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2012年09月レズ・百合萌え358: BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレPart2 (433) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレPart2


1 :2008/06/08 〜 最終レス :2012/06/13
前スレが終わりそうなので立ててみた。

2 :
マンコ丸見えババア
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

3 :
>>1
乙!!!

4 :
>>1
乙です

5 :
>>1
乙!神SSがきますように

6 :
支援

7 :
早速で悪いのだが、SSを投下してもいいだろうか。

8 :
イイヨイイヨー
お願いします(・∀・)

9 :
>>8
d。じゃあ投下。
サヤ→キリノなテイストで。
ありとあらゆるところ、脳内補完よろ。
↓↓以下本文↓↓

10 :
あなたじゃなきゃ駄目なんて、そんなことないと思う。
あたしこそがあなたに相応しい。そんなこともないと思う。
それでもあなたの隣にいたいと思うのは、多分あたしの我が侭なんだ。
なんでそんな我が侭があたしの中にあるのかと言うと、それは・・・。

どうしようもないくらい、
心底あなたに惚れているからでしょう。


‐ここが最後の場所じゃなくても‐


シャープの芯を出したり仕舞ったりしながら、
あたしは自分の感情の輪郭を捉えるのに必だった。
カチカチと安っぽい音が響く。
周囲の「うるせぇよ」っていう視線なんて気にしてはいけない。
こういう時はいかに自分の世界に入れるかが鍵になるのだ。

11 :
つまり、周りの目を気にしては負け。
そう、堆くマイワールドを構築するのだ。
頑張れ、あたし!

スパーン

「桑原ぁ!さっきからうるさいぞ!随分と退屈そうだな、さぞかし予習も完璧なんだろうなぁ!」
・・・痛い。
教科書の後ろで殴られたけど、小さくて厚い教科書だったからさり気なく攻撃力は高い。
さらに明らかな嫌味攻撃。
あたしは黒板の前に突っ立って訳のわからない暗号を解読する羽目になった。



12 :


「きー!さっきのアレ何!?」
「まぁまぁ。ヤツはサヤのこと目の敵にしてるから。」
「なんで!?」
「ちゃんとガッコに来ないからだよ。」
放課後、あたしの席をぐるりと囲んだクラスメートは苦笑しながら答える。
そして案の定、先程の体罰について触れてくる。
痛かったでしょ!?だとか、大丈夫??だとか。
あたしはもちろん、へらへらしながら大丈夫だよ〜と返す。
そんなやり取りの中でも、あたしは先程自分が紡いだ思考の終点を探していた。
何を何処まで考えていたのか。結論は出たのか。
それを思い出すと編み物の続きを編むように、あたしは続きを考え始めることができるのだ。

感情は理解している。
きっかけなんて思い出す必要はない。
ただ、その自分の感情を言葉として頭の中に残しておきたかった。
そうすることで自分を理解したつもりになれるだろうから。
ようやっと思い出した思考の終点。
あたしはどうしようもなくあの子に惚れている。

13 :

そう、そこまで頭の中で文字に変換した。
改めて文章化すると胸の奥の奥がこそばゆい。
こうやって自問自答して、全てを認めて、受け入れてるつもりでも・・・、
それでも尚あたしはこの感情を檻の中に入れた気になれなかった。
あたしの中でただただ広く、強く、高く、その全体像すら掴めないこの感情を、
正直な話、持て余している。
あぁ、もう。
どうしたらいいんだろう。

クラスメートの声なんて今のあたしには届かない。
あたしにだって、放って置いて欲しい時がある。
みんな分かってないんだよ。
でも、キリノだけはそれを知っている。
だからあたしを温かく見守ったり、あえて放置したりしてくれる。
だけど・・・。
矛盾しているけれど、あたしはどんなときだって・・・。
キリノに放って置いて欲しい瞬間なんてないんだよ。
キリノにだけはどんなあたしにも踏み込んで欲しいんだよ。
やっぱりみんな分かってないんだよ。


