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2012年7月エロゲネタ116: エロゲキャラ名台詞集 Part14 (768)
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エロゲキャラ名台詞集 Part14
- 1 :11/04/17 〜 最終レス :12/07/01
- エロゲプレイ中に巡りあった、心に残る台詞を書き込むスレッド。
感動した、呆然とした、萌えた、燃えた、笑った、哂った
セリフ自体は、なるべく短く気が利いていると、良いかもしれません。
一応、何でもどうぞということで。
■台詞クイズはスレ違い、こちらへ
セリフだけで何のエロゲか当てるスレその6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1260969706/
■注意
・ネタバレ防止と確認用のため、ゲームのタイトルをmail欄に書き込むこと。
・抜き出す台詞が長すぎるとただのネタバレ。注意。
・既出かどうかは気にするな
・書き込む前に、独りよがりでないかもう一度台詞について熟考すること。
・mail欄に作品名を書いてない釣り&厨房は完全無視。
・同じゲームのネタを連投すると嫌われるのは、どこのスレでも一緒。
■前スレ
エロゲキャラ名台詞集 Part13
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1228880506/
- 2 :
- ■過去スレ
. 1 http://www2.bbspink.com/erog/kako/983/983906385.html
. 2 http://www2.bbspink.com/erog/kako/999/999630140.html
. 3 http://www2.bbspink.com/erog/kako/1012/10125/1012505551.html
. 4 http://www2.bbspink.com/erog/kako/1025/10252/1025294182.html
. 5 http://www2.bbspink.com/erog/kako/1044/10447/1044757788.html
. 6 http://www2.bbspink.com/erog/kako/1059/10598/1059833166.html
. 7 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1071316429/
. 8 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1087334705/
. 9 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1099062673/
10 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1112912591/
11 http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1130935036/
12 http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1150760446
- 3 :
- レッツ背徳
- 4 :
- 作品名は本文中でいいんじゃない?
ねたばれというなら、台詞をみている時点でねたばれだ。
- 5 :
- ヨスガにソラってろっ
- 6 :
- ……藤田先輩、僕、玲の背中を撃ってもいいですか?
- 7 :
- あたしね、アサミヤのお茶いれたげるね!
明日も、明後日も!その先もずーっと!
- 8 :
- ――喜べ、黒河。
――いつか世界を取る予定だった、俺の最高のパンチ、
「……誰よりも早く、お前にくれてやる!」
真島の生涯最高の右ストレートが、黒河の顔面に吸い込まれる。
黒河の目が反転し、褐色の巨躯が落ち葉のマットに沈んだ。
「まり子……」
「……勝ったぞ」
- 9 :
- >8のおまけ
「リア充は爆発する運命なんだね」
- 10 :
- 昔には、昔のきれいなもんがあって……明日には、明日のきれいなもんがある
お前はたぶん……昔のがよかったんだろうな
でも、オレらはよ……今しか見れないし、次の機会は、明日しかない
お前のなかに、どんだけ昔が残ってて……それが、どれほどキレイだろうと……戻れないんだよ、そこには
答えは、それでもあると思うんだよ
それは、今と向き合うしかない―――そうオレは強く思うんだ
それは、明日に……昔と同じぐらい大事なもんを、自分の目で見つけることにも、繋がる気がする
- 11 :
- 「公園は公共のHスポットだからいいんだよ?」
「文浜市の少子化対策でも、公園の整備が挙げられてたし・・・」
前半は前にも紹介されてたけど、後半とコンボの方が破壊力がある
- 12 :
- 「し、信じられない。女の子とのエッチを断るエロゲーの主人公が居るなんて・・・・私は認めません。そんなのエロゲーの主人公じゃない!」
「その通りだっつうの! 俺はエロゲーの住人じゃねえ!」
「・・・・私が処女だからエッチしてくれないんですか?」
「・・・は?」
「ですがね、これは嘉神くんにも責任はあるんですよ。抜きゲーばかりやってるから、お手軽にエッチできる方が好きなんだと思っちゃったじゃないですか!」
「・・・あのさ。」
「純愛ゲーが好きだったら、そう言ってください。ちゃんとお互いを好きという「設定」でエッチしますから。」
「ああ・・・・ほんとに、マジで頭痛い。熱出そう。」
- 13 :
- アホとは何だゃ!アホとは!
みのり、これでも英検5級持ってりゅぞ!
マイ・ネイム・イズ・ア・ペン!!
やっぱりアホだ
- 14 :
- (・・・・こいつとのエッチは異次元エッチだ。それは先程までの行為で痛い程わかっている。)
- 15 :
-
・・・そうかっ!!ドリルに愛を込めれば、また強くなれるんだっ!!
- 16 :
- これは、厨二、いや……"少女病"かッ!!
ああ、痛いロリコンのことだろう?
- 17 :
- 皆さんに重大な発表があります。姉が弟の部屋を盗聴している可能性が高いです。
- 18 :
- 理想を求めて足りず、想いを重ねてまだ足りず―――
命を賭してもなお届かず、総てを賭けても至らない
諦めろ、零二。これが"現実"というものだ
- 19 :
- ニトロプラスの名コンビが新たなジャンルに挑戦した意欲作!
