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2012年09月エロパロ572: 麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第八幕 (532) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第八幕


1 :2010/08/30 〜 最終レス :2012/08/15
1980年代を席巻した肌も露な美少女剣士たち!
その代表作たる「夢幻戦士ヴァリス」を中心にヒロインたちの淫らな宴を妄想するスレだ!
スレタイになっている麻生優子はいうに及ばず、時代を彩ったその他の『露出系美少女剣士』たちも
想うままにやってしまおう!
陵辱、触手、和姦、純愛、レズ大歓迎。
「その格好で本番ナシですか?」そう想って悔し涙を流した諸君!もう遠慮はいらない。
今こそその熱い思いを語り合おうではないか!
そんな熱い血潮を持つ文書きさん&絵描きさん募集中!!!

2 :
前スレ
麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第七幕
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1213084169/
麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第六幕
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163513404/
麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第五幕
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128908547/
麻生優子妄想同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第四幕
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1092315770/
麻生優子陵辱同盟(夢幻戦士ヴァリス) 第三幕
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1069947331/
麻生優子凌辱同盟(夢幻戦士ヴァリス)第二幕
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1051025031/
麻生優子凌辱同盟(夢幻戦士ヴァリス)
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1012/10128/1012804864.html
【これまで投下されたSSの保管庫】
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.gozaru.jp/
「ゲームの部屋その2」に保管されています

3 :
○名無しさんへお願い3カ条
一、スレの栄枯衰退の鍵は名無しさんが握るということ
  過度の職人依存をしない。名無しさんが楽しく雑談していればスレが活性化する。
  逆に職人を叩いたり、投下物をスルーしたりすればスレが衰退することを認識すべし。
一、派閥争いせざること
  ネタ論争歓迎。ただし引き際を心得たること。○○派と派閥名乗らざること。
  ○○好きと名乗るべし。
一、荒らしはスルーすべきこと
  職人叩きやコピペ荒らしなど、いずれはこのスレにも荒らしが来る可能性がある。
  荒らしには「かまわず、きれず、レスつけず」を守るべし

4 :
スレ立て乙でございます。

5 :
保守

6 :
>>1
スレ立て有難うございます〜。
これより、『戦士集合!』第5章の投下を開始させて頂きます。
なお、本章に登場する主な登場人物は、以下の通りです。
麻生優子、桐島麗子、ヴァルナ・・・・日本テレネット『夢幻戦士ヴァリス』シリーズより。
『戦士集合!』は、PC版『夢幻戦士ヴァリスU』終了の数ヶ月後、という設定です。
従って、麗子は夢幻界の住人として転生を遂げています。
本能寺飛鳥・・・・竹書房『変幻戦忍アスカ』より。
『戦士集合!』では、麗夢やライディと共に、優子や陽子たち夢幻界側の<戦士>の敵として登場します。
シルキス・・・・二次元ドリームノベルズ『白翼の姫騎士ナイトスワニィ』より。
朱鷺田茜、紺野藍子、竹川みどり・・・・フランス書院『ブレイブガールズ〜異世界戦士・茜』より。

7 :
(1)
――――夢幻界。ヴァニティ城。
「はぉおおッ!!うぁッ・・・・あォおおおッッッ!!!!」
沐浴場の壁面に響き渡る、あられもない叫び声。
大理石のタイルで覆われた床に這い蹲らされ、牝犬のように腰を高々と持ち上げられた屈辱的な姿勢で、
肛虐の苦痛と快感に全身を打ち震わせているのは、この城の主の側近たる<ヴァリスの戦士>・・・・桐島麗子。
小綺麗に切り揃えた赤毛を無様に振り乱し悶絶するその横顔に、冷やかな眼差しを注ぎつつ、
白桃色の尻肉の間で、汗と腸液にまみれている恥ずかしい排泄器官を容赦なく責め立てているのは、
メタリック・シルバーの生体装甲に身を固めた、<変幻戦忍>・・・・本能寺飛鳥。
そして、彼女に命じられるがまま、両手両足を押さえ付けているのは、
淫術に敗れ、子宮に植えつけられた魔蟲によって意志を封じられた<戦士>たち・・・・
ララマザーの<白翼の騎士>シルキス王女と、<アルテナの三守護者>朱鷺田茜、紺野藍子、竹川みどり。


8 :
(2)
「フフ、あたしの術を喰らって、まだ屈服しないなんて、大した精神力ね」
半ば本気で驚嘆しながら、
飛鳥は、足元で苦吟する黒衣の<戦士>と、蕩け切った表情を浮べている4人を見比べる。
「こいつらなんて、膣内に蟲を捻じ込んでやったらあっという間だったのに。
・・・・さすがに、<ヴァリスの戦士>は鍛え方が違う、ってトコロかしら?」
辛辣な嘲弄に、シルキスたちの眉が、ピクン、と跳ね上がる。
・・・・だが、次の瞬間、彼女達のささやかな矜持は、
肉壷の奥から込み上げてきた淫靡な波動の前に雲散霧消してしまった。


9 :
(3)
「ハハハッ、ムダな抵抗はやめときなよッ!!
お前らみたいな三下に、あたしの術が破れるもんかッ!!」
嘲りの言葉に反論すら出来ず、
少女たちは情けない喘ぎを漏らし、全身をびくつかせる。
各々の身に纏った4色の甲冑――――シルキスのパール・ホワイト、茜のワイン・レッド、藍子のダーク・ブルー、みどりのエメラルド・グリーン――――の股間部分は、
まるで失禁でもしたかのように、半透明な蜜液にぐっしょりと濡れそぼっていた。
「あああッ、ダ、ダメ・・・・ダメですぅッ!!」
「無理だわ・・・・口惜しいけれど、あたしたちには無理・・・・!!」
「ひあぁあッ!!ア、アソコが熱くて、蕩けちゃいそうッ!!」
「お、お願いですッ!!も、もう逆らったりしませんから、この疼きをどうにかしてぇッ!!」


10 :
(4)
「フン、ザコの分際で楯突こうとするからよ。
まぁ、いいわ、今回だけは許してあげる。
余計な事は考えずに、おとなしくあたしの言うとおりにしてなさいッ!!」
その言葉と同時に、4人の子宮内で暴れ回っていた蟲たちがおとなしくなる。
ほっと安堵の息を漏らした少女たちは、なるべく麗子と目を合わさないように下を向いたまま、
命じられた通りに手足を押さえ付け、自由を奪った。
「く、くうぅッ・・・・!!」
唯々諾々と敵の命令を受け入れるしかない、<戦士>たちの惨めな姿に愕然となりながらも、
懸命に歯を食いしばり、肉体を蝕む魔悦に抵抗を試みる赤毛の少女。
すでに肌は滲み出した脂汗の粒でヌルヌルに濡れまみれ、
大きく左右に割り拡げられた太股の間からは生温かい愛汁が溢れ出して、
大理石のタイルの上に淫靡な水溜りを形作っていた。