14 :

あたしがそんな思考を巡らせている間にクラスメートはまばらになっていた。
ほとんどの生徒が部活に、帰路にと教室を後にしたようだ。
それでもあたしはまだ道場には行かない。
いや、行けないのだ。
特に天気が悪いわけではないのに、どうしてだろう。
あたしの体はぬほどダルい。
これを世の中では無気力状態と言うんだろうね。
こんな状態でキリノに会ったら、ボロが出るに決まってる。
そればかりか、タマちゃんやさとりんにまで心配されてしまいそうだ。
あぁもう、いっそここで寝てしまおうか。
あたしは机に突っ伏して目を瞑った。
その時キリノの顔が浮かんだような気がしたけど、
見なかったことにしたのは内緒だ。




15 :


『お〜い!サヤ〜??』

そんな間の抜けた声で目を覚ます。
顔を上げると、会いたくて会いたくてどうしようもなくて。
だからこそ会いたくなかった人がいた。
キリノがあたしの顔を覗き込んでいる。
近すぎる距離にあたしは一瞬たじろいだけど、負けじと見詰め返してみた。
訳のわからないところで意地を張るのはあたしの癖なんだろう。
そしてそんなあたしすらもキリノは理解しているのだろう。
おでこをこつんとぶつけて、おはようとだけ言うあなた。
あたしは息を呑んで、動けなかった。

やられた・・・。

こんなの、ときめくなという方が無茶だ。

でも、今気付かれる訳にはいかない。

あたしは誤魔化すようにキリノの手を引いて教室を出た。


16 :

夕方のこの街はとても感傷的で、何故か今にも泣き出したくなりそうになる。
オレンヂの世界は青空にも宵闇にも負けそうで、儚くて愛おしいと思った。

『止まない雨なんてない。』
みんなそんなの知っている。
だけど、『翳らない空なんてない。』
人は何故かそれを忘れてしまう。
つまりは身の丈に合わせて、何かを頑張ったり何かを諦めたりしなくてはならないのだ。
なのに、あたし達は何かを諦めたつもりになって心の何処かでまだ縋っている。
諦めて、諦めきれなくて。
そのくせして、縋って、縋りきれなくて。
どうしたらいいかわからないまま、今日を生きていく。
どうなって欲しいのかわからないまま、明日も生きていく。

部活もベンキョも全部擲って。
こんな曖昧な日もたまにはいいかなぁ、なんて思ってしまうあたしは重症だろうか。
右手が空いてるんだから、少しぐらい・・・なんて思ってしまうあたしは貪欲だろうか。

明日も明後日もよくわからないけど。
キリノの右手を意識しながら。
こうなったらいいなぁなんて思いながら、きっと今を生きている。

17 :

以上。
お目汚し失礼。
こんなSS書いといてなんだが。
キリノはサヤの心を弄びつつ、ちゃんとサヤを愛してると思う。
キリノの方が一枚上手だと思うのは自分だけか・・・?

18 :
おおお!GJ!!!!!
やっぱりキリサヤはいいなー

19 :
ちょwwwwGJすぐるwww
↓は俺の勘違いだったらスルーしてくれ。

おかえり。

20 :
GJ!
こんな感じで盛り上がってくといいな

21 :
>>20
ageると板荒らしくる>>2
からsageがいいお

22 :
前スレ
BAMBOO BLADE(バンブーブレード)百合スレ
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1193439504/

23 :
うああこんな基本的なことを忘れるなんてorz
すみません。以後気を付けます;

24 :
トリつけました。初サトミヤ投下します。gdgdなのは仕様ですww

25 :
昨夜、重大なことに気付いた。重大すぎてどうしたらいいものかまったくわからない。
あたしはサトリが好きだ。
その所為で昨日は眠れなかった。嫌になるほど羊を数えたのに眠れなかった。隈できてないかな?くそ…なんなんだ!

