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2012年09月レズ・百合萌え439: 喰霊-零-(GA-REI -zero-)で百合萌えpart2 (262)
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喰霊-零-(GA-REI -zero-)で百合萌えpart2
- 1 :2009/03/05 〜 最終レス :2012/05/21
- 公式
ttp://www.ga-rei.jp/
前スレ
喰霊-零-(GA-REI -zero-)で百合萌え
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1224700752/
- 2 :
- >>1
乙ケーポッキー!
- 3 :
- >>1乙
- 4 :
- をいをいテンプレは無いのかい
>>1乙
- 5 :
- 桐ちゃんと室長(;´Д`)ハァハァ
- 6 :
- テンプレはこれから
決めていけばいいさ
- 7 :
- >>1乙
室長×桐ちゃんのキャラソンハァハァ
- 8 :
- 前スレ埋め完了
前スレ1000GJ
- 9 :
- 稀に見るマターリスレだったな
- 10 :
- 前スレのログ
喰霊-零-(GA-REI -zero-)で百合萌え
http://p2.chbox.jp/read.php?host=babiru.bbspink.com&bbs=lesbian&key=1224700752&ls=1-100
- 11 :
- 前スレのログ
喰霊-零-(GA-REI -zero-)で百合萌え
http://www.23ch.info/test/read.cgi/lesbian/1224700752/
- 12 :
- まとめ@wiki
http://atwiki.jp/
- 13 :
- >>1乙です
- 14 :
- / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| あっ、お、お姉ちゃん…!い、いい…気持ちいいよぉっ…! |
\__ _____________________/
\|
__________
| |
|―――――――――-|
|\ ::::::: ../⌒⌒⌒\ヾ:::\ ギシッ
| \ :::::: ノ / ヽ ::::\ ギシッ
\ \ ::: / ノ ヾ :::\ ギシッ
\ \ :::: / ヾ ::::::::\ ギシッ
\ \ :::::: ノ 〃 ヽヽ :::::::::\
\ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\|__________|
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| はぁ、はぁ、はぁ…! か、か神楽っ……わ…私、もう…! |
\_________________________/
- 15 :
- なんだ、ただの日常か
- 16 :
- はぁ、はぁ、はぁ…! か、か神楽っ……わ…私、もう…!出すよ!!
あっ、お、黄泉ぃ…!い、いい…気持ちいいよぉっ…!来て来てぇ黄泉の赤ちゃん妊娠させてえええ
後日神楽は黄泉の子供を身籠った
名前は泉と名づけられた
父 諫山黄泉
母 諫山神楽(旧姓:土宮神楽)
娘 諫山泉
- 17 :
- 冥姉さんが仲間になりたそうにこっちを見ています
冥姉さんともにゃんにゃんさせてあげて…
- 18 :
- ふたなり…
- 19 :
- 二人がラブラブなら、ふたなりでもいっこうに構わない私は重傷。
- 20 :
- わしも
- 21 :
- この板でふたなりって単語だして
荒れないスレはじめてみた
いつも鼻息荒いのが大騒ぎするのに
- 22 :
- 二人の愛の結晶ができるならそれでもいいのよ
二人が身も心もつながって愛し合えるわけだし
- 23 :
- まぁスルーしてるからね
- 24 :
- >>16
二人ともお母さんに決まってるじゃない。
黄泉お姉ちゃんがいずれオッサンのような汚らしい生き物になるのなんて耐えられない。
- 25 :
- 898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 21:25:05 ID:OHezOFKs
今回のラジオはこんな雰囲気だったな
ttp://www.42ch.net/UploaderAnime/source/1233741178.jpg
- 26 :
- Mっぽい健気な冥姉さんを投下します 短いです
こんなピュアな冥さんは初めてかも知れないです
細かい所はスルーでお願いします
- 27 :
- 優しい笑顔、優しい言葉、優しい想い。
黄泉がただ1人にだけ注ぐそれ等を、ほんの少しでも良い。
私にも分けて欲しかった。
「はぁ……」
人知れず溜め息を漏らす様になってから何年経っただろうか。
いつも想うのは、大好きな黄泉のことばかり。
諫山の養子となり、煙たがれる中で強く強くなっていく黄泉に、私は見惚れた。
ただひたすらに想い、自分の全てを捧げたいとまで想っていた。
なのに、築き上げて来た馬鹿みたいなプライドが、言動を狂わせる。
アドバイスが嫌味に変わり、褒める言葉に棘が出来る。
そんな私を冥姉さんと呼び慕ってくれる黄泉。
建前なのかも知れないが、それでも幸せだった。
想いを打ち明けられないまま時は流れ、いつの間にか黄泉に妹の様な存在が出来た。
初めの方こそ黄泉お姉ちゃんと呼んでいたが、いつしか黄泉と呼ぶようになった。
私はいつまで経っても冥姉さんのまま。
虚しさは感じるも、幸せそうな黄泉の笑顔を見れるのは純粋に嬉しかった。
けれど、私の心はもっともっとと黄泉を求め続ける。
別に土宮神楽の場所を奪い、そこに居座りたいわけではない。
むしろ深々と頭を下げ、心からお礼を言いたい程だ。
あの子は黄泉を幸せにしてくれている。
素直な良い子、私とは何もかもが違う。
私はあの子の代わりにはなれないから、争う気もない。
- 28 :
- 「…良いなぁ…」
遠目から眺めることしか出来ない私はポツリと呟く。
納得はしても、身は焦がれ心は張り裂けそうになる。
嫉妬なのか、羨望なのか、どちらにしろ落ち着かない。
もしも私を冥と呼んでくれたら。
もしも一緒にお風呂に入れたら。
もしも1つのベッドで眠れたら。
私は一体どうなってしまうのだろう。
考えただけで身体がカッと熱くなる。
あの子の様に素直に生きられたら、どんなに幸せだろうか。
火照る身体を自分で慰める日々にも、やがて我慢の限界が訪れる。
土宮神楽の場所が欲しいわけではない。
黄泉の片手はあの子が握っている。
なら、空いたもう片方の手を私が握っても良いはずだ。
本気でなくたって構わない、黄泉が大好きなのは土宮神楽なんだから。
ただ、あの子が一心に受ける優しさをほんの少し、私にも分けて欲しいだけ。
そうすれば、私は抑えていた欲望の箍を外すことが出来る。
甘えて、くっついて、たまにイジられて。
今の自分には想像することしか出来ない、とろける夢の様な世界。
「よし…!」
それを叶えるため、今までの自分に打ち勝つため、私は強く拳を握る。
何て言えば良いかなんて考える余裕もない。
緊張と恥ずかしさで震えながら、私は黄泉の元へ歩を進めた。
不安の中に微かにある淡い期待、その甘酸っぱさに唾を呑みながら。
- 29 :
- 続きは>>25な感じで。おめでとう冥さん
ラジオまだ聴いてないんで、それで創作意欲駆り立てられてまた書くかもしれないです
もちろん、甘々デレデレな感じで
- 30 :
- おお、冥姉さんかわええ!
