょうか・・・」
「なあに、女が男の助けを求めているのに、これを助けぬ男など、どこにいるというのだ・・・
これは千載一遇の好機、女よ、ユリナに伝えよ・・・承知した、即座にキエフを挟撃しよう、とな!!!」

37 :
イーゴリwww
ちょっとは疑えw

38 :
間違えた。イーゴリじゃなくてイワンです。

39 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(6)
 アマゾネスの動きは、想像を絶するほど早かった。
 モスクワからの使者が戻り、イワンがアマゾネスとの同盟に賛成したと聞いたユリナは即座に全軍に出陣を命じ、
自身がその指揮を執ったのだった。
 実に、第1回十字軍以来の、女王ユリナの親征である。そしてその当時を遥かに上回る、二十万近い大軍が、
総力を挙げてキエフの大地に侵攻していった。
 平和に慣れた、惰弱な大公の軍勢は至る所で撃破され、公国南部は数日でアマゾネスの席巻するところとなった。
「大公殿下・・・一体、どうなさるおつもりです!!このままでは、国は滅びますぞ・・・!!!」
「バカ者!!女に敗れて援軍を他国に求めたなどとあっては、男として末代までの恥!!
案ずるな、このキエフの堅牢な城塞は、かつて如何なる敵の攻撃にも落城したることなどないのだ!!
この城に拠ってあるからには、キエフは安泰ぞ・・・!!!」
 ところがそこへ、モスクワ公イワンが2万の軍勢を率い、キエフへと南下中との知らせが入った。
「おお!! さすがはルーシの雄、我が臣下たるイワンだ!・・・見よ、こうして諸国からも援軍がやって参るではないか!!」
 たった今まで援軍など要らないと言っていたのも忘れて、ワリャーグは小躍りしていた。

40 :
 第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(7)
 ワリャーグの言葉は、あながち間違いでもなかった。
 キエフの城塞のみならず、公国の各地に設けられた城塞をアマゾネスの軍勢は、なかなか抜くことができなかった。
 国土をほぼアマゾネスに制圧されたものの、各地には点々と公国軍が城にこもって頑強な抵抗を続けていた。
 そして、この戦いの指揮を執っている者こそ、公国軍の名将フョードルであった。
 ・・・しかし、男たちの敗退を望んでいるのは、アマゾネスだけではない。
 相次ぐ男の敗北に、誰よりも勢いづいていた者たちこそ、女奴隷上がりの公妃オリガの一派であった。
「・・・ワリャーグ様、アマゾネスの侵攻の前にもびくともせぬ堅牢な構え、戦いぶり・・・このオリガ、さすがに
男の強さ、女の弱さを思い知りましたわ・・・」
 今晩のオリガは薄いブルーのランジェリー姿がセクシーだった。女の色香を振りまきながら媚を売るオリガに、
ワリャーグは涎を垂らさんばかりだった。
「ふふははは、見よ、このルーシの雄たるワリャーグの武勇と知謀の前には、二十万の女など指一本で蹴散らされてしまうのだ!!
ふふむ、よい機会だ・・・オリガよ、我が国内においても、戦時体制ということで、改めて男女の身分関係をはっきりさせておかねばならぬ!!
オリガよ、汝らを全て奴隷身分に戻す命令を出す・・・!! 汝らだけではない・・・これより、ルーシの全ての女は、男に隷属する奴隷となる、
という命令を全土に公布する!!」

41 :
ワリャーグ良いね
男尊女卑の塊、女を完全に見下している男
こういう男最高、

42 :
怒涛の更新ktkr
>私めの如き美女も思いのまま・・・
ここでちょっと吹いたw
こんなこと抜けぬけと言われちゃうイワンって…

43 :
英雄アナクシマンドロス様はさすが
己が苦境に立たされながらも他の国がアマゾネスに侵略されることを憂いている
寸止め地獄から逃れられるのかな

44 :
あっというまに女権帝国の領土が拡大していきそうな・・・恐ろしい勢い・・・

45 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(8)
「まあ、ワリャーグ様・・・何て男らしい・・・」
 オリガは大仰にうっとりした顔をして見せた。
「全て女という生き物は、おのれを奴隷とするような力強い男に惹かれるもの・・・
私たち女は、皆進んで男の奴隷となり、隷属を求めますわ・・・!!男に奴隷として仕える、それが女の幸せというものです!!」
 オリガの言葉に、ワリャーグは満足げだった。
「では、奴隷となる前の最後の晩に、思う存分弄んでくれるぞ・・・!! ふひひ、早くその下着を脱ぐがよい・・・」
「いやあん、お待ちになって下さいませ・・・実は、お部屋の前に若い奴隷の少女らを待たせています・・・
たまには何十人もの若い子たちを相手に、楽しい遊びをなさるというのもまた、ルーシの覇王に相応しいことではございませんか・・・!?」
「ぐひひ、早くそれを言わぬか!!・・・女奴隷らをここに呼べ!!!」
 オリガはニヤリと笑って手を打つと、いずれも若い奴隷の美少女ら十名余り、縄や手枷足枷、鞭などといった代物を手に、ぞろぞろと入ってきた。
「おお、涎が出そうな雌の匂いじゃ・・・!!だが、その縄や鞭は何に使うのだ・・・!?ははあ、なるほど、主人たるわしに、女が奴隷となった証として
鞭で打ち、懺悔をしたいというのだな・・・!!」
「そのとおりでございます・・・でも、その前に、ワリャーグ様も鞭で打たれてみてはいかがかしら・・・!?」
「な、何っ・・・ このわしを鞭打つだと!! 女が男を打つなどと、そんなことが許されるとでも思うのかっ・・・!!!?」
 ワリャーグは激怒した。