突然現れた謎の少女・沙耶。そして男女4人が繰り広げる恋愛ストーリー。
ニトロプラス・アクションシリーズでお馴染みの虚淵玄&中央東口の両氏が、
今回は得意とするアクション活劇路線はあえてとらず、男女の恋愛物語、
そしてアダルトゲームとしてのHCGの充実など、新しい作風へとチャレンジした意欲作となっている。
医科大学に籍を置く男女4人の恋物語。
そして、ある日とつぜん郁紀の家へと転がり込んでくる謎の少女・沙耶。
人知れず悩みを抱えた一人の青年が、様々な人々との出会いと別れを経験し、
ついには自分なりの人生を切り開いていこうと歩み出す・・・・。
内容はアドベンチャータイプのマルチエンディングを採用。
低価格設定の短編ものではあるが、両氏の作り出す新しい作品に触れてみてはいかがだろうか。
by.沙耶の唄
- 20 :
- ………えっと、どうして俺のことをそんなに詳しく?
そんなの当たり前だよ。英二ちゃんのファンなんだから。
………。
あれ?
なんか、コイツ。
やばくなってね?
- 21 :
- とーごーさん。
夕張がもし石にもどったら、
すみっこでいいから長門においてください。
夕張が、パープルヒララの中だけでかんがえてたとき…
夕張、おねむの赤ちゃんみたいでした。
重いのや熱いのや雷がすきでしたけど、
夢の中みたいで
人間のひとに切り出されて
いろんなとこに運ばれるようになって、
宇宙を旅する船はすてきだと思いました。
はかせのところに来る時、戦艦をすごーくかっこいいと思って…
だから、なれてうれしかったんです。
だから、もし夕張が夕張でなくなっても、長門に乗せてほしいです。
つけもの漬けてもいいですよ。
- 22 :
- ・Phantom
ハッピーエンドはあるよ! 他ヒロインしてるけどね!
・吸血殲鬼ヴェドゴニア
ハッピーエンドだよ! 他ヒロインしたり敵になったりしてるけどね!
当初は学園恋愛物でした
虚淵「王道で行こうと思ったのです。学園モノで、幼なじみがいて眼鏡っ子がいて妹がお兄ちゃん発言して前世の因縁と触手が絡む、そんなヤツを俺もやってみようと。まぁそれだけじゃ不安だったんで、仮面ライダーにして、吸血鬼にしようと」
結果、学園行けなくなりました。
・鬼哭街
ハッピーエンドだよ! 永遠に実妹とイチャイチャだよ! んでるけどな!
虚淵「脊髄の赴くままに書いてしまった」
・沙耶の唄
切ない純愛ハッピーエンドだよ! 人類滅亡だけどな!
・続・戮のジャンゴ
ビッチビッチビッチなハッピーエンドだよ! 時代は強盗萌え!
- 23 :
- 違うっ! 人の力が糧なんじゃない、力が人に糧をもたらすんだ。人は弱くなどない、貴様が弱いだけだ。
- 24 :
- 「お前、もっと状況描写しろ!こら!!」
「喘ぎ声だけで終わらす気か!こら!」
- 25 :
-
いただきます
威汰蛇鬼魔栖ッ!!
ごちそうさま
護恥走裟魔ッ!!
- 26 :
- 君は本当にスーツに好かれているのだな
- 27 :
- 「見える」のと「観る」のは別ですよ?
- 28 :
- で、お兄ちゃん
春の七草って、なんでしょー?
…ええと、トリカブト、ケシ、ジギタリス、マンダラゲ、テングダケ、ウツボカズラ、ドクニンジン…
- 29 :
- 必!内閣総辞職!
- 30 :
- きしめん
- 31 :
- 不条理を憎んだ
世界は光に追いつけない
人は空を飛べない
優しい王国ではなるようにしかならない
それでも
それでもと拒絶するなら
さあ、おとぎばなしを始めよう
- 32 :
- こんな所で立ち小便とは関心しないな。
世界にはその黄金の飛沫が途切れる『ここに数式』の時間の間に尿を駆け上がり
陰茎に侵入する細菌が存在するのだぞ。
※なかというか、男子の、ミミズに小便かけたらちんちんが腫れるってのがマジだった事に驚いた記憶がある・・・
そして、消毒してやると言ってそのままフェラorz
ちなみにうろ覚えなので、ところどころアレンジしてある。
- 33 :
- 「問題ない。自給自足のサバイバルならばよく経験している」
「……おまえさん、遭難は遭難でもここが宇宙だって分かっているのか?」
「煩い、喋っている暇があるならとっとと食用のエイリアンを探せ」
「なん……だと……?」
- 34 :
- たとえハゲたとしても
俺なら宇宙一かっこいいハゲになってみせる
- 35 :
-
なんですか貴君は、ゴミ箱を妊娠させる気ですか
- 36 :
- 工匠はなんだって出来るんだぞ
- 37 :
- 「・・・・ほほぅ、泣き叫び、地に這いつくばって命乞いをすれば
助けてもらえるものなのか。それも知らなかった。
よく、そんなことを知っているな。
まるで、経験したことがあるみたいだ」
- 38 :
- ――さらばだ
"眼が"粒子砲!!