- 31 :
- >>29
健気な冥姉さんイイ!GJ!
今回のラジオは最初のほうの三人の様子と33分辺りの二人の様子がツボったw
二人きりになると二人は甘々デレデレな感じになる… のかな?
- 32 :
- >>29
GJ、こういう冥さんもいいですなぁ。
んで興味もったんで初めてラジオ聞いたけど
こ、これは…萌えすぐる
- 33 :
- 前スレにもちっと話題でてたけど最近の原作読むべきだぞ。
男主人公だから避けてる奴いるかもしれないけど、
1〜7巻までは百合皆無だが、
最近あきらかにアニメ意識の神楽×黄泉だし
連載のほうの展開はマジで期待できる。
- 34 :
- でも-零-だし
- 35 :
- 喰霊が百合マンガになって百合エンドになる夢を見たから大丈夫だよ。
ちなみに自分はなぜか冥になってて速効首切られる役だった・・・
なんで神楽になってないの・・・ガックシ
- 36 :
- 自分は神楽になって黄泉と結ばれる夢を見たよ
その後延々セックスしまくりだった(神楽受けで
女同士で子供作ろっか?とか言ってたな
- 37 :
- 他人の「先日見た夢の話」ほどどうでもいいものはないな
- 38 :
- >>33
どう読んでも過去振り切って男主人公に心変わりする流れじゃねーかあれ
というかあの掲載紙でメインヒロインが主人公振るとかまず無いから漫画は諦めようぜ
百合的バッドエンドが見えているならそも読まない方がどう考えても賢明だ
- 39 :
- >>37
ちょ、うらやましいw
- 40 :
- 夢だろうと妄想だろうとSSにしや喰霊
SSにして下さい投下お願いします
- 41 :
- あら、原作話しダメ?
ちょっとそれ内容のSSが…
もちろん読んでなくてもわかるエロなんだけど。
あとPC規制解除待ちで携帯からに
- 42 :
- >>41
だってここ零だから。
- 43 :
- 原作読んでなくてもわかるとは誰カプなのかな?
- 44 :
- 神楽×黄泉です。
もしほんとに空気悪くなるようならやめときます。
原作って言っても黄泉が復活しそうなんでテンション上がって勢いで書いたかんじで。いいでしょうか?
- 45 :
- 全力でおk
- 46 :
- ありがとうございます
といっても長くないですし内容もあんまないですが。神楽×黄泉で。
- 47 :
- 「黄泉っ、よみぃ!」
わたしは今目の前にいる一度失った最愛の人に抱きついた。
「ずっと会いたかったよ、一人で頑張ってきたの…お願いもう一人にしないで!」
けして離さないように抱き締める力を強めた。
「神楽私も一緒にいたい…けどダメなの」
「えっ?」
「私は一度落ちた人間、いつ負気また放つかわからない…またあなたを傷つける
かもしれない」
「でもっ!」
「神楽が傷つくところはもう見たくない」
「そんなの私が全部けしてあげる!だからお願い一緒にいて…」
- 48 :
- 私はもう必見だったどんなことになっても、もう失いたくなかった
ドサッ!