「宮崎さん!おはようございま…うわぁ!」

びくっと体が反応する。聞きたくて、でも聞きたくない声。愛しいはずなのに、むかつく声。
なにもない所で蹴躓いてスッ転んだこのドジ女。サトリ、今日も飛ばしてるなぁ。…怪我してないかな。

まん丸だて眼鏡を拾ってサトリの前に立つ。えへへ、と照れたように笑いながら立ち上がったサトリはメガネに手を伸ばす。すかさずあたしはサトリからメガネを遠ざける。
こいつメガネしてない方が可愛いな。ってそうじゃなくて。
あぁもう!そうじゃないでしょ。意識するといつもこいつとどう接していたか忘れちゃった。
ここは笑顔でおはよう?違う。メガネ握り潰してブン投げる?やりすぎか。

「宮崎さん?」
「えあ、あ、あ゙ぁ゙ん!?」
「ひぃっ!すみません!」
「あ、違う。ごめん、サトリ」
「びっくりした…。そだ、宮崎さんメガネありがとうございます」
「はい、気を付けなよ」
「すみません。宮崎さんが見えてうれしくなって走っちゃいました」
「は…?ば、ばか?」
「馬鹿ですけど今のは馬鹿じゃないですよぅ」

26 :
唇とんがらしてんじゃないわよ!可愛いのよ、あんた!あぁもうどうしよう。ほんとにどうしよう。可愛い、好き、大好き。
挙動不審だったのか、サトリは不思議そうにあたしを見てくる。そのあと意味深ににやりと笑う。むかつくなー。かわいいなぁ、いや、むかつく。

「こっち見んな」
「真っ赤ですよ?」
「は?暑いんだよ」
「ふーん。暑いねぇ」
「なによ!なんか文句あんの?」
「ふふ、別に何もー」
「あ、あんた!サトリのくせに生意気」
「宮崎さんって解りやすいですね」
「は?」

「今の宮崎さん、私と同じ顔してます」

なに、こいつ。どういう意味?
ぐいっと、ほんの一瞬。強い力で腕を引かれてあたしはサトリに倒れかかる。
サトリの顔がすぐ横にある。息ができない。

「恋してる顔ですよ」

やっぱ、むかつく!
おわり

27 :
以上です。お粗末さまでした。

28 :
すみません。ageてた…。以後気を付けます

29 :
GJ!!
ごちそうさまでしたw

30 :
おお…あなたが神か…!

31 :
GJ!!!萌えますた!!

>>19
ただいま。

32 :
サトミヤ投下しまー

33 :
「ん…」
眠れない。
まわりはみんな寝てるのに。夜の学校って気味が悪いから早く寝ちゃいたいのに。
寝たい寝たいと思えば思うほど目は冴えてしまう。昼間あんなに練習したのになんでなんだよ。
家に帰りたい。いつものベッドで眠りたい。たった一泊でホームシックとは。あたしもまだまだ子供だ。

「みやざきさん」

みんなを起こさないように小声で呼び控えめに肩を叩かれる。
振り返るとサトリがにっこり笑っていた。

「眠れませんか?」
「今から寝るとこ。話し掛けんな」
「あ、ごめんなさい。てっきり…」
「なによ」
「おうちが恋しくなったのかと思って」

う。気付かれてる。サトリはすごい。あたしのことは何もかもお見通しなんだ。あたしがサトリを好きなことも気付かれたし…。
今回はホームシック。すっげー格好わりー。自分にも見透かすサトリにも腹が立ったのでにこにこ笑うサトリに一発蹴りを食らわせてみた。

「いでっ」
「あんたむかつく」
「痛いけど…ミヤ気持ちいいです!」
「きしょっ。Mかよ」
「宮崎さん限定で」
「ますますきしょいから。つーか早く寝なよ。明日早いんだから」
「そーですね。じゃ宮崎さん、ちょっと手だしてください」
「は?」
「いいからいいから」