- 39 :
- 「おい、女」
「…はい?」
「その福引券をこの金で譲ってくれないか?」
(アホな人が居るーーーーーーーーーーーっ!!)
- 40 :
- 機長大変です!
例の少年が大統領で攻撃しています!!!
- 41 :
- たこ焼きは立派な海の幸だろうが
- 42 :
- 「どうして、逃げなかったの?」
「手を、ですね……握られると、逆らえない。前に、振り解いて、後悔したことが、あったので……」
「そう」
- 43 :
-
「ねえ、さっきのは本気?」
「私に、あなたの子供を産めって……」
「さあ、どうなのでしょうかねえ…」
「想像するだけで、なんだか気持ち悪いんだけど」
「ええ、私も、流石にありえないと思いましたよ。我ながら」
「申し訳ない。どうもあなた達が眩しくて、少し錯乱してしまったようだ。
私の愛が私のものであると証明し、罪を償うならば一つしか選択はなかったのに……
なぜ気付かなかったのだろう。なぜ目を逸らしたのだろう。
真に立ち向かうべきものは何なのか、分り易すぎるほど瞭然なのに」
「ああ、結局、私はまた逃げたのだ。藤井さんの言う通りですよ、まったくみっともない男ですねえ。
あなたも、こんな私に付き合うことなどなかったのに」
「だって……」
「また逃げないか、見張っておかないといけないから。
一緒に、私がいってあげる。今言ったこと、口先だけじゃあ、ないんでしょう?」
- 44 :
- 「…駄目とか、無理とか。誰もそんなこと、
一度も言わなかったんですよ。」
「今頑張らないのって、この時間も、居てくれる人も、
全部必要ないものにしちゃうってことで」
「今大事にしてもらってる気持ちに、
ちゃんと向き合えなかったら」
「…いつか全部出来るようになった後も。
やっぱり後悔することになるんじゃないかって」
- 45 :
- 「ただいま、瑠璃」
- 46 :
- 痛みはあまり感じなかった。
と言うより、痛みなのかすら判らなかった。
傷の深さを見れば、もはや手の施しようがないのは明らかだ。
完全に、手遅れ。
流れ出す血はやたらと熱くて、だけど温もりを失っていく躰は、えらく寒い。
まったく、ツいてねぇ。 まさか、こんなアリゾナの辺境で、爆発の巻き添えを食うとは。
爆発って……こんな地の果てで、何が爆発するってんだ。 それにしても……クソ。あれは何だったんだ?
まっ、ボヤいても仕方ねえか。 ぬもんはぬんだ。諦めっきゃない。
だいたいにして、ここで怪我しないでも、このままだったら間違いなく、野垂れにしてたんだから、遅いか早いかの違いだけだ。
運命を呪ったって、逆恨みも甚だしい。
まあ、こんな未踏の地で独り寂しくクタバるのも、自分勝手好き放題やってきた俺に相応しい末路じゃないか。
大人しく運命を甘受すべき。
「…………………………………………………………驚いたな」
気配を感じた俺は、閉じかけた瞼を、再び開いた。
重たい頭を何とか持ち上げる。
- 47 :
- 視界はだいぶ霞んできたが、それが何なのかは判る。
「まさかこんな辺鄙な場所で、人間様と出くわすなんて思いもしなかったな……」
そいつは、仰向けに倒れている俺を、ジッと辛そうな顔で、見下ろしていた……やれやれ。そんな顔されると、こっちまで気が滅入る。
「止めろよ、その辛気臭ぇ顔は。
何も、お前のせいじゃねえだろうが……
それにしても、まさかこんな場所で最期を看取ってくれる奴が居るとはね……ツいてんだかツいてないんだか……げはっげはっ!」
込み上げてきた熱い塊が咽喉を灼く。
堪らず首を横に倒し、その塊を吐き出した。
地面に広がる、ドス汚れた血の痕。口の中に鉄の味が充満する。
「ケッ……本格的にマズイなぁ……。
おい……お前。ちょいと頼まれ事をしてくれねぇか?」
相手の返答を聞かず、俺は懐の中から、しわくちゃの写真を取り出す。そいつは傍らにしゃがみ込んで、写真を受け取った。
「昔付き合っていた……女さ……。根無し草に愛想が尽きたか、俺の許から逃げちまったけど……へへっ……未練だよなぁ……俺ときたら、今だにこんな写真、後生大事にしてやがる。
なあ、お前……その女に会ったら、俺の代わりに一言謝っといてくれよ……色々、迷惑、かけちまったからさ……っ。
アーカムってド田舎に住んでいる……すぐ見つかると思うが……」
「……アーカム?」
その名を聞くと、そいつは大層、驚いたようだった。
「何だよ……知ってるんか……まったく奇妙な縁だよな……。
だったら頼むわぁ……報酬は……そうだな。宝の地図なんてどうだ?