「神楽?」
気づいたら黄泉を押し倒していた。
「んっ!」
黄泉の唇を奪うように激しくキスをした。
ただ黄泉を感じたくて。
「んっ クチュ、あっ、か神楽ぁ」
「んっ、はぁ、黄泉ぃ好き、大好きだよ」
口づけを続けながらそっと黄泉の大事なところに手を伸ばした。
「アッ、神楽っ…ダメェ」
「黄泉、キスでもう濡れてる…わたしのキスで感じてくれたんだね」
「そんなぁ…んっ、アァ」
- 49 :
- 触れているそこの速度を少しずつ上げていく、
「んぁ、アァ か神楽…かぐらぁ」
「黄泉ぃ、いって、イッていいよ」
「あっ、いっ、イくぅぅぅ〜!」
黄泉の脱力した表情を見てふと自分のしていることに気がついた。
「よ、黄泉」
「はぁ、はぁ、 …神楽」
「ごめんなさい、わたし黄泉感じたくて、ただ触れたくて、そばに居たくて、それで、それで…」
「…神楽」
「だから、私がいくら傷ついてもかまわない、どうなってもいい、…だから、だから
一緒にいて!」
- 50 :
- 「神楽!」
泣きじゃくる私を優しく、力強く抱き締めてくれた
「私もずっと一緒にいたい
…あなたが私のすべてだから」
「…黄泉」
「だから怖いの、私自身があなたを壊してしまったら…」
「私は絶対壊れない!黄泉の体も絶対直す!黄泉が…黄泉いればなんだってでき
るよ」
「神楽…強くなったね」
「当たり前だよ、黄泉みたいなりたくてずっと頑張ってきたんだから」
「…ありがと、大好きだよ」
- 51 :
- 今度は黄泉ほうから口づけをしてくれた。
「んっ、黄泉ぃ、わたしもだよ」
「はぁ、私も神楽に触れたい。いい?」
「うん。触れて、黄泉をもっと近くに感じたいから」
黄泉の手がすっとわたしの大事なところに入ってくる。
「アッ、黄泉ぃ、気持ちいいよ」
クチュクチュといやらしい音が響きわたる。
「すごいちょっと触っただけで、すごい濡れてる」
「だって黄泉が触ってくれるだけで、気持ちくて、うれしくて。」
「わたしもすごくうれしいよ神楽に触れられて。」
そう言って指の動きが激しくなってくる。
- 52 :
- 「んっ、アァ、すごくいい黄泉ぃ気持ちいいよ。」
「神楽かわいいよ、もっと可愛い声聞かせて。」
「あっ、んんっ、あぁ、 よ、黄泉ぃ、ちょっと待って」
「どうしたの?」
「その…イクなら黄泉と一緒がいいの」
恥ずかしいけど私は素直に思いを伝えた。
「ん〜っ、もう神楽かわいいんだから!一緒に気持ちよくなろ」
「うん」
私たちビショビショなお互いの大事な場所を重ね合わせた。
「んっ」
「ああっ」
「神楽ぁ、す、すごくいいよ」
「私も、んっ、いいよ」
重ねて擦りあえばどんどん熱をおび高まっていくのがわかる。
- 53 :
- 「よ、黄泉ぃ」
もっと深く繋がりたくてさらに黄泉にキスを求める。
「神楽ぁ、んっ、クチュ」「んっ、んぁ、黄泉ぃ大好きだよ」
「わたしも、あっ、大好きよ」
体のすべてで感じたくて重ねる強さ、口づけを強くしていく。
「あっ、んんっ、か、神楽私もうっ」
「うっ、うん、一緒に」
「あぁ、かぐら、神楽ぁ大好き、大好きよ」
「私もっ、んんっ、黄泉っだっ、大好き」
お互いギュッと力を込めた。
「「んっ、ああぁぁぁ〜」」
目を覚ますと隣では気持ち良さそうに、黄泉が隣で寝てくれていた。
私はもうに二度と失なわいように、もう一度抱きしめた。
なにがあっても今度は私が守ってあげられるようにと願いを込めて。
- 54 :
- 以上になります。
なんか質問ばっかしてすいませんでした、
ほかのSSももっと見たいんで、妄想がある方は是非SSに。
- 55 :
- 今後の方か。幸せになってほしいよなぁ。GJ!
- 56 :
- これはGJせざるをえない
- 57 :
- >>54
GJです!
神楽とやっちん&美紅の小ネタ書いたので投下します。
「ねぇねぇ、土宮〜、キスしよっか?」
「えっ、キ、キス?そんな…や、やだよやっちん…」
「えー何よ、いいじゃない女の子同士なんだしさー。」
「あっ、待ってやっちん。もしかしたら土宮まだキスしたことないのかもしれないよ?
初めてを奪っちゃうのはかわいそうだよ…」
とたんに黄泉とのキスが思い出される。
おふざけで何度かしたことがあったから一応したことない訳ではないのだ。
「っち、違うもん!キスくらいしたことあるもん!」
すかさず神楽が反論する。
「ふーん、じゃあいいでしょ?ほら、ん〜」
そう言ってやっちんは目を瞑り可愛い唇をつきだしてくる。
「あ、ぅ〜。じゃあ一回だけだからねっ」
神楽も唇をちゅ、と重ねる。
と、いきなり両手で顔をつかまれ深く唇を押しつけられた。
「んっ、んっふ、んんッ」
いやいやとどうにか逃げようと試みるのだが中々離してくれない。
そうこうしてるうちに口内に舌が侵入してきた。
「んっは、やっ、んんんッ」
いくら逃げようとしてもやっちんの舌は執拗に私の舌を絡めとってくる。
(や、いやだよこんなの…怖いよ…)
- 58 :
- どれだけ時間が経過しただろうか。
散々舌を絡め続けられた末、ようやく解放された。
「ぷはぁっ…はぁ…いやぁ〜良かったよ土宮。久しぶりで頑張っちゃった。」
「はぁっ、はぁっ…やっちん…」
「ね、ねぇ土宮?私もしてもいい…?」
「み、みく…?ちょ、ちょっと待っt」
有無を言わさず唇を奪われた。
美紅はちゅっ、ちゅっ、と啄むようにキスしてくる。
少し安心していたのもつかの間、やはり舌を入れられてしまった。
更に今度は唾液を流し込まれる。
「んんっ…っふ、ちゅるっ、ちゅるるっ」
私の口内で美紅の唾液と自分の唾液が完全に攪拌されるまで何度も何度も口内をかき回される。
「んはっ、はあっ」
やっと解放されると二人の唾液の混ざったものでできた銀糸がゆっくり滴って、切れた。
「あ…ご、ごめんね土宮。やっちんと土宮の見てると興奮しちゃった…」
「ふふっ、やっぱ思うんだけど土宮って絶対される方だよねー」
「…え…え?な、何よされる方って…ッ!わっ、私だってッ!美紅、も、もう一回いい?」
「ん?いいよ。はい、土宮…」
目を瞑った美紅に強く唇を押しつけ、すぐに舌を侵入させる。
そして美紅の舌を絡め倒してやろうと思ったのだが…、
そのままちゅるるっと舌を引きずり込まれてしまった。
「んんぅっ、ちゅるるるっ」
美紅の口内で舌が好きなように弄ばれてしまう。
(あ、あれっ、これじゃあ…や、やばい…)
その後も二人に弄られ倒されてしまう神楽であった。
以上です。
攻めになりきれない神楽ちゃんでした
- 59 :
- オッケー3Pッキー
- 60 :
- 神楽と黄泉の二人にとろとろにされる冥ねえさんマダー?