46 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(9)
 ワリャーグの激怒にも、オリガは動じる様子はなかった。
「うふふ・・・貴方様のような身分も高く、また英雄と呼ばれてきた男が、若い女奴隷風情の足元に跪き、奴隷として調教を受ける・・・
こんな楽しい遊びは他にはございませんわ・・・ほら、いかが・・・?服をお脱ぎになって、まずは縛られてみては・・・」
 誘うように笑いかけるオリガ。小麦色の若い肌の奴隷の美少女は小首を傾げてこちらを見ている・・・
「う、うむ・・・そこまでいうなら、縛らせてやろう・・・だが、わしが解けと命じたらすぐ解くように!・・・さもなくば、
汝ら全て処刑してくれるぞ・・・!!」
 ワリャーグは服を脱ぎ捨て、全裸となった。
「汝らは、脱がぬのか・・・!?」
 女たちはニヤニヤしながら、全裸の大公を見つめている。
「わし一人が脱ぐとは・・・」
 バシイーッ!!
 激しいビンタがワリャーグを襲った。
「な、な、なに・・・が・・・・??」
 ルーシの雄、キエフの大公たるワリャーグが女にビンタされる・・・
 たとえ天地が逆になろうともありえぬことに、ただただ絶句するのみのワリャーグ。
 オリガが冷たく告げた。
「ああら、奴隷がご主人様たちに大きなクチをきくなんて・・・まずは、縛りあげてじっくりと、身の程を教え込んであげるわよ〜」

47 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(10)
「さあ、ご主人様にごあいさつしなさい!!」
 オリガはワリャーグの前に立っている、鞭を持った少女奴隷の方を指した。
「・・・うふふ、こんなかわいいコがアンタのご主人様だなんて、うれしいでしょ・・・」
 ワリャーグは思わずかっとなり、プレイの中断を命じようかと考えた、が、・・・
「ほら、何してるのよ!!・・・土下座してあたしの脚を舐めな!!!・・・」
 少女の怒声が飛んだ。
 プレイとはいえ、そこにはすでに、着衣の主人と全裸の奴隷の構図ができ上がっていた。相手の気迫にのまれたワリャーグは
思わず土下座をしてしまっていた。
「ふふふ・・・なかなか調教のしがいのある奴じゃないの〜」
 奴隷の少女は勝ち誇った笑みを浮かべて、大公ワリャーグを見下ろした。
「ふふっ、これからオマエに奴隷としての気持ちを叩き込んでやるわ・・・」
「ああ、ひい〜」
「ほら、動くんじゃないわよ・・・」
 大公ワリャーグは、とうとう剃毛され、無防備な格好で縛りあげられていた・・・
「ふふふ・・・アンタの家臣たちは今、必で女と戦ってるのに、大公たるアンタはこ〜んな恥ずかしいこと女にされて、
喜んでるんだねえ〜」
「ああ、そ、そんなこと言わないで・・・」
 ワリャーグは徐々にマゾの快感に目覚めつつあった。
「さあ、尻穴を調教してやるわ・・・浣腸プレイの始まりよ・・・」

48 :
怒涛の更新乙です
しかし権力者は色欲が強いなあ
しまも女を舐め腐ってるから警戒心もない

49 :
男嬲りは良い!!