11 :
(5)
「ウフフ、さすがに限界が近いようね。
もうアソコの中は催淫液でメロメロのハズ・・・・
ほら、クリトリスも肛門もこんなにプックリと赤く膨らんで、今にも破裂しそうじゃないッ!!」
ニヤニヤと笑いつつ、女忍者は、手にしたバイブを、ペロリ、と舐めた。
先程まで排泄器官を抉っていた責め具の先端は、
大腸壁から滲み出したネバネバ液に濡れそぼり、てらてらと妖しいぬめり気を帯びている。
「はぐぅッ!!・・・・あ、甘く見ないで・・・・これしきの責めで、私は堕ちたりしないッ!!」
気が遠くなりそうな快感の大波に流されまいと、
必に理性を振り絞り、抵抗を続ける<ヴァリスの戦士>。
・・・・だが、気丈な口ぶりとは裏腹に、彼女の防戦は終局に近付きつつあった。
膣口と尻穴の両方から体内へと侵入した恐るべき魔蟲は、
今や子宮と直腸の奥深くに根を下ろして、強烈な催淫効果を帯びた体液をせっせと分泌し続けている。


12 :
(6)
「はぁはぁはぁッ・・・・あんなになってるのに、まだ堪えられるなんてッ!?」
麗子の右腕を固めていた<三戦士>の一人・・・・朱鷺田茜が、驚愕の声を漏らす。
両手の前後腕に巻きつく黄金細工の篭手に、膝下を守る銀製の脛当て。
『胸当て』の名前通り、着用者の乳房を隠すだけの面積しかない胸甲に、
ビキニタイプのアーマー・ショーツとパレオを思わせるスカート。
燃え上がるような真紅の色調で統一された甲冑は、しかし、今や、涙と汗と唾液とでぐじゅぐじゅに濡れそぼり、
バスケ部で鍛えた肉体は、酒に酔ったようにピンク色に上気している。


13 :
(7)
(ダ、ダメだッ!!我慢出来ない・・・・ま、また、イッてしまうッ!!)
三人の中では最も<戦士>としての適性に富み、使命感も責任感も人一倍だった彼女は、
他の二人が屈した後も、最後まで諦めず、魔性の快楽に対して抵抗し続けたものの、
何時果てるともなく押し寄せる肉悦の大波の前についに屈服し去り、
今では、完全に快楽の虜と成り果てて、命じられるがままに黒衣の少女の自由を奪っていた。
おぞましい触手生物に乗っ取られてしまった子宮が、ビクン、ビクン、と、あさましく飛び跳ねる度、
えもいわれぬ快美な電流が下半身全体を駆け巡り、熱く沸騰した愛液を生み出している。


14 :
(8)
「く、口惜しいですけれど・・・・わたくしにはとても真似できない精神力ですわ」
荒い吐息の下から相槌を打ったのは、
流れるような黒髪を夜叉の如く振り乱しながら、麗子の左肩を押さえ付けている、紺野藍子。
彼女の甲冑は、茜のものと良く似た形状だったが、
色は濃紺で、胸元やビキニラインの切れ込みも深く、際どいデザインとなっている。
その上、前はV字にがっちりと食い込み、後ろは尻の割れ目にぴったりと嵌まったアーマー・ショーツは、
秘所から溢れる大量の蜜汁を吸って、恥ずかしいデルタ地帯をギリギリと喰いしばっていた。


15 :
(9)
(あああ・・・・わ、わたくしには、とても耐えられないッ!!
恥ずかしい・・・・口惜しい・・・・で、でも、やっぱり、わたくしには・・・・!!)
数日前、衆人環視の中で大立ち回りを演じて以来、
赤毛の少女に対して、執念深くライバル心を燃やしていた<フッカイチョー>だったが、
必に気力を振り絞っても到底堪え抜けなかった、淫ら忍術の秘技に、
これほどまでにしぶとく抵抗し続ける彼女の姿には、嫉妬心を意識せざるを得ない、という心境らしい。
もっとも、その想いは、麗子に負けてなるものか、と自分を叱咤する方向には働かず、
反対に、堪え性も無く肉欲に流されてしまう、弱い己れを蔑み、責め苛んで、
結果的に、自分自身を更に追い込んでいく悪循環へと追いやっていたのだが・・・・。


16 :
(10)
「あああ・・・・だ、だめぇッ!!手が・・・・勝手に動いて・・・・止まらないッ!!」
あられもない叫び声を放ち上げながら、
碧色の鎧の隙間から突き入れた指先で、ぐっしょりと蜜に濡れた秘所を掻き回しているのは、
<三戦士>の最後の一人・・・・竹川みどり。
三人の中で、最も発達したプロポーションを誇る彼女は、
同時に、性的興奮に対して最も耐性が少ない――――つまり、感じ易い体質の持ち主だった。


17 :
(11)
(ま、また・・・・暴れてるッ!!アソコの・・・・子宮の中で、触手がぁッ・・・・!!)
Dカップ、いや、Eカップはあるだろうか、高校生離れした巨乳が、
生汗を跳ね飛ばしつつ、ブルン、ブルン、と激しく揺れ動く。
茜や藍子の甲冑と違い、みどりのそれは、
上半身部分と下半身部分を守るパーツが分離していない、ワンピース水着の様な形状をしていた。
だが、いま現在、上半身の防具は自らの手で剥ぎ取られており、
下半身部分もまた、愛液に濡れそぼった指先を秘裂に出し入れする際の妨げとならないよう、定位置から大きくずらされてしまっている。


18 :
(12)
「ああッ・・・・申し訳ございません・・・・麗子さん・・・・で、でも・・・・わたくしには・・・・ひぁああッ!!」
ポロポロと大粒の涙をこぼしながら、謝罪の言葉を並べるのは、
<白翼の騎士>こと芸術王国ララマザーの王女、シルキス。
<アルテナの三戦士>たちより、やや年下であるためだろうか、
聖なる白鳥の力で物質化した純白の魔法甲冑に包まれたその身体は、
しなやかで均整の取れたプロポーションには違いないものの、
女性としての発育ぶりは、まだまだ、と言わねばならないものだった。


19 :
(13)
「あうう・・・・だ、駄目なんです・・・・!!
こんなコトいけないって・・・・耐え抜かなくちゃならない、って分かってても・・・・!!」
王族として己れの身を厳しく律する教育を受けてきたせいだろうか?
快楽に流されまいとして必に抵抗を試みたシルキスだったが、
欲情に打ち克てなかった絶望も、その分だけ大きかった。
今や、白い肌を淫熱に赤く染め、華奢な手足を震わせながら無力さを呪うしかない彼女の中では、
完膚なきまでの敗北によって目覚めさせられてしまった被虐の快感が急速に勢力を増し、魂を蝕みつつある。
――――無論、それは、他の三人にも共通していた。


20 :
(14)
「そ、そんな目で見ないでよぅ・・・・」
「わたくしたちだって、抵抗はしたのよ・・・・でも・・・・」
「ダメなの・・・・どんなに頑張っても、この快感には・・・・」
屈辱感に身を震わせながらもなお、
媚肉を貫く魔性の喜悦には抗えず、咽び泣くだけの三人の<戦士>。
シルキスと同じく、少女たちの双眸は、厚く垂れ込めた絶望に覆い尽くされ、
刹那の快楽――――たとえ、敵に強いられての行為によるものであっても――――に耽る事によってしか、
性の奴隷と化した惨めな現実を忘却出来ない悲惨な精神状態へと追い込まれている。


21 :
(15)
「アハハハッ、それでいいのよッ!!
所詮、アンタたち三下は、ムダな抵抗などせずにヨガリ狂ってる姿がお似合いよッ!」
敗残の<戦士>たちの慟哭に、嗜虐の笑みを満面に浮かべる<変幻戦忍>。
汗粒にまみれた麗子の背中に、どっか、と腰を下ろすと、
尻穴にめり込んだ極太バイブを、これでもか、とばかりに、深々と押し込んだ。
魂も凍りつかんばかりの悲鳴を発して、床に崩れ落ちた赤毛の少女は、
想像を絶する苦痛と快楽に、呼吸すらままならず、
張り裂けんばかりに開いた唇を陸に打ち上げられた魚のようにパクパクさせる。