34 :
なにこいつ。ほんときしょいなぁ。かわいいけど。
右手をあいつの目の前に出す。するとサトリは自分の手のひらをそこに重ねた。

「宮崎さん、きれいな手のひらですね。指も長くてきれいです」
「あんた普通の手。感想なし」
「ひどい…」
「で?なにこれ」

ただ手のひらを重ねただけ。繋ぐわけでもなく、ほんとに重ねただけ。
それにしても、暗くてよかった。多分今のあたしの顔は最高に赤いから。あいつに見られた日には「照れてるんですかー」とか言ってからかわれるからな。むかつく。
なんてことを考えてると布団と体操服の擦れる音がする。サトリが少しだけあたしのいる場所まで来たみたいだ。
サトリは話し声の所為でだれか起きちゃうといけないからーなんて言ったけど、あたしの傍に来たかっただけでしょ。
いつの間にかサトリはあたしの布団に入ってきていた。うーん、邪魔。

「これ、おまじないです」
「おまじない?」
「手と手を合わせると楽になるって聞いたことがあって」
「楽になるわけないでしょ」
「あぁ、わたしだとドキドキしますもんね」
「はぁ!?」
「しー…」
「あーうざい」
「まぁまぁ。とにかく目を閉じてみてください。わたしもそうしますし。一緒にイきましょう!」
「その言い方やめて…」
「ははっ、とにかく言ったとおりにしてみてください」
「寝れなかったらハッ倒すからね」
「はい。宮崎さんにならハッ倒されても平気です」
「……ま、寝てみる」
「おやすみなさい」

たぶんすぐに寝ちゃったんだと思う。
そして先に指を絡めたのはどっちなんだろう。なーんて、考えなくても解っちゃうのが悔しい。
ベタ惚れじゃないのよー、あたし!

35 :
「キリノーキリノー」
「あいよ?」
「ミヤミヤがさとりんの手をぎゅーって」
「およ、ラブラブだねー」
「あたしにもして!」
「今から?」
「今から!カモーン!」
「とりゃっ」
「げえぇぇぇぇっ!誰が乳をぎゅーしろ言ったぁぁ!?」
「おとなしくするんだな、サヤー」
「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉー!」


おわり


36 :

以上ですー。
おまじないでググったらネタの宝庫だったww

37 :
なんてラブラブなんだこいつらw

38 :
姐御に続き新たな匠の業を見た

39 :
サトミヤ二本ともGJ!
このニヤニヤをどうすればw

40 :
こんなところにバンブレのスレが!
サトミヤって人気あるんだなぁ。
レイミヤ好きなんだがあんま人気ないの?

41 :
需要はあるとは思うがサトミヤのイメージが強いのかな?
レイミヤだとヤンデレフラグしか思いつかない

42 :
小説がまさかのタマミヤで驚いた。

43 :
kwsk

44 :
>>43
小説?
ミヤ:たまちゃんかわいいかわいいかわいい
タマ:宮崎さんは私が守る
ラブ要素はないぞw

45 :
>>44
ラブ要素満載ジャマイカww

46 :
今から小説を買いにいかねば

47 :
>>44だがあまり期待するなよ?フィルタかかってるから。

48 :
キリサヤ小ネタ投下 

「サヤぁー、手つなご?」
「うん!」

部活終わりの帰り道。キリノの手をとって疲れがスーッと取れていくような気がする、そんな帰り道。
数えきれないほどに繋いだはずなのに、毎回ドキドキするのはなんでなんだろ?初めて恋した男子中学生みたいだ。

「ごめんね、キリノ」
「なにが?」
「手、汗でベタベタ」
「全然だよー」
「あと指がぷにぷに」
「あは、確かに」
「ほんと嫌なんだよぅ、このぷにぷに指」
「可愛いよ?」

角を曲がったところで背中に冷たい感触。キリノはあたしの肩から手を離すと、その手でほっぺを撫でる。
ゾクッとした。そのあと、今日一番のドキドキ。
唇に柔らかいものが当たって、それがキリノの唇だって解るのにちょっとだけ時間がかかった。

「どんなサヤでも可愛いよ」

不意打ちは、やめてくれ…

おしまい

49 :
随分と傷能力の高い小ネタだなwww魂持ってかれそうになったぞこのGJ野郎め!