50 :
女子に対抗できる戦士はいないのか

51 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(11)
「ふふふ・・・ついさっき、オマエはさんざんあたしを鞭でぶってくれたわねえ〜」
 奴隷の美少女、ニーナは大公ワリャーグを見下ろし、土下座した男の頭をグリグリと踏みにじった。
「ふ、ふひい〜・・・お、お許しを・・・」
「フン、さっきはよくも散々弄んでくれたわね!! アンタがあたしの中に出した汚いモノ、全部自分で吸い出しなさい!!」
 ニーナは下着を脱ぎ捨てると、ワリャーグを睨みつけたまま股を開いてどっかりと椅子に腰掛けた。
 ワリャーグの目はついさっき、自分が弄んで精を注ぎ込んだ女のそれに、釘付けとなった。
「この愚図!何を涎垂らしてるのよ!!・・・早く自分で吸い出しな!!!」
 少女の命令に、男は自分が注入したばかりのその精液を、あわててチュウチュウと音を立てながら必で吸い出そうとしていた。
「キャー、キモ〜イ・・・コイツ、自分のおいしそうに吸ってるわよ〜」
「もっと色々させていじめようよ〜」
 つい今しがたまで、全ルーシの雄、キエフ大公として君臨していた大公ワリャーグの威厳は、少女達によって完全に剥ぎ取られて
しまっていた。
 そこにいるのは、ただの裸に剥かれ、性欲を女に支配された男だった。
「ほら、口がきけないように、猿轡してやるわ!!」
 猿轡をされてはプレイ中止の命令が出せなくなる、とワリャーグは驚き慌て、何とか逃れようとしたが
そこは多勢に無勢、少女奴隷らに押さえつけられ、寄ってたかって猿轡をされ、睾丸を握られて降参させられてしまった・・・。

52 :
何かで負けたわけではないのに
負けたように屈服し犯されていく

53 :
いっきの更新乙〜
いやーマンドロスの前にワリャーグが堕ちそうだね
アマゾネスではなく女奴隷の手によって。。。

54 :
ああ あああぢおん、、、

55 :
このところジオン公国ではテロが頻発してる模様

56 :
アマゾネス以外の女奴隷どもが一斉?に男にたいして攻撃的になったのは何故なのだい

57 :
ちんぽをにぎられるとかてないのはあたりまえ

58 :
>>56
奴隷あがりと言えばツィイー
ツィイーはいま何処

59 :
じおんは今日規制解除されるはず

60 :
>>59
dionの俺が解除されたので間違いなし、何故判るの?

61 :
>>56>>58
ツィイーを育てたのはマオーだったな・・・
最初は立場逆転という背徳を楽しんでいたのが
いつしか自身がマゾ奴隷に・・

62 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(12)
 アマゾネスの軍勢20万が、怒涛の如くルーシ諸国へと侵攻、ルーシの戦士らは各地の城塞に立てこもって決の抵抗を
続けるも、雲霞の如き女たちの軍勢の前に防戦一方、もはやアマゾネスのルーシ征服は時間の問題・・・
 この驚くべき一報がローマにもたらされたのは、折しもワリャーグがオリガやニーナらからマゾ調教を受けている最中のことであった。
 ロドリーゴは、直ちに教主ペトルの居室に向かった。
「教主猊下!!・・・もはや猶予はなりません・・・恐るべき危機が迫りつつあります!!
直ちに十字軍を派遣し、今度こそ魔女どもにとどめを刺さねば・・・!!!」
「ロドリーゴよ、汝の気持ちはよく分かる・・・」
 ペトルは書物から顔を上げて言った。
「だが、今回も十字軍を派するわけにはいかぬのだ・・・」
「一体、それは何故に・・・!!このままでは我々は少しずつ、魔女どもにその力を奪われていってしまいますぞ!!!」
「ロドリーゴよ、そもそもルーシは我らの主なる神の教えを未だ受け入れぬ、異教の民である・・・神の軍である十字軍を、
そのような民の助けとして派するわけにはいかぬのだ・・・!!」
「・・・猊下・・・」
 ため息とともにロドリーゴは言った。
「多少の先例を曲げても、今ここで真に戦うべき敵と戦えないのであれば、我ら教主庁の権威は失墜しますぞ・・・
このままでは、取り返しのつかないとんでもない事態が起こる気がしてならないのです!!」
「・・・もうよい、出ていけ!!」
 ペトルが気分を害したように言うと、ロドリーゴは一礼して退出していった。

63 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(13)
「・・・む、ムググ・・・」
 キエフ大公ワリャーグは、女奴隷らに縛り上げられ、股を開いた屈辱的な格好で吊り下げられていた。
「ほ〜ら、もうあたし達の思いのままねえ〜! もうオマエは全ルーシの大公なんかじゃなくて、あたし達の奴隷に成り下がったのよ!!」
 ワリャーグは必で何か言おうとしたが、睾丸をニーナに握りしめられ、無様にうめき声を出すだけだった。
「さ、コイツを城壁の上から吊り下げてやるわよ!!・・・みっともない姿を、国中に晒しものにしてやる!!!」
「うふふ・・・大公のこんな姿を見たら、もうこの国は崩壊するわねえ〜 ざまをみるがいいわ、今まであたし達を奴隷として使ってきた
国など、滅びるがいいのよ!!!」
 もはや全ては遅かった。如何に暴れようと抵抗しようと多勢に無勢、全裸の屈辱的な姿のワリャーグは女奴隷らによって、城壁の外に吊るされ、
晒しものとされたのだった。
「うう、み、見ないでくれえ〜」
「きゃあ〜 恥ずかしい・・・股を開いた格好で城壁に吊るされてるわよ〜!!」
「まるでヘンタイねえ〜・・・」
 ただならぬ様子にキエフの市民達も気づき始め、城壁の周囲に集まってきた。
 ワリャーグは羞恥のあまりぬような思いだったが、城内ではこの時、とんでもない事態が勃発していた。・・・