22 :
(16)
「ぐがッ・・・・はがぁあああッッッ!!!!」
「そぉら、お前も、もうイッちまいなッ!!
絶頂に身を任せて、何もかも全部忘れちまえッ!!」
失神寸前に陥りながらも、必にかぶりを振る<ヴァリスの戦士>。
忌々しげに舌打ちを漏らすと、飛鳥は、ビショビショに濡れまみれた後ろ髪を掴み、
万力のような膂力で、タイル張りの床面へと押し当てた。
汗と涙、唾液、鼻汁、誰のものかすら判然としない膣液が渾然一体となったの汚れ汁の中に、
まるでボロ雑巾のように押し付けられ、引き摺り回される、赤毛の少女・・・・。
僅かばかりの酸素を得ようとして開かれた口元にさえ、容赦なく入り込んだヌルヌル液の感触が、
呼吸困難によって引き起こされる意識の混濁をさらに加速する。
――――――――そして・・・・。


23 :
(17)
ブシャアァァァッ!!!!
情けない破裂音と共に、括約筋の守りが決壊した。
膣襞に溜め込まれていた大量の愛潮が鉄砲水の如く噴出し、
断末魔の痙攣に喘ぐカラダの下に、巨大な水溜りを形作っていく。
凄惨を極めた闘の最後にふさわしい、壮絶な屈服の瞬間を迎えた宿敵の上で、
勝利者たる女忍者は、狂ったような笑いを放ち上げた。
「アーハッハッハッ!!ついにやったわッ!!
これで、アンタはあたしの奴隷、ヴァルナも、夢幻界も、全てあたしのモノよッ!!」


24 :
(18)
――――その、刹那。
「させないッ!!!!」
凛、とした声に続いて、強烈な剣圧が、アスカの身体を横薙ぎに払う。
うっ、と呻きながら、反射的に体を反らし、
自ら床に転がり落ちる事で、かろうじて直撃だけは免れる、<変幻戦忍>。
・・・・もっとも、さすがに無傷とまでは行かず、
白銀と黒で彩られたディフェンス・スーツが肩口から脇腹にかけて大きく切り裂かれ、
グレープフルーツ大の乳房が、無様にまろび出てしまっていた。


25 :
(19)
「だ、誰だッ!?」
愕然として周囲を見回す飛鳥だったが、
答えを待つまでもなく、自分をこんな目に遭わせた人物の目星はついていた。
沐浴場の周囲に張り巡らせていた結界をものともせずに侵入に成功したばかりか、
いかに麗子への責めに没頭していたとはいえ、
<変幻戦忍>たる自分に充分な回避の暇すら与えず、斬撃を叩き込める人間など、
この城には――――否、おそらく、全ての多元宇宙を探したとしても一人しかいないだろう。


26 :
(20)
「優子ッ!!貴様の仕業かッ!!」
はだけた胸元を隠そうともせずに、アスカは、眼前に姿を現した、蒼髪の少女を凝視する。
対する<ヴァリスの戦士>は無言のまま、
静かに呼吸を整えて、いつでも第二撃を繰り出せる体勢を崩さない。
さらに、各々の武器を手に、彼女の両翼を固める<戦士>たち・・・・。
「あたしたちも一緒よッ!!」「よくも麗子をこんな風にッ!!」
「タダじゃ済まさないんだから、覚悟してよねッ!!」
<レダの戦士>朝霧陽子、<魔物ハンター>真野妖子、<ラルの聖戦士>キャロン。
クッ、と奥歯を噛み鳴らしたツインテールの少女に、銀色に輝く投げ短剣が襲いかかる。
反射的に、大きく後ろに跳躍して回避する<変幻戦忍>・・・・
その動きにタイミングを合わせて、
真紅の鎧に身を包んだもう一人の<戦士>が今まで彼女のいた場所へと駆け寄ると、
力尽きて床に倒れ伏していた麗子の身体を抱き起こした。


27 :
(22)
「――――大丈夫、気を失っているだけよ」
素早く脈を取り、無事を確認したのは、銀髪の少女・・・・<カナンの銀の勇者>レムネア。
的確な行動に、優子、そして、仲間たちの表情から、初めて、険しさが消えた。
「チッ、あたしとした事がッ!!」
レムネアにしてやられた、と気付き、激しく舌を打ち鳴らすアスカ。
「・・・・ヴァルナさまにお願いして、空間転移は封じて貰っているわ。
もう、何処にも逃げ場は無いわよ。おとなしく、武器を捨てて降伏しなさい」
対する蒼髪の少女は、<ヴァリスの剣>を油断無く構えたまま、極力感情を押しした声を発した。
・・・・だが、その語尾は、最愛の親友を傷付けられ、嬲り者にされた怒りによって小刻みに震え、
眼差しには、この場にいる人間の誰一人として目にした事の無い、苛烈な光が宿っている。

28 :
(23)
(くそッ、さすがに分が悪いな)
形勢逆転を悟る、<変幻戦忍>。
シルキスと<三戦士>は未だコントロール下にあるとはいえ、
彼女達が束になってかかったトコロで、優子には到底太刀打ちできないだろう。
麗子の身柄を押さえていれば、人質にとって動きを封じる手も使えた筈だったが、
レムネアの機転によってそれも不可能となってしまった。
・・・・となれば、残るは逃げの一手しかないのだが、
先程の言葉通り、周囲の空間には、この城の主によって何重にも結界が張り巡らされ、
突破するのは事実上不可能な状態にある。
――――だが、彼女には、まだ奥の手が残されていたのだった。


29 :
(24)
「残念、逃げ道ならあるわよ・・・・ほら、こんな所にねェッ!!」
甲高く叫んだアスカが、後方に大きく跳躍する。
予想外の行動に、5人の少女は、ばかな、と、一瞬、自分の目を疑った。
女忍者の背後には、沐浴場の壁とそこに貼られた大きな鏡しか無い。
――――だが、次の瞬間、少女達の鼓膜に響き渡ったのは、
クリスタル・ガラスの鏡面が粉々に砕け散る破砕音ではなく、
飛鳥から発せられた、けたたましい哄笑だった。


30 :
(25)
「な、何ッ!?」「ただの鏡じゃなかったのッ!?」
交錯する驚愕の声を尻目に、
鏡の中の<変幻戦忍>は、スーツの裂け目からまろびでた双乳を惜しげもなく晒しつつ、胸を反らした。
「フフフ、転移結界の力も、ココにまでは及んでいないみたいね。
・・・・フン、でもまぁ、今日のところはこれぐらいにしといてあげる。
次に会った時は、お前たち全員、あたしの蟲でヒィヒィよがり狂わせてあげるから、覚悟しておくんだねッ!!」
捨て台詞を残して、鏡の奥へと消えていくツインテールの少女を、
居並ぶ<戦士>たちは、為す術も無く、見送るしかなかった・・・・。