50 :
>>48
久しぶりにキリサヤ読んだ気がする。 GJ!

51 :
西山って原田のこと何て呼んでたか分からなかったんで「原田さん」いーや、と勝手に決めた。後悔はしていない。
というわけで西山×原田投下。

52 :
「はら、は…原田さんっ!」
「なに、西ちゃん」

誰も居ない中庭に呼び出されたのは今日で5回目。名前を呼ばれて返事をして、だけど西ちゃんは口籠もっちゃって黙り込む。膝を抱え込んで俯く西ちゃんはなんだか可愛くみえる。
西ちゃんが言いたいことはわかってる。あたしのことが好きだって言いたいんだって事。
あたしも同じ気持ちだから、こっちから「好きだよ」って言うのもアリなんだろうけど、横たんが「西山は自分で言いたがってるからお前からは言うな」って釘をさされたから西ちゃんの言葉を待つ。ただ、ひたすら待つ。今日で5日目。


53 :
待つのは全然嫌いじゃない。
胸に手を当てて深呼吸する西ちゃん、困ったように笑う西ちゃん、なかなか好きっていえなくて泣きそうになってる西ちゃん、他にもいっぱいの表情が見れるから。結果がわかってるから余裕を持って眺めていられるこんな時間はちょっとした楽しみになっているのです。

「西ちゃん、いい天気だね」

そっと手を握ってみると戸惑いながらも握り返してくれたことがどうしようもなく嬉しい。
あたしが好きな人はあたしのことが好きだという奇跡みたいなことが嬉しい。
まだ望んでいる言葉が聞けなくても、手を繋いでいられる。それも嬉しい。
だからまだ待っていられそうな気がした5日目の午後でした。

おしまい

54 :
以上です。町戸はみんな可愛いですなー。
横尾×安藤とかね。腹黒かわいいよ腹黒

55 :
5日目に吹いたのは俺だけでいい。チキンな西ちゃんかわいいよチキンな西ちゃん

56 :
なんとほのぼのした組み合わせ(´Д`*)

57 :
hosyu

58 :
マイナーCPだけどタマメイが好きだな

59 :
横たん総受け化計画

60 :
西ちゃん総受け化計画。

61 :
西ちゃん総攻め化計画。

62 :
町戸大人気だなオイ

63 :
町戸は全員百合要員

64 :
西山×サトリン

65 :
浅川はどうすんだ

66 :
横尾×浅川

67 :
横尾×ミヤミヤ
横尾はヘタレ彼氏。

68 :
>>67
やばい、萌えそう

69 :
>>67
ふむ、悪くない

70 :
西ちゃん×ミヤミヤ
とか

71 :
ぶっちゃけ、ここってまだ人いるの?

72 :
いないよ

73 :
姉御がいないとどうにも……

74 :
妄想書くのに照れたら負けだ
今はこっちは特にないけど生暖かく見守ってるよ

75 :
保守

76 :
>>67
これ見てみたい

77 :
>>76
わかった。頑張る。

78 :
なんと!(゜∀゜)=з

79 :
姉御復活の予感を感じた

80 :
姐さんフッカツと聞いて(ry

81 :
お前らな、あんま姐御姐御言うのは止めなさい
他の書き手が出てこないのも多分それが原因だぞ?
そんな名乗ってもないのに姐御復活だのなんだの言って…勇気を出してくれた名の無い人だっていいだろうに
とにかくだな、俺も姐御のSSが好きだからあえて言うが、あんまり固執するのは止めとけ

82 :
ってかあの流れでなんで>>77=姉御なんだ?
マイナーカプだからか?w

83 :
横ミヤSSの投下をwktkで待ってる俺が通りますよー

84 :
妄想で飢えを凌ごうと思ったけど横ミヤって結構むずかしいな

85 :
>>77だが、一応書けた。
横ミヤ、書きたいことが多すぎて上手くまとまらん。
微妙かもしれん。
それでもよければ・・・
投下、おk?