64 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(14)
 キエフ城内では、大変な事態が持ち上がっていた。
 オリガらが大公を城壁に吊るしたのに呼応して、城内の女奴隷らが一斉に反乱を起こしたのだ・・・!!
 主力となるような精兵は全て各地の城塞に分散し、フョードルの指揮下に委ねられており、城内の兵らは不意を討たれ、
悉く女奴隷らに屈服、降参してしまったのだった。
 堅牢を誇るキエフの城が陥落する・・・まさに、誰一人として考えた事もない事態が持ち上がっていた・・・
しかも、外敵の猛攻によってではなく、か弱い女奴隷らの手によってキエフは滅ぼされたのだ・・・
 キエフ建国以来の屈辱的な事態が、起こっていた。
「ああ、全ルーシの覇王、大公ワリャーグ殿下が、あんな姿で城壁に吊るされて・・・」
「な、何たる事だ・・・もうこの国は終わりだ・・・」
 市民の男達も、城の陥落と大公の醜態にもはや戦意を喪失し、女の軍門に下り始めた。
 かくして、全ルーシの誇り、キエフの大城は城内の女奴隷らの手によって、あっけなく攻め落とされてしまったのである。
 ・・・しかし、かくする間にも、アマゾネスとの同盟を律儀に守り、キエフを攻め落とさんとするモスクワ公イワンは
何も知らずに、キエフへと怒濤の進撃を続けていた。
 イワンの、ワリャーグの、そして全ルーシ諸国の運命は如何に・・・!!?

65 :
体面・面子・前例がないなど等・・・旧態依然とした体質は
女>男が鮮明になるまで変わりそうもないですね
一度奪われた力はそう簡単には取り戻せないのにね

66 :
ワリャーグはアホやな。

67 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(14)
「・・・ところで、今次のアマゾネスの侵攻に対して、諸国の動静はどうだ!」
「はっ、神聖ローマ皇帝オルムが真っ先に動きを見せました・・・!!帝国北海艦隊をバルト海に入れ、ノヴゴロド侯国を後背から支援する構え!!」
「何と、早くもオルムが動いているのか!!」
 ここは、進撃中のモスクワ公国軍の本陣。大公イワンは、将軍イーゴリよりオルム大帝の電光石火の動きを聞き、驚愕の色を隠せなかった。
「・・・イーゴリよ、オルムめは必ずや、このルーシの地に野心があるに違いない・・・ノヴゴロドを援すると見せかけ、徐々に影響力を強めて、
その暁には国を乗っ取ろうという考えに相違あるまい・・・うむむ・・・そうなれば、その力はモスクワにも及ぶは必定!!これは捨ててはおけぬ!!」
 イワンは、ここで断を下した・・・
「オルムめが北方より侵攻してきたとき、モスクワを守る軍勢は今のままでは少なすぎる・・・二万の軍勢のうち、一万をモスクワに戻せ!!
一万もあれば、ワリャーグめを討つのに十分である!!」
「しかし、本当に兵力が足りましょうか・・・!?」
「なあに、案ずるな・・・我がモスクワの精兵は一騎当千、何とてキエフの惰兵相手に苦戦しようか!! それよりも、アマゾネスに十字軍が派される
可能性はないのか!?」
「その点はご心配なく・・・ペトルの気質上、十字軍は出されぬでしょう!もっとも、先例云々は言い訳で、本当は先例上は派遣が可能なのですが、
ともすればオルムの力を強めることになる十字軍を、ペトルは出したくないようなのです!!」
「なるほど、それを聞いて安堵した・・・我らは十字軍を気にせず、キエフ攻撃に専念できるというもの!!」

68 :
>>61
男は転落のあとに紆余曲折も見せ場も芸もないのが残念だな
せっかく女権モノなんだから
なぶられるならなぶられるなりに、いろいろと段階や過程や変化があるとうれしい