- 61 :
- 冥を書いた者ですが、遅くなってすみません。
続きは出来てるんですが、規制の巻き添えとなり投下できない状態です。
いつ解除となるのか分かりませんが、それまで自分も色々書き溜めていようかと思います。
本当にすみません…
- 62 :
- 過疎ってきたな
- 63 :
- 今月号、掲載誌が百合姫?と思うくらい神楽・黄泉(泉)のデート
話だった。泉がスキと言ってるのは百合だといいな
- 64 :
- 原作は剣輔の扱いが可哀想なんだけどw
岩端さんが慰めてくれるだろうから心配してないけど
- 65 :
- 405 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2009/04/03(金) 22:32:15 ID:5au3DjaP
黄泉黄泉って
そんなに黄泉がいいならそっちの家の子になっちゃいなさい!
http://nagamochi.info/src/up1023.jpg
- 66 :
- >>65
違和感無さすぎwww
- 67 :
- Nice Work
- 68 :
- ぶw見たいww
- 69 :
- >>65
かわいいいいい
- 70 :
- >>65
かぁえええ
- 71 :
- 遅くなってすみません!
冥の続きです。
ダラダラ書いてたらどんどん増えてしまいました。
前半は神楽×冥、後半は黄泉×冥で、甘々です。
冥さんの喋り方がよく分からなかったのでもう開き直ってます。
- 72 :
- 黄泉の傍にいたいと告白してから早数日。
黄泉との時間は格段に増えた。
抱き着いたり、手を繋いだり、そんなスキンシップも沢山出来る様になった。
堪らなく幸せで、この間じっと見つめられた時なんて頭がどうにかなりそうだった。
そんな中、思いがけない進展もあった。
「冥さーん、一緒にお風呂入ろうよっ」
「え…えぇ。よろしくてよ」
何故だか、土宮神楽に懐かれてしまった。
本当の私を知ったからか、警戒心の様なモノがとれてゴロゴロ甘えて来る様になった。
初めは気まずくなるかもと不安だったが、全然そんなことはなくて。
この子は黄泉と接する時と何一つ変わらない態度で私に抱き着いて来る。
黄泉がこの子に骨抜きなのも、分かった気がする。
何でもしてあげたくなる様な可愛らしさが、全身から滲み出ている感じ。
「冥さんの身体、白くて細くて…すべすべ…」
「神楽…さん?」
「神楽で良いよぉ。…あは、指も綺麗ー」
ぬいぐるみの様な愛くるしい存在だが、時折その視線に獣染みたモノを感じることがある。
お風呂に入った私たちは互いに背中を流しあい、今は私が背を向けている。
両手を背中に回されて抑えられ、思う様に動かせない。
後ろで無邪気に笑っているが、何となく身の危険を感じた。
「か、神楽。黄泉が帰ってくるわ」
「黄泉は対策室に行ってるから。当分は戻って来ないよ」
「え、そうなの?」
対策室というのは初耳だった。そうだったんだ…
そう、黄泉はこの所よく電話で呼び出しを受けていた。
怖くて相手が聞けなかったが、いつも通りの神楽を見てあまり気にしなくなっていた。
そんな事をぼんやり考えていると、神楽が悪戯っぽく訊いてきた。
「ねぇ冥さん、そんなに黄泉のことが気になってたの?」
- 73 :
- 私が素頓狂な声を上げている間に神楽は片手で私の両手を抑える。
空いた手で私の背中を下から上へなぞって行く。
ゾクっとして身震いしてると、後ろから耳許に囁かれた。
「冥さん、可愛い…」
「え……あっ?」
その言葉に私が狼狽えている隙に、そのまま耳を甘噛みされた。
先の動揺と合わさって思わず悲鳴を上げる。
「耳が弱いんだ…あはは、可愛いー」
「ふぁぁ…か、神楽ぁ…」
はむはむと甘噛みし続け、惚けた顔の私の鎖骨をなぞりながら何度も可愛いと言う。
私ってこんなに耳が弱かったんだ…なんて思いながら、その度に私の顔は赤くなる。
耳まで赤くなり熱を帯びた時に神楽が何かに気付く。
「…冥さん、もしかして…」
「……へ…?」
腕の拘束が解けたかと思うと直ぐに私の正面に神楽が回り込んで来た。
だらしない顔をしてる私を真剣に見つめると、私の両肩を押さえてそのまま真顔で喋る。
「冥さん…凄く可愛いよ。私、冥さんのこと…」
「…なっ……」
カーッと顔が真っ赤になるのを感じた。口がパクパクと動いて上手く喋れない。
開いた口が塞がらない私を、神楽は真剣な眼差しでじっと見ている。
どんどん心拍数が上がって行き、頭が沸騰しそうになる。
何で…何でこんなに…ドキドキしてるの…
それから動揺する私をよそに、黄泉の弱点なんてモノを体験学習させられた。
私もビクッと震えると可愛いと言われ、その度に真っ赤になった。
散々弄ばれたが、これも仲良くなれた証。それが嬉しくて。
- 74 :
- ある日の午後、私と黄泉は家で2人きりになれた。
神楽は友達と遊びに行くと言っていた。
友人関係を作りにくい、むしろ作るべきではない私たちだが、出来てしまっては仕方がない。
思い切り楽しんで!なんてお姉さん振る一方で、その友達に嫉妬してる子供っぽい私がいる。
そんな風に落ち着かない私は、その最大の理由に目を向ける。
ソファーに横たわり、すうすうと寝息を立てている黄泉。
ポカポカした陽気が辺りを満たし、降り注ぐ日光が美しく彼女を照らしている。
いそいそとそこに近付き、しっかりと寝ているか確認する。
「黄泉…?寝てるわよね?」
当たり前だが、反応がない。頬っぺたをつんと触ると微かに甘い吐息が漏れた…気がする。
大丈夫よね?