31 :
(26)
――――数刻後。
「・・・・どうなんですか、ヴァルナ様、麗子の容態は!?」
病室から回廊に出るなり、駆け寄ってきた優子を気遣ってのものだろう、
夢幻界の女王は、深い疲労を滲ませつつも、努めて穏やかな口調で返答する。
「大丈夫です。取り憑いていた悪しき存在は取り払いました。
今は疲れて眠っていますが、しばらくすれば元気を取り戻すでしょう」


32 :
(27)
「良かった・・・・」
心から安堵した面持ちの、蒼髪の少女。
そこには三界最強と謳われる<ヴァリスの戦士>の表情は無く、
親友の無事を喜ぶ、十七歳の女子高生としての素顔が浮かんでいた。
「シルキスたちも、落ち着いています。
休んではどうかと勧めたのですが、麗子が目を覚ましたらすぐに謝りたい、と言って聞きませんので、
ベッドの傍に付き添って貰っていますわ」
「そんな・・・・彼女達だって消耗し切っている筈なのに」
そうは言ったものの、優子には、同じ<戦士>として4人の気持ちも理解できた。
いかに不意を打たれたとは言え、飛鳥の忍術によって一方的にあしらわれ、
あまつさえ、目の前で苦しんでいる仲間に対して、何一つ助けを差し伸べられなかった無力な自分が、
口惜しくて、情けなくて、とても寝てなどいられない気分なのだろう。


33 :
(28)
「・・・・それで、鏡の奥に消えた、あの女忍者は、やっぱり・・・・」
ややためらいがちにヴァルナに問いかけたのは、
間一髪のところで、麗子を捕囚の運命から救い出した、銀髪の女勇者。
問いかけられた女王は、表情を固くしながら、慎重に答えを返した。
「ええ、残念ですが、行方の分からなくなっていた一人、
<変幻戦忍>こと本能寺飛鳥に間違いないでしょう・・・・」
「ま、まさかッ!?」「信じられないわッ!?」
「それが本当の事だとしたら、もしかして、ライディや麗夢たちも!?」
異口同音に驚愕の声を上げる、<ラルの勇者>、<レダの戦士>、<魔物ハンター>。
生まれた<世界>と<戦士>として選ばれた経緯は違えども、
<明>の力の加護を受けて、各々の使命を果たしてきた仲間が、敵となって襲ってきた事実への、
恐怖とショックが、彼女たちの心を冷たく鷲掴みにしている。

34 :
(29)
「確実にそうだ、と断定は出来ませんが、
ライディや麗夢たち、消えた<戦士>たちもまた、
我々の敵に与している、もしくは、与する事を強制されている可能性は否定出来ません・・・・」
見て下さい、と、<幻想王女>は空中を指差した。
指し示す先に、淡いエメラルド色の光点と同じ色の光条が現れ、
幾重にも交差しながら、蜘蛛の巣のような立体映像を描き出していく。
「・・・・これは?」
「平行世界の相対位置と相関関係を視覚化したものです。
平たく言えば、<現実界>を構成する無数の<世界>の地図・・・・
そう、あなた方の言葉で言えば、『天球儀』のようなものですわ」


35 :
(30)
「無論、ここに映し出されているのは、平行世界の中でも主だったものだけ。
<現実界>の名で総称される<世界>の総数は、わたくしですら正確には知り得ません。
――――もしかしたら、母上ならば、正確な数を把握されていたのかもしれませんが・・・・」
小さく嘆息を漏らす、当代の<幻想王女>。
先代の女王であり、実の母でもあったヴァリアの跡を襲ってしばらく経つが、
未だ<夢幻界>の勢力は小さく、結果として、時空は常に不安定に揺れ動いている。
「ログレス、メガスとの戦い、そして、彼らが滅んだ後、現在に至るまで続く<暗黒界>の後継者争い。
それらがもたらした混乱によって、多元宇宙の均衡は大きく崩れつつあります。
無論、わたくし達は努力を続けていますが、一度傾いてしまった天秤を元に戻す作業は容易ではありません。
今こうしている間にも、時空の何処かで、幾つもの世界が消え去り、あるいは、生まれ出ようとしているのです」


36 :
(31)
「・・・・・・・・」
無言のまま、優子は、エメラルド色に光り輝く天球儀を眺めやった。
己れ自身、そして、麗子を守るための戦いだったとはいえ、
ログレスやメガスを打ち破り、彼らを永劫の闇へと帰した事が、
<明>と<暗>の均衡を乱し、新たな危機をもたらしてしまった、という皮肉な現実は、
胸の奥に小さなトゲとなって突き刺さっている。
強大すぎる<ヴェカンタ>の力が<現実界>を混沌へと引き摺り込むのと同様に、
強大すぎる<ヴァリス>の力もまた、危険極まりない存在となり得るのだ――――と。
「・・・・あまりにも漠然とした話で申し訳ないのですが、
わたくし達は、今回の一連の事件と関わりのある<世界>があるのでは?と分析しています」


37 :
(32)
「関わりのある、<世界>?」
思わず、身を乗り出す<戦士>たち。
夢幻界の女王は、慎重に言葉を選びつつ、重大な事実を告げる。
「残念ながら、現時点では特定できていません。
・・・・ですが、手がかりならばあります。
わたくしによって召喚された訳でもないアスカが、どのようにしてこの城に潜入出来たのか?
わたくし達はその方法を突き止めたのです」
「!!」
「<鏡面世界>・・・・鏡の中に存在する世界を通って、彼女は幾つもの次元を行き来しているのです」

――――――――TO BE CONTINUED.

38 :
以上、第5章をお送りいたしました〜。
お楽しみ頂けたのであれば、幸いに存じます。
次回は、一時中断していた『3V(ヴァリス・ヴァルキリー・バージョン)』に戻り、
優子と麗子の最終対決からログレス軍のサザーランド侵攻までをエロパロ化して執筆したいと考えています
(と言っても、今回は比較的エロ成分少なめとなる予定ですが・・・・)。
完成・発表は10月末を予定していますので、しばらくの間お待ち下さいませ。
それでは、今夜はこの辺で〜。

39 :
毎度毎度お疲れ様ですっ。

40 :
乙です。

41 :
保守

42 :
新刊情報
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860329791/k1040041-22/ref=nosim/

43 :
表紙いいな

44 :
でも3巻の収録話はエロ分控えめ

45 :
少しはエロあるん?

46 :
なぜZOL氏でエロ無しなのだろうか・・・本当に悔やまれる。

47 :
2巻のパンツ切られるシーンは、エロ過ぎた

48 :


49 :
o

50 :
保守

51 :
皆様、お待たせしました〜。
『3V(ヴァリス・ヴァルキリー・バージョン)』第21章、本日完成いたしました。
今夜22:00頃から投下作業を開始いたしますので、
お手空きの方がいらっしゃいましたら、連投規制回避のための支援をお願いできないでしょうか?