69 :
さすが英雄王オルムだな
他の頼りにならない男どもとは
決断のはやさが違う
これが真の男の強さ
他の英雄達も目を覚ませ

70 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(15)
「・・・何っ・・・オルムがバルト海へ艦隊を送った、と・・・!!?」
 ローマでは、教主ペトルがオルムの出兵を聞き、驚くとともに憤りを露にしていた。
「現在動乱にあるルーシの北辺、バルト海に軍勢を派するは、これはアマゾネスに対する十字軍たる性格を有するものとみなされても
おかしくはあるまい・・・ルーシとアマゾネスとの戦には、十字軍を派遣しないとした我が意向に、オルムめは背く気か!!!」
 ペトルは最早、オルムへの反感、敵意を隠そうとはしなくなっていた。
「十字軍が出されるとなると、またもやオルムの勢威は強化されよう・・・それだけは、許してはならぬ事だ!!!・・・
ううむ、何とかオルムめを邪魔する策はないものか・・・!??」
 他者への憎悪や嫉妬は、結局はおのれを滅ぼす元となる・・・。
 稀代の知識人であり、高名な僧であったペトルだが、己を律し、災いを断ち切ることは、ついにできなかった・・・
 全ての主なる神の諸国の権威の頂点を極める身としては、彼はやはり、いささかその器量に欠けるところがあったのかも、知れない・・・。
「・・・殿下!!一大事でございますぞ!!」
 モスクワ公イワンの陣中。伝令は驚くべき知らせをもたらした。
「キエフは城内の女奴隷らによって屈服させられました・・・大公ワリャーグは言うも屈辱的な姿で、城壁に晒しものとされております!!
オリガら女どもが、今やキエフを支配下に置いておりますぞ!!!」
「な、何だと・・・!!?」
 イワンは一瞬、言葉を失った。

71 :
各方面pendingが多いな

72 :
その国の最高責任者が羞恥責めになり男の威厳失墜か。女のやり方は徹底してる

73 :
オトコがふがいない
ともいえる
ふがいなくていいんだけどね

74 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(16)
「キエフが・・・ルーシの象徴たるキエフが、こともあろうに女奴隷如きの蹂躙を受け、占領されているというのか!!
・・・断じて許す訳にはいかぬ・・・!!! だがしかし、女如きが如何に堅牢なキエフの城塞を守ろうとも、これを
攻略するのは容易き事・・・ははは、オリガめ、かえって我が戦を助けてくれるとは、浅はかな女のやることだ!!!」
 イワンはキエフが女の蹂躙を受けているという現実を見ることよりも、何とかそれを己の幸運に結びつくものとして
捉えようと、言辞を弄していた。
「これでキエフは落城も同然!!守り手はか弱き女ども、我らのうちのただ一人の手にても易々と落とすは可能である!!
いざ、キエフを攻め落とさん!!!」
 おうっ、という雄叫びをあげ、公国軍はキエフに到した・・・
「・・・おお、見よ、あれこそは彼の有名なキエフの大門・・・それっ、一気に攻め落とせ!!」
 しかし、軍勢の接近を見るや、オリガ率いる女奴隷らは頭上より、一気に矢を射かけてきた!!
「おお、こちらも射よ・・!!射手を倒せ!!女如きを相手に、不覚をとるでないぞ!!」
 しかし、音に聞こえたキエフの城塞、攻め手はたちまちバタバタと倒れ、女奴隷らの歓声と男たちの呻き声が
広がっていった。・・・

75 :
一国の終わりを堪能させてもらっています

76 :
一国じゃないよ、男権の終わりを堪能しましょう

77 :
公国はイーゴリ先生が最後の砦

78 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(17)
「ふふふ、だらしない男どもねえ〜! 武器をほとんど扱ったこともないあたし達女奴隷風情に手も足も出ないなんて!!」
 城壁の上に、ロングブーツにボンデージ姿のオリガが姿を現した。
「お、おのれ・・・!!汝らはキエフの堅牢なる城塞に助けられているだけではないか!!貝の如く卑怯にも城塞にこもらず、
正々堂々と会戦して決着をつけようではないか!!」
 だが、オリガはイワンの挑発など、歯牙にもかけなかった。
「ほ〜ら、アンタ達男の醜態を、じっくりと見せつけてやるわよ〜!!」
 全裸に首輪をつけられ、四つん這いで引き出されてきたのは、まぎれもないキエフ大公ワリャーグであった。
「こ、こんな・・・ことが・・・」
 イワンはじめ、モスクワ公国軍は敵とはいえ、名目上は全ルーシの盟主と仰いできた大公ワリャーグが、獣の如き惨めな姿で
引き出されてきたことにいいようもない憤りを覚えていた・・・。
「ほら、敵の前でオナニーしてごらん!!・・・」
「ああ、も、もう許してください〜」
 ワリャーグはもはや恥も忘れて女奴隷らに命乞いしていた。

79 :
女性拡張主義者どもめ”!!

