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2012年5月エロゲネタ560: SS投稿スレッド@エロネギ板 #13(再) (458) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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SS投稿スレッド@エロネギ板 #13(再)


1 :08/04/19 〜 最終レス :12/05/01
エロゲー全般のSS投稿スレです。あなたの作品をお待ちしています。
エロエロ、ギャグ、シリアス、マターリ萌え話から鬼畜陵辱まで、ジャンルは問いません。
そこの「SS書いたけど内容がエロエロだからなぁ」とお悩みのSS書きの人!
名無しさんなら安心して発表できますよ!!
  【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
 名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
 なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
 自分がアップしたところをリダイレクトする。>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
 恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
 ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。
保存サイト
http://yellow.ribbon.to/~savess/
エロゲ板&エロゲネギ板SS投稿スレ保存サイト……の補完サイト
http://h-65.com/~sss/
過去スレ >>2あたり。

2 :
前スレ
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #12】
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1170517418/
過去スレ
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #11】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1163076407/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #10】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1144862756/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #9】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1122734008/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #8改め】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1085752559/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #7】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1071577546/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #6】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1055686320/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #5】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1051721989/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #4】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1036495444/
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #3】
http://www2.bbspink.com/erog/kako/1013/10139/1013970729.html
【SS投稿スレッド@エロネギ板 #2】
http://www2.bbspink.com/erog/kako/1006/10062/1006294432.html
【SS投稿スレッド@エロネギ板】
http://www2.bbspink.com/erog/kako/984/984064183.html
【SS投稿用スレッド@エロゲー板】
http://www2.bbspink.com/hgame/kako/979/979813230.html

3 :
わわ、文章仕上げるのに手間取ってたら前スレ即しちゃってる・・・
今から改めて投稿致しますんでひらにご容赦を;
予告どおり杏璃のおしり触りまくるお話を杏璃視点でお送り致します。
(UMA視点バージョンは既に投稿済みです。まとめサイトよりどうぞ)
ではでは。
「おしおきの時間。」女の子モード

4 :
「……これで、いい……? 雄真……」
「あぁ……そのまま動くなよ、杏璃」
週末、あたしの部屋のベッドにて。
あたし……柊杏璃は、雄真の言いなりのまま体をうつ伏せに横たわらせていた。
「よいしょ……っと。よし、これで準備完了……と」
そのまま雄真はあたしの腰を持ち上げ、正座に組んだ自分の膝の上にあたしのお尻を乗せてくる。
「しばらくじっとしてろよ……杏璃」
「ぁぁ……雄真……」
あたし……今から、雄真に……いっぱいおしおきされちゃうんだ……
そう思うと、不安を覚えながらも……あたしの心は、図らずもとくとくと静かに高鳴ってゆく。
子供へのおしおきの代表格、おしりぺんぺん……
間違って雄真の買ってきたプリンを全部食べちゃったあたしに、雄真が選んだ刑罰がそれだった。
『安心しろよ、痛いことはしねーからさ……俺の機嫌を損ねなけりゃな』
ぼんやりと脳内で響く、雄真の言葉。
たった一言だったけど……あたしと雄真との立場の差を思い知らされるには、十分すぎる一言だった。

5 :
「ゆ……ゆぅまぁ……///」
欲望のままにあたしのパジャマのズボンに手をかけ、するすると器用にパンツを下ろしてゆく雄真。
布地が表皮をスライドしてゆく感覚に遅れて、乾いた風がさっとあたしのお尻を撫でる。
そのひやりとした感触に、否が応にも人目に晒されてることを実感させられるあたし。
(やだ……おしり……全部見られちゃってる……///)
あたしの体なんて、もう雄真に隠すところなんて残ってないのに……
こうやって立場の差を思い知らされるだけで、どうしてこんなにも恥ずかしさが募るんだろう。
……雄真がいただきますをするかのように、あたしのお尻に向かって手を合わせたのが見えた直後。
ぺちっ
「んぅっ!?」
電流が、全身を貫いた。
痺れに遅れて尻肉の揺れ動く感触があり、硬直していたあたしの体をびくりと痙攣させる。
(うそ……たった1発なのに、こんな……)
戸惑う暇も与えず、雄真の執拗な打撃が更にあたしのお尻を襲った。
ぱちっ、ぴしっ、ぺちっ……
「んぁ、ひゃぅっ、あふっ、あぁ……ゆぅ……まぁ……」
衝撃の度、頭の中で何かがスパークするような感覚。
あたしのお尻が痺れて……打撃を重ねる度に、じりじりと焼けつくような痛みを刻みつける。
痛くて、恥ずかしくて……今にもどうかなっちゃいそうなのに。
不思議な高揚感と、倒錯した快楽とが……あたしのおなかの底で熱くくすぶってゆく……

6 :
不憫な前♯13も一応貼ります。
SS投稿スレッド@エロネギ板 #13
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1206634963/l50

7 :
「あぁっ、ぁぁ、ぁぅっ、はぁぁぁっ……」
ベッドに横たわりながら、目に涙をいっぱい湛え喘ぐあたし。
ひりひりと熱を持つお尻の奥、股の付け根から何かがじゅんと熱く染み出してくるのを実感する。
(あたし……お尻叩かれながら……感じてる……)
感じたこともない快楽だった。
人って……他人にこれだけ乱暴されても……感じちゃう生き物なんだ……
人づてに漠然と聞いたことはある感覚だったけど。
自分の身に今現在進行形でその感情が訪れていることが、すごく衝撃的だった。
おしおきなんて、嫌に決まってるのに……なのに……
どうしちゃったんだろう、あたし。
もっともっといっぱい、おしり……雄真に可愛がってほしいよ……!!
「ぁぁぁっ、はぁ……ぁぁ……雄真……」
あたしは潤んだ瞳で雄真を見上げ、おねだりするかのようにお尻をわずかに揺らし……
「……悪ぃ杏璃……ちょっと、やりすぎちまったな」
「あ……」
優しい感触が、あたしのお尻を襲った。
雄真の掌が、火照ったあたしの表皮を優しく撫で上げているのだ。
「んっ……んん……雄真……」
「ごめんな……調子に乗りすぎて……痛かったろ? 杏璃」
傷ついたそこを労わるように……熱く、ゆっくりと……あたしのお尻を撫でてくれる雄真。
まるでいけないあたしの心まで、その掌で全部包み込んでもらってるような気がして……
「う、うぅん……そんな、こと、ない……」
やっぱり雄真……すごく、優しい……
鼻腔まで突き抜けるような感動に、あたしは静かに頬を濡らすのだった。

8 :
そうやってしばらくは、痛んだお尻を雄真によしよししてもらっていたけど。
3分経って……5分経って……
あたしはだんだんと、雄真のその行為に疑問を募らせつつあった。
(いくら何でも、ちょっと……長すぎない…・・・?)
痛みはもう、1分もしないうちにどこかへ飛んでいってしまった。
お尻の火照りも取れたし……もうこれ以上、雄真によしよししてもらわなくてもいいのに。
雄真はなおも飽きることなく、あたしのお尻を撫で回すのにご執心の様子だ。
(まさかとは思うけど……雄真……)
あたしのお尻を労わるふりして……ちゃっかりあたしのお尻、楽しんでない……?
……いやそもそも、雄真は初めからそのつもりでおしおきを始めたのだ。
いくらあたしでも、この行為がただの懲罰目当てだなんて思ってたわけじゃない。
だけど……あたしは今まで、散々痛い思いして必に我慢してたのに。
その間中、雄真はちゃっかり自分だけいい思いをしてたのかと思うと……少しだけ腹立たしさを覚える。
「……楽しい? 雄真……」
「ぁ?」
精一杯の皮肉と少しの呆れを込めて、あたしは雄真に問いかける。
「これのことか? 杏璃」
その問いかけにわざときょとんとした顔をし、あたしのお尻をそっと撫でる雄真。
「ん……それ……ホントに楽しいの……? 雄真ぁ……」
その行為に更に不快感を募らせつつ、雄真に問い詰めを続けるあたしだったが。
「あぁ安心しろ。心配しなくてもすっげぇ楽しいぜ♪」
「そ、そう……? なら別にいいんだけど……ι」
……全力で肯定されちゃったよ、あたし。
雄真のなけなしの誠意ってものを、少しでも期待したあたしがバカだったんだろうか。

9 :
「……」
なおも釈然としない顔で、雄真の顔をじっと眺めているあたしだったが。
「……嫌だったら、別にここでやめても……」
飛び出してきたのは、よりにもよってそんな卑屈に満ちた言葉。
……雄真は、完全に捉え違いしてる。
あたしは何も、雄真にお尻を触られるのが嫌で怒ってるんじゃない。
むしろ雄真が喜んでくれるんだったら、お尻のひとつやふたつくらい喜んで貸してあげる。
ただあたしは、あたしの気持ちを無視して雄真が自分勝手に盛り上がってたことに怒ってるだけなのだ。
……そもそも自分が好きでお尻触ってるんだから、もっと堂々としてりゃいいじゃん。
それをあたしがちょっと不快な顔したくらいですぐやめるなんて言い出して、
あまつその不快感の理由をあたしに押しつけるなんて、そんなの男らしくない……
「……別に嫌だなんて言ってないでしょ?」
あたしは精一杯の反感を込めて、雄真に一言くれてやった。
しかし……あたしの口はもう一言、独り言のように付け加えていた。
「ただ……あたしのおしりなんか触って……ホントに楽しいのかなぁって……」
「杏璃……」
……言ってみて、気づいた。
雄真はさっきからずっと、あたしのお尻を掌でただ撫でることしかしてくれてない。
雄真がホントにその気なら、もっとあたしのお尻でいろいろしてくれてもいいのに。
(いやさすがに、指入れとかはちょっと勘弁してほしいけどι)
なのに雄真がそれだけしかしてくれないっていうのは、
あたしのお尻にそれだけ魅力がないということなんだろうか。
やっぱり、そうなんだよね……
あたしの貧相なお尻なんて、触ってもきっと楽しくないんだろうな……
「雄真……どう? あたしのお尻……」
かつて自らの乳房についてもそうしたように、あたしは雄真にそう問いかけていた。
……バカだ、あたし。
雄真は優しいから、そう問えばきっと笑って可愛いよ、綺麗だよってお世辞言ってくれるに決まってる。
そんな上辺だけの賛辞を受けたって、雄真の本心には決して近づけやしないのに……