52 :
全裸で待機してるからよろしく!
前スレの埋めも考えなくてはいけませんね。
これ以上ARCH DUKEさんに負担を欠けるのは心苦しいですし。

53 :
wktk

54 :
お待たせしました〜。
只今より、『3V(ヴァリス・ヴァルキリー・バージョン)』第21章の発表を開始します。
なお、本章の内容は、コミック第3巻のP.52〜P.66までをエロパロ化したものです
(ただし、エロ部分の描写は殆ど私のオリジナルで、
それに合わせてストーリー展開も多少変更していますが・・・・)。
それでは、お楽しみ下さいませ〜。


55 :
(1)
――――回想の中。
「・・・・大きくなったな、麗子。前に会った時は、まだ赤ん坊だったが」
(イラン人たちに声をかけられたのとは別の)静かな公園。
ベンチに腰を下ろした赤毛の少女は、些か居心地の悪そうな表情で、
黒革のコートを身に纏った白人男性を眺めやった。
一体、何処の国の人間なのだろうか?
外見だけを見れば、青年の容姿は明らかに日本人離れしていた。
肩口まで伸ばしたプラチナ・ブロンドに、エメラルド・グリーンの双眸、
すらりとした長身は、ゆうに180センチを越えている。
それでいて、彼の操る言葉は、アクセントにも語彙にも全く非の打ち所の無い、
今時、生粋の日本人でさえ、話せる者はまずいない、と感じられる程の完璧な日本語だった。


56 :
(2)
「父の、お知り合いなんですか?」
幾分、緊張した口調で青年に話しかける。
目の前に佇む、一見優男風の若者は、穏やかで紳士的な言動とは裏腹に、
あのオンボロ・アパートに単身乗り込み、準構成員と舎弟のチンピラ2人をあっという間に叩きのめしてしまった腕前の持ち主だった。
(いったい、何者なの?)
口には出さないものの、少女の中では、急速に疑念が膨らんでいた。
たしかに父はやり手の実業家であり、各方面に多彩な人脈を広げてはいるが、
これほど武術に長けた人物、しかも、外国人と知り合いだというのは、俄かには信じ難い話である。
その上、流暢な日本語を操るこの青年の話し振りからすると、
物心つく前の自分を見知っている、としか考えられないのだが、
彼の年齢は、どう見ても30を越えているようには思えなかった。


57 :
(3)
「ああ、もう随分と長い付き合いになるね。彼にはとても大事な仕事を任せていたから」
「仕事を任せていた?」
ますます訳が分からなくなる。
仮に、この外国人の話が本当だとしたら、
自分の父親とは単なるビジネス・パートナーではなく、
エージェントとクライアントの関係にある、という事になる。
日本を代表する大企業のトップという訳ではないにせよ、
自分の父はビジネス界では名の知れた実業家であり、
二回り以上も年下の若者から指図を受ける姿など到底想像し難い。
それとも、彼は、世界でも指折りの大資産家の一族か何かで、
あの尊大な父親でさえ、へりくだって接さざるを得ない身分だとでもいうのだろうか?
まさか、そんな筈はないだろう、と、心の中でかぶりを振る麗子。
・・・・だが、青年が次に発した言葉は、彼女を凍りつかせるに十分なものだった。


58 :
(4)
「――――君を育て上げる、という大事な仕事をね」
「!?・・・・あ、あの、それってどういう意味なんでしょうか?」
唐突に、話題が自分に及んで来た事に目を丸くする赤毛の少女。
一瞬、薄いクチビルの端を皮肉っぽく歪めた優男は、
彼女にとってこれ以上はないくらい、衝撃的な一言を、
場違いと思えるほどに平然とした口ぶりのまま、言ってのけた。
「言葉通りの意味さ。
まぁ、多少、火遊びが過ぎる性格になってしまったきらいはあるが、
それでも、彼らは、概ね私が希望した通りの娘に君を育ててくれたよ」


59 :
(5)
(な、何を言い出す気なのッ!?)
謎の青年の口調に潜む、途轍もなく不穏な響きに気付いて、無意識のうちに表情を固くする麗子。
フフッ、と薄く笑った、プラチナ・ブロンドの異邦人は、ラベンダー色の双眸をじっと覗き込む。
「君は何も知らされずに育ってきた。
そうした方が良い、と、私が判断し、二人にはきつく命じておいたからね。
――――しかし、それも今日限りだ。
今より君は、この世界、いや、全ての時空の行方を左右する存在となる。
<アンチ・ヴァニティ>の力を以って戦う<戦士>に、ね」


60 :
(6)
(・・・・<アンチ・ヴァニティ>?<戦士>?)
何をトンチンカンなコトを、と言いかけて、ハッ、と息を呑む麗子。
青年から放たれる、圧倒的なまでの存在感、
それが、自分の中に在る何か――――今まで無意識の底に封じられ続けてきた、真実の存在――――に向かって、
呼びかけ、叩き起こし、無理矢理に引き摺り出そうとしている!!
(い、厭ッ!!それだけは、駄目ッ!!)
本能的な恐怖が、少女の心を鷲掴みにする。
急いでこの場から逃げなくては、と思うものの、
両足は、まるで石と化して地面に張り付いてしまったかの如く動かない。
蛇に睨まれたカエルのように、身動き一つ叶わないまま、
ただひたすら、眼前の男を凝視する事しか出来ずにいる<現実界>の少女。
――――次の瞬間、彼女の額に向かって、白くしなやかな青年の指先が突き出され、
途轍もなく冷え冷えとした感触が、少女の記憶に施された封印を引き剥がした。


61 :
(7)
(ああッ・・・・あああッ!?)
押し寄せてくる、イメージの奔流。
巨大な黒い影・・・・不吉な漆黒の長衣・・・・無機質な黄金の仮面・・・・神聖ならざる気配に満ちた異形の支配者・・・・。
彼の前に跪き、自分達の王として奉戴する5つの影・・・・。
重厚な甲冑に身を包んだ、大地の巨人・・・・『ガイーダ』・・・・。
双翼を操り、天空を自在に飛翔する、氷雪の魔女・・・・『キーヴァ』・・・・。
紅蓮の炎で敵対するもの全てを焼き尽くす、業火の魔人・・・・『ベノン』・・・・。
雷の魔力を操る、双頭の古竜・・・・『ヴォルデス』・・・・。
そして・・・・もう一人、フードを目深に被り、素顔を隠した魔道士・・・・。
背後では、無数の怪物たちが雄叫びを上げ、自分達の神であり王である男の名を連呼している。
『ログレス』!!『ログレス』!!『ログレス』――――!!
彼らの中の一匹が両手に捧げ持ち、今しも、暗黒の支配者への生贄に供そうとしている嬰児――――あれは・・・・あの少女は!?

62 :
(8)
「<暗黒界>に転生した君を探し出すのに、随分と手間取ってしまってね。
あと一歩遅かったら、下賎な連中の腹に収まっていたところだったよ・・・・」
ガクリ、と、地面に膝を落とし、
震え慄く己の体を、か細い両腕で精一杯抱き締める赤毛の少女。
人のように蒼冷めた面貌は原初の恐怖によって固く引き攣り、
何時失神してもおかしくはないほど、生気が失せている。
「・・・・・・・・」
その様子を冷然と見下ろしていた黒衣の青年は、
何を感じたのか?唐突に耳元に顔を近付けると、囁くように語り掛けた。
「――――もうじき、ログレス陛下は、配下の軍勢を総動員して三界統一の大事業に乗り出される。
君には我々の尖兵となって働いて貰う・・・・それこそが君の運命、この世に生を享けた理由なのだから」


63 :
(9)
「・・・・そん・・・・な・・・・こと・・・・って・・・・どうして・・・・わたしは・・・・」
蹲ったまま、ブルブルと震え続ける麗子。
ショックのあまり、思考がオーバーフローを起こしたらしく、
壊れかけたテープレコーダーのように、同じ言葉を何度も呟き続けている。
ふむ、と、小さく首をかしげたプラチナ・ブロンドの異邦人は、
まぁ、今はこの辺りで良いだろう、と独りごちると、赤毛の少女に背中を向けた。
「じゃあね、近いうちにまたお会いしよう。
くれぐれも皆を失望させないでくれたまえよ、可愛い<戦士>さん」
乾き切った哄笑を後に残して、黒衣の青年は掻き消えるように気配を消した。
現れた時と同様、何の前触れも無く、
――――そう、あたかも魔術でも用いたかの如く、忽然と。