80 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(18)
 女奴隷らに屈したワリャーグは、とうとう敵軍の前で全裸オナニーを始めた。
「・・・こ、これは、何たること・・・キエフ大公ともあろう者が、如何に屈したとはいえかかる醜態!!
もはや見るに忍びぬ!!・・・」
 イワンは矢をつがえ、城壁の上のワリャーグに向かって射放った・・・!!
「おおっ・・・」
 城壁の上も下も一瞬、息をのんだ・・・
 だが、天は男には味方してくれぬようであった。これ以上捕囚の辱めを受けるよりは、せめてもの武士の情け、
ひと思いに射さんとした矢はあえなく外れ、ニーナの足元に落ちた。
「・・・ふふふ、まるでお前たち間抜けな男どもの姿のようねえ・・・」
 オリガは矢を拾い上げると、モスクワの全軍に見せつけるように、じわじわとそれをたわめ、
ポキリ、とへし折った。
「ルーシはこの矢のように、女によってへし折られ、奴隷の民となるのよ!!・・・
ふふふ、男が女の奴隷となる姿を、じっくりと見てやるわ!!!」
「お、おのれ・・・何をしておる!!早く射よ!!!」
 こうして、再び激しい戦闘が開始された。・・・その時、後背地より伝令が到着したのだった。
「アマゾネスの軍勢が各地の城塞にこもるキエフ軍を破り、こちらに進撃中、とのことであります!!」
「・・・おお、同盟国の軍勢がやってきてくれたか・・・これでともに力を合わせ、キエフを落とせるというものだ!!」
 イワンはやや安堵した。

81 :
オナニーしたということは、こういう状況でも勃起してしまうマゾになってしまったということだね

82 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(19)
「な、何っ・・・キエフが落ちただと・・・!!」
 各地の城塞にこもるキエフ軍を指揮するフョードルは、自身も籠城しつつ、アマゾネスの軍勢を相手に戦っていた。
 そこへ、キエフが女奴隷らによって落城させられ、大公ワリャーグは女たちに様々な恥辱的な芸を仕込まれ、弄虐されている、
という聞くに堪えない知らせが飛び込んできたのだ・・・!!!
「・・・もはやこの国は終わった・・・ルーシは至る所で女どもに討ち破られつつある・・・いや、だが、男子たるものここでむざむざと
暗君とともにその道連れにならねばならぬ道理はない・・・!!!」
 フョードルは主な戦士らのみを招集した。
「聞いての通り、我らが戦っている間にキエフは女どもによって滅ぼされた・・・!!!だが、我らは生きて魔女どもとの聖戦を続けねばならない!!!」
 戦士らは皆沈痛な面持ちで聞き入っていた。
「これより、囲みを突破して、ビザンツ帝国へ亡命する!!!皇帝ヘラクレイオスは名君主にして、アマゾネスとの戦いに燃える英雄・・・
必ずや、我らの戦いの場がそこにあるに違いない!!!」
 おうっ、と戦士らは声を上げた。・・・・・
 数時間後、城より出たフョードル以下数十名のルーシの戦士らは、不意を突かれたアマゾネスの囲みを突破、ルーシの地に別れを告げ、
黒海沿岸をバルカン半島に沿って南下、彼らがコンスタンティノポリスのヘラクレイオス帝の宮廷に姿を現したのは、それから2週間後のことであった。

83 :
アマゾネスが見方だとまだ思ってますやんイワンさん。どうしようもない馬鹿だ

84 :
民衆の前で恥辱を曝す王、とそれを見せられる民衆
王に恥辱を与える女奴隷、とそれをみる民衆

85 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(20)
 モスクワ軍の背後より、大地を埋め尽くす如きアマゾネスの大軍が押し寄せていた。
 イワンの元に伝令が到着したのは、その時だった・・・!!!
「た、大変です・・・後陣の部隊が、アマゾネスに攻撃されております!!!」
「な、何だと!!!・・・」
 モスクワ公国軍は、味方だと信じ込んでいたアマゾネスの攻撃を受けていた。
「・・・お、おのれ・・・卑劣な女どもめ・・・うぬっ、ここは男らしく、双方の敵と戦って男子の本懐を
見せてやろうではないか・・・!!!」
 イワンは全軍を励まして戦いを始めたが、前方には城内のオリガら、後方からは十数倍以上の兵数のアマゾネス、
如何に男たちが随所で鮮やかな戦いを見せようとも、もはや力の差は歴然としてしまっていた。
 じわじわと攻勢を強めるアマゾネスの前に、男たちは次々に討ち取られ、あるいは捕虜となり、中には無様にも戦場を
離脱して逃走する者さえいた。
「お、おのれ・・・ルーシ最強をうたわれたモスクワ公国軍が、女如きに敗れ去るとは・・・」
 ・・・しかし、今やイワンの周囲には、数十名の戦士しか残っていなかった。
「イワンをすな!!・・・捕えて捕虜の恥辱を与えてやるのよ!!!」
 鋭い中に、どこか甘く、五感を痺れさせるような声の命令が響いた・・・
 顔を上げて前方を見たイワンは、敵陣から一際美しい、長身の女が馬上高らかに命を下しているのを見た・・・
 ・・・おお・・・あ、あれは悪魔の女だ・・・あの美しさ、あの身体・・・敵の男の身も心も虜にし、男を征服する・・・
 女が近づいてきた・・・。
「降伏するのよ!!・・・イワン・・・」
 アマゾネスの女王ユリナは、もはやなすすべもなくなって跪いている男に命じた。