荷物ン中に……俺が調べた、金脈の、詳細なデータがある……。
ああ、一獲千金狙ってこれじゃあ……ザマぁねえな……ったく。
まっ……信じるか信じないかは……お前次第っと……げぶぉぐっ!」
- 48 :
- またしても血を吐き出す。
ただ……今度のはヤバイ。決定的だ。
血を吐くと同時に、全身の力が凄い勢いで抜けていくのを感じる。
視界がどんどん暗くなっていく。
「ああ……クソ……もうお迎えかよ……畜生畜生……ホントはよぉ……こんなに方したかねぇんだよ……っ……ああー……真面目に、カタギやってりゃ良かったかなぁ……
あ――あ……寒ぃ……寒すぎるぜ、クソ……あいつのカラダ……温かったよなぁ……何で別れちまったんだか……
ああー……あああ……クソクソクソ、何か言い忘れてなかったかな……あークソ、おい、お前……頼んだぜ? ホントにな? ああ……寒ィ……泣けてくるなぁ……」
意識が朦朧とする。
躰の感覚が酷く遠い。
目も完全に見えなくなった。
独りになる――ぬってのは、こんなにも寂しいものなのか。
ああ……嫌だ嫌だ……。
「――――――」
ただ、最期に。
俺のを看取るそいつが訊いてきた質問は、しっかりと耳に届いた。
それが俺の意識をギリギリまで繋ぎ止める。
そうだ……これは教えておかないと。
誰も知られずにぬことに変わりなくなっちまう。
全力を振り絞って、何とか咽喉を震わせ、息も絶え絶えに声を出す。
俺の最期の言葉は、ちゃんとそいつの耳に届いただろうか?
「俺の名前は――――」
覇道 鋼造。
- 49 :
- 「――――――――――何だって?」
「見えたか? 絡繰が」
「……マスターテリオン」
声に振り返る。
宙に浮く紅の機体。その掌にマスターテリオンは立っている。
亀裂の笑みに頬を引き裂いて、澱む金色の眸を愉悦で歪ませて、俺を見下ろしている。
「これが始まりだ。大十字九郎。 余は再び、貴公の前に現れる。 再び、あの『ブラックロッジ』を引き連れて。
それまでに何をすれば良いか……貴公には解かる筈だ」
靄のような闇が、心の奥にわだかまり、重く圧し掛かる。
呆然と突っ立つ俺の姿に、マスターテリオンは哄笑する。
「あはははははは! そうだ! その貌だ!
少しずつ絶望に貪られてゆく貴公の姿が! この永劫を生きる余の、唯一の糧なのだ! さあ、今度も愉しませろよ!
今度の貴公は何処までやれるのか? 何処まで運命の裏をかけるのか?
『アル・アジフ』を失った貴公が! いったい何処まで余に迫れるか!?
あははは、こんなに刺激的な遊戯は無い!」
「……貴様アアアァァァァァァ!」
雄叫びを上げ、魔銃を招喚しようとする――が、マギウスになれない今の俺にその力は振るえない。
空っぽの手が、虚しく突き出されるだけだ。
「あはははははは! あははははははは! あはははははははは!」
リベル・レギスが光になる。
光となって砕けてゆく。
砕けゆく光に、マスターテリオンの姿が消えてゆく。
――瞬間転移。
「待ちやがれ! 畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」
光は、掻き消す様に、消滅した。 哄笑だけを残して。
俺はその場に崩れ落ちるようにして、しゃがみ込んだ。
乾いた砂が舞う。
途方に暮れて……無人の荒野を見渡した。
「……姫さん」
- 50 :
- 3ヶ月を費やして、俺はアーカムに戻った。
目に映る街の光景は、俺の知るアーカムシティなど見る影も無い、ただの寂れた、旧い田舎町だった。
覇道鋼造の遺言を叶えるべく、俺は問題の女性を捜した。
だが、その女性に会うことは出来なかった。
鋼造がアリゾナの辺境で彷徨っている間に、彼の愛したその女性は、病によって亡くなっていたのだ。
鋼造の時と引き続いて、何とも後味の悪い思いをする。
だが朗報――と言って良いのだろうか。
一つ分かったことがある。
その女性は、鋼造と別れた後で、彼には知られず、彼の子を産んでいたのだ。
その子どもは、女性の後、どこにも身寄りがなくて、ある孤児院に引き取られていたらしい。
俺は、その子どもに逢いに行った。
そしてその瞬間、次の戦いは決定された。
人生を賭して行う、この時はまだ存在すらしない、悪との戦い。
『ブラックロッジ』との闘争の日々が。
不安そうに見つめるその子に向かって、俺は欺瞞に満ちた微笑みを浮かべ、棘の様に刺さる罪悪感を呑み込み、こう話しかけた……。
「初めまして、坊や。 私が――君のお父さんだよ」
俺は――覇道鋼造に成り代わった。
事実を述べると、覇道鋼造から託された地図は、まったくもって正しかった。