神楽に弱点を教えて貰ってから、試したくて仕方がなかった。
どんな反応をするんだろう…
真っ赤になって、甘い声を漏らして、身をよがらすのだろうか。
私の知らない、黄泉が見れる…!
もう、自制できなかった。呼吸と動悸が段々激しくなっていく。
横向きで眠る黄泉の背後に回る。そのサラサラの髪を掻き上げて、首筋へ顔を近付ける。
美しいうなじに見とれながら、震える舌を伸ばす。
ここが、黄泉の弱い所…あぁ…良い匂いがする…
不安と期待、欲望と快感がぐるぐる渦巻く。
私の舌先が、そっとそこに触れた…
「ん!?」
途端、視界が暗くなりうっとりする様な香りが鼻を突き抜ける。
何が起こったのか分からなかった。私は確かに黄泉の首筋に舌は触れている。
後頭部からの圧力を感じて、ようやく気付く。黄泉が後ろへ手を回し私の頭を掴んでいる。
あぁ…これはつまり…
「冥姉さん…何をしてるの?」
「ぁ…ょ、黄泉…起きてたのね。いつから…?」
「最初から…さて、困った仔猫ちゃんね。こんな悪戯しようとするなんて…」
黄泉がムクリと起きて此方を向く。
しっかりとした綺麗な瞳は確かに眠っていたそれではない。
ただ、弱点を舐めた事は効いているのか、何となく顔は上気して瞳は潤んでいる。
鼻腔に残る黄泉の香りに恍惚としながら私は黄泉を怯えた目で見る。
得意気な黄泉はビクビクする私に事の顛末を話し始めた。
- 75 :
- 「神楽がね…色々教えてくれてたの。
弱点を教えてあげたから、その内寝込みを襲われるかも、って。
だからわざと此方から隙を作って、来るのを信じて待ってたのよ」
意外な名前が挙がった。
今頃楽しんでるであろうその子は、風呂場の私とのやり取りを密告していたのか…
おまけに、言ってもいない私の行動まで筒抜けになっている。
完全に踊らされていたことにショックを受ける私に黄泉が意地悪い目で喋る。
「冥姉さんは私のことが大好きなのね?」
「え!?……ぇ…えぇ」
「そう…ありがとう。でも次にこんなことしたらお仕置きよ?」
「っお仕置き…」
その一言に私はビビビッと反応してしまった。何をされるのだろうかと勝手に妄想してしまう。
赤くなって色々考えている私を、黄泉がこれ迄にない程真剣に見つめてきた。
その瞳に思わず魅入る。私の全てが飲み込まれてしまいそうだった。
そして、その口が開かれ、私の頭は真っ白になる。
「可愛い…」
「ひ!?」
「可愛いわ…冥。大好き」
いつもと少し違う、まるで少年の様な低めの声。けれど女らしい、艶のある色っぽさ。
そして…私の名前を…
「…ょ…黄泉……今…」
「…どうしたの、冥。顔が赤いなんてもんじゃないわ…熱でもあるのかしら」
- 76 :
- 妖艶な笑みを浮かべながら私の頬に触れる黄泉。私は目を見開き、されるがまま。
その艶かしい指使いで私の顔の輪郭を伝い、ゴロゴロと猫をあやす様に喉元を撫で回す。
私はそれこそ猫みたく顔を上げ、責め立てられている喉元を甘える様に見せつける。
目は潤み、口からは甘い吐息が漏れ、くすぐったさに全身をくねらせ震わせる。
「…ふぅ…ぁん…んっ……ふ…」
「あら…すっかり従順になって…ねぇ、そんなに気持ち良いの…聞かせてよ、冥…」
冥と呼ばれる度にゾクゾクと全身に何かが走る。
麻薬の様な言葉に抗うことなど出来ず、黄泉が満足するまで私はずっと身をよがらせていた。
その可愛がりは私の首が疲れ、上を向いているのが辛くなるまで続いた。
黄泉からそのことを謝られ、今は膝枕されている。
黄泉の方に身体を向け、その太ももの心地好さに目を細める。
黄泉が手を伸ばし、私の頭にポンと載せて撫でてくれた。
私は身体を丸めて黄泉に密着し、全身でその優しさに答える。
長い間責められていたはずだがまだ日は高い。
暖かな日光を浴びて丸まる私はホントに猫の様だと思った。
「ねこみたいね、冥姉さん。色々な意味で」
「? 色々?」
黄泉は普段は私を冥姉さんと呼ぶことにした。
時折真剣に冥と呼ぶことでより破壊力が大きくなるという勝手な理由。
でも実際その通りで。それに普段から冥なんて呼ばれていたら私の身がもたない。
「ふふっ、神楽に教えて貰うと良いわ。あぁ…でもそんな冥姉さんも可愛い…」
「えっ……」
色々の意味を考えている時、不意に言われた言葉に私は馬鹿正直に反応する。
可愛い…その言葉が私を混乱させるんだとようやく理解した。
そんな照れながらも分かった様な顔をする私を見て黄泉が話し始めた。
- 77 :