86 :
おk!

87 :
かもんだ、兄弟

88 :
なんかアク禁食らった・・・orz
とりあえずもう大丈夫。
ほんじゃ投下。
・横尾×ミヤミヤ
・無理があるけどスルー&脳内補完ヨロ
↓以下本文

89 :
「・・・遅い。」
「あたしは遅くない。お前が早いの。わかるか?」


彼女と彼女。



電話で『今週末、暇?』とぶっきらぼうに聞かれたのが、このあいだ。
あたしが誘おうかどうか悩んで、毎晩ケータイを見詰めていたのは教えてやらなかった。
ただ一言。『あー、うん。暇だけど。』と。
誰かさんのぶっきらぼうが移ったような言い方をして。
楽しみにしてると感づかれるのが嫌で
『じゃあ土曜日、だっけ?まぁ忘れてなかったら行くよー』なんて憎まれ口を叩いてすぐに電話を切ってしまった。

そして冒頭。
あたしがこいつの第一声に怯むことなく言い返した昼下がり。
『あたしが早く来るのくらい計算して来なさいよ』だの『大体待ち合わせでアンタが先に居た試しがないじゃない』だの。
隣でグチグチ言ってるのが聞こえるがそんなものは勿論聞こえないフリだ。
そして何事も無かったかのようにあたしは切り出す。
「んで、どこ行きたいんだよ?」
「・・・はぁ??アンタ、馬鹿じゃないの?」

わからない。こいつはいつもこういうタイミングで頓知めいたことを言う。
会いたいというから来てみたらこれだ。
待ち合わせも時間も結局向こうが指定したのに。
わっかんねぇ〜・・・と頭の中で考えを巡らせていると不意に少し怒った声が聞こえる。

90 :
「あんたはあたしを何処に連れてきたいのよ。」
・・・いやいや、だからさ、お前が何処か一緒に行きたいところがあってあたしを誘ったんじゃねぇのかよ。
でも言わない。っていうより言えない。絶対怒るから。
もしかして、ただ会いたかっただけなのか?
・・・駄目だ、堪えろ。ここでニヤついてはいけない。
「うーん、じゃあ、とりあえずなんか食うか?」
「・・・うん。」
なんだ。適当な提案に難癖つける訳じゃないのな。
あたしはなんとなく納得して、目の前の喫茶店に入る。
メニューを頼んだら後は来るのを待つだけだ。
そんな状況が何故かあたしに小さな開放感を与える。
そっぽ向いたまま無口な彼女。
だが不思議と気まずくはない。
恐らく、傍から見たら険悪なムードなんだろうが。
あたしらは普段から必要以上に会話をしない。
寧ろ心の何処かでこの無言のコミュニケーションを楽しんでいる、と思う。
だからどちらかが唐突に会話を始めても全く違和感などは感じない。
例えばこんな風に。
「なぁ。あたしら、付き合って一ヶ月くらい経つよな?」
「・・・あー、それくらいだったわね。」
「だよなー、確かそんなもんだよな。」

何気ない会話に見えたかもしれない。
だが、今あたしは猛烈に恥ずかしい気持ちに見舞われている。
『いや、そうだよな、それが普通なんだよな。』
そんな風に自分を落ち着かせるがあまり効果はない。
実は付き合って今日で丁度一ヶ月なんだが・・・。
そうか、普通そんなもの覚えてないよな。
恥ずかしいというか、ショックというか。

91 :
とりあえず今は『今日で一ヶ月になるな!』って言わなくてよかったと思う。
うん、心からそう思う。
それで『・・・?そうだっけ?』なんて言われたら・・・。
ショックで20分くらい黙り込むだろうな。

「・・で・・・ど・・・つ」
今何か言ったな。全く聞こえなかったけど。
・・・聞き直していい、のか?