10 :
……しかし。
「何だか……いいよな。お前の体って」
「え……?」
返って来たのは、雄真のそんなしみじみとした一言。
「何かさ……見た目こんなに細っころいのに、
 抱きしめると何だかふわふわしてて、すごく気持ちよくて……」
「……」
雄真がいったいどんな気持ちで、こんな思わず嬉しくなるような言葉をかけてくれるのか。
あたしは何だか、雄真のそんな心の奥深くに触れてみたい気持ちでいっぱいになっていた。
……もし雄真が、あたしのことを本当に想ってくれていて……
その想いに、あたしが直に触れることができたら……きっと……
(それには……やっぱり)
気がつくとあたしは、雄真の想いの塊を求めて手を動かしていた。
「杏璃……?」
「んしょ……と」
お尻丸出しの体勢のまま、股間に募る雄真の熱目がけてじわじわと手を忍ばせるあたし。
「お、おい……何する気だ、杏璃」
「いいから黙って見てるの! ん……」
雄真の戸惑いの言葉も顧みず、そっと雄真の温かな懐に手を差し入れ……
「あ……///」
掌にじんわりと熱く伝わる、雄真の溢れる想い。
怒張はひくひくと切なく脈打ち、その抑えきれない気持ちをあたしに伝えてくれる。

11 :
「雄真……もう、こんなにおっきく……」
「ゔ……///」
「ホントだ……雄真……あたしのお尻で……興奮してる……」
……天にも昇るような気持ちだった。
こんな貧相なあたしのお尻でも……雄真、こんなに喜んでくれるんだ……
あたしは嬉しさのあまり、にたにた笑いながら雄真のそこをぐにぐに攻め立てていた。
「あ、あんま……触んなよ……恥ずかしいだろ///」
そんなあたしの攻撃に雄真が照れ臭そうに呻くのが、何だかとっても可愛らしい。
「何よぉ……雄真だって、あたしの恥ずかしいとこいっぱい触ってるくせに」
雄真もさっきまで、自分ひとりであれだけ楽しんでたんだもん。
ここは少しくらいあたしに楽しませてもらっても、罰は当たんないわよね♪
「ほ〜れ、うりうり〜♪」
「う、う……うぁ……」
あたしはなおも調子に乗って、雄真の縫い目のところを親指でぐりぐり押しつけてみる。
雄真のそこがひくりと仰け反るのに合わせ、全身をぴくぴくと切なく反応させてくれる雄真。
「あ、杏璃……いいから、もうやめろって……」
愛撫を拒む雄真の声にも、だんだんとやるせなさがこもってくるのがわかったが。
「やーだよっ☆ あたしのお尻、さんざんいじめてくれたお返し!」
「ぐ……ぐぅ……」
あたしがあくまで引く気がないことを知るや、雄真は悔しそうに唇を噛みしめ……

12 :
「……んなことするなら、罰の追加だな」
「んぁ? あ、ひゃうっ!!」
雄真はいきなり無遠慮に、あたしの秘所に指を突っ込んできた。
あまりに突然のことに一瞬何が起こったのか把握できないあたしだったが、
さっきのおしおきですっかりぐしょぐしょになってたあそこは、何の抵抗もなく雄真の侵入を受け入れる。
「あ、んあぁっ、ぁっ、はあぅっ……あっ、あぅぅっ」
ぐちっ、ぐちゅっ……
指をかき回される度秘所からえっちな音が零れ、その卑猥さに不覚にも喘がされてしまうあたし。
「まったくイケナイ奴だな……ケツ叩かれて、もうこんなに濡らしてやがったか」
あまつさえこんな、あたしを挑発するような台詞まで口走りだす雄真。
……最低……っ!!
あたしに口で勝てないからって、こんな……無理矢理体に訴えかけるような真似して……
「んぅぅっ、ぅぅ……ゆぅまが……ぃけないん……でしょお……?」
悔しさか、それとも雄真の理不尽な攻撃への応酬か。
あたしは必でおのが意識を繋げ止めんと、雄真のそこをぐっと握りしめていた。
「雄真が、ここ……こんなにするから……あたし……」
負けちゃ、いけない……
最初にあたしにえっちな気持ちで触れてきたのは……雄真の方なんだから……!!
「言ったな、杏璃……んじゃ、どっちが先に屈するか……勝負だ」
勝負の始まりを冷酷に告げる、雄真の低い声。
「んぅっ、い……言われ……なく……てもぉ……!!」
……自分が何のためにこんなに必になってるのか、わからない。
だけど……負けたくなかった。
あれだけあたしに猥らな行為を働きながら、あたしまでその気にさせることで
おのが劣情を正当化せしめんとする雄真のずるさ、卑怯さに。

13 :
「んふぅぅ……ぅうっ、はぁっ……っく、ぅっ、はぅぅっ……」
脳みそが直接かき回されるような情動の中、歯を食いしばりながら雄真のそこを攻め立てるあたし。
全然……気持ちよくなんて……ないんだから……
そんなあたしの気持ちとは裏腹に、あたしのお尻は高く揺れ動き、
その濡れたお口で雄真の指技をもっともっとといやらしくねだり始めている。
「っく……こんだけ欲しがってるくせして……人のこと、とやかく言えるのかよ……」
腹の奥に声をくぐもらせながら、雄真が苦しそうに呟く。
「……何よぉ……雄真だって……もう、こんなにしてるくせにぃ……」
あたしはその挑発に応えるかの如く、雄真のカリの辺りを激しく擦りたててみせた。
「っぐぅ……っ!!!」
そのあまりの衝撃に、雄真がにわかに声を詰まらせる。
「さっさと認めちゃいなさいよ……
 自分は杏璃ちゃんのお尻でどうしようもなく欲情してる、惨めで淫らな変態ですって……!!」
そう……雄真が悪いんだ。全部。
あたしがえっちな気持ちを抑えきれないのも……あたしがここまで、雄真の態度に必になってるのも……
全部、こいつが悪いんだ……全部……!!!
「そのケツで身も世もなく求めてる奴が……偉そうに言えた……義理かよ……っ!!」
そのあたしの攻撃に、雄真が歯ぎしりしながら語調を荒げた直後。

14 :
ぷにゅっ
「ひゃあ……あうっ!?」
あたしのお尻を、奇妙な圧迫感が襲った。
雄真が快楽に耐えながら、あたしのお尻の穴を指で押さえつけてきたのだ。
(い……いきなり何を……)
あたしが戸惑いの色を見せるも束の間、雄真は更に指をぐりぐり押しつけてきた。
まるでおしり洗浄機の水が粘っこい粘土になって、あたしのお尻にまとわりついてくるような不快感。
……信じられない……!!!
いくらあたしに負かされるのが嫌だからって……そんなとこ触るヤツ、いる……?
「ば……ばかぁ! 何てとこ触んのよ、雄真ぁ!!」
「どうせこっちにも欲しがってたんだろ? 杏璃のここ、ひくひく物欲しそうに蠢いてるぜ」
……もう訳がわかんない。
そんなとこ弄って、あたしをどうしたいのよコイツ……!!!
「バカ! スケベ!! えっち!! 変態っ!!! や、あぅああっ……!!!」
涙声で発する罵倒の声も、もはや雄真の耳には届かないようだった。
雄真があたしの穴を押し広げるかのように指を擦りつけるに合わせ、
まるで排便を促されるような狂った気持ちよさが、あたしのお尻の奥を駆け巡ってゆく。
……やだよ……あたし……
おしりの穴いじられてイッちゃうなんて……そんなの、変態のすることなのに……
「うぅうっ、こんな、ぉしりで……イッちゃうぅ……ぅぁ、はぁぁっ……」
「よかったら……先に……イッてもいいんだぞ……? 杏璃……」
あたしが羞恥の涙に暮れるのも意に介さず、なおも冷酷に愛撫を続ける雄真。
「うぅっ、っふ……んぐ、くふぅぅっ……っっ!!!」
最後の力を振り絞り、雄真に必の愛撫を続けるあたし。
だがその朦朧とした意識じゃ、せいぜい手指を乱暴に往復させるくらいしか叶わず。
「どうした杏璃……全然、気持ちよく……ないぞ……?」
「んぅんんっ、んぅ……ゅぅ……まの……ばかぁ……っ」
余裕しゃくしゃくな雄真の表情に、あたしはただ枕を噛みしめることしかできなかった。

15 :

ずぶっ
「ひい゙ぃいっ!? あ、あうぅっ!?」
突如、稲妻が全身を貫いた。
お尻から脳天にかけて、真っ直ぐ竹槍を突き刺されたかのような感触。
そのまま得体も知れない圧迫感が、貫いたお尻の奥深くをぐりぐりと攻め立ててくる。
「あひっ、ぅっ、んふっ、んぅっ、あ、やっ、はぅううっ!?」
ようやくその感触が、肛門深くに押し込められた雄真の指であると理解するも。
お尻と秘裂の両の穴を限界までいじめられ、あたしはもはやまともな思考力を失ってしまっていた。
お尻に指入れられるの……あんなに嫌だったのに……
何なの、これ……
何だかとっても……すごく……気持ちいぃ……っ!!!
「だめぇぇ、あたし、イグ……イッちゃう……あっ、はぁぁぁっ」
迫り来る未知の快楽に、我を忘れて喘ぐあたし。
あたしのお尻のもっともっと奥まで、雄真に知ってほしくて。
ふりふりとお尻を前後に揺らしながら、雄真の指をぐいぐいと咥えこもうとするあたし。
そんないけないあたしのお尻に、雄真の指が応えてくれた。
あたしのお尻の一番奥、う○ちまで触れちゃえそうなところまでずぶりと挿し込んでくれて……
「あ、ひゃあっ、あぁぁあぁあああああああああっっっ!!!!」
あまりの快楽と悦びに、あたしは叫んだ。
括約筋の収縮に導かれて雄真の指がぐいぐい飲み込まれ、気の狂うような快楽をあたしに教えてくれる。
「あぁっ、ぁぁ、っっ、はぁあぁっ……」
幸福感たっぷりに、悦びの吐息をつくあたし。
お尻の奥がむずむずして……雄真にずっと愛してもらってるような心地よいくすぐったさを感じる。
そんなあたしの喘ぐ様を、熱っぽい視線で見つめてくる雄真。
「……すげぇ、綺麗だ……杏璃……」
熱に浮かされたかのような、雄真の熱い一言。
たったそれだけの賞賛の言葉なのに。
あそこを弄ってもらった時以上にじゅんときてしまうあたしは、やっぱりイケナイ女の子なんだろうか。