- 「神楽がね、教えてくれたの。
冥さんは全身が弱いけど、可愛いって言葉にはそれ以上に反応してしまう、って。
言われることに慣れてないのかな、って言ってたわ」
またしても、挙がった名前は神楽。どれだけ私は遊ばれているのだろうか。
けれど先程と言い、その観察力や推理力には素直に驚いた。
確かに私は見た目や言動から年相応には見られず、可愛いなんて言われたこともなかった。
「だからどれ程か気になってたんだけど、予想以上ね。…もう、ホント可愛いよ、冥」
「ぁぅ……黄泉ぃ…」
また、最後の言葉だけ少年みたいな凛々しい声。そして私を呼ぶ言葉。
ズルい…そんな声でそんなこと言われたら、どんな女性でも一瞬で惚れてしまう。
私は赤い顔を隠すために黄泉の太ももに埋まる。
そのままお腹の方へ身動ぎし、黄泉のパンツに顔を押し付ける。
黄泉は何も言わなかったが頭を撫でていた手で丸めた背中をつつつっとなぞる。
神楽曰く全身が弱い私は見事に身体をしならせ黄泉の期待通りの反応をする。
感じた熱い吐息が黄泉の大事な箇所に降り注ぐ。私の荒い息のせいなのか布が湿ってきた。
「ぁ……んぅ…ふぁ…んっ……」
「ホント可愛い…今度神楽と一緒に、丸1日かけて冥姉さんの身体を調べ尽くしてあげないとね…」
サラッととんでもないことを言ったが、私に拒否権なんてない。
それに、いつになるんだろうかと胸を高鳴らせて悦ぶ私もいる。
そうやって自分を見つめて、気になってたことがあることを思い出す。
「ねぇ黄泉。連日あの室長たちに呼ばれているみたいだけど、どうしたの?」
先程までの悪戯っぽい子供の様な笑顔が一転、悪戯がバレた子供の様なしゅんとした顔になる。
その落差に慌てて言葉を探そうとする私に、黄泉が小さめの声で喋った。
「冥姉さんをね、ウチに誘ってくれないか…って」
「? そんな事?それなら全然…」
構わない、と言おうとすると黄泉がそれを遮った。
「駄目なんですっ!」
「え……!?」
- 78 :
- 即答で拒絶されたことにショックを受ける私に、慌てて黄泉が付け足す。
「えっと…今の私たちの実力では…冥姉さんに迷惑をかけてしまうので…」
「…あ、何だ…そういう事…」
「冥姉さんの足手まといにはなりたくないんです…だから、今はまだ…」
ホッと息をつく私を申し訳なさそうに言葉を濁す黄泉。
その敬語や態度は私の以前の日常みたいで懐かしい。
私を昔から姉として、1人の退魔士として慕ってくれていることに嬉しくなる。
膝枕されながら偉そうな事を言うのはどうかと思ったが、構わず口を開いた。
「今は…ってことは、いずれは私と一緒に戦いたいの?」
「当然です!冥姉さんは私がずっとこうありたいと想っていた人なんですから…」
意外な告白に、私はこれまた意外に動じなかった。
私をたった1人の姉と慕う黄泉への責任感と使命感が、私を私欲に走らせなかった。
私は微笑み、黄泉の頬に手を伸ばす。不思議と心は落ち着いている。
「ありがとう、黄泉。そう思ってくれてるなら、今から特訓でもする?」
「良いんですか?」
「可愛い妹のためだもの。迷惑になんてならなくてよ?」
「…冥姉さん…」
心からの笑顔に黄泉も子供の様に無邪気に抱き着いて来る。
妹が姉に甘える姿を私は何度も夢見て、そして遠目で見て来た。
その念願が叶った、それがただただ嬉しい。
黄泉の身体は日光で暖められポカポカと心地良い。黄泉も同じように感じているだろうか。
私に回していた腕を少し動かすと、黄泉はフッと立ち上がる。
それに合わせて私の身体も浮き上がった。
突然の浮遊感、何が起こったのかと驚き、分かったら分かったでまた驚いた。
「ょ…黄泉…」
「ふふ…身体、軽いですね。 さぁ、行きましょうか。冥姉さん」
お姫様抱っこ… 夢の様だった。
こんなことされてしまっては、さっきまでの姉の面目が台無しだ。
顔まで真っ赤になってニヤけて、嬉し涙まで滲んできている。
陽気な陽射しも手伝って、私の身体はみるみる熱を帯びていく。
そんな私を悟られたくなくて、黄泉の胸に顔を埋めようとするも、なかなか難しい。
そうやって必になってるのがまた子供みたいで、恥ずかしさでまたカアっと熱くなった。
- 79 :
- 以上です。待ってくれていた方々には本当に申し訳ない…
随分前に書いたため、誤字脱字に気付かず投下してるかもしれません。
妄想全開で書いたので、キモいことになってるかも…
- 80 :
- 冥姉さん総受けじゃないっすか!w
可愛かったぜ!
