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傷ついた主人公をヒロインが慰めるSS


1 :07/10/29 〜 最終レス :12/03/18
人生に挫折して深く傷ついた主人公を、ヒロインがその体と心で癒すというお話
例えば
※恋人を寝取られた主人公を、真ヒロインが慰める
※親友に裏切られ何もかも失った主人公を受止めるヒロイン
※故障してしまって二度と復帰できないプロスポーツ選手の主人公を・・・
みたいな話です
逆(傷ついたヒロインを主人公が慰める)というハーレクインパターン
もあり
2次でも創作でも可

2 :
くやしいが良シチュと認めざるおえない
俺も読みてー!

3 :
>>1
人間じゃあない(しかもそれを隠している)人外ヒロインと人間主人公とかはあり?
どちらかと言えば劣等感に近いけど。

4 :
>>3
あり
ヒロインに特に制約は無いんだよ

5 :
即回避に協力しとく

6 :
小説だと「夏への扉」
ドラマだと往年の野島信司作品みたいな感じで、
ひとーつ
どーですか!お客さん

7 :
夏への扉ってそんなシーンあったっけ。
むしろ女にぼっこぼこにされるんじゃ

8 :
マドンナたちのララバイが鳴り響くスレはここですか?

9 :
主人公がヒロインを慰めるのもありなのか
だったらヒロインにとっては親や国の仇である敵キャラに捕われて
処女喪失され輪姦や拷問など凌辱されたヒロインを
主人公が助けて傷付いたヒロインを慰めるのが読みたい

10 :
>>7
フルボッコされたから慰められるんだぜ

11 :
http://moemoe.homeip.net/view.php/4356
こんな話を希望
ともかく今は>>3 に期待

12 :
あらよっと

13 :
エロゲだとイミラバとかも当てはまるかな

14 :
これは良いスレだと認めざるをえない
ただ残念な事に、そういうテーマのSSを
既に神スレに大分前に投下しちゃってて、ネタが無い……

15 :
「ああっ、はぁん、あなた、やっ」
「くっ、さくら、いくぞっ」
夫の精子が自らの中を満たすのを感じながら、さくらは虚しさを感じた。
「女のなら、さくらに似た、美人になるなあ」
「ええ、そうね…あなた」
行為が終わったあと、嬉しそうに話す夫にどこか沈んだ声でさくらは応じた。
最近、義姉のさくらの元気がない。
義秀は中学から帰ってきて、自分の部屋に荷物を置きながらそう思った。
特に兄が子供が欲しいと話をする度に悲しそうな顔をするような気がする。
子供が欲しい、その言葉から喘ぎ声をあげるさくらを想像してしまい、慌てて打ち消した。
悩んでいる義姉の力になりたい。
そう思い義秀はさくらの元に向かった。
「お義姉ちゃん」
「なあに、ヒデちゃん」
この呼び方に、義秀は多少だが不満があった。
なんだか、子供扱いされているような気がするからだ。
それも仕方ないのかもしれない。
兄とさくらは幼馴染で義姉が16の時に結婚をした。
だから、義秀にしてみれば、生まれたときからの付き合いになる。
昔から、さくらは自分のことを本当の弟のように可愛がってくれる。
さくらが結婚してから4年も経つのに「ヒデちゃん」である。
「あのさ、最近元気がないけど、何かあったの?」
「何でも、ないのよ…」
微かに動揺したようなさくらの声。
「もしかして、兄さんと何かあったの?」
「ち、違うの、あの人は、あの人は何も悪くないの!」
さらに、さくらの動揺は大きくなる。
本当に兄と何かあったのではないか。
「お義姉ちゃん…?」
「あ、ああ、ヒデちゃん、ごめんね、何でもないのよ。本当に、なんでもないの」
どう見ても何かあるとしか思えない。
「僕、お義姉ちゃんの力になりたいんだ、だから何でもするよ」
「ヒデちゃん…」
さくらは呆然とした表情で言った。
そして、義秀を急に抱きしめて、泣き出した。
「う、うう…ヒデちゃん…わ、私…」
「ねえ、何があったの?」
小ぶりだが、形の良い胸が義秀に押し付けられる。
さくらの涙よりも、柔らかい女の体に気をとられてしまう。

16 :
この感触が続くならいつまでも続いて欲しい。
自分のペニスがいきりたつのを恥じながらそんなことを思った。
さくらがだんだんと落ち着いてきて、自分から体を離す。
「私の話、聞いてくれる?」
「もちろんだよ」
さくらが離れたことを残念に思いながら頷く。
やがて、さくらは意を決して話し始めた。
「あなたのお兄さんね、赤ちゃんが欲しいの…」
「うん、そうだね。兄さん、最近その話をよくするよね」
結婚から4年が経つが、兄夫婦には子供はいない。
2人とも若いので義秀は特に問題があるようには思っていなかったが。
なにかあるのだろうか。
「…できないの」
「えっ?」
「ちょっと心配になって、病院で検査をしてもらったんだけどね…あの人は子供を作れないの…」
悲しそうに話を続けるさくら。
「それって…」
「あの人は、悪くないの。でも、私とっさに『何も問題ない』って言っちゃってね」
「でも、それは」
「私、あの人が、子供の名前…生まれたらどうしようか、とか笑顔で言うと、悲しくなっちゃって…」
生まれないのにね、とさくらが悲しそうな笑顔を浮かべて続ける。
義秀は見ていて、とても痛々しく思った。
「あ、あの人の嬉しそうな顔を見るとね、どうしても、言えなくて…」
さくらは涙ぐみながら言葉を続けようとする。
「う、うう、ヒデちゃん、私どうしたら…」
「お義姉ちゃん…」
再び泣き出したさくらをおずおずと抱きしめる。
さくらも抱きしめてきた。
その感触に幸福感を覚えつつ、さくらが泣き止むのを待つ。
「話を聞いてくれてありがとう、ヒデちゃん…だいぶ楽になったわ」
「ううん、そんなこと無いよ」
話を聞くだけでさくらの気が楽になったのなら、いい。
しばらくして、さくらが落ち着いてきたので体を離す。
「ヒデちゃん…お願いがあるの」
思いつめたようにさくらが話し出した。

17 :
「何、お義姉ちゃん?」
「ヒデちゃん…あなたの赤ちゃんが欲しいの…」
「それは、ダメだよ!」
いくらさくらの頼みでも兄を裏切ることはできない。
下半身の疼きに逆らいながら、拒否した。
「あの人の子供はできない…でもね、ヒデちゃんの赤ちゃんなら、あの人にも似るだろうから…」
「そんな、そんなの…」
「ヒデちゃん、何でもしてくれるって、そう言ってくれたじゃない…」
悲しげに縋るように言うさくら。
そんなのおかしい。
そう思いながらさくらの言葉に頭が混乱していく義秀。
「そ、それはできないよ…」
「何も、言わないで…ヒデちゃん」
さくらは義秀の唇に人差し指を置いて憂いを帯びた声で言う。
その声も義秀を惑わす。
「ほら、ここはこんなに正直になって…」
さくらはズボンから、自己主張をしている怒張を見つめる。
「お、お義姉ちゃん…」
「私を、助けて…」
そう言いながら、服を一枚一枚、脱いでいく。
義秀は麻痺してしまったかのように動けない。
生まれたままになったさくらは美しかった。
胸が少し小さいことを除けば均整がとれた肉体と言えるのではないだろうか。
義秀の妄想の中でしか見れなかった女の体がそこにあった。
「ほら、触って…」
そう言って、さくらは義秀の手を自らの胸に持っていった。
「柔らかい…」
そこには確かな感触があった。
小さいが確かにある女の感触。
「そうよ、柔らかいでしょう…」
義秀はゆっくりと味わうように胸を揉む。
「ああっ、そうよ、ヒデちゃん、上手よ」
さくらの声に義秀は興奮する。
「お義姉ちゃん!」
乱暴に胸を揉み、唇で吸い付いたりする。
その感触は義秀に未知の悦びを与えた。
「ふふっ、ヒデちゃん、赤ちゃんみたい」
「そうだよ、僕、お義姉ちゃんと赤ちゃん作るよ!」
兄への裏切り。
そのことは、今はどうでもよくなってしまう。
むしろ、兄のためにするのだと義秀は自らに言い聞かせる。
「さあ、ヒデちゃんも服を脱いでね」
「う、うん!」

18 :
欲望に促され服を脱ごうとするが焦ってなかなか脱げない。
それでも、全て脱ぐとズボンに抑えられたペニスが開放される。
「大きいわね、ヒデちゃん」
「兄さんより?」
「ふふ、秘密」
悪戯っぽく笑うさくら。
そんなことよりも義秀はさくらを味わいたくてしかたない。
「お、お義姉ちゃん、僕…」
「慌てないの…私に任せて…」
さくらの諭すような声にやや落ち着きを取り戻す。
さくらは自らの足を広げ秘所を義秀に見せる。
そこは、濡れていた。
そして、さくらは義秀の手を自らの秘所に導く。
「ここを、ヒデちゃんに触って欲しいの…」
「うん」
「ヒデちゃんのをいきなり挿れると痛いから準備をするの。お願いね…」
義秀は指でさくらの秘所を撫で回した。
「あっ、そうよ、やん、ヒデちゃん」
「お義姉ちゃん、僕、上手?」
さくらの態度に喜びが沸き起こる。
義姉の悲しみを忘れさせているのではないか。
自分との行為に夢中になれば、苦しみから解放されるのでは。
さくらの秘所に快楽を与えながら、義秀はそんなことを思う。。
「上手、上手よ、やっ、ああん、はぁん」
「もっと、もっとするね」
クチュ、クチュといやらしい音が響く。
「どう、どう、お義姉ちゃん?」
「ああ……やあっ……ああん……はあん……んんんん」
愛撫を止めさくらの様子を見る。
さくらはぼんやりと焦点の定まらない瞳で義秀を見つめた。
秘所はさっきよりぐっしょりと濡れている。
「もう、いいかな、お義姉ちゃん?」
「そう、ね、そろそろね」
「じゃあ、僕、いくよ!」
さんざんさくらの秘所を見ていたので検討はつく。
義秀はそう思って挿れようとするが、なかなか挿入できない。
焦って腰を動かせば動かすほど虚しく空振りする。
「お、お義姉ちゃん、ごめん、ごめん、僕」
「初めては誰でもこうなの…大丈夫よ…」
さくらの言葉は優しく自分を包み込むようだった。
義秀は、自分が情けなくなる。
さくらを励ますつもりが、逆に励まされることになってしまった。
その後、何度も挑戦したかいがあり、ついに挿れることができた。

19 :
「お義姉ちゃあん…」
さくらの中は暖かく、きつく、しかし優しく義秀を包みこんだ。
先ほどのさくらの言葉と自分を包むさくら。
嬉しくて涙が出そうになる。
優しく包まれた義秀はあっさりと達してしまった。
「ああっ」
義秀の精液がさくらのなかに満たされる。
そのことにさくらは幸福感を感じた。
夫との行為は快楽しかもたらさなかったが、義秀との行為には生命を育む行為なのである。
命あるものが持つ本能が満たされていく。
「ご、ごめんね、お義姉ちゃん…」
「謝ることはないわ…ちゃんとヒデちゃんは私に子種をくれたもの…ありがとうね」
さくらにはそのことだけでも満足だった。
「で、でも…」
「大丈夫、まだまだ、ヒデちゃんの子種がいるの…協力してくれる?」
小首を傾げるさくら。
義秀にはそのしぐさに今まで気づかなかった艶が感じられた。
義秀の萎えていたペニスに活力が戻る。
「うん!」
「ああっ……あうう……ヒデちゃん……いいっ」
あれから、3回義秀はさくらの中に出した。
義秀はさくらの胸を撫で回し、腰で深く突きながら、気になっていたことを聞く。
「ホント?ホントにいい?兄さんよりも?」
「ああん……そうよ……あの人より……いいのお……」
その言葉は事実だった。
さくらは不毛な夫との行為よりも、生命を育む義秀との行為に悦びを感じるようになった。
自分の行為に生命を繋いでいくという意味がある。
そのことに、さくらは深い満足を覚える。
さくらの苦しみはゆっくりと癒されていく。
そして、2人で上りつめていく。
「お義姉ちゃん、お義姉ちゃん、お義姉ちゃん、お義姉ちゃん!」
「や、ああ、あああ!ヒデちゃん!ヒデちゃん!やあああああ!」
2人は同時に達した。
はぁはぁと荒い息遣いが残る。
やがて落ち着きを取り戻す。
「今日は、ありがとうね…ヒデちゃん」
「お義姉ちゃん…」
義秀は行為の終わりに深い悲しみを感じながら言った。
しかし、さくらにとってもこの行為は捨てさることのできないものになっていた。
「ヒデちゃん…」
「なに?」
「ヒデちゃんの子種、また、今度も頂戴…今日だけじゃ不安だから…」
「う…うん。僕の子種、またあげるね!」
義秀は傷ついたさくらの心を癒した。
さくらは義秀を優しく包み込んだ。
これからも、2人の生命を育む行為は続いていく。
終わり

20 :
なんと言う兄嫁!?