16 :
……やがて快楽の波がひととおり過ぎた後、あたしはゆっくりと身を起こした。
さっきの一件で、あたしもすっかりスイッチが入っちゃったみたいだ。
どこでもいいから、もっと……雄真のこと、いっぱい感じたい……
……気がつくとあたしは、雄真のズボンをずるりとずり下げていた。
あたしの大好きな、雄真のあそこ。
あたしのお尻でこんなに苦しそうに膨れ上がった、雄真の大事なおち○ち○……
「……? 何する気だ、杏璃……」
「んはぁ……ぁぁ……ゆぅまぁ……ぁむっ」
そのまま欲望に震える雄真の愛しい分身を、ゆっくり口腔に収める。
「!?」
突然のことに雄真が目を見開くのも意に介さず、先端部をゆったり味わい始めるあたし。
「お、おい……何やってんだ、杏璃」
「んむぅっ……ゆうまのここ、まだ……イッてないもん」
奇妙なまろやかさが、あたしのお口を満たす。
雄真のまったりしたお肉の味と、鼻腔をくすぐるような獣臭さが……あたしをどんどんえっちに変えてゆく。
「このまま雄真にひとり勝ちなんて……させないんだから……んむっ」
「うぁぁっ、あ……杏璃……」
「んぐぅぅっ、んむ、むちゅ、んぐぅ……ゅぅま、ゆうまぁ……」
雄真って……やっぱり、すごくかわいい……
そんな雄真のことをここまで独り占めできるあたしは、きっと世界一幸せな女の子なんだろう。
そのままお口の中であそこがとろけるまで、無心の奉仕を続けるあたしだったが。

17 :
「あ……杏璃ぃ……っ!!!」
「んぁ? あ、ひゃあっ」
気がつくとあたしは頭を局部から引き離され、ベッドの上に押し倒されていた。
そのまま雄真はあたしの意思も聞かず、強引に前合わせを引き剥がしてゆく。
「あ……ゆ、雄真ぁ……///」
ふわっと外気に晒される、あたしの未熟なおっぱい。
その頼りない双丘に注がれる雄真の熱い視線に、思わず泣きたくなるほどの羞恥があたしを襲う。
そして次の瞬間、雄真の熱い掌がぎゅっとあたしの胸の片方を握りしめていた。
「んあぁ! ぁっ、はぁぁ……っ」
脳幹を貫く刺激に、思わず呻くあたし。
「悪ぃ……あんなことされたら……俺、もう我慢できねぇ……」
苦しそうに、やるせなさそうに……雄真が熱っぽい一言をくれる。
ふにふにと狂おしく動く雄真の指に、あたしはどうにかなってしまいそうになる。
そして、あたしの秘部の奥底までも探らんと、雄真のもう片方の手があたしの秘所に忍び寄り……
「んっ……!!」
いっぱいかき回されてむずむずする膣内に、焦らすように擦りつけられる雄真の指。
そのいやらしくも絶妙な動きに、あたしもどんどん雄真のものが欲しくなってゆき……
「……そろそろ……いいか……杏璃……」
「う、うん……雄真の、早く……ちょうだい……」
苦しそうに嘆願する雄真に、あたしは迷うことなくそう答えていた。
雄真は静かに頷くと、はち切れそうなくらいに膨れ上がったそれであたしの淫肉をこじ開けてゆく。
「んぁぁ……ゃぁ……ぁそこ、広がっちゃう……ぁぁ……」
怒張が1ミリ、また1ミリとねじ込まれる度、あたしのおなかがひくっ、ひくっと切なく痙攣する。
雄真の……すごくおっきくて……熱い……
こんなおっきなので、奥までぐりぐり攻められちゃったら……あたし、どうなっちゃうんだろう……

18 :
「ぁうぅ……」
やがて奥底まで雄真のぬくもりで満たされ、心地よさにひとつ吐息するあたし。
「奥まで……入ったぞ、杏璃」
「う、うん……あたしのおなか、雄真のでいっぱい……」
「ここから、どうしてほしいんだ? 杏璃」
少しだけいじわるな顔をしながら、そんな恥ずかしい質問を投げかけてくる雄真。
「ぅぅ……そ、それは……」
「杏璃のしてほしいこと……言わなきゃ、俺もわかんないぞ」
「うぅ……わ、わかってる……くせにぃ……っ」
恥ずかしさとじれったさに、思わず顔を背けるあたし。
雄真っていつも、こうやっていじわるするんだから……
そう理不尽に思いながらも、こうやって雄真にいじめられてる自分自身を想像するだけで、
頭がぐるぐる沸騰してしまいそうになる。
「わかってるって……例えば、どんな風に?」
「うぅ……だから、それは……そのぉ……」
雄真がそうやって、あたしをいちいち熱くさせるから。
あたしはいつもこうやって、雄真に求めさせられてしまう。
「つ……突いて……ほしいの……
 あたしのおなか……雄真ので……ごりごりって……して、ほしぃのぉ……っ!!!」
こんな状況じゃなきゃ決して口に出来ない言葉に、体中の血が頭に昇ってきてしまう。
雄真の、バカ……
いつもいつもこうやって、あたしのこと……どうしようもなく昂らせるんだから……!!!
「よく言えたな、杏璃。それじゃ……」
羞恥の涙にくれるあたしの腰を掴み、雄真がひとつ腰をのけぞらせた。
「壊れちまっても……知らないぞ……杏璃……!!」
そして……雄真の怒張が、腰骨あたりにまでずんと重く響き……

19 :
「ひゃ、んぁあっ!!?」
……信じられないほどの衝撃だった。
あんなおっきな雄真のあそこが、あたしの狭い膣内で容赦なく暴れまわってる……!!
「あうっ、あぅあああ、あぁっ……ぁあ、すご、すごぃぃ……っっ!!!」
脳みそが、ぐちゃぐちゃにシェイクされちゃうような感覚。
なけなしの自我すら吹っ飛んでいきそうな衝撃に、あたしは確かなものを求め叫ぶ。
「ひゃうっ、あ、ふあぁ……や、だ、壊れ……ちゃう……
 そんなに、んぁ、されたら……ぁたし、ぁ、あぁっ……壊れ……ちゃう……よぉぉ……!!!」
「壊れちまえよ……杏璃……俺がちゃんと、元に戻してやるから」
「ぁぅ、んぁ、はぅ、やぅぅうっ……ゆぅま……ぁぅ、ゆぅまぁぁ……っっっ!!!!」
雄真は更に怒張を奥深くまで捻じ込み、あたしの一番弱いところを先端でぐりぐり抉り上げた。
「あうぅうっ、ぃや、そこ、だめぇぇ……!!」
次々と襲いかかる快楽の奔流に、もはや何を叫んでいるのかもわからなくなるあたし。
「ああぁっ、はぁ……また、イク……イッちゃうぅ……雄真ぁ……!!!」
「あぁ……杏璃……俺も……もう、すぐ……!!」
「やぁ……雄真……いっしょに……きて……いっしょに……イッてぇ……!!!」
あたしのその叫びに、雄真のそこが応えてくれた気がした。
雄真のそこにぐぐっと力が入り、その欲望を解き放たんと激しくのたうち回る。
「だめ……あたし、ゃぁっ、もう……あ、はああぁっ」
「杏璃……はぁっ、ぁぁ……杏璃ぃ……っっ!!!」
「ひゃ、やぅ、あ、はっ、ああああああああああああああっっっっ!!!!」
世界の全てが、快楽一色で埋め尽くされる衝撃。
そしてその波が、ざわざわと音を立て引いてゆく刹那……

20 :
びく、びゅくっ……!!
「やあっ、あっ、あぁああああああああっ」
雄真のなけなしの想いが、あたしの中に注ぎ込まれるのがわかった。
どくっ、びく、びゅく、びゅくっ……
あたしの狭い膣肉の中で雄真の想いが炸裂し、ひくひく収縮するあたしのあそこを押し広げてゆく。
「やぁぁ……おなか……熱い……熱いよぉ……ゆうまぁ……」
息すら詰まりそうになるほどの精液の量に、ふぅふぅと苦しく喘ぐあたし。
……やがて全てを放ち終えた雄真が、力なくしてあたしの元に倒れこんできた。
あたしの全身に、雄真の心地よい熱と重みがじんわりと伝わる。
「あ……ゆ……ゆぅま……」
「杏璃……このまま……少し、抱き合ってようか」
「うん……雄真……」
雄真は出し終えた後、いつもこうやってあたしを求めすがりついてくる。
この雄真に本当に愛されてるって実感する時が、実は一番好きなんだ……あたし。
「……やっぱ杏璃って、抱きしめるとすげぇ気持ちいい……」
「クス……雄真、あたしとおんなじだ……
 雄真にこうやってぎゅってされるの……あたし……大好き♪」
「そっか……さしずめ似た者夫婦ってとこかな……俺達」
「やだ雄真……夫婦って気が早すぎ……んふふっ」
雄真の言葉に、あたしはふと少し前のOasisでの出来事を思い出していた。
『俺たち、結婚します!!!!』
Oasisのみんなが祝福してくれる中、そう宣言してくれた雄真。
少しだけ照れ臭く、冗談めかしく……そして、限りない愛情に満ち溢れたその言葉。
……きっと大人たちから見たら、何も知らない子供のおままごとに過ぎないかも知れない。
だけど、雄真がみんなの前で見せてくれたその決意だけは、
いつまでも心の奥に刻みつけていたい……そう思うから。
(いつまでも、ふたりでいっしょにいようね……雄真……)
心地よい寝息を立て始める雄真の頭を、幸せに任せて優しく抱きしめるあたしだった。

21 :
〜数日後〜
「ゆ・う・ま〜? 今日はちょっと、あたしに言うことがあるんじゃない?」
「な、何のことだ……杏璃」
あたしの怒気をはらんだ口調に、思わず恐れおののく雄真。
だがこの程度で収まるほど、今日のあたしは生易しくはない。
「これよこれ!! 一体これ、どういうことなのよ!?」
怒り心頭、その写真を目前に叩きつけるあたし。
「ぶふぅ!!!」
その写真に、雄真が思わず噴き出していた。
手渡したのは、お花見の時に撮られたと思われる雄真と春姫のツーショット写真。
ついこないだ、ひょんなことで春姫から送られてきた痛恨の1枚だ。
「よりにもよって、春姫とこんなことしなくったって……ひどすぎるじゃない!!!」
「い、いや杏璃……これはその」
そこまで言うと雄真は急に押し黙り、何やら考え事を始めだした。
どうせきっと、しょうもない言い訳でこの場を乗り切るつもりなんだろう。
だけど、そうは問屋が卸さない。
雄真が何か反論しようと口火を切り出したところで、あたしはキッと雄真のことを睨みつける。
「……何?」
「何デモナイデス。杏璃様」

22 :
……本当は、わかっている。
あの時の雄真は、間違いなくあたしより春姫のことを気にしていた。
もちろん、雄真のことを少なからず想っている春姫の気持ちも理解してたし、
まさか自分が雄真とこんな関係になるなんて思ってなかったから、
無責任に雄真と春姫のことを煽ってた自分自身にも、少なからず責められるべきところはある。
大体今頃そんなこと言ったって、そんな雄真の過去まであたしのものになるわけでもなし。
……だけど……ちょっと、歯痒いじゃん。
わがままなのはわかってるけど……やっぱり、雄真はずっとあたしのことだけ好きでいてほしいし。
それに……雄真はこないだ、あれだけあたしのこと好き放題弄んでくれたんだもん。
ここは少しくらいあたしに反撃させてもらっても、バチは当たんないわよね?
「さぁてと……そんな浮気者の雄真には、少しオシオキが必要みたいね」
「お、おしおきって……まさか」
あたしはくいっと口角を上げながら、一言雄真にくれてやった。
あの時あたしを好き放題弄んでくれた、雄真の痛恨の一言。
「安心して雄真。痛いことはしないから……あたしの機嫌さえ損ねなきゃ」
「う、うぐ……ι」
その言葉の意図を理解したらしく、ぐぐっと言葉を詰まらせる雄真。
「んじゃさっそく、折檻部屋へれっつごー!!」
やっぱりあたしは、いぢめられるよりいぢめる方が性に合ってるよね♪
げんなりとうなだれる雄真を導きつつ、あたし達は折檻部屋(という名のあたしの寝室)へと向かって行った。
その後、あたしが雄真にどんな折檻を与えてあげたか……それはまた次の機会にね♪
(終わり)