- 81 :
- 可愛いと言われ慣れてないのはまちがいない'`ァ'`ァ(*´Д`)=3 '`ァ'`ァ
- 82 :
- 神キタ!
冥姉さん可愛過ぎgj!!
次回もマターリ待ってます
- 83 :
- >>79
GJ!
- 84 :
- 萌えんだ
GJ!
- 85 :
- 素晴らしい、GJ!!
- 86 :
- 今から神楽×黄泉投下します
前スレ315に上げた、黄泉がリハビリを始めた後の話し…になってます
- 87 :
- リハビリもほぼ終わり、黄泉の身体は日常の生活に差し支えないレベルまで回復した。
いよいよ明日は退院の日。だが、複雑な気持ちが糸となり黄泉の思考に絡まりつく。
それは退院の日が決まってから今日に至るまで徐々に強く心を締め付けてきた。
神楽と生きていく。だが、どの世界で生きていくのだろう?
この広い世界で、神楽と二人きりでいられたらどれだけ幸せだったろうか。
怖い。自分を傷つけた外界に帰るのが…
「神楽、まだかな…」
病院のベッドの上で、鳴るはずのない携帯を弄りながら黄泉は呟く。
時刻は午後2時。当然平日なら中学校の授業が行われてる時間。
それを知りながら、今まで神楽から送られてきたメールを読み直したり、一緒に撮った写メを見る。
神楽を感じる事により少しでも自分を覆う不安を軽減させようという彼女なりの抵抗だ。
(神楽…神楽、神楽、神楽!!)
心の内で愛する人の名前を何度も叫んだ。
−15:37
窓から差し込む陽気に心地よくなり、眠りかけていた黄泉の目を覚ます着信アリの報せ。
寝ぼけ眼で携帯を開き、メールを確認する。待ち望んだ神楽からのメールだった。
- 88 :
- −授業終わったよ。買い物してから病院行くね。大体5時ぐらいになると思う−
いつになく簡単なメールから、彼女が急いでる様子が伺える。
黄泉は逸る気持ちを抑えながら「気をつけてね」と返信をし、携帯を閉じた。
買い物…一体何を買うのだろう。夕食は病院で済ませる事は決めていた。
今日は退院前日だけど、泊まっていく事も決定済み。では何の為に。
答えが出ない自問をしている間に、不思議と時間は早く過ぎていく。
そう、時間とは不思議なものだ。時を刻む早さは変わらない。
にも関わらず、何故人はその時々で感じる早さが違うのか。
結局の所、それは人間が感情で生きている動物だからだろう。
(神楽の事考えていれば、あっという間だし、幸せなのに…)
そもそも元来黄泉はここまで誰かに依存をするような性格ではない。
だが、義父のに始まった一連の事件が彼女を大きく変えた。
心が負った傷は、黄泉が持つ芯の強さを抜き去るのに十二分なダメージを彼女に与えた。
生石に浸蝕されかけていたあの時、もし神楽が来てくれてなければ…
(神楽…会いたい)
16:45からの15分間は、今まで黄泉が感じたどの15分よりも長かった。
- 89 :
- 「黄泉、入るよ」
病室を叩くノックが彼女の心臓の鼓動を強く跳ね上げる。
入室を促す返事をすると、両手一杯の荷物を抱えた神楽が病室に入ってきた。
「神楽、何買ってきたの?」
「うーん、今は半分秘密っ!一つはね、晩御飯」
「でも、晩御飯は…」
「ほら、退院しちゃうと忙しいでしょ?だから二人だけでパーティーしようと思ったんだ」
病院の許可は取ってるという段取りの良さに関心し、また神楽の心遣いに嬉しさを覚える。
一方で、退院という言葉がチクりと黄泉の胸を刺しす。
それでもせっかく神楽が考えてくれた事だからと、黄泉はつとめて明るく振る舞った。
「美味しかったね」
「うん…」
晩御飯が終わる頃には日もとっぷりと暮れ、代わりに美しい月が夜空を静かに照らしていた。
一方黄泉は、日が落ちた様にその顔に憂いを湛えていた。
明日が来れば、神楽と二人で過ごしていた小さな世界は終わる。
そんな彼女の表情を見て、神楽が問いかける。
「黄泉…不安なの?」
微かに弱々しく首を縦に振る。
そんな黄泉に、彼女は荷物から箱を取り出し黄泉へと差し出した。
- 90 :
- 「開けて」
促され開けた箱の中には、一足の靴が入っていた。
「黄泉、私言ったよね?強くなる、もっと強くなって黄泉の運命も変えるって。
嫌だよ、もっと頼ってよ。私…迷惑じゃないよ。黄泉が好きなんだよ、愛してるんだよ!