21 :
これはここじゃなくて寝取り・寝取られスレじゃない?

22 :
兄嫁がDVやら夫の浮気に悩んでいたらもっと
このスレっぽくなってたかも
逆に妻の浮気に悩む夫が義理の妹や姉と・・・でも
>>14
まあそういわんと
そのSS再投下でもええですけん

23 :
遅レスだがGJ
ただ、もうちょっと悩んでる描写が欲しかったかな

24 :
傷ついた主人公をヒーローが云々になってるじゃん

25 :
まあ慰めるってのは話が長くなる分難しいわな
でも期待に心と股間を膨らませているオレが居るw

26 :
「うっ…うう…兄さん」
義秀は仏壇の前で、後悔の涙を流していた。
兄がんだ。
交通事故で病院に運ばれた1週間後に病院で息を引き取ったのだ。
結局、義秀の兄は赤ん坊を手に抱くこともなく僕らの元からいなくなってしまった。
「結局、僕らのしたことは…」
義秀は子種のない兄に代わり義姉のさくらと子作りをしていたが結局子供はできなかった。
自分たちのしたことは、兄への裏切りでしかなかったのか…
兄に隠れて快楽を貪るだけだったのではないか。
義秀は後悔と罪悪感を胸に仏壇の前にいた。
「兄さん、ごめん…ごめんよ…僕は」
「ヒデちゃん…」
後ろから、声がした。
義姉のさくらだ。
小柄な体を黒いワンピースに包んで義秀の後ろにいた。
「ここにいたのね…」
「お義姉ちゃん…」
「ヒデちゃん…」
さくらが優しく義秀を抱きしめる。
兄が事故に遭ってから、しばらく触れていない肉体に義秀が反応する。
「だ、だめだよ…ここは、兄さんの…」
義秀は慌ててさくらから離れる。
ここは兄の仏壇の前だ。
兄の前にいるようなものだと義秀は思う。
反応してしまった己を恥じながらさくらから距離をとる。
「ヒデちゃん…私も悲しいわ…でもね、あの人はもう、いないの…残った人たちは生きていかなければならないの」
そういって、また抱きしめる。
優しく義秀を包み込む。
義秀は力が抜けそうになるのを必でこらえる。
「だめなんだよ…お義姉ちゃん…」
「あの人がんだのよ、私はもうあなたの義姉ではないの…」
さくらの言葉に衝撃を受ける義秀。
確かに、兄がんでしまえば自分たちには何の関係もない赤の他人だ。
「で、でも僕は…」
「私が苦しんでいた時、慰めてくれたでしょう…あの時はありがとう…」
そう言いながら抱きしめる腕に力をこめるさくら。
決して離したりしないとでも言うように。
さくらの抱擁に義秀の理性が徐々に剥がれていき、欲望が剥きだしとなっていく。

27 :
「お義姉ちゃん…」
「今度は、私があなたを慰めたいの…ヒデちゃん…ううん…義秀さん…」
さくらの抱擁。
彼女の甘い香り。
「っ…さくら!」
そう言って黒いワンピース姿のさくらを押し倒す義秀。
兄の仏壇の前であること、夫を失った妻に対してなど。
今の彼にはどうでも良いことだった。
ただ、己の渇きを癒したい。
「やっ」
義秀の豹変に驚いたような表情を見せながらも、されるがままになっているさくら。
義秀は胸を揉みしだく。
久しぶりに思える感触に感動する義秀。
「ああっ…義秀さん…」
2週間ほど味わっていない肉体だったが、もう1年以上も触れていないように思える。
なぜ、2週間も耐えられたのだろうか?
もどかしくなった義秀はワンピースをたくし上げ、彼女の下着をずり下ろす。
そして、自分の下半身をさらす。
「さくら、さくら、さくら」
彼女を求めるように何度も名前を呼ぶ。
そしてさくらの状態を確かめもせず挿入する。
「義秀さん…やあっ」
そこはすでにたっぷりと濡れていた。
義秀を優しく受け入れる。
まるで、そのために存在するようだった。
中はきつく義秀を締め付けた。
だが、義姉に何度も種付けをしていた義秀はその締め付けに耐えた。
(ああ、我慢するなんて、なんて馬鹿だったんだろう)
腰を動かし始める義秀。
「あんっ……義秀…さん……あなたを、癒せて、いる…?」
乱れながらも義秀に問いかけるさくら。
自分を案じるさくらに義秀は感動を覚える。
「そうだよ、さくら、僕、癒されてるよ!」
乱れたワンピースごとさくらの胸を揉みながら答える義秀。
その声と共にさらに腰の動きを激しくする。
兄の仏壇の前でさくらを犯す。
そのことは、まるでさくらを本当に己のものにしているような気分にさせる。
さらに2週間の断絶は快楽をより強いものとした。
「ああっ…く…さくら、さくら、さくらぁ!」
「ああん…義秀さん、義秀さん、義秀さん!」
2人は同時に達した。

28 :
義秀は強い充足感を得て、今までの悩みが吹き飛んだ気がした。
義秀は体を起こしさくらを見つめる。
快楽に涎を垂らし、下半身を晒し、乱れたワンピース姿でいる。
これはいつもと違うが、興奮する。
再び女を求め始める義秀のペニス。
「さくら、もっと欲しい、君が欲しいんだ!」
そう言って彼女に再び押し入る義秀。
「ああっ…」
快楽が去った後、義秀には後悔が残った。
「さくらさん…」
「義秀さん…あなたを、慰められた?」
未だに乱れた格好のさくらを見ながら、義秀のなかに苦いものがこみ上げる。
仏壇の前での行為。
行為の最中ではそれは快楽のエッセンスだったが、いまとなっては罪悪感を強めるものとなっていた。
「ダメだよ…僕たちは、こんなことしちゃ」
「義秀さん…?」
「あなたの気持ちは嬉しいけど、ダメだよ!」
そう言って、義秀はさくらを突き飛ばして部屋から逃げ出した。
取り残されたさくらは悲しげな瞳を浮かべていた。
その後、夕食を2人で食べたが、そこには会話は無かった。
気まずい夕食を終えて、義秀は風呂に入った。
(さくらさんは、他で幸せを見つけなきゃだめだよ…)
湯船に漬かりながらそんなことを考える義秀。
その時、曇りガラスの向こうに人影が映った。
人影は服を脱いでいき、生まれたままの姿となる。
「さくらさん、僕、まだ入ってるよ」
義秀はさくらが気づいていないはずはないと思いながら答える。
「ええ…知っているわ」
「だったら…」
「私も…入るわ…」
そう言ってさくらが入ってきた。
美しいさくらの肉体。
先ほどの行為では上半身は服を着たままだったので、久しぶりに見るさくらの裸身だった。

29 :
「ダメだよ…さくら、さん…僕たちは。あなたは、幸せにならなきゃ…」
混乱しながら、意味の通らない言葉を並べる義秀。
その姿を悲しげに見つめるさくら。
「ねぇ、義秀さん。あなたが私を幸せにするのはだめなの?」
彼女が悲しげに言う。
「僕が…?」
「そう。私とあなたが幸せになれば、天国のあの人も喜ぶと思うの…」
そうだろうか。
確かに、兄は自分のことを大切にしていた。
もちろんさくらのことを愛していた。
その自分たちが2人で幸せになる。
「義秀さん…湯船から出ないとのぼせてしまうわ」
「ああ、うん」
そう言って義秀を湯船からだすさくら。
「ふふ、さっきあんなにしたのに、元気ね」
嬉しそうに義秀のペニスを見つめながら言うさくら。
「だ、ダメだ、僕らは」
義秀は何かを言おうとする。
だが、意味のある言葉を発する前にさくらが行動した。
義秀のペニスをその舌でペロリと舐めた。
「ああっ」
義秀の肉体に電流が流れたようなショックが広がる。
初めての感覚に戸惑いを覚える。
「義秀さん…あなた…私に幸せになって欲しいのよね?」
ペロペロと舐めながら聞いてくるさくら。
止めなければならないと分かりながら体が動かない。
「うう…そうだよ」
気持ちよさに耐えながら答える義秀。
いままでしてきた行為はあくまでさくらに子種を与えるためだったので舌での奉仕を受けるということは無かった。
ペニスへの奉仕を続けながら優しく微笑むさくら。
「じゃあ、あなたが私を幸せにすることの何がいけないの?」
何がいけないのか。
快感に理性が侵食されていく中で義秀は反論が思いつかない。
義秀が混乱する中、さくらは義秀のペニスを口に咥える。
「あっ…さくら…さん」
さくらの口の中に入る己のペニス。
そこから、次々に与えられる快楽。

30 :
何も迷うことはないではないか。
兄の代わりにさくらを幸せにする。
義秀の決意はさくらの奉仕に比例して高まっていった。
「さくら、もっと、もっとして」
義秀の要求に上目遣いで微笑み、さらに激しく奉仕するさくら。
義秀はさらなる快楽を得ようと腰を動かす。
「んん!?」
驚いた表情を浮かべるさくらに構わず、腰を動かす義秀。
快楽を限界まで得ようと貪欲にさくらの口の中を蹂躙する。
(ああ、いい、そうだよ。僕とさくらで幸せになればいい。なるんだ!)
義秀は不動の決意を得た。
それと同時にさくらの口内に己の子種を出した。
さくらはそれを一生懸命に飲み込む。
「ん…ん…ん…どう、良かった、義秀さん?」
「うん…良かった、本当に良かったよ、さくらさん…」
心から同意する義秀。
義秀はさくらを抱きしめて己の決意を口にする。
「僕、さくらさんと幸せになりたいよ!」
「私もよ、義秀さん…」
義秀に微笑を浮かべて答えるさくら。
その言葉にペニスが再び立ち上がる。
「さくら…!」
そう言って義秀はさくらの中に侵入する。
義秀を優しく受け止めるさくら。
「ああん…義秀さん…」
「さくら、さくら、愛してる!」
2人の夜はこれからだ。
終わり

31 :
まあ、ありっちゃあ有りかなw
GJだぜ!

32 :
兄が悪人ではないのに不幸なのがなんかアレだな〜
しっくりこないというか
やっぱ寝取りスレでやったほうがいいのではと思うんだけど

33 :
なんかどっちかと言うと慰められたようなw

34 :
保守

35 :
保守

36 :
保守

37 :
早速過疎化

38 :
Can anyone hear me?