彼が目をつけたあの一角こそが、誰も辿り着けなかった黄金郷、巨大な金脈に違いなかった。
冒険家としての彼は、間違いなく、一流だったのだろう。
その金脈こそが、資金源となった。
寝る間を惜しみ、命を削る勢いで、俺は経営学、経済学、帝王学……必要なありとあらゆる教養を身に着けていった。
それでも足りない分は、魔術を駆使した。
魔術に加えて、俺には未来の知識があった。
時代の流れを読むもクソも無い。
ただシナリオに沿って、動けば良いだけのことだ。
- 51 :
- ちょっとはまとめてくださいませんか
- 52 :
- そうやって俺が率いる覇道は、世界を呑み込む勢いで、巨大化し――世界の頂点に立つ覇道財閥として完成した。
だが、それは俺の目的の、単なる過程に過ぎないのだ。
世界一の大都市となったアーカムシティに、突如として――俺からすれば、運命に定められている通り――『ブラックロッジ』を名乗る、悪の魔術結社が現れる。
「久しいな……大十字九郎。 いや、失礼。覇道鋼造よ。 約束通り再び相まみえる為に戻ってきたぞ。この絶望と闘争の街に」
第2ラウンドの幕が切って下ろされたのだ。
『ブラックロッジ』との闘争は熾烈を増した。
互いに未来を知る者同士……しかも、未来に関する智慧は、何度も歴史を繰り返しているだろうマスターテリオンに軍配が上がる。
辛い、戦いだった。
そして正面から奴等に立ち向かうには……俺の躰は老いぼれ過ぎていた。
それでもなお――戦い続ける訳がある。
「父さん! 生まれた! 生まれたよ!」
息子が大慌てで、だけど喜色満面の笑みを浮かべて、俺の許に駆けつける。
尊敬と信頼と親子愛に満ちた瞳で、俺を見つめて。
30年間、騙し続けた男を、そしてこれからも騙し続ける男を、何も疑うことなく。
その顔を正面から見つめ返すことが、俺には少し辛い。
そして、俺の心を騒がせる要因が、もう一つある。
というより、たった今、生まれた。
俺の前を行く、息子の背中を見つめながら、自問する。
俺は――覇道鋼造でいられるか?
彼女を前にして、育ってゆく彼女を目の当たりにして、それでもずっと、覇道鋼造でいられるのか?
俺は――戦い続けることが出来るのか?
瞳を閉じる。
心の中で思い返す。
この時間が始まる前のこと。
輪廻する以前の、世界の出来事だ。
その世界で俺は彼女と出会い――そして。
あの世界の覇道鋼造はどうだったのか?
出会ったことも無い、男のことを思う。
- 53 :
- 覇道鋼造。
大十字九郎。
前回の俺。
お前は、覇道鋼造で居られたか?
――居られたはずだ。
だから、俺たちが巡り愛った。
前回の覇道鋼造は……きっと今までの覇道鋼造と同様、彼女の未来を切り拓く為、気高く戦えたはずなのだ。
だから、大丈夫だ。
俺は覇道鋼造で居られる。
揺らがず、迷わず、覇道鋼造で居られる。
そして彼女の未来を切り拓く為、魔を断つ総ての力を蓄える。
そして、託そう。
未来の戦士達へと。
いつかは辿り着く勝利を掴む者達へ。
俺の持てる、力の総てを。
現在、地下基地建造計画は静かに進行している。
そして極秘裏に造られた格納庫に――アリゾナから回収したデモンベインが眠っている。
魔を断つ剣は彼女に託され――そして彼女の手で、彼女を護る戦士へと手渡されるのだ。
彼女は、そこで大ポカをやらかす。
剣を渡したのは、よりにもよって、いい加減で自分勝手極まる、どこの馬の骨とも知れぬ小僧なのだ。
そいつは彼女に散々迷惑をかけて、散々怒らせて、それでも懲りずに迷惑をかけ続ける。そういう事になっている。
だけど、どうか勘弁してやって欲しい。
そいつは、どうしようもなくいい加減で自分勝手でどこの馬の骨とも知らない小僧には違いないが――悪を憎む心は本物だから。
君から未来を奪う邪悪を、決して赦したりはしないから。
そしていつか必ず、君の未来を切り拓く――俺はそう信じてる。
- 54 :
-
俺は病室の前に立った。
これから俺は再び、覇道鋼造になる。
そして最期まで、覇道鋼造であり続ける。
だけど、今は。
今、この一瞬だけは、大十字九郎に戻ることを許して頂きたい。
何故なら奴は、君との約束を破ったことを酷く気に病んでいたから。
そしてようやく、約束を果たせる時がやって来たから。
だから――今だけは――
母親の胸に抱かれ――何も知らずに笑う君に――
「生まれてくれて、ありがとう」という感謝と共に――
あの時の約束を果たす、言葉を――
俺の、大事な姫さんに――
- 55 :
- 「ただいま、瑠璃」
fin
- 56 :
- 日本語読めない知恵遅れか?