64 :
(10)
――――桐島邸。麗子の寝室。
「はッ・・・・うくッ・・・・んッ・・・・んふぅッ!!」
カーテンを閉め切った薄暗い室内。
電気も付けずに潜り込んだベッドの上で、一心不乱に自慰に耽る赤毛の少女。
窓の外は酷い雨で、時折、ゴロゴロという不気味な雷鳴が木霊している。
「ううッ・・・・んはぁッ!!」
欲情に濡れた秘裂のビラビラを己れ自身の指で浅く掻き回し、
返す刀で、先端を尖らせた肉豆を、ぷるん、と軽く弾くと、
恥丘全体を電気が走り抜け、切ない吐息と共に、湿り気を帯びた恥ずかしい声が込み上げてきた。
割れ目の奥、甘蜜の滲み出す子宮口が、どうしようもなくもどかしく感じられて、
更なる刺激・・・・もっと激しく、乱暴なタッチを乞い求めてしまう。


65 :
(11)
ぐちッ・・・・ずちゅるッ!!
敏感な場所に触れるたびに、
心地よい電流が弾けて、背中がギクギクッと反り返っていく。
全身が熱く灼けつき、腋の下や耳の裏側から甘酸っぱい汗が噴き出してくる。
(あくぅッ!!こ、この、私が・・・・<戦士>ですって!?)
馬鹿げた作り話だわ、と強くかぶりを振りつつ、少女は自慰の動きを更に加速させた。
ヌルヌルの秘貝の間に挿し込んだ指先が、
にちゃ、ぬちゅ、と、まるで別の生き物のであるかのように動き回り、
意識がフワフワと浮遊し始める。
(――――あの外国人、一体、どういうつもりなのかしら?
そんな荒唐無稽なホラ話を私が信じるとでも・・・・はふぅううッ!!)


66 :
(12)
「あくッ・・・・んむぅ・・・・うくぅううッ!!」
人差し指と中指とを蜜壷に突き入れ、
膣道の天井付近にある小さな窪み
――――週刊誌の記事で知った快楽の中枢部、俗に言うところのGスポット――――を刺激する。
親指は、肉莢から飛び出したピンク色のクリトリスを慎重にまさぐり、
さらに左手を使って充血粘膜を弄びながら、甘酸っぱく香る愛蜜をピチョピチョと掻き回す。
(きひぃッ!!き、気持ち・・・・良いィッ!!!!)
細指に掻き乱される肉孔で生まれた熱い感覚が、
子宮へと流れ込み、さらに増幅されて、下腹部全体へと広がっていく。
悪魔の悪戯で、意識と牝穴とが直結されてしまったかのように、
潤み切った花びらが粘り気のある水音を奏でるたびに、
瞼の裏側で火花が飛び散り、頭の中に心地よい旋律が響き渡った。


67 :
(13)
秘裂のヨロコビに共鳴したのか、乳房がじんわりと熱を帯び始める。
両腕を絞り、胸の脹らみ同士を寄せ合わせると、
汗ばんだ双乳が擦れ合って甘い気持ちが湧き上がってくるものの、
その程度ではとても満足感は得られそうに無かった。
「うッ・・・・くぅ・・・・くふぅッ!!」
柔らかなブラジャーの裏地に、固くしこり立った乳首が食い込んでいる。
息をするために肩を上下させるだけで、
キュウ、キュウ、と、先端が擦れて、淫靡な熱感が閃いた。
それでも我慢していると、
やがて、胸元全体が小さな虫の群れが這いずり回っているかのようなむず痒さに包まれ、
両手を使って乱暴に揉みしだきたい、という欲求が爆発的に高まってくる。


68 :
(14)
「が、我慢・・・・できないッ!!」
愛液に濡れた左手をそろそろと上げ、ブラの上からそっと被せる。
途端に、歪んだ乳肉に喜悦が弾け、下着と擦れ合った乳首に電流が走り抜けた。
クレバスの奥を抉っていた右手の筋肉が、思わず、ビクッ、と引き攣り、
予想だにしなかった快感に打たれた下半身が浅ましく跳ね躍る。
――――むぎゅ・・・・ぎゅう・・・・ぎゅぎゅうッ!!
ブラを取り払うのさえもどかしく、赤毛の少女は胸の脹らみを揉みしだく。
大きく捲ったセーラー服の下で、
やや小ぶりだが形の良いふくらみが熱く火照り、香汁に蒸れた谷間が、むきゅっ、むきゅっ、と擦れ合った。
カップごと捏ね回されている敏感な先端部分は、
柔かい裏地に巻きつかれ、締め付けられて、今にも破裂してしまいそうなくらい、固く勃起している。


69 :
(15)
(くああッ・・・・ひくぅッ!!むぁあッ・・・・はくぅうううッ!!)
激しくかぶりを振る麗子。
生汗が飛び、牝のフェロモンが部屋中に撒き散らされた。
全身の血液が沸き立ち、心臓の鼓動がやたら甲高くなるのがよく分かる。
執拗に掻き回されている恥裂には蜜が溢れ、
指先は勿論、手の平までビショビショの状態だった。
ただでさえ感度の高い粘膜がますます敏感になって、
くぽっ、くぽっ、と、粘っこい楽の音を奏でるたび、視界全体が真っ白な光で覆われていく。
恥丘の中央では、赤々と色付いた陰核が精一杯背伸びして自己の存在を主張している。
ガチガチにしこった肉粒の繊細な粘膜がはちきれんばかりに張り詰めて、
脇をかすめただけでも、快感の波動が下半身全体を打ち震わせてしまう。


70 :
(16)
(ああ・・・・と、止まらない・・・・手も・・・・指も・・・・ふぁはあああッ!!)
エクスタシーの瞬間が近付いているのだろう、全身の神経が鋭敏にささくれ立っていく。
肉欲に流される一方の淫らな己れを恥じつつも、
自慰の動きはますます速く、激しくなる一方で、止める事など到底不可能だった。
――――じゅぽッ!!ちゅぷッ!!じゅちゅるるッ!!
見事な弓なりに反り返った背筋が、ひんやりとしたベッドの背もたれに触れる。
たったそれだけの行為が、ゾクッ、とする程の性的刺激を生み、麗子を悶え狂わせた。
我知らず、胸元を揉み回していた左手に、ぎゅううっ、と力がこもり、
汗だくの乳房もろとも、ガチガチに硬くしこった乳首を押し潰してしまう。
強烈な電流となって双乳を駆け回る、快感の暴風。
媚肉の脹らみが燃え上がり、白桃色の乳肌にとろりとした汗の粒が滲んできた。
喰いしばった口元から子犬のような声が漏れると同時に、
背もたれに預けた背中がしなやかに捻れ、
大きくV字型に開いた両脚が突っ張って、腰がクゥッと浮いてしまう・・・・。