23 :
春姫「雨降って地固まる・・・か。あんまり効果なかったみたいね、これ」
↑実は杏璃に写真送りつけた全ての元凶だったりw
何だかはぴねす熱も随分去っていってしまった感がありますが、いかがだったでしょうか?
ちなみに既に杏璃ネタでもう1本仕上がってますが、
こちらはPC版じゃなくPS2版はぴでらのネタなんですよね・・・
こういうエロゲ原作のコンシューマゲーのSSって、ここに貼っても大丈夫なんでしょうか?
あと、遅ればせながら>>1乙です!
今度こそは即しませんように・・・

24 :
>23乙です。間に入れちゃってごめんなさい。

25 :
エロゲ全般だからいいんじゃないでしょうか。
全年齢版にギャルゲーSSスレがあるならそっちでもいいかとは思いますが……
そういえば、即前に貼ると言ってた方はどうされたのだらう。

26 :
>4-22 は、即前にいってたやつじゃない?

27 :
>>26
それとは別に貼ろうとしたけどエラーか何かで貼れなかった人がいたはず

28 :
>27 あぁぁ、そっちか・・・ どうだろ?

29 :
保守。

30 :
即回避のための保守。

31 :
全力保全管理

32 :
hosyu

33 :
とりあえずここ以外に該当スレが見つからなかったんでこちらに投稿します。
(ギャルゲ板にも一応SSスレあるけど、直接的えろ描写不可みたいなので)
はぴでらの杏璃ルート追加イベントで、杏璃が湯上がりのバスタオル1枚で公園に召喚されちゃうネタがあります。
これでもし召喚されるのがもっと早かったら・・・と、自分なりに妄想してみました。
それでは。
「はぴねす!」より、「雄真と杏璃、ハダカの付き合い?」

34 :
「んふふ〜、ふんふんふーーん♪」
お風呂のお湯にたっぷり注いだ、美肌効果たっぷりの乳液。
それを体全体にまんべんなくまぶしながら、あたしは嬉しくてつい鼻歌を漏らしちゃう。
雄真に仕掛けた、とってもステキな罠。
12時ちょうど、愛情たっぷりに読み上げられた手紙の言葉に誘われ。
あたしはちょっぴりおめかししながら、雄真と初めてのキスを交わすんだ……
「……んへへ……///」
雄真、きっと驚くだろうな……
そして戸惑いながらも、あたしのことをぎゅっと優しく抱きしめてくれて……
……やだもー!
その時が来るまで、あたしはきっちりおすまししてなきゃいけないのに。
雄真とのその時を想像するだけで……顔のニヤニヤが全然取れないよ……
……うぅん、ダメダメ!!
12時になるまで……ちゃんと、きっちりとした表情に戻んなきゃ……
……お風呂に入り始めたのが、ちょうど10時半くらい。
いっぱいいっぱい体を磨いたから、ちょっと時間かかっちゃったけど……
今から上がっておめかしすれば、きっと12時には間に合うよね?
「さてと……」
乳液のぷに肌効果を残すため、あえて湯上りのシャワーはかぶらずに。
高まる興奮に胸を躍らせながら、あたしは浴室のドアに手をかけた。
……と。
シュウ……
「!!?」
あたしの足元に現れる、謎の魔法陣。
言うまでもなく……あたしが手紙に仕掛けた転移魔法の陣だ。
そんな……嘘でしょ?
よりによって、何も……こんなタイミングで……!!!

35 :

―――――シュンッ!!!!
「!!!!!」
杏璃が、いた。
何もない夜闇に現れた魔法の光が、急速にその実体を現しつつ。
「んぅ〜〜〜〜〜っ!!??」
言葉を出そうとするも、何かに口を塞がれて息をすることすら叶わない。
いや……このぷにぷにと濡れた触感から察するに。
これは、まさか……杏璃の、く……くちび……る……!?
「……っはぁ!!」
ようやく唇が解放され、一息つく俺。
目前の杏璃の姿が、とさっと力なく地面に崩れ落ちる。
……しかし……その異質な姿に、俺は絶句していた。
な……何で……
何で俺の目の前に、あんなステキなカッコをした杏璃が……?
「……う……う……うぅぅ……///」
その場にうずくまり、顔面真っ赤にしながら、睨まれた番犬のような目をこちらに剥く杏璃。
しかし、その姿は……
胸元からおへそ、そしてその大事な部分に至るまで……服という服をひとつもまとっていなかった。
全身を流れる白っぽい液体と、ぱっさり解かれた金色の髪から……
彼女がたった今まで何をしていたか、一目瞭然だった。
「あ……え……えと……」
ま……まさか俺……
入浴中の杏璃をそのまま野外のど真ん中に召喚するなんて、そんなステキなことしちまったのか?

36 :
「……雄真の……バカあぁっ!!!!」
夜闇を引き裂くような杏璃の悲鳴に、ふと我に返る。
「何で……何でこんなタイミングで読んじゃうのよぉっ!!!!」
「い、いやあの……俺はその」
「ちゃんと……ちゃんと12時に読んでって言ったじゃない……
 なのに……こんなカッコで……あたしにどうしろっていうのよぉ……っ」
「う……うぐ……」
「今日のために……せっかく……かわいいお洋服買ったのに……台無しじゃない……」
……ようやく理解した。
一見稚拙な言葉の羅列に見えるこの手紙……これこそが、彼女を召喚するキーワードだったのだ。
そして……杏璃がやけに「12時」という時刻にこだわったのも……
その日、その瞬間、彼女にとってベストな格好で……俺のもとへと呼び出されたかったから……
「もぉ……どぉするのよこれ……
 こんなカッコじゃ……あたし……おうち帰れない……」
恥ずかしさも頂点に達したのか、俺を罵倒する杏璃の声も徐々に弱々しくなってきた。
……そりゃそうだ。
まともな女の子なら、全裸で野外に放り出されたりして正気でいられるわけがない。
「え……えっとさ、杏璃……」
俺は何とかその場を取り繕おうと、そっと杏璃のもとへ近づき、

37 :
キラ……ッ
「ひっ……!?」
俺がその光に反応するよりも早く、杏璃が全身を硬直させていた。
不安定にゆらめきながら、徐々にこちらとの距離を縮めてくる光。
まさか……
真夜中の公園警備員の皆さんが、ここまで見回りに来たとでも言うのか!?
「い……い……いや……」
顔面蒼白になり、歯をガチガチ言わせながら、迫り来る脅威に打ち震える杏璃。
光が近づくにつれ、杏璃の顔色が徐々に精気を失ってゆく……
……やばい!!!!
俺は素早く杏璃を抱きかかえ、光とは正反対の方向へ走り出した。
(とにかく……どこか……隠れられる場所を……)
恐怖と羞恥に打ち震える杏璃を必に腕で庇いつつ、息を切らすのも忘れて全力疾走する俺。
……やがて目の前に見える、新築の公衆便所の影。
(……あそこだ!!!)
俺は急いでその場に駆け込み、個室の一角へと逃げ込むのだった。

38 :
「……」
狭い個室の一角で、打ち震える杏璃を必に抱きしめる俺。
だが今の一件が杏璃に与えたダメージは、思いの外大きかったようだ。
回したその手ががたがたと音を立てるほど……杏璃の体は、がくがくと激しくうち震えている。
「……もう大丈夫だ、杏璃」
「……ゆぅまぁ……」
「ここなら絶対、誰にも見つからないから」
「……」
そう言って安堵を促す言葉をかけるものの、依然として杏璃の震えはとどまるところを知らない。
……無理もない。
こんな格好で野外に放り出されるなんて……杏璃にとっても不測の事態だ。
そこにあまつさえ、見知らぬ誰かにこんなあられもない姿を見られるかと思えば……
例え杏璃でなくとも、こんな風になってしまうのは当然だ。
(……くそっ!!!)
今更ながら、自分の判断ミスを呪った。
杏璃の言葉を軽々しく扱って、その言葉を簡単に裏切ってしまった自分自身に。
そして……知らなかったとは言え、杏璃にここまでの恐怖心を抱かせてしまった事実に。
……後悔しても、始まらない。
今は何とかして、杏璃を寮まで送る算段を考えなければ……!!!
「……雄真……いるよね、そこに……」
「あぁ……ちゃんといるぞ。だから……安心しろ、杏璃」
「うん……震え、止まるまで……いっしょにいて……雄真……」

39 :
弱々しく呟く、杏璃の声。
押しつけられる、ほんの布1〜2枚を隔てただけの肉体。
(あ……やば……)
理性のタガが、少しずれるのを感じた。
汚い公園の便所にて……たった一人、裸で羞恥に打ち震える杏璃……
それは想像するだけで、この上なく煽情的な光景に思えた。
……視界の脇に、杏璃のやわらかな肢体が映る。
表皮の曲線そのままに流れる幾筋もの白い筋と、胸元にほんのり覗くピンクの先端が……
俺の理性のタガを、ぐいぐいと激しくゆさぶってくる。
(……杏璃……)
……何度、夢見ただろう。
一糸まとわぬ杏璃のその肉体を、この手で抱きしめてやりたいって……
今がまさに、その状況だった。
このだだっ広い屋外で、杏璃ただ一人裸という気違い染みた情景が……俺の正常な判断を奪ってゆく。
「……雄真ぁ……」
蚊の鳴くような囁きと、俺を頼ってすがりつく温かな肉体。
きっと今の弱った杏璃なら、俺が何しようと一切抵抗できないだろう。
そして俺がその気になれば……弱った杏璃を、自分の気の済むまま陵辱できてしまうだろう。
……スミマセン。俺、やっぱダメでした。
こんなえっちな状況を前にしちゃ、自我抑えられる人間なんているわけありません……

40 :