「名台詞」スレだぞ
- 57 :
- ほら、どんなに綺麗な雪の結晶だって、核になってるのはごみとか塵なんですから
from それ散る
- 58 :
- 「……今の日本では、妻を二人娶るのは違法ですが、
……自動車を二台保有するのは合法ですよね」
- 59 :
- けーくん、おはようのキ…
歯を磨いてからな
- 60 :
- はい、歯ブラシ
- 61 :
- 「男ってのはね、いつだって浪漫を追い求める生き物なの!
そして、それを諦めさせる事こそが女の役目っ!!」
- 62 :
-
キレてもいいかな?
キレてもいいですよ。私も斬れますけど
その本当っぽい目を止めてくれないかな
- 63 :
- 鉄砲玉ってのはさ、だいたい幹部の椅子が待ってるんだよね。
もし万一、戻れたらの話だけど
- 64 :
- ホモが嫌いな女の子なんていないよ!
- 65 :
- Passion is power
笑ってると元気になって、元気がなると情熱が出て、
情熱は活力で原動力で行動力なんだもん
だから…私は笑うの
- 66 :
- どうした
この程度では俺の命には届かんぞ!!!
- 67 :
- まったく……愛を配るのと愛欲をだだ漏らしにするのは、まったく意味が違うのよ?
- 68 :
- ベリーストロング
マストック
スタンディング!!
- 69 :
- 天津飯さんの嘘つき〜!
- 70 :
- はっ…最悪だな……おまえがそんな顔してなきゃ、気持よく…逝けたのによ……
なあ、抱いててくれよ……もう、おまえしか判らなくて……怖いんだ………
ああ、ようやく……口……重ねて……くれた……な、……
五百年……生きて……て、女と……出来たの……は……これ……だけ……か……
おまえが……そんな……性格……して……やがる……から……俺は……
俺は……ずっと……おまえ……だけ……が………
おまえ……だけ……あい……し……て……………
馬鹿だよ、最後までおまえしか呼ばないから、私なんかに気があるなんて全然分からないじゃないか……
浮気せずに待ってなよ、百年したら私も逝くから………
- 71 :
- 私、君の顔を拝みにここへ来たんだけど、に様は見たくないな
どうして?
さあ、なぜかしら。分からない
一緒に居てくれ。オレが消える瞬間まで
アストが“至り”、予言が成就するとしても、
やっぱり独りで消えていくのは寂しいし、とても怖い
君が、怖い?
ああ、彼に植え付けられた感情だ。素敵だけど、厄介だよ
でしょうね。私も少し怖い
でも、大丈夫
君のシンも私のシンも、きっと洗い流せるはずだから……
- 72 :
- それが俺スタイル、俺の背中
- 73 :
- 「ふおおお・・・・もう一生手洗わないぜ。ふへへへ。」
※ヒロインの言。
- 74 :
- タイトルをさぁ……
- 75 :
- ごめんち♪
- 76 :
- この、下等《ガトーショコラ》生物めっ!!
- 77 :
- もはや後には引かない
そこが無人の荒野であっても、ただ一人であっても、歩き続けよう
- 78 :
- 「夕べ寝てましたよね、さっきの場所で」
「よっぽど疲れてたんですね」
「疲れは、とれましたか?」
「今日は、暇ですか?」
「やっぱり、ダメかな…」
「いや…」
「疲れもとれたし、今日からずっと暇だ」
「だから…」
「夏休み、めいっぱい遊ぼうな」
「うんっ」
スタッフロール
- 79 :
- これはもしや、ジャパニーズ・ツンデレという態度《アティチュード》では!