71 :
(17)
「あひッ!!はぁひぃぃぃッ!!!!」
熱くぬめる蜜孔に潜り込んでいた指先が『く』の字に曲がり、秘穴を吊り上げるように動いた。
引っ張られた膣口が愛蜜を垂れ流しながら、くばぁッ、と大口を開けると同時に、
粘膜襞が冷たい空気に撫でられて、信じ難いほどの喜悦が湧き起こってくる。
肉悦の集中する小さな窪み――――俗に言う、Gスポット――――が強烈に疼き始め、
柔らかな腹を陰核に添えた親指の動きもどんどん卑猥さを増していった。
頭の中に極彩色の電気火花が飛び散るたびに、
だらしなく緩んだクチビルの端から、半透明な涎の糸が流れ落ちる。
仰向いた頬は淫靡に蕩け、涙で潤んだ瞳にはもはや殆ど何も映ってはいなかった。


72 :
(18)
(ああ・・・・私ったら・・・・なんて、恥ずかしい声をッ!?)
寝室内に響いた自分の声があまりにもいやらしく、爆発するような羞恥心に意識が煮え滾る。
張り詰めていた心の糸が、プツッ、と切れて、
もう我慢する必要など無いのだ、という悪魔の囁きによって魂の全てが支配し尽くされてしまう。
「ふぁッ・・・・ぁふうぁあああッッッ――――!!!!」
秘裂へと挿し込んだ指先が至上の快楽を追い求めて、
トロトロに蕩けた媚肉の間をのた打ち回る。
胸乳に被せた掌がパンパンに張った脹らみを捏ね回し、
今にも千切れそうなくらい硬くなった乳首を、ぎゅうう、と捻り潰した。
エクスタシーに打ち抜かれて、ギクギクギクッ、と、極限まで反り返った背筋を、
えも言われぬ性感の大波が猛烈な勢いで駆け抜けていく・・・・。


73 :
(19)
――――プシャアアアッッッ!!!!!!
絶頂に達した瞬間、パックリ口を開けた淫裂の奥から、
沸騰した体液が噴水のように迸り、シーツの上に恥ずかしい水溜りを形作った。
見事な放物線を描いた淫水は、ベッドを飛び越えて室内を半ば横断し、
クローゼットや鏡台など、部屋に置かれた調度品の表面に、あさましい水玉模様をペイントする。
弓なりにしなるカラダをベッドの背もたれに預けた、赤毛の少女。
息を止めたまま、無意識のうちに股間を高々と突き上げて、めくるめく法悦に酔い痴れ
――――そして、唐突に、目の前が何処までもクリアになっていくのを感じた。
(んあッ!?これは・・・・一体ッ!?)
『・・・・さあ、覚醒するのだ、麗子――――我が最高傑作よ。
<ヴェカンタの戦士>として、いや、私自身の<戦士>として』


74 :
(20)
(ああッ!!な、何ッ!?)
響き渡ったのは、若い男の<声>。
夕暮れなずむ逢魔ヶ刻、忽然と現れた、あの外国人のもの。
(――――だ、誰なの!?あなたは、いったい・・・・!?)
『私の名前?・・・・君は、もう知っている筈なんだが?
さぁ、封じられた記憶の底から探し当ててごらん――――君自身の意志で!!』
青年の<声>が途切れるや否や、
意識の中に、夕暮れの公園で視たのと同じ、イメージの奔流が流れ込んでくる。
地の果てまで続く化け物たちの列、空を埋め尽くした異形の軍船、彼らを統べる暗黒の王、
そして、玉座の傍らには5つの影――――その、一柱。
薄い水色の長衣に身を包んだ、プラチナ・ブロンドの魔道士・・・・。
(・・・・ア・・・・イ・・・・ザード・・・・?)


75 :
(21)
――――――――コンッ、コンッ。
ドアをノックする音が、少女の意識を現実へと引き戻した。
エクスタシーの余韻に浸りつつ、かすれかけた声で「気分が悪いの、静かにして頂戴」と返事する麗子。
多分、使用人の誰かが伝言でも持ってきたのだろう――――そう判断し、仮病を決め込もうとしたのだが・・・・。
ガチャリ。
ドアが開いて、一対の人影が室内に滑り込んでくる。
主人の寝室に許しも無く足を踏み入れる、無礼な使用人たちに向かって、
苛立たしく叱責を飛ばそうとした赤毛の少女は、次の瞬間、はっ、と目を瞠った。
「・・・・お母さま、それに、お父さままで。海外に出張中ではなかったの?」
愛娘の問いには答えず、少女の両親は、無言のまま、
シーツに出来た真新しいシミと、未だ汗ばみ、上気したままの娘の肌を眺め回した。
ぶり返してきた羞恥心で顔を真っ赤に染める麗子。
もしかして、昼間の一件がバレたのか?と、一瞬、身を竦ませたものの、
すぐに、この二人が、それぐらいの事で、大事な旅行や海外出張を中止して帰宅する筈がない、と思い直す。


76 :
(22)
(でも、だとしたら、何故・・・・?)
訝しげな表情の麗子。
そもそも、同じ屋根の下に同居してはいるものの、
両親は、すでにずっと以前から夫婦の関係は冷え切っており、
最近では、仕事だの出張だの社交だのカルチャー教室だのと理由をつけて、
お互いに顔を合わせる事さえ避けているような状態だった。
彼ら二人が揃って娘の許に現れるなど、一体、何年ぶりの事だろうか?
――――だが、(少女の予想に反して)その答えは、すぐに明らかとなった。


77 :
(23)
「お会いしたんだね、あの御方に」
どちらからともなく、話し始める父と母。
その口調は、努めて平静を保とうとはしていたが、
同時に、湧き上がってくる興奮を抑え切れずにいる様子がありありと看て取れるものだった。
「・・・・お前が戸惑うのも無理は無い」
「・・・・でも、これはどうしても必要な事だったのよ」
「・・・・ログレス様がお作りになる、新たな世界のために」
呆然としたまま、二人を見上げる赤毛の少女。
それをどう受け取ったのだろうか、得体の知れない笑みを浮かべた二人の男女、
・・・・否、牡か牝かの区別さえ定かではない、二匹の人妖は、
愛娘の凝視する前で、かりそめの肉体を脱ぎ捨て、本来の姿形へと変容を開始した。
皮膚が裂け、肉が割れ、内臓が裏返り・・・・内側から、隠されていたグロテスクな真実
――――あの悪夢に出てきた怪物と同じ、いや、より醜怪な異形の正体――――が曝け出されていく。
ものの一分もしないうちに、桐島家の当主とその令夫人の姿は視界から掻き消え、
彼らの佇んでいた場所には、異臭を漂わせる二体の化け物が出現していた。


78 :
(24)
(な、なんて醜い化け物なのッ!!)
絶句する麗子。
頭と胴体の境目さえはっきりしない、ずんぐりとした体格。
アメフラシを連想させるヌラヌラとした体表はフジツボ状の突起物に覆われ、
時折、血管だか内臓の一部だか分からない不気味な物体が不規則に脈打っていた。
一応、手足は、体の左右に1本ずつ付いてはいるものの、
指先は得体の知れないゴム状の器官と化し、鋭い鉤爪と蛙の様なヒレが生えている。
「・・・・まったく、お前には苦労させられたよ」
「・・・・ああ、本当に手のかかる子供だった」
眼前の怪物たち――――ほんの数分前まで、父として母として自分に接していた者達は、
今や、口は耳まで裂け、喉も声帯も、発声を司る器官の全てが人間のそれではなくなってしまっていた。
にもかかわらず、まるで性質の悪い冗談であるかの如く、
声質も、発音も、話し方も、言葉遣いも、両親を演じていた時のそれと寸分違ってはいない。