39 :
「ジェイル様、次はどこにいくのですか?」
「様はつけなくて良いよ…そうだな、港町のダータネスで武術大会をやるそうだから、腕試しに行って見よう。」
女神マデラの神官ナディーンの問いかけにジェイルは答えた。
自分に様をつけなくて良いと何回言っただろうか?
そんなことをおもいながらナディーンを見る。
柔らかそうな茶色の髪と純白の絹のような肌、そして抱きしめれば折れてしまいそうな細い体。
愛らしい娘だ、そうジェイルは思う。
ジェイルを見つめる澄んだ青い瞳もこちらに対する信頼で満ちている。
年は今年で16になるそうだから、自分と同じ年か。
「どうかしましたか?」
優しい笑顔を浮かべながらナディーンが言う。
「いや、なんでもない。行こう」
そう言ってジェイルはナディーンと共に歩き始めた。
ジェイルが立ち寄ったある教会でナディーンが「神の啓示を受けた」と言って旅を共にしたのはいつだったか。
そんなことを考えながら、道を歩いていく。
一時間ほど経っただろうか。
森の近くまで進んできた時。
「キメラか…」
森の中にキメラがおり、こちらをうかがっている。
このキメラはライオンの体に鷲の鉤爪を備えている。
それほど、成長したものではないようだがそれでも脅威となるであろう。
「ナディーン、下がっていろ」
「はい」
ナディーンを下がらせて、ジェイルは剣を構えて、油断なくキメラの様子を見る。
すると、キメラが咆哮をあげてこちらに襲い掛かってきた。
ジェイルも地を蹴り、キメラに挑みかかる。
爪と剣が交錯する。
ジェイルはキメラの攻撃を交わしながら、キメラに浅手を負わせる。
「ウォーッ!」
傷ついたキメラはさらに凶暴になり、攻撃を加える。
ジェイルは冷静に捌きつつも、キメラがナディーンに襲い掛からないように注意を払う。
が、その注意が仇となって隙が生じる。
「ぐっ」
「ジェイル様!」
肩に鉤爪が振り下ろされ、傷を負う。
傷はは浅かったが、ジェイルの注意が一瞬逸れた。
キメラがナディーンに襲い掛かる。
「いやあ!」
ナディーンが悲鳴をあげる。
鉤爪が振り下ろされる寸前。

40 :
ジェイルの剣がキメラの肉体を貫く。
「ウオーーーーッ!」
叫び声をあげてキメラが倒れこむ。
剣を引き抜いたジェイルがナディーンに駆け寄る。
「大丈夫か、ナディーン?」
「ジェイル様、危ない!」
まだ命のあったキメラはジェイルの背後から鉤爪を振り下ろす。
「ぐわっ」
背中をばっさりと切り裂かれたジェイルは、振り向いて剣を振るう。
そして、それを最後にキメラは今度こそ息絶えた。
「ジェイル様、私のせいで…こんな…」
「ああ…こんな傷、大丈夫だよ」
そう言いながら、苦痛に顔を歪めるジェイル。
傷の具合を確かめるためにジェイルはナディーンに手伝ってもらい革鎧を外し服を脱いだ。
「ごめんなさい、ジェイル様…」
傷口は醜くはれ上がっていた。
それを見てナディーンが涙を流す。
そして、躊躇うことなく傷口に舌を這わす。
ペチャペチャといやらしい音が響く。
「うあっ」
ナディーンが舌を這わした所に快感が押し寄せ、傷が癒えていく。
女神マデラは「性は生に通ず」という教義があり、その癒しの力も性的なものほど力を持つ。
背中の傷口に舌を這わせながら、肩の傷口に手を当て、癒していく。
「う…ああっ…ナディーン」
「ジェイル様…」
傷が癒えていくごとに高まっていく快感に恐怖すら感じるジェイルと慈愛に満ちた表情で癒しを施すナディーン。
ジェイルはこの時が永遠に続いて欲しいとすら思った。
だが、傷は全て癒やされ、ナディーンの舌が離れていく。
「ジェイル様、失礼します」
そう言って、ナディーンは跪いてジェイルのズボンを脱がしていく。
「ナ、ナディーン…何を?」
そして、ジェイルの欲望が開放される。
快感を与えられ、そこは天をつく勢いでそそり立っている。
「ジェイル様…」
恥じらいを含んだナディーンの声にジェイルはどきりとする。
そして、彼女はジェイルの欲望に舌を這わせる。
「ああっ!」
先ほどとは比べ物にならない快楽がジェイルを襲う。
そのまま丹念に舌を這わせていくナディーン。
「うっ…ああっ…うぁ…」

41 :
快楽に流され、情けないと思いながらジェイルは呻き声をあげてしまう。
やがて、ナディーンはみずからの口の中に欲望を含む。
ナディーンの口内はジェイルの欲望を柔らかく包み、温かく受け入れた。
彼女の美しい唇の中に己の欲望が入ったことは途方もない興奮を呼び起こした。
そして、彼女は口の中で欲望を舌で愛撫しだした。
「ん……んん……んむ……んぁ……」
与えられる快楽にジェイルは思わずナディーンの頭を抑え、腰を振り出す。
今までの快楽も凄まじかったが、それを超える悦びが訪れ、ジェイルは陶然となる。
「ん!?……んぐっ…ん…むむ…」
最初は驚いたような表情を浮かべたナディーンだったが、そのまま熱心に奉仕を続ける。
「ナディーン、ナディーン、ナディーン!」
叫び声と共に自らの欲望を解き放った。
ナディーンはそれを口の中に含む。
そして、全ての欲望を開放した後、唇を離して吐き出した。
出された液体はどこか毒々しい色をしていた。
そして、唾液と精液で汚れたジェイルの欲望を丁寧に拭った。
「どうでしたか、ジェイル様?」
「き、気持ち良かったよ…」
その答えにナディーンはきょとんとする。
「いえ、傷のことです」
「傷?」
傷は全て癒えて、体の中から活力が沸き起こっていく。
「これで、毒も清められました。ジェイル様」
「毒…?」
「ええ、先ほどのキメラの毒が体に回らない内に、対外に排出させたのです」
そういって、彼女はにっこり笑う。
彼女は別に口で自らの欲望を慰めたのではないのか。
そう思うと若干、忸怩たるものがあったが、命を救って貰ったうえ、快楽も得られたのだから文句も言えない。
「ありがとう…ナディーン」
「いえ、ジェイル様が私を助けてくれたのですから当然です」
その笑顔と先ほどの行為を思い出し、ジェイルはドキリとした。
そして、彼女の暖かな笑顔を見てまあ良いか、とジェイルは思った。
* * * * * * * * *
保守代わりでした。

42 :
gj
「このりんご傷ついてるよ」「じゃあ慰めてやってよ」という八百屋のやり取りを連想した俺

43 :
>7
そりゃ最初のおばさんの方な。

44 :
まだ、太陽が闇を打ち払いつつある頃。
1人の少年が眠りについている部屋の扉がゆっくりと開き、人影が入っていく。
その人影は1人の少女のものだった。
きちんと切りそろえられた美しい黒髪に、整った表情に乏しい顔を乗せた1人の女性である。
年齢は17,8歳ほどの少女という時を終えつつある年頃か。
「優助様、朝です。起きて下さい」
淡々とした声に起こされることで高坂優助(こうさかゆうすけ)の一日は始まる。
彼は高坂家の跡取りのはずであるが、今はただの寝ぼすけでしかなかった。
「まだ…早いよ…珠樹さん」
なんとか朝の目覚めを遅らせようと優助は、眠そうな声で女性に懇願する。
名前を呼ばれた女性、倉内瑞希(くらうちみずき)はそんな少年の懇願に一切の容赦なく、カーテンを開けて布団を剥いだ。
瑞希の家は代々高坂家に仕えており、彼女も使用人として、優助の家庭教師として働いていた。
「もう朝です。起きて下さい」
瑞希の先刻に優助はなすすべがない。
朝の光に眼を細め、よろよろと這いでていく。
「うう…ひどいよ…瑞希さん」
優助が弱々しく抗議する。
「夜更かししなければ何も問題ないといつも言っています」
瑞希の答えには欠片の容赦もなかった。
そのことに対して、優助はこれ見よがしにため息をつく。
「はあ」
「朝食は用意してあります。着替えが終わり次第朝食をおとり下さい」
優助のわざとらしいため息を無視して、瑞希は言った。
「はあい」
眠気の残る気の抜けた表情で優助は返事をした。
+ + + + + + + + + +
「行ってきまあす」
「いってらっしゃいませ、優助様」
少年の気の抜けた挨拶に、瑞希はきっちりとした返事を返した。
(まったく、瑞希さんももうちょっと優しく起こしてくれればいいのに)
そんなことを優助は思うが、同時に瑞希のおかげで遅刻せずにいられるということも理解していた。
優助は1人息子であり、両親は共に仕事に忙され多忙なこともあり甘やかされていた。
彼らは夫婦共に高坂家の事業の中枢を担っており、常に忙しかった。
そんな中でも瑞希は優助を甘やかさずにきちんと躾ており、優助も瑞希の言う事を良く聞いていた。
そんな瑞希に両親は「優助をとられてしまった」と笑いながら言ったこともあった。

45 :

+ + + + + + + + + +
「優助はいいよなあ」
「何が?」
休み時間に友人と話していたときのこと。
「あんな美人のお姉さんに勉強教えてもらったりするんだもんな」
「美人のお姉さんって、瑞希さんのこと?」
他に思い当たらないので友人にそう聞く。
「そうそ、その瑞希さん」
友人の「瑞希さん」という呼び方に優助は少しカチンとした。
何だか、なれなれしいような気がしたのだ。
「顔は綺麗だし、スタイルもまあ、ちょっと胸がない以外は文句ないじゃん」
「あんまりそんなこと言うなよ」
瑞希のことを評され、優助の心は波立った。
「やっぱ、あれか?『夜伽をさせていただきます』とかいわれたりするのか?」
おどけた口調で言う友人。
(瑞希さんがそんなこと言うわけないだろ)
だが、悪意で言っているわけではないので優助は穏やかに返す。
「馬鹿なことを言うなよ」
「へいへい。俺は馬鹿ですよ」
そう言っているうちに休み時間は終わった。
+ + + + + + + + + +
(瑞希さん、か)
家路に着きながら、友人との会話を思い出す。
そして、瑞希のことも。
(夜伽だなんて、そんな馬鹿な)
だが、瑞希の裸を想像してしまう。
小学校に入学するまでは一緒に入っていたのは覚えている。
だが、肝心の瑞希の裸がどんなものだったかは思い出せない。
(って、そんなこと考えちゃ、駄目だろ)
妄想を頭から振り払おうとする。
しかし、一度浮かんだ妄想は消えず次から次へと新しい妄想が浮かんでいく。
妄想の中の瑞希が優助に喘ぎ声をあげさせられている時。
「お帰りなさいませ、優助様」
「み、瑞希さん!?」
妄想をしていた当人が目の前にいた。
学校から家までの道のりは慣れたものなので、さして意識せずに行ける。
そのため、家までずっと瑞希のことを考えながら帰り、当人に出会ってしまったのだ。
優助の妄想の中で激しく乱れさせられたことなど瑞希は知る由もないが、優助の様子に不審を抱いた。
「…優助様、どうかしましたか?」
「えっ、いや何でもないよ、うん」
「そうですか。てっきりHな本でも読んでその内容を思い出していたのかと思いましたが」
淡々とした声にいくらかの冷気を混ぜて、瑞希は言った。
「そんなことないよ、ひどいよ瑞希さん」
「以前、Hな本を隠し持っていた時と似たご様子でしたので」