「ひゃうっ!? ゆ、雄真ぁ……?」
俺はすがりつく杏璃を強引に引き剥がし、壁際に寄せると、無遠慮にその股間に手を伸ばしていた。
いっぱい周囲の目に晒されて、杏璃の性感も昂ってきたのだろう。
差し入れたそこは、既にいっぱいの甘いジュースで満ち溢れていた。
「まったくエッチだな杏璃……こんな状況で、もうこんなに濡らしてやがったとはな」
「ち、ちが、あ……あたし……ひゃ、やうぅぅっ!?」
公衆便所中に響きわたるように、高々と音をたてながら中をかき回す俺。
ぐちゅぐちゅと指を回す度、杏璃の愛液がとどまることなく俺の指を汚してゆく。
「やぁっ、そんな、音、立てちゃあぁ……あ、はぅああぁあっ」
股間を伝う捻じ曲がった快楽に、いやいやをするように首を振りながら悶える杏璃。
裸であることが異質な環境の中、まるでそうなることを求めてたかのようにいやらしくくねる杏璃の全裸……
全てがこの淫乱なショーのお膳立てに思えるくらい、それは激しく官能的で、エロかった。
「こんなはずじゃなかったとか言って……ホントはこうなるのを期待してたんじゃないのか?
 全く、とんだ淫乱娘だな、お前」
「やぁっ、そんな、言わ、ないでぇ……ぁぁ、やうぅうっ」
「これだけ乳首尖らせておきながら、よくそんな口が聞けたもんだな……杏璃」
「ひゃうぅっ!?」
寒さと恥辱に打ち震えた敏感な乳首を、指でぴんと弾いてみる俺。
その衝撃に杏璃は全身を震わせ、鳥肌を立てながらより一層その乳首を固くしてくる。
「ほら……さっきまでの威勢はどうしたんだ? 杏璃」
ねとつく乳首に指をねっとり絡ませながら、サドっ気たっぷりに問いかけてみる俺。
「やぁぁ……そんな、ちくび……だめぇ……」
俺の容赦ない攻めにいちいち全身を震わせながら、心地よく感じてくれる杏璃の痴態。
そんな杏璃を見てると……何だかこっちも抑えが利かなくなってしまう。
俺は指での愛撫をやめると、今度は自分の頭をぐいっとその股間へ誘った。

41 :
「ひゃあぁあ……ぁぁ、はぁ……なに、すんの……ゆぅま……」
「えっちでドスケベな杏璃のここに、ちょっとおしおきをと思ってさ」
そう言うと俺は杏璃の腰をぐいっと手前にたぐり寄せ、杏璃の秘密の割れ目に唇を押しつけた。
「ひゃあ……あうっ!?」
愛液が顔を伝うのも気にせず、俺は杏璃のそこを舌でかき回してゆく。
「んああ、あぅ、んぅぅっ、はぁ、あうぅぅぅうっ」
ぎりぎりと歯を軋らせながら、その不快な感触に耐え忍ぶ杏璃。
だが……その意思とは裏腹に、杏璃の両手は俺の愛撫を求めてぐいぐいと後ろ頭を押しつけてくる。
「そんなにしてほしいのか……ククッ、体は正直だな」
「や、ちがっ、そんな、あたし……っ、ひゃ、ぁぅ、あぅあぁああああっ」
奥底を舌でかき出す度、ねっとりとした潤いが俺の唇を濡らす。
杏璃の両足が、もはや立っているのも辛いくらいにがくがくと力なく震える。
「んじゃ、これはどうだ……? 杏璃……」
「ひゃ、はぁぁ……ぁぅ、ぁあうぅうっ、はぁ、んああぁぁ……」
がっちり掴んだ尻肉をぐにくに乱暴に揉みしだきながら、杏璃のそこに執拗な奉仕を続ける俺。
杏璃の吐息が、抵抗に満ちたそれから明らかなな快楽の吐息に変化してゆくのを感じる。
「ホントによくなってきたのか? 全く……ホントにどうしようもないな、お前」
「ち、違う……こんな、ぁっ、こんなぁ……違う……違うのぉおお……っ!!!」
必におのが無実を訴える杏璃に、ふともう一つの嗜虐心がくすぐられるのを感じた。
俺はわざと愛撫をやめ、頭をぐっと遠ざけてみる。
「はあぁ、ぁぁ……何、で……? 雄真……」
いきなり堰(せ)き止められた快楽の波に、杏璃が目に涙を浮かべながら問うてくる。

42 :
「だって……嫌なんだろ? 杏璃。
 こんな所で素っ裸になって無節操にイキまくるような、えっちな女の子じゃないもんな、杏璃は」
「や、やぁ……それ……ち、ちが……」
「違うのか? 杏璃」
「うぅぅ……そ、それはぁ……」
理性と本能……その人間として根源的な葛藤に、涙目になりながらうち震える杏璃。
「じゃあ、やっぱり杏璃はエッチなんだ。
 どんなトコでも所構わず獣みたいにイキまくりたい、えっちで淫乱な女の子なんだ」
「……ぅ、ぅぅぅ……」
杏璃が口をつむりながら、顔を極限まで紅潮させた後……
「……ぇっち……だもん……あたし……」
「ん?」
「エッチだもん……あたし……
 雄真にいっぱいいっぱいしてほしくて、あたし……もうガマンできないんだもん……!!!」
「……杏璃……」
ちょっと意外だった。
杏璃がここまで、おのが快楽に素直に従うなんて……
「ねぇ……ちょうだい? 雄真の……
 雄真の……おっきなので……いっぱい……いっぱい……して……?」
猥らに、訴えかけるように……杏璃が誘いの一言をくれる。
杏璃の飽くことのない性の昂りに……俺のあそこもまた、静かにびくんと力強い脈を打つ。
「……そこまで言うなら、仕方ないな」
俺は観念したように後ずさると、そっとズボンのファスナーを下ろした。
そのまま顔を出す俺の性の欲望に、杏璃がとろんと潤んだ目を向けてくる。
「ゆっくり、行くな……杏璃」
「うん……雄真……」
俺は杏璃を馬みたいに四つんばいにさせ、後ろの秘裂からそっと己が怒張を捻じ込み

43 :

「へくちっ!!!」
「!!?」
その音に、我に返った。
杏璃が寒そうに、鼻をずるずると啜る。
(あ……やば……)
妄想……だったのか? 今の……
裸の杏璃が目の前にいるからって、何やってんだ俺……
つか、我ながら何つームチャクチャな妄想だよι
AVやエロ本の見すぎだ、俺。
(……しかし……)
抱きしめる杏璃の体は、未だ震えが収まらない様子だ。
いや……さっきまでとは様子が違う……
杏璃の体は全身鳥肌立ち……顔面蒼白になった杏璃の唇が、ぞっとするほど深い群青を示す。
両腕の滑る杏璃の背中は、俺が触れていたところを除き、まるで凍りついたかのように冷たい……
「……ゅぅ……まぁ……」
か細く震える、杏璃の声。
「……寒い……ゆぅまぁ……」

44 :
……甘く見すぎていた。
5月の夜の、急激な冷え込み具合を。
あまつこんな全身濡れた状態で放置してたら……杏璃の体温は、あっと言う間に喪失してしまう……!!
「……ちょっと待ってろ、杏璃」
俺は慌てて上着のワイシャツを脱ぎ、寒さに震える杏璃の上半身にまとわせた。
「雄真……?」
「ちょっとちっちゃめだけど……お前の身長なら、下まで十分隠れるだろ。
 あと中にこいつも着てろ……これだけ着りゃ、少しは寒さが和らぐはずだ」
俺は更に中のランニングシャツも脱ぎ捨て、杏璃に無理矢理押しつける。
「雄真……」
すっかり上半身裸になってしまった俺を、不安げな目で見つめる杏璃。
「いいよ、雄真……それじゃ、雄真が風邪引いちゃう……」
「俺よりもっと酷いカッコしてる奴が何を言うか。
 さ、着たらもう少し寄り添ってろ……体があったまったら、すぐに寮に帰るから」
「雄真……」
杏璃は躊躇しながらも俺のランニングシャツとワイシャツに袖を通し、静かに俺のもとに寄り添ってきた。
「あったかい……雄真……」
「……ごめんな、杏璃……こんな、寒い思いまでさせて……」
「うぅん……こんな子供っぽい思いつきで、雄真を巻き込んじゃったあたしが悪いんだから……」

45 :
子供っぽくなんか、ない。
形はどうあれ……杏璃はこんなにも、俺のことを一生懸命想ってくれてる。
そんな杏璃の一途な想いを……誰が馬鹿になどできるだろうか。
むしろ、責められるべきはこの俺だ。
好きな人の裸が目の前にあるのをいいことに、あんな……汚らわしい劣情にかられて……!!!
「……そろそろ、あったまったか? 杏璃」
「うん……もう、ちょっとだけ……」
俺はただ杏璃の赦しが欲しくて、杏璃に見せかけの善意を見せてるだけなのかも知れない。
……だけど。
俺の胸の中で温かく脈打つこの熱だけは……真実だと思いたかった。
「……んじゃ、そろそろ行くか、杏璃」
「雄真……んぁ、ひゃあああっ!?」
俺は乱暴に杏璃の体を抱え上げると、勢いよくトイレの個室を飛び出していった。
向かう先は、ただひとつ。
あったかい湯船の待つ、杏璃の部屋へ……!!!
「ちょ、待って……あたし、パンツ……はいてないのに……」
「見られたくなかったら、頑張って押さえてろ。
 あいにく今の俺には、そっちまで構ってる余裕はない」
息を切らすのも惜しみ……ただ無我夢中に走ってゆく。
俺の大事な女の子を……これ以上、見世物にしないために……!!!

46 :
支援

47 :
「……あったまったか? 杏璃……」
「うん……すごく、あったかい……」
ようやく寮に辿り着いた時は、既に約束の12時をすっかり回っていた。
湯船に入れっぱなしで放置してたお湯を追い炊きし、杏璃の体をそこに沈める。
「お風呂って……こんなにあったかかったんだね……雄真」
「……まったくだ」
ついさっきまでのヘンテコな出来事を思い出し、つい苦笑する俺。
……何だか騒々しい一夜だったけど。
杏璃と過ごすこんな非常識な日常を、どこかで楽しんでいる俺もいる。
「だけど、雄真……すっごくかっこよかったよ……
 あたしのために、雄真があんなに一生懸命になってくれたの……あたし、初めて見たかも」
「ははは……ι そりゃ光栄だな」
正直杏璃を連れて帰る時、本当に無我夢中だったからな……
それでも杏璃が好意的に受け止めてくれたのなら、それもいいか。
「今日、お風呂から上がったら……今日のこと、また手紙に書きとめておくね」
「? 何で?」
藪から棒にそんな意図不明な言葉を囁かれ、回答に困る俺。
「雄真のイジワルなところ、空気読めないところ、そして、時々すっごくかっこいいところ……
 ひとつひとつ、書き留めておくんだ。あたしと雄真との大事な思い出」
「……」
「そして……大人になったあたし達に、この幸せな気持ちを送るんだ。
 今のあなた達も、昔のあたし達みたいに、ずっと幸せに過ごしていますか……って」

48 :
「……何だかいいな、それ」
「ふふ、でしょー? あたしにしてはよく考えた方なんだから」
……そう。俺たちはまだ始まったばかり。
俺たちの前には、いっぱい書き込まれるのを待ってる白紙のページたちがいる。
ひとつひとつ、杏璃と埋めてゆけたらいい。
そして俺たちが大人になった時……それは何よりもかけがえのない、大切な一冊の本になる。
「……だけど今度ばかりはさすがに、転送魔法の怖さを思い知ったな。
 風呂に入る度あんなもん使われてたら、俺だったら怖くて身が持たないぜ」
「雄真も一回体験してみる? あの感覚……雄真じゃかえってクセになっちゃったりして」
「……頼むから、妙な気持ちだけは起こさないように願います」
杏璃との他愛もないそんな会話に、つられて笑顔で返す俺だった。
それから1週間後……
懲りずに転送魔法を利用した魔法服変身シーンに挑戦し、魔法服の転送先をミスって
再び野外全裸を経験することになろうとは、彼らはまだ知る由もない。
「って、またあたし脱がされちゃうわけ!?」
(終わり)

49 :
以上です。
>>40-42あたりの流れでwktk募らせてた方いらっしゃいましたら申し訳ございません;
とりあえずこれで即回避はできたかな?
では今スレでも皆さんよろしくノシ

50 :
よろしく

51 :
>>49
GJです。
昔はぴねすスレで似たような話をしてたのを思い出したw
最後のオチは最高です

52 :
おつおつ!