79 :
(25)
(・・・・信じられない。私は、今まで、こんな奴らを家族だと思って暮らしてきた、っていうのッ!?)
吐き気を催すような現実が赤毛の少女を打ちのめす。
まるで、休日の朝方にTVで放映されている、子供向けの特撮番組から抜け出してきたかような、
見るからに邪悪で、不快感を呼び起こされずにはいられない、怪物たち。
・・・・だが、少女にとっては、彼らそのものよりも、
むしろ、今の今まで、何の疑いもなく、この二匹を、実の両親と思い、接し続けてきたという事実の方が、
よりおぞましく、忌まわしいものに感じられてならなかった。
(アイツが、言っていたのが・・・・)
脳裏に蘇る、プラチナ・ブロンドの青年の言葉。
『――――彼にはとても大事な仕事を任せていたから』
『――――君を育て上げる、という大事な仕事をね』
『――――君は何も知らされずに育ってきた。
そうした方が良い、と、私が判断し、二人にきつく命じておいたからね』
(・・・・まさか、本当の事だったとは)


80 :
(26)
「しかし、<ヴェカンタの戦士>の育ての親、という栄誉のためならば、何程の事も無い」
「そうともさ、これでわしらの地位は約束されたようなもの。
ハハッ、せいぜい出世して、お父さんとお母さんに楽をさせておくれよ、麗子」
意識してのものだろうか?それとも、無意識の行為なのだろうか?
桐島夫妻を演じていた時と全く同じ話し方のまま、
二匹の化け物は天を仰ぎ、両腕を振り回しつつ、けたたましく笑い合った。
(・・・・・・・・)
無言のまま、異界の者たちの振る舞いを眺めやる、赤毛の少女。
この数年間、自分の父母として過ごしてきた時には、
ただの一度たりとも見せた事の無い、親密そうな素振りが、
少女の心に出来た傷口を更に深く抉り抜き、修復不能なまでに押し広げる。
いつしか、ラベンダー色の瞳の奥では、深い喪失の痛みがやり場の無い怒りへと変わっていき、
きつく噛み締められた奥歯からは、ぎりり、と鈍い軋ばみの音が漏れ始めた・・・・。


81 :
(27)
――――次の瞬間ッ!!!!
「・・・・そうね、感謝しなくちゃね。お義父さん、お義母さん・・・・」
どす黒い瘴気となって少女から立ち昇る、憤怒の炎。
怒り、絶望、憎悪――――圧倒的な負の感情が、
周囲にあるもの全てを破壊し尽くしたい、という強烈な衝動となって、麗子の魂を漆黒に染め上げた。
「これが、私なりのお礼よッ!!」
振り上げた右手の中に集い、凝縮していく暗黒の波動――――<ヴェカンタ>。
自分達の頭上に降り注ぐ、巨大なの気配を、二匹の怪物たちは、はたして知覚出来ただろうか?
歓喜の表情を浮べたまま、ほんの数分前まで、麗子の両親だったモノは、
真っ二つに切り裂かれて、ぞっとするような体液にまみれた肉の塊りへと姿を変じた。
「うぉおおおおおッッッ!!!!!!」
魂を揺さ振られるような、絶叫を放ち上げる<ヴェカンタの戦士>。
叫び声に共鳴するかの如く、より一層、濃密さを増した闇が、
徐々に、一振りの<剣>の形へと変化し、物質としての実体を帯びていく。
漆黒の輝きを宿した切っ先から立ち昇った、神聖ならざる赤黒い瘴気が、
逆巻く紅蓮の炎となって、彼女の部屋を、生家を、
あたかも<人間界>での痕跡そのものを残らず消し去るかの如く、舐め取り、焼き尽くしていった――――。


82 :
(28)
――――サザーランド。現実の風景の中。
「・・・・三つに分かたれた<戦士>の魂ですって?」
それが、一体、何だっていうのよ?」
両の眼を血走らせながら、麗子は苦々しげに言い捨てた。
そして、かけるべき言葉を見失い、沈黙を続けるしかない、かつての友に向かって、
血を吐くような呪詛の叫びを吐きかける。
「私が、これまで、過ごしてきた時間は、一体、何だったの?
――――ねぇ、優子、アンタに私の気持ちが分かるッ?
過去の全てを失った・・・・いや、過去と思っていた全てがまやかしに過ぎない、と知った、私の絶望がッ!?」

――――――――TO BE CONTINUED.

83 :
以上、第21章をお送りいたしました〜。
ご支援頂いた方、有難うございます。
次の第22章は、今回の続きから始めて、
優子と麗子の対決と和解まで(コミック3巻のP.67〜P.105)を描きたい、と考えています。
完成・発表は、来年の1月上旬の予定です。
しばらくお待ち下さいませ。
それでは本日はこの辺りで〜。

84 :
いつも乙です。

85 :


86 :
いつも読んでるけど、今回すっごくエロかった、ちょっと感動
擬音の使い方も濃いのを適量って感じで素晴らしい
なんか悟りでも開いたのかしら

87 :
保守

88 :
ヴァルキリーの更新きたけど、サイトがリニューアルされててヴァリスの
ページ紹介が見れなくなってる・・・

89 :
麗子亡フラグ勃った

90 :


91 :


92 :
>>83
文章うまいですね
っていうかヴァイスが18禁ゲームになっているということを
はじめて知った。
もともとエロいとおもっていたけど・・・

93 :
ARCHDUKEさまがんばっておいでですね。
今年もよろしく〜
ttp://nhkgfile.s4.x-beat.com/cgi-bin/source3/Yellow_2873.jpg

94 :
年賀宝物
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

95 :
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします〜。
エロパロSSの方ですが、あと2週間前後で完成の予定です。
発表まで、もうしばらくお待ち下さいませ。
>>93
いつも素晴らしいイラストを有難うございます〜。

96 :
保守

97 :
皆様、お待たせしました〜。
『3V(ヴァリス・ヴァルキリー・バージョン)』第22章、本日完成いたしました。
明日の夜22:00頃から投下作業を開始いたしますので、
お手空きの方がいらっしゃいましたら、連投規制回避のための支援をお願いできないでしょうか?

98 :
お待たせしました〜。
只今より、『3V(ヴァリス・ヴァルキリー・バージョン)』第22章の発表を開始します。
なお、本章の内容ですが、コミック第3巻のP.67〜P.86前後までをエロパロ化したものです
(当初の予定では、P.105付近まで一気に書き進むつもりだったのですが・・・・
続きは次章に回す事にいたします)。
それでは、お楽しみ下さいませ〜。


99 :
(1)
――――サザーランド。
剣を抜き放ち、対峙する二人の<戦士>。
漆黒の甲冑に身を包んだ赤毛の少女は、やり場のない怒りを気に変えて煮え滾らせ、
黄金の鎧を帯びた蒼髪の少女は、かつての友の変貌の真実を知った衝撃に、動揺を隠せずにいる。
「どうしても、やるの?」
「くどい!」
問いかける声は、かすれかけ、弱々しい。
対する、返答の言葉は、絶対零度の冷たさを纏っていた。
「ウソだらけの過去なんて沢山よッ!!
私は、三つに分かれたカケラの一つなんかじゃないッ!!
今、それを証明してやるわ・・・・優子、アンタを倒してねッ!!」


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