46 :
瑞希の予想は意外と真実に近いところをついていた。
最も、瑞希が本当のことを知ったら、どうなるかは優助にも分からない。
「とにかく、誤解だよ誤解」
「そうですか、分かりました」
さすがに、優助の頭の中までは瑞希にも分からないのでそのまま瑞希は引き下がった。
+ + + + + + + + + +
「今日は数学です。復習はしてきましたね」
「ちゃんとしてきたよ」
以前してこなかった時は翌日から一週間優助の嫌いなメニューをわざわざ出されたことがあり、それからはきちんと復習するようになった。
(食事と勉強は関係ないのに、ひどいや瑞希さん)
「どうかしましたか?」
「ううん、何でもない」
と、部屋の電話がなった。
「少々、お待ちください、優助様」
「うん」
瑞希はそう言って電話に出た。
なんだか、やり取りが長いなあ、などと優助が思っていたらようやく瑞希が受話器をおろした。
気のせいか彼女の顔が青ざめて見えた。
「優助様…」
彼女にしては珍しく、どこかためらうような所があった。
「どうしたの、瑞希さん?」
「旦那様と奥様が…」
+ + + + + + + + + +
葬儀は盛大なものだった。
夫婦共に高坂家の中枢を担っており、関係者が多数出席していたからだ。
優助は喪主であったが、彼はどうすればよいか分からず、祖父が実際のところ仕切っていた。
何だか、現実に思えないような日がその後続いたが、火葬場で骨になった両親を見てようやく彼らのを理解した。
それでも、受け入れることはまだ、できなかった。
「優助様」
そう言って自室のベッドの上で膝を抱え顔を伏せて座り込んでいる優助に瑞希が声を掛けた。
そのまま、返事がなくても瑞希はじっと待った。
しばらくして顔をあげないまま優助が話し出した。
「…瑞希さん…父さんと母さん、ほんとにいなくなっちゃたのかな」
どこか、ぼんやりとした口調で優助が言った。
瑞希に「お2人とも元気です」と言ってもらいたかったのかもしれない。

47 :
「本当はさ、冗談だよって言って、出てきてくれるんじゃないかな」
優助の声に震えが混じってきた。
「だってさ、2人一緒になんておかしいよね?」
瑞希は優助の言葉を黙って聞いていた。
優助が顔を上げる。
「ねえ、瑞希さん!」
その顔に涙は無かった。
失ったものを認めることの出来ない子供の顔がそこにはあった。
瑞希はそんな優助の顔を両手に挟んで優しく話しかけた。
「優助様。私はあなたの元からいなくなったりはしません」
小さい頃は良く見ることの出来た、彼女の優しい表情。
「瑞希さん…?」
「私はあなたが望む限りずっと、あなたのそばにいます」
そう言って、瑞希は自分の額を優助の額にこつんと当てた。
「だから、辛かったら泣いて下さい」
そう言って腕を広げる。
優助の全てを受け入れるように。
「瑞希さん!」
そう叫んで、優助は己の身を瑞希の下へ投げ入れた。
彼女は優助を優しく抱きとめて、受け入れた。
優助は瑞希のぬくもりの中、声の限りに泣き叫んだ。
彼女は黙って優しく優助を抱きしめていた。
しばらくして、優助は落ち着きを取り戻し始めた。
彼女から体を離す。
「…瑞希さん」
「何でしょう、優助様」
いつもの淡々とした声。
だが、彼女はいつまでもそばにいると言った。
「ありがとう」
ぎこちない、しかし優助の心からの笑顔と感謝の言葉。
「…どういたしまして」
一瞬、虚をつかれたような表情を浮かべ、返事が遅れる。
そんな瑞希をもう一度抱きしめる。
――彼女が一緒にいてくれるなら大丈夫。
瑞希のぬくもりを感じながら、優助は思った。
* * * * * * * * * * *
以上です。

48 :
グゥレイトォ!

49 :
いいねいいね、いー感じだよ〜
ささ、そこでぐぐッといくんだぐぐっと

50 :
夜。
暗闇は少年の心を孤独に蝕む。
高坂家の使用人の倉内瑞希のおかげで、高坂優助は両親のから立ち直るきっかけをつかめた。
優助のそばからいなくならない、と瑞希は言ってくれた。
その言葉に優助は有頂天になった。
しかし、夜の闇を見つめていると不安になるのだ。
――本当に、瑞希さんいなくならないのかな。
両親も急に優助の元から去ってしまった。それも、永遠に。
彼らの意思ではないであろう別離を思うと、瑞希もそうなるのではないか、と思ってしまう。
それに、一緒にいる、という言葉も自分を慰めるだけの言葉なのではないのか。
夜の闇は少年の心に不安を呼び寄せる。
優助は瑞希のもとへ向かった。
+ + + + + + + + + +
優助は瑞希の部屋の扉をたたく。
「はい」
扉越しに淡々とした返事が返ってくる。
いつもの瑞希の声。
ただ、それだけで優助は安心する。
「瑞希さん、僕だけど…」
そう言うと少しして扉が開く。
薄い桃色のガウンを羽織った瑞希がそこにいた。
「どうかしましたか?優助様?」
「うん…まあ…特に何かあるわけではないんだけど」
優助の不安は漠然としたものだったので、返答は自然と歯切れの悪いものとなる。
瑞希は優助の様子から、彼の両親のこともありきちんと話を聞くことにした。
+ + + + + + + + + +
「どうぞ、優助様」
そう言って瑞希は紅茶を淹れる。
屋敷のテラスに2人はいる。
本来ならば、星が見えるはずの空も人が作り出した電気により、追い出されてしまっている。
それでも、一等星のいくつかは夜空にかすかに光っている。
そんな夜空の下に2人はいた。
優助はガーデンチェアーに座り紅茶を飲む。

51 :
彼個人としては、紅茶よりもコーヒーの方が好みなのだが、瑞希は紅茶を好む。
そのために、よく紅茶を飲んだ。
香りを楽しむ、というのは優助にはよく分からないが、柑橘系の香りがした。
「アールグレイです」
淡々とした口調で瑞希が茶の名前を言う。
種類などさっぱりわからないので、とりあえず飲む。
口から温かさが体に広がる。
優助の中の不安を優しく拭い去るかのように。
瑞希は黙って優助が話し出すのを待っている。
優助は茶を飲みながらなんと言っていいか思案する。
「あの、さ。瑞希さん」
どう言っていいか分からずに言葉だけを紡いでいく。
「なんでしょうか」
「僕、怖いんだ…」
優助の声が微かに震える。
「瑞希さんはずっと僕の傍にいるって言ってくれたけど、父さんと母さんみたいになるんじゃないかって思うと…」
瑞希は答えない。
ただ、優助を見つめている。
「瑞希さんは、僕が望む限りずっといっしょにいるって言ってくれたよね」
確認するように優助は言う。
「はい、言いました」
はっきりと優助を見て瑞希は答える。
あれは嘘ではなかったと思い、優助は安堵する。
「僕は瑞希さんと一緒にいたい。ずっとずっと何があっても」
自分に込められだけの想いをその声と表情に乗せて優助は言った。
優助の言葉に瑞希はあるかなきかの笑みを浮かべた。
「まるで、プロポーズですね」
その言葉に優助はどきりとする。
だが、その言葉に却って優助は突き動かされる。
「うん、僕は瑞希さんのこと大好きだ。一番好きだよ。僕、瑞希さんの恋人になりたいんだ」
優助ははっきりと瑞希を見つめて言い切った。
本当は結婚したい、とも言いたかったがまだ早いと思い口にはしなかった。
それでも口に出してから思う。
今までどうして自覚していなかったのだろうか。
こんなにも自分は瑞希を想っていたのに。
本当に自分は愚かだ。

52 :
瑞希は穏やかな口調で優助に答える。
「私も優助様のが大好きです」
その言葉に、優助は天にも昇る思いがした。
本当にどうして今まで自分の想いを口しなかったのだろう。
「ですが、今は返事を待っていただけませんか」
優助はその返事に驚愕する。
「どうしてさ?」
「優助様は今、大変不安定な時期です。ですから優助様が落ち着いてから返事をしたいと思います」
優助にはその言葉がひどくじれったいものに感じられた。
「落ち着いたらって、いつになったらだよ?」
つい、責めるような口調になってしまう。
「そうですね、1年ほどでしょうか」
1年も待たなければならないのか。
「本当にそんなに待たないとだめなの?」
「優助様のお気持ちが変わるかもしれません。それを考えればそれでも短いかもしれません」
その言葉に優助は憤慨する。
「そんなことないよ!」
しかし、瑞希は優助に微笑みかける。
その微笑みに優助の胸が高鳴る。
「1年後、お気持ちが変わらなければその時はもう一度今日のように私におっしゃってください」
「でも、僕は」
瑞希がスッと近づいていき
「えっ?」
優助の顔を挟むように両手で包みじっと見つめた後、キスをした。
紅茶の香りと甘い唇の感触。
そして、風呂上りの瑞希の匂い。
それらで優助の頭がいっぱいになる。
長くも短くも感じた時間。
瑞希が離れる。
離れた時にはすでにいつもの瑞希だった。
「それでは、片付けましょう。お体を損ねないよう早めにお休みになってください」
そう言って無表情にテキパキと紅茶の道具を片付ける姿はいつもの姿だった。
今あったことが嘘であるかのように。
それでも、別れ際に
「1年後を楽しみにしています」
という台詞が今夜のことが夢などではないと優助に理解させた。
その日は瑞希とのキスで頭がいっぱいになって眠れず、翌日に彼女に叱られてしまった。
今度こそいつも通りの瑞希だった。
優助の元に日常が戻りつつあった。
彼に微かな渇望を残して。
* * * * * * * * * *
以上です。

53 :


54 :
保守

55 :
私、倉内瑞希は今、高坂優助様にお仕えしています。
倉内は代々高坂家にお仕えしているので、一種の家業と言えるのかもしれません。
現在はまずまず仕事をこなしていますが、昔は失敗ばかりしていました。
優助様のご両親である旦那様や奥様は優しい方々だったので、丁寧に諭してくれたが、私はその都度落ち込みました。
自分は高坂家にお仕えするのは向かないのではないかと思い、1人涙にくれた日もありました。
そんな時、いつも私を探して見つけ出してくれたのは幼い優助様でした。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
『みーちゃん、みぃつけた』
あどけない声で私に声をかける優助様。
当時、優助様は私のことを「みーちゃん」とお呼びになられていました。
『ゆうちゃん?』
私も優助様を「ゆうちゃん」と呼んでいたのです。
私の顔に涙の後があるのを見て優助様は心配そうな表情をお見せになられました。
『みーちゃん、どうしたの?誰かにいじめられたの?』
幼いながらも真剣な表情を浮かべられる優助様。
『いえ、私が悪いのです…』
その日は蔵に置いてあった壷を割ってしまったのです。
旦那様と奥様からは笑って許していただけたものの、父からからひどく怒られて泣いていたのです。
それを優助様は誰かにいじめられたと勘違いされたのです。
『そうなの?みーちゃんいじめる人がいたら、僕がやっつけてあげるよ!』
そう言って元気な声で優助様は私に仰られました。
私はその言葉に自分の胸が熱くなりました。
そして、優助様は私を抱きしめました。
『えへへー、みーちゃん大好き!』
子供らしい幼く、純粋な想い。
私はこの方のおかげで失敗ばかりしていた自分を嫌いにならずにすみました。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
次に思い出すのは、父の葬式のこと。
母は私が生まれてすぐに亡くなってしまい顔も写真でしか知りませんが、父のは全く異なるものでした。
私が生まれてからすっと私を育ててくれた父。
父を失った私は自分のことを世界で最も不幸な人間だと考えました。
後になって考えて見れば私はまだ、幸せでした。
私のそばには常に父がいました。
しかし、優助様のご両親はお忙しく、優助様と一緒にお時間を過ごすことが困難でした。
常に父がいた私と、旦那様と奥様とお時間をつくることの出来なかった優助様。