私も、お母さんがんだ時は怖かった。世界は灰色だった。消えたかった…
でも、黄泉がいてくれた。情けない私に歩調を合わせて、目線を合わせてくれた。
今度は私じゃ駄目?その靴履いて、私と行こうよ。どこまでも、一緒に…」
滴が頬を伝い、それは雨となり。黄泉は堪えきれずに、ただただ涙を流していた。
その黄泉を包み込むように、神楽は優しく彼女を抱きしめ、口づけを唇に落とした。
溢れ出した感情の渦の中で、自身と神楽の存在を見失わないように黄泉はひたすら強く彼女を抱き返す。
「神楽、神楽…っ!!」
「うん、大丈夫だよ…ずっと一緒にいるから」
それから暫くして落ちついた黄泉は、彼女をベッドへと招き入れた。
何を語る訳でもなく神楽と肩を並べ、ただ二人でいられる幸せを噛み締め、流れる時を静かに過ごしていた。
- 91 :
- 「ありがとう神楽、嬉しかった」
「嬉しかったなんて…それにね」
「それに?」
「それに…子分はいつか親分を越えて行くんだにゃー」
鼻をふふんと鳴らし、冗談混じりに言う彼女が頼もしく見える。
気付いたら彼女も背が伸びていて、前より顔立ちも少し大人びてきた。
黄泉は自分が知らない間に、神楽がこんなに大きくなっていたのだと驚かされる。
いや、今までは神楽の前に立ち彼女を護る事ばかり考えてきたからこそ気付かなかったのかもしれない。
「ねぇ、黄泉…」
「え、ちょっ…神楽?病院だよ!?」
唐突に神楽が黄泉のパジャマに手を伸ばし脱がそうとした。
病院で、明日退院なのにと必に黄泉は神楽を制止しようとする。
黄泉の手からするりと抜けた神楽は、一旦手を離し悪戯っぽい笑みを浮かべて答えた。
「えっちな事じゃないよ。もしかして、何考えてた?」
あんな上目遣いでパジャマに手を伸ばしたら誰だってそう思うはずだ。
彼女の意図が読めずに赤面する黄泉に、神楽が耳元で囁く。
「そっちは、帰ったら一杯シヨ…」
「ーっ!」
吐息混じりの一言に更に黄泉は顔を紅潮させる。
- 92 :
- 「身体拭いてあげるから、上抜いで」
その一言で黄泉は片手で自身の顔を覆った。何を考えていたのだ。
そういえば入院の間は、ずっと神楽としていなかった。
あまりにも溜まり過ぎて、黄泉も最近は自慰を繰り返していた。
最初は指。次に神楽の写メを表示しながら携帯でバイブ機能を使う行為。
次第に過激になる自慰は病室ですると周囲にバレる可能性があるので、入浴の際にするようになった。
彼女への愛欲は止まる所を知らずに高まるばかりだった。
(私、神楽の事好き過ぎて変態になったのかな…)
存外生石の影響が出たのかなと、冗談混じりに心の中で一人ごちた。
「黄泉、終わったよ」
「うん」
「傷、やっぱり消えないのがあるね…」
生石は肉体をある程度治療した段階で黄泉の身体を離れた為、一部の傷痕までは完全に消えなかった。
本来なら誰もが羨むぐらいにきめ細かく整った黄泉の肌。
しかし、今は幾つもの生々しい傷痕が刻み込まれている。
それは身体の傷というより、黄泉に刻まれた心の傷の象徴とも言えるだろう。
- 93 :
- 「ひゃ…ぅ」
少し沈んだ黄泉の背中を冷たいモノが伝う。これは…神楽の舌。
「か、神楽?帰ってからするって!」
「違うよ、塗り替えてあげるから。黄泉の辛い思いも、傷痕も」
そう告げると、神楽は黄泉の肌に残る傷痕一つひとつに丹念に舌を這わせていった。
そう、これは辛い事を塗り替え愛を紡ぐ為の儀式。
不思議いやらしい気持ちはしなかった。寧ろ、神楽の舌が傷痕をなぞる度に、少しだけ癒される気がした。
事実は変わる訳でもない。明日からは、また現実の世界に戻らなくてはいけない。
それでも、黄泉は今なら何とか踏み止まれそうに思えてくる。
それは、黄泉の胸の内が不安から神楽が与えてくれた愛情で塗り替えられていったから。
気持ち一つで見える世界が徐々に変わっていく。
今灰色に見えている所も、いつかは彩りあるものに塗り替えられていくのだろうか。
いや、塗り替えていくのだ、神楽と共に。
「終わったよ…」
そう告げると神楽は黄泉へ服を着せていった。
- 94 :
- 病院で過ごす最後の夜。二人は手をとり身体を寄せ合いながら床についた。
−翌日
手続きを済ませ、いよいよ病室を出る時が来た。
一瞬躊躇いを見せた黄泉に神楽がひざまづき、昨日買った靴を差し出し、彼女の足にはかせた。
「よかった。合わなかったらどうしようかと思って」
伸ばされた神楽の手をとり、黄泉は決意を込めて新たな一歩を踏み出した。
黄泉は思う。もし神楽がいなかったら、自分はどうなっていたのか。
これからは一方的に守ろうと自分を追い込むのではなく、時に彼女を頼り互いに支え合うよう努めたい。
神楽が黄泉へ贈った靴は、ただの靴だったのかもしれない。
しかし、黄泉にとっては自身の気持ちを変えそして運命を変える靴にも思えた。
そう、さながらガラスの靴だと黄泉は思う。
(これからは、辛いも嬉しいも半分ずつだよ…)
(うん、こんな私を愛してくれてありがとう、神楽)
そして二人は歩いていく。「辛い」世界を彩りある「幸せ」な世界へと塗り替えていく為に。
END?
- 95 :
- 以上です。
それではこれにて失礼します。
- 96 :
- こ、これは俺の大好きな要介護黄泉ちゃんではありませんか!
続き待ってた甲斐があったぜ。神楽に依存気味の黄泉ちゃん可愛いなぁ。
GJ!でした!
- 97 :
- 神楽、黄泉ちゃんのこと頼んだぜ!
- 98 :
- 大丈夫だ、俺も一緒にいるから
- 99 :
- うわぁあGJ!!!
やっぱ黄泉×神楽は良いな。
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