53 :
一応、保守。

54 :
ほしゅ

55 :
保守

56 :
初めて書いてみました。
minoriのはるのあしおとの悠ルートで
『もし、エロビデオを悠が見つづけていたら』
最期おもらしあり注意。
少女はお構い無しに部屋を物色する。
そして、ベッドの下に手を差し込んだ。
コトリという音とともに現れた物は硬質のプラスチックケースに保管されていた。
正確にいうと−アダルトビデオ−であった。
少女はそれを見るなり顔を真っ赤にした。
「おにーちゃんは、こーゆーのが趣味なんだ。」
その目には微かな驚きと好奇心が入り交じっていた。
そして中にあるテープを取り出し、むかい側の台に置かれているデッキに入れ、再生ボタンを押した。
カチャンという音と共に目の前のテレビに映像が映し出された。
少女は食い入るように見る。
男と女が映っている。
その女は少女に似ていた。違うところがあるとすれば胸の大きさだ。
女は男の肉棒をしゃぶり、そして強く吸い男の棒から白濁の精を絞りと
っている。

57 :
しかしそれでも足らないのかまた咥え、今度はその女のまたの付け根の割れ目に
男の肉棒をゆっくりと挿し込みピストン運動をはじめた。
女と男は更なる深みへと進むように腰を打ち付け合っている。
「わ、わぁ・・・あんなこと・・・」
そのビデオの淫らな行為は少女の頬を上気させる。
そして少女のまな板のような胸にみずからの手を這わせた。
ふにふにとしていた胸の先はすでに固くなっており、少女はそれを何回も指先で軽く転がした。
少女はそれでも足りないのかもう片方の手をスカートの中の布へ伸ばし、
閉じた蕾を布の上から押した。微弱な電流が体を走る
もっと強い刺激を求めて布をずらし、覆われていた、恥部を外気に曝す。
そしてゆっくりと裂け目にゆびを這わした。裂け目の上部の充血した突起に少女自体が分泌した
粘液をこすりつけながら優しく揉む。
「んっ、んんぅ」
段々少女の息は荒くなり、さらに刺激を得ようと割れ目の奥へ指を進めた。
ふいに少女の爪が強く充血した突起に当たった。
その瞬間、少女の体は一度軽く跳ねた。
「はう・・・はぁ・・・はあぁ!」
「ふぁぅ・・・ふぅ・・・」
少女が絶頂に達したあとには、テープが終わり青い画面を映し出しているテレビが乱れた服に影を落とした。

58 :

ガチャリ
その静寂を突然一人の男性が破った。この部屋の主である桜乃樹だ。
彼がドアを開けると予想をもしていなかった光景が彼の目の前に広がっていた。
「ゆ、悠?」
「え、おにーちゃん?!」
少女は急いで自らの乱れた服装を正そうとしたが、時既に遅し。
彼は少女を抱き上げる。
そして、ベッドに寝かしつけると
つまみ食いした娘をとがめる父親のような声で言った。
「なにをしていたんだ?」
答えなど彼は求めていない。
少女は自らの行った行為とばれた恥ずかしさで
頬が熱くなるのを感じた。
「悠、おまえは何をしていたのか、分かっているのか。」
少女は口を閉ざしたまま何も答えなかった。
「こんな悪いことをする奴にはおしおきが必要だな。」
「あぅ・・・」
彼はそういうと少女のスカートを捲くり上げようとして
裾をつかんだ。
少女は微かな抵抗をしたが彼にとってはそのようなものは

59 :
wktk

60 :
支援

61 :
無に等しかった。
先ほどまでの行為でしっとりと湿っていたぱんつを脱がせ、
少女の目の前に差し出した。
「悠はえっちだな。ひとりでこんな風にして。」
彼はそういうと少女の目の前でいきり立った彼の分身を外気にさらし、
少女を彼の肉棒の前に座らせて、今までの行為で潤っている少女のすじに当てた。
そして中に入れるのではなくて、すじに肉棒を沿わせるように繰り返し
こすりつける。
少女は感じているがイクには弱すぎる快感だった。
「おにーちゃんっ!・・・、もっと強くしてぇ・・」
少女は彼にねだるが彼はそんな少女の意思は無視していった。
「これはおしおきなんだから、我慢しろ。」
すると少女は我慢できなくなったのか彼の肉棒を自らの手で秘所に
入れようとしたが肉棒は硬く、思うように動かせなかった。
「はう・・・はあぁ・・・イかせてよ・・・おにーちゃん」
少女は涙目になって訴える。
「おにーちゃ・・・いれてよぅ・・・」
彼はその声を待ってたかのように言った。
「何をどこにいれてほしいんだ?」
「わかって・・・るぅ・・くせにぃ・・・」
彼は少女の反応を楽しんでいるようだった。
「言わないならお仕置きはこれで終わりにするぞ。
「いぢわる。おにーちゃんのいぢわるっ!やめちゃいやだよぅ・・・」
「なら。おわりだ・・・

62 :
「悠のとこにおにーちゃんのをいれて・・・」
「おにーちゃんのって?」
彼は知っていたが知らない振りをしていった。
「いぢわるぅぅ!悠のなかにおにーちゃんの硬いのをいれて!!!!」
少女はなりふりかまわず叫んだ。
「わかったよ。悠はみだらな女の娘だなぁ」
「我慢できなくて、おにーちゃんの大好きだもん!」
彼はあえてそらしてきた溝にゆっくりと彼の肉棒をさしこんだ。
少女の薄桃色の裂け目に赤黒い肉棒が飲み込まれていく。
「悠のなかおにーちゃんのでいっぱいだね・・・」
少女の中は熱く彼の精を搾り取ろうとしているようにひくついていた。
「おにーちゃんのがぁ・・・あたってるぅ・・・・もっともっとぉ・・・・」
少女は自ら腰を動かした。
「そんなにイイのか」
「うんっ・・ゆうのなかでぇ・・うごいて・・・気持ち、いいよ!
おにーちゃぁ、ん」
彼は自らの分身で狭い少女の天井を肉棒の先でこすった。
「なに・・・これぇ・・んぅ、これ、がいい、よぅ・・・」
少女の腰は空中で輪を描くように動く。
彼も少女の腰の動きをわざとずらして小刻みに彼女の反応する
ところへ差し込んだ。
「うぅんっ、好きだよぅ、おにーちゃあぁん・・・」

63 :
「俺も悠のことが好きだ。」
くちゅくちゅという音が少女と彼しかいない空間に響き渡る。
「だめぇ、こんなおと、いやだよぅ・・・」
「誰もいないんだからいいだろ」
「うんっ、でもぉ・・・」
だんだんピストン運動のスピードが速くなってゆく
「おにーちゃん、もう、もうだめ、ゆ、ゆう、もういっちゃうよぉ・・・」
「やぁ・・やだぁ・・・んぅっ」
「はぁ、はうっ、お、おにーちゃん、ゆ、悠のなかでだして・・・!!」
「ひゃぁぅ、にゃきゃ、いっちゃ、ちゃ、ううううう!」
もはや少女の声は言葉になっていなかったが、その声のと同時に少女のなかが急にきつくなり彼は絶えられなくなっていた。
「悠っ!出すぞっ!」
「うんっ、いちゃうよ、にゃん、いっちゃう・・・・
あ、ああああああーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「う、ううっ!!」
その声とともに彼の精は少女の体の中に勢いよく
注ぎ込まれた。

64 :
少女は彼に聞こえる程度の声でつぶやいた。
「はぁ、たくさんだよ、」
しかし突然少女は叫んだ。
「あれっなんでぇ?・・とまらないよぅ!!」
少女の秘所から液体がこぼれるが、少女自身の意思では止らない。
どんなに力を下腹部に入れても、二回もイったあとでは力が入らなかった。
そして少女の秘所から流れ出た水は主のシーツ、ベッド一切
を濡らしてゆく。
彼は少女の体に起きた変化に気が付かなかったが、すぐに気が付いた。
そう、彼女は絶頂に達したあとおもらしをしてしまった。
彼は、戸惑っていたが、事実を確認するとすぐに
「悠!おしっこするときはトイレに行け!」
「ちがうよ!行こうとしたけど、うごけなかったんだよ!
おにーちゃんがあんなことするから。。。うっ、うわーんっ・・・」
少女はいきなり泣き出してしまった。
「悪かった、悠。ごめんな。俺があんなことしたから。
まずは片付けよう。」
少女はうつむきながらうなずいた。
終わりです

65 :
保守上げ

66 :
ほしゅ

67 :
半年近くも鯖移転に気がつかなかったバカが颯爽と登場。
来る日も来る日も「人いないなぁ」とか思いつつ、何の疑問も抱かずに旧スレ見てたよ。凄いね!
……溜まってた分更新しましたゴメンナサイorz

68 :
>補完の方
毎度乙です!
最近杏璃ばっかしか書いてませんがひらにご容赦を;