86 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(21)
「・・・我はルーシ諸侯の雄、モスクワ公イワンである!!無礼を働くと許さんぞ!!!」
 そんな叫びも虚しく、イワンは少女のような兵士らの手でよってたかって捕えられ、着衣まで剥ぎ取られて
全裸にされてしまった。
「・・・おのれ・・・女どもめ・・・敵に対する礼というものも知らぬのか!!」
「土下座させて、身の程を知らせてやるのよ・・・!!」
「あ、あぐうっ、ぶっ、無礼者・・・・」
 イワンは睾丸を少女兵士に握られ、地べたに頭を擦りつけるよう命じられた。
 今やイワンは、最下層の少女兵士になぶられ、辱めを受ける身分へと堕ちてしまったのだ・・・
 ユリナはそんなイワンの様子をニヤニヤ笑いながら見ていたが、少女らに、
「こいつを思う存分いたぶっておやり・・・お前たちの好きなようにしてやればいいわ!!!」
と、命じた。
「きゃ〜あ、ユリナ様のお許しが出たわよ〜 どんなことをしてもいいんだって・・・!!」
「まずは磔にして玉責めの拷問ねえ〜 服従の誓いをさせてやるわ!!」
 イワンが磔にされた平原には、アマゾネスの全軍が見守る中、もはや各地で完全に征服されたルーシの諸公ら
二十数名も全裸にされ、イワンと同じような格好で引き出されていた。これから彼らは、モスクワ公が少女らに
睾丸を責められ、屈服するところを見せつけられるのである。
「ああ〜あぐうう〜」
 男たちの夢や野心が散ったキエフの平原には、モスクワ公の惨めな嗚咽と、女たちの哄笑、絶望に満ちて土下座する
ルーシ諸侯や戦士らの姿があった。
 ・・・その頃、モスクワ城内のイーゴリももはや抵抗は無駄と考え、手勢とともに城を脱出、ノヴゴロド侯国に入り、
後にビザンツ帝国に亡命してしまった。
 ・・・かくして、ノヴゴロド侯国を除く全ルーシは、この日、アマゾネスの前に膝を屈し、その奴隷となったのである・・・
 アマゾネスは北はモスクワから東はボルガ河に及ぶ、広大な領土を制圧した。
 実にそれは、大帝国の出現であった。

87 :
ユリナ様久々の登場最高!!そして男らしいイワンさんも最高

88 :
やはりアマゾネス女王国が出てこないとネ
女奴隷たちを先導していたのもアマゾネスだろう

89 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第5章 アマゾネス、ルーシに侵攻(22)
「あっ、あふ、はふっ・・・うぐっ・・・」
「ほらほら、もっと苦しめ〜!!」
 イワンやワリャーグらだけでなく、征服されたルーシの主な諸侯らもまた、皆磔にされ、全裸の睾丸責めに
あっていた。
 ユリナは、その様子をルーシの女たちに見物させていた。今まで力を握っていたものが敗戦によって奴隷に
堕とされ、最下層の少女兵や女奴隷の手で辱められている・・・
 これは、ルーシの女たちの意識を根本から変え、男を支配する階級へと変貌させる上で必要なことだった。
 逆に、男たちにとっては、今までの自分たちの力の象徴が全て崩壊させられ、以後自分たちは女の奴隷の
身分として生きていかざるを得ない・・・そう認識させるためのものだった。
「・・・ふふふ、降伏の儀式よ!!!全員、土下座しな!!!・・・」
 漆黒のボンデージのような衣装の女王ユリナは馬から降り立つと、征服したルーシ諸侯らに鋭く命じた。
「ほら、土下座しなよ!!!」
 少女兵らは全裸にされて拘束された諸侯を足蹴にし、全員を土下座させた。
「ふっ、惨めなもんねえ〜! 尚武を誇るルーシが、女の足元で命乞いするなんて!!
でも、もう今日からはお前たちは永久にあたし達の奴隷として仕えるのよ・・・お前たちが奴隷民族となれるように、
徹底的に洗脳、調教してやるから覚悟しな・・・!!!」
 ユリナはゾッとする笑みを浮かべた。
「・・・ところで、モスクワも落ちたわよ・・・イーゴリは口ほどもなく、逃げ出しちゃったわ・・・」
 地べたに這いつくばるイワンの顎先を、ユリナはヒールの先で引っかけて上を向かせた。
「これで全ルーシは女に屈したわ・・・ローマの教主ペトルはあたし達が恐ろしくて十字軍を出せないみたいねえ〜
ふふふ、もうお前たちを助けようとする男は、どこにもいないのよ・・・」
「な、何たることだ・・・誇り高きルーシの戦士らが女の奴隷になるとは・・・」
 平原に、男たちの呻き声が広がっていった。
 ・・・後に、ユリナはキエフにルーシ総督府を設置、本格的にその統治に乗り出す。
 以後、ルーシは苛烈な「アマゾネスの軛」の下に呻吟することとなる・・・