ご主人様を攻撃的かつ冷たい態度で誘引し、しかる後甘々な罠で篭絡しようとっ
《後半マジ神ゲーでした☆》
俺は『人間から』吸血鬼になったのではないbyとしろー
- 80 :
- 「……貴様だけは許さない」
その一念が潰えぬ限り、己はしてなお倒れはすまい。
そう|濤羅《タオロー》は理解していた。
とうに骸も同然の我が身を衝き動かす、今となっては唯一の動力。
その源を少しでも確かなものにするために、彼は浅い呼吸の限りを尽くして、怨嗟を口に昇らせる。
「何もかも貴様が奪った。貴様のせいですべてが壊れた……」
「|瑞麗《ルイリー》は、俺の全てだった……」
「|瑞麗《ルイリー》もまた同じだと、なぜ気付いてやらなかった?」
|濤羅《タオロー》の呪詛の狭間に、ふと|豪軍《ホージュン》が、いつになく冷め切った呟きを差し挟む。
「……何だと?」
ここに至るまでの闘の間、決して途絶えることのなかった|豪軍《ホージュン》の薄笑いが、なぜか跡形もなく消えている。
ただそれだけの変化でありながら、だが二人を取り巻く空気の質が一変していた。
- 81 :
- 「俺が|瑞麗《ルイリー》を幸せにできると、いつか貴様はそう言ったな」
「馬鹿も休み休み言え。俺にそんな資格があるものか。|瑞麗《ルイリー》にとっては俺なぞ、路傍の石も同然だった……」
ときに冷酷に嘲るように、ときに謎めかせて|弄《いら》うように、絶えず|豪軍《ホージュン》が口元に覗かせていた静かな微笑。
そんな、彼を彼たらしめていた超然たる笑みが剥ぎ取られ、いま|豪軍《ホージュン》は剥き出しの素顔を晒していた。
まるで石膏の|面《デスマスク》のような、一切の感情を欠いた……虚無。
「今になって、何を言い出す……」
「貴様こそが|瑞麗《ルイリー》の伴侶……あの子と将来を誓い合った男だろうが!」
「彼女がそれを望んだか?」
「貴様の前で俺のことを語ったか?婚儀の話題に笑顔を見せたか?」
- 82 :
- 返す言葉が見つからないことに、|濤羅《タオロー》は今更のように気がついた。
そう。確かに……|瑞麗《ルイリー》が自分から新妻としての夢を語ったことはない。
ただ照れているだけと察して気にも留めなかったが、それにしては度が過ぎていた。
|瑞麗《ルイリー》はもとが闊達な質の娘だ。
それが人生最大の祝い事を間近に控えて、何故ああも寡黙だったのか。
「少し考えれば、気付いたはずだ。貴様だけが気付いてやれたんだ」
「彼女が恋い焦がれたのは、ただ一人、貴様だけだった」
「ば……」
どんな罵倒より嘲笑よりも、その一言は|濤羅《タオロー》の理性を叩きのめした。
妹を持つ兄として、それは意味を解することすら憚られる|忌詞《いみことば》だった
「馬鹿な……」
「俺たちは、兄妹……」
「だからこそ|瑞麗《ルイリー》は苦しんだのだ!!」
「ただ兄としての優しさしか見せなかった貴様に、どれほど|瑞麗《ルイリー》が心|苛《さいな》まれていたか……」
- 83 :
- スレタイ嫁
- 84 :
- 「貴様さえ気付いていれば……|瑞麗《ルイリー》の想いを汲んでいてやれば……彼女は救われていたんだ!」
「そんな……」
|濤羅《タオロー》の脳裏を去来する数々の情景。
人一倍、兄を気遣う妹……人一倍、兄に頼りきりだった妹……ただそれだけのことと思っていた。
そこに道ならぬ情念があるなどと、どうして考えが巡ろうか。
「そんなこと、許されるわけが……」
「ほう、許されんか。貴様も徳に|篤《あつ》い君子だな」
「貴様を想い患って追いつめられて、あの子が少しずつ壊れていったのも、相応の罰というわけだ」
「そんな……」
「愛しい男と結ばれぬまま、形だけの幸福を手に入れるより、|瑞麗《ルイリー》は掛け値なしの絶望を求めたのさ」
「あの夜、生きながらに喰い貪られて……なのに|瑞麗《ルイリー》は笑っていたよ」
- 85 :
- 「貴様を想うのが苦衷なだけに、いっそどんな痛みも苦しみも、あの子にとっては悦びだった」
「|瑞麗《ルイリー》は自ら進んで|朱《チュウ》たちに身を差し出した。地獄の責め苦を求めてな」
「……」
「あの子には……あの子こそ、貴様しかいなかったんだ!」
愕然と返す言葉もない|濤羅《タオロー》に向けて、いまや秘め隠してきた狂おしいほどの怒りを剥き出しにした|豪軍《ホージュン》が糾す。
「貴様だけが救えた! 彼女の想いを、病んだ心を……貴様だけが癒してやれた!」
「そん……な……」
眩暈が|濤羅《タオロー》の上体を揺らす。
踏みしめた大地そのものが硬さを失って解け崩れていくかのような、眩暈。
|瑞麗《ルイリー》の幸こそすべてだった。
彼女の笑顔があったからこそ、かつての日々には生きる意味があった。
そのすべてが偽りだったとしたら?
今日まで懐いてきた怒りと憎しみ……それは何処に振り向けるべきなのか?
生を賭して揮った剣は、奪ってきた生命は何だったのか?