69 :
>>67
おつおつ

70 :
ほしゅ

71 :
Soul Link:2045年 妖獣戦記:2048年 ダ・カーポ2:2053年と接近してるので。
こんなのを妄想してみました。
「私に緊急の面会ですって?こんな朝早く?」
 一年中、桜の開花が枯れない別天地たる初音島にある風見学園の学園長、芳乃さくらにそんな連絡が入ったのは、
いつもの様に島中に桜が咲き誇る、ごく普通の平日の朝7時半頃だった。
「誰から?」さくらが早出の学園職員に聴くと、職員が「理事長なら霧島麗子で判る、と言ってましたが…」
「霧島麗子!?」さくらが驚いた口調で言うとすかさず
「今すぐ学園長室に通しなさい!」と銘じた。
「ご存知なのですか?」職員の問いにも「今すぐ通しなさい!!」と繰り返すだけだ。
 …そして学園長室、和室の真ん中のコタツを、二人の女が囲んでいる。
「始めまして、A.S.S.P.の長官、霧島麗子です」
「始めまして。風見学園の学園長の芳乃さくらです。
しかし、ボリス地区の対妖獣特殊警察の方が何故こんな辺鄙な離れ小島に?
ソフィアボリスはもう大丈夫なのですか?」
 ボリス地区とは、数年前から猛威を振るっている妖獣が支配している地域で、
都市名が全て「ボリス」と付いていることからの名であり、
 そこは現在、高さ50メートル厚さ50メートルの壁で囲んで隔離されている。
 ソフィアボリスとは、そのボリス地区の中心都市で、妖獣退治の拠点が有る所である。
 そのため、壁内のボリス地区内は妖獣の支配下だが、壁の外は妖獣の進出が無く、
そのため、初音島の様に壁の外の人たちは、妖獣の存在すら忘れかけている、
所謂平和ボケになっていた。
「…A.S.S.P.は…事実上全滅しました」霧島の口から、いきなり衝撃の言葉が出た。
「A.S.S.P.は、妖獣の遺伝子から作って対妖獣用に強化したバイオソルジャーで戦いを挑みました。
 最初の内は撃退したんですが、有る日突然、いきなり通用しなくなって、その日のうちに…」
「…で、私にどうしろと…?」いきなりの訪問者による衝撃的で絶望的な報告を振り払うかのように、さくらが訊いた。
「この島の、芳乃さんも関っているロボットのことで」

72 :
「ああ、μのこと。対妖獣装甲として出荷したはずですが、あれも駄目だったのですか?」さくらが訊く。
「いえ、むしろ対妖獣装甲のμだけが生き残ったのです。装甲を着けていたバイオソルジャーは破壊されましたが、最後まで残ったのがソレでした…」
霧島が、ソレこそが最後の望みと言う様に話す。
「しかし、バイオソルジャー以前にμだけの戦隊を作った時は、一瞬で全滅したと聞きたので、
バイオソルジャー用の対妖獣装甲にしたんですが…」さくらが、霧島も知ってるであろう当時の経過を再確認する。
 そこで霧島が「…新しいμが有ると聞いて、それを使いたいと…」と本題を出してきた。
「…!、もしかして、美夏のこと?」「ご存知なのですね?」
「駄目!美夏は、あれ一体しかない!それに、戦闘用に作ってない!!」さくらが激しく拒否する。
「μは、予めプログラムされた範囲内の動き氏が出来ません。それでも大量の情報ですが、妖獣は一瞬でμのプログラム情報を吸収し、
即座にμを対妖獣兵器としては無用の物にしてしまいました。
ですが、プログラムとは格段に情報量の違う、心を持ったμなら、バイオソルジャーと同じ様に『心を持った人間』として動けて、
しかもバイオソルジャーの様に妖獣の虜にされことも有りません」霧島が必で説明する。
「だから心の問題が解決できなくて、まだ美夏一体ですら!」さくらが反論する。
「まだ妖獣は壁の中です!今の内に量産して下さい!!」霧島は必に縋る。
 とうとうさくらは「…とにかく、水越博士に聞いてみないと」と妥協してきた。
 さくらにとっても初音島にとっても、妖獣が存在する以上、妖獣に蹂躙される危機感は非常に強い。
「水越博士が対妖獣装甲の、μのプロジェクトの中心なのですね!?では今すぐその水越博士の所へ!!」
 さくらの確認も取らず、霧島は最後の希望とばかりに、今はじめて存在を知ったばかりの水越博士の所へ行こうとした。
 そんな霧島の姿を見ながら「…今日の朝礼には出れないなァ、連絡入れとくか」と、学園長のさくらは思った。

73 :
「おはようございますv生徒会長の音姫先輩vv」
「あら板橋くん、あれ?弟クンは一緒じゃないの?」
 朝礼前の風見学園校舎内の廊下。その一角に、軽薄そうな男子学園生と、彼に声を掛けられた学園制服姿の美少女が居た。
「いつも義之と一緒に居るわけじゃ無いっすよ、ホモじゃないんすから」
「私は24時間ずっと弟クンと一緒に居たいんだけど」
 軽薄そうな男子学園生は板橋、生徒会長と呼ばれた学園制服姿の美少女は朝倉音姫。どちらも芳乃さくらが学園長を務める風見学園の学園生だ。
「全く、この俺と言うイイ男が目の前に居るってのに、義之ばかり入れこんで」 板橋は心底残念そうに軽口を叩く。
 そんな板橋に対し音姫が答えるには「だって、弟クンは私の全てだもの、それに弟クンとは家族だけど結婚出来るのよ」
 とうやら、彼女にとって義之とやらは相当入れ込んでいる年下の少年のようだ。
「はいはい、解りましたよ」強烈な対弟ラブラブバリアーを見せられて板橋はげんなりした表情をした後、
「あ、そうだ会長、高坂先輩が呼んでましたよ」板橋が言う
「まゆきが?」音姫が聞き返す。
「ええ、先輩が居る所まで案内しますよ」板橋はこう誘った。
「何だろう?朝礼がもう直ぐ始まるのに、いつもならまゆきの方から尋ねてくるのに」音姫がそう言うと、
「俺が頼まれた時は、校舎の外で作業してましたけど」と板橋が言う。
「そっかぁ、まゆきは手が離せない情況なのかな、先生に仕事でももらったのかも」と考えた音姫は、
何の疑問も無く板橋についていった。
「そういえば板橋くん、今朝弟クンと教室で会った?私は弟クンと下駄箱までは一緒だったけど」音姫はひたすら義之の話題のみを出してくる。
「いや、教室に入る前に高坂先輩に頼まれたんスよ」板橋が答える
「そのわりにカバン持ってないじゃない」音姫が突っ込む。「俺は置き勉スから」板橋が答える。
「置き勉いけないんだ、宿題出来ないでしょう、弟クンには絶対させてないから」音姫が義之を持ち出して注意をする。
「ああ、ここっス」板橋が音姫を連れて行った場所は、校舎裏の寂しい場所だった。
「え?板橋くん、こんな所にまゆきが居るの?」きょろきょろとまゆきを探しながら、音姫は訝しげに聞いた。

74 :
済みません。いきなり連続投稿規制で…。
全部は
塩1 sa26011.zip
で お願いします。

75 :
ほしゅ

76 :
ほす

77 :
ほっしゅほっしゅ

78 :
ゆめたんかわいいよゆめたん

79 :


80 :
一時期の賑わいが嘘だったかのように過疎ってる件

81 :
専用SSスレの無かったはぴねす!が下火になったらこんなもんじゃない

82 :
ほしゅ

83 :
今更はぴねすにどれだけの集客力あるかなぁ・・・と葛藤しつつ小粒ながら投稿。
すももルート4月21日の「あの」お弁当贈呈事件の裏側を、春姫さんの視点でお送りします。
春姫さんのキャライメージ大幅に損なう可能性ありますんで、それが嫌な方はスルー推奨。
では「はぴねす!」より「友達として、女として。」

84 :
4月21日 金曜日:早朝 春姫の部屋
『だ、だめですよ! 兄さんのお弁当を作っていいのはわたしだけなんですから!』
朝の台所。
お弁当の準備を整えながら思い返す、すももちゃんの言葉。
思えば……あの時のすももちゃんは、どことなくおかしかった。
何気ない会話の節々に見て取れる、焦燥感にもよく似た心の揺らぎ。
――自分のお料理を食べるのは、いつだって最愛の人ひとりであってほしい――
……私だって、できればそうであってほしい。
大好きな人に、丹精込めてお弁当作ってあげて……
大好きな人がそれを口にして、「おいしい」って笑顔で応えてくれて……
そんな何気ない幸せを1日でも味わうことができたら、どんなにか幸せだろう。
そして……
もしその幸せが、誰かに脅かされるようなことがあったら……どんなにか不安に思うだろう。
抱える想いは同じなのに……表に出る言動は、皮肉なくらい正反対。

85 :
「……」
思い出す、あの時の小日向くんの表情。
屋上で、小日向くんが私に曝け出してくれた胸いっぱいの感情。
もしあの時、私が本当の想いを口にしてたら……
あの時口にしたすももちゃんの思いと同じ想いを……私も抱えているからって、言葉にしていたら……
……わかっている。
「もしも」の仮定なんて、寸分の意味も成さない。
だけど……羨ましかった。
自分の胸いっぱいの気持ちを、素直に曝け出せるすももちゃんのことが。
小日向くんのことを心から好きだと言える……そんなすももちゃんの立場が。
とても眩しくて……時折、息も詰まりそうになるくらいに。
……ふと思った。
もしその感情が誰かの手で裏切られたら……すももちゃんは一体、どんな表情をするんだろうか。
自分のではない誰かのお弁当を、小日向くんがおいしそうに食べている様を目撃したら、
すももちゃんは一体、どんな顔をして泣き叫ぶのだろうか……

86 :
……無論、すももちゃんのことを憎んでのことじゃない。
昨日の屋上でのことだって、私なりに小日向くんとすももちゃんのことを思っての行為だった。
だけど……
ただ、壊してみたかった。
私の決して手の届かない場所で無邪気に微笑む、すももちゃんのあの無垢な微笑みを……
(……私だって)
傍らの弁当箱を目に、邪な想いがふつふつとふくらんでくる私。
(少しくらい、自分に正直になっても……いいよね)
気がついたら、私は2人分のお弁当を鞄にしまっていた。
ひとつは自分用の。そして、もうひとつは……
(本編すももルート4月21日に続く)

87 :
以上です。
只今投稿した春姫のお話は、今自分の考えてる「裏すももルート」のいちエピソードだったりします。
本編より更に各キャラのえげつない感情をむき出しにした、いわゆる「あんはぴねす」的な内容の。
・・・いつ投稿できるか(そもそも投稿するか否か)わかりませんが、一応解説だけ。
ではではノシ

88 :
お初です。
一応合意なのでレイプではなく、経緯はどうあれ自分の意志で行動している為陵辱物でもない。
じゃあ、好きでやってるのかと問われれば嫌々の資金繰りの為。表面和姦で心は鬱屈。
好きなので声優ネタを使い、ヤる事はやっているのに未熟故に実用性はからっきし。
暗くて救いの無い『AV女優になったヒロイン』のIF物は受け付けてますか?
元ネタは『ナチュラル2 DUO』主人公は(時間経過で少し性格の変わった)奴隷Ver空です。