90 :
ヒョードルだけが頼みだ!!英雄アキレウスとともになんとかアマゾネスの快進撃を・・・

91 :
なんか世界史に興味がわいてきた。
このスレみたいに楽しめる本ってないかなぁ。

92 :
たまにそういうスレやブログがある

93 :
イワンのばかー

94 :
アキレウスはアンジェリーカの軍に要塞で敗れて敗走した英雄か
英雄として2度続けての敗北は許されないな
油断していたという良い訳も通用しない2連敗

95 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第6章 策謀(1)
「・・・キエフが陥落しましたぞ・・・!!!」
「モスクワも落ちた・・・ルーシはアマゾネスに征服されてしまいましたぞ!!!・・・ああ、何たることだ・・・!!」
 ローマでは、カステル・サンタンジェロに次々と知らせが入っていた。
「・・・ロドリーゴよ、この知らせは一般市民の耳に入らぬようにせよ!!民心に動揺が広がってはならぬ・・・」
「無論です、が、いつまで秘しておけるものやら・・・」
 教主ペトルの命令に、ロドリーゴは不安顔だった。
 
 ・・・一方、この知らせはバルガス一派の下にも当然入っていた。
「これは明らかなペトルの失策だ・・・先例上も十字軍を出し得るのに出さなかった・・・!!
ハハハ、敵は自分から崩れてくれているぞ!!これを利用せずして、天はかえって我を見放すであろう!!!」
 レオンは自派の僧侶らを前に、意気軒昂だった。
「早速教主庁議会の開会を求めよう!!公の場でペトルを弾劾するのだ!!!」
「・・・まあ、父上、お待ちなされませ・・・」
 バルガスが発言した。
「まだ今は軽々に動いても、敵に大きな打撃を与えることはできませぬ・・・ペトルめは、必ず自ら滅びの種を撒きます・・・
それを待って、一息にやつを叩きつぶすのです!!!・・・」
「息子よ、何か策でもあるのか・・・!?」
「・・・策というよりも、もっと大きなものです・・・相手の出方を慎重に見極め、ひたすら時を待ち、それが至れば間髪入れず
叩く・・・おや、窓の外をご覧ください・・・」
「あれは・・・ペトルが何処かへ使者を出す様子・・・」
「間違いなく、フラン王国摂政黒太子エドワールの元へでしょう・・・己の身を守るためのペトルの使者・・・
だが、それどころか、あれこそは自身の身を滅ぼす一石となるのです・・・ハハハ・・・」
 ・・・ローマでは、ペトル追い落としの策謀が始まった。

96 :
火消し作業に躍起になってますなあ男権たち
でももうすべてを隠蔽することは無理でしょう

97 :
おいらこういう政治的・勢力的な動きがある回がすきだ

98 :
第6部 十二使徒戦争と聖杯の巻  第6章 策謀(2)
 さて、内戦勃発寸前であったフラン王国だが、その後の経緯はどのようなものになったのであろうか。
 国軍の8割以上を味方に付けた黒太子エドワールに対し、オルレアン公ルイ、王妃カトリーヌ方はもはやなす術がなかった。
 能天気にも断固決戦を唱えるカトリーヌだが、オルレアン公はただ戦々恐々たる日々を送り、生きた心地もなかった。
 黒太子の陣中より、密使が訪れたのはそんな折だった。
「・・・こ、これは、真に太子の真意であるか・・・!!?」
 使者を引見したオルレアン公は驚愕した・・・
 エドワールは、和議の提案を出してきたのである。
 その内容とは・・・王位はオルレアン公ルイが継承し、次期国王たる王太子はエドワールとする。ルイの子息フィリップは王太子たる
資格を喪失する。国軍の指揮権は全てエドワールに委ねられ、エドワールが太子兼摂政として国政を総覧する・・・というものであった。
 ルイは歓喜した。
「・・・な、何と・・・ははは、エドワールめ、王位をわしに譲ると申してきたぞ!!これは受けぬ方がどうかしておるわ・・・
使者よ、直ちに太子に、全ての条件を受諾する、と伝えよ!!!」
 かくしてルイとカトリーヌはエドワールと和睦し、晴れてルイはフラン王に即位したのである。
 ・・・しかし・・・
 王でありながら、ルイはヴェルサイユに入ることを許されなかった。国政は万事エドワールが行い、ルイやカトリーヌの口を出す隙はなかったのだ。
 エドワールの勢威を見て、それまではわずかながらもルイ王に従っていた輩も、ほとんど全てエドワールに取り入るようになり、王の味方はほとんど消えてしまった。
 だが、ともかくも強力なエドワールの政治力によりフランの政治は安定、先王シャルルの頃に比べると明らかに国力は増大、並々ならぬものとなってきた。
 ローマ教主ペトルがエドワールに使者を送ってきたのは、丁度この頃だった。

99 :
政治的

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