56 :
父がなくなった後も奥様と旦那様は私に親身に接していただいた上、葬式の手筈も整えてくれました。
しかし、その時の私はそんなことを考えず、ただ涙に暮れていました。
『お父さん…』
悲しみにくれていた時にやってきたのは、やはり優助様でした。
『瑞希さん…』
『なん、でしょう…優助、様』
この時には互いに分別もつき今の呼び方でお互いを呼ぶようになりました。
私はいけないと思いながらそのことを残念に思っていました。
『あの、さ』
たどたどしく言葉を話そうとする優助様。
『僕は、その、瑞希さんのそばにずっといるよ…も、もちろん瑞希さんが嫌って言ったらさ、しないけど…』
真っ赤になりながら仰られた優助様。
私は思わず、優助様に縋りつき声をあげて泣いてしまいました。
優助様は私が泣き止むまで優しく抱きしめてくれました。
どれほど経ったのでしょうか。
泣き止んだ私は優助様から離れました。
『申し訳ありません、優助様』
なんということをしてしまったのでしょうか。
仕えるべき方に縋りついて涙を流すなどと。
『大丈夫だよ、そんな謝らなくても…』
照れたような表情を優助様は浮かべられました。
しかし、私は優助様に甘えるのはいけないと思いました。
私は優助様を支える人間であって、甘えてはいけないのです。
『優助様、ありがとうございました』
そう言いながら私はこの方に一生かけてもお仕えしようと決意したのです。
自分の想いに鍵をかけて。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
私は自分の全身全霊を掛けて優助様にお仕えしてきました。
突然、その日はやって来ました。
優助様に勉強をお教えしていた時のことです。
一本の電話がかかってきたことで運命が動いたのです。
旦那様と奥様の。
私を可愛がってくれたお2人の私自身、に衝撃と悲しみを覚えました。
優助様の悲しみはどれほどのことだったでしょう。
旦那様と奥様を一度に喪われた優助様は魂が抜けたかのようなご様子でした。
私はそんな優助様を見て今こそ恩を返す時と思いました。

57 :
そして、優助様はなんとか立ち直る機会を得ることが出来ました。
優助様への恩が一部でも返せたと思い私の心も安堵しました。
しかし、その夜。
ああ、何ということでしょうか。
優助様から「恋人になりたい」と告白されたのです。
私はどうすれば良かったのでしょうか。
優助様は悲しみの打ちひしがれていた時に身近にいた私を求めただけだったのかもしれません。
私は優助様に冷静になっていただくために一年待って欲しいと言いました。
そしてそれから、私は何ということをしてしまったのでしょう。
優助様に口付けをしてしまったのです。
今思い出すと何とはしたないことをしてしまったのでしょうか。
優助様の意思も確認せずに勝手にあのようなことを。
今でもその時のことを思い出すたびに私の心と体は火を持ったかのように熱くなります。
そして、私は恥知らずにも優助様を想って1人でこの熱を鎮めるのです。
それでも、何とかいつも通りに優助様に接するよう心がけています。
月日は流れてあっと言う間に一年が過ぎてしまいました。
優助様はどうなさるでしょうか。
あの時から一度も話題になりませんでした。
忘れてしまったのでしょうか、それとも唯の気まぐれだったのでしょうか。
私はどうすれば良いのでしょうか。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
父と母のから一年が過ぎた。
そして、優助から瑞希への告白も。
一周忌は何事もなくすんだ。
悲しみと喪失を覚えたものの、苦しみは薄らいでいた。
瑞希が常に自分のそばにいてくれたから。
あれからも瑞希は何事も無かったかのように振舞っている。
本当に自分のそばにいてくれるのか不安になる。
瑞希のような魅力的な女性に男が注意を引かないはずがない。
誰かと付き合うのではないか。
そんな焦燥を抱きながら過ごした一年であった。
喪った両親よりも瑞希のことで頭が一杯になってしまうことに罪悪感を覚えたりもした。
それでもこの想いはどうしようもない。
瑞希とのただ一度だけのキス。
そのことを何度も思い出しながら、不安を打ち消して日々を過ごした。
だが、今日で一年経った。
「瑞希さん」

58 :
自分の部屋にやって来た瑞希に声をかける。
「何でしょうか、優助様」
淡々とした瑞希の声。
一年前の約束は夢だったのではないか。
そんな不安を覚えながら勇気を振り絞って優助は言う。
「瑞希さん、一年前の返事を聞かせて」
その台詞に、瑞希は微かに目を見張る。
「何の…返事でしょうか」
優助は失望を覚える。
忘れてしまったのだろうか。
自分を慰めるための方便だったというのだろうか。
失望は怒りに転じる。
優助は瑞希を抱きしめキスをする。
一年前に味わったきり、触れることの出来なかった瑞希の唇。
貪るように吸い付く。
そして、正気に返る。
優助は瑞希から身を離す。
「ごめん…ごめんなさい、瑞希さん!」
優助は瑞希に跪いて許しを請う。
瑞希が慌てて助け起こす。
「優助様、お立ち下さい」
しかし、優助は跪いたままだ。
「瑞希さん…僕、何てことを…」
「優助様…返事とは、一年前のことですね」
瑞希は覚えてくれていたのだ。
そのことに謝るのも忘れ瑞希の手を掴む。
「覚えててくれたの!?」
「は、はい」
優助の勢いに瑞希が微かに怯む。
「ねぇ、瑞希さん。僕、今も瑞希さんが大好きだよ、ううん、愛してるんだ。瑞希さんは?」
「私、私は…」
瑞希は動揺したように声を上擦らせる。
「瑞希さんは…僕のこと…嫌い?」
「そんなことはありません!」
不安そうに尋ねる優助に瑞希が即座に否定する。
「じゃあ…」
「本当に、私でよろしいのでしょうか?」
今度は瑞希が不安そうに尋ねてくる。

59 :
「僕は瑞希さんが良いんだよ」
「素敵な女性はたくさんいます」
瑞希が諭すように言う。
「瑞希さんには適わないよ」
「優助様が知らないだけかもしれません」
瑞希が言葉を重ねる。
「瑞希さんが一番だよ」
「優助様は…」
「瑞希さんはどうなの?」
瑞希の言葉を待たずに優助が言う。
「私は……私は……」
優助はじっと瑞希の言葉を待つ。
一年待ったが、この瞬間は優助にとってそれまで以上の時間を感じさせた。
瑞希は俯いて小声で言う。
「……です」
「瑞希さん?」
瑞希は顔を上げて言う。
「私も…優助様が好きです…あ、愛してます」
2人は見つめあう。
互いの吐息がかかる距離まで近づく。
そして、どちらともなく重ねられる唇。
一年の時を埋めるかのようにじっくりと唇を重ね、舌を絡ませ唾液を交換する。
「ん……はぁ……」
2人は名残を惜しむように唇を離した。
そして、再び視線が絡む。
「僕…瑞希さんが、欲しい、全部欲しい」
「…はい」
恥ずかしげに顔を染めた瑞希の答えに優助は歓喜した。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
シャワーを浴びて綺麗な体でしたい。
優助は瑞希の提案に従った。
何しろ一年間待ったのだ。
今度待つ時間などそれに比べて一瞬であり、しかも不安を抱く必要は全く無い。
それでも、先にシャワーを浴びた優助は一分一秒が待ち遠しかった。
長い時間が経ったように感じたが、とうとう瑞希がやって来る。

60 :
バスローブ姿で。
「優助様…」
いつもの淡々とした声でなく恥じらいを含んだ声に優助は興奮する。
「瑞希さん」
優助は瑞希を万感の想いを抱きながら抱き寄せる。
2つのまろやかな膨らみが優助と瑞希の間に挟まれる。
そのバスローブ越しの感触にうっとりしながら、キスを交わす。
「ん……んむ……んっ……んぁっ……んむっ」
キスをしながら優助はバスローブから手を入れて直に瑞希の胸をまさぐる。
「んん……ああっ…やっ…優助、様……ああん…ああっ……恥ずか、しい……」
「瑞希さん、可愛いよ、とっても素敵だよ」
柔らかく優助の手を受け入れる感触に興奮してさらに強く揉む。
「ああっ…ゆう…すけ…さま…ああん…やあっ…やっ……あぁん…やあっ」
胸を堪能した優助は2人を隔てる邪魔なバスローブを脱がしていく。
まずは自分のものから。
「優助様、恥ずかしいです…」
「瑞希さんが全部欲しいんだ…」
言いながら瑞希のバスローブも脱がしていく。
「へ、部屋を暗く…」
「全部頂戴、瑞希さん」
赤く俯いてしまうが、瑞希は優助の行為を黙って受け入れる。
そして、生まれたままの姿で向き合う2人。
瑞希は手を使い乳房と秘所を隠そうとする。
「瑞希さん…?」
「男の方は…大きい方が良いのでしょう?」
そう言う瑞希の声に視線が彼女の胸にいく。
形の良い曲線を描いているが、確かに小さいかもしれない。
だが、それも優助には魅力的に見えた。
「瑞希さんはとっても綺麗だよ」
「あ、ありがとうございます…」
瑞希は恥ずかしそうに言う。
同時にどこか嬉しそうにも優助には聞こえた。
瑞希は優助の欲望に目がいく。
猛ったそれが自分の中に入るとは信じられなかった。
「どうしたの、瑞希さん?」
「いえ、その…とても、大きい、と思いまして」
「そうなの?」
「わ、私も良く分かりませんが、大きいのではないでしょうか…」
その言葉に気を良くした優助。
そして、優助は瑞希の乳首に吸い付く。
「ああっ、優助様?ああっ……あっ…やっ…いいっ…」
2つの丘にある突起。

61 :
それに優助は吸い付いたり、舌で舐めたりした。
手で触るのとはまた違った興奮を覚える。
「あぁ…あぁっ……いいっ…やあっ」
唾液を含ませた状態で舐めると、跡がテラテラと光って残る。
とてもいやらしくて、美しいものに感じた。
そして、優助は瑞希をベッドに押し倒す。
2人は荒い息を吐く。
今までにない淫靡な雰囲気が2人を包む。
「瑞希さん、足、開いて」
その言葉にこくりと頷いた瑞希は恐る恐る足を開いていく。
そして、瑞希の秘所が優助の目にさらされる。
そこには割れ目が走っており、それに沿ってヒダがある。
ごくりと唾を飲み込む優助。
そして、もう濡れているそこに指を這わせる。
瑞希の体がビクンと反応する。
優助は思わず指を離す。
「い、痛かった…?」
「いえ、平気です…」
「じゃ、続けるね…」
そう言って優助は指を這わす。
「あっ……あっ……あっ……やっ……優助、さまっ…あんっ……」
ビクッ、ビクッ、と優助の指に反応する瑞希。
顔を振っている瑞希の様子がとても色っぽい。
(もっと、したらどうなるかな?)
指を這わせ続ける。
その度に瑞希が反応することに調子付く。
瑞希を気持ち良くしていることに誇らしさを覚える。
そして、突起物に指を這わしたとき。
「ああっ!優助様っ!…そこをっ……もっと…お願いっ……やっ…しますっ」
瑞希の可愛らしい懇願。
もっと彼女のこのような顔を見たい。
そう思った優助は瑞希の言葉に従い指をその突起物に集中させる。
「あっ!……ああっ、やあっ!……優助、様っ…やっ…ああっ…やあっ、あぁああぁあああ!」
ビクンと震えた後、瑞希はぐったりと力を抜いた。
瑞希の秘所はぐしょぐしょになっていた。
もう、いいのだろうか?
「瑞希さん、いれるね…」
何をいれるのかは言わなくても分かるだろう。
「はい、優助様…」
「痛かったら、言ってね」