「んあ?ゴメン、今なんつった?聞こえなかった。」
「今日で丁度一ヶ月って言ったの。なんでこんなことあたしに言わせんのよ。」

怒られながらも、
‐あたしも目つきは悪い方だと自覚はあるが、こいつ程じゃないな‐
なんて他人事のように考える。

「えと、あの、ごめん。」
「聞こえない。」
「ごめんなさい。」
「・・・忘れてたんだ?」
「違っ・・・!覚えてたよ!?
覚えてたけど、お前が忘れてたらって考えると、その、自分からなんて言い出せねぇよ。」

92 :
「・・・このヘタレ。」
「・・・悪かったな。でも覚えてたのはホントだからな!」
「じゃあ・・・本当は今日凄い楽しみだったとか?」

都の目が期待の色を秘めて揺れている。
『うん』って言って欲しいっていうのが伝わってくる。
でもここで素直になれないというか、本心を隠してしまうのがあたしだったりする。

「っていうかあたしは楽しみじゃないなんて言ってないだろ?なんでそうなんだよ。」
「だって・・・電話のとき、素っ気無かった。なんか、どうでも良さそうだった。」

目を伏せたまま都は言う。
確かに素っ気無かったかもな。
ふと、長いまつ毛に感心する自分。
いや、そんな悠長なこと考えてる場合じゃないっつの。
それにしても不意打ちでこの仕草、正直反則だと思う。
あーもう・・・どうしろってんだ。
その場しのぎの何ものでもない。
あたしは自分の浅はかさに気付かないまま、言葉を発した。

「バーカ、あれはな、その、照れ隠しだ。そう、照れ隠し。」
「・・・摩耶ってさ、馬鹿だよね」
台詞とは裏腹に都は笑っている。
それは作り物の笑顔ではない、と思う。
それでもあたしは尋ねずにはいられない。

93 :
「馬鹿って、なんだよ。」
「照れ隠しって普通自分から言わないわよ。っていうか自分から言ったらそれこそ恥ずかしくない?」
本当に楽しそうにケラケラと笑っている。
そう言われると確かにだんだん恥ずかしくなってくる。
照れ隠しの件もそうだが、自分の失態そのものもかなり恥ずかしい。
あたしが何も言えずにいると、その状況をガラリと変えたのは予想外のものだった。

〜♪

「あんた、ケータイ鳴ってるわよ?」
都があたしのケータイに目を落とす。
あたしはおもむろにそれを手に取る。
「あぁ、きっとアラームだ。消しとく。」
「アラーム?」
「3時になったんだろ?」

自分でもまた馬鹿なことを言ったなと思う。
都は・・・恐らく感づいたんだろう。
ニヤニヤしながらあたしに問いかける。

94 :

「3時になったらアラーム鳴るの?そのケータイ。」
「いや、違う。」
「じゃあなんでアラームが鳴ったのかしら。」
「お前・・・わかってて聞いてるだろ?」
「えぇ。言わせたいの。言って欲しいの。・・・文句ある?」
あぁこりゃもう、駄目だな。
観念するしかないようだ。
あたしは吐露した。

「・・・あの日、電話を切ってすぐにケータイのスケジュールに登録しました。」

しかも何故か敬語で。
都は目を細めて言った。
「ふぅん?それでよく『忘れてなかったら行く』なんて言ったものね?」
「はい、すみませんでした。本当は無茶苦茶楽しみでした。」

都は・・・何かのスイッチが入ってしまったのだろう。
あたしに手を差し出して言った。
「ちょっとそのケータイ、寄越しなさい?」

・・・冗談じゃない。誰が渡すもんか。
こんなの見られたら絶対馬鹿にされる・・・!!
都を睨みつけようと若干下向きだった顔を上げる。
そして目を見て言ってやるんだ。
『嫌だね』って。

95 :
どんと来い!