89 :
>>88
どうぞどうぞ。
書き手の方もたくさんいらした方がスレも盛り上がると思いますし。
・・・って、住民全体の代弁できる立場じゃないけどな、俺;

90 :
では、投下します。

91 :
ピンポンパンポーン
このSSの内容は千紗都と空が奴隷化して幼児退行するルートを基本軸としつつ、若干
以上かなりのアレンジが加えられております。また、『何となくお互いの事が分かる』
双子のテレパスの様な能力は使えません。
書き手自身は空の事が好きなのですが、この物語の空に救いはありません。実用性完全
無視で、Hの描写は恐ろしく淡白です。空が好きな方・夜のお供をお探しの方はスルー
して頂きます様、お願い申し上げます。
ピンポンパンポーン

92 :
「あ、ああぁ…良い……」
「うっ、うん。良いよ。ボクも気持ち、良いよ」
ボクはお兄ちゃんの…ううん、ご主人様の奴隷、鳥海空。
10年ぶりに再会して首輪を付けて以来、この身も心もご主人様だけのモノ。
ボクはぬまでご主人様だけを見続け、ご主人様だけを愛し続けると首輪と共に誓った。
でも、今、ボクを抱いてるのはご主人様じゃない。
「へへっ、俺のも咥えてくれよ」
「良いよ。濃いの、飲ませてね」
唇は特別と、そう考えていたのは何時の頃だったかな……
ボクは特別だった筈の唇で好きでもない、会ったばかりの男の(ミサイル)を丹念に
愛撫し、舌端で飲みたくも無い精液を更に濃くする為のマッサージを繰り返している。
「本当、手馴れてるよなぁ。元々Hが好きだったんだろ?」
「ぷはぁ、好きぃ。ボクはHが好きな淫乱な女の子なの」
ボクはご主人様からHな事を教わった。口淫、自慰、バイブに、縛り。男を誘う口上……
ご主人様にもっと気持ち良くなって欲しくて覚えた筈なのに、ご主人様以外の人にこんな
事は言うなんてあの日までは夢にも思わなかった。
「おぅるあぁ! 中に出すぞぉ!!」
「来て、中に出してぇ!! ……あは、まだ足りないや。ねぇ、もっと熱いの、頂戴。
ボクのココ、まだ精液を欲しがってるの。太くて逞しいの突っ込んで…ぅあ!」
そしてまた、前とお尻に(ミサイル)が入って来る。
数時間分のAVを作成する為に丸一日喘ぎ続け、スタッフや流通の人達に挨拶や接待だと
休み無く抱かれ、愛も充足感も無く、奴隷としての義務感で身体を衝き動かし、流す涙を
汗と顔に掛けられた精液で隠す日々が後どれだけ続くのだろう?

93 :
「はいっ、カット。お疲れ様」
「お疲れ」
「今日も可愛かったよ。例の避妊薬、ちゃんと飲んどいてね」
「はい、監督。今日はありがとうございました」
「また明日。コスプレ用の衣装を用意させておくから。12時ね」
「分かりました」
今日は久々に肉接待が無く、アパートに直帰したボクは帰り際に渡された避妊薬を
無感動に眺めていた。仕事柄自分の身を守ってくれる唯一の存在なのだけど、外装
の無機質な輝きを見る度に自分と自分の学んで来たモラルの矛盾に苦笑したくなる。
「八千草製薬の新製品……か」
この薬を受け取る時のホルモンが如何とかの説明をボクは右から左に聞き流していた。
大切なのは既存の避妊薬より格段に効果が高く、副作用が少ない事と、AV女優の仕事
柄を活かしてモニターとなり、この身で効果を宣伝する事だった。
人間とは不思議な生物で、『安易なセックスは望まない妊娠や性病の感染を招くので止め
ましょう』と教科書に書き、建前上とは言え、セックスで金を得る女を『性を安売りする
低俗な馬鹿女』と見下す癖にその馬鹿女御用達の高性能避妊薬と知るや我先に買い求め、
今では『安価で安心、避妊の切り札』と持て囃している。
今日も無数のカップルが計画と快感を両立した営みをしている事だろう。

94 :
『人体実験は良くない』と言うのは間違ってないとは思うけど、結局ボクはこの身を
モルモットとして扱い、失敗していたら既に妊娠して引退したか、カラダを壊してい
るか、妊婦プレーの撮影に臨んでいたかも知れない新薬を飲み続けている。
そして誰もがそれ咎めず美辞麗句で言い繕って推奨している。
『空さん達が協力してくれるおかげで我々も大いに助かります』
『この薬が量産出来れば望まない妊娠を今より多く避けられますよ』
紳士服を来た製薬会社の人はそう言いながら目を潤ませていた。ネズミよりヒトの方が
解り易いのは分かるけど、ハッキリ『君達で効果を試してるんだよ』と言ってくれた方
が良かった。そうすればまた一つ生きる力が湧いてくるから。
人体実験された『憎しみ』という心の支えが持てるから。

95 :
『生はいけません。命は尊い物です。大事にしましょう』
……では何故、その大事な命を奪って得る肉料理や海鮮料理が出回るのだろう?
動物をすのは何でも無いのに、人間をすのは何故いけないのだろう? 
ボクは生命を産み育てる為である筈の行為で、今までのバイト以上のお金を得ている。
『売春はいけません。いずれ産まれ来る子供の為に、性を玩ぶのは止めましょう』
……では何故、性でお金を得る事が出来るのだろう?
需要が無ければ供給も無いのに、何故男の人は昔からお金で女を買うのだろう?
そして、常識に従ったらボクはご主人様を見す事になる。
『他の男に抱かれてはいけません。ボクは身も心もご主人様モノです』
……では何故、ボクはご主人様以外の男の人に抱かれているのだろう?
ご主人様が命じてもいないのに、何故ボクは毎日嫌々精液を飲み干しているのだろう?
首輪を付け始めた頃は命じられても出来なかっただろうに、今では慣れてしまった。
昔学んで来た事と正反対の行動をする事が当たり前になり、何時しかそれが日常となっ
ている。モラルが何の役にも立たない生活に慣れてしまった為か、昔のボクなら明快な
回答を提示出来たかもしれない各々の問いに何も言えなくなっている。
……只一つの問いを除いて。
ご主人様以外の男の人に抱かれているのはあの罪に対する報い。ボクはボクの所為で傷
ついたご主人様を助けたい。そして犯した罪を償って、また千紗都と三人の幸せな日常
を取り戻したい。その為には金が必要で、金を稼ぐ為にボクは体を売っている。
でも、その夢が叶わない事は他の誰よりも知っている。大好きになった名前を偽り、
汚れた身体になってご主人様に合わす顔も無いと頭の何処かで理解していても、最後
にもう一度ご主人様に抱かれたい。永遠の別れの前に温もりを身体に刻みたい。
それがダメならせめて一目快復した姿を見たい。
それまではボクはご主人様の奴隷でいたい。

96 :
あの日、ボクはボクの名前の由来を知って千紗都の、ううん。ボク達の家に帰る
筈だった。不意打ちのキスをした瞬間急に明るくなってからの事は覚えてない。
『大きな音がして駆けつけたら人が倒れてたので救急車を呼んだ』と言っていた人から
事の顛末を聞いたのは翌日の昼過ぎの事だった。ボクは壁に突き飛ばされたまま呆然と
血を流して横たわってるお兄ちゃんを眺め続け、放心状態で救急車へ乗り込み、そのま
ま病院で微動だにしなかったと言う。
我に返って轢逃げされたと知ったボクは何も出来ずに泣き崩れ、代わりに千紗都が深謝
し、次にお兄ちゃんの容態を聞いていた。傷が酷く意識が戻る見込みは少なく長期入院
が必要で、治療費はボク達の支払能力を完全に超えていた。
……具体的な金額は言いたくない。少しでも目を背けたい。
その金額も6割引とは言え、病院側としてはかなりの赤字だという。理由を聞いた時の
お医者さんの励ましが無かったら、千紗都もボクも医療を諦めてお兄ちゃんと一緒に永
遠に苦しむ事の無い世界へ行く選択をしたかもしれない。
「確かに当院史上最悪の赤字ですが、構いません。何とかして見せますよ」
「そうですとも! 千紗都さんのお力になれるのなら医者の誇り」
「治療はお任せ下さい!」
「千紗都……知り合い?」
「ううん、知らないわ。初対面よ」
「我々は大食い選手権で貴女を知ったのですよ」
「是非、この色紙にサインを!」「俺が先だ。バカヤロウ」「いや、俺だ!」
大食い選手権とは南桜町の名物で、千紗都はその大会の無敗の常連選手。それでいて
体系が崩れず、体が弱い筈なのにその食欲は全く衰えを見せない。雪の積もった町に
舞い降りし常勝の食欲女王鳥海千紗都と、この病院の職員は熱心なファンだと言う。
それなりの額の優勝賞金は主に食費に消えたけど、幾らかは貯金に回していた。千紗都
はそれを全額当座の治療費に当てて、残りの額を分割払いする手続きを取った。

97 :
「申し訳ありません、千紗都さん。値切れるのはここまでです」
「俺達の給料を返上しても、これ以上まけたら病院が潰れてしまいます」
幾ら高くても極貧に呻く様な声で『もう許してくれ』と切実に訴えられると何も言え
なくなってしまう。ボクは只管頭を下げ、千紗都はせめてものお礼にと一人一人の色
紙に『(お医者さん達のフルネーム)さんありがとう。鳥海千紗都』と書き続けた。
『我々も結束の力で頑張りますので、お二人もどうか諦めないで下さい。こんな時に
言うのもなんですが、お兄さんが退院して貴女が微笑む姿を見るのを励みにしますよ』
そう言われてボク達が『絶対に諦めない』と誓った瞬間、勢い良くドアが開いた。
「おい、鳥海空さんが来たって本当か!」
「え? うん。ボクが鳥海空です」
「いやー、お会い出来て良かった」
今度はボクが呆気に取られる番だった。音大のホールの落成式にやった演奏に聞き惚れ
たとかで、一度会いたがっていたとか、孫に聞かせてやって欲しいと言われて、ボクは
二つ返事で承諾した。ボクも、出来る事があるなら惜しみ無くしたかったから。
もし他の病院に行ってこのやり取りが無かったら、ボクは挫けていたかも知れない。
でも、まだ頑張れる。ううん、頑張らなくちゃいけない。ボクが挫けたら、千紗都ま
で体を売る事になる。ボクの所為で千紗都まで汚す訳には行かない。
ボクは鳥海空。嫉妬の心で大切な人を傷つけた、愚かな女。

98 :
リダイレクトは>>91-97。連続投稿を避ける為、今日はここまで。ではまた。
……と、綺麗に纏める筈だったのに既に引っかかり、何とか投下したら名前
の欄が戻ってる。推敲したと思ったら投下した瞬間脱字が! あぁ……
とほほ。今日の反省は次に活かします。

99 :
続きを投下します。

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