62 :
そう言って瑞希にキスをしながら己の欲望を瑞希に入れていく。
「あっ…」
「うあっ」
2人の声が重なる。
そして、ゆっくりと欲望を瑞希に埋めていく。
温かく湿った瑞希の中は優助を優しく締め付ける。
その未知の感触に優助は酔う。
「ううっ……あぁ……」
そして、突き進むうちに
「痛いっ」
という瑞希の声に優助は我に返る。
自分の快楽に夢中で瑞希のことを忘れていた。
同時に瑞希の初めての男になったことに喜ぶを抱く。
そのことを恥じながら、優助は瑞希に問いかける。
「痛かった、瑞希さん?」
「はい、ですが、大丈夫です」
優助を見つめながらはっきり瑞希は言う。
そのことに安堵しつつ突き進む優助。
そして、最奥まで到達する。
優助は瑞希に包まれながら、信じられないほどの快楽と満足を覚えた。
「瑞希さん、大丈夫?」
「はい、優助様と一つになれて、とても幸せです」
男には決して理解できない苦痛を味わいながらも、微笑む瑞希に優助は感動する。
優助の中に2つの想いが生まれる。
一つはこのままずっと瑞希の中に包まれたいという想い。
そして、もう一つは瑞希の中を荒々しく突き動かしたいという想い。
2つの欲求がせめぎ合い後者が勝利する。
「瑞希さん、動くよ」
そう言ってゆっくりと腰を動かしだす。
「いっ…痛っ……ううっ……痛いっ」
苦痛の声をあげる瑞希に罪悪感を覚える優助。
だが、一度動き始めた腰を止めることが出来ない。
瑞希の苦痛とは対照的に優助は快感に包まれているのだ。
「ごめん、瑞希さん!」
謝罪の言葉を口にしながら腰の動きを激しくしていく。
もっと、瑞希が欲しい!
その思いで頭がいっぱいになる。
「ううっ……はぅ……痛っ…」
まるで、瑞希の苦痛と引き換えに優助が快感を得る行為だった。
愛情、興奮、罪悪感、独占欲、快楽、様々な想いを抱きながら、優助は欲望を開放した。
「みーちゃん、みーちゃん、みーちゃん!」
最後は思わず昔の呼び名を口にしながら瑞希を強く突いた。

63 :
ビュクッビュクッビュクッと瑞希の中に優助の全てを出す。
瑞希の上にのしかかる優助。
彼女の柔らかい肉体がそれを受け止める。
優助は快感に浸る。
やがて、力が抜けた優助の欲望が瑞希の締め付けから解放される。
(あっ…)
そのことに微かな悲しみを優助は覚える。
そして、そこには純潔の跡が付着していた。
「あの、瑞希さん、本当に、大丈夫?」
「はい…私、優助様と一つになれたんですね…」
穏やかな表情を浮かべる瑞希にほっとする。
そして、先ほど自分が何と言ったか思い出す。
「あの、さっき…僕…瑞希さんのこと」
「どうかしましたか、ゆうちゃん」
悪戯っぽく笑いながら瑞希が優助を抱きしめる。
「何でもないや、みーちゃん」
笑みを返しながら優助が答える。
満ち足りた想いで2人は抱き合う。
もう、決して離さない。
*  *  *  *  *  *  *  *  *  *
おしまい
最初ageてしまってすいませんでした。

64 :
GJでした!

65 :
ようやく結ばれた二人に萌えた! GJ!

66 :
>>9
怪物に捕まって激しい陵辱を受けた上に
子宮に大量の卵を産み付けられてしまったヒロイン。
最後の力で脱出するも怪物は執拗に追いかけてくる。
絶体絶命の窮地を救ったのは、普段頼りない子と思っていた
幼馴染の少年。
身体も心も深く傷ついてしまったヒロインを
少年が優しく包み込む。
・・・同人とかではほとんどバッドエンドになるこの前提条件で
ちゃんとハッピーエンドのストーリーを読んでみたいと
いつも思っている。

67 :
>>66
なんつーか、亡フラグたてまくった挙句生き残ったみたいな話ね
いいね でもお腹の中に宿した怪物の子はどうすんのさ?

68 :
怪物の卵は人間の精子に弱いとかにすればいいとオモ

69 :
天才現る

70 :
瑞希と優助が初めて結ばれてから一週間が経った。
表面上、2人の関係に変化は無かった。
むしろ悪化したかもしれない。
どうも、瑞希の機嫌が良くないのだ。
どこかいらいらした様子で優助に対しても心なしか冷たい。
今は勉強を教えてもらっているが、素っ気無い態度で接してくる。
「…という訳です。よろしいですか優助様?」
いつもより冷ややかな様子で聞いてくる瑞希。
「あの…瑞希さん」
「何です?」
じろりと優助に一瞥をする瑞希。
優助は意を決して聞いてみる。
「何か、嫌なことでもあったの?」
「何もありません」
即答された。
「くだらないことを聞く余裕があるなら復習をきちんとしてください。学生の本分は勉強なのですから」
こんなことでは何のために恋人になったのだろうか。
ここ一週間、優助はオナニーをしていない。
以前は瑞希を想ってしていたが今はその必要も無い、と思っていた。
そのため彼の中では瑞希とセックスしたいと言う欲求でいっぱいになっていた。
今の瑞希にセックスのセの字も出そうものなら軽蔑の眼差しを向けられそうだ。
「体目的だったのですか?嫌らしい」などと言われようものなら優助は立ち直れなくなるだろう。
(瑞希さん、どうしちゃったのかな…)
これからのことを考えると憂鬱になってくる優助だった。
+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
その日の夜、優助は今日勉強した分の復習をしていた。
が、どうしても分からないところがあったのだ。
瑞希に聞いた時は理解したはずだったのだ。
ところがいざ自分で解こうとすると解けない。
どうしたら良いかまるで分からなくなってしまうのだ。
(今の瑞希さんに聞いたら怒るかな)
「私の話を聞いていたのですか?」と冷ややかに言われることが容易に想像できる。
だが、分からないままにしておけば後でさらに悪いことになるだろう。
どうすればいいのか。
優助は迷ったが、今聞いておくことに決めた。
後になればなるほど結果は悪くなるだろうから。

71 :
そんな訳で瑞希の部屋の前までやってくる。
(どうしたらいいのかな…)
考え事に夢中だった優助はノックをするのを忘れてしまった。
そのままドアを開ける。
水色のパジャマを着た瑞希がいた。
彼女は目を閉じてベッドに仰向けになっていた。
そして、信じられないことをしていた。
「あん……くふっ……あふっ……あっ……ゆーちゃん……んん」
上半身はパジャマを捲り上げて乳首を摘んでいる。
下半身はパジャマを脱いでショーツの中に指を入れてかき混ぜていた。
昼間の氷のような態度の瑞希とはまるで違い、蕩けそうで切ない、そんな表情だった。
とても、淫らな姿だった。
こちらにはまるで気づいていないようだった。
優助は己の下半身に熱が集まってくるのを感じる。
「ああん……ぁはん……あん……」
瑞希のいやらしい声がそれをさらにあおる。
はぁはぁという荒い息遣いが伝わる。
瑞希の今までに見たことのない様子に見てはいけないと感じながらも目が離せない。
「ゆーちゃん……ゆーちゃん……いいっ……あん……ああっ…」
自分のことを切ない声で呼んでいる。
その様子から彼女の心が自分の元にあることを知り、泣きたくなるくらい安堵する。
(良かった…僕が嫌われたわけじゃないんだ…)
そう思うと自分の中にある欲情に注意がいく。
これほどに自らの欲望が大きくなるとは思わなかった。
(瑞希さん…あんなにHだったなんて…)
こんなことならセックスにためらい等持たなければ良かった。
あんな様子なら自分としたいに決まっている。
なぜ、昼間はあんな冷たかったのだろう?
そう思いながら瑞希のオナニーを見つめる。
「あっ……あはん……はぁ……ああっ……あん……あああっ!」
ひときわ大きく声をあげると体をビクビクと痙攣させて動きを止める。
後には彼女の荒い息遣いが残る。
「瑞希さん」
優助は声をかける。
そこでようやく瑞希は優助の存在に気づく。
彼女の目が限界まで見開かれる。
「ゆう…すけ……さま…?」

72 :

+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
私と優助様が結ばれてから一週間が経ちました。
あの時の私は言葉で言い表せないほどの幸せに包まれました。
勿論、初めての行為による痛みもありましたが、それ以上に優助様と一つになれた喜びがあったのです。
この世の中でこれ程の幸福があったのかと思うと恐ろしくもあります。
しかし、私たちはそれから一度も男女の行為をしていません。
もちろん学生の本分は学業、色事にうつつを抜かすなどもってのほか。
それに優助様からはそのようなお話はありませんし、私から話すというのも…
淫らな女なのではないかと優助様から軽蔑されるのが恐ろしくてとても話す気になれません。
優助様はそういったことには淡白なのかもしれませんし。
ですが私、私は…
あの日から毎日優助様のことを考え自分を慰めてしまうのです。
優助様と一つになった時のことを思い出しながら。
それでも駄目なのです。
以前はそれで一応収まっていた昂ぶりも、収まらなくなってしまったのです。
自分ですればするほど優助様が欲しくなってしまうのです。
今日などは優助様から私の態度を心配されたのかお言葉をかけて下さいました。
私は嬉しくて涙を流しそうになりました。
思わず、自らの淫らな欲求を話そうかという衝動が沸き起こるほどに。
優助様に軽蔑される。
その思いが頭をかすめた時、私は「何もない」などと言ってしまったのです。
私は優助様に自らの欲望を隠そうとするあまりに冷淡な態度を取ってしまいました。
なんということでしょう。
自らの淫らな欲望を隠すために、優助様の心遣いをはねつけにしてしまうとは。
優助様は私のことを愛していると言ってくださったのに。
それでも私は自分を慰めながら優助様を求めることを止められません。
今日もまた、優助様を想いながら淫らな自分をその指で慰めてしまうのです。
ベッドに仰向けになり自分の服をはだけ、自らの秘所に指を持って行き慰めるのです。
「ん……ああっ……くふん……あっ……ゆーちゃん」
優助様には見せられない淫らな自分。
そうすることはとても気持ちの良いことですが何かが足りないのです。
自分の胸に手をやり乳房を揉んで乳首を摘み刺激を送ります。
快感はさらに強くなります。
「ああっ……んん……あっ……あっ……ゆーちゃん……ああっ……ああっ……くふん……やあっ」
満たされないものを感じながら自分を慰めていきました。
そして、ひとまず落ち着いたところ。
優助様が驚愕した表情で部屋に居られたのです。

73 :

+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
パジャマが乱れたままこちらを呆然と見つめる瑞希を優助も見つめ返していた。
瑞希からは淫らな雰囲気が残っており、どう声をかけて良いか分からなかった。
「あの…瑞希さん」
何とか声をだした優助。
だが、その後が続かない。
何か言わなければ、そう思うほど焦って声が出なくなる。
「申し訳ありません!」
瑞希は泣きそうな顔で服を直すことも忘れ謝罪した。
何を謝っているのだろう。
そんなことを優助は思った。
「わ、私…優助様のことを想いながら…あのような、汚らわしい、ことを」
涙を目に溜めながら瑞希が話す。
優助は汚らわしいとは露とも思わなかった。
自分を想っていてくれたのだから。
「瑞希さん…汚らわしくなんて、ないよ」
「優助、様」
優助は瑞希を抱きしめる。
風呂上りの彼女の香りをいっぱいに吸い込む。
なぜ、自分は気づかなかったのだろう、と優助は思う。
自分も瑞希を求めていたのに、瑞希が自分を求めていても不思議はないではないか。
今こそこの一週間の間の誤解を晴らさなければ。
「瑞希さんは僕のこと、嫌い?」
「そんなはずありません!愛しています!」
はっきりと言った瑞希に優助は微笑みかける。
「僕も瑞希さんのこと愛してるよ」
そう言ったら瑞希もうれしそうに頬を染めた。
2人の間にあったわだかまりが解けていく。
「僕も、瑞希さんにいやらしいことしたいなって、思ってたんだ」
「優助様…?」
きょとんとした表情を浮かべる瑞希。
彼女の全てが愛おしいと優助は思う。
「でも、瑞希さんに軽蔑されたらどうしようって思って言えなかったんだ…」
「わ、私もです…」
優助の言葉に頷く瑞希。
「僕も瑞希さんが欲しくて仕方なかったんだ」
「いけません、優助様は勉強を」

74 :
「そうだね、Hなことを2人でいっぱい勉強しなきゃ」
優助はズボンを脱いで、自らの欲望をさらす。
「ほら、こんなに僕、みーちゃんが欲しいんだ」
優助はそう言って、瑞希を押し倒す。
「あっ…」
ベッドには彼女の匂いがした。
まるで、彼女に包まれているかのような安心感を覚える。
彼女の唇にキスをする。
瑞希もそれに応えてくれる。
何度も何度もキスをする。
「ん…はぁ…ゆーちゃん…」
とろんとした顔で瑞希が呟いた。
優助は瑞希のショーツをずり降ろし彼女の中に指を入れる。
入れるまでもなく、湿っていたショーツを見て分かっていたことだが。
そこはたっぷりと濡れていた。
「みーちゃん、Hだね」
くすくす笑いながら耳元で囁く。
瑞希は顔を赤らめて優助から逸らす。
「わ、私は…」
「みーちゃんの中にいれるね」
瑞希が何かを言おうとするよりも早く優助は瑞希の中に挿入する。
「うくっ」
「ああっ」
優助と瑞希の声が重なる。
二度目とは言え、瑞希の中は信じられないほどの気持ちよさだ。
一体、この感覚に慣れるということがあるのだろうか。
まるで、瑞希の中は最初から自分と一つになるためにつくられたようである。
彼女の中はきつく優助を締め付ける。
よく一週間も彼女なしで耐えられたものだ。
「みーちゃん、痛くない?」
二度目とは言えまだ痛いのかもしれない。
男を受け入れる準備を整えているように見えても女性のことは優助には分からない。
「少し…ですが、もう平気です」
こちらを見つめる瞳は悲しみとは異なるもので潤んでいた。
その欲情した様子に優助は興奮して腰を動かし始めた。
「うくっ……みーちゃん、すごくいいよ…」
「あっ……ゆーちゃん……あっ……あっ……ああっ……やっ……いい……ゆーちゃん、いいのっ」
ここ一週間、優助は瑞希の冷たい顔ばかり見てきた。
そのことでそうとう落ち込んだりもした。
だが、今可愛らしく自分と繋がっている瑞希を見るとそんな悩みも何でもないものとなった。

75 :
もっと、瑞希と気持ちよくなりたい。
一週間という一見短いようで長い時間が彼の欲望をかきたてた。
「ミーちゃん、くっ、凄く良いよ」
さらに腰を激しく動かしていく。
「ああっ……ああっ……ゆーちゃん……あっ…やっ……だめぇ」
顔を振り乱し、快楽に顔を染める瑞希に満足する優助。
そろそろ限界が近づいてくる。
「そろそろ、いくよ!」
「あっ……私も……ああっ……いいっ……あぁあっ!」
瑞希の叫びと同時に優助の欲望がドクンと脈打つ。
ビュクンビュクンと瑞希の中に注がれる。
2人で絶頂を迎える。
そして繋がったまま堅く抱きしめあう。
「みーちゃん…良かった?」
「うん…良かった…」
甘えるように頬を摺り寄せながら瑞希が頷く。
「みーちゃん、辛いことがあるのなら僕に言ってよ…一週間ずっと不安だったんだよ」
「不安…?」
瑞希が不思議そうに聞いてくる。
話しているうちに優助の力を失ったものが瑞希から抜ける。
「みーちゃんが僕のこと嫌いになったと思ってすごく不安だったんだよ」
「私も、ゆーちゃんに嫌われたんじゃないかって…不安だった…」
2人とも同じ不安を抱いていたのか。
そのことが可笑しくてくすくすと2人で笑い出す。
優助の欲望はは一週間を取り戻そうとするかのように力を取り戻していた。
「みーちゃん、もっとしたい」
「えっ…?」
返事を待たずに瑞希の中に押し入る優助。
再び、瑞希の中に自分が入ったことを実感する。
「ああっ……みーちゃん…」
「あん……ゆ、ゆーちゃん?」
驚いたような瑞希の声を他所に優助は腰を動かしていく。
突き入れるたびに優助に快楽が送られてくる。
そうするともっともっとしたくなる。
再び乱れていく瑞希。
「あっ……あっ……こんなの……ああっ…」
瑞希の喘ぎ声を耳にしながら優助は快楽に身を任せていった。

76 :

+  +  +  +  +  +  +  +  +  +
その日は結局5回ほどした。
最後は息も絶え絶えだった瑞希の中に出して優助は満足した。
優助は。
その後瑞希に頬をつねられて、
「ゆーちゃん、止めてっていったのに…」
と不満を訴える瑞希をなだめるのに優助が苦労したのは別の話。
そしてそんなやり取りが2人の日常になっていくのもまた別の話。
*  *  *  *  *  *  *  *  *  *
おしまい

77 :
>>76
ありがとうサンタさん
今夜は使わせてもらうぜw

78 :
hsh

79 :
保守

80 :
age

81 :
保守

82 :
保守

83 :
傷つきながら保守age

84 :
てかこのシチュエロゲとかラノベとかでありそうなのにないよな。
そこに行き着く頃にはもうストーリーが終わりに近いってのはあるんだろうけど・・・。

85 :
>>84
ラノベなら2巻から、
エロゲならNTRルートクリア後に真ヒロイン登場のtrue ルートでw
そんな感じでひとつ!

86 :
「去年告白した相手は全滅だったなぁ」
 須和田大輔は昨年のことを思い出して愚痴をこぼした。
「去年も、だよね?」
 意地悪く言うのは大輔の幼馴染の川添瑞樹。
 小柄な体に辛辣な舌を収めた少女だった。
 短く切った髪に意志の強そうな瞳を持ち、どこか少年のような印象を与えた。
「何人に告白したのさ?」
 瑞樹はジト目で問う。
「理恵ちゃんだろ、留美ちゃんに、良美ちゃん、彩香ちゃんにそれに…」
 昨年告白して玉砕していった娘の名を挙げていく大輔。
 どの娘の名も聞いたことのある名だ。
「…もういいよ」
 瑞樹はあきれた表情で溜息を吐く。
「それで、どうして私のところにいつも泣きついて来るんだよ?」
 一体大輔は何を考えているのだろう。
 そう思うと瑞樹は呆れを通り越して感心してしまう。
「いいじゃないか、落ち込んだ幼馴染を慰めてくれてもいいだろ」
「女の子の部屋にいちいち入ってくる理由にはならないね」
 瑞樹はそう冷たく言い放つ。
 今、大輔は瑞樹の部屋にいる。
 いつごろからだろう。
 女の子に告白しては玉砕する大輔を瑞樹が慰めるという関係がはじまったのは。
 始まりは小学生の頃だった気がする。
 瑞樹は当時に想いを馳せる。
「うっ…ひっく」
「どうしたのさ、大輔」
 小学生の頃は大輔は泣き虫だった。
 そして、瑞樹よりも背が低くよくいじめられた。
 そして瑞樹は勝ち気な少女で大輔を良く泣かした。
 そのくせ瑞樹以外の人間が大輔をいじめるとそのいじめっ子を探し出してやっつけてやった。
 だから、大輔は瑞樹にくっついて「瑞樹ちゃん、瑞樹ちゃん」と懐いていた。
「うん、あのね…僕…」
 泣きながら何とか説明しようとする大輔。
 その態度に苛立ちを覚える。
「早く言えよ!」
 瑞樹はそういって大輔を小突く。

87 :
「ううっ…うぐっ…うわぁぁぁん」
 瑞樹に小突かれ泣き出す大輔。
 大輔が泣きやむまで瑞樹は5分ほど時間を余計に取られた。
「それで、何があったのさ」
「うん…その…」
 大輔の物言いに再び瑞樹が苛立つが、何とか怒鳴りつけるのを堪える。
「また、誰かにいじめられたのか?」
「ううん…」
 首を振る大輔。
 瑞樹は意外に思った。
 いつもならここで首を縦に振るのだが。
「じゃあ、どうしたのさ?」
「僕ね、亜矢ちゃんに好きだから将来お嫁さんになって下さいって言ったの」
 そのことになぜか瑞樹の心が波立つ。
「…ふん、それで?」
 なるべく心の動揺を表わさないように、無愛想を装って聞く瑞樹。
「亜矢ちゃんね、大輔君泣き虫でかっこ悪いから嫌だ、って」
 その言葉に安どする瑞樹。
「お前、弱虫じゃないか」
「うう、ひどいよ…瑞樹ちゃん」
 再びぐずりだす大輔。
「ああ…もう、泣くな!」
 再び大輔を引っぱたく。
「ひっく、瑞樹ちゃん…やっぱり泣き虫だとお嫁さんもらえないのかな?」 
「ふん、お前みたいな泣き虫と結婚したい奴なんていないだろ」
 ただでさえ叩かれて涙目になっていた大輔にそれが追い打ちとなった。
 再び泣き出す大輔。
「ああ、もう!分かった。お前が本当にもてなくて誰にもお嫁に来てくれる人がいない時は私がが結婚してやる!」
 瑞樹はそう言った。
 そう言えば自分はそんなことを言った。
 当時を振り返るまですっかり忘れていた。
 なぜ、そんなことを言ったのだろう。
 しかし、その言葉で大輔は泣きやんだ。
「本当?」
「私がお前に嘘をついたことがあるか?」
 大輔が一瞬考え込む。
 そして首を縦に振る。
「前にもう叩かないって言ったのに今日も叩い…」
「男が細かいことを気にすんなよ!」
 そう言って大輔の言葉が終わる前に言葉を重ねる。

88 :
「今回は、本当だ」
 大輔を見つめてはっきりと宣言する。
 その言葉に大輔はいつになく真剣な表情を瑞樹に向ける。
「僕と、結婚してくれるの?」
「お前が本当に誰とも結婚できないくらいもてなかったらな」
 そう言って腕を組む瑞樹。
「…約束だよ」
 おずおずと小指を差し出す大輔。
 瑞樹はそれに指を絡める。
 そして二人は指切りをした。
 大輔は笑顔で、瑞樹はどこか不機嫌な顔で。
 あの時に甘やかしたのがまずかったのかもしれない。
 それから、大輔が振られる度にやって来て瑞樹が慰めるという形が出来上がった。
 結婚、という言葉の意味を理解するにつれ、瑞樹は「大輔と結婚してやる」という言葉を使わなくなった。
 それでも振られる度にやって来る大輔を瑞樹が慰めるという役回りは変わらなかった。
 いつの間にか二人は18歳になっていた。
 瑞樹は大輔を見つめる。
 いあつからか背は自分を追い抜き、体は逞しくなり、瑞樹より力強くなった。
 そんなことがあっても瑞樹と大輔の関係に変化はなかったように思う。
 この関係も変えなければならないな、などと瑞樹はぼんやりと思った。
「また、振られたの?」
 そう言いながら、何だかいつもの大輔と様子が違うように瑞樹には思えた。
 何がどう、とは言えない。
 長年の付き合いからくる勘だ。
「…約束、覚えてるか?」
 その言葉に瑞樹はどきりとする。
 幼いころにした約束。
 今、ちょうど思い出していたところだ。
「…何の約束さ?」
「俺が初めて振られたときに、お前、俺と結婚してくれるって約束」
 大輔が真剣な眼差しで瑞樹を見つめ、彼女のの肩に手を置く。
 何だか、大輔が怖かった。
「俺、ずっと振られ続けてたよな。だから、あの約束を…」
「ちょっと…大輔」
 思わず大輔から距離をとろうとする瑞樹。

89 :
 しかし、幼い頃とはもう違っていた。
 大輔は瑞樹を逃すまいと抱きしめる。
 逃げられない。
 瑞樹の中で恐怖がいっぱいになる。
 そのまま、大輔は瑞樹を押し倒し、自らの顔を瑞樹に重ねようとする。
「止めて!」
 思わず大輔の腕の中で悲鳴を上げる瑞樹。
 大輔がはっとした表情を浮かべ離れる。
 その間に瑞樹は起き上がる。
「ごめん…俺」
 傷ついた表情を浮かべる大輔。
 その表情はどこか幼い日の彼を連想させた。
 そのことに瑞樹は安どする。
「どうして今まで言わなかったんだよ!好きなら好きって言えよ!」
 そう言って瑞樹が大輔に詰め寄る。
「お…俺、怖かったんだ…瑞樹からも「嫌い」って言われるのが…」
 不安そうな表情を浮かべる大輔。
「嫌いな奴をわざわざ慰める訳ないだろ!」
 瑞樹は大輔が失恋する度に安心していた。
 自分のもとから大輔は去らない、と。
 なおも不安そうな表情を浮かべたままこちらを見つめる大輔。
 その様子に瑞樹の口元がふっと綻ぶ。
 大輔は自分が必要なのだろう。
 そして、何だかんだ言いつつも、自分にも大輔は必要なのかもしれない。
「なあ、大輔」
「……」
「浮気したら、絶対に許さないからね」
 最初、大輔は何を言われたのかわからないといった顔だった。
「この馬鹿!」
 瑞樹は大輔を引っぱたく。
 昔のように。
「私の言いたいことが分からないのか!?」
 その言葉に大輔の表情に変化が起きる。
 きょとんとしていた大輔の顔にゆっくりと喜びが充ち溢れる。
 瑞樹を抱きしめて喜びの声をあげる。
「俺、絶対浮気しないよ!」
 そして、そのまま再び瑞樹を押し倒そうとして――
「この馬鹿!」
 今度は瑞樹の拳で殴られた。
「いてっ」
 思わず大輔は声を上げる。

90 :
 再び大輔が混乱したような表情を浮かべる。
 瑞樹は顔を真っ赤にして怒鳴る。
「い、いきなり…そんなことする奴があるか!順序ってものがあるだろう!」
 その言葉に大輔はしぶしぶ頷く。
 大輔の様子に瑞樹は満足したように頷く。
 大輔をじっと見つめた後瑞樹はそっと目を閉じる。
 頷いた後、大輔は瑞樹を抱きしめてそっと自分の顔を瑞樹の顔に近づける。
 その日、幼馴染の二人は恋人となった。
 まずはキスからの関係であるが。
以上です。

91 :
う〜ん
この内容だと幼馴染みスレかツンデレスレに投下した方が良かったんじゃないだろうか?
回想挟んで主人公がいきなりヒロイン押し倒すしヒロインも甘やかしたこと後悔して慰めて無いし
ヒロインが慰めてるんじゃなくて主人公が甘えているだけにしか思えない

92 :
>>90
ぐJだすよ、かなりいいんじゃね?
でも>>91の言にも一理あるわけで、
確かに「ヒロインが慰める」ってシチュは凄く難しい気がする
エロゲの別ルートとかなら出来るかもしれないけど

93 :
と言うか、そもそもコイツ傷ついてるか?
とは思うが、話自体はかなり最高だ

94 :
>>93
慰められるために玉砕してる感があるね。
しかしやはり内容はGJ

95 :
保守

96 :
 今、山上圭輔は中学受験のために勉強をしている。
 そして、家庭教師に教わっているのだ。
 だが、どうも思わしくない。
「圭輔君、ここはね、こう解くの。分かったかな?」
 笑顔で家庭教師の宇美が説明を終え、圭輔に理解できたか聞いてくる。
 彼女はさらさらとした長い黒髪の美しい顔をした大学生だ。
 いつも優しく圭輔を教えてくれる先生だった。
 小学生の圭輔にとって彼女は大人の女性。
 背が高い体はほっそりとしていながら、胸には同級生にはないまろやかな膨らみがある。
 彼女が圭輔に教えるために顔を近づけると、とても良い匂いがして頭がくらくらしてくる。
 最近はそれだけでなく、体の一部が反応してしまい困ってしまう。
 それを思う顔が赤くなる。
 そんな考えを振り払い、宇美の説明を反すうする圭輔。
 宇美を失望させたくなかったが、どうしても分からない。
「…ううん、分かりません…先生」
 そんな圭輔になおも優しく問いかける宇美。
「どこが分からないの、圭輔君?」
 どこが分からないのか。
 圭輔もそれを知りたい。
 自分が一体どこが分からないのか。
 考えれば考えるほど圭輔は分からなくなってくる。
「あの…僕、どこが分からないのか…分かりません…先生」
 恐る恐る圭輔が言う。
 声に涙が混じってしまったことを圭輔は恥じた。
 ひょっとして宇美は圭輔を泣き虫だと軽蔑しているのではないのか。
 そんなことを思いながら宇美を見つめると彼女は困った顔を浮かべた。
「う〜ん、困ったね…どうしようか。圭輔君…今日はそろそろ終わりにして、明日までに考えてきてね、宿題よ」
 最後の言葉に添えられた宇美の笑顔に圭輔は頷くしかなかった。
「慶介、勉強はちゃんとやっているの?」
 夕食時、母がそう聞いてくる。
「ちゃんとやってるよ」
 だが、母の答えは予想がついた。
 そして、予想通りの答え。
「だけど、テストの点数が良くないじゃない」
 圭輔にしてみれば勉強しているのだ。
 その結果が良くないだけなのだ。
 母は一体自分にどうしろというのだろう。
「…頑張るよ」

97 :
 力ない圭輔の答え。
 母は不満そうな様子でいつもと同じ言葉を言う。
「ちゃんと頑張って勉強して、受験に受かれば良い人生が送れるのよ」
 その後も説教は続き、その日の夕食は重苦しい気分で終わった。
 部屋に帰っても圭輔の気は晴れずにいた。
 母は頑張れというが自分は頑張っている。
 おまけに母にテストを渡すたびに冷たい言葉を浴びせる。
 今では「友達と遊ぶくらいなら勉強しなさい」と言うようになっている。
 そのために、圭輔にとって宇美は大切な話し相手にもなっていた。
 だから、彼女を失望させたくない。
 馬鹿だと思われたくない。
 圭輔は必になって考えた。
 そして。
「圭輔君。宿題はどうだった?」
 圭輔は自分なりに一生懸命考えた。
 いくら考えても分からない。
 ベッドの中で涙を流しながら考えたのだ。
 だが、駄目だった。
 圭輔は涙を浮かべて訴えた。
「ごめんなさい…先生。僕…だめでした。ううっ…僕は、馬鹿なんでしょうか?」
 どれだけ考えても分からなかったのだ。
 自分は馬鹿なのではないか。
 自分はどうしようもないクズなのではないか。
 そんなことを思い浮かべるようにすら圭輔はなっていた。
「そんなことはないわ」
 宇美は微笑みを浮かべながら圭輔を優しく抱きしめる。
 ふわりと漂ってくる彼女の匂い。
 そして、柔らかい胸が圭輔に押し付けられる。
(あっ…)
 自分の股間が熱くなるのを感じた。
 宇美から離れないと。
 そう思いながらも圭輔は彼女から離れることができない。
「慶介君はがんばっているじゃない…どうしてそんなに自分を悪く言うの…圭輔君は、馬鹿じゃないわ、立派よ」
「せんせぇ…」
 圭輔は宇美にしがみついて泣きだした。
 自分の思いをすべて吐き出すように彼女の腕の中で泣いた。
 宇美は優しく圭輔の頭をなでた。

98 :
 圭輔の受験で荒んでいた心が安らいでいく。
 だが、安らぎと同時に羞恥も覚えていた。
 股間の熱が収まらない。
 どうすればいいのだろう。
 圭輔がそんなことを思っていると。
「ねえ、圭輔君…」
 宇美が圭輔に話しかけてきた。
 だが、何かが違っていた。
 どう、とは言えないがいつもの宇美とは違うように圭輔には思えた。
「何ですか…先生?」
 微かな不安を覚えながら圭輔は宇美に答える。
 宇美が圭輔の耳元に唇を寄せる。
 彼女の吐息を感じてドキドキする。
「慶介君はさ…ストレスを溜めすぎなんじゃないかなって私は思うの…」
 どこか妖しい笑みを浮かべながら宇美が言う。
「スト…レス…?」
 ぼんやりと宇美のことばをおうむ返しする圭輔。
 確かにそうかもしれない。
 勉強ばかりの生活に母からのプレッシャー。
 圭輔には過剰なストレスが溜まっているのだろう。
「そうかも…しれません。でも、僕は…」
 どうすれば良いのか。
 そう思い宇美を見上げる。
 彼女は笑みを浮かべながら信じられないことをした。
 圭輔のズボン越しだが、股間の膨らみに手を伸ばしたのだ。
 圭輔の体に電気が流れたようなショックが襲う。
「せ…せんせいっ!?」
 宇美は妖しげな笑みを浮かべながら囁く。
「ほら…こんなにしてる…」
 そう言いながらズボン越しの膨らみを優しく撫でていく。
 その時には圭輔にも電気のようなショックが分かった。
 快楽だ。
 股間をなでられることで快楽が生まれているのだ。
(き…気持ちいいよ)
 そう思いながらも、圭輔はもどかしさを感じた。
 ズボン越しでは得られる快感にも限界がある。
「ふふ…気持ちいい…圭輔君…?」
 耳元で囁く宇美の声。
 彼女は囁きながらも圭輔の股間に刺激を与え続けていた。

99 :
「う…うん…気持ち良いよ…先生」
 もっと続けて欲しい。
 そう思いながら言葉を発した。
 しかし、その願いも虚しく彼女の手は圭輔から離れていく。
「せ…せんせい」
 もっと触ってほしい。
 その言葉が口に出ない。
 いけない願いだと圭輔には思えたからだ。
 しかし、さらに思いがけないことが起こる。
「ふふっ」
 宇美は妖しさにどこか悪戯っぽさを混ぜた笑みを浮かべる。
 そして何と自らの手で圭輔の手を掴むと胸元へ持っていったのだ。
(ああっ)
 服越しだが、圭輔は柔らかい確かな感触を感じる。
 その感触に陶然とする。
 思わず手で揉んでしまう。
「あん…圭輔君…どう?」
 色っぽい声にどきりとする圭輔。
「僕…僕…」
 圭輔は何と言えば良いのか分からない。
 宇美は何を望んでいるのだろうか。
「私はもっと圭輔君のこと知りたいんだけど…圭輔君は私のこと…知りたい?」
 宇美は淫らな笑みで圭輔に問いかける。
「う…うん」
 圭輔は頷く。
 宇美は満足した様子で頷く。
「そう、良かった…じゃあ、お互いを知るために服を脱がないといけないと思うの…」
 服を脱ぐ。
 女の人の前で服を脱ぐのには抵抗がある。
 圭輔は返答にためらってしまう。
「そうやってね、我慢するからストレスが溜まるのよ…圭輔君」
 その言葉と共に圭輔の服を脱がしていく。
 圭輔はただなすがままだ。
「良い子ね…圭輔君」
 そんなことを言われては尚さら抵抗する気など起きない。
 気がつけば圭輔は裸になっていた。
 隠すものもなく、解放された肉棒が宇美に突きつけられる。
 宇美はビクンビクンと震える肉棒を愛おしそうに撫でる。

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