96 :
顔を上げた瞬間、その目論見は何処かに吹っ飛んだ。
駄目だ、目が据わってる。勝てる気がしねぇ。
気がつくとあたしはケータイを差し出していた。

「わかればいいのよ。わかれば。」
カチカチと何かをチェックしている都。
しゅんと小さくなる自分。
気が済んだのだろうか?都はケータイをテーブルの上、あたしの傍に戻した。
表情は・・・どことなく満足げだ。
言い訳をしようとした瞬間、先に言葉を発したのは都の方だった。
「・・・三ヶ月、半年、一年。」
暗号のように唱えられた、その言葉。
あたしはそれだけでピンときた。
カレンダーに登録している予定のことだろう。
もちろん、恥ずかしさのあまり悪あがきをする。

「わー!!ち、違うぞ!?あれはだな・・・!」
「摩耶って、割と女の子なところあるんだねー。」
「うう、うるさい!違うってば!」
「記念日かー。そっかー。」

駄目だ、こいつあたしの話を全く聞いていない。
いや、あたしが言おうとしてるのは言い訳だから、耳を傾ける必要はないんだが・・・。
都はこの状況を思う存分楽しんでいるように見える。
あー!もう!だから見られたくなかったのに!!

97 :

「ば、馬鹿にするならすればいいだろ!?」
「なんで?」
真っ直ぐあたしを見据える都に一瞬言葉を失う。
だが、ここまで来たら言うしかない。
「だって、お前明らかに楽しそうなんだもん。からかってるんだろ?」

すると都は鼻で笑ってのたまった。
「ホント、あんたは馬鹿ね。楽しんでるんじゃない。・・・嬉しいのよ。」
「嬉しい、のか?」
「・・・そりゃ、嬉しいわよ。」
「そっか、都、あたし」
あたしの言葉を遮って都が溜息交じりで更にのたまった。

「そんなこともわからないなんて・・・。女心がわからないと、この先苦労するわよ?」
これは・・・反論していいんだよな?
あたしは『いつものあたし』で精一杯言い返した。
「あたしだって女だー!!!!!!!」


98 :


そして。
しばらくの沈黙。
時間にして5分くらいか?
あたしはずっと考えていたことを、口に出そうか迷っている。
「・・・言いたいことがあるなら言いなさいよ。」
都が促す。
あたしはそれに甘えて言葉にしてみる。

「あぁ、あのさ。さっき『そんなこともわかんねぇの?女心がわからないと〜』って言っただろ?」
「言ったけど、それが何?」
「あれってさ、もしかしてお前なりの照れ隠しなのか?
話の流れからいってさ、素直になった直後、恥ずかしくなったから憎まれ口叩いたとか?」

あたしの言った言葉は思いのほか核心に触れていたらしい。
急に都の顔が真っ赤になる。
「べ、別にそんなつもりじゃないわよ!」
「あーはいはい。そうですねー。」
「摩耶のくせにー!」
こんなやりとり一つ一つが嬉しいなんて、あたしはホントにガキだな。
つくづくそう思う。

その時、今度は都のケータイが鳴った。

99 :

直感した。なんとなく。
アラームだ。
「おい、お前のケータイも鳴ってるぞ?」
そう言いながら都のケータイを勝手に開く。

「ちょっ!まって!」

やっぱり。

スケジュール機能が記念日を知らせていた。


「なんだよ、お前だって一緒じゃん。」
「返しなさいっ。」
ケータイはすぐにぶんどられてしまった。
元々都のケータイだけど。

なんとなく幸せで。
なんとなくお互いに笑い合った。

今までのあたしには目標があった。それは、
ずっとこいつと一緒にいること。
単純明快なことだった。
でも、今日。それに小さな目標が加わった。
それはやっぱり恥ずかしいからちゃんと言えないけど。
それはどうすれば達成できるのか、皆目検討がつかないけど。
こいつの長いまつ毛が悲しい涙で濡れないようにすること。
どうにかして守り抜けたらな、と思う。

さてと、今日はこれから何処へ行こうか。

終わり。

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