- 86 :
- 「……嘘だ……」
ただひとつ救いを期待しうるのは、否定と拒絶。
だがそうやって力なく拒む|濤羅《タオロー》の声を、|豪軍《ホージュン》は邪にせせら笑う。
「あの子の撒き散らされた|腑《はらわた》を拾い集めながら、貴様は|瑞麗《ルイリー》の裸の心に触れてきた」
「貴様はその手で|瑞麗《ルイリー》を組み立て直して、彼女の内側を覗いたはずだ」
「貴様を偽ることもしない、おのれの心を秘め隠すこともできない、そんな剥き出しの|瑞麗《ルイリー》をな」
『だってね、だってね、ルイリはいつもいろんなひとにたべられながら、あにさまのこと、おもってたんだよ』
『あにさまも、こんなふうにルイリをたべてくれたなら、しあわせにしてあげられたのかなって』
あのとき、|濤羅《タオロー》は畏れて泣いた。
彼を怯えさせたのは、ふたつの可能性……果たして魂魄転写された|瑞麗《ルイリー》の魂が、変質し歪んでしまったのか、或いはあの再生の姿こそ、正しく元のままの|瑞麗《ルイリー》なのか。
もし後者なのだとすれば、そのときは|濤羅《タオロー》が胸に懐いてきた|瑞麗《ルイリー》の像、それこそが変質し歪んだものだったということになる。
「愛してやったか? 抱いてやったか?貴様にはそうする務めがあったんだぞ」
「彼女が貴様の全てだったという、その言葉に嘘がないならな!」
「黙れ……」
もはや|濤羅《タオロー》は聞くに堪えなかった。
これ以上、語らせてはならない。
あの口を噤ませねばならない。
言葉で封じられないのなら、残る手段はただひとつ。
- 87 :
-
「黙れぇェッ!!」
狂おしく一喝するや、|濤羅《タオロー》は倭刀を振りかざして|豪軍《ホージュン》に躍りかかった。
さっきまで憎しみだけで支えられていた四肢が、今は絶望と恐怖という、なおいっそう強く禍々しい感情を糧に、躍動するだけの力を取り戻していた。
だがそんな勢いだけの一太刀が通用する相手ではない。
|濤羅《タオロー》の狂態に|豪軍《ホージュン》は眉一つ動かさず、億劫そうに振り払ったレイピアですげなく倭刀を打ち返す。
「権威を極め、武を極め……俺は手に入れたすべてを|瑞麗《ルイリー》に捧げるつもりだった」
「あの子のためならば世界も獲る。柄にもなく意気込んだ頃もあったよ」
乾いた声で笑った後、|豪軍《ホージュン》の眼芒に常軌を逸したものが滲む。
「だが彼女は何も望まなかった。彼女が求めたのは、ただ一人、貴様だけだった」
「俺が手に入れてやれるものにはどれも、屑ほどの価値さえなかったのさ」
「ならば良し。花は彼女のためだけに咲けばいい。鳥は彼女のためだけに鳴けばいい」
「|瑞麗《ルイリー》の望まざる世界、彼女に幸のない世界に……遺すべきものなど何がある?」
- 88 :
- 鬼眼麗人、|劉豪軍《リュウ・ホージュン》。
その手に掴んだ権勢で、すべてを滅びへと追いやった狂気の暴君……誰が知ろうか。その心の虚無を。
それは絶望という名の病だった。
すべての真相を知った日から、|豪軍《ホージュン》という男はにつつあったのだ。
誰に気付かれることもなく、じわじわと蝕まれながら。
「この桃園こそ世界の|容《かたち》だ。何もかも……こうして枯れて滅びればいい!」
哄笑とともにレイピアの切っ先が風巻く唸りを上げ、|濤羅《タオロー》の総身を斬り刻む。
逆上した|濤羅《タオロー》の剣が冴えを失う一方で、|豪軍《ホージュン》の剣は依然その神速を損なわない。
それでいて、刃が抉るのは急所を外れた血と肉ばかり。
|豪軍《ホージュン》は徹頭徹尾、獲物を生しのままに|弄《もてあそ》ぶ腹づもりだった。
「……嘘……だ……」
|濤羅《タオロー》もまた、もはやその身にいくつ刃を受けようと意中にない。
|豪軍《ホージュン》に一矢報いる……その一念の前に苦痛も疲労も忘れ、ただ獣の如く猛り狂って襲いかかるばかりである。
- 89 :
- 「貴様こそが、|濤羅《タオロー》……最初で最後の価値ある供物だ」
あくまで冷然と、的確に、外科医の手並みで寸刻みに|濤羅《タオロー》を削っていきながら、血霧の飛沫に魅入られたように陶然と、|豪軍《ホージュン》は微笑する。
「俺は貴様を生贄の祭壇に載せる。この世のすべてを薪にして、|瑞麗《ルイリー》の元に届けてやる」
- 90 :
- 定期的にスレタイ読めないアホが沸くな
- 91 :
- アホほど労力をかけるよな
- 92 :
- 同じ奴な気がする
- 93 :
- 良かった…
アホは一人しかいないんだ
- 94 :
- やっぱりニトロ信者なんだよな
- 95 :
- なぜかこういうときだけ賑わうスレ
プレイ中はいいなと思っても、わざわざメモったりしないから
ここに書き込めないだよなあ
- 96 :
- シナリオ回想ついてると書き込む気になれるけどね
無いと探すのメンドいから書かない
- 97 :
- 安心した。どれも全然わかんねー
>>78だけはPSPでやったから誰の台詞かわかった
- 98 :
- さすが、わたしのお師匠さまだね。
- 99 :
- 困難が訪れた時、一歩を踏み出すのには勇気がいる。けどその勇気を
振り絞れたのなら、その人は一段、階段を上がっているんだ。人生は
その積み重ね。そうやって少しずつ少しずつ高いところに上がっていくんだ。
from